JP4881328B2 - グリル調理器 - Google Patents

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本発明は、グリル調理を行なう着脱庫を、外部から着脱可能としたグリル調理器に関する。
従来、この種グリル調理器では、グリル調理庫を固定庫と、この固定庫に対し挿脱可能に設けた着脱庫とからなる2重構成とし、グリル調理により汚れ易い前記着脱庫を外部に取り出して、洗浄清掃する所謂丸洗いを可能とした構成が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このように、前記着脱庫を固定庫から取り出すには、当然ながら着脱庫の前面開口部を開閉するグリル扉や、該扉と連動するグリル皿及びグリル網などを予め取り外す必要がある。しかるに、従来着脱庫内に収納されているグリル皿は、例えば上記特許文献1記載の図1などに示されるように、着脱庫の底面上を直接スライド可能としている。従って、グリル皿などをグリル扉と一体的に前方に引き出した後に、該グリル皿を外部に取り外すことで、その後に行なう着脱庫の取り出し動作は何の障害物もなく容易に実行できる。
ところが、最近のグリル調理器では、上記グリル皿の出し入れ操作を、軽い(小さい)操作力にて容易に行なえるように改善される傾向にある。つまり、上記従来構成では通常互に金属製であるグリル皿が着脱庫の底部上をスライドする構成では、調理物の荷重も加わりスライド(摩擦)抵抗が大きく、その摩擦音も大きくなったり、不快であったりする場合がある。
そこで、その操作性を改善するため、スライドレールを採用してグリル皿などを容易に出し入れできるグリル調理器が提供されている(例えば、特許文献3参照)。
例えば、図13(特許文献3に記載の図3相当図)は、その一例を示したもので概略説明すると、この図13はグリル皿5をグリル扉6と共に外部に取り外した分解状態の斜視図を示している。すなわち、固定庫1内に着脱庫2が着脱可能に収納されており、その外側にスライドレール3が設けられ、該スライドレール3の前端側にコ字状をなす載置部材4の先端部が溶接等により取付固定されている。つまり、載置部材4は先端部にて固定的に片持ち支持され、その自由端側は着脱庫2内にあって底部と離間した配置状態に維持される。
そして、前記グリル皿5は矩形の浅皿容器状をなし、前記載置部材4内にグリル皿5を収容するように載置され、外周フランジ部5aにて支持される。以って、グリル皿5は載置部材4に対して着脱可能に載置され、且つ着脱庫2の底部と接しない離間した位置に保持される。このグリル皿5は、詳細な説明は省略するがグリル扉6と一体的に連結され、且つスライドレール3の前端部に着脱可能に連結可能としている。
上記構成により、グリル扉6の開閉操作に連動してスライドレール3がスライドし、載置部材4に支持されたグリル皿5(他に、図示しないグリル網や調理物を含む)などを、着脱庫2に対し出し入れ可能としている。しかるに、グリル皿5や調理物などの荷重はスライド自在なスライドレール3に支持された形態となり、着脱庫2との摩擦抵抗はないので軽快に出し入れができ、操作性に優れたグリル調理器が得られる。
特開2004−305626号公報 特開2001−112641号公報 特開2004−261280号公報
しかしながら、グリル扉6を前方に最も引き出した全開位置にあって、グリル皿5などを取り外した後のスライドレール3に連結された載置部材4は、図示するように自由端側の一部が着脱庫2内に位置している。そのため、着脱庫2を前方に引き出すのに載置部材4が邪魔となり、外部に取り出すことができない。このように、スライドレール3を採用したタイプのグリル調理器では、着脱庫2を着脱することが困難で清掃性が不利である問題が生じた。
本発明は上記問題を解決するために、スライドレールを採用して良好な操作性を維持しつつ、着脱庫を簡単操作にて容易に着脱でき、延いては清掃性に優れたグリル調理器を提供することを目的とする。
本発明のグリル調理器は、グリル本体内に形成されたグリル調理庫を、固定庫と、該固定庫内に着脱可能に設けられた着脱庫とからなる2重構成とするとともに、前記着脱庫の前面開口部を開閉するグリル扉と、前記着脱庫に対し出し入れ可能に収納されるグリル皿と、前記着脱庫の外方に配置され前記グリル扉を着脱可能に連結してスライド可能とする左右一対のスライドレールと、前記スライドレールに回動可能に連結され、前記着脱庫内をスライドし、前記グリル皿を着脱可能に載置支持する載置部材と、を備え、
前記グリル扉を前記グリル皿と共に前記スライドレールを介して前方に引き出して、該グリル扉をスライドレールから取り外し、グリル皿を前記載置部材から取り出した後、この載置部材を回動することにより該載置部材を前記着脱庫内から退避させ、該着脱庫を前記固定庫から前方に取り外し可能としたこと特徴とするものである。
