JP5108645B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、サイプを有する複数のブロックがトレッド部に形成された空気入りタイヤに関する。
氷上におけるブレーキ性能(制動性能)を向上させるために、トレッド部のサイプ数を増やしサイプの間隔を狭くすることが従来から行われてきている。そして、サイプ深さ方向をジグザグ形状にして、更なる氷上ブレーキ性能を向上することも行われている(例えば特許文献1〜4参照)。
特開2003−118332号公報 特開平10−258615号公報 特開平8−99506号公報 EP0864448B1
ところで、このようにサイプ深さ方向にジグザグ状としたサイプを形成した場合、氷雪路面上では、接地時に、ジグザグ状のサイプ壁面同士が接触し、ブロックの倒れ込みを抑制することで高いブレーキ性能を発揮する。
しかし、特に乾燥路面で大きな駆動力もしくは制動力が加わると、ブロックが大きく変形し、ジグザグ形状のサイプ壁面同士の噛合せがずれてしまい、ブロック剛性が低下する。この結果、サイプエッジ部でいわゆる点接触で路面に接触する状態になり、ブロックの倒れ込みを抑制し難く、サイプ底で引裂力が生じ易くなる。
本発明は、上記事実を考慮して、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制した空気入りタイヤを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロックがトレッド部に形成され、前記ブロックには少なくとも1つのサイプが形成され、前記サイプでは、サイプ深さ方向に対して傾斜している尾根部が一方のサイプ壁面に形成されているとともに他方のサイプ壁面には前記尾根部と噛み合う谷部が形成され、前記尾根部及び前記谷部は、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向に対する傾斜角度が増大するように、途中で折れ曲がっている。
サイプ壁面はジグザグ状であることが多いが、波状、台形状(断面凸状の台形と断面凹状の台形が連なる形状)であってもよい。なお、ジグザグ状のサイプとは、サイプの延びる方向に対して傾斜しているサイプ部分が、傾斜方向が互い違いになるように折り返しながら延びているサイプのことをいう。
請求項1に記載の発明ではサイプ壁面がこのような形状にされているので、サイプ壁面同士をタイヤ径方向にずらす力がブロックに入力されても、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向の接触長さが従来に比べて長くなる。これにより、大きな入力がブロックに加えられても、一定限度の接触長さを確保することができる。従って、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることが抑制され、また、サイプによってブロックに形成された小ブロックの動きも抑制される。よって、ブロックが倒れ込んでサイプ底に引裂力が生じることが回避される。
そして、請求項1に記載の発明では、尾根部及び谷部は、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向に対する傾斜角度が増大するように、途中で折れ曲がっている。これにより、この折れ曲がりにより尾根部及び谷部のサイプ深さ方向に対する角度を複数段(例えば2段)に変化させることができ、サイプ壁面同士がより外れ難くなっている。
請求項2に記載の発明は、前記尾根部及び前記谷部は、何れも、折れ曲がる前後で直線状である。
これにより、サイプ壁面同士が更に外れ難い。
請求項3に記載の発明は、前記尾根部及び前記谷部のサイプ深さ方向に対する傾斜角度が、何れも20〜70°の範囲内である。
20°よりも小さいと、サイプ壁面同士の接触力が弱くなり易い。また、70°よりも大きいと、サイプ壁面同士の接触力が強くなり過ぎて外れ易くなる。
なお、2方向の尾根部のサイプ深さに対する傾斜角度が、何れも30〜60°の範囲内であると、サイプ壁面同士の接触力が弱くなり過ぎることや強くなり過ぎることを、より確実に回避することができる。
請求項4に記載の発明は、前記サイプが、サイプ深さ方向、及び、トレッド表面におけるサイプ長手方向の両方向にジグザグ状に延びており、トレッド面側に形成された前記尾根部では、サイプ底側に形成された前記尾根部に比べ、サイプ深さ方向に対する尾根部表面の傾斜角度が低くされている。
