JP5530303B2 - ガスこんろの点消火ボタン - Google Patents

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本発明は、ガスこんろの点消火ボタンに関するものである。
ガスこんろは一般に、図8に示すように、前面部2に操作部用開口13が設けられ、前記操作部用開口13にバーナーの点火と消火を行う操作部としての点消火ボタン3が配置される(例えば特許文献1参照)。点消火ボタン3は、前壁部と、前壁部の上部から後方に連設される上壁部32と、前壁部の左右の側部からそれぞれ後方に連設される側壁部と、前壁部の上壁部32よりも下側の部分から後方に突設される押圧部34と、を備え、こんろ本体内の被押圧部10を後方に押圧することで、バーナーの点火と消火の切り替えを行っている。
特開2004−85085号公報
ところで、点消火ボタン3の上壁部32から操作部用開口13の上端までの間には、煮汁侵入隙間14が生じてしまう。
煮汁侵入隙間14から侵入した煮汁は、上壁部32の上面に付着し、その一部は上壁部32の上面を伝って後端より落下し、被押圧部10等のこんろ本体内に設けられる機器に付着する惧れがある。煮汁が被押圧部10等のこんろ本体内に設けられる機器に付着すると、動作不良を起こす惧れがある。
これに対し、特許文献1においては、斜め上の後方に向けて煮汁受けを設け、さらに、煮汁受けの後端に堰部を設け、該堰部は上方に向けて突出させてある。しかし、一般に樹脂成型部品で構成される点消火ボタンの後方に煮汁受けを一体に形成して構造の簡略化を意図した場合、該煮汁受けの後端に上方に向けて堰部を設けたときには樹脂成型用の金型が複雑になる惧れがある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、上壁部の上面を伝って後端より落下する煮汁を受け、煮汁がこんろ本体内に設けられる機器に付着するのを防止することができるガスこんろの点消火ボタンを、金型の複雑化を極力抑えて提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、前面部2に操作部用開口13が設けられ、操作部用開口13にバーナー42の点火と消火を行う操作部としての点消火ボタン3が配置され、点消火ボタン3の全部が前後に移動可能となるか又は点消火ボタン3の一端側が枢支され他端側が回動されることで他端側が前後に移動可能となるように設けられ、点消火ボタン3がその後方に配置される被押圧部10を後方に押圧することでバーナー42の点火と消火の切り替えが行われるガスこんろ1の点消火ボタン3であって、点消火ボタン3は、前壁部31と、前壁部31の上部から後方に連設される上壁部32と、前壁部31の左右の側部からそれぞれ後方に連設される側壁部33と、前壁部31の上壁部32よりも下側の部分から後方に突設され被押圧部10を押圧する押圧部34と、を備え、点消火ボタン3の前壁部31の上壁部32よりも下側の部分から後方に向けて、後端部が上壁部32の後端部よりも後方に位置し、左右方向の長さが被押圧部10の左右方向の長さよりも長く、左右方向において中間部よりも側端部の方が下方に位置する勾配を有する、煮汁受け36を設けて成ることを特徴とする。
煮汁受け36の後端部が上壁部32の後端部よりも後方に位置するため、上壁部32の上面を伝って後端より落下する煮汁を煮汁受け36にて受けることができ、煮汁が被押圧部10等のこんろ本体11内に設けられる機器に付着するのを防止することができる。
また煮汁受け36は、左右方向の長さが被押圧部10の長さよりも長く、左右方向において中間部よりも側端部の方が下方に位置する勾配を有しているため、被押圧部10の左右側方を煮汁が落下して被押圧部10には付着しない。
また、上記構成によれば、金型の割り方向を同一にすることができて、スライド型なしに容易に形成することができる。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記点消火ボタン3の前記側壁部33に煮汁の排出口33aを形成して成ることを特徴とする。
これにより、煮汁を点消火ボタン3から排出することができる。
本発明においては、金型の複雑化を極力抑えて、煮汁がこんろ本体内に設けられる機器に付着して動作不良を起こしてしまうのを防止することができる。