上記手段によれば、スライドレールを利用してグリル扉の開閉やグリル皿を軽快に出し入れ操作できるとともに、載置部材を回動させることで着脱庫内から容易に退避させることができ、以って着脱庫を固定庫から容易に取り外すことができて、丸洗いなどの清掃を容易に可能としたグリル調理器を提供できる。
以下、本発明のグリル調理器をビルドインタイプの加熱調理器に適用した一実施例について、図1〜図10を参照して説明する。
そのうち、まず図2はシステムキッチンに組込まれた複合型の加熱調理器11の正面斜視図を示しており、該加熱調理器11は、上面が開放された矩形箱状の筐体12と、その上面に装着されたトッププレート13とで全体の外郭を構成している。そして、機能的にはトッププレート13を利用して加熱調理する加熱ユニット14と、この下方に配置されたグリル調理ユニット15、そしてこれらの動作設定用の操作ユニット16などを主体に構成されている。
前記加熱ユニット14は、前記トッププレート13の下方にあって前記グリル調理ユニット15と操作ユニット16の上方部位に設けられた図示しない誘導加熱コイルやラジエントヒータなどの加熱手段と冷却ファンによる空冷手段、及びトッププレート13の後方に設けられ筐体12内と連通した吸排気部17等から構成されている。
なお、前記トッププレート13は、例えば平坦状の耐熱強化ガラスから形成され、表面には前記誘導加熱コイルなどの各加熱手段に対応した位置に、鍋などの調理容器(図示せず)の載置部位の指標となる二重の円形枠線18,19,20が3箇所に印刷表示されるなどしている。
一方、前記グリル調理ユニット15は、前記加熱ユニット14の下方の左側に配設され、魚やピザなどを加熱手段にて直接焼く加熱調理、所謂グリル調理器として機能するもので、その詳細は後述する。
そして、前記操作ユニット16は上記グリル調理ユニット15の右側に並設され、電源スイッチ21や、前面の中央上部を押すことで回動する、所謂カンガルーポケット式の操作部22を内蔵しており、該操作部22は前記加熱ユニット14及びグリル調理ユニット15の各種の調理設定を可能としている。
以下、前記グリル調理ユニット15の具体構成につき説明する。図1及び図3〜図10は、グリル調理ユニット15に関連する構成にあって、そのうち図1は作用説明を兼ねた要部の分解斜視図、図3はグリル調理ユニット15の全体構成を示す縦断側面図、及び図4は同縦断正面図で、特に図1(a)は、具体的には後述するグリル調理庫から引き出したグリル扉28と共にグリル皿29を外部に取り出した状態を示し、同図(b)は、続いて着脱庫25を外部に取り出した状態を示していて、着脱動作の過程とともに具体構成を示す分解斜視図である。
そこで、まずグリル調理庫としての概略構成につき述べると、加熱調理器11の前記筐体12の前面部を兼ねた前面板23aを有するグリル本体23(図3参照)内には、グリル調理庫を構成する固定庫24と、該固定庫内に着脱可能に設けられた着脱庫25とが設けられ、これらはいずれも前面開口部となした矩形筒状に形成され、僅かのギャップを介して嵌合された形態の2重構成としている。なお、上記固定庫24とは、通常使用時、ねじや溶接、係合手段等により筐体12から動かない程度に固定されている庫でもある。
上記固定庫24の天井の上面には、加熱手段としての上ヒータ26が配設されている。これは、例えば発熱体をマイカ板で挟んだ面状ヒータ26aと、その外表面に宛がわれた断熱材26bとから薄型平板状に構成されている(但し、周知のシーズ線ヒータを上ヒータとして、固定庫内上部に設けてもよい)。また固定庫24の外周囲には、熱の放散を防ぐべく、遮熱板ケース27で覆った構成としており、この場合、前記した加熱ユニット14や操作ユニット16側への熱的影響を軽減している。
そして、図1(a)及び図3に示されるように着脱庫25の前面開口部には、これを開閉するグリル扉28が、前方に引き出し可能に設けられている。このグリル扉28は、詳細は後述するがグリル皿29、及びスライドレール30の各前端部において着脱可能に連結されている。このスライドレール30は、グリル皿29などをグリル扉28と一体的に軽い操作力で出し入れできるようにしたもので、特に図4に明示するように固定庫24、着脱庫25の底部両側部のコーナーを、共に内方に突出することにより外方側に形成された窪み部31に配設されている。なお、この窪み部31は、グリル皿29の左右の外側面の形状に沿うように形成され、該グリル皿29の着脱庫25への収納や出し入れ動作に支障を来たすことはない。
このように配置されたスライドレール30は、前後方向にスライド可能とする可動レール30aと、該可動レール30aのスライドによる往復動をガイドする外装側の固定レール30bとから構成され、この外装側の固定レール30bが固定庫24、または遮熱板ケース27、或はグリル本体23などの適宜の固定部位に取付固定されている。従って、前記グリル扉28は可動レール30aの前端部と連結され(詳細は後述する)、一体的にスライド移動可能としている。
