JP2003033326A - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置

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JP2003033326A
JP2003033326A JP2001221391A JP2001221391A JP2003033326A JP 2003033326 A JP2003033326 A JP 2003033326A JP 2001221391 A JP2001221391 A JP 2001221391A JP 2001221391 A JP2001221391 A JP 2001221391A JP 2003033326 A JP2003033326 A JP 2003033326A
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JP
Japan
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fundus
image
light
light source
eyeground
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JP2001221391A
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Kazuhiro Matsumoto
和浩 松本
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼底照明光の周辺光量の低下を防止し、均一
な明度分布を有する眼底像の撮影を可能にする。 【解決手段】 ストロボ光源12から照明光学系を介し
て被検眼Eの眼底Erの中心部を照明した光束と、スト
ロボ光源12からの光束を一旦、反射鏡13で反射させ
てから同様に眼底Erの周辺部を照明した光束とを、重
ね合わせて利用することにより、眼底像断面方向の明度
分布は周辺部、中心部においても明るく、周辺における
光量低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科医院等におい
て用いられる眼科撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼底像を撮影する際には、照明光の散乱
光の影響を避けるため、角膜頂点から水晶体後面の間に
おいて、照明光路、撮影光路を分離する必要がある。そ
のため、瞳付近光軸方向に複数の遮蔽物を配置し、光軸
近傍の光を遮蔽し、周辺部からリング状の光束で眼底を
照明し、瞳の中心から眼底像を撮影している。
【0003】このような照明方法では、広い眼底を均一
に照明することは困難であり、特に周辺部の照明が暗く
なり、撮影した眼底像の周辺光量が低下することがあ
る。
【0004】これに対して、眼底照明光源と被検眼の間
の照明光学系中に、中心付近の透過率の低いフィルタを
配置することにより、照明を均一にする方法が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、中心部に対して相対的に周辺部の光量
が増加するものの、中心部の光を遮光するため光量が無
駄になる。
【0006】また、撮影倍率を変更し拡大して狭画角撮
影をする場合には、周辺光量の低下は気にならないが中
心光量は不足する。
【0007】従って、光学系の拡大に伴って、フィルタ
を交換又は挿脱等を可能とする複雑な機構が必要にな
る。また、照明光路にフィルタ等を配置することは、散
乱光を増加させる原因となり、画質が損なわれる原因に
もなる。
【0008】本発明の目的は、上述の課題を解決し、良
好な眼底像を得ることのできる眼科撮影装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科撮影装置は、眼底を照明する眼底照
明光源を設け、該光源の被検眼とは反対側で眼底と略共
役位置に、周辺部において少なくとも一部の波長の光の
みを反射する反射部材を設けたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る眼科撮影装置は、眼底
を照明するリング状の光源を設け、該光源の像を眼底と
略共役位置に形成する反射部材を前記光源に対し被検眼
とは反対側に設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は第1の実施の形態における
眼底カメラの構成図を示している。被検眼Eの前方に
は、対物レンズ1、孔あきミラー2、この孔あきミラー