本発明の一実施形態の点消火ボタンを備えたガスこんろの要部断面図を示し、(a)はスライダーが前進位置にある状態、(b)はスライダーが後退位置にある状態、(c)はスライダーが最後退位置にある状態を示す。 同上のガスこんろの斜視図である。 同上のガスこんろの燃料ガスの流路構成を示す説明図である。 同上のこんろ部のバーナーの断面図である。 同上の点消火ボタンを示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は背面図であり、(d)は(b)のA−A断面図である。 同上のガスこんろの一部を裏面側から見た斜視図である。 他の実施形態の点消火ボタンを示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 従来のガスこんろの要部断面図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図4に示す本実施形態のガスこんろ1は、被加熱物を加熱する加熱部として、こんろ部4とグリル部5を備えた卓状設置型のガステーブルこんろである。なお、本発明はテーブルこんろだけでなく、ドロップインコンロにも適用できる。
図2に示すようにこんろ本体11の天面部を構成するトッププレート12には、複数のこんろ部4が設けられている。各こんろ部4は、トッププレート12上に設置された五徳41と、五徳41の中心に配置されたバーナー42とで構成されている。
グリル部5は、こんろ本体11の左右方向の中央部に形成されたこんろ本体11の前方に開口するグリル庫と、グリル庫内に設けられたバーナー51(図3参照)と、グリル庫の前開口を開閉自在に閉塞するグリル扉52で構成されている。
図3に示すように各こんろ部4及びグリル部5には、バーナー42、51を点火する点火装置92と、バーナー42、51が点火状態にあることを検知する点火検知装置93が設けられている。点火装置92はイグナイターからなる。また、点火検知装置93は熱電対からなる。
また、図4のように各こんろ部4には、五徳41上に調理容器が載置されたことを検知する容器検知手段43と、五徳41上に載置された調理容器の下面の温度を検知する温度センサー44が設けられている。
点火装置92、点火検知装置93、容器検知手段43、及び温度センサー44の夫々の検知情報はこんろ本体11に設けられたマイクロコンピューターからなる制御部(図示せず)にて認識される。なお、制御部は熱電対からなる点火検知装置93がバーナー42、51の火炎により加熱されることでバーナー42、51が点火状態にあるか否かを判断する。
図2に示すようにこんろ本体11のグリル扉52の両側には、グリル扉52と共にこんろ本体11の前面部2を構成する前面パネル2a、2bが設けられている。左の前面パネル2aには、左のこんろ部4の操作部として、点消火ボタン3a、火力調節レバー6a、及び操作パネル7aが設けられている。右の前面パネル2bの左側には、右のこんろ部4の操作部として、点消火ボタン3b、火力調節レバー6b、及び操作パネル7bが設けられている。さらに右の前面パネル2bの右側には、グリル部5の操作部として、点消火ボタン3c、火力調節レバー6c、及び操作パネル7cが設けられている。
前記点消火ボタン3(3a〜3c)及び火力調節レバー6(6a〜6c)を設けるにあたって、左の前面パネル2aにはバーナー42用の操作部用開口13が形成され、右の前面パネル2bにはバーナー42用の操作部用開口13及びバーナー51用の操作部用開口13が設けられている。各操作部用開口13は正面視矩形状の孔からなり、各操作部用開口13には対応する点消火ボタン3a〜3cが配置されている。これについては後述する。
操作パネル7(7a〜7c)は、制御部によりバーナー42、51の火力の調節や消火を自動制御して行う自動調理モードと手動でバーナー42、51の火力の調節や消火を行う手動調理モードの切り替えや、自動調理モードにおいて対応するバーナー42、51の火力や消火のタイミング等を変更するために用いられる。また、点消火ボタン3は自動調理モード及び手動調理モードにおいて対応するバーナー42、51の点火と消火を行うために用いられ、火力調節レバー6は手動調理モードにおいて対応するバーナー42、51の火力を調節するために用いられる。
