JP4355262B2 - 押しボタン構造 - Google Patents

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本発明は、コンロ本体の前面の操作パネルに設けた温度調節やタイマー等の操作部などの押しボタンの構造に関する。
従来、この種のコンロでは、コンロの調理時に煮こぼれが生じ、この煮こぼれ汁が操作パネルに垂れ落ちると、操作パネルのボタン穴から内部の隙間を伝って侵入し、ボタン穴内に挿入されているボタン筒体の側面壁に貼り付いてしまうことがある。これが原因で、操作ボタンが操作不良となることも多い。
この種の煮こぼれ汁対策として、特許文献1に示すものは、操作ボタンの側面部分、即ち、指当て面の側縁部に突条部を設け、操作ボタンに隣接する仕切壁との間の隙間を狭めて、その侵入を抑制している。
また、特許文献2に示すものは、操作つまみ軸に連なり、これを後方で嵌め込んで用いる外筒部の外側表面に露出した集合板や固定端子をカバーで覆い、侵入した煮こぼれ汁による端子間の短絡を防いでいる。
さらに、特許文献3のものは、操作パネルのつまみ開口部と操作つまみの両者間に操作リングを介在させて、両者間に形成される隙間を覆う。この操作リングにより隙間が隠れ、調理時の煮こぼれや調理油の侵入を防ぐことが知られている。
特開2004-069179号公報(第4頁、図3) 特開平10-238784号公報(第6頁、図9) 特開平10-288345号公報(第3頁、図5)
ところで、最近のコンロには多数の機能が搭載されるようになり、前面操作パネルに、各種の調理の温度調節やタイマー等のための表示やスイッチを設けなければならず、これらを設けるために、操作パネルのスペースが不足してしまい、これらに付属する操作ボタン等を小型にする必要が生じてきた。また、最近は、すっきりとした高級感のあるデザインが好まれるようになり、前面操作パネルも垂直なフラット面にする必要がある。このため、操作ボタンについても、押し込み操作の感覚を得るために、凸出しの押しボタンにする必要があった。これらは、操作パネル表面に臨む押しボタン部分の押し込みや押し戻しにより、オン-オフ操作を可能としたものである。しかしながら、上記特許文献などで用いる点消火用操作つまみに比べ、小型の押しボタン構造を使用するため、従来例をそのまま適用するのは困難である。
例えば、押しボタン構造の場合、煮こぼれなどの煮汁が操作パネル表面を伝って押しボタンに付着したり、調理者の指先についた小量の油ミスト等の異物が、ボタン面に付着したりしただけで、こびりついた油分により押しボタンのストロークが小さくなることがある。さらに、押しボタンが操作パネル面に固着して、ボタンの押し戻しが利かなくなる場合もある。特に、ボタンに接触する指先の大きさが、押しボタンより大きい場合にこのような不具合が生じやすい。
また、これに類似する問題は、操作パネルの清掃作業時に用いる洗剤液によっても生じる場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、例えば温度調節やタイマー等の操作部のような付属ユニットに搭載される小型の押しボタンに対して、煮こぼれなどの侵入対策を施した押しボタン構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、操作パネルに開設したボタン穴に貫装され、該操作パネル表面に臨んで突出するボタン面部分と、該ボタン面部分に連なる中空筒体から成る側面部分とを備え、前記ボタン面の押し込み操作により前記ボタン穴を進退する押しボタンの構造であって、押し込み方向で前記ボタン穴に連なるスイッチ穴に収容した作動スイッチと、前記中空筒体内に設けた接触端子とが、前記スイッチ穴の開口部分を塞ぐシール面を介して接触するものにおいて、横長矩形状の枠体において、その長手方向に前記押しボタンを複数配置して前記枠体により前記押しボタンを囲むようにすると共に、前記枠体に前記押しボタンの側面部分を支持させて、枠体付きボタンを構成し、前記枠体付きボタンは、基板ケースの前面に設けられた窪み部分に設置され、前記枠体付きボタンの前記押しボタンと前記ボタン穴と前記スイッチ穴とを、押し込み方向で連ねた状態で、前記シール面付きの開口周縁部分と前記操作パネルとの間に、前記枠体を気密に嵌め込むことにより、前記シール面と前記操作パネルと前記押しボタンと前記枠体とで囲まれ、且つ、前記押しボタンが隣接する方向において連通した内側空間を形成し、前記押しボタンの進退を、該押しボタンと前記ボタン穴との間の密着を保ちながら行うと共に、前記操作パネルに前記枠体を密着させ、前記枠体の外側周縁全周位置において、前記基板ケースの前面に両面テープにより前記操作パネルを取り付け、前記内側空間を気密にしたことを特徴とする。