尾根部表面及び谷部表面がサイプ深さ方向に対して低角度で傾斜していると、尾根部表面及び谷部表面のサイプ深さ方向の接触長さが長くなるので、サイプの噛み合わせが外れ難くなる。また、尾根部表面及び谷部表面がサイプ深さ方向に対して高角度で傾斜していると、ブロック剛性が高くなる。よって、上記傾斜角度を複数段にわたって変化させると、部分的にサイプの噛み合わせを外れ難くすることができ、しかも、部分的にブロック剛性を高くすることができる。
従って、請求項4に記載の発明では、トレッド面側でサイプ壁面同士の噛み合わせが更に外れ難くされており、しかも、サイプ底側でブロック剛性が高いのでクラックの発生がより効果的に抑えられている。
請求項5に記載の発明は、前記尾根部として、サイプ長手方向中央部で互いに合流する合流部を形成するとともに、サイプ底側にかけて徐々に互いに離れるようにサイプ長手方向両端側に向けて前記合流部から直線状に延び出す2方向の尾根部が形成されている。
これにより、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることが更に抑制される。
請求項6に記載の発明は、前記一方のサイプの壁面には、前記合流部からブロック接地面側に延び出してブロック接地面に直交する接地面側尾根部が形成され、前記他方のサイプ壁面には、前記接地面側尾根部と噛み合う接地面側谷部が形成されている。
これにより、接地面からブロックが浮き上がることを防止できる。また、モールドを作成する際、サイプ形成用のブレードを埋め込み易い。
請求項7に記載の発明は、前記サイプのサイプ底に、引裂力によって発生する応力を緩和する空隙部が形成されている。
これにより、サイプ底からクラックが生じることを更に防止した構造とすることができる。なお、空隙部の形状は特に限定しない。
本発明によれば、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることを抑制した空気入りタイヤとすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10は、両端部がそれぞれビードコア11で折り返された1層又は複数層で構成されるカーカス12を備えている。
カーカス12のクラウン部12Cのタイヤ径方向外側には、複数枚(例えば2枚)のベルトプライが重ねられたベルト層14が埋設されている。
ベルト層14のタイヤ径方向外側には、溝を配設したトレッド部16が形成されている。図2に示すように、トレッド部16には、タイヤ赤道面CL上とその両側とに、タイヤ周方向Uに沿った複数本の周方向溝(主溝)22が形成されている。また、トレッド部16には、タイヤ周方向Uと交差する複数本の横溝24が形成されている。本実施形態では、横溝24はタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。各横溝24の両端部は、周方向溝22に連通するか、又は、トレッド端Tを越えてタイヤ幅方向外側へ排水可能なように延びている。
ここで、トレッド端とは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2007年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
トレッド部16には、図2に示すように、周方向溝22及び横溝24によって多数のブロック26が形成されている。
図2、図3に示すように、各ブロック26には、3次元でジグザグ状とされたサイプ28が横溝24に沿って形成されている。各サイプ28の両端はブロック両側壁に開口して周方向溝22に連通しており、いわゆるサイプ28はオープンサイプとされている。本実施形態では、サイプ28は各ブロック26に4つ形成されており、サイプ28によってブロック26には5つの小ブロック26A〜Eが形成されている。また、本実施形態では、サイプ28は、何れも、ブロック26の幅方向に沿って、すなわちタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。
各ブロックに形成されたこの4つのサイプは同一状であるので、以下、1つのサイプについてその形状を詳細に説明する。
