JP2013048896A - 眼科装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源の発光光量を精度良く検出する
【解決手段】 光源で発生した光で被検眼を照明する光学系と、前記光源で発生した光を反射する反射面と透過部とを備えた第1反射部と、前記透過部を介して前記光源で発生した光の光量を検出する光量検出部と、を備え、前記第1反射部は前記光源で発生した光が前記被検眼へ向かう方向とは反対の方向に備えられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は眼科装置に関する。
特許文献1には、照明光学系の光源部として、眼底側から順にコンデンサレンズ、ストロボ照明光源、コンデンサレンズ、連続照明光源、リフレクタを配置する構成が開示されている。さらに、特許文献1には連続照明光源からの発光光のうち眼底と反対側に射出される光束はリフレクタによって反射され眼底方向へ向かう構成が開示されている。また、リフレクタの形状は凹面となっており、連続照明光源から眼底と反対側に射出された光束を集光して投影している。
ここで、眼底部を撮影するにあたり、眼底部の明るさは被検者ごとに異なり、また、光源も個体差があるので、撮影像の明るさはバラつきが生じてしまう。このバラつきを解消するためには、事前に眼底部の明るさを検出し、その明るさに応じて発光光量を調整する必要がある。そして、発光光量を調整するためには発光光量を検出する必要がある。また、光源は被検眼照明するために最適化されているため、光源の光軸付近の光は光軸付近以外の光に比べて安定している。従って、発光光量を検出する検出手段は、検出精度を高めるために照明光軸上に配置することが望ましい。
特開2003−70746号公報
しかしながら特許文献1の構成によれば、ストロボ照明光源の眼底側は照明光路となり、反眼底側は連続照明光源やリフレクタが配置されており、検出手段をストロボ照明光源の光軸上に配置することが困難であった。従って、特許文献1の構成は検出精度の向上の障害となっていた。
本件の目的の一つは、光源の発光光量を精度良く検出することである。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記課題を解決するため本眼科装置は、光源で発生した光で被検眼を照明する光学系と、前記光源で発生した光を反射する反射面と透過部とを備えた第1反射部と、前記透過部を介して前記光源で発生した光の光量を検出する光量検出部と、を備え、前記第1反射部は前記光源で発生した光が前記被検眼へ向かう方向とは反対の方向に備えられたことを特徴とする。
本発明によれば、光量検出精度を向上することができる。
本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の電気的な接続関係の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置が備える電源の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本眼科装置が備えるミラーの一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置が備えるリングスリットの一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例の断面を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例の断面を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 (a)(b)本眼科装置の開口部の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例の断面を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例の断面を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置が備える撮影光源部および観察光源部の詳細な構成の一例を示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。 本眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。 本眼科装置が備える撮影光源部および観察光源部の詳細な構成の一例を示す図である。 本眼科装置の光源部の構成の一例における光の挙動を模式的に示す図である。
本発明の第1実施形態を適応した眼底カメラの詳細を図面を参照しながら説明する。
図1は本眼科装置の構成を模式的に示す図である。図2は眼科装置の電気的な接続関係の一例を模式的に示す図である。図1に示す眼底カメラ(眼科装置)は、大まかに分けて撮影光源部O1、観察光源部O2、照明光学系O3、撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5、内部固視灯部O6を備えている。
撮影光源部O1または観察光源部O2から射出された光束は照明光学系O3、撮影/照明光学系O4を経て被検者眼底部を照明し、その像は撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5を経て撮像素子に結像される。すなわち、撮影光源部O1,照明光学系O3および撮影/照明光学系O4は光源で発生した光で被検眼を照明する光学系の一例に相当する。また、観察光源部O2,撮影/照明光学系O4および撮影光学系O5は光源で発生した光で被検眼を照明する光学系の一例に相当する。
撮影光源部O1は以下の構成を備えることにより白色光のリング照明を作り出す。11は光量検出手段でありSPD(Silicon Photo iode)やPD (Photo Diode)など既知の光電変換を利用したセンサである。さらに11は、PD等のセンサの出力を積分することで光量を算出する積分回路等を含む。
12はミラーであり、ガラス板にアルミや銀の蒸着を施したものやアルミ板などで構成される。例えば、このミラー12は加工限度範囲内での平面とすることで撮影光源の均一化が実現される。すなわち、ミラー12は平面ミラーである。ここで、平面とは加工誤差を含む概念であり完全に平面であるもののみを指すものではない。ミラー12は、例えば撮影光源13から被検眼28へ向かう方向とは反対の方向に配置される。なお、ミラー12の詳細については図5を用いて後述する。
13は撮影光源であり、例えばガラス管の中にXe(キセノン)を封入し電圧を印加することで発光し、撮影時に眼底像を記録するために十分な強度の白色光を得ることが可能となっている。また、近年ではLED(Light EmittingDiode)の光量アップが顕著であり、環状に配置したLEDアレイでも撮影光源13を実現可能である。図3は撮影光源13の一例を模式的に示す図である。図3に図示するように撮影光源13の発光部は環状であり、撮影光源13は放射状に発光する環状発光部13aを備える。
14は撮影コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。15は撮影リングスリットであり環状の開口を持った平板である。例えばリングスリット15は被検眼28の前眼部と略共役な位置に配置される。16は撮影水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。
ここで、例えばXe管(キセノン管)である撮影光源13から射出された光束は眼底方向に向かう光束に加え、眼底方向とは反対側に射出された光束がミラー12によって反射され眼底方向に向かう光束となる。すなわち、被検眼28には撮影光源13から射出された光束とミラー12により反射された光束とが入射することとなり、被検眼28に入射する光量はミラー12がない場合に比べて増加する。
