JP2011205880A - モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

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Futoshi Sakaguchi
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Yujiro Kato
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卓郎 井口
Tadashi Hasegawa
正 長谷川
Hiroshi Nakajima
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    • H02K5/225Terminal boxes or connection arrangements

Abstract

【課題】ディスク装置駆動用のスピンドルモータのコネクタの封止方法の改善に関する。
【解決手段】ディスク装置駆動用スピンドルモータのベース部下面の連絡孔を通してステータの引出線と接続されるコネクタが、ベース部下面上に固定される台座部52と、台座部52の成型後に台座部52に取り付けられた金属ピン51とを備え、台座部52に引出線が挿入される貫通孔61aを有する孔形成部61を有し、孔形成部61の孔位置下面上にて金属ピン51の一方のピン端部と引出線とが接続され、一方のピン端部から他方のピン端部に向かう途中において、金属ピン51と台座部52とが所定の分離位置にて離れ、一方のピン端部と引出線との接続位置が接着剤にて覆われ、一方のピン端部から分離位置までの範囲において、金属ピン51と台座部52との間の間隙の周囲が接着剤にて封止されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動式のモータに関する。
従来より、ハードディスク駆動装置のモータでは、ベース部の外部に、ステータと回路基板とを接続するコネクタが設けられる。特開2005−57892号公報に開示されるスピンドルモータのコネクタは、絶縁用ボス部と、凹部と、を備える。絶縁用ボス部は、ベース板の電線引出孔に圧入される。凹部は、ベース板に当接する当接面に形成される。ベース板にコネクタが取り付けられる際には、電線引出孔から引き出された電線が、絶縁用ボス部に設けられた連通孔に通される。絶縁用ボス部は電線引出孔に圧入される。電線はコネクタ上に設けられた複数の電極の中継部に半田付けされる。コネクタの凹部には、コネクタを貫通する注入孔を介して接着剤が注入され、コネクタとベース板とが接着される。さらに、接着剤は、コネクタの中継部および連通孔に塗布される。このように、特開2005−57892号公報に開示される手法では、コネクタの各部への接着剤塗布を連続して行うことができる。
特開2005−57892号公報
ところで、金属ピンが樹脂製の台座部上に固定されるコネクタを利用しようとした場合、ステータの引出線と金属ピンとの接続位置を接着剤にて封止しても、ベース部の連絡孔から金属ピンと台座部との間の僅かな隙間を通って、気体がハードディスク駆動装置内と外部とを出入りする虞がある。
本発明は、金属ピンと樹脂成型部との間からの気体の出入りを防止することを目的としている。
本発明の例示的なディスク装置駆動用のスピンドルモータは、ロータマグネットを有する回転部と、上下方向を向く中心軸を中心に前記回転部を回転可能に支持する軸受機構と、回転力を発生し、前記ロータマグネットと対向するステータと、前記ステータの下側に位置するベース部と、前記ベース部の下面上に固定され、前記ベース部に形成された連絡孔を通して前記ステータから引き出された引出線と接続されるコネクタと、を備え、前記コネクタが、射出成型にて成型された樹脂製であり、前記ベース部の前記下面上に固定される台座部と、前記台座部の成型後に前記台座部に取り付けられた金属ピンと、を備え、前記台座部が、前記引出線が挿入される少なくとも1つの貫通孔を有する孔形成部を有し、前記孔形成部の下面である孔位置下面上にて、前記金属ピンの一方のピン端部と前記引出線とが接続され、前記一方のピン端部から他方のピン端部に向かう途中において、前記金属ピンの上面と前記台座部とが所定の分離位置にて離れ、前記孔位置下面上にて前記一方のピン端部と前記引出線との接続位置が接着剤にて覆われ、前記一方のピン端部から前記分離位置までの範囲において、前記少なくとも1つの貫通孔の周囲を除き、前記金属ピンと前記台座部との間の間隙の周囲が前記接着剤にて封止されている。
本発明によれば、金属ピンと台座部との間からの気体の出入りが防止される。
図1は、第1の実施形態に係るディスク駆動装置を示す図である。 図2は、モータの縦断面図である。 図3は、ベース部の底面図である。 図4は、コネクタの平面図である。 図5は、コネクタの側面図である。 図6は、コネクタの底面図である。 図7は、コネクタの底面図である。 図8は、コネクタの断面図である。 図9は、コネクタの斜視図である。 図10は、金属ピンの平面図である。 図11は、金属ピンの側面図である。 図12は、コネクタの底面図である。 図13は、金属ピンおよび台座部を示す図である。 図14は、コネクタの断面図である。 図15は、コネクタおよびベース部を示す断面図である。 図16は、コネクタおよびベース部を示す断面図である。 図17は、コネクタおよびベース部を示す底面図である。 図18は、コネクタの断面図である。 図19は、コネクタの断面図である。 図20は、第2の実施形態に係るモータのコネクタおよびベース部を示す断面図である。 図21は、コネクタおよびベース部を示す底面図である。 図22は、コネクタの断面図である。 図23は、他の例に係るコネクタの断面図である。 図24は、金属ピンの他の例を示す斜視図である。 図25は、コネクタの底面図である。 図26は、組立途上のコネクタを示す断面図である。 図27は、金属ピンのさらに他の例を示す斜視図である。 図28は、コネクタの底面図である。 図29は、さらに他の例に係るコネクタの底面図である。 図30は、コネクタの断面図である。 図31は、さらに他の例に係るコネクタの底面図である。