図3に示すように、サイプ28によって形成された一方のサイプ壁面29Pには、サイプ深さ方向(タイヤ径方向)Rに対して傾斜している尾根部列48が形成されている。図4に示すように、他方のサイプ壁面29Q(図2の4−4から見たサイプ壁面)には、尾根部列48に噛み合う谷部列50が形成されている。
尾根部列48を形成する各尾根部52は、サイプ深さ方向Rに対し、サイプ長手方向の一端側Fに向けて斜めで直線状である第1尾根部56と、第1尾根部56のサイプ底側の端部に連続し、サイプ深さ方向Rに対し、サイプ長手方向の一端側Fに向けて斜めで直線状である第2尾根部58と、で構成される。そして、第1尾根部56と第2尾根部58とは折れ曲がるように連続している。
サイプ深さ方向Rに対する第1尾根部56及び第2尾根部58の傾斜角度は、20〜70°の範囲内である。そして、サイプ深さ方向Rに対する第2尾根部58の傾斜角度βは、サイプ深さ方向Rに対する第1尾根部56の傾斜角度αよりも大きくされている。
図4に示すように、他方のサイプ壁面29Qには谷部62が形成されている。この谷部62は、第1尾根部56及び第2尾根部58とそれぞれ噛み合う第1谷部66及び第2谷部68で構成されている。
(作用、効果)
以下、本実施形態に係る空気入りタイヤ10を車両に装着して氷路面上及び乾燥路面上を走行したときの作用、効果について説明する。
氷路面上を走行する際、乾燥路面を走行する場合に比べてブロック26にはあまり高い入力が加えられない。しかし、乾燥路面を走行する際には、ブロック26が路面から高い入力(駆動力や制動力)を受けるので、この倒れ込み抑制は大きな効果を奏する。以下、乾燥路面を走行して路面から高い入力が加えられた際に、ブロック26の倒れ込みが抑制されることを図5、図6を用いて詳細に説明する。なお、説明を判りやすくするために、図5、図6では、尾根部から隣接するサイプ底側の谷部までのサイプ壁面領域をドットで示している。
乾燥路面の走行などでは大きな駆動力もしくは制動力がブロック26に加わる。この駆動力もしくは制動力により、隣接するサイプ壁面がタイヤ径方向にずれる力が作用する。この結果、図6に示すように、隣接するサイプ壁面同士では、ドットで示した領域がタイヤ径方向にずれる。
ここで、図5に示すように、第1尾根部56、第2尾根部58がサイプ深さ方向Rに対して斜めであるので、ドットで示した領域のサイプ深さ方向Rの接触長さGが従来に比べて長くなる。従って、図6に示すように、大きな入力がブロック26に加えられて隣接するサイプ壁面同士がサイプ深さ方向Rに1/4波長ずれても、この接触長さG(図6でドットを重ねて示した領域DDのサイプ深さ方向Rの長さ)を一定限度で確保することができる。従って、サイプ壁面同士の噛み合わせが外れることが抑制され、また、サイプ28によってブロック26に形成された小ブロック26A〜E(図2参照)の動きも抑制される。よって、ブロック26が倒れ込んでサイプ底27に引裂力が生じることが回避される。
その上、第1尾根部56及び第2尾根部58は、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度(α、β)が増大するように連続して折れ曲がっている。第1尾根部56及び第2尾根部58にそれぞれ噛み合う第1谷部66及び第2谷部68も、同様に、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度が増大するように連続して折れ曲がっている。これにより、サイプ壁面同士がより外れ難くなっている。
以上説明したように、本実施形態では、サイプ壁面同士をタイヤ径方向にずらす力がブロックに入力されても、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向(ブロック高さ方向)の接触長さが従来に比べて長くなる。これにより、ブロック26への入力が大きくてもサイプ壁面同士の噛み合わせが外れ難い。よって、ブロック26が倒れ難く、サイプ底27に引裂力が発生し難い。
そして、直線状である第1尾根部56及び第2尾根部58が、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度が増大するように折れ曲がって連続しており、このことは、サイプ壁面同士をより外れ難くしている。
また、尾根部列48及び谷部列50がサイプ深さ方向Rにもジグザグ状成分を有するので、氷上でのブレーキ性能が向上している。