このために、撮影光源13の発光光量はミラー12がないものに比べて少なくて済む。また、ミラー12は平面としており、光のムラを生じさせないとともに、撮影光源13に対する距離的制約もない。
撮影光源13から射出された光束およびミラー12により被検眼方向に反射された光束は撮影コンデンサレンズ14によって眼底に向けて集光され、撮影リングスリット15によって前眼部を通過する際の光束形状が環状となるよう成形される。さらに撮影水晶体バッフル16によって、被検眼28の水晶体へ投影される光束を制限し、眼底像に不要な被検眼28の水晶体からの反射光が写りこむことを防いでいる。
観察光源部O2は以下の構成を備えることにより赤外光のリング照明を作り出す。17は観察光源であり、ハロゲンランプやLEDなど連続発光可能な光源であり素子の特性や図示しないフィルタを介することによって赤外光を発する。18は観察コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。19は観察リングスリットであり環状の開口を持った平板である。20は観察水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。
観察光源部O2は撮影光源部O1と光源の種類が異なるだけであり、観察コンデンサレンズ18で集光し、観察リングスリット19で前眼部での光束の形状を整え、観察水晶体バッフル20で眼底像への水晶体からの反射光の写りこみを防いでいる。
次に、照明光学系O3は以下の構成を備えることにより撮影光源部O1、観察光源部O2で作られた光束をリレーするとともに、眼底像の焦点合わせのための指標像を生成する。21はダイクロイックミラーであり、赤外光を透過、可視光を反射する。撮影光源部O1で作られた可視光による光束はダイクロイックミラー21により反射される一方、観察光源部O2で作られた赤外光による光束は透過され照明光学系O3に導光される。22,24はそれぞれ照明リレーレンズであり、これらによってリング照明は被検眼28に結像される。
23はスプリットユニットであり、フォーカス指標を投影するためのフォーカス指標光源23aと、光源を分割するためのプリズム23bと、フォーカス指標の外形を示すフォーカス指標マスク23cとを備える。またスプリットユニット23はフォーカス指標光源23a,プリズム23bおよびフォーカス指標マスク23cを観察時に照明光学系O3に進入し図中矢印方向(光軸方向)に移動することでフォーカス指標を光軸方向にシフト移動させる移動機構を備える。さらに、スプリットユニット23は撮影時に照明光学系O3から退避させる進退機構を備えて構成されている。
M1はスプリットシフト駆動モータ、S1はスプリット位置センサである。スプリットシフト駆動モータM1はスプリットユニット23を図中矢印方向にシフト駆動してフォーカス指標の焦点を合わせ、スプリット位置センサS1はその停止位置を検出する。
またM2はスプリットユニット18を照明光学系O3に対して進退させるためのスプリット進退駆動モータであり、眼底観察時には照明光学系O3内に進入させ、観察像の中にスプリット指標を投影させる。一方、スプリット進退駆動モータM2は撮影時には照明光学系O3からスプリットユニット23を退避させ、撮影像の中にフォーカス指標が写りこむことが無いように制御する。25は角膜バッフルであり、眼底像に不要な被検眼28の角膜からの反射光の写りこみを防ぐ。
撮影/観察光学系O4は以下の構成を備えることにより被検眼28の眼底に対して照明光束を投影するとともに、被検眼28の眼底像を得る。26は穴あきミラーであり、外周部がミラー、中央部が穴となっている。照明光学系O3から導かれた光束は穴あきミラー26のミラー部分で反射して、対物レンズ27を介して被検眼28の眼底を照明する。眼底からの反射光は対物レンズ27を戻り、穴あきミラー26の中央部の穴をとおって撮影光学系O4に導かれる。
撮影光学系O4は以下の構成をそなえることで、被検眼眼底像の焦点調節を行ったうえで被検眼眼底像を撮像素子に結像する。29はフォーカスレンズであり穴明きミラー26の中央の穴を通過した撮影光束の焦点調節を行うためのレンズであり、図中矢印方向(光軸方向)に移動することで焦点調節を行う。M3はフォーカスレンズ駆動モータ、S3はフォーカスレンズ位置センサである。フォーカスレンズ駆動モータM3はフォーカスレンズ29を駆動して焦点を合わせ、フォーカスレンズ位置センサS3はフォーカスレンズ29の停止位置を検出する。31は撮像素子であり、撮影光を光電変換する。撮像素子31で得られた電気信号は、デジタルデータとすべく不図示の処理回路によってA−D変換される。また、例えば赤外観察時には不図示の表示器に表示され、撮影後には不図示の記録媒体に記録される。
内部固視灯部O6はハーフミラー30によって撮影光学系O4から光路が分割され、その光路に対して対向した内部固視灯ユニット32を備える。内部固視灯ユニット32は例えば複数のLEDによって構成され、後述する固視灯位置指定部材66によって検者が選択した固視部に対応した位置のLEDを点灯させる。被検者が点灯したLEDを固視することで、検者は所望の向きの眼底像を得ることができる。
焦点操作部材33は、検者により操作可能な部材であり、検者が操作したときに、焦点操作部材33の停止位置を焦点操作部材位置センサS4によって検出可能となっている。
図2は本眼科装置の電気的な接続関係の一例を模式的に示す図である。この眼底カメラはCPU(Central Processing Unit)61によって以下の全ての動作が制御されている。なお、CPU61に代えて他の処理手段を用いてもよい。例えば、CPUの代わりにFPGA(Field programmable Gate Array)等の処理手段を用いることとしても良い。撮影光源制御回路62は撮影前に撮影光源13を発光するためのエネルギーを図示しないコンデンサ等に充電する。光量検出手段11は、撮影光源13が発光する発光光量を検知しており、例えば撮影光源13の発光光量がCPU61で制限される発光量に到達するとCPU61に発光停止を指示し、撮影光源制御回路62を介して撮影光源13の発光が停止する。また撮影光源制御回路62は、撮影時に充電した電気エネルギーを放電することで撮影光源13を発光させる。
M1駆動回路63は焦点操作部材位置センサS4の出力に対応した位置にスプリットユニット23が移動するようにスプリットシフト駆動モータM1を駆動する。M2駆動回路64は撮影前後にスプリットユニット23が照明光学系O3に対して進退するようスプリット進退駆動モータM2を駆動する。M3駆動回路65はM2駆動回路64と同様、焦点操作部材位置センサS4の出力に対応した位置にフォーカスレンズ29が移動するようにフォーカスレンズ駆動モータM3を駆動する。電源スイッチ67は眼底カメラの電源状態を選択するスイッチ、撮影スイッチ68は眼底カメラで撮影を実行するためのスイッチである。
図4は本眼科装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。具体的には、図4はフォーカス調整に関する動作の一例を主に示したフローチャートである。
ステップS00において電源スイッチ67により電源ONとなると本シーケンスが開始される。ステップS01ではCPU61が撮影スイッチ68がONとなっているかを確認し、ONされていればステップS13に進み、ONされていなければステップS02に進む。
ステップS02ではCPU61が焦点操作部材位置センサS4の出力を読み込む。
