JP2013118718A - モータの製造方法、並びに、モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

モータの製造方法、並びに、モータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステータにヒュームやフラックスが付着することを防止し、コイルの引出線とロータマグネットとの干渉を防止する。
【解決手段】ステータ22、ベース部21、配線基板14を有する静止部2、および回転部を有するモータにおいて、モータの製造方法は、a)前記ステータを、ベース部の所定の位置に配置し、ステータのコイル222の引出線24をステータコア221のティースの先端面に接する中心軸J1を中心とする仮想円筒面92よりも先端面234から離れた位置に配置する工程と、b)配線基板のランド部14aと、先端面との間に、遮蔽体91を配置する工程と、c)遮蔽体と配線基板との間から配線基板の上面に沿って延びる引出線をランド部に半田付けする工程と、d)遮蔽体を取り除く工程と、e)回転部を静止部に取り付ける工程と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、電動式のモータに関連する。
従来より、ハードディスク駆動装置等のディスク駆動装置では、ディスクを回転するスピンドルモータが搭載される。特開平11−218128号公報に開示されるスピンドルモータは、モータフレームと、ハウジングと、ステータと、フレキシブルプリント配線と、を含む。ハウジングは、略円筒状であり、モータフレームと一体に形成される。ステータは、ハウジングの外周に圧入固着される。ステータに設けられたコイルのコイル線の端末は、モータフレームの上面に配置されたフレキシブルプリント配線に半田により結線される。
なお、特開2006−40423号公報に開示されるディスク装置の内部には、ヘリウムや水素等の低密度ガスが充填される。これにより、ディスクやヘッドの振動が抑えられ、高精度にデータを記録することができる。
特開平11−218128号公報 特開2006−40423号公報
ところで、コイルの引出線と配線基板との半田付けの位置をステータよりも径方向外方に設けようとすると、半田部がモータのロータマグネットに接触する虞がある。特開平11−218128号公報に示されるように、ステータコアの外縁部の下側にて、コイル線とフレキシブルプリント配線とを半田付けしようとすると、半田付け作業が煩雑となる。また、ヒュームやフラックスがステータに付着しやすい。
本発明は、ステータにヒュームやフラックスが付着することを防止することを主たる目的とし、コイルの引出線とロータマグネットとの干渉を防止することも目的としている。
本発明の例示的な第1の側面に係るモータの製造方法は、ステータと、ベース部と、配線基板と、を有する静止部、および、回転部を有するモータにおいて、a)前記ステータを、前記ベース部の所定の位置に配置し、前記ステータのコイルの引出線をステータコアのティースの先端面に接する中心軸を中心とする仮想円筒面よりも前記先端面から離れた位置に配置する工程と、b)前記配線基板のランド部と、前記先端面との間に、遮蔽体を配置する工程と、c)前記遮蔽体と前記配線基板との間から前記配線基板の上面に沿って延びる前記引出線を前記ランド部に半田付けする工程と、d)前記遮蔽体を取り除く工程と、e)前記回転部を前記静止部に取り付ける工程と、を備える。
本発明の例示的な第2の側面に係るディスク駆動装置用のモータは、ステータを有する静止部と、前記ステータの径方向外側に配置されるロータマグネットを有する回転部と、前記回転部を前記静止部に対して中心軸を中心として回転可能に支持する軸受機構と、を備え、前記静止部が、ディスク駆動装置のハウジングの一部であるベース部と、前記ベース部の上面上に配置された配線基板と、を備え、前記ステータのコイルの引出線が、前記ステータと前記配線基板との間にて下方に向かって径方向外方に傾斜する傾斜部と、前記ステータのステータコアよりも外側にて、前記配線基板の上面に沿って径方向外方に延び、前記配線基板上に半田付けされる先端部と、を備え、前記傾斜部と前記先端部との間にて前記引出線が屈曲または湾曲する部位が、前記ステータコアの外周面の下方に位置し、前記配線基板上の半田部の少なくとも一部が、前記ロータマグネットと軸方向に重なる。
本発明によれば、ステータにヒュームやフラックスが付着することを防止することができる。コイルの引出線とロータマグネットとの干渉を防止することもできる。