更に、サイプ28の両端が周方向溝22に開口しており、サイプ28はオープンサイプとされている。従って、吸水に伴ってサイプ28内の空気がサイプ28の両端から周方向溝22へ追い出されていく。従って、サイプの両端が周方向溝22に開口していないクローズドサイプに比べ、吸水量、及び、吸水速度を高くすることができる。
なお、サイプ底27に、引裂力によって発生する応力を緩和する空隙部が形成されていてもよい。これにより、サイプ底27からクラックが生じることを更に防止した構造とすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に比べ、図7に示すように、サイプ形状が異なるブロック76がブロック26に代えてトレッド部に形成されている。
ブロック76に形成されたサイプ78は、サイプ深さ方向R、及び、トレッド表面におけるサイプ長手方向の両方向にジグザグ状に延びる3次元状のサイプとされている。従って、一方のサイプ壁面79Pは、尾根部及び谷部が交互に配列されていることによりジグザグ状の壁面となっている。他方のサイプ壁面79Qも同様にジグザグ状の壁面となっている。
本実施形態では、トレッド面側に形成された尾根部88U及び谷部90Uでは、サイプ底側に形成された尾根部88I及び谷部90Iに比べ、サイプ深さ方向Rに対する尾根部表面及び谷部表面の傾斜角度が低くされている。
すなわち尾根部88Uの尾根部表面89Uのサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度θUは、尾根部88Iの尾根部表面89Iのサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度θIに比べて低い。従って、尾根部表面89Uでは、尾根部表面89Iに比べ、サイプ深さ方向Rの接触長さが長くなる。よって、尾根部表面89Uでは、尾根部表面89Iに比べ、サイプの噛み合わせが外れ難くなる。同様のことが谷部表面についても言える。
そして、尾根部表面89Iでは、尾根部表面89Uに比べ、サイプ深さ方向Rに対して高角度で傾斜している。谷部表面についても同様である。従って、尾根部88I及び谷部90Iが形成されているブロック部分76Iでは、尾根部88U及び谷部90Uが形成されているブロック部分76Uに比べ、ブロック剛性が高い。よって、サイプ底77を形成しているブロック部分のブロック剛性を効果的に高め、サイプ底77からクラックが発生することを効率的に防止することができる。
<試験例1>
本発明の効果を確かめるために、本発明者は、第1実施形態に係る空気入りタイヤの一例(図10、図11参照。以下、実施例のタイヤという)、及び、比較のための空気入りタイヤの一例(図8、図9参照。以下、比較例のタイヤという)を用意し、氷路上で制動性能のテストを行って制動性能(ブレーキ性能)を評価した。
比較例のタイヤでは、図8に示すように、各ブロックに4本のサイプ128が形成され、この結果、各ブロックには5つの小ブロック126A〜Eが形成されている。
このサイプ128によって形成された一方のサイプ壁面129P(図9参照)、すなわち図8の矢視9B−9Bのサイプ壁面129Pには、サイプ長手方向中央かつトレッド面側の端部で互いに合流する合流部130を形成している2本の尾根部132、134と、合流部130からブロック接地面側に延び出してブロック接地面126Sに直交する接地面側尾根部136と、が形成されている。この合流部130はサイプ壁面129Pの長手方向中央線J上に位置しており、サイプ壁面129Pの形状は長手方向中央線Jに対して対称、すなわちブロック幅方向に対称となっている。
2本の尾根部132、134は、サイプ深さ方向Rにかけて徐々に互いに離れるように合流部130からそれぞれサイプ長手方向両端側(すなわち、サイプ長手方向一端側F及びサイプ長手方向他端側K)に向けて直線状に延び出している。従って、2本の尾根部132、134はV字状を描いている。
本実施形態では、2本の尾根部132、134のサイプ深さ方向Rに対する傾斜角度θは同じにされている。また、この傾斜角度θは20〜70°の範囲内とされている。
また、尾根部132からサイプ長手方向一端側Fにかけて、谷部VA1と尾根部RI1とが交互に平行に配列されている。そして、接地面側尾根部136からサイプ長手方向一端側Fにかけて、接地面側谷部VA2と接地面側尾根部RI2とが交互に平行に配列されている。更に、尾根部132から長手方向中央線Jにかけて、すなわち尾根部132からサイプ底側に、谷部VA3と尾根部RI3とが平行に順次形成されている。