ステップS03ではCPU61がスプリット位置センサS1の出力を読み込む。なお、ステップS02,S03の実行される順序は逆であってもよい。 次に、ステップS04ではCPU61が焦点操作部材位置センサS4の出力に対して、スプリット位置センサS1の出力が対応した位置にあるか否かを確認。対応位置にあればステップS08に、なければステップS05に進む。
ステップS05ではスプリットユニット23が焦点操作部材位置センサS4に対応した位置に移動するよう、M1駆動回路63によってスプリットシフト駆動モータM1を駆動する。
ステップS06ではCPU61がスプリット位置センサS1を読み込み、ステップS05にて移動したスプリットユニット23が焦点操作部材位置センサS4に対応した位置に移動したかを確認する。そして、移動が完了していなければステップS05に戻り、完了していればステップS07に進む。
ステップS07ではM1駆動回路63によってスプリットシフト駆動モータM1を停止させてステップS08に進む。
ステップS08ではCPU61がフォーカスレンズ位置センサS3の出力を読み込む。
ステップS09ではCPU61が焦点操作部材位置センサS4の出力に対して、フォーカスレンズ位置センサS3の出力が対応した位置にあるか否かを確認する。対応位置にあればステップS01に、なければステップS10に進む。
ステップS10ではフォーカスレンズ29が焦点操作部材位置センサS4に対応した位置に移動するよう、M3駆動回路65によってフォーカスレンズ駆動モータM3を駆動する。
ステップS11ではCPU61がフォーカスレンズ位置センサS3を読み込み、ステップS10にて移動したフォーカスレンズ29が焦点操作部材位置センサS4に対応した位置に移動したかを確認し、移動が完了していなければステップS10に戻る。一方、移動が完了していればステップS12に進む。
ステップS12ではM3駆動回路65によってM3駆動回路63を停止させてステップS01に進む。
ステップS13では撮影スイッチ68がONされたので、まずはCPU61がスプリットLED23aを消灯する。
ステップS14ではCPU61が観察光源17を消灯する。
ステップS15ではM2駆動回路64によってスプリット進退駆動モータM2を駆動して、スプリットユニット23を照明光学系O3から退避させる。
ステップS16では撮像素子31にて眼底像の読み出しを開始する。
ステップS17では撮影光源制御回路62によって撮影光源13を点灯する。
ステップS18では、光量検出手段11は自身が備えるPD等のセンサからの出力を積分することで撮影光源13の発光量を算出する。
ステップS19ではCPU61が、撮影光源13が発光した光量が眼底撮影に適した所定の値に達したか否かを確認する。ステップS18にて算出された光量が所定の値に達していなければ発光を継続しつつ、ステップS18に戻る。一方、ステップS18にて算出された光量が所定の値に達したらステップS20に進む。
ステップS20では撮影光源制御回路62によって撮影光源13を消灯する。例えば、撮影光源制御回路62は撮影光源3への電流の供給を停止さることで撮影光源13の発光を停止させる。すなわち、撮影光源制御回路62は、光量検出部によって検出された光量に応じて光源の発光を制御する発光制御部の一例に相当する。
次に、ステップS21ではCPU61が露光時間Tが所定の露光時間に達しているか否かを確認する。所定の露光時間に達していなければ再度ステップS21へ、達していればステップS22に進む。
ステップS22では撮像素子31からの読み出しを完了する。詳細の説明は割愛するが、撮像素子31は光電変換により画像情報を電気信号として出力し、出力された電気信号はAD変換などの電気処理を行ったのち電子データとして保存される。
ステップS23ではM1駆動回路63にてスプリットシフト駆動モータM1を駆動して、スプリットユニット23を照明光学系O3内に戻す。ステップS24ではCPU61が観察光源17を点灯する。
ステップS19ではCPU61がスプリットLED23aを点灯し、再度撮影準備状態に戻って一連のフローを完了する。
図5は本眼科装置が備えるミラー12の一例を模式的に示す図である。
図5に示すミラー12は、ガラスにアルミ蒸着した場合の反射面側から見た平面図である。12a、12bはアルミが蒸着された反射部であり、撮影光源13から被検眼28とは反対の方向に射出された光束を被検眼方向に反射する。
なお、本実施形態では反射部を形成すべくガラスにアルミを蒸着させたが、これに限定されるものではなく光を反射するものであれば蒸着させる物質はアルミに限定されるものではない。
次に、12cは撮影光源13からの光を光量検出手段11に導くための透過部である。透過部12cは、撮影光源13からの光を透過する。すなわち、ミラー12は、光源で発生した光を反射する反射面と透過部とを備えた第1反射部の一例に相当する。ここで、反射部12a,12bは反射面の一例に相当する。また、第1反射部は光源で発生した光が被検眼へ向かう方向とは反対の方向に備えられる。具体的には、反射面は光源で発生した光が被検眼へ向かう方向へ向けて備えられる。光量検出手段11は透過部を介して光源で発生した光の光量を検出する光量検出部の一例に相当する。光量検出部は光源で発生した光が被検眼へ向かう方向とは反対の方向に設けられる。すなわち、第1反射部は、光量検出部と光源との間に備えられる。
例えば、光量検出手段11は精度良く撮影光源13の発光光量を検出するために光源で発生した光で被検眼28を照明する光学系の光軸上(撮影光源13の光軸上)に配置される。この場合、光量検出手段11に光を導くため透過部12cも撮影光源13の光軸上に配置される。
なお、ミラー12の例えば中心部に透過部12cを設けるためには、アルミを蒸着する際にマスクしてアルミが蒸着されないようにする必要がある。マスクは部品毎にマスク部品を取り付けることも可能であるが、作業が煩雑であり、またその位置精度も悪くなってしまう。
従って多くの部品にまとめてマスクを掛けられるように、全てのマスクが繋がっていることが望ましい。そのためにマスクは透過部12cから外周に向かって放射状の繋ぎが必要となり、ミラー12には繋ぎ透過部12dおよび12eができる。透過部12d、12eは、反射部(ミラー12)の外周に向かって放射状に備えられる。この透過部は光学部品としては必要ないのだが、上記作業の煩雑さ等を回避するためには自ずとできてしまうものである。但し、ミラー12としての機能に悪影響を及ぼすものではないことが実験的に確認されている。すなわち、図4ではミラー12には透過部12dおよび12eが設けられているが、ミラー12に透過部12dおよび12eを設けず透過部12cのみを設けることとしてもよい。ここで、ミラー12が備える反射部12a,12bは撮影光源13から射出され光量検出手段11へ直接向かう光束の光量検出手段11への入射を制限している(後述する図8参照)。
なお、図5に示すミラー12および透過部12cの形状は円形であるがこれに限定されるものではなく、種々変形することが可能である。
また上記実施例では光量検出手段11は撮影光源13の光軸上に備えられることとしたが、これに限定されるものではなく、光量検出手段11は完全に光軸上にそなえられなくてもよい。例えば、光軸近傍に光量検出手段11が位置することとしても光軸近傍の安定した光を受光して光量を検出することができる。なお、この場合、透過部12cも光軸近傍に配置される。
また、ミラー12および光量検出手段11は撮影光源13の撮影光源13から被検眼28へ向かう方向とは反対の方向に配置されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ミラー12および光量検出手段11を観察光源17から被検眼28へ向かう方向とは反対の方向に配置することとしてもよい。この場合、光量検出手段11は観察光源17が射出する光量を検出することとなる。