図1は、本発明の一の実施形態に係るディスク駆動装置の断面図である。 図2は、第1ハウジング部材の平面図である。 図3は、モータの断面図である。 図4は、ステータコアの平面図である。 図5は、モータの断面図である。 図6は、モータの断面図である。 図7は、モータの製造の流れを示す図である。 図8は、組立途上の静止部を示す断面図である。 図9は、組立途上の静止部を示す平面図である。 図10は、遮蔽体の他の例を示す図である。 図11は、他の例に係るモータの静止部を示す図である。
本明細書では、モータの中心軸方向における図1の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係るスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)を含むディスク駆動装置1の断面図である。ディスク駆動装置1は、いわゆるハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置1は、例えば、情報を記録する3枚の円板状のディスク11と、モータ12と、アクセス部13と、コネクタ15と、ハウジング16と、を含む。ディスク11は、モータ12に取り付けられる。アクセス部13は、ディスク11に対して、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行う。なお、ディスク11の数は3以外でもよい。
ハウジング16は、無蓋箱状の第1ハウジング部材161と、板状の第2ハウジング部材162と、を含む。ハウジング16には、ディスク11、モータ12およびアクセス部13が収容される。ディスク駆動装置1では、第1ハウジング部材161に第2ハウジング部材162が例えば溶接等の手段で接合されて、ハウジング16が構成される。ハウジング16の内部空間163は密閉され、塵や埃が極度に少ない。また、ハウジング16内には、好ましくはヘリウムが充填される。
3枚のディスク11は、スペーサ172により、軸方向に等間隔に並び、クランパ171によりモータ12にクランプされる。アクセス部13は、6つのヘッド131と、ヘッド131を支持する6つのアーム132と、ヘッド移動機構133とを含む。ヘッド移動機構133はアーム132を移動することにより、ヘッド131をディスク11に対して相対的に移動させる。これらの構成により、ヘッド131は、回転するディスク11に近接した状態にて、ディスク11の所要の位置にアクセスし、情報の読み出しおよび書き込みを行う。
図2は、第1ハウジング部材161の平面図である。図2では、モータ12の回転部3および配線基板14、ディスク11、アクセス部13、並びに、コネクタ15を二点鎖線にて示している。第1ハウジング部材161の底部61は、ベース部21と、ディスク収容凹部62と、アクセス部収容凹部63と、貫通孔64と、を含む。ベース部21は、モータ12の一部でもある。ディスク収容凹部62は、中心軸J1を中心とする略C字状の部位を含み、ディスク11の多くの部分が収容される。
アクセス部収容凹部63には、アクセス部13が取り付けられる。アクセス部13のアーム132の移動範囲は、アクセス部収容凹部63と重なる。アクセス部収容凹部63の底面631は、ディスク収容凹部62よりも下方に位置する。ディスク11の一部は、アクセス部収容凹部63の上方に位置する。ディスク駆動装置1では、アクセス部収容凹部63が存在することにより、モータ12の駆動時に、ヘッド131が第1ハウジング部材161の底部61に接触することが防止される。
アクセス部収容凹部63には、周囲よりも僅かに窪む部位が設けられ、当該部位に貫通孔64が位置する。図1および図2に示すように、貫通孔64には、接着剤等によりコネクタ15が取り付けられる。ディスク駆動装置1では、ハウジング16が有する貫通孔の数が1つのみである。貫通孔64はコネクタ15により密閉されるため、貫通孔64からヘリウムが流出することを防止できる。
図3は、モータ12の断面図である。モータ12は、アウタロータ型であり、固定組立体である静止部2と、回転組立体である回転部3と、流体動圧軸受機構4(以下、「軸受機構4」という)と、を含む。回転部3は、軸受機構4によりモータ12の中心軸J1を中心として静止部2に対して回転可能に支持される。