尾根部134からサイプ長手方向他端側Kにかけても、谷部VA4と尾根部RI4とが交互に平行に配列されている。そして、接地面側尾根部136からサイプ長手方向他端側Kにかけて、接地面側谷部VA5と接地面側尾根部RI5とが交互に平行に配列されている。更に、尾根部134から長手方向中央線Jにかけて、すなわち尾根部134からサイプ底側に、谷部VA6と尾根部RI6とが平行に順次形成されている。
サイプ壁面129Pに対向するサイプ壁面には、サイプ壁面129Pに係合するように尾根部や谷部が形成されている。
このような構成により、合流部130からサイプ深さが浅いサイプ部分では、タイヤ幅方向(ブロック幅方向)Vに沿ってジグザグ状に延びるサイプ部分、すなわち接地面側尾根部36、RI2、RI5及び接地面側谷部VA2、VA5がタイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rに平行となっているサイプ部分138が形成されている。そして、合流部130からサイプ深さが深いサイプ部分では、タイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rに対して斜め方向であるSF方向及びSK方向(何れも図4参照)にジグザグ状に延びるサイプ部分139が形成されている。
そして、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べ、図10に示すように、ブロック126に代えてブロック146がトレッド部に形成されている。このブロック146には、比較例のタイヤに比べてサイプ形状が異なる4本サイプ142が形成されている。4本のサイプ142によって、ブロック146には5つの小ブロック144A〜Eが形成されている。
このサイプ142では、一方のサイプ壁面149Pに、尾根部132、RI1に代えて、図10、図11に示すように、途中で折れ曲がっている尾根部152が形成され、尾根部134、RI4に代えて途中で折れ曲がっている尾根部154が形成されている。尾根部152、154は、トレッド面側の端部で互いに合流する合流部150を形成している。また、サイプ壁面149Pは、長手方向中央線Jに対して対称形状となっている。
2本の尾根部152、154は、それぞれ、サイプ深さ方向Rにかけて徐々に互いに離れるように合流部130からそれぞれサイプ長手方向両端側(すなわち、サイプ長手方向一端側F及びサイプ長手方向他端側K)に向けて直線状に延び出す第1尾根部156、157を有する。従って、2本の第1尾根部152、154はV字状を描いている。
また、2本の尾根部152、154は、それぞれ、第1尾根部156、157のサイプ底側の端部に折れ曲がるように連続して、サイプ深さ方向Rにかけて徐々に互いに離れるように延びる第2尾根部158、159を有する。サイプ深さ方向Rに対する第1尾根部156、157の傾斜角度αは、サイプ深さ方向Rに対する第2尾根部158、159の傾斜角度βよりも小さい。
また、谷部VA1、VA4に代えて途中で折れ曲がっている谷部VA11、VA14が形成されている。谷部VA11、VA14は、それぞれ、尾根部152、154に沿った形状にされている。
そして、谷部VA3、VA6よりも位置をサイプ底側にずらした谷部VA13、VA16が谷部VA3、VA6に代えて形成されている。更に、尾根部RI3、RI6よりも位置をサイプ底側にずらした尾根部RI13、RI16が尾根部RI3、RI6に代えて形成されている。尾根部RI13、RI16はトレッド面側で互いに合流して合流部160を形成している。
ブロック寸法については、図8及び図10に示すように、実施例のタイヤ及び比較例のタイヤの何れのタイヤであっても、タイヤ周方向長さLを25mm、タイヤ幅方向長さMを20mm、タイヤ半径方向深さ(ブロック高さ)Hを10mmとした。
また、横溝の幅については、実施例のタイヤ、比較例のタイヤとも4mmとした。
サイプ深さhについては、実施例のタイヤ及び比較例のタイヤの何れであっても8mmとした。また、5つの小ブロックの厚みは、実施例のタイヤ及び従来例のタイヤの何れであっても5mmとした。
ブロック表面での隣り合う尾根部同士の間隔Wは、実施例のタイヤ及び比較例のタイヤとも4mmとした。
接地面側尾根部136の長さd1は、実施例のタイヤ及び比較例のタイヤとも2mmとした。