図3に示すようにバーナー42、51には、都市ガス等の燃料ガスを供給するガス供給路81から分岐した分岐路が夫々接続され、各分岐路の途中には器具栓本体82が設けられている。各器具栓本体82は、対応する点消火ボタン3a〜3c及び火力調節レバー6a〜6cを加えて器具栓を構成する。
各器具栓は点消火ボタン3や火力調節レバー6を含めて同様の構成を有する。このため以下では左こんろ部4用の一つの器具栓について詳細に説明し、他の器具栓についての詳細な説明は省略する。
器具栓本体82はこんろ本体11に内装され、図1のように点消火ボタン3と火力調節レバー6の後方に配置されている。図3に示すように、器具栓本体82にはガス流路83が形成され、ガス流路83には、上流側より安全弁84、メイン弁85、流量制御弁86が設けられる。
点消火ボタン3は、全体が前後に移動可能となるか又は点消火ボタン3の一端側が枢支され他端側が回動されることで前記他端側が前後に移動可能となるように設けられ、その後方に配置される被押圧部10(後述するスライダー10a)を後方に押圧することで、バーナー42、51の点火と消火の切り替えを行うものである。
本実施形態では、点消火ボタン3は、図5に示すように正面視で略矩形状に形成される前壁部31と、前壁部31の上部から後方に連設される上壁部32と、前壁部31の左右の側部からそれぞれ後方に連設される側壁部33と、前壁部31の上壁部32よりも下側の部分から後方に突設される押圧部34と、を備えている。また、前壁部31の下部から後方に連設される下壁部35を備えてもよい。点消火ボタン3の後部の上端部には軸からなる被枢支部37が左右に突設されており、この被枢支部37は、軸回りに回動自在となるようにこんろ本体11に枢支されている。
点消火ボタン3には前方に突出する突出部38が形成され、突出部38の上面は前下がりで傾斜した押し操作部39となっている。押し操作部39は点消火ボタン3において被枢支部37よりも前側且つ下側に配置されている。従って、押し操作部39が指で押し操作されると点消火ボタン3は被枢支部37を中心にして下側後方に回動する。
器具栓本体82の下部には前後方向にスライド自在となって、点消火ボタン3の押圧部34に押圧される被押圧部10としてのスライダー10aが設けられている。スライダー10aは点消火ボタン3の後方に配置され、前述のように点消火ボタン3が押し操作されると、点消火ボタン3の押圧部34によって後方に押圧され後退する。なお、被押圧部10はスライダー10aではなく他の部材であってもよい。
器具栓本体82にはスライダー10aを前進位置と後退位置に切り替えて保持する切替機構87が設けられている。切替機構87は従来から知られているハート型カムを用いた機構であり、ばね88を有している。図1(a)のようにスライダー10aが前進位置に配置された状態では、点消火ボタン3が突出位置に配置されている。この状態で点消火ボタン3の押し操作部39が押し操作されると、図1(c)のようにスライダー10aがばね88に抗して後退位置よりも後方の最後退位置まで後退し、この後、押し操作部39への押圧力が解除されると、図1(b)のようにスライダー10aはばね88の付勢力で後退位置まで前進し、このスライダー10aと共に点消火ボタン3も前方に移動して前記突出位置よりも後方に回動した押し込み位置に配置される。また、このように点消火ボタン3が押し込み位置に配置された状態で押し操作部39が押し操作されると、図1(c)のようにスライダー10aは最後退位置まで後退し、この後、押し操作部39への押圧力が解除されると、図1(a)のようにスライダー10aはばね88の付勢力で前進位置まで前進し、このスライダー10aと共に点消火ボタン3が突出位置まで回動する。つまり、スライダー10aは点消火ボタン3が押し操作される度に後退位置に配置された状態と前進位置に配置された状態とに切り替えられる。
器具栓本体82には、後側がガス流路83内に挿入されるバルブロッド89が設けられている。バルブロッド89はスライダー10aに連結され、スライダー10aの進退に伴って前後動する。バルブロッド89の途中には弁孔を開閉するメイン弁85が設けられている。メイン弁85は、スライダー10aが前進位置に配置されている時には弁孔を閉じ、スライダー10aが前進位置よりも後方に配置されている時には弁孔を開く。