また、光量検出手段11は望ましくは撮影光源13の光軸上に配置されることとしたがこれに限定されるものではない。例えば、透過部12cを撮影光源13の光軸上に配置し透過部12cを透過した光を光量検出手段に導くミラー等を備えることとすれば光軸からズレた位置に光量検出手段11を設けてもよい。このようにしても、撮影光源13の光軸付近の安定した光を光量検出手段11に導くことができる。
このように本眼科装置によれば、撮影光源13から被検眼28へ向かう方向とは反対の方向に透過部12cを有するミラー12を備え、透過部12cを透過した光を光量検出手段11で検出しているため光量検出手段11を所望の位置に配置することができる。このため、光源の発光光量を精度良く検出することが可能となる。より具体的には、透過部12cおよび光量検出手段11を撮影光源13の光軸上に配置することで、より撮影光源13の発光光量を精度良く検出することができる。
また、上記の効果に加えて、ミラー12の反射部12a,12bにより撮影光源13から射出された光のうち被検眼方向に向かわない光を被検眼方向に向けることができるため撮影光源13で発生した光を有効に利用することができる。
さらに、ミラー12は反射部12a,12bおよび透過部12cを備えているため、1の部材を用いて発光光量を精度良く検出するという効果および撮影光源13の生成した光を有効利用するという効果に寄与するため、装置の大型化を防ぐことができる。
また、透過部12cを作成する際にミラー12毎に1の独立したマスクを用いるのではなく、複数のミラー12に1度に用いることができる上記1のマスクが繋げられた状態のマスクを用いることで作業が煩雑になること、および、マスクの位置精度の悪化を回避している。
次に第2実施形態に係る眼科装置を、図6〜10を参照しながら説明する。第1実施形態において撮影光源13からの射出された光は透過部12cを介して光量検出手段11に入射しているが、撮影光源13の発光光量が強い場合には光量検出手段11では正確に光量を検出することができなくなってしまう。この原因の1つとしては、例えば光量検出手段に含まれる積分回路の出力が飽和してしまうことが挙げられる。
そこで、第2実施形態では第1実施形態と異なり反射された光を光量検出手段11に入射させることで、撮影光源13の発光光量が強い場合でも精度よく光量を検出できる眼科装置を示す。具体的には、撮影光源13から射出された光のうち所定の反射面で反射された光を光量検出手段11で受光する。反射された光を受光するため直接強い光を受光する場合に比べて精度よく発光光量を検出可能となる。
図6は第2実施形態に係る眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。なお、図中既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図6からわかるように第2実施形態では第1実施形態と異なり光束制限手段121および光束制限手段122を備えている。光束制限手段121はミラー12の透過部12cを透過した光束のうち例えば直接光の光量検出手段11への入射を制限する。また光束制限手段122は光束制限手段121を通過した光のうち例えば光量検出手段11の周囲に設けられた内壁等により反射された光である乱反射光の原因となる光の光量検出手段11側への進行を制限する。光束制限手段121および光束制限手段122の詳細については図9を用いて後述する。
図7はリングスリット15の一例を模式的に示す図である。リングスリット15は、撮影光源の光束を環状に投光させる環状投光部15a、環状投光部15aの外側の大きさを制約する環状遮光部15b、環状投光部の内側の大きさを制約する円状遮光部15cを備える。望ましくは円状遮光部15cの中心は撮影光源13の光軸上に位置する。ここで、円状遮光部15cは、自身に入射した光を反射する円状反射部としても機能する。リングスリット15は例えばステンレス等で構成される。なお、円状遮光部15cが自身に入射した光を反射するように構成すれば良く、リングスリット15はステンレス等に限定されるものではない。上述したように、リングスリット15は、被検眼28の前眼部と略共役な位置に配置されるとともに、光源で生成された光の一部を反射する反射部を光学系の光軸上に有する。
従って、撮影光源13からリングスリット15へ射出された光束の一部は環状投光部15aを介して撮影水晶体バッフル16へと進む一方、撮影光源13からリングスリット15へ射出された光束の他の一部は円状遮光部15cにより反射される。円状遮光部15cにより反射された光は光量検出手段11に導かれる。すなわち、円状遮光部15cは光源で発生した光を光量検出部へ導く第2反射部の一例に相当する。また、上述のごとく第2反射部(円状遮光部15c)は光学系の光軸上かつ光源から被検眼28へ向かう方向に配置される。従って、リングスリット15は第2反射部を光学系の光軸上に有する。すなわち、リングスリット15は被検眼の前眼部と略共役な位置に配置されるとともに、光源で生成された光の一部を反射する第2反射部を光学系の光軸上に有する。
なお、リングスリット15が備える円状遮光部15cの反射率および表面形状等は制御されており、例えば円状遮光部15cの反射面において反射率は均一もしくは略均一となっている。すなわち、円状遮光部15cの反射率は既知である。
図8,9は本眼科装置が備える光束制限手段の一例を説明するための図である。図8には光量検出手段11,光束制限手段121,122,ミラー12,撮影光源13およびリングスリット13が備える円状遮光部15cを図示している。なお、簡単のためコンデンサレンズ14の図示は省略している。図9は図8の断面を示した図である。図9に示すように、ミラー12には上述のごとき透過部12cが備えられ、光束制限手段121,122にはそれぞれ開口部121a,122aが備えられている。開口部121a,122aはそれぞれ円状遮光部15cで反射された光を通すように配置される。望ましくは、開口部121a,122aはそれぞれ撮影光源13の光軸上に配置される。ここで、開口部121aは光が通過可能な第1開口部の一例に相当する。また、開口部122aは光が通過可能な第2開口部の一例に相当する。
ここで、光束制限手段121は、ミラー12の透過部12cを透過した光のうち撮影光源から直接光量検出手段11に入射しようとする直接光の光量検出手段11への入射を制限する。従って、例えば、撮影光源13の発光部と光量検出手段11とを結ぶ直線上に光束制限手段121を構成する遮光部材121bが位置するように光束制限手段121は配置される。すなわち、光束制限手段121は、光源の発光部位と光量検出部とを結ぶ直線上に配置される第1制限部の一例に相当する。
光束制限手段122は、光束制限手段121の開口部121aを通過した光のうち例えば光量検出手段11の周囲に設けられた不均一な反射特性を持った内壁(図9中一点鎖線で示す。)等により反射された光である乱反射光の原因となる光の光量検出手段11側への進行を制限する。言い換えれば、光束制限手段122は乱反射光の光量検出手段11への入射を制限する。従って、例えば、撮影光源13の発光部と光量検出手段11の周囲に設けられた内壁とを結ぶ直線上に光束制限手段122を構成する遮光部材122bが位置するように光束制限手段122は配置される。言い換えれば、撮影光源13の発光部から光量検出手段11側へ射出した光のうち透過部12cおよび開口部121aを通過した光の進行を阻止する位置に遮光部材122bを配置する。すなわち、光束制限手段122は第1開口部を通過した光のうち少なくとも第2反射部に反射された光以外の光の光量検出部への入射を制限するとともに光軸上に光が通過可能な第2開口部を有する第2制限部の一例に相当する。
また、光束制限手段121,122は、撮影光源13から射出され、撮影光源13の周囲に設けられた内壁により反射された乱反射光の光量検出手段11への入射も制限している。