本明細書では、中心軸J1方向における上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係るスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)を備えるディスク駆動装置10の縦断面図である。ディスク駆動装置10は、いわゆるハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置10は、ディスク11と、モータ12と、アクセス部13と、ハウジング14と、を備える。モータ12は、情報を記録するディスク11を保持しつつ回転する。アクセス部13は、ディスク11に対して、情報の読み出しおよび/または書き込みを行う。
ハウジング14は、無蓋箱状の第1ハウジング部材141と、板状の第2ハウジング部材142と、を備える。第1ハウジング部材141の内側には、モータ12およびアクセス部13が収容される。ディスク駆動装置10では、第1ハウジング部材141に第2ハウジング部材142が組み合わされて、ハウジング14が形成される。ディスク駆動装置10の内部空間は、塵や埃が極度に少ない清浄な空間となっている。
アクセス部13は、ヘッド131と、2つのアーム132と、ヘッド移動機構133と、を有する。ヘッド131はディスク11に近接して、情報の読み出しおよび/または書き込みを磁気的に行う。アーム132は、ヘッド131を支持する。ヘッド移動機構133は、アーム132を移動することにより、ヘッド131をディスク11に対して相対的に移動させる。これらの構成により、ヘッド131は、回転するディスク11に近接した状態にて、ディスク11の所要の位置にアクセスする。
図2は、モータ12の縦断面図である。モータ12は、アウタロータ型のモータである。モータ12は、固定組立体である静止部2と、回転組立体である回転部3と、流体動圧軸受機構4(以下、「軸受機構4」という)と、を備える。回転部3は、軸受機構4を介してモータ12の中心軸J1を中心に、静止部2に対して回転可能に支持される。
静止部2は、略板状のベース部21と、ステータ22と、円筒状のホルダ23と、コネクタ5と、を備える。ベース部21およびホルダ23は、図1の第1ハウジング部材141と一つながりの部材として形成される。ベース部21は、中心軸J1に平行な方向に貫通する連絡孔214を備える。ステータ22は、ベース部21の上側にて、ホルダ23の外側面に固定される。ステータ22は、ステータコア221と、ステータコア221上に形成された複数のコイル222と、を備える。ステータコア221は、積層鋼板にて形成される。ホルダ23の内側には孔部が形成される。孔部内には軸受機構4の下部が固定される。コネクタ5は、金属ピン51と、台座部52と、を備える。台座部52は、射出成型にて成型された樹脂製であることが好ましい。コネクタ5では、台座部52がベース部21の下面に固定される。ステータ22から引き出された引出線224は、ベース部21の連絡孔214を通して金属ピン51に接続される。金属ピン51は、図2中に二点鎖線にて示す回路基板24と接続され、これにより、ステータ22と回路基板24とが電気的に接続される。
回転部3は、環状のロータハブ31と、円筒状のヨーク32と、ロータマグネット33と、を備える。ヨーク32は、ロータハブ31の中心軸J1を中心とする径方向外側の端部から下方に伸びる。ロータマグネット33は、ヨーク32の内側に固定される。以下、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」という。ロータマグネット33は、ステータ22と径方向に対向する。ロータマグネット33とステータ22との間にて回転力が発生する。
軸受機構4は、シャフト41と、有底略円筒状のブッシュ42と、スリーブ43と、シールキャップ44と、を備える。ブッシュ42の下部は、ホルダ23の内側に固定される。軸受機構4では、スリーブ43として、焼結スリーブが利用される。スリーブ43は、ブッシュ42の円筒部の内側面に固定される。スリーブ43の内側には、シャフト41が挿入される。シャフト41の下部には、環状のスラストプレート412が設けられる。スラストプレート412の下面には、図示省略のスパイラル状のスラスト動圧溝部が形成される。シールキャップ44は、ブッシュ42の内側においてスリーブ43の上方に配置される。
モータ12では、スリーブ43およびブッシュ42の下部とシャフト41およびスラストプレート412との間の間隙に潤滑油45が充填される。モータ12では、軸受機構4がシャフト41に固定された回転部3を潤滑油45を介して非接触にて支持することにより、回転部3および図1のディスク11を回転することができる。