静止部2は、ベース部21と、環状のステータ22と、配線基板14と、を含む。ステータ22は、ベース部21の中央に形成された円筒状のホルダ211の周囲に配置される。ステータ22は、ステータコア221と、ステータコア221に形成されたコイル222と、を含む。ステータ22では、UVWの各相のコイルの引出線およびコモン線が、配線基板14に半田付けされる。以下、引出線およびコモン線をまとめて「引出線24」と呼ぶ。
配線基板14の好ましい一例として、フレキシブルプリント基板が挙げられる。図2に示すように、配線基板14は、第1ハウジング部材161の底部61の上面上に位置し、回転部3から貫通孔64に向かって延びる。
図1に示すように、コネクタ15は、複数のピン151を含む。ピン151のハウジング16内に位置する端部は、配線基板14に接続され、ハウジング16から下方に突出する端部は、外部電源に接続される。これにより、外部電源から、モータ12に電力が供給される。なお、コネクタ15を介してアクセス部13等の他の部材への給電や制御も行われる。
図4は、ステータコア221の平面図である。ステータコア221は、コアバック231と、複数のティース232と、を含む。コアバック231は、中心軸J1を中心とする環状である。ティース232は、コアバック231の外縁部から径方向外方に延びる。ティース232は、巻線部233と、先端部234と、を含む。巻線部233には、導線が巻回されて図3のコイル222が形成される。先端部234は、巻線部233の外縁部から周方向両側に広がる。
図3に示すように、回転部3は、ロータハブ31と、磁性部材32と、を含む。ロータハブ31は、ハブ本体311と、円筒部312と、環状のディスク載置部313と、を含む。円筒部312は、ハブ本体311の外縁部から下方へと突出する。ディスク載置部313は、円筒部312の下部から径方向外方に広がる。ディスク載置部313上には、図1の最も下側のディスク11が載置される。磁性部材32は、中心軸J1を中心とする略環状のロータマグネット321と、バックアイアン322と、を含む。ロータマグネット321は、バックアイアン322を介在させつつ円筒部312の内側に配置される。ロータマグネット321の下部の径方向外方には、ディスク載置部313が位置する。ロータマグネット321は、ステータ22の径方向外側に配置される。モータ12では、ロータマグネット321とステータ22との間にてトルクが発生する。
ハブ本体311には、軸方向に延びる孔部311aが設けられる。以下の説明では、ハブ本体311のうち、孔部311aを含む中心軸J1近傍の部位5を「スリーブ部5」という。孔部311aの周囲には、スリーブ部5を上下方向に連通する連通孔51が設けられる。
軸受機構4は、シャフト41と、第1コーン部421と、第2コーン部422と、第1カバー部材431と、第2カバー部材432と、潤滑油44と、を含む。シャフト41は、スリーブ部5の孔部311aに配置される。シャフト41は、下部がホルダ211の内側に設けられた非貫通の穴部212に配置されることにより、中心軸J1に沿って上下方向を向いて静止する。
第1コーン部421は、スリーブ部5の下側に配置される。第2コーン部422は、スリーブ部5の上側に配置される。第1カバー部材431は、スリーブ部5の下部に配置され、第1コーン部421の外側面の下部を覆う。第2カバー部材432は、スリーブ部5の上部に配置され、第2コーン部422の外側面の上部および上端を覆う。
図5は、軸受機構4を拡大して示す図である。スリーブ部5の孔部311aでは、内側面52の下部が、下方に向かうに従って径方向外方に傾斜する。内側面52の上部は、上方に向かうに従って径方向外方に傾斜する。
スリーブ部5の内側面52の下部と第1コーン部421との間には、下方に向かうに従って径方向外方に傾斜する第1傾斜間隙45が構成される。スリーブ部5の内側面52の上部と第2コーン部422との間には、上方に向かうに従って径方向外方に傾斜する第2傾斜間隙46が構成される。潤滑油44は、シャフト41とスリーブ部5の中央部との間の間隙47、第1傾斜間隙45、連通孔51および第2傾斜間隙46に充填される。軸受機構4では、第1カバー部材431と第1コーン部421との間の間隙48、および、第2カバー部材432と第2コーン部422との間の間隙49に潤滑油44の界面が位置する。
モータ12の駆動時には、第1傾斜間隙45および第2傾斜間隙46にて潤滑油44による流体動圧が発生する。これにより、スリーブ部5がシャフト41に対して回転可能に支持される。モータ12では、スリーブ部5がシャフト41に支持される部位として、軸受機構4の一部を兼ねている。