2の孔中に配置した撮影絞り3、フォーカスレンズ4、
撮影レンズ5、色分解プリズム6、撮像素子7r、7
g、7bから成る撮像機構を配列する。
【0012】孔あきミラー2の入射方向の眼底照明系に
は、孔あきミラー2側から略被検眼角膜表面の共役位置
にリング状の開口を有する絞り8、レンズ9、略瞳孔共
役位置にリング状の開口を有する絞り10、眼底像をリ
レーするリレーレンズ11、リング状のストロボ光源1
2、周辺部において可視光を反射する特性を有する反射
鏡13、コンデンサレンズ14、赤外光の定常光を発す
る観察光源15を配列する。
【0013】図2は反射鏡13の平面図、図3はその光
学的特性図をそれぞれ示しており、周辺領域13aは可
視光を反射し赤外光を透過する特性を有し、中央領域1
3bは可視光及び赤外光を透過する特性を有する。中央
領域13aを凹面鏡とすることにより、ストロボ光源1
2からの光束をリング状の開口を有する絞り10付近に
結像するような特性を有している。反射鏡13は眼底E
rに略共役な位置に配置され、周辺領域13aのみが可
視光を反射するため、眼底Erの周辺部のみを照明す
る。
【0014】撮像素子7r、7g、7bのそれぞれの出
力は、赤、緑、青信号用の信号増幅回路16r、16
g、16bを経て、画像ボード17r、17g、17b
に接続する。これらの画像ボード17r、17g、17
bは、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換部18r、18g、18bと画像メモリ19r、19
g、19bから構成する。また、画像ボード17r、1
7g、17bの出力は画像制御手段20に接続する。更
に、この画像制御手段20は制御手段21、画像記録手
段22、モニタ23に接続する。画像記録手段22はM
O、MD、DVD−RAM、VTRテープ、カードメモ
リ、ハードディスク等の外部より電力供給がなくとも記
憶保持可能な記録媒体Dへの書き込み又は読み出しを行
うドライブ装置である。
【0015】制御手段21は撮影スイッチ24、ストロ
ボ発光制御回路25を介してストロボ光源12に接続す
る。なお、制御手段21内にはメモリ21a、ストロボ
発光制御回路25内には発光光量を制御するコンデンサ
25aを設ける。
【0016】先ず、撮影者は被検者を眼底カメラの正面
に着座させ、被検眼Eの眼底Erを赤外光で観察しなが
ら、被検眼Eと眼底カメラとの位置合わせを行う。
【0017】観察光源15を発した赤外光はコンデンサ
レンズ14により集光され、反射鏡13、ストロボ光源
12、レンズ11、絞り10のリング状開口を通過し、
レンズ9を通過し、孔あきミラー2の孔周辺のミラー部
により左方に反射され、対物レンズ1、瞳孔Epを介し
て眼底Erを照明する。
【0018】このように赤外光で照明された眼底像E
r’は、対物レンズ1、撮影絞り3、フォーカスレンズ
4、撮影レンズ5を通過した後に、色分解プリズム6に
入射する。色分解プリズム6は入射光を赤外光と赤色光
を撮像素子7rに、青色光を撮像素子7bに、緑色の光
を撮像素子7gに導く。これらの撮像素子7r、7b、
7gの出力する信号は、色バランス調整手段であり各色
の増幅率を個別に変更可能な信号増幅回路16b、16
r、16g、アナログ信号をデジタル信号に変換するA
/D変換部18r、18b、18g、デジタル画像デー
タを記憶する画像メモリ19b、19r、19gを介し
て画像制御手段20に出力される。
【0019】位置合わせは赤外光を用いているので、撮
像素子7rからのみ出力が得られ、信号増幅回路16
r、画像制御手段20を介してモニタ23に表示され
る。撮影者はこのモニタ23に映った映像を見ながら、
図示しない操作手段を用いて、フォーカスレンズ4を移
動することにより、画像のピント合わせ等を行い、撮影
準備が整ったことを確認した後に、撮影スイッチ25を
操作して眼底Erの静止画撮影する。
【0020】撮影スイッチ25からの入力を検知した制
御手段21は、ストロボ発光制御手段24を介してコン
デンサ25aの電荷を放電させ、ストロボ光源12を発
光する。このストロボ光源12から発した光のうち、リ
レーレンズ11方向に向かった光束は絞り10のリング
状開口を通過する。また、反射鏡13方向に向かった光
束は反射鏡13の周辺領域13aで反射され、再度スト
ロボ光源12を透過し、レンズ9を経て、孔あきミラー
2の周辺のミラー部により左方に反射され、対物レンズ
1、瞳孔Epを通過して眼底Erを照明する。
【0021】このように照明された眼底像Er’は、対
物レンズ1、撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レ
ンズ5を通過した後に、色分解プリズム6に入射し、各