図3はベース部21の底面図であり、コネクタ5を二点鎖線にて示している。ベース部21の下面には、上下方向を向く中心軸J1が中央に位置する略円環状の中央領域212が設けられる。中央領域212は、周囲の領域よりも下方、すなわち、図3における紙面の手前側に向かって突出する。中央領域212には、径方向に伸びる切欠状の凹部213が設けられる。凹部213には連絡孔214が位置する。
コネクタ5では、コネクタ5の伸びる方向に垂直、かつ、ベース部21の中央領域212に平行な方向(以下、「幅方向」という)における幅が、凹部213の同方向の幅よりも僅かに小さい。凹部213内には、コネクタ5の中心軸J1側の端部が嵌め込まれる。
図4および図5はコネクタ5の平面図および側面図である。図4では、金属ピン51に平行斜線を付している。以下の図6および図7においても同様である。台座部52は、第1板状部521、第2板状部522、および、第1板状部521と第2板状部522との間に位置する段差部523を備える。第2板状部522は第1板状部521よりも上方に位置する。第1板状部521は、第2板状部522よりも幅方向における幅が大きい。
第1板状部521の先端部61は、上方に向かって突出する突出部611を有する。図4に示すように、突出部611には、突出部611の伸びる上下方向に先端部61を貫通する3つの貫通孔61aが設けられる。以下の説明では、先端部61を「孔形成部61」と呼ぶ。孔形成部61には、幅方向において等間隔に並ぶ3つの微小な貫通孔613が設けられる。貫通孔613は、突出部611の第2板状部522側に位置する。後述するように、貫通孔613は、台座部52と金属ピン51との間の封止に利用される。以下、貫通孔613を「封止用貫通孔613」と呼ぶ。
図6および図7はコネクタ5の底面図である。コネクタ5では、台座部52の成型後に金属ピン51が台座部52に取り付けられる。図6に示すように、金属ピン51が台座部52に固定された状態において、金属ピン51の下面の多くの部位が下方に露出する。第1板状部521の下面には、コネクタ5の伸びる方向、すなわち、金属ピン51の伸びる方向に平行に3つの溝部62が設けられる。溝部62は、孔形成部61の下面612よりも第2板状部522側に位置する。以下、孔形成部61の下面612を「孔位置下面612」と呼ぶ。孔位置下面612は略平坦状の面を含む。孔位置下面612と溝部62の底面とは連続する。第2板状部522の端部には、コネクタ5の伸びる方向に略平行に3つのスリット63が設けられる。
図8は、図6のコネクタ5の溝部62を矢印Aの位置にて切断した断面図である。図8では、1つの溝部62のみを示している。溝部62には貫通孔645が設けられる。図4に示すように、貫通孔645は、封止用貫通孔613よりも金属ピン51の回路基板24に接する他方の端部側に位置する。図8に示すように、貫通孔645の下部は、幅方向における中央に向かって突出する一対の第1庇部641を含む。なお、第1庇部641よりも上側の部位が貫通孔645と捉えられてもよい。台座部52の射出成形時には、金型内にて貫通孔645に対応する位置に金型の凸部が挿入され、凸部の両側の空間に第1庇部641が形成される。このように、貫通孔645は、庇形成用の金型の凸部の痕として形成される。以下、貫通孔645を「庇用貫通孔645」と呼ぶ。図4に示すように、封止用貫通孔613の金属ピン51の伸びる方向における長さは、庇用貫通孔645の同方向の長さよりも短い。
図9は、コネクタ5を下方から見た斜視図である。図7および図9に示すように、溝部62には、第1庇部641よりも第2板状部522側に、溝部62の中央に向かって突出する第2庇部642および第3庇部643が設けられる。スリット63にも、スリット63の幅方向における中央に向かって突出する第4庇部644が設けられる。第2庇部642および第3庇部643はそれぞれ、第1庇部641と同様に、図4に示す庇用貫通孔646,647内に設けられる。
図10および図11は金属ピン51の平面図および側面図である。金属ピン51は、第1接続端子511と、第2接続端子512と、を備える。第1接続端子511は、図2の中心軸J1に略垂直である。金属ピン51は、上面および下面が平坦な帯状の金属部材を折り曲げたものである。図10に示すように、第1接続端子511には、孔部51aが設けられる。図11に示すように、金属ピン51の中央には、段差部513が設けられる。第1接続端子511側の部位が第2接続端子512側の部位よりも下方に位置する。また、第2接続端子512には、下方に向かって屈曲する屈曲部514が設けられる。図2に示すように、屈曲部514は回路基板24に電気的に接続される。
図10に示すように、第1接続端子511と第2接続端子512との間には、幅方向における幅が大きい4つの部位が設けられる。以下、4つの部位を第1接続端子511側から順に「第1ないし第4幅広部711〜714」という。また、第1接続端子511と第1幅広部711との間、第1幅広部711と第2幅広部712との間、第2幅広部712と第3幅広部713との間、および、第3幅広部713と第4幅広部714との間における幅が小さい4つの部位を第1接続端子511側から順に「第1ないし第4幅狭部721〜724」という。
図12に示すように、金属ピン51が台座部52に固定された状態では、孔部51aは、図4の貫通孔61aと中心軸J1と平行な方向において重なる。また、第1接続端子511の先端は、孔形成部61よりも図12の左側に僅かに突出する。第1幅狭部721は、孔形成部61の封止用貫通孔613上に位置する。封止用貫通孔613の幅方向における幅は、第1幅狭部721の同方向の幅よりも大きい。