これによれば、内側空間に対して、煮こぼれ汁の侵入経路となることが多い、構成部品の接合部分、即ち、押しボタンの進退部分や、操作パネルと枠体との密着面近傍の接合部分にシール部材を用いるなどの気密対策を行っているため、シール面と操作パネルと押しボタンと枠体とにより囲まれる内側空間を気密することができる。このため、その内部に煮こぼれが侵入することを防止できる。例えば、押しボタンの進退に際しては、押しボタンとボタン穴との間で両者の密着を保っており、また、操作パネルと枠体との密着面近傍では、これに外側方向で連なる操作パネル脇部分にシール部材を取付け、これにより、操作パネルとこれに装着される内部部品(例えば基板ケースなど)との間に隙間が生じない。
このようにして、小型の押しボタン構造であっても、内側空間の気密を保つことができ、正確な押しボタン機能を長期にわたり維持することが可能となる。
そして、枠体付きボタンを、横長矩形状の枠体と、枠内に一列に並べた複数個の押しボタンと、枠体から枠内に延出した一対の支持腕との一体構成とし、さらに、ボタン側面部分への枠体の支持は、これら支持腕を介して行う。この枠体付きボタンは、多機能化に対応して複数の押しボタンを必要とする温度調節用パネルなどを組み立てる際に、ユニット化した部品として使用できる。そして、コンロ組み立て時の部品点数の削減やこれに伴う作業性向上が得られる。また、押しボタンの枠内支持は、押しボタンの側面部分に対して、一対の支持腕によって為される。このため、押しボタンは押し込み方向の進退自由度を確保しながらも、枠内での所定配置が保たれる。
この場合、枠体付きボタンを構成する押しボタンと支持腕に関し、ボタン面部分と側面部分と接触端子とに剛性材質を用いる一方で、支持腕に可撓性材質を用いることが望まれる。
支持腕が可撓性であることにより、上記した押しボタンの押し込み方向の進退自由度が確実になるうえに、押し込みの押圧が解除されたときに、可撓性材質の持つ戻り付勢が作用して、ボタンを当初位置に自動的に復元することができ、操作が容易になる。
あるいは、枠体付きボタンを構成する押しボタンと支持腕に関し、側面部分と接触端子と支持腕とに剛性材質を用いる一方で、ボタン面部分に可撓性材質を用いることが望まれる。
ボタン面部分が可撓性であることにより、上記した押し込み操作時に、ボタン面に連なる接触端子の進退自由度が確実に得られる。また、ボタン面に対する押し込みの押圧が解除されたときに、可撓性材質の持つ戻り付勢が作用して、ボタン面を当初位置に自動的に復元することができ、操作が容易になる。
なお、部品点数削減は重要であることはシール部材に関しても同様である。そこで、シール面を構成する部材を両面テープ側に延伸することにより窪み形状とし、且つ、シール面を構成する部材と、両面テープと一体に連結し、内側空間を囲むようにした。このとき、シールのために別体構成の部品を用意することが不要になり、押しボタン構造が簡略化される。
また、シール部材として両面テープを用いたり、シール面としてシートフィルムを用いたりすることにより、押しボタンの内側空間への空気の流れを確実に遮断することができ、調理等で発生する油ミストの侵入を抑えることができるため、押しボタンの機能を長期にわたり維持することができる。
本発明の押しボタン構造は、シール面と操作パネルと押しボタンと枠体とにより囲まれる内側空間において、煮こぼれ汁の侵入経路となるおそれのある、押しボタンの進退部分や、操作パネルと枠体との密着面近傍などの接合部分に対して、気密対策を行うものである。即ち、押しボタンの進退を、この押しボタンとボタン穴との間の密着を保ちながら行い、また、操作パネルと枠体との密着面に外側方向で連なる操作パネル脇部分にシール部材を取付けるなどの対策により、内側空間の気密を確保して、煮こぼれなどの侵入を防止する。したがって、煮こぼれなどの侵入に起因する、押しボタン機能の作動不良などを招くことがなく、長期にわたり正確な押しボタン機能を維持できる。
また、複数の押しボタンと、これらを枠内で支持する枠体とにより構成される枠体付きボタンを使用することにより、多機能化に対応して複数ボタンを搭載した温度調節用パネルなどを組み立てる際に、部品点数の削減やこれに伴う作業性向上が得られる。