一方、前記グリル皿29は、特に図4の断面図、及び図5の要部の分解斜視図に示すように、矩形の浅皿容器状をなし、上部の外周囲には持ち運び時の把持部となるように外方に延びるフランジ部29aを有する。また外底部のコーナー外周には、該コーナーを内方に突出成形することで凹部29bを形成している。この凹部29bは、図5に示すように前方(図示右方)を除く外周囲の三方に形成され、この凹部29bには後述する載置部材40(図4参照)が宛がわれ、このグリル皿29を着脱可能で安定状態に載置支持する部位として機能する。
ここで、図5,6を参照して上記グリル皿29と前記グリル扉28との、着脱可能な連結構造につき述べる。その図5は、具体的にはグリル扉28に対し、グリル皿29、及びスライドレール30を分解した状態の斜視図を示し、図6はグリル扉28とグリル皿29とを一体的に連結した要部の破断側面図を示している。しかるに、グリル皿29の前部壁面の略中央部に、グリル扉28に係合させるための連結具32が溶接されている。この連結具32の前端部には、屈曲して上方に延びる上部係合爪32aが左右2箇所に突設され、また下部中央には、下方に突出した下部係合爪32bが1箇所一体に形成されている。
これら、上,下部係合爪32a及び32bは、特に図5に示すように、グリル扉28の背面側の対応する箇所に夫々形成された上部係合孔28aと下部係合孔28bに、夫々挿入され着脱可能に係合する。但し、下部係合孔28bは、グリル扉28の背面から一体的に突設された弾性を有する支え板33に形成され、図6に示す係合状態では該支え板33上に連結具32が弾性的に接合した状態に支持可能としている。この結果、上記係合状態、すなわち着脱可能な係合状態のもとにグリル皿29とグリル扉28とは一体的に連結され、且つその係合状態に保持可能としている。
なお、図5に示す支え板33の下部に突設された第1の板状部材34は、使用者がグリル扉28を下方から支えることができるようにしたもので、また支え板33の両側に設けられた第2の板状部材35は、グリル扉28が着脱庫25の前面開口部を閉鎖した際に、該着脱庫25の外底面に接触させて安定させるためのものである。
次いで、グリル扉28とスライドレール30とを着脱可能に連結する構造につき、特には図5、図7及び図8を参照して述べる。なお、図7は、グリル扉28とスライドレール30との着脱可能な連結構造を示す破断側面図で、図8は、スライドレール30の前端部における連結要部を拡大して示す平面図である。しかして、左右一対のスライドレール30は、既述の如く図1等にて開示したように可動レール30aと固定レール30bとから構成されている。しかるに、可動レール30aが固定レール30bから引き出された状態では振れ易く不安定であるため、本実施例では可動レール30aの各前端部間を金属製の連結部材36で溶接或はねじ止め手段にて連結固定して補強し、且つこの連結部材36を介して後述するように前記グリル扉28とスライドレール30とを連結している。
しかるに上記連結部材36は、その左右両端部に位置して三側方に鉛直な側壁を有する略箱状の取付部36aを備えるとともに、その内側の対向する側面である前後方向に平行な側面に穴部37を夫々形成している。この穴部37は、詳細は後述する載置部材40を回動可能に係合支持する。この取付部36aの左右両外方側には、係合片36bを突設しており、この左右の係合片36bは、前記したグリル扉28の上部係合孔28aの夫々左右に位置して設けられた係合孔28c(図5参照)に対応して形成され、着脱可能に係合可能としている。
この場合、スライドレール30側の連結手段となる上記係合片36bと、係合孔28cとの係合部位は、前記したグリル皿29側の連結手段を構成するうちの上部係合爪32aと上係合孔28aとの係合部位とは左右にずれた位置にあって、これら係合状態は上方から視認可能としている。
続いて、上記スライドレール30側との連結手段として、具体的には可動レール30aの前端部に設けられた前記連結部材36とグリル扉28との連結構造について述べると、特に、図7にはその連結状態の保持と解除を可能とする板ばね38を具備した構成を示している。この図7は、上記連結構造の要部を一部破断して示す破断側面図で、前記板ばね38は、グリル扉28の裏面における係合孔28cの下方部位に対応して設けられている(図5参照)。
この板ばね38は、図7に示すように基端部がグリル扉28に保持された状態で後方斜め上方に傾斜して突出するとともに、その先端は下方に傾斜した曲げ形状をなしている。この板ばね38の中間部には、孔部38aが形成されており、その孔部38aが、連結部材36(又は可動レール30a)に設けられた凸部39に付勢状態で弾性係合することにより、該連結部材36がグリル扉28と係合する方向に付勢され、従ってグリル扉28の係合孔28cと連結部材36の係合片36bとの係合状態を保持する。