金属ピン51が台座部52に固定される際には、図13に示すように、図11の金属ピン51の上下を反転させた状態にて、金属ピン51を台座部52に向かって挿入する。第1ないし第4幅狭部721〜724は、破線にて示す台座部52の第1ないし第4庇部641〜644の内側に位置させる。
次に、図13の矢印91にて示すように、金属ピン51を孔形成部61側に向けてスライドさせる。このとき、第1ないし第4幅広部711〜714はそれぞれ、第1ないし第4庇部641〜644内に嵌り込む。
図9に示すように、金属ピン51の段差部513が台座部52の段差部523に当接することにより、金属ピン51の移動は停止する。図8に示すように、第1幅広部711の一部は、第1庇部641上に位置する。同様に、図13の第2ないし第4幅広部712〜714の一部が、図7に示すように、第2ないし第4庇部642〜644と上下方向に当接する。
図14は、図6の矢印Bの位置におけるコネクタ5の溝部62の断面図である。図14では、1つの溝部62のみを示している。溝部62では、金属ピン51の上面が、溝部62の底面621に当接する。金属ピン51は、第1ないし第4庇部641により、底面621から図2における下方への移動が防止される。換言すれば、溝部62の底面621、並びに、図7に示す第1ないし第4庇部641〜644に挟まれるようにして、金属ピン51の上下方向における位置が固定される。なお、図2に示すように、コネクタ5がベース部21に取り付けられた状態にて、金属ピン51および台座部52が接着剤81にて覆われるため、金属ピン51に力が加わっても金属ピン51が台座部52に対してスライドすることはない。
次に、コネクタ5のベース部21への取付作業について説明する。まず、図2のベース部21の上下が反転された状態にて、ステータ22から引き出された3本の引出線224が連絡孔214に通される。次に、図4および図5に示すコネクタ5の突出部611の周囲に熱硬化性の接着剤が塗布される。図15に示すように、突出部611が下方に向けられた状態にて、引出線224が、台座部52の貫通孔61a、および、金属ピン51の孔部51aに挿入され、金属ピン51の下面側、すなわち、図15の上側へと引き出される。図15は、中心軸J1に平行、かつ、コネクタ5の伸びる方向に平行な面にてコネクタ5を切断した断面を示している。
突出部611は、ベース部21の凹部213内の連絡孔214に圧入される。このとき、突出部611の周囲の接着剤811が、台座部52とベース部21との間にて広がる。図16に示すように、接着剤811の一部は、封止用貫通孔613内に流れ込み、封止用貫通孔613内が接着剤811で満たされる。なお、突出部611は連絡孔に圧入されるのではなく、例えば、突出部が隙間を設けつつ連絡孔に挿入されてもよい。
コネクタ5では、引出線224が所定の長さに切断され、孔位置下面612上にて、第1接続端子511と引出線224とが半田付けされる。以下、第1接続端子511における孔部51aの位置を引出線224と第1接続端子511との「接続位置54」と呼ぶ。
図17は、ベース部21の凹部213近傍を図16の上方から見た図である。図16および図17に示すように、ベース部21の凹部213では、コネクタ5上に封止材料として、例えば熱硬化性の接着剤812が塗布される。図17では、接着剤812を平行斜線にて示し、接着剤812に覆われた部位のうちコネクタ5のみを破線にて示している。孔形成部61、第1接続端子511および第1幅狭部721の一部、並びに、図16の半田82が接着剤812にて覆われる。図16に示すように、コネクタ5では、接続位置54に半田82が存在することから、突出部611の貫通孔61aの周囲には接着剤812が存在しない。接着剤811,812は加熱により硬化され、コネクタ5のベース部21への取付作業が完了する。なお、封止材料として、紫外線により硬化する接着剤を用いてもよく、紫外線の照射および加熱により硬化する接着剤を用いてもよい。
図18は、図16の第1接続端子511近傍および封止用貫通孔613近傍を拡大して示す図である。孔形成部61とベース部21の下面との間に介在する接着剤811は、孔位置下面612と第1接続端子511の先端との間の境界532まで広がっており、さらに、ベース部21と第1接続端子511の先端との間の境界534まで到達している。そして、境界534において接着剤812と連続する。ただし、後述するように、必ずしも接着剤811と接着剤812とが連続する必要はない。図18では、第1接続端子511および孔形成部61とベース部21との間の接着剤811層の厚さを誇張して示している。
また、封止用貫通孔613と金属ピン51との第1接続端子511側の境界533、すなわち、封止用貫通孔613の図18における上側の開口の縁の第1接続端子511側の部位と金属ピン51とが交差する位置にも接着剤811が存在する。図17に示すように、幅方向において、封止用貫通孔613の幅は、封止用貫通孔613と上下方向に重なる第1幅狭部721の幅よりも広いため、第1幅狭部721の両側において、接着剤812と図18に示す封止用貫通孔613内の接着剤811とが連続する。以下、接着剤811と接着剤812とを区別しないときは、「接着剤81」という。封止用貫通孔613が設けられる位置では、金属ピン51の伸びる方向に垂直な面にて金属ピン51を切断した断面の周囲は、接着剤81にて囲まれる。