また、実施例のタイヤでは、第1尾根部156、157のタイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rの長さd2は3mmとした。また、第2尾根部158、159のタイヤ径方向(サイプ深さ方向)Rの長さd3も3mmとした。比較例のタイヤでは、尾根部132、134の長さd4を6mmとした。
また、実施例のタイヤでは、合流部150での交差角度δが33°、合流部160での交差角度εが45°である。比較例のタイヤでは、合流部130での交差角度δが45°である。
本試験例では、全てのタイヤについて、タイヤサイズを195/65R15とし、正規リムに装着して内圧を200kPaとし、乗用車に取付けて正規荷重を負荷した状態で実車走行により試験を行った。ここで、「正規リム」とは、例えばJATMAが発行する2007年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムを指し、「正規荷重」とは、同様に、JATMAが発行する2007年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重を指す。
本試験例では、初速度40km/hからフルブレーキをかけて静止状態になるまでの制動距離を計測し、初速度と制動距離とから平均減速度を算出した。そして、比較例のタイヤの平均減速度に基づく評価指数100とし、実施例のタイヤについて相対評価となる評価指数を算出した。評価結果を表1に示す。
Figure 0005108645
表1の評価結果では評価指数が大きいほど氷上性能が高いこと、すなわち制動距離が短くて制動性能に優れていることを示す。表1から判るように、実施例のタイヤでは評価指数が100であり、氷上における制動性能が比較例のタイヤに比べて同等であった。
<試験例2>
本試験例では、上記の実施例のタイヤ及び従来例のタイヤの両者について、乗用車で乾燥路面を6000km走行し、走行後にサイプ底のクラックの有無を調べる耐久性試験を行った。試験結果を表1に併せて示す。表1から判るように、比較例のタイヤではサイプ底にクラックが発生していたが、実施例のタイヤではサイプ底にクラックは発生していなかった。
比較例のタイヤでサイプ底にクラックが発生した原因は以下のように推定される。
乾燥路面の走行などでは大きな駆動力もしくは制動力がブロック126に加わる。この駆動力もしくは制動力により、隣接するサイプ壁面がタイヤ径方向にずれる力が作用する。この結果、隣接するサイプ壁面同士が互いにタイヤ径方向にずれる。
ここで、比較例のタイヤでは、実施例のタイヤのように尾根部や谷部が折れ曲がっていない。従って、比較例のタイヤでは、実施例のタイヤほどサイプ壁面同士が外れ難くはされていない。
従って、図12に示すように、氷路面Sではブロック126の倒れ込みが小さくてサイプ底に大きな引裂力が生じていないが、図13に示すように、乾燥路面Dではジグザグ状のサイプ壁面同士の噛み合わせが外れてブロック126の倒れ込みが大きくなり、サイプ底127(図13参照)に高い引裂力が生じ易くなったため、と考えられる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ径方向断面図である。 第1実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部のブロック配置を平面状態で示す説明図である。 図3(A)及び(B)は、それぞれ、ブロック接地面に形成されたサイプの平面図、及び、図2の矢視3B−3Bから見たサイプ壁面の正面図である。 図2の矢視4−4から見たサイプ壁面の正面図である。 第1実施形態で、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向における接触長さを説明する説明図である。 第1実施形態で、隣接するサイプ壁面同士のサイプ深さ方向における接触長さを説明する説明図である。 図7(A)及び(B)は、それぞれ、第2実施形態で、制動力がブロックに加えられていない状態でサイプ壁面の傾斜角度がサイプ深さ方向位置で異なること、及び、制動力がブロックに加えられた状態で一点鎖線で示す部位のサイプ接触長さが互いに異なること、を説明する説明図である。 試験例1、2で用いた比較例のタイヤのトレッド部を構成するブロックの斜視図である(ブロックがタイヤの上側に位置する状態)。 