図6は、ステータ22の下部近傍を拡大して示す図である。ステータ22のコイル222の引出線24は、傾斜部241と、先端部242と、を含む。傾斜部241は、ステータ22と配線基板14との間にて下方に向かって径方向外方に傾斜する。先端部242は、ステータコア221よりも外側にて、配線基板14の上面に沿って径方向外方に延び、配線基板14上に半田付けされる。引出線24のうち、傾斜部241と先端部242との間にて屈曲する部位243は、ティース232の先端面である先端部234の外周面234aの下方に位置する。
配線基板14上の半田部141は、ステータコア221の径方向外側にて、ロータマグネット321およびバックアイアン322と軸方向に重なる。半田部141の上端は、ディスク載置部313の下端313aよりも上側に位置する。
図7は、モータ12を製造する流れを示す図である。図8は、引出線24の配線基板14への半田付け直後の静止部2を示す図である。モータ12を製造する際には、まず、ベース部21の上面上に配線基板14が貼付される。次に、ベース部21のホルダ211の周囲にステータ22が配置される。ステータ22のコイル222から、引出線24がステータ22の外側に引き出される(ステップS11)。より正確に表現すれば、引出線24が、ステータコア221の先端部234の外周面234aに接する中心軸J1を中心とする仮想円筒面92よりも外周面234aから径方向外側に離れた位置に引き出される。
ステータ22と配線基板14のランド部14aとの間には、ステータ22の中心軸、すなわち、中心軸J1を中心とする円筒状の遮蔽体91が配置される(ステップS12)。図9に示すように、遮蔽体91の内面91aは、ステータコア221の先端部234の外周面234aの中央部に接触する。図9では、ステータ22の渡り線の図示を省略している。図8および図9に示すように、遮蔽体91の内面91aは、仮想円筒面92に含まれる。なお、遮蔽体91の内面91aは、ステータコア221の先端部234の外周面234aに接触しなくてもよい。遮蔽体91は、ステータコア221の上側から中心軸J1方向に下向きに移動し、引出線24に接触する。図8に示す遮蔽体91の下端部は、引出線24に接触しつつ配線基板14に近づく。そして、遮蔽体91の下端部は引出線24を挟んで配線基板14の上面に間接的に接触する。これにより、引出線24が屈曲する。遮蔽体91と配線基板14との間から径方向外方に延びる先端部242と、遮蔽体91よりも内側に位置する傾斜部241との間には、屈曲する部位243が形成される。以下、部位243を「屈曲部243」という。ただし、傾斜部241が撓んでいる場合は、先端部242と傾斜部241との間の部位243は滑らかに湾曲する。屈曲部243は、先端部234の外周面234aの下方に位置する。遮蔽体91が円筒状であることから、複数の引出線24の屈曲部243は、中心軸J1を中心とする円周上に配列される。
次に、図8および図9に示すように、先端部242が、配線基板14のランド部14aに半田付けされる(ステップS13)。そして、引出線24の半田部141からはみ出た部分が切断され、引出線24の半田付け作業が完了する。遮蔽体91がステータ22から取り除かれると(ステップS14)、図3に示すように、軸受機構4および回転部3が静止部2に取り付けられる(ステップS15)。
以上、モータ12を含むディスク駆動装置1の構造およびモータ12の製造の流れについて説明したが、モータ12では、引出線24を配線基板14に半田付けする際に、ステータコア221の周囲に遮蔽体91が配置されることにより、ヒュームやフラックスがステータ22に付着することを防止することができる。遮蔽体91は円筒状であるため、遮蔽体91をステータ22の周囲に容易に配置することができる。半田部141が、ティース232の先端面よりも径方向外方に位置するため、半田付け作業を容易に行うことができる。
引出線24の先端部242が、ステータコア221の外周面234aの下方にて配線基板14の上面に沿って径方向外方に延びることから、引出線24が配線基板14から上方に離れてランド部14aに導かれる場合に比べて、引出線24とロータマグネット321との干渉を確実に防止することができる。半田部141が、ディスク載置部313よりも径方向内方に位置することから、ディスク載置部313の下端313aを半田部141の上端よりも下方に位置させることができ、ディスク載置部313の肉厚を確保することができる。