一方、図17に示すように、コネクタ5では、下方から見た際に、孔形成部61の孔位置下面612と金属ピン51の上面とが重なる領域の輪郭のうち、金属ピン51の両側の部位531にも接着剤812が存在する。その結果、第1接続端子511と封止用貫通孔613との間において、孔位置下面612と金属ピン51の上面とが重なる領域の周囲が全周に亘って接着剤81にて封止される。
仮に、封止用貫通孔613が設けられないとすると、図19に示すように、ディスク駆動装置10内の気体が、突出部611の貫通孔61aから金属ピン51と台座部52との間の微小な間隙を通って庇用貫通孔645に流れ込む虞がある。なお、微小な間隙とは、金属ピン51と台座部52とが当接した状態であっても密着していないために流体が通る間隙をいう。庇用貫通孔645近傍には、接着剤81が塗布されないため、金属ピン51の幅方向における両側、すなわち、図19における紙面に垂直な方向から外部へと矢印92にて示すように、気体が漏れ出す。このように、金属ピンを台座部に嵌め込む、いわゆる、ポストインサート工法を利用するコネクタでは、射出成形によって金属ピンの周囲を樹脂で覆ったコネクタとは異なり、微小な間隙から気体が出入りしてしまう虞がある。なお、気体としては、例えば空気、ヘリウム等が挙げられるが、これらには限らない。
これに対し、コネクタ5では、第1接続端子511から第2接続端子512に向かう途中において金属ピン51と台座部52とが分離する分離位置、すなわち、金属ピン51と封止用貫通孔613との境界533が接着剤81にて封止される。これにより、庇用貫通孔645からの気体の出入りが確実に防止される。
以上、第1の実施形態に係るモータ12について説明したが、コネクタ5では、孔位置下面612と金属ピン51との間の領域の全周、換言すれば、接続位置54の周囲が全周に亘って接着剤81にて封止されることにより、ディスク駆動装置10内と外部との気体の出入りが防止される。台座部52では、金属ピン51の上面上に金属ピン51に対応する封止用貫通孔613が設けられることにより、金属ピン51の周囲を容易に封止することができる。封止用貫通孔613の幅方向における幅が、金属ピン51の封止用貫通孔613上に重なって位置する第1幅狭部721よりも大きいことから、封止が確実に行われる。封止用貫通孔613の大きさが、庇用貫通孔645〜647よりも小さいため、庇用貫通孔645〜647に接着剤81を充填して封止を行う場合に比べて、少量の接着剤にて封止を確実に行うことができる。
コネクタ5では、図18に示す境界532まで接着剤811または812が流れ込まない場合であっても、第1接続端子511とベース部21との間の領域が接着剤812にて封止されるのであれば、第1接続端子511側からの気体の出入りは生じない。すなわち、コネクタ5では、第1接続端子511から金属ピン51と台座部52との分離位置である境界533までの範囲において、貫通孔61aの周囲を除き、金属ピン51と台座部52との間の間隙の周囲が全周に亘って接着剤81にて実質的に封止されるのであれば、気体の出入りが防止される。以下の実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
図20は、第2の実施形態に係るモータのコネクタ5a近傍の縦断面図である。図21は、図20の上方、すなわち、ベース部21の下面側から見た図である。図21では、コネクタ5aの接着剤81に覆われた部位を破線にて示している。台座部52の孔形成部61では、封止用貫通孔613に代えて金属ピン51の上面上にベース部21側に向かって窪む封止用の溝部614が設けられる。なお、図20において下側であるベース部21側は図1の上側に対応する。以下、溝部614を「封止用溝部614」という。コネクタ5aの他の構造は、第1の実施形態に係るモータ12のコネクタ5と同様である。コネクタ5aの組立作業およびコネクタ5aのベース部21への取付作業も第1の実施形態と同様である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
図21に示すように、封止用溝部614は、3つの金属ピン51の第1幅狭部721を幅方向に横断する。封止用溝部614の幅方向における幅は、第1幅狭部721の同方向の幅よりも大きい。また、図20に示すように、封止用溝部614のコネクタ5aが伸びる方向における長さは、庇用貫通孔645の同方向の長さよりも短い。
図20および図21に示すように、コネクタ5aが接着剤812を用いてベース部21の凹部213に取り付けられた状態において、凹部213内に接着剤811がさらに塗布されると、孔形成部61、第1接続端子511および第1幅狭部721の一部、並びに、図20の半田82が接着剤81にて覆われる。図20および図21では、符号811,812を省略し、符号81のみを付している。図23においても同様である。
図18の場合と同様に、第1接続端子511と台座部52およびベース部21との間には接着剤81が存在する。さらに、コネクタ5aでは、図22に示すように、封止用溝部614内にも接着剤81が流れ込んで封止用溝部614が接着剤81にて満たされる。これにより、封止用溝部614の縁のうち第1接続端子511側の部位と金属ピン51とが交差する位置、すなわち、封止用溝部614と金属ピン51との第1接続端子511側の境界533が接着剤81にて封止される。