逆に、この係合状態を解除する場合は、板ばね38の先端を押下げると、板ばね38による凸部39に対する係合が解除され、そして係合片36bによる係合状態は弛緩した状態となり、以ってグリル扉28を上方に引き上げながら前方に引き出すことが可能となる。このように、連結部材36とグリル扉28とは、着脱可能に連結され、つまりスライドレール30とグリル扉28とは、着脱可能に連結されている。
そして、上記スライドレール30には、一体的にスライド移動する載置部材40が装着され、前記グリル皿29を着脱可能に収容支持する。ここで載置部材40の具体構成につき、図1(a),3,4,5の他に図8、及び図9の作用説明図を参照して説明する。まず、図1,5に基づき全体構成につき概述すると、載置部材40は、例えば金属製で断面円形状のワイヤー部材を略コ字状に形成し、このコ字状をなす開放端側の一端を、前記連結部材36に対し回動可能に支持させている。つまり、載置部材40の一端を片持ち支持したもので、コ字状をなす枠部分は自由端側にあって、前記したグリル皿29を着脱可能に収容可能としている。
以下、更に具体的に述べると、上記コ字状の開放側の両先端部は、図8の拡大平面図に示すように、一旦両端部を絞り込むように内方に折曲した後、両先端部が互に外方を向く形態に折曲されている。この先端部40aが、前記した連結部材36の取付部36aの対向位置に設けられた穴部37に、弾性変形により挿入され且つ自由状態で回動可能に挿入支持される。そして、自由端側のコ字状の枠部分にはグリル皿29のコーナーの凹部29bを介して着脱可能に載置され、グリル皿29は安定状態に支持される(図4参照)。
以って、該載置部材40は、一端である先端部40aを介して回動可能に片持ち支持された状態に保持される。その回動範囲は、本実施例では図9の要部の側面図を示す作用説明図に示すように、着脱庫25内に略水平な位置の収容状態から前方に引き出された後回動操作され、着脱庫25の開口部の前方位置を越えて略270度回動して垂直な状態(自由状態における垂下状態で可)をなす位置まで回動可能としている。但し、この回動範囲には限定されず、詳細は作用説明にて述べるが、着脱庫25を固定庫24から前方に取り出す方向に対し、載置部材40の自由端側が邪魔とならない退避した位置まで回動する構成であればよい。
ところで、この載置部材40の自由端側には図3,4に示されるように上記グリル皿29や後述するグリル網44、及び調理物などの重量が荷担され、この片持ち支持の載置部材40にとって大きな荷重となる。そこで本実施例では、図1,3,4に示すように、その自由端側の後端部が、着脱庫25の内底面に突設した2条のリブ25b上に略点接触する状態に配置して、上記重量を支持するに十分耐える構成にするとともに、該載置部材40の出し入れの際の摩擦抵抗を極力小さくし、スライドレール30を採用したことによる軽い操作性を損なわないようにしている。
一方、図10は、グリル扉28が着脱庫25の前方開口部を閉鎖するときの対面側の構成部位である、グリル本体23の前面板23a、及び着脱庫25の開口フランジ部25aとの関係構造を拡大して示す縦断側面図である。図示するように、収納状態にある着脱庫25の前方開口部の周縁において、フランジ部25aと上記前面板23aとは、その前面が略垂直な同一面に形成されている。従って、グリル扉28は、その閉鎖対面である前面板23a及びフランジ部25aが同一面とする共通の条件のもとに、良好な密閉性を容易に得ることができる。
しかも、これら対面間にパッキンとしての第1,第2のパッキン41,42を2重に設けていて、例えば下辺を除く周辺三方を囲むように連続して配置され、一層密閉度を高めている。また、同図中に示すように着脱庫25の外底部に下方に突出する係合突部25eを有し、これに対応する固定庫24の内底部に係合凹部24bを備え、これらの係合により着脱庫25を、固定庫24内の所定位置に容易に移動することなく安定した収納状態を維持できるようにしている。
なお、他に周知の構成として、特に図3及び図4に明示するように、着脱庫25内の下部に位置して下ヒータ43が配置されており、これは例えばシーズ線ヒータを適宜に曲成してなり、その基端部は固定庫24の後壁に固定されている。従って、下ヒータ43は、着脱庫25内に対し、その後壁部に形成した通し穴25cを挿通して導入されており、つまり着脱庫25を固定庫24に対し挿脱する際に下ヒータ43が支障となることはない。斯くして、前記上ヒータ26及び下ヒータ43はグリルヒータとして、着脱庫25内に収納された調理物を加熱する加熱手段として機能する。
その他、図3,4に示すようにグリル皿29内には、魚などの調理物を載置するグリル網44が、周知の如く着脱可能に載置収容されている。