図1及び図2は、ビルトインコンロに搭載されるグリル付き3口コンロ部分の外観を示すものである。コンロ本体1の上面にガラス天板2が装着され、この天板2は、ガラス板2aとその背後の排気孔2bとで構成される。また、ガラス板2aには、コンロ本体1に設けたコンロバーナ3、4、5を覗く3個のコンロ開口を開設する。そして、これらの各コンロ開口を囲うガラス板2a上に、開口を囲うようにして3組の五徳6が載置されている。なお、コンロバーナ3は内炎式バーナで構成され、コンロバーナ4は鍋底温度センサ4aを付設した外炎式バーナで構成される。
コンロ本体1の前面には、中央のグリル扉7と左右の操作パネル8、9とが設けられている。左側の操作パネル8には、コンロバーナ5用の点火ボタン10と、コンロバーナ3用の点火ボタン11と、コンロバーナ5用の火力調節レバー12と、コンロバーナ3用の火力調節レバー13と、電池ケース14とが配置されている。また、右側の操作パネル9には、コンロバーナ4用の点火ボタン15と、グリル用の点火ボタン16と、温度調節パネル17とが配置される。ここで、点火ボタン10、11、15、16は、プッシュ-プッシュ機構方式のガスバルブを押すことで、ガスバーナの点火及び消火を行うものである。さらに、操作パネル9の温度調節パネル17の上方に、コンロバーナ4用の火力調節レバー18と、グリルの上火バーナ用と下火バーナ用の上下一対の火力調節レバー19、20とが配置される。そして、さらに、6連の多機能ボタン21が設置されている。
右側の操作パネル9の拡大図たる図3を用いて説明すると、温度調節パネル17に搭載した6連の押しボタン21a〜21fは、例えば、揚げものモード、炊飯モード、湯わかしモード、タイマー、タイマー設定時間の増減などの機能に対応しており、ボタン面21a〜21fを指先で押すだけでモード設定の開始及び終了ができるようになっている。さらに、図示はしないが、あるモード開始後には、開始モードの範囲で切り替えが可能である。例えば、揚げものモードの押しボタン21aを押して、揚げものモードをオンにした時には、別に用意した切り替えボタンを押すことにより、200℃、180℃、160℃の3段階に用意した温度切り替えを行うことができる。
図4、図5及び図6において、この押しボタン21a〜21fの機構の詳細を示す。図3における押しボタン21a〜21fの周辺部分で、温度調節パネル17の一部を取り除いたときの様子を示すのが図4である。
図4に示すように、基板ケース22の前面22aに、窪み部分23が開設されている。窪み部分23は、一定の間隔dを保って対向する上下両縁23a、23bを有する横長矩形状に形成される。そして、この窪み部分23の上下両縁23a、23bと同一間隔dで対向する上下両枠24a、24bと、これの左右両端同士を連結する左右両枠24c、24dとで、横長矩形状枠体24a、24b、24c、24dを形成し、これの枠内に押しボタン21a〜21fを囲んだものを枠体付きボタン24として構成した。
図5(a)は、枠体付きボタン24の詳細を示すもので、枠体24a、24b、24c、24dの枠内に、押しボタン21a〜21fを一列に並べて6連ボタンとし、上下両枠24a、24bと個々の押しボタン21a〜21fとを可撓性アーム25a、25bで接続して、一体構成としている。
この断面図である図5(b)を用いて説明すると、ボタン21は、ボタン面部分26と側面部分27とを備えた中空筒体構造で、この中空筒体内部に接触端子28が設けられている。そして、基板ケース前面22aに嵌め込まれて固定された上下両枠24a、24bから伸びる可撓性アーム25a、25bが、ボタン21の側面部分27に固着される。
また、枠体24a、24b、24c、24dや押しボタン21は剛性材質で成形され、アーム25a、25bは可撓性材質で成形されている。さらに、図5(a)に示すように、可撓性アーム25a、25bは、押しボタン21の側面部分27でボタン21を挟む対称位置の両側に取付けられている。したがって、ボタン面26に対する押し込み操作に際して、押しボタン21は、側面部分27の両側で支持された状態を継続する。このため、押しボタン21が進退する間、押しボタン21は、枠体24a、24b、24c、24dに対して傾くことなく、押し込み方向に正面から向き合う正立姿勢を保ちながら進退できる。