また、コネクタ5では、下方から見た際に、孔位置下面612と金属ピン51の上面とが重なる領域の輪郭のうち、金属ピン51の両側の部位531にも接着剤81が存在する。その結果、第1接続端子511と封止用溝部614との間において、孔位置下面612と金属ピン51の上面とが重なる領域の周囲が全周に亘って接着剤81にて封止される。
第2の実施形態に係るモータにおいても、接続位置54の周囲が全周に亘って接着剤81にて封止されるため、気体がディスク駆動装置10内と外部とを出入りすることが防止される。また、第1接続端子511から第2接続端子512に向かう途中において金属ピン51と台座部52とが分離する分離位置、すなわち、金属ピン51と封止用溝部614との境界533が接着剤81にて封止される。これにより、接続位置54の第2接続端子512側の封止を容易に行うことができる。封止用溝部614の大きさが小さいことから、少量の接着剤81にて封止を確実に行うことができる。
図23は、コネクタの他の例を示す図である。コネクタ5bの金属ピン51には、台座部52の突出部611と庇用貫通孔645との間において、台座部52から離れる方向に突出するように湾曲する封止用湾曲部615が設けられる。他の形状は、第1の実施形態のコネクタ5と同様である。接着剤812を用いてコネクタ5bがベース部21の凹部213に固定された状態において、凹部213内に接着剤811がさらに塗布されると、封止用湾曲部615と台座部52の孔位置下面612との間に接着剤81が流れ込む。これにより、封止用湾曲部615の第1接続端子511側の部位と孔位置下面612との間の境界が接着剤81により封止され、気体が金属ピン51と台座部52との間から庇用貫通孔645を通って、ハードディスク駆動装置内と外部とを出入りすることが防止される。
以上に説明したように、コネクタ5,5a,5bでは、第1接続端子511から第2接続端子512に向かう途中において、金属ピン51と台座部52とが離れる分離位置が設けられる。第1接続端子511から分離位置までの範囲では、金属ピン51と台座部52との間の領域を全周に亘って接着剤81が覆う。これにより、金属ピン51と台座部52との間の微小間隙の周囲が接着剤81にて封止され、気体が突出部611の貫通孔61aを通って、ハードディスク駆動装置内と外部とを出入りすることが防止される。
図24は、金属ピン51の他の例を示す斜視図である。図24では、金属ピン51の下面を上側に向けて示している。図25は、コネクタ5の底面図である。金属ピン51では、第4幅広部714aの幅方向における両側の部位である側部73に、内側に向かって延びる切り込み731aが設けられる。側部73の切り込み731aよりも、第1接続端子511側の部位731は、図24における上側、すなわち、図25における紙面手前側に曲げられる。以下、部位731を「湾曲部731」という。図25に示すように、湾曲部731は、第4庇部644の孔形成部61側の端部に当接または近接する。
金属ピン51を台座部52に取り付ける際には、図13と同様に、第1ないし第4幅狭部721〜724が、台座部52の第1ないし第4庇部641〜644の内側に位置するように、金属ピン51が台座部52に挿入される。次に、図13の矢印91にて示すように、金属ピン51の第2接続端子512から第1接続端子511に向かう方向(以下、「取付方向」と呼ぶ)に金属ピン51をスライドさせる。
このとき、図26に示すように、湾曲部731は、第4庇部644の上面644aと接触することにより、上方に向かって押されるように弾性変形する。図25に示すように、湾曲部731は、第4庇部644よりも孔形成部61側に移動すると、元の形状に戻る。これにより、湾曲部731が第4庇部644に当接または近接する。なお、湾曲部731は完全に元の形状に戻る必要はない。後述の図27に示す金属ピン51の湾曲部においても同様である。また、図9に示すように、金属ピン51の段差部513と台座部52の段差部523とが当接することにより、金属ピン51の移動が停止する。
コネクタ5では、金属ピン51の台座部52への取付方向とは反対方向に向かう力が金属ピン51に働いても、第4庇部644と湾曲部731とが当接し、取付方向とは反対方向への金属ピン51の移動が係止される。第4庇部644および湾曲部731により、スナップフィット構造が構成され、湾曲部731がストッパとしての役割を果たす。これにより、金属ピン51の台座部52に対する位置ずれを容易に防止することができる。その結果、金属ピン51の第1接続端子511とステータ22の引出線224とを半田付けする際に、第1接続端子511と引出線224との接続不良を防止することができる。
コネクタ5では、第4庇部644の厚さを薄くすることにより、金属ピン51の台座部52への取り付け時に、第4庇部644が下方に向かって押圧されるように弾性変形してもよい。また、第4庇部644のみが弾性変形してもよい。後述の図28に示すコネクタ5においても同様である。
図27は、金属ピン51のさらに他の例を示す斜視図である。図27では、金属ピン51の下面を上側に向けて示している。図28は、コネクタ5の底面図である。金属ピン51の第4幅広部714bでは、側部74の図27における右上の部位741、すなわち、図28に示す第2接続端子512側の部位741と、側部74の内側の中央部742との間に、切り込み741aが設けられる。切り込み741aは、金属ピン51の延びる方向に平行である。部位741は、金属ピン51の延びる方向に沿って図27における上側、すなわち、図28における紙面手前側に曲げられる。以下、部位741を「湾曲部741」という。