このように、光束制限手段121および光束制限手段122が配置されることで、光量検出手段11へ撮影光源13からの直接光の入射および内壁による乱反射光の入射が制限される。
以下、具体的に撮影光源13から発光された光の挙動を図10を参照しながら説明する。
まず撮影光源13から光束が射出される。撮影光源13から射出された光束のうち、円状遮光部15cによって反射された光束は図10に示すように撮影光源13の隙間を通りミラー12に到達する。好ましくはミラー12が備える透過部12cの中心は撮影光源13の光軸上に位置しているため、円状遮光部15cによって反射された光束のうち光軸付近の光束は透過部12cを透過する。すなわち、透過部12cは、第1反射部の一部に備えられるとともに光学系の光軸上に配置される。そして、光束制限手段121および光束制限手段122はそれぞれ撮影光源13の光軸付近に開口部121a,122aを有するため、これらの開口部121a,122aを介して、円状遮光部15cによって反射された光束は光量検出手段11に入射する。すなわち、光量検出部は、第2反射部によって反射され、かつ、透過部を透過した光の光量を検出する。また、被検眼方向に射出された光のうち、環状投光部15aに向かう光は、環状投光部15aを通過して被検眼28に向かい進む。
次に、反被検眼方向に射出された光について説明する。反被検眼方向に射出された光のうち光量検出手段11に直接入射しようとする直接光は上述のごとく光束検出手段121により光量検出手段11への入射が制限される。なお、図10からも明らかなようにミラー12の反射部12a,12bも直接光の光量検出手段11への入射を制限している。また、ミラー12の反射部12a,12bは乱反射光の光量検出手段11への入射も制限していることは明らかである。
一方、図10に示すように光束制限手段121により撮影光源13から光量検出手段11に直接入射する光束の光量検出手段11への入射は制限される。また、反被検眼方向に射出された光のうち乱反射光の原因となる光は、ミラー12の反射部12a,12bおよび光束検出手段121により光量検出手段11側への進行が阻止される。さらに、図10に示すように乱反射光の原因となる光のうち光束制限手段121の開口部121aを通過した光は光束制限手段122により光量検出手段11側への進行が阻止される。すなわち、内壁による乱反射光の原因となる撮影光源13から射出された光束の光量検出手段11への入射は光束制限手段122により制限される。
以上から、光量検出手段11への直接光および乱反射光の入射が制限される一方、光量検出手段11には円状遮光部15cにより反射された光束、すなわち、光軸付近の光束が入射することとなる。また、光量検出手段11には撮影光源13からの直接光や内壁による乱反射光の入射は制限される。
従って、上記眼科装置によれば第1実施形態と同様の効果が得られる他、光量検出手段では所望の反射部材で反射された光を検出しているため光源の発光光量が大きい場合でも光量検出手段は発光光量を精度よく計測を行うことができる。この効果が得られる一つの要因は反射率に応じて光量が低下するためである。
さらに、本実施形態に係る眼科装置によれば、リングスリット15の円状遮光部15cを反射部材として利用しているため、現状の構成を利用し新たに反射部材を設ける必要がなく装置の大型化を防止できる。
また、本実施形態に係る眼科装置によれば、円状遮光部15cの反射面の反射率が均一かつ既知である。従って既知の均一な性質の光が光量検出手段11で検出されるため、安定した発光光量の計測を行うことができる。
また、リングスリット15の円状遮光部15cは被検眼28を照明する光が通過する環状投光部15aに近いため、円状遮光部15cで反射された光は被検眼28を照明する光に対してバラつきが少ない。
さらに、本実施形態に係る眼科装置によれば、光量検出手段への直接光の入射を制限しているため光量検出手段は発光光量を精度よく計測を行うことができる。
また、本実施形態に係る眼科装置によれば、光量検出手段への乱反射光の入射を制限しているため光量検出手段は発光光量を精度よく安定して計測を行うことができる。
さらに、本実施例に係る眼科装置によれば、光量検出手段は精度よく光源の発光光量を計測できるため、発光光量を正確に制御することができる。
なお、上述の実施の形態では光束制限手段121および光束制限手段122をそなえることとしたがこれに限定されるものではない。例えば、乱反射光の光量検出手段11への入射を許容するのであれば光束制限手段122を設けなくともよい。
また、光束制限手段は光束制限手段121および光束制限手段122に限定されるものではなく、他の形状の光束制限手段を用いることとしてもよい。
例えば、図9,10に示した光束制限手段122の開口部122aの形状は図9,10に示したものに限定されるものではなく、図11,12に示すようにお椀形状にしてもよい。
図11,12に示す開口部122aは光量検出手段に近づく程、開口部122aが小さくなるように形成されている。
開口部122aをお椀形状にすることで得られる効果を図13A、13Bを用いて説明する。まず図13Aに示すように開口部122aが筒状の場合には遮光部122bに反射される光の入射度角と反射角度は等しくなる。一方、図13Bに示すように開口部122aがお椀形状の場合には遮光部122bに反射される光の入射角度は反射角度よりも大きくなる。なお、図13Bの入射角度および反射角度とは、図13Aの場合と比較するため図中の点線に対するものを指している。
従って、開口部122aが筒形状の場合だと開口部122a内に入ってきた光が例えば1回反射して光量検出手段11に到達してしまうが、開口部122aがお椀形状の場合には入射角度より反射角度が小さくなるため、光量検出手段11へ入射しにくくなる。従って、お椀状の開口部122aで反射された光が例え光量検出手段11に光が到達したとしても反射を繰り返すことで弱い光となり発光光量の計測に対する影響は軽減される。
次に第3実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。
図14に第3実施形態に係る眼科装置がそなえる光量検出手段11,ミラー12´,光源13および円状遮光部15cを示す。
第3実施形態に係る眼科装置は第2実施形態と異なり光束制限手段121,122を備えていない。また第3実施形態に係る眼科装置には第2実施形態と異なる形状のミラー12´を備えている。
ミラー12´は第1実施形態に係るミラー12より透過部12cが小さく光軸方向に厚みを有している。なお、ミラー12´はミラー12と同様に反射部12a,12bおよび透過部12c,12d,12eを備える。なお、ミラー12´においても透過部12d,12eを備えてないこととしてもよい。
図14に示すように透過部12cを小さく且つ撮影光源13の光軸方向に長くすることにより、直接光および乱反射光の光量検出手段11への入射を制限している。
透過部12cの大きさは直接光が光量検出手段11に入らないように設計する。例えば、撮影光源13の発光部位と光量検出手段11とを結ぶ直線が透過部12cに内包されないように透過部12cの大きさを決定する。また、透過部12cの光軸方向における長さは、撮影光源13から射手された光のうち透過部12cを介して光量検出手段11側へ向かう光が透過部12cの経路から外れるように決定する。この長さは、例えば、撮影光源13とミラー12´との距離に基づいて決定される。
図15は撮影光源13から射出された光の挙動を説明するための図である。図15に示すように、ミラー12´の透過部12cは第1実施形態におけるミラー12の透過部よりも小さいため撮影光源13から光量検出手段11へ直接入射しようとする直接光は透過部12cを通過することができない。また、乱反射光の原因となる撮影光源13から光量検出手段11側へ向かう光は、透過部12cに入射したとしても光軸に対して角度を有しているため透過部12cの経路から外れてしまう。