また、着脱庫25の後壁の最上部には排気口25dが形成されており、この排気口25dと対向する固定庫24の後壁にも天井壁に達する最上部に位置して排気口24aを形成していて、この排気口24aに排気ダクト45が接続されている。この排気ダクト45は、着脱庫25内の上ヒータ26、下ヒータ43により調理物のグリル調理を行った際に、着脱庫25内に発生した臭気、煙等を外部に排気するためのもので、内部に臭気、煙等の脱臭及び脱煙を行う脱臭脱煙手段46が設けられている。
上記脱臭脱煙手段46は、排気ダクト45内に所定の間隔をおいて配設された2個の触媒46aと、それら2個の触媒46a間に空間を存して配置された触媒用ヒータ46bとから構成されている。なお、他に特に図3に示すように、固定庫24の後壁上部に温度センサ47が設けられ、着脱庫25内における調理温度を検出し、図示しない制御手段を介して庫内の温度制御を行うようにしている。
次に、グリル調理器としての上記構成のグリル調理ユニット15の作用につき、特には着脱庫25を取り外し清掃する場合の作用につき説明する。
通常の焼き魚などの調理物をグリル調理する場合は、周知のようにグリル扉28を前方に引張り操作し、図2に示すように全開位置まで引き出す。この場合、当然グリル扉28は、該扉28と連結されたスライドレール30の可動レール30aを介して、固定レール30bにガイドされて前方へ引き出される。結果、グリル扉28と連結されたグリル皿29、グリル網44や、グリル皿29の底部を支持し可動レール30aに連結された載置部材40も、一体的に同時に前方へ引き出される。
そして、グリル網44上に例えば魚をセットし、また必要に応じグリル皿29内に水を供給しておく。その後、グリル扉28を押し戻し、グリル皿29等が着脱庫25内に収容され、グリル扉28の背面は、着脱庫25の前面開口部を閉鎖すべく、第1,第2のパッキン41,42を介して上面板23a及びフランジ部25aに密着する。
次いで、操作部22による調理条件等を設定した後、スタートスイッチをON操作すると、図示しない制御手段が上ヒータ26及び下ヒータ43を所定電力で通電制御し、これら上ヒータ26及び下ヒータ43からの輻射熱により焼き魚とするグリル調理が実行される。そして、焼き魚のグリル調理が終了したときは、グリル扉28を前方に全開位置まで引き出す。すると、グリル扉28に係合された連結部材36を介して、グリル皿29をはじめ、スライドレール30及び載置部材40等が連結されているので、これらがスライドレール30により一体的に前方に引き出され、よってグリル網44に載置された焼き魚を取り出すことができる。
さて、上述のようにして焼き魚の調理が終了したときには、グリル皿29が調理中に魚から落下した油分で汚れるので、グリル皿29を洗浄する必要があり、また適宜の使用期間を置いて着脱庫25内の周囲に飛散した油分や、煙及び臭気等で汚れた部分を洗浄したい場合がある。この場合、まずグリル扉28とグリル皿29を取り外す。すなわち、上記の如く着脱庫25の開口部の閉鎖位置から全開位置まで引き出されたグリル扉28の裏側に手を差し込み、図7に示すように連結部材36の凸部39を下方から付勢状態で支持している板ばね38の先端を押し下げる。これにより、板ばね38による凸部39に対する係合が解除され、該板ばね38の付勢作用が完全に無効化された状態のもとで、グリル扉28を上方に引き上げながら前方に引き出す。
すると、図5にも示すようにグリル扉28の最も左右に配置された係合孔28cに対する連結部材36の係合片36bとの係合状態が解除され、グリル扉28を連結部材36、従ってスライドレール30から完全に取り外すことができる。なお、この係合解除状態は、グリル扉28の上方から視認することができるので、係合状態を容易に確認することができる。この結果、図1(a)に示すようにグリル扉28を取り出すことにより、これと一体にグリル皿29を取り出すことができる。これにより、例えば未だグリル皿29の温度が高い状態であっても、グリル皿29に触れることなくグリル皿29を着脱庫25から取り出すことができる。
次に、グリル皿29を洗浄する場合など、グリル扉28に連結されているグリル皿29を図1(a)に示す状態から取り外す場合につき述べる。この場合は、図6に示すように、まずグリル扉28の裏側から突出した支え板33を、その弾性変形を利用して下方に押し下げる。これにより、該支え板33の下部係合孔28bから連結具32の下部係合爪32bが抜け出ることにより係合が解除される。この状態で、グリル皿29に対してグリル扉28を上方に引上げながら前方に引き出すと、図5にも示すように該グリル皿29側の連結具32の上部係合爪32aと、グリル扉28側の上部係合孔28aとの係合も解除されるので、載置部材40に収容された状態のグリル皿29をグリル扉28から取り外すことができる。よって、グリル扉28から取り外した単体のグリル皿29は、シンク等で容易に洗浄することができる。