安全弁84は電磁弁からなり、通電状態ではソレノイド90により弁体91を吸引して弁孔を開いた状態を維持し、非通電状態では図示しないばねの付勢力により弁体91を前方に移動し、弁体91にて弁孔を閉じる。
器具栓本体82には、スライダー10aの前後位置に応じてON/OFFが切り替わる器具栓スイッチ(図示せず)が設けられている。器具栓スイッチは、スライダー10aが後退位置及びこれよりも後方に配置された時にONになり、スライダー10aが前進位置に配置された時にOFFになる。
制御部は、器具栓スイッチがONになると安全弁84への通電を開始すると共にバーナー42、51の点火装置92を駆動し、器具栓スイッチがOFFになると安全弁84への通電を停止して弁孔を閉じる。
また、制御部は、点火検知装置93により火炎が検知されている場合にのみ安全弁84への通電状態を維持し、火炎が検知されなくなると安全弁84への通電を遮断して弁孔を閉じる。このため、煮こぼれや風により立ち消えが起こって点火検知装置93により火炎が検知されなくなった場合に、燃料ガスの流出が防止される。また、制御部は、温度センサー44により検知された調理容器の下面の温度が所定の温度(例えば250℃)に達した場合も、空焚きや焦げ付き等の異常が発生していると判定して、安全弁84への通電を遮断して弁孔を閉じる。
バーナー42、51の点火を行うには突出位置に配置された点消火ボタン3の押し操作部39を押し操作する。すると、スライダー10aが前進位置から最後退位置を経て後退位置に移動し、メイン弁85用の弁孔が開くと共に後退するバルブロッド89により弁体91が後方に移動させられて、安全弁84用の弁孔が開き、これにより燃料ガスがガス供給路81から器具栓を介してバーナー42、51に供給される。また、この際に器具栓スイッチがONになり、点火装置92が駆動してバーナー42、51への点火がなされると共に、安全弁84に通電がなされる。
バーナー42、51の消火を行うには押し込み位置に配置された点消火ボタン3の押し操作部39を押し操作する。すると、スライダー10aが後退位置から最後退位置を経て前進位置に移動し、メイン弁85で弁孔が閉じられる。また、器具栓スイッチがOFFになって、前記安全弁84への通電が遮断される。これによりバーナー42、51への燃料ガスの供給は遮断され、バーナー42、51は消火される。
各点消火ボタン3は、突出部38を前面パネル2a、2bよりも前方に突出させた状態で、対応する操作部用開口13の下寄りの位置に配置されている。各点消火ボタン3と対応する操作部用開口13の左右及び下の縁部との間には前記点消火ボタン3の動作を許容する程度のわずかな隙間が形成されているだけだが、各点消火ボタン3と操作部用開口13の上縁部の間には、他部と比べてやや幅の広い左右に長い略矩形状のレバー用隙間13aが形成されている。
火力調節レバー6はその後端部が器具栓本体82の上部に設けられた枢支部61に上下軸回りに回動自在に枢支されている。枢支部61は点消火ボタン3よりも後方に配置されている。火力調節レバー6の前端部には指で操作される摘み部62(図2等参照)が設けられ、火力調節レバー6は摘み部62を左右に移動することで枢支部61を中心にして左右に回動する。火力調節レバー6を操作すると、その前端部はレバー用隙間13aにおいてレバー用隙間13aの長手方向に沿って移動するようになっている。
そして本発明においては、点消火ボタン3の前壁部31の上壁部32よりも下側の部分から後方に向けて煮汁受け36を設けるものである。煮汁受け36は、その後端部が上壁部32の後端部よりも後方に位置し、左右方向の長さが被押圧部10(本実施形態ではスライダー10a)の左右方向の長さよりも長く、左右方向において中間部よりも側端部の方が下方(本実施形態では3mm程度下方)に位置する勾配を有するものである。本実施形態では、図5(d)に示すように、煮汁受け36の後端部は上壁部32の後端部よりも長さL1分後方に位置すると共に、側壁部33の後端部よりも長さL2(但しL1>L2)分後方に位置している。