一方、撮影光源13から被検眼方向へ射出され円状遮光部15cによって反射された光は、撮影光源13の光軸上に配置された光透過部12cを通過して光量検出手段11に入射する。
本第3実施形態によれば第2実施形態と同様の効果が得られる他、部材の数を削減することができる。
なお、上記実施形態ではミラー12の形状を変更してミラー12´とした場合について説明したがこれに限定されるものではなく、光束制限手段121,122のいずれかを上記ミラー12´と同様の形状とすることとしても良い。
第4実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。図16は本眼科装置の光源部O1の構成の一例の断面を模式的に示す図である。図16に第4施形態に係る眼科装置がそなえる光量検出手段11,光束制限手段121,122,光源13および円状遮光部15cを示す。
第4実施形態に係る眼科装置は第2実施形態と異なりミラー12を備えていない。
図17は撮影光源13から射出された光の挙動を説明するための図である。上述のごとく光束制限手段121は少なくとも直接光の光量検出手段11への入射を制限する。また、光束制限手段122は、撮影光源13から射出され開口部121aを通過した光のうち少なくとも乱反射光の原因となる光の光量検出手段11への入射を制限する。一方、撮影光源13から被検眼方向へ射出され円状遮光部15cによって反射された光は、撮影光源13の光軸上に配置された光透過部12cを通過して光量検出手段11に入射する。
従って、ミラー12を設けないこととしても、光量検出手段11への乱反射光および直接光の入手は制限される。
すなわち、本第4実施形態に係る眼科装置によれば第2実施形態におけるミラー12に起因する効果以外の効果を奏することができる。また、本第4実施形態に係る眼科装置によればミラーを用いないので部材の数を削減することができ、装置全体の小型化が可能である。
第5実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。図18は本眼科装置の構成を模式的に示す図である。なお、図中既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
第5実施形態は、第2実施形態と異なり反射板51を備えている。反射板51は例えば、リングスリット15が備える円状遮光部15cと同様または略同様の大きさであり、反射率および表面形状等は制御されており、例えば反射板51の反射面における反射率は均一もしくは略均一である。すなわち、反射板51の反射率は既知である。反射板51は撮影光源13から被検眼方向に射出された光を被検眼方向とは反対の方向に反射する。
図19には光量検出手段11,光束制限手段121,122,ミラー12,撮影光源13および反射板51を図示している図20は図19の断面を示す図である。さらに、図20は撮影光源13から射出された光の挙動を説明するための図である。図18に示すように、光束制限手段121は少なくとも直接光の光量検出手段11への入射を制限する。また、光束制限手段122は、撮影光源13から射出され開口部121aを通過した光のうち少なくとも乱反射光の原因となる光の光量検出手段11への入射を制限する。一方、撮影光源13から被検眼方向へ射出され反射板51によって反射された光は、撮影光源13の光軸上に配置された光透過部12cを通過して光量検出手段11に入射する。
従って、円状遮光部15cの代わりに反射板51を設けることとしても、光量検出手段11への乱反射光および直接光の入手は制限され、光量検出手段11には反射板51により反射された光が入射する。
すなわち、本第5実施形態に係る眼科装置によれば第2実施形態における円状遮光部15cに起因する効果以外の効果を奏することができる。また、本第5実施形態に係る眼科装置によればリングスリット15を交換することなく反射板51を交換するのみであり、容易に撮影光源13からの光を反射する部材を交換することができる。
また、図21に示すようにミラー12および光束制限手段122を設けないこととしてもよく、この場合、図22に示すように光束制限手段121を設けることで少なくとも光量検出手段11への直接光の入射は制限される。従って、光量が多い場合でも精度良く撮影光源の光量を計測することができる。
また、図21,22に示す場合において、ミラー12を設けることとしても良い。すなわち、光束制限手段121およびミラー12を設けることで光量検出手段11への直接光の入射が制限されるとともに、ミラー12により撮影光源13で発生した光のうち被検眼方向へ向かわない光を被検眼方向へ反射させることができる。
第6実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。図23は本眼科装置の構成を模式的に示す図である。なお、図中既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
第6実施形態に係る眼科装置は、第5実施形態と異なり反射板51を撮影光源13の光軸上に備えていない。また、第6実施形態に係る眼科装置は、第5実施形態とは異なり光束制限手段121,122を備えていない。また、第6実施形態に係る眼科装置は、第5実施形態におけるミラー12とは異なり透過部12cを備えないミラー12´´を備える。さらに、第5実施形態における撮影光源13とは異なる棒状の撮影光源13´を用いている。なお、図23に示すように光量検出手段11は反射板51からの反射光を受光すべく撮影光源13の光軸に対して傾けて設けられている。なお、光量検出手段11と反射板51との位置関係は反射板51にて反射された撮影光源13からの光を光量検出手段11が受光できるように決定される。
図24には光量検出手段11,ミラー12´´撮影光源13´および反射板51を示す図である。図25は図24の断面を示す図である。
図25に示すように、撮影光源13´から射出された光のうち光量検出手段11へ直接向かう直接光はミラー12´´により光量検出手段11への入射が制限される。すなわち、光量検出手段11の方向に射出された光束は光束制限手段12により遮光され、光量検出手段11に至らない。一方、撮影光源13から射出された光束の一部は、反射板51で反射してから光量検出手段11に至り、光量が検出される。この時、反射板51からの反射光は、反射板51の反射率が既知であるため既知の性質を持っている。このため、光量検出は、撮影光源13からの直接光が含まれない既知の性質の光束で行われる為、安定した光量検出が行われる。この検出結果より、安定した調光が実現される。
なお、撮影光源13からの直接光の光量検出手段11への入射を制限するのはミラー12でなくてもよい。例えば、開口部121aを有さない光束制限手段121等であってもよい。
また、反射板51の位置には図23においてミラー12の上方に設けることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図23においてミラー12の下方に反射板51を設けることとしてもよい。
第7実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。なお、図中既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図26は第7実施形態に係る眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。第7実施形態に係る眼科装置は第2実施形態に係る眼科装置とは異なり、ミラー12に代えてミラー10が備えられている。また、光量検出手段11の位置が第2実施形態とは異なる。さらに光束制限手段121,122を備えておらず、光束制限手段170を備えている点が第2実施形態に係る眼科装置と異なっている。
