JP2013103579A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレッド部1に、リブ状陸部及び/又はブロック状陸部2を複数有し、陸部2に複数本のサイプ5を設けた空気入りタイヤにおいて、サイプ5は、タイヤ周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びるとともに、陸部表面Sからタイヤ径方向内側に向かう深さ方向において、陸部表面Sを屈曲開始位置としてタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部表面側部分5a1と、陸部表面側部分と異なる方向に屈曲するか、又は陸部表面側部分の変位とは異なる変位を伴ってタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部底側部分5a2とを有し、複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向は、周方向に連続する同一の陸部内及び周方向に列設された同一の陸部の列内にて全て同方向である。
【選択図】図3
Description
そこで、特許文献1では、深さ方向においてもサイプの形状を変化させ、細分化された陸部の内壁面同士を接触させることで陸部の倒れ込みを抑制した、三次元サイプが提案されている。
(1)トレッド部に、周方向溝によって区画されるリブ状の陸部、及び/又は、該周方向溝及び該周方向溝と交差する横溝によって区画されるブロック状の陸部を複数有し、前記陸部に複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、タイヤ周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びるとともに、陸部表面からタイヤ径方向内側に向かう深さ方向において、該陸部表面を屈曲開始位置としてタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部表面側部分と、該陸部表面側部分と異なる方向に屈曲するか、又は該陸部表面側部分の変位とは異なる変位を伴ってタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部底側部分とを有し、
前記複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向は、周方向に連続する同一の前記陸部内及び周方向に列設された同一の前記陸部の列内にて全て同方向である
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
ことを特徴とする前記(1)に記載の空気入りタイヤ。
ことを特徴とする前記(1)に記載の空気入りタイヤ。
前記サイプは、タイヤ周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びるとともに、陸部表面からタイヤ径方向内側に向かう深さ方向において、該陸部表面を屈曲開始位置としてタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部表面側部分と、該陸部表面側部分と異なる方向に屈曲するか、又は該陸部表面側部分の変位とは異なる変位を伴ってタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部底側部分とを有し、
前記複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向が、同一の前記陸部内のタイヤ周方向一方側の領域とタイヤ周方向他方側の領域とで、相互に反対方向である
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
トレッド部1は、リブ状又はブロック状の陸部2を有する。ここでは、タイヤ周方向(図1で示すY方向)に延びる周方向溝3と、これと交差してタイヤ幅方向(図1で示すX方向)に延びる横溝4によって、ブロック状陸部2が複数区画され、これらのブロック状陸部2がタイヤ周方向に列設されることによって、タイヤ幅方向に4列の陸部列をなしている。
なお、図示例では、横溝4によって区画されるブロック状の陸部を示しているが、陸部2は、周方向溝3のみによって形成される、タイヤ周方向に連続するリブであってもよい。
また、周方向溝3は、図示例では直線状であるが、例えば、ジグザグ状、鋸歯状、波状等の非直線状であってもよい。
そして、これらのサイプ5a〜5dはそれぞれ、図1に示すように、タイヤ周方向の振幅fを伴って、ジグザグ形状を描いている。なお、ここで言うタイヤ幅方向に延びるサイプとは、タイヤ幅方向から、タイヤ周方向に対して±60°の範囲で傾斜して延在するサイプを含む意である。従って図示例では、各サイプ5a〜5dは、それぞれ全体としてタイヤ幅方向と完全に平行、すなわちタイヤ周方向に対して垂直な方向に延在しているが、例えば、トレッド中央線CLを境界に、紙面右側の領域の陸部では右肩上がりに傾斜し、紙面左側領域の陸部では左肩上がりに傾斜するようなサイプであってもよい。