金属ピン51を台座部52に取り付ける際には、湾曲部741を、図28に示す第4庇部644よりも右側に位置するスリット63内に配置し、矢印91にて示すように、金属ピン51の延びる方向に平行な取付方向に金属ピン51をスライドさせる。このとき、湾曲部741は、図26の場合と同様に、第4庇部644の上面644aに接触することにより、上方に向かって押されるように弾性変形する。図28に示すように、湾曲部741が、第4庇部644よりも孔形成部61側に移動すると、元の形状に戻り、第4庇部644に当接または近接する。
コネクタ5では、第4庇部644および湾曲部741により、スナップフィット構造が構成され、金属ピン51の取付方向とは反対方向への移動が係止される。これにより、金属ピン51の台座部52に対する位置ずれを容易に防止することができ、引出線224の半田付け時に、第1接続端子511と引出線224との接続不良を防止することができる。
図29は、さらに他の例に係る金属ピン51を含むコネクタ5の底面図である。図30は、図29における矢印Cの位置にてコネクタ5を切断した断面図である。金属ピン51の第4幅広部714には、側部75に微小な突起751が設けられる。また、図30に示すように、庇用貫通孔648の内側面648aには、幅方向における両側に微小な2つの凹部65が設けられる。凹部65は、第4庇部644の上側に位置し、側部75の突起751と嵌り合う。
金属ピン51を台座部52に取り付ける際には、図29に示す第4幅広部714を第4庇部644よりも右側に位置するスリット63内に配置し、矢印91にて示す取付方向にスライドさせる。このとき、第4幅広部714の突起751により、庇用貫通孔648の内側面648aが幅方向に押し広げられるように僅かに弾性変形する。突起751が凹部65へと移動すると、庇用貫通孔648の内側面648aは元の形状に戻り、突起751が凹部65に嵌り合う。なお、内側面648aは完全に元の形状に戻る必要はない。
コネクタ5では、突起751および凹部65によりスナップフィット構造が構成され、金属ピン51の取付方向とは反対方向への移動が係止される。
図31は、さらに他の例に係る金属ピン51を含むコネクタ5の底面図である。第4幅広部714cの側部76では、矢印91にて示す取付方向における前側の部位761が、他の部位よりも幅方向に突出する。以下、部位761を「前方部761」という。金属ピン51を台座部52に取り付ける際には、第4幅広部714cが、スリット63内に配置された状態から第4庇部644に向かって取付方向にスライドされる。このとき、前方部761が、庇用貫通孔648の内側面648aに接触し、内側面648aが幅方向に押し広げられるように僅かに弾性変形する。前方部761が、第4庇部644の取付方向における前側に移動すると、内側面648aが元の形状に戻る。ただし、内側面648aは完全に元の形状に戻る必要はない。前方部761は、第4庇部644よりも幅方向における外側の部位649と当接または近接する。コネクタ5では、前方部761および当該部位649により、スナップフィット構造が構成され、金属ピン51の取付方向とは反対方向への移動が係止される。これにより、金属ピン51の台座部52に対する位置ずれを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。コネクタ5,5a,5bの突出部611では、3つの貫通孔61aが設けられるが、貫通孔61aの数は、3以外であってもよい。例えば、1つの貫通孔のみが設けられてもよい。上記実施形態では、複数の台座部と複数の金属ピン51とがそれぞれ組み合わされてコネクタが形成されてもよい。
上記実施形態では、ベース部の凹部内の連絡孔の周囲に熱硬化性の接着剤が塗布され、突出部をベース部の凹部内の連絡孔に嵌め込んでもよい。
上記実施形態では、コネクタをベース部に固定した後に、引出線が台座部の貫通孔、および、金属ピンの孔部に挿入され、金属ピンの下面側へと引き出されてもよい。
図24に示す金属ピン51では、湾曲部731を図24における下側に曲げてもよい。この場合、台座部52には、金属ピン51の上面に接する面に凹部または孔部が設けられ、湾曲部731と上記凹部または孔部との間にてスナップフィット構造が構成される。図27に示す金属ピン51においても、湾曲部741を下側に曲げてもよい。図29に示す金属ピン51では、第4幅広部714の下面に突起が設けられ、第4庇部644の上部に突起に嵌り合う凹部が設けられてもよい。さらに、第4幅広部714の上面に突起が設けられ、台座部52の第4幅広部714に接触する面に当該突起に嵌り合う凹部が設けられてもよい。
このように、コネクタでは、スナップフィット構造が様々な態様にて設けられてよい。一般的に表現すれば、金属ピン51および台座部52の一方の部材が、弾性変形部を含む。そして、弾性変形部が、金属ピン51を取り付ける際に一旦弾性変形して元の形状に戻ることにより、取付方向に関して他方の部材に当接または近接する。これにより、金属ピン51に取付方向とは反対方向の力が作用しても弾性変形部が他方の部材に当接し、取付方向とは反対方向への金属ピン51の移動が係止される。このような構造として、弾性変形部と上記他方の部材との間にスナップフィット構造が設けられる。なお、金属ピン51および台座部52の両方に弾性変形部が設けられてもよい。