さらに、押しボタン21の側面部分27の両側を支持するアーム25a、25bは可撓性であるため、調理者の指先がボタン面26から離れて、ボタン21に対する押し込み操作が解除されると、アーム25a、25bを撓ませていた押圧も失われる。そして、この押圧力が失われることにより、その反動で可撓性アーム25a、25bが押圧以前の位置に戻るため、結果的に、押しボタン21も押し込み操作前の位置に復帰する。このように、アーム25a、25bが可撓性であることにより、押しボタンには、戻りの付勢力が備わっており、優れた操作性が得られる。
図6は、押しボタン21を取付けた枠体付きボタン24を、操作パネル背面に設置した状態を示す断面図である。
図6に示すように、操作パネル17に開設されたボタン穴29と、コンロ本体内部のスイッチ穴30に収容した作動スイッチ31とが、押しボタン21の押し込み方向で連なる位置に配置されている。また、スイッチ穴30の開口周縁部分32a、32bは、基板ケース22と一体的に構成され、さらに、開口周縁部分32a、32b間に、ポリエステルシートフィルム33が貼り付けられ、スイッチ穴30の開口を塞ぐ。なお、シートフィルム33は、作動スイッチ31より後方の電子機器部品への汚染防止目的で設置されている。そして、基板ケース22の前面22aに形成される窪み部分23(図6において上下両縁23a、23bとシートフィルム33とで形成される部分)に、枠体付きボタン24の枠体24a、24b、24c、24dが嵌め込まれた状態で、操作パネル17を気密に装着する。この結果、ボタン穴29とスイッチ穴30と押しボタン21とが押し込み方向に一列に連なる構造が得られる。
上述したように、アーム25a、25bが可撓性材質で成形されているので、固定された枠体24a、24b、24c、24dに対して、押しボタン21が押し込み方向に進退可能である。そして、ボタン面26を指先で押し込むと、押しボタン21の接触端子28と、基板34に連なる作動スイッチ31とが、ポリエステルシートフィルム33を介して接触し、温度調節やタイマー等の操作部において、機能モードのオン-オフが行われる。
この押しボタン構造では、シートフィルム33と操作パネル17と押しボタン21と枠体24a、24b、24c、24dとにより内側空間35が形成される。
上述したように、煮こぼれ侵入対策には、この内側空間35を気密にすることが重要である。このため、押しボタン21の進退に際して、側面部分27とボタン穴29とは、密着状態を保っており、言わば密栓状態のまま進退可能としている。また、操作パネル17と枠体24a、24b、24c、24dとの密着面36a、36bの近傍においては、その外側周縁全周位置のパネル裏面37a、37bに、それぞれ両面テープ38a、38bを貼付して、操作パネル17と基板ケース前面22aとの間に隙間が生じないようにする。
なお、内側空間35を完全に気密にすると、内部で可動としたアーム25a、25bや接触端子28などが動きにくくなる懸念が生じるが、空間後方のシール面に通気性のポリエステルシートフィルム33を用いるなどして、通気性を保ったうえで気密の内側空間35を形成しているため、上記した内部可動部品(アーム25a、25b、接触端子28など)の可動状態は確保されている。
このようにして、内側空間に接する接合部分の密封対策が施され、煮こぼれ侵入経路を塞ぐことができる。そして、小型の押しボタン構造であっても、内側空間35の気密を保つことができ、正確な押しボタン機能を長期にわたり維持することが可能となる。
なお、上記構成に適した可撓性材質として、低密度ポリエチレン樹脂などを用いることができ、また、剛性材質として、高密度ポリエチレン樹脂などを用いることができる。
なお、図6に搭載した枠体付きボタン24は、図5(b)に示す態様のものであったが、図5(c)に示すものを別態様とすることができる。図5(b)に示す枠体付きボタン24では、アーム25a、25bが可撓性材質であり、他部材が剛性材質であったのに対して、図5(c)に示すものは、ボタン面26’に可撓性材質を用い、他部材は剛性材質である。ボタン面26’に対する押し込み操作時に、これに連なる剛性材質の接触端子28が連動し、これが作動スイッチに接触する。一方、調理者の指先がボタン面26’から離れて、ボタン21に対する押し込み操作が解除されると、ボタン面26’を撓ませていた押圧も失われる。そして、この押圧力が失われることにより、その反動でボタン面26’が押圧以前の位置に戻る。このように、ボタン面26’が可撓性であることにより、押しボタンには、戻りの付勢力が備わっており、優れた操作性が得られる。また、ボタン面26’が可撓性である場合、ボタン面26’とこれに連動する接触端子28とだけで、作動スイッチ31のオン-オフが可能となる。したがって、必ずしも、側面部分27をボタン穴29で進退させる必要がなくなり、側面部分27とボタン穴29との密栓状態が確実なものになる点で有利である。