図27は撮影光源部O1および観察光源部O2の詳細な構成を示す図である。
ミラー10は撮影光源部光軸上の撮影光源13と撮影リングスリット15の間に配置された例えばガラス板であり、ミラー10のリングスリット側の面である面10aをアルミや銀で蒸着したものである。或いは、ミラー10はアルミ板でも構わない。さらに、ミラー12によって撮影光源部O1の光路とは別の光路が存在し、その光路に対して光量検出手段11が対向して設けられている。
また、光束制限手段170は例えば、撮影光源13の発光部分と光量検出手段11の受光部11aとを結ぶ直線上に配置されている。光束制限手段170は撮影光源13から光量検出手段11の受光部11aへ直接向かう直接光の光量検出手段11への入射を制限している。
次に、図28を用いて撮影光源13から射出された光の挙動を説明する。
光束L0は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光束の内、被検眼眼底へ向かう光束である。光束L0は、被検眼眼底に向けて集光すべく撮影コンデンサレンズ14を通過したあと、被検眼28の前眼部を通過する光束形状を環状とすべく環状投光部15aを通過した環状光束である。環状に形成された光束L0の径は環状投光部15aの大きさにより決定される。また光束L0の径は光線L1,L2により決定される。環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光線L1は環状発光部13aより撮影コンデンサレンズ14を通過し、環状遮光部15bにより制限され、被検眼28の眼底へ向かうものである。また、環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光線L2は環状発光部13aより撮影コンデンサレンズ14を通過し、円状遮光部15cにより制限され、被検眼28の眼底へ向かうものである。
光線L3は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光量検出手段11が有する受光部11aに投光される光線である。光線L3は、撮影コンデンサレンズ14を通過したあと、撮影リングスリット15の円状遮光部15cで反射される。円状遮光部15cからの反射光線はミラー12が有する12a面によって光量検出手段11が位置する方向に折り返され、受光部11aへ投光する。
光線L4は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、ミラー12で反射され、筐体101の内壁へ向かう光線である。
また、撮影光源13の環状発光部13aと受光部11aとを結ぶ直線上に配置された光束制限手段170によって、撮影光源13から受光部11aに直接向かう光の受光部11aへの入射が制限される。
従って、光量検出手段11は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光線の内光線L3で図示する光を検出しCPU61で制限される発光量に到達するとCPU61に発光停止を指示し、撮影光源制御回路62を介して撮影光源13の発光を停止させる。
上述のごとく、光線L3は、環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、撮影コンデンサレンズ14を通過し円状遮光部15cにおいて反射され、反射面12aにて受光部11aへ折り返される光線として経路が特定されている。このように、光量検出手段11は、実際に被検眼28を照明する光に近い位置の光に基づいて光量を検出する。
このように本実施形態に係る眼科装置によれば、光量検出手段では所望の反射部材で反射された光を検出しているため光源の発光光量が大きい場合でも光量検出手段は発光光量を精度よく計測を行うことができる。この効果が得られる一つの要因は反射率に応じて光量が低下するためである。
さらに、本実施形態に係る眼科装置によれば、リングスリット15の円状遮光部15cを反射部材として利用しているため、現状の構成を利用し新たに反射部材を設ける必要がなく装置の大型化を防止できる。
また、本実施形態に係る眼科装置によれば、円状遮光部15cの反射面の反射率が均一かつ既知である。従って既知の均一な性質の光が光量検出手段11で検出されるため、安定した発光光量の計測を行うことができる。
さらに、本実施形態に係る眼科装置によれば被検眼28を照射する光である環状投光部15aを通過する光に近い位置の光の反射光を光量検出手段11で検出している。また、光源からの光量は発光部位や発光方向によるバラつきを有している。従って、実際に被検眼28を照明する光に近い位置の光に基づいて光量を検出する本実施形態に係る眼科装置によれば発光光量の検出において上記バラつきの影響を低減することができる。すなわち、本実施形態に係る眼科装置によれば発光光量を精度良く検出することができる。
また、リングスリット15の円状遮光部15cは被検眼28を照明する光が通過する環状投光部15aに近いため、円状遮光部15cで反射された光は被検眼28を照明する光に対してバラつきが少ない。
さらに、本実施形態に係る眼科装置によれば、光量検出手段への直接光の入射を制限しているため光量検出手段は発光光量を精度よく計測を行うことができる。
また、本実施形態に係る眼科装置によれば、光量検出手段への乱反射光の入射を制限しているため光量検出手段は発光光量を精度よく安定して計測を行うことができる。
さらに、本実施例に係る眼科装置によれば、光量検出手段は精度よく光源の発光光量を計測できるため、発光光量を正確に制御することができる。
また、光源は被検眼28を照明するために最適化されているため、光源の光軸付近の光は光軸付近以外の光に比べて安定している。従って、本実施例に係る眼科装置によれば、反射された光源の光軸上付近の光を光量検出手段11で計測しているため発光光量を精度良く検出することができる。
なお、ミラー10および光量検出手段11の位置は上記実施形態に限定されるものではなく円状遮光部15cによって反射される光を光量検出手段11が受光できるような配置であればよく、種々変形することが可能である。
第8実施形態に係る眼科装置を、図面を参照しながら説明する。なお、図中既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図29は第8実施形態に係る眼科装置の構成の一例を模式的に示す図である。第8実施形態に係る眼科装置は第2実施形態に係る眼科装置とは異なり、ミラー12を備えていない。また、光量検出手段11および光束制限手段170の位置が第6実施形態とは異なる。
図30は撮影光源部O1および観察光源部O2の詳細な構成を示す図である。
光量検出手段11が受光面をリングスリット15側に向けて斜めに配置されている。また、光束制限手段170は例えば、撮影光源13の発光部分と光量検出手段11の受光部11aとを結ぶ直線上に配置されている。光束制限手段170は撮影光源13から光量検出手段11の受光部11aへ直接向かう直接光の光量検出手段11への入射を制限している。
次に、図31を用いて撮影光源13から射出された光の挙動を説明する。
光束L10は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光束の内、被検眼眼底へ向かう光束である。光束L10は、被検眼眼底に向けて集光すべく撮影コンデンサレンズ14を通過したあと、被検眼前眼部を通過する光束形状を環状とすべく環状投光部15aを通過した環状光束である。環状に形成された光束L10の径は環状投光部15aの大きさにより決定される。また光束L10の径は光線L11,L12により決定される。環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光線L11は、環状発光部13aより撮影コンデンサレンズ14を通過し、環状遮光部15bにより制限され、被検眼28の眼底へ向かうものである。また、環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光線L12は、環状発光部13aより撮影コンデンサレンズ14を通過し、円状遮光部15cにより制限され、被検眼28の眼底へ向かうものである。