上記実施形態に係るコネクタでは、台座部52の伸びる方向に設けられた溝部に金属ピン51が上下方向に圧入されて固定されてもよい。このようなコネクタであっても、台座部52に封止用貫通孔613や封止用溝部614等が設けられ、接着剤81が台座部52と金属ピン51との間に充填されることにより、気体の出入りが防止される。ディスク駆動装置10では、ブラケットタイプのベース部がハウジング14の一部としてハウジング部材に取り付けられてもよい。
本発明は、ディスク駆動装置のモータとして利用可能である。
3 回転部
4 軸受機構
5,5a,5b コネクタ
10 ディスク駆動装置
11 ディスク
13 アクセス部
14 ハウジング
12 モータ
21 ベース部
22 ステータ
33 ロータマグネット
51 金属ピン
52 台座部
54 接続位置
61 孔形成部
61a (孔形成部の)貫通孔
65 凹部
81,811,812 接着剤
91 取付方向
214 連絡孔
224 引出線
511 第1接続端子
512 第2接続端子
611 孔位置下面
613 封止用貫通孔
614 封止用溝部
641〜644 第1ないし第4庇部
645〜647 庇用貫通孔
649 (第4庇部よりも外側の)部位
731,741 湾曲部
751 突起
761 前方部
J1 中心軸

Claims (9)

  1. ロータマグネットを有する回転部と、
    上下方向を向く中心軸を中心に前記回転部を回転可能に支持する軸受機構と、
    回転力を発生し、前記ロータマグネットと対向するステータと、
    前記ステータの下側に位置するベース部と、
    前記ベース部の下面上に固定され、前記ベース部に形成された連絡孔を通して前記ステータから引き出された引出線と接続されるコネクタと、
    を備え、
    前記コネクタが、
    射出成型にて成型された樹脂製であり、前記ベース部の前記下面上に固定される台座部と、
    前記台座部の成型後に前記台座部に取り付けられた金属ピンと、
    を備え、
    前記台座部が、前記引出線が挿入される少なくとも1つの貫通孔を有する孔形成部を有し、前記孔形成部の下面である孔位置下面上にて、前記金属ピンの一方のピン端部と前記引出線とが接続され、
    前記一方のピン端部から他方のピン端部に向かう途中において、前記金属ピンの上面と前記台座部とが所定の分離位置にて離れ、
    前記孔位置下面上にて前記一方のピン端部と前記引出線との接続位置が接着剤にて覆われ、前記一方のピン端部から前記分離位置までの範囲において、前記少なくとも1つの貫通孔の周囲を除き、前記金属ピンと前記台座部との間の間隙の周囲が前記接着剤にて封止されている、ディスク装置駆動用のスピンドルモータ。
  2. 前記台座部が、前記一方のピン端部から前記他方のピン端部に向かう途中において、前記金属ピンの上面上に封止用貫通孔を有し、前記分離位置が、前記金属ピンと前記封止用貫通孔の開口の縁の前記一方のピン端部側の部位とが交差する位置である、請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記金属ピンの伸びる方向に垂直かつ前記ベース部の前記下面に平行な方向において、前記封止用貫通孔の幅が、前記封止用貫通孔に重なる位置での前記金属ピンの幅よりも大きい、請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記台座部が、
    前記封止用貫通孔よりも前記他方のピン端部側に位置し、前記金属ピンの下方への移動を防止する庇部と、
    前記庇部の上方に位置する庇用貫通孔と、
    を備える、請求項2または3に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記封止用貫通孔の前記金属ピンが伸びる方向における長さが、前記庇用貫通孔の長さよりも短い、請求項4に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記コネクタと前記ベース部の前記下面との間に介在する接着剤が、前記接続位置を覆う前記接着剤と連続する、請求項2ないし5のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  7. 前記台座部が、前記一方のピン端部から前記他方のピン端部に向かう途中において、前記金属ピンの上面上に上方に向かって窪む凹部を有し、前記分離位置が、前記金属ピンと前記凹部の縁の前記一方のピン端部側の部位とが交差する位置である、請求項1に記載のスピンドルモータ。
  8. 前記金属ピンの前記台座部への取付方向が、前記金属ピンの延びる方向に平行であり、
    前記金属ピンと前記台座部との間にスナップフィット構造が設けられ、
    前記スナップフィット構造により、前記取付方向とは反対方向への前記金属ピンの移動が係止される、請求項1ないし7のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  9. ディスクを回転させる請求項1ないし8のいずれかに記載のスピンドルモータと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび/または書き込みを行うアクセス部と、
    前記スピンドルモータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備え、
    前記ベース部は前記ハウジングの一部である、ディスク駆動装置。
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