なお、図6において内側空間35の気密を保つためのシール部材として、ポリエステルシートフィルム33と両面テープ38a、38bの2部材構成としたが、ポリエステルフィルム33両面テープ38a、38b側に向かって、窪み部分23の上下両縁23a、23bに沿って延伸して一体的に連結したものを用いても良い。一体構成のシール部材を用いることにより、組み付け時の利便性が向上することは言うまでもない。
コンロ本体の外観斜視図 コンロ本体の外観正面図 右側操作パネルの正面図 右側操作パネルの押しボタンの内部機構を示す正面図 (a)枠体付きボタンの正面図(b)第1態様の枠体付きボタンの断面図(c)第2態様の枠体付きボタンの断面図 本発明の押しボタン構造を示す断面図
符号の説明
1 コンロ本体
8 9 17 操作パネル
21 21a〜21f 押しボタン
24 枠体付きボタン
24a 24b 上下枠
24c 24d 左右枠
24a 24b 24c 24d 横長矩形状枠体
25a 25b 可撓性アーム(可撓性支持部材)
26 26’ ボタン面
27 側面部分
28 接触端子
29 ボタン穴
30 スイッチ穴
31 作動スイッチ
32a 32b 開口周縁部分
33 ポリエステルシートフィルム(シール面)
35 内側空間
36a 36b 密着面
37a 37b 外側周縁全周位置
38a 38b 両面テープ(シール部材)

Claims (6)

  1. 操作パネルに開設したボタン穴に貫装され、該操作パネル表面に臨んで突出するボタン面部分と、該ボタン面部分に連なる中空筒体から成る側面部分とを備え、前記ボタン面の押し込み操作により前記ボタン穴を進退する押しボタンの構造であって、
    押し込み方向で前記ボタン穴に連なるスイッチ穴に収容した作動スイッチと、前記中空筒体内に設けた接触端子とが、前記スイッチ穴の開口部分を塞ぐシール面を介して接触するものにおいて、
    横長矩形状の枠体において、その長手方向に前記押しボタンを複数配置して前記枠体により前記押しボタンを囲むようにすると共に、前記枠体に前記押しボタンの側面部分を支持させて、枠体付きボタンを構成し、前記枠体付きボタンは、基板ケースの前面に設けられた窪み部分に設置され、
    前記枠体付きボタンの前記押しボタンと前記ボタン穴と前記スイッチ穴とを、押し込み方向で連ねた状態で、前記シール面付きの開口周縁部分と前記操作パネルとの間に、前記枠体を気密に嵌め込むことにより、前記シール面と前記操作パネルと前記押しボタンと前記枠体とで囲まれ、且つ、前記押しボタンが隣接する方向において連通した内側空間を形成し、
    前記押しボタンの進退を、該押しボタンと前記ボタン穴との間の密着を保ちながら行うと共に、
    前記操作パネルに前記枠体を密着させ、前記枠体の外側周縁全周位置において、前記基板ケースの前面に両面テープにより前記操作パネルを取り付け
    前記内側空間を気密にしたことを特徴とする押しボタン構造。
  2. 前記枠体付きボタンは、前記横長矩形状の枠体と、前記枠体内に一列に並べた複数個の前記押しボタンと、該枠体から枠内に延出した一対の支持腕との一体構成から成り、前記側面部分への前記枠体の支持は、前記支持腕を介して行われることを特徴とする請求項1に記載の押しボタン構造。
  3. 前記枠体付きボタンを構成する前記押しボタンと前記支持腕とは、前記ボタン面部分と前記側面部分と前記接触端子とが剛性材質であると共に、前記支持腕が可撓性材質であることを特徴とする請求項2に記載の押しボタン構造。
  4. 前記枠体付きボタンを構成する前記押しボタンと前記支持腕とは、前記側面部分と前記接触端子と前記支持腕とが剛性材質であると共に、前記ボタン面部分が可撓性材質であることを特徴とする請求項2に記載の押しボタン構造。
  5. 前記シール面を構成する部材を前記両面テープ側に延伸することにより窪み形状とし、且つ、前記シール面を構成する部材と、前記両面テープと一体に連結し、前記内側空間を囲むようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の押しボタン構造。
  6. 記シール面はシートフィルムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の押しボタン構造。
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