図9(A)及び(B)は、それぞれ、試験例1、2で用いた比較例のタイヤで、ブロック接地面に形成されたサイプの平面図、及び、サイプ壁面の正面図である。 試験例1、2で用いた実施例のタイヤのトレッド部を構成するブロックの斜視図である(ブロックがタイヤの上側に位置する状態)。 図11(A)及び(B)は、それぞれ、試験例1、2で用いた実施例のタイヤで、ブロック接地面に形成されたサイプの平面図、及び、サイプ壁面の正面図である。 試験例1、2で用いた従来の空気入りタイヤが氷路面上を転動することを示す模式的な部分側面図である。 試験例1、2で用いた従来の空気入りタイヤが乾燥路面上を転動することを示す模式的な部分側面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
16 トレッド部
22 周方向溝
24 横溝
26 ブロック
28 サイプ
29P 一方のサイプ壁面
29Q 他方のサイプ壁面
48 尾根部列
50 谷部列
56 第1尾根部
58 第2尾根部
62 谷部
76 ブロック
78 サイプ
79P 一方のサイプ壁面
79Q 他方のサイプ壁面
88I 尾根部
88U 尾根部
89U 尾根部表面
90I 谷部
90U 谷部
128 サイプ
129P 一方のサイプ壁面
130 合流部
132 尾根部
134 尾根部
126S ブロック接地面
136 接地面側尾根部
142 サイプ
146 ブロック
149P サイプ壁面
152 尾根部
154 尾根部
150 合流部
156 第1尾根部
157 第1尾根部
158 第2尾根部
159 第2尾根部
F サイプ長手方向一端側
K サイプ長手方向他端側
θ 傾斜角度
R サイプ深さ方向
α 傾斜角度
β 傾斜角度
RI2 接地面側尾根部
RI5 接地面側尾根部
VA2 接地面側谷部
VA5 接地面側谷部

Claims (7)

  1. 周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロックがトレッド部に形成され、
    前記ブロックには少なくとも1つのサイプが形成され、
    前記サイプでは、サイプ深さ方向に対して傾斜している尾根部が一方のサイプ壁面に形成されているとともに他方のサイプ壁面には前記尾根部と噛み合う谷部が形成され、
    前記尾根部及び前記谷部は、サイプ底側に行くほどサイプ深さ方向に対する傾斜角度が増大するように、途中で折れ曲がっている、空気入りタイヤ。
  2. 前記尾根部及び前記谷部は、何れも、折れ曲がる前後で直線状である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記尾根部及び前記谷部のサイプ深さ方向に対する傾斜角度が、何れも20〜70°の範囲内である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記サイプが、サイプ深さ方向、及び、トレッド表面におけるサイプ長手方向の両方向にジグザグ状に延びており、
    トレッド面側に形成された前記尾根部では、サイプ底側に形成された前記尾根部に比べ、サイプ深さ方向に対する尾根部表面の傾斜角度が低くされている、請求項1〜3のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記尾根部として、サイプ長手方向中央部で互いに合流する合流部を形成するとともに、サイプ底側にかけて徐々に互いに離れるようにサイプ長手方向両端側に向けて前記合流部から直線状に延び出す2方向の尾根部が形成されている、請求項1〜4のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記一方のサイプの壁面には、前記合流部からブロック接地面側に延び出してブロック接地面に直交する接地面側尾根部が形成され、
    前記他方のサイプ壁面には、前記接地面側尾根部と噛み合う接地面側谷部が形成されている、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記サイプのサイプ底に、引裂力によって発生する応力を緩和する空隙部が形成されている、請求項1〜6のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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