また、図示例では、サイプ5はジグザグ形状であるが、サイプ5の形状は、周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びる形状であればよく、例えば、波型であってもよい。また、1つの陸部2に対して4本のサイプ5a〜5dを設けた例を示しているが、サイプ5の本数は、2本以上であればよい。さらに図示例では、サイプ5が、陸部2の両端に開口する例を示しているが、サイプ5は、いずれか少なくとも一方の端が陸部2内で終端していてもよい。
まず、車両を雪路面上で走行させた場合には、路面である雪側が変形するため、サイプにより細分化された小陸部20aは、図2(a)に示すように、踏込み側に向かって一つの凸を描く単純曲げ変形となる。一方、車両を通常路面上で走行させた場合には、路面側は変形することなく、陸部表面が路面に拘束されることになる。そうすると、タイヤ径方向内側から外側に向かっての変形状態を見た場合、サイプにより細分化された小陸部20aは、図2(b)に示すように、踏込み側に凸を描いた後に変曲点を経て、今度は蹴り出し側に向かって凸を描く、二重曲げ変形となる。このように、サイプにより細分化された小陸部20aの変形状態は、路面の状態によって全く異なる。
具体的には、小陸部20aの変形が単純曲げ変形(図2(a))となる雪路面走行時には、タイヤ回転時に路面との接触頻度の高い陸部表面近傍域に、スノー性能に効くサイプを配置する。陸部表面近傍域にかかるサイプを配置することで、細分化された小陸部20aの角部6が雪に貫入し、エッジを効果的に作用させることができるからである。一方、小陸部20aの変形が二重曲げ変形となる通常路面走行時には、陸部表面近傍よりもタイヤ径方向内側に深い領域において、小陸部20aの倒れ込み抑制に効くサイプを配置する。つまり、領域7にて、細分化された小陸部20aの内壁同士が接触することから、特に、当該領域にかかるサイプを配置することで、小陸部20aの倒れ込みが効果的に抑制される。その結果、陸部20全体の接地面積を確保し、ドライ時及びウェット時の、トラクション性能及びブレーキ性能を向上させることができるからである。
図3は、図1に示したサイプ5aの、深さ方向の状態の一例を示す断面斜視図である。
サイプ5aは、上記の通り、陸部表面Sにおいて振幅fを有するジグザグ形状であり、陸部表面Sからタイヤ径方向内側に向かう深さ方向(Z方向)においては、陸部表面近傍域ではタイヤ周方向(Y方向)に、それよりも深い領域ではタイヤ幅方向(X方向)へ変位しながら屈曲して延びている。この際、サイプ5aは、陸部表面S上のジグザグ形状と同形状を維持しながら変位して、タイヤ径方向に延びている。
なお、図3は、複数本のサイプ5のうち、特にサイプ5aの断面状態を示したものであるが、全てのサイプ5が、ここで説明するサイプ形状を有する。ここでは、サイプ5a〜5dはタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に相互に平行に設けられており、全て同じサイプである。
このように、本発明のタイヤは、陸部表面近傍域において、陸部表面S上でジグザグ形状のサイプを有するだけでなく、深さ方向においても、陸部表面Sを屈曲開始位置として、サイプの長手方向に直交する向きに屈曲するサイプを有する。これにより、陸部表面Sにエッジ成分が形成され、雪路面との接地領域での制動力やトラクション性能が向上することは勿論であるが、加えて、陸部の深さ方向においても、陸部表面近傍域でスノー性能を向上させることが可能となる。つまり、接地時に雪路面に対して傾斜する面が形成されるため、サイプが開いて陸部が路面上の雪を掘り起こす際に陸部の雪への貫入量が増加するとともに、雪との接触面積及び掘り起こし量が増加されることになる。その結果、陸部表面近傍域でのスノー性能を、より一層向上させることが可能となるのである。
図5は、図1に示したサイプ5aの、深さ方向の状態の他の例を示す断面斜視図である。
サイプ5aは、上記の通り、陸部表面Sにおいて振幅fを有するジグザグ形状であり、陸部表面Sからタイヤ径方向内側に向かう深さ方向(Z方向)においては、タイヤ周方向(Y方向)へ変位しながら屈曲して延びている。この際、サイプ5aは、陸部表面S上のジグザグ形状と同形状を維持しながら変位して、タイヤ径方向に延びている。
なお、図5は、複数本のサイプ5のうち、特にサイプ5aの断面状態を示したものであるが、全てのサイプ5が、ここで説明するサイプ形状を有する。ここでは、サイプ5a〜5dはタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に相互に平行に設けられており、全て同じサイプである。