ハウジング16には、外部接続用の1つの貫通孔64のみが設けられることから、複数の貫通孔が設けられるハウジング部材に比べて、貫通孔と貫通孔内に配置される部品との間からヘリウムが流出する可能性を低減することができる。
図10は、遮蔽体91の他の例を示す図である。遮蔽体91の下端部は、上方に向かって窪む複数の凹部911、を含む。凹部911は、遮蔽体91の内面91aから外面まで径方向に伸びる。遮蔽体91をステータ22の周囲に配置する際には、複数の引出線24を各凹部911内に通しつつ遮蔽体91の下端部が配線基板14の上面に直接的に接触する。引出線24の先端部242は、凹部911と配線基板14との間を通って、ステータコア221の先端部234の外周面234aから径方向外側に離れた位置に達する。先端部242は、ランド部14aに半田付けされる。遮蔽体91に凹部911が設けられることにより、引出線24が、周方向に移動することが防止される。
図11は、他の例に係るモータ12の一部を示す図である。モータ12では、半田部141を覆う樹脂材料142が設けられる。樹脂材料142は、例えば接着剤である。静止部2を製造する際には、図8に示すように、引出線24が配線基板14上に半田付けされ、遮蔽体91がステータ22から取り外された後、樹脂材料142が半田部141に塗布される。樹脂材料142が設けられることにより半田部141からのガスの発生が抑制され、ディスク11への影響を防止することができる。図11のモータ12の他の構造および製造方法の他の工程は、図3のモータ12の場合と同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、遮蔽体91は円筒状には限定されず、平面視において中心軸J1を中心とする円弧状の部位を含む形状を有してもよい。遮蔽体91の内面91aがステータコア221の外周面234aに接する仮想円筒面に含まれることにより、外周面234aに沿って遮蔽体91を適切に配置することができる。遮蔽体91の内面91aは、中心軸J1を中心とする半周以上存在することがより好ましい。これにより、ステータコア221の周囲に遮蔽体91を容易に配置することができる。モータ12の製造では、平板状の遮蔽体が利用されてもよい。
引出線24の数は、3でもよく、5以上でもよい。配線基板14では、半田部141の少なくとも一部が、ロータマグネット321と軸方向に重なるのであれば、半田部141の一部が、ディスク載置部313の径方向内側の部位と軸方向に重なってもよい。また、半田部141全体が、ロータマグネット321と軸方向に重なってもよい。第1ハウジング部材161とベース部21とは別部材でもよい。モータ12では、ベース部に固定されたスリーブ部に対してシャフトが回転する構造が採用されてもよい。
引出線24を半田付けする手法は、ロータマグネットがステータの径方向内側に位置するインナロータ型のモータに適用可能である。インナロータ型のモータのステータコアでは、環状のコアバックからティースが径方向内方に向かって延びる。引出線24を半田付けする際には、引出線24が、ステータ22の内側に引き出される。すなわち、引出線24が、ティースの先端面に接する仮想円筒面よりも先端面から径方向内側に離れた位置に引き出される。ティースの先端面には、中心軸J1を中心とする円筒状の遮蔽体が配置される。
ハウジング16内部に充填される気体として、ヘリウム以外に水素が利用されてもよい。また、ヘリウムと水素との混合気体が利用されてもよく、ヘリウム、水素、または、上記混合気体のいずれかと空気との混合気体が利用されてもよい。
上記実施形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明は、ディスク駆動装置用のモータに利用可能であり、ディスク駆動装置以外の用途のモータにも利用可能である。
1 ディスク駆動装置
2 静止部
3 回転部
4 軸受機構
11 ディスク
12 モータ
13 アクセス部
14 配線基板
14a ランド部
16 ハウジング
21 ベース部
22 ステータ
24 引出線
64 貫通孔
91 遮蔽体
91a (遮蔽体の)内面
92 仮想円筒面
141 半田部
142 樹脂材料
161 第1ハウジング部材
162 第2ハウジング部材
221 ステータコア
222 コイル
232 ティース
234 先端面
234a (ティースの)外周面
241 傾斜部
242 先端部
243 屈曲部
313 ディスク載置部
313a (ディスク載置部の)下端
321 ロータマグネット
911 凹部
S11〜S15 ステップ
J1 中心軸

Claims (12)