光線L13は、撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、光量検出手段11が有する受光部11aに投光される光線である。光線L13は、撮影コンデンサレンズ14を通過したあと、撮影リングスリット15の円状遮光部15cで反射される。円状遮光部15cからの反射光線は受光部11aへ投光する。
また、撮影光源13の環状発光部13aと受光部11aとを結ぶ直線上に配置された光束制限手段170によって、撮影光源13から受光部11aに直接向かう光の受光部11aへの入射が制限される。
従って、光量検出手段11は撮影光源13の環状発光部13aから放射状に発光する光線の内光線L13で図示する光を検出しCPU61で制限される発光量に到達するとCPU61に発光停止を指示し、撮影光源制御回路62を介して撮影光源13の発光を停止させる。
上述のごとく、光線L13は、環状発光部13aから放射状に発光する光線の内、撮影リングスリット15を通過し円状遮光部15cにおいて反射され、受光部11aへ折り返される光線として経路が特定されている。このように、光量検出手段11は、実際に被検眼28を照明する光に近い位置の光に基づいて光量を検出する。
このように本実施形態に係る眼科装置によれば、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、光量検出手段11の位置は上記実施形態に限定されるものではなく円状遮光部15cによって反射される光を光量検出手段11が受光できるような配置であればよく、種々変形することが可能である。
なお、上記実施形態においては光束制限手段170,121,122を設けることとしているがこれに限定されるものではない。例えば、光量検出手段11を撮影光源13から直接光が入射しない若しくは略入射しない位置に配置することとして、光束制限手段を設けないこととしてもよい。撮影光源13から直接光が入射しない若しくは略入射しない位置としては、例えば、光量検出手段11を撮影光源13の真下に設け、受光部11aの受光面を撮影光源13の光軸に対して直交する方向に設けることが考えられる。さらに、撮影光源13から直接光が入射しない若しくは略入射しない位置としては、例えば、撮影光源13の光軸上に光量検出手段を設け、受光部11aの受光面を撮影光源13の光軸に対して直交する方向に設けることが考えられる。すなわち、上記実施形態において光束制限手段は必須のものではない。
さらに、上記の実施形態では撮影光源13の発光光量を検出しているが、これに限定されるものではない。例えば撮影光源13ではなく観察光源17の発光光量を計測することとしてもよい。また、上記実施の形態では眼科装置として眼底カメラについて記載したがこれに限定されるものではなく他の眼科計測装置に適用することとしても良い。
〔その他〕
また、本件は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
なお本件は上記実施形態に限定されるものではなく、本件の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、上記実施の形態では眼科装置として眼底カメラについて記載したがこれに限定されるものではなく他の眼科計測装置に適用することとしても良い。
O1 撮影光源部
O2 観察光源部
O3 照明光学系
O4 撮影/照明光学系
O5 撮影光学系
O6 内部固視灯部
11 光量検出手段
12 ミラー
12a,12b 反射部
12c 透過部
13 撮影光源
14 撮影コンデンサレンズ
15 撮影リングスリット
15a 環状投光部
15b 環状遮光部
15c 円状遮光部
16 撮影水晶体バッフル
17 観察光源
28 被検眼
121 光束制限手段
121a 開口部
121b 遮光部
122 光束制限手段
122a 開口部
122b 遮光部

Claims (15)

  1. 光源で発生した光で被検眼を照明する光学系と、
    前記光源で発生した光を反射する反射面と透過部とを備えた第1反射部と、
    前記透過部を介して前記光源で発生した光の光量を検出する光量検出部と、
    を備え、
    前記第1反射部は前記光源で発生した光が前記被検眼へ向かう方向とは反対の方向に備えられたことを特徴とする眼科装置。
  2. 前記反射面は前記光源で発生した光が前記被検眼へ向かう方向へ向けて備えられたことを特徴とする請求項1記載の眼科装置。
  3. 前記光量検出部は、前記光源で発生した光が前記被検眼へ向かう方向とは反対の方向に備えられ、
    前記第1反射部は、前記光量検出部と前記光源との間に備えられることを特徴とする請求項2記載の眼科装置。
  4. 前記透過部は、前記光学系の光軸上に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼科装置。
  5. 前記光量検出部は、前記光学系の光軸上に配置されたことを特徴とする請求項4記載の眼科装置。
  6. 前記被検眼の前眼部と略共役な位置に配置されるとともに、前記光源で生成された光の一部を反射する第2反射部を前記光学系の光軸上に有するリングスリットを更に備え、
    前記光量検出部は、前記第2反射部によって反射され、かつ、前記透過部を透過した光の光量を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼科装置。
  7. 前記光源から前記光量検出部へ直接向かう光の前記光量検出部への入射を制限する第1制限部を更に備えることを特徴とする請求項6記載の眼科装置。
  8. 前記第1制限部は前記光源の発光部位と前記光量検出部とを結ぶ直線上に配置されたことを特徴とする請求項7記載の眼科装置。
  9. 前記第1制限部は光が通過可能な第1開口部を備え、
    前記第1開口部は前記光軸上に配置されたことを特徴とする請求項8記載の眼科装置。
  10. 前記第1開口部を通過した光のうち少なくとも前記第2反射部に反射された光以外の光の前記光量検出部への入射を制限するとともに前記光軸上に光が通過可能な第2開口部を有する第2制限部(122)を更に備えたことを特徴とする請求項9記載の眼科装置。
  11. 前記透過部は、前記第1反射部の外周に向かって放射状に備えられることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の眼科装置。
  12. 前記光量検出部によって検出された光量に応じて、前記光源の発光を制御する発光制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の眼科装置。
  13. 前記光源は、キセノン管であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の眼科装置。
  14. 前記光源とは、LEDであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の眼科装置。
  15. 前記第1反射部は、平面ミラーであることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の眼科装置。
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