そして、上記に続いて、或は図1(a)に示す如く、グリル扉28とグリル皿29を取り出した状態から、図1(b)に示すように固定庫24から着脱庫25を取り出す場合につき述べる。まず、図1(a)に示す着脱庫25の収納状態では、グリル皿29が取り除かれた載置部材40の自由端側の後端部が、未だ着脱庫25の内底部上に支持されて残存した状態にあるため、当該着脱庫25を前方に引き出すことはできない。しかるに、グリル扉28を全開する引き出し状態では、載置部材40が先端部40aを回動支点として回動したとき、その後端部が着脱庫25の開口部の上部内周縁に当接することなく回動可能としている(図8,9参照)。
そこで、載置部材40の一端たる先端部40aが連結部材36の穴部37に挿入された部位を回動支点に、図1(a)及び図9中に示す矢印A方向に回動操作することで、載置部材40は同図中二点鎖線で示す垂直な垂下状態の位置まで回動して静止する。これにより、載置部材40の自由端側の後端部は着脱庫25の内部から取り除かれ及び退避させられ、着脱庫25の前方への引き出し方向に対し、他に障害となる構成部品等は存在しない。また、着脱庫25内では、図3に示すように下ヒータ43が後壁部に形成した通し穴25cを挿通可能としているので、下ヒータ43の存在が該着脱庫25の前方への移動に対して、何ら障害とはならない。
斯くして、着脱庫25を、その開口縁部などに手を掛けて(専用の「手掛け部」を形成してもよい)、若干上方に持ち上げて図10に示す係合突部25eと係合凹部24bとの係合を解除しながら、前方に引張り操作することで、図1(b)に示すように着脱庫25を外部に引き出すことができる。よって、着脱庫25単体による丸洗いが可能で、汚れを確実に除去することができ美麗に清掃できる。
なお、上記清掃した後の組み込み作業では、上述した手順と逆の手順を実行することにより容易に行なえる。すなわち、図1(b)に示す分解した状態から、まず着脱庫25を固定庫24内に挿入する。この場合、図10に示す係合突部25eと係合凹部24bとを係合する位置まで挿入されることで、所定の位置に収納保持される。次いで、垂下状態にある載置部材40を同図中矢印B方向に回動操作することで、その自由端側の後端部が二点鎖線で示す位置、すなわち着脱庫25内の底部上に支持される位置に保持される。
しかして、載置部材40が図1(a)の実線で示す位置に回動復帰した後、予めグリル扉28とグリル皿29とを係合して一体的に連結状態にしておき(図6参照)、このユニット形態を組み込むようにする。従って、グリル皿29を載置部材40に収容するように上記ユニット形態を組み込んだ状態では、グリル扉28とスライドレール30側の連結部材36とを係合させるだけでよく(図7参照)、容易に連結でき一体化することができる。これにより、該グリル扉28を押すことで、スライドレール30を介して軽快にスライド移動でき、着脱庫25の前面開口部を閉鎖するとともに、グリル皿29を着脱庫25内に収納してグリル調理の待機状態とすることができる。
以上説明したように、上記実施例によれば次のような効果を有する。
左右一対のスライドレール30を用いて、グリル扉28やグリル皿29等をスライド可能としたので、グリル調理時におけるグリル皿29やグリル網44、焼き魚などの調理物を、着脱庫25に対する出し入れ操作が軽い(小さい)力で済み操作性に優れたグリル調理ユニット15を構成できる。そして、上記スライドタイプにあって、着脱庫25内で上記グリル皿29を載置支持する載置部材40を、一端をスライドレール30の前端部たる可動レール30aの先端側に回動可能に設けた構成とした。
これにより、前記グリル扉28を前記グリル皿29と共に前記スライドレール30を介して前方に引き出して、該グリル扉28をスライドレール30から取り外し、同時にグリル皿29を前記載置部材40から取り出す。次いで、該載置部材40を回動操作してその自由端側を前記着脱庫25内から退避させる。この結果、載置部材40が着脱庫25の取り出し方向において邪魔となることがなく、該着脱庫25を固定庫24から前方に容易に取り出すことができる。従って、これを丸洗いすることで汚れを確実に落とすことができ、十分な清掃ができる。
この場合、上記スライドレール30が前方に引き出されたとき(全開位置)、連結部材36から固定庫24の前面開口部までの距離が、着脱庫25を取り出す際に邪魔とならない程度の距離が必要で、例えば、その距離は着脱庫25の前後方向の長さより長い距離とすることが望ましい。
なお、グリル扉28は、スライドレール30に対して着脱可能とするだけでなく、グリル皿29とも着脱可能に連結する構成としている。このことは、一体的に取り出したグリル皿29及びグリル扉28を洗浄等する場合には、個々に分解できて便利であるとともに、グリル皿29のみを単体で取り外すことも可能であるなど、使用者の意図に応じた取扱いができる。逆に組み込む場合には、予めグリル皿29とグリル扉28とを連結して一体化したユニット構成として組み込むことができるので、その組み込み作業が容易となる。