  1. ステータと、ベース部と、配線基板と、を有する静止部、および、回転部を有するモータの製造方法であって、
    a)前記ステータを、前記ベース部の所定の位置に配置し、前記ステータのコイルの引出線をステータコアのティースの先端面に接する中心軸を中心とする仮想円筒面よりも前記先端面から離れた位置に配置する工程と、
    b)前記配線基板のランド部と、前記先端面との間に、遮蔽体を配置する工程と、
    c)前記遮蔽体と前記配線基板との間から前記配線基板の上面に沿って延びる前記引出線を前記ランド部に半田付けする工程と、
    d)前記遮蔽体を取り除く工程と、
    e)前記回転部を前記静止部に取り付ける工程と、
    を備える、モータの製造方法。
  2. 前記遮蔽体が、前記b)工程において前記仮想円筒面に含まれる面であって、前記中心軸を中心として少なくとも半周以上存在する面を含む、請求項1に記載のモータの製造方法。
  3. 前記b)工程において、前記遮蔽体が前記引出線に接触することにより、前記引出線を屈曲させる、請求項1または2に記載のモータの製造方法。
  4. 前記b)工程において、前記遮蔽体の下端部を前記引出線を挟んで間接的に、または、直接的に、前記配線基板の上面に接触させる、請求項1ないし3のいずれかに記載のモータの製造方法。
  5. 前記遮蔽体の前記下端部が、上方に向かって窪む凹部、を備え、
    前記c)工程において、前記引出線が、前記凹部と前記配線基板との間を通って前記仮想円筒面よりも前記先端面から離れる位置まで達している、請求項4に記載のモータの製造方法。
  6. 前記d)工程と前記e)工程との間に、前記ランド部に設けられた半田部を樹脂材料にて覆う工程、をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載のモータの製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかの方法にて製造されたモータであって、
    前記回転部がロータマグネットを備え、
    前記配線基板上の半田部の少なくとも一部が前記ロータマグネットと軸方向に重なる場所に位置する、モータ。
  8. ステータを有する静止部と、
    前記ステータの径方向外側に配置されるロータマグネットを有する回転部と、
    前記回転部を前記静止部に対して中心軸を中心として回転可能に支持する軸受機構と、
    を備え、
    前記静止部が、
    ディスク駆動装置のハウジングの一部であるベース部と、
    前記ベース部の上面上に配置された配線基板と、
    を備え、
    前記ステータのコイルの引出線が、
    前記ステータと前記配線基板との間にて下方に向かって径方向外方に傾斜する傾斜部と、
    前記ステータのステータコアよりも外側にて、前記配線基板の上面に沿って径方向外方に延び、前記配線基板上に半田付けされる先端部と、
    を備え、
    前記傾斜部と前記先端部との間にて前記引出線が屈曲または湾曲する部位が、前記ステータコアの外周面の下方に位置し、
    前記配線基板上の半田部の少なくとも一部が、前記ロータマグネットと軸方向に重なる、ディスク駆動装置用のモータ。
  9. 前記回転部が、前記ロータマグネットの径方向外側にて、ディスクが載置される環状のディスク載置部、をさらに備え、
    前記半田部の上端が、前記ディスク載置部の下端よりも上側に位置する、請求項6または8に記載のモータ。
  10. 前記半田部が、樹脂材料にて覆われる、請求項7ないし9のいずれかに記載のモータ。
  11. 請求項7ないし10のいずれかに記載のモータと、
    前記回転部に取り付けられるディスクと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記ディスク、前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングを、前記ベース部と共に構成するハウジング部材と、
    を備え、
    前記ハウジング内に充填される気体が、ヘリウム、水素、もしくは、ヘリウムと水素との混合気体、または、これらのいずれかと空気との混合気体である、ディスク駆動装置。
  12. 前記ハウジングが有する貫通孔が、1つのみである、請求項11に記載のディスク駆動装置。
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