かかる範囲に陸部表面側部分5a1を配置することで、この陸部部分が雪路面走行時に雪に貫入し易くなるため、陸部表面近傍域におけるサイプの機能を十分に発揮することができ、スノー性能を向上させることができるからである。一方、図2(b)に示したように、サイプにより細分化された小陸部同士は、陸部の深い領域にて接触し合う。従って、陸部表面Sからサイプの最大深さHの20〜40%よりも深い領域に陸部底側部分5a2を配置することにより、陸部の倒れ込みを十分に抑制し、ドライ性能及びウェット性能の向上を図ることができるからである。このように、陸部表面側部分5a1を上記範囲に配置することで、陸部表面側部分5a1及び陸部底側部分5a2の両者の機能を最も効率的に発揮させることが可能となる。
このように、陸部表面近傍域において、サイプ5aを一回のみ大きく屈曲させた場合、雪へ貫入する陸部表面側部分5a1の、路面に対する抵抗力が大きくなる。その結果、陸部の雪への貫入量及び掘り起こし量が増加し、スノー性能のさらなる向上を図ることが可能となる。
陸部表面側部分5a1の屈曲程度を上記の範囲とすることで、小陸部2aの雪への貫入量及び掘り起こし量が増加する。その結果、スノー性能を一層向上することができるからである。
なお、ここで示す空気入りタイヤの例では、図1で示したのと同様に、ブロック状の陸部がタイヤ周方向に列設されて陸部列をなし、タイヤ幅方向に4列の陸部列が配列されている(図7参照)。また、この空気入りタイヤは、タイヤの正回転時に図7に示す矢印方向を回転方向とするタイヤである。また、各陸部に設けられるサイプは、タイヤ周方向に屈曲する陸部表面側部分及びタイヤ幅方向に屈曲する陸部底側部分からなる、図3及び図4に示した、第一実施形態のサイプである。
第一配設パターンでは、まず、複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向が、周方向に列設された陸部の同一陸部列内で全て同方向となるように、サイプ5が、陸部2に対して配設されることが肝要である。すなわち、図7の陸部2をタイヤ周方向に切断した際の矢視断面図(図8(a)、(b))において、サイプ中心面8が、陸部表面近傍域にて、紙面左側又は右側のどちらか一方向のみに屈曲することが肝要である。
ショルダー側陸部RSとは、少なくともトレッド端側に在る陸部、図7に示す例では、陸部2Aと同じ陸部列を構成する陸部の全てと、陸部2Dと同じ陸部列を構成する陸部の全てのことである。一方、センター側陸部RCとは、ショルダー側陸部RSよりもタイヤ赤道寄りに在る陸部、図7に示す例では、陸部2Bと同じ陸部列を構成する陸部の全てと、陸部2Cと同じ陸部列を構成する陸部の全てのことである。
この配置によれば、スノー性能に効くセンター領域では、タイヤの正回転時の踏込み時に、陸部表面側部分のサイプが開いてエッジが路面の雪を掘り起こすとともに、陸部の雪への貫入量が増加する。一方、ドライ性能及びウェット性能に効くショルダー領域では、陸部表面側部分の屈曲凸部が踏込み側となるため、制動入力時の浮き上がり変形が抑制され、接地面積を確保することが可能となるからである。
第二配設パターンでは、第一配設パターンと同様に、まず、複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向が、周方向に列設された陸部の同一陸部列内で全て同方向となるように、サイプ5が、陸部2に対して配設されることが肝要である。
すなわち、第二配設パターンでは、トレッド部1におけるサイプ5の各陸部表面側部分の屈曲方向が、全て、同一方向となっている。
なぜなら、トレッド部の全領域に亘って、陸部表面側部分の屈曲凸部の制動入力時の浮き上がり変形が抑制され、接地面積を一層確保することが可能となるからである。
トレッド部の全領域に渡って、陸部が路面に接地する際、陸部表面側部分のサイプが開いてエッジが路面の雪を掘り起こすとともに、陸部の雪への貫入量が増加することになるからである。
次に示す第三配設パターンでは、まず、複数本のサイプの各陸部表面側部分の屈曲方向が、一つのブロック状の陸部内のタイヤ周方向一方側の領域とタイヤ周方向他方側の領域とで、相互に反対方向となるように、サイプ5が、陸部2に対して配設されることが肝要である。
図11及び図12は、陸部2Aをタイヤ周方向に切断した際の矢視断面図C−C、又は陸部2Bをタイヤ周方向に切断した際の矢視断面図B−Bを示したものである。図11を用いて具体的に説明すれば、陸部2をタイヤ周方向に等分されるように幅方向で切断した際に、タイヤ周方向一方側の陸部表面近傍域のサイプ中心面8は紙面右側に屈曲し、タイヤ周方向他方側のサイプ中心面8は紙面左側に屈曲する。すなわち、陸部表面側部分の屈曲凸部が陸部2の中央に向かう構成となっている。または、図12に示すように、陸部表面側部分の屈曲凸部が陸部2のタイヤ周方向両端側に向かう構成となっている。
そして、特に、図12のように、陸部表面側部分の屈曲凸部が陸部のタイヤ周方向両端側に向かう構成とすることによって、入力入側の小ブロック群より入力出側の小ブロック群が各性能に及ぼす寄与が大きくなり、この場合、スノー路面では入力出側のエッヂが雪に貫入しやすくなり、ドライ・ウェット路面では、入力出側の浮き上がり変形が抑制されることになるため、スノー性能、ウェット性能、ドライ性能を均等に、より一層向上させることができる。