図1に示すように、点消火ボタン3の上側、すなわち点消火ボタン3の上壁部32から操作部用開口13の上端までの間には、煮汁侵入隙間14が生じてしまう。特に、図1(b)に示すように本実施形態において点消火ボタン3が押し操作されていると、煮汁侵入隙間14が大きく生じてしまう。煮汁侵入隙間14から侵入した煮汁は上壁部32の上面に付着し、大部分は側壁部33に流下して下方に落下するため、スライダー10aをはじめとするこんろ本体11内に設けられる様々な機器に付着することはない。しかしながら、煮汁侵入隙間14から侵入した煮汁の一部は上壁部32の上面を伝って後端より落下し、スライダー10a等のこんろ本体11内に設けられる機器に付着する惧れがある。煮汁がスライダー10a等のこんろ本体11内に設けられる機器に付着すると、動作不良を起こす惧れがある。本発明においては、煮汁受け36の後端部が上壁部32の後端部よりも後方に位置するため、上壁部32の上面を伝って後端より落下する煮汁を煮汁受け36にて受けることができ、煮汁がスライダー10a等のこんろ本体11内に設けられる機器に付着するのを防止することができる。
また、左右方向において中間部よりも側端部の方が下方に位置する勾配を有しているため、煮汁受け36で受けた煮汁は煮汁受け36の左右方向の側端部から落下するが、煮汁受け36の左右方向の長さがスライダー10aの左右方向の長さよりも長いため、スライダー10aの左右側方を煮汁が落下してスライダー10aには付着しない。これにより、煮汁がスライダー10a等のこんろ本体11内に設けられる機器に付着して動作不良を起こすのを防止することができる。
本実施形態の点消火ボタン3は、合成樹脂で形成するのであるが、上壁部32、側壁部33、押圧部34、下壁部35、煮汁受け36をいずれも前壁部31から後方に突設するものであるため、金型の割り方向を前後方向にすることで、スライド型なしに容易に形成することができ、製造コストおよび手間を低減することができる。
他の実施形態について図7に基づいて説明するが、上記実施形態と同じ構成については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態では、点消火ボタン3の側壁部33に、煮汁の排出口33aを形成するものである。これは、側壁部33の煮汁受け36の上面から上の部分に、側壁部33を貫通して形成するものである。前後方向のいずれかの部分に形成すればよいが、図1(b)に示すように点消火ボタン3は前側が下側となるように傾くため、前端部に形成するのが好ましい。これにより、点消火ボタン3は前側が下側となるように傾いた際に、煮汁が点消火ボタン3から排出される。
また図示しないが、更に他の実施形態として、煮汁受け36に、後方へ行く程上方に位置する勾配を設けてもよい。この場合、上壁部32、押圧部34、下壁部35にも煮汁受け36と平行になるように勾配を設けることで、金型の割り方向を同一にすることができて、スライド型なしに容易に形成することができる。
1 ガスこんろ
10 被押圧部
10a スライダー
13 操作部用開口
14 煮汁侵入隙間
2 前面部
2a 前面パネル
3 点消火ボタン
31 前壁部
32 上壁部
33 側壁部
34 押圧部
36 煮汁受け
4 こんろ部
5 グリル部
6 火力調節レバー
7 操作パネル

Claims (2)

  1. 前面部に操作部用開口が設けられ、前記操作部用開口にバーナーの点火と消火を行う操作部としての点消火ボタンが配置され、前記点消火ボタンの全部が前後に移動可能となるか又は点消火ボタンの一端側が枢支され他端側が回動されることで前記他端側が前後に移動可能となるように設けられ、前記点消火ボタンがその後方に配置される被押圧部を後方に押圧することで前記バーナーの点火と消火の切り替えが行われるガスこんろの点消火ボタンであって、前記点消火ボタンは、前壁部と、前記前壁部の上部から後方に連設される上壁部と、前記前壁部の左右の側部からそれぞれ後方に連設される側壁部と、前記前壁部の前記上壁部よりも下側の部分から後方に突設され前記被押圧部を押圧する押圧部と、を備え、前記点消火ボタンの前壁部の上壁部よりも下側の部分から後方に向けて、後端部が前記上壁部の後端部よりも後方に位置し、左右方向の長さが前記被押圧部の左右方向の長さよりも長く、左右方向において中間部よりも側端部の方が下方に位置する勾配を有する、煮汁受けを設けて成ることを特徴とするガスこんろの点消火ボタン。
  2. 前記点消火ボタンの前記側壁部に煮汁の排出口を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のガスこんろの点消火ボタン。
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