ところで、上記スライドレール30は、固定庫24及び着脱庫25の底部両側部のコーナーを内方に突出させることにより、外方に形成された窪み部31に配設する構成とした。上記コーナーは、図4に明示するようにグリル皿29の側方に対応して、構造上死角とも言うべき空間を利用して該スライドレール30を設けることができ、以って必要な庫内空間が減少することを抑えるとともに、外方に突出することを抑えてコンパクトに構成できる点で有効である。
また、上述のスライドレール30に載置部材40を回動可能に連結するに際して、本実施例ではスライドレール30の前端部である左右の可動レール30a間に連結部材36を設け、且つこの連結部材36を利用して上記載置部材40を回動可能に設けたので、左右一対のスライドレール30を補強して一体的な構成とすることができるとともに、載置部材40は、スライドレール30側に直接連結することも可能であるが、本実施例の如く強度的に十分に確保し得る連結部材36を利用して連結することによって、間接的にスライドレール30に回動可能に連結されるとともに、設計製造的にも容易になし得る点で有利である。
すなわち、上記実施例では特に図8に開示したように、コ字状をなす載置部材40を断面円形状のワイヤー部材にて構成し、その一端である開放端側の先端部40aを、連結部材36に対向して形成した穴部37に、ワイヤー部材の弾力性を利用して取り付けることができ、簡易な構成にて容易な取付手段にて対処できるとともに、穴部37はスライド方向と異なる方向に開口しているので、載置部材40のスライド移動や回動に対しても確実に支持できる。
しかるに、上記載置部材40の先端部40aを連結部材36に回動可能に連結支持する構成は、所謂片持ち支持する構成にあっては、その他端たる自由端側に載置されるグリル皿29、グリル網44、及び調理物などの重量が大きな負担となり、載置部材40自体の機械的強度や、その取付部分における強度も考慮せねばならない。しかるに、本実施例によればグリル扉28の閉鎖位置から全開位置までスライドする間、載置部材40の自由端側の一部が着脱庫25の内底面と接した状態に支持されるようにした。これにより、載置部材40の摩擦抵抗を極力抑えスライドレール30の利点を損なわないように軽快なスライド動作が得られる。
具体的には、図1,4等に示されるように着脱庫25の内底面に、2条のリブ25bを突設して載置部材40とは略点接触に相当する状態でスライドする構成としたので、摩擦抵抗は小さくて摩擦音の発生を抑えるとともに、スライド操作性が何ら損なわれることはない。なお、上記2条のリブ25bに代えて、載置部材40の後端部に例えば下方に突出する突起部を形成しても、上記同様の作用効果が得られる。
また、図10にて開示したように着脱可能とする着脱庫25の開口フランジ部25aは、調理器本体23の前面板23aと同一面を形成するようにしたので、グリル扉28の背面が閉鎖する対面となるフランジ部25a及び前面板23aとの間において、同一面とする共通の条件のもとに十分な密閉性を容易に得ることができる。しかも、実用化する上でこれらの間に2重構成のパッキンたる第1,第2のパッキン41,42を装着する構成にあっては、より一層密閉性に優れ、煙や臭気などの漏れを確実に防止できる。なお、パッキンは上記2重構成に限らず、少なくとも固定面である前面板23aとの間に設ければよく、安定した密閉性が得られる。
(変形例)
上記実施例に対し、図11,12は、変形例を示す夫々図1,3相当図で、以下上記実施例と同一部分には同一符合を付して説明を省略し、異なる部分につき説明する。
この変形例は、着脱庫25の形状が異なる以外は上記実施例と同一の構成にある。すなわち、着脱庫25は、上記実施例と同様に全体形状として前面を開口した矩形筒状をなしているが、その天井部分に大きく切除した如き天面開口部25fを設けた点で異なる構成としている。
斯かる構成によれば、着脱庫25を固定庫24から取り出して丸洗いする場合、天面開口部25fから手を挿入して内部を洗浄することができる。しかるに、天井部分と底面部分とは左右の側壁部分より大きな面積を有し、その天井部分に天面開口部25fを形成しているので、該開口部25fを上面とすれば着脱庫25は浅い容器状とみなすことができて容易に洗浄可能であるので、前面開口部から奥深く手を挿入して洗浄する場合に比して広い範囲を容易に洗浄でき、清掃性に優れた着脱庫25を提供できる。