かかる構成によれば、トレッド部1の全領域で、スノー性能、ドライ性能、ウェット性能の全てを均等に、確保することが可能となるからである。
なお、陸部表面側部分5a1の深さH1=2.0mm、サイプ最大深さH=7.0mmであり、陸部表面側部分5a1のサイプ中心面の変位m=0.5mm、陸部底側部分5a2のサイプ中心面の変位n=0mmである。
結果を表1に示す。いずれも、従来例タイヤでの計測値を100(基準)として指数で表した値であり、数値が大きくなるほど、各性能が向上していることを示す。
中でも、発明例タイヤ1は、スノー性能、ウェット性能、ドライ性能の全てが格段に向上することが分かった。
また、発明例タイヤ2は、特に、ドライ性能及びウェット性能を顕著に向上できることが分かった。発明例タイヤ3は、特に、スノー性能を顕著に向上できることが分かった。
さらに、発明例タイヤ4及び5は、スノー性能、ウェット性能、ドライ性能の全てを、均等に向上できることが分かった。
2 陸部
2a 小陸部
3 周方向溝
4 横溝
5 サイプ
5a1 陸部表面側部分
5a2 陸部底側部分
6 小陸部2aの角部
7 陸部2の陸部表面近傍域よりも深い領域
8 サイプ中心面
9 サイプの最大振幅位置
P 陸部表面S上の中心線Lとサイプ3との交点
S 陸部表面
L サイプの振幅の中心線
f 最大振幅
m 陸部表面側部分3a1のタイヤ周方向変位
n 陸部底側部分3a2のタイヤ周方向変位
Claims (5)
- トレッド部に、周方向溝によって区画されるリブ状の陸部、及び/又は、該周方向溝及び該周方向溝と交差する横溝によって区画されるブロック状の陸部を複数有し、前記陸部に複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、タイヤ周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びるとともに、陸部表面からタイヤ径方向内側に向かう深さ方向において、該陸部表面を屈曲開始位置としてタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部表面側部分と、該陸部表面側部分と異なる方向に屈曲するか、又は該陸部表面側部分の変位とは異なる変位を伴ってタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部底側部分とを有し、
前記複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向は、周方向に連続する同一の前記陸部内及び周方向に列設された同一の前記陸部の列内にて全て同方向である
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - トレッド端側に在るショルダー側陸部のサイプの陸部表面側部分の屈曲方向と、該ショルダー側陸部よりもタイヤ赤道側に在るセンター側陸部のサイプの陸部表面側部分の屈曲方向は、異なる方向である
ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - トレッド端側に在るショルダー側陸部のサイプの陸部表面側部分の屈曲方向と、該ショルダー側陸部よりもタイヤ赤道側に在るセンター側陸部のサイプの陸部表面側部分の屈曲方向は、同方向である
ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - トレッド部に、周方向溝及び該周方向溝と交差する横溝によって区画される複数のブロック状の陸部を有し、該陸部に複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、タイヤ周方向の振幅を伴ってタイヤ幅方向に延びるとともに、陸部表面からタイヤ径方向内側に向かう深さ方向において、該陸部表面を屈曲開始位置としてタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部表面側部分と、該陸部表面側部分と異なる方向に屈曲するか、又は該陸部表面側部分の変位とは異なる変位を伴ってタイヤ周方向に向かって屈曲する陸部底側部分とを有し、
前記複数本のサイプの各陸部表面側部分のタイヤ周方向に向かう屈曲方向が、同一の前記陸部内のタイヤ周方向一方側の領域とタイヤ周方向他方側の領域とで、相互に反対方向である
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記トレッド部の全体に、前記サイプを設けた陸部が配置されることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
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