また、この天面開口部25fを側壁に形成することも可能であるが、面積の大きい天井部分に形成するほどの設計的自由度はなく、しかも側方に設けた場合にはグリル調理の使用時に熱や煙などが側方にも流れ加熱効率や排気効率が低下するおそれがある。これに対し、本実施例の如く天井部分に大きな天面開口部25fを設けることは、上ヒータ26からの輻射熱も調理物に対し有効に作用するとともに、対流作用による排気効率を良好とするため、高位置で且つ徐々に高位置となるべく設けた各排気口25d,24a及び排気ダクト45から円滑に排気されるなど好都合である。但し、本実施例の天面開口部25fは、天井部分の略全面に亘る大きさとしているが、少なくとも手が挿入できる大きさや形状であればよい。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えばグリル扉とグリル皿、及びグリル扉とスライドレール(或は連結部材)との着脱可能な係合による連結手段は種々な構成が考えられることから、着脱可能な連結手段であれば他の手段を用いてもよいし、また本発明は単独のグリル調理器に適用してもよいなど、実施に際して種々変更して実施可能である。
本発明の一実施例において着脱庫を取り出す過程(a),(b)を示す分解斜視図 グリル調理ユニット等を有する複合型の加熱調理器全体の正面斜視図 グリル調理ユニットの全体構成を示す縦断側面図 同縦断正面図 要部の分解斜視図 グリル扉とグリル皿との連結構造を示す要部の破断側面図 グリル扉と、スライドレール及び連結部材との連結構造を示す要部の破断側面図 同要部の拡大平面図 要部の側面図に基づく作用説明図 グリル扉が閉鎖する対面側との構成を拡大した示す縦断側面図 変形例を示す図1相当図 同図3相当図 従来例を示す図1(a)相当図
符号の説明
図面中、11は加熱調理器、12は筐体、15はグリル調理器、23はグリル本体、23aは前面板、24は固定庫、25は着脱庫、25aはフランジ部、25bはリブ、25fは天面開口部、26は上ヒータ、27は遮熱板ケース、28はグリル扉、29はグリル皿、30はスライドレール、30aは可動レール、30bは固定レール、31は窪み部、36は連結部材、37は穴部、40は載置部材、41,42は第1,第2のパッキン(パッキン)、43は下ヒータ、及び44はグリル網を示す。

Claims (9)

  1. グリル本体内に形成されたグリル調理庫を、固定庫と、該固定庫内に着脱可能に設けられた着脱庫とからなる2重構成とするとともに、
    前記着脱庫の前面開口部を開閉するグリル扉と、
    前記着脱庫に対し出し入れ可能に収納されるグリル皿と、
    前記着脱庫の外方に配置され前記グリル扉を着脱可能に連結してスライド可能とする左右一対のスライドレールと、
    前記スライドレールに回動可能に連結され、前記着脱庫をスライドし、前記グリル皿を着脱可能に載置支持する載置部材と、を備え、
    前記グリル扉を前記グリル皿と共に前記スライドレールを介して前方に引き出して、該グリル扉をスライドレールから取り外し、グリル皿を前記載置部材から取り出した後、この載置部材を回動することにより該載置部材を前記着脱庫内から退避させ、該着脱庫を前記固定庫から前方に取り外し可能としたこと特徴とするグリル調理器。
  2. 載置部材は、その一端がスライドレールに回動可能に連結され、他端の自由端側にグリル皿を着脱可能に載置支持することを特徴とする請求項1記載のグリル調理器。
  3. 左右一対のスライドレールは、連結部材にて連結されるとともに、該連結部材に載置部材を回動可能に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のグリル調理器。
  4. 連結部材は、スライド方向と異なる方向に穴部を備え、該穴部にワイヤー部材にて形成した載置部材の先端部を回動可能に挿入したことを特徴とする請求項3記載のグリル調理器。
  5. グリル扉とグリル皿とは、着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1記載のグリル調理器。
  6. グリル扉を、閉鎖位置から最も前方に引き出した全開位置の間において、グリル皿を載置した載置部材の一部は、着脱庫底面と接した状態に維持される構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のグリル調理器。
  7. 着脱庫は、前面開口部の周縁に形成されたフランジ部を有し、このフランジ部は該着脱庫が固定庫内に収納されたとき、グリル扉との閉鎖対面である調理器本体の前面板と略同一面を形成する構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のグリル調理器。
  8. グリル扉と調理器本体の前面板との閉鎖対面間に、パッキンを介在したことを特徴とする請求項7記載のグリル調理器。
  9. 左右一対のスライドレールは、固定庫及び着脱庫の底部両側部のコーナーを内方に突出させることにより、外方に形成された窪み部に配設したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のグリル調理器。
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