色に分解され撮像素子7r、7g、7bに結像し、電気
信号に変換される。この電気信号は信号増幅回路16
r、16g、16bにより増幅され、画像制御手段20
に入力され画像記録手段22で記録媒体Dに記録され、
モニタ23に表示することにより撮影を終了する。
【0022】図4は撮影された眼底像Er’を示してお
り、図5〜図7は図4における眼底像Er’のA−B方
向断面の明度分布を示している。図5は光路中に反射鏡
13を設けずにストロボ光源12から絞り10のリング
状開口に向かった光束のみにより眼底Erを照明した場
合である。この場合は、眼底像Er’は周辺部に近付く
につれて画像の明度が失われ、周辺光量が低下する。
【0023】図6はストロボ光源12から反射鏡13に
向かった光束にのみにより、照明した場合の明度分布で
ある。眼底像Er’は周辺部ほど明るく照明できるよう
に反射鏡13が配置されているので、周辺部は明るいが
中心部では光量は得られない。
【0024】本実施の形態においては、これらの双方の
照明を眼底照明に利用する。従って、これらの照明を重
ね合わせて利用することにより、図7に示すようにな眼
底像Er’は周辺部、中心部においても明るく、周辺光
量の低下を防止した明度分布を有する眼底像Er’を得
ることができる。
【0025】また、本実施の形態においては、リング状
光源を利用したが、一般的な点又は面状の光源を用いた
場合においても同様の効果が得られる。また、反射鏡1
3は周辺部13aにおいてのみ反射し、眼底共役位置に
配置したが、リング状光源の像を略眼底共役位置に形成
しても周辺光量を増加することができる。
【0026】図8は第2の実施の形態における眼底カメ
ラの構成図、図9は反射像の光学特性図を示しており、
リング状のストロボ光源12の反射像が略眼底共役位置
に形成されるように、反射像13の代りに可視光のみを
反射する反射鏡31を配置する。
【0027】この際に、図10に示す眼底像Er’にお
いて、照明光を増加させるべき眼底周辺部領域に、破線
で示すリング状のストロボ光源12の反射像12’を合
わせるように設計する。像の大きさを合わせるために
は、反射鏡31の面を凹面か凸面の何れかにすればよ
い。即ち、像を大きくする場合には凹面、小さくする場
合には凸面にすればよい。これにより、ストロボ光源1
2の反射像12’が形成される位置も変化するため、反
射鏡31の位置を変化させて補正する。
【0028】絞り10のリング状開口を直接通過した光
束は、第1の実施の形態と同様な経路を経て被検眼Eの
眼底Erを照明する。可視光を反射する反射鏡31は、
図9に示すようにストロボ光源12の反射像を眼底と略
共役である光源像12’に形成する。従って、ストロボ
光源12を発し反射鏡31の方向に向かった光束の可視
光成分は、反射鏡31により反射され、その反射光は光
源像12’から発した光束のようにレンズ11を介し
て、絞り10のリング状開口を透過し、第1の実施の形
態と同様に眼底Erに光源像12’の像を略結像する。
【0029】この光源像12’はリング形状であり、眼
底Erの周辺部に結像するように設計されているため、
眼底Erの周辺部のみを照明する。即ち、第1の実施の
形態と同様に、反射鏡31を介さない光束のみで眼底E
rを照明した場合には、周辺光量の低下が生ずるが、反
射鏡31を介した光束により、周辺光量の低下を補うこ
とができるため、周辺光量の低下の補正され、均一に照
明された眼底像Er’を得ることができる。
【0030】本実施の形態においては、全面同一特性の
分光透過膜を用いればよいため、反射鏡31の製作が容
易である。また、この反射鏡31を使用して、観察光源
15側からの可視光を遮断することができる可視カット
フィルタとしても利用することができる。これにより、
赤外光のみを発する光源を用いる必要がなく、安価に入
手可能であるハロゲンランプのような可視光から赤外光
まで幅広い分光発光特性を有する光源を利用することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科撮
影装置は、眼底照明用の光源に対し、被検眼と反対側の
被検眼眼底に略共役位置に周辺部のみ可視光を反射する
反射部材を設けることにより、構造を複雑にすることな
く、眼底の周辺照明光量を増加することが可能になり、
均一な明るさの眼底像を得ることができるため、眼底像
の診断を精度良く行うことができる。
【0032】また、眼底照明用の光源に対し、被検眼と
反対側に光源の反射像が、被検眼眼底に略共役位置に形
成される反射部材を設けることにより、特殊な部品を用
いることなく、かつ構造を複雑にすることなく眼底の周
辺照明光量を増加することが可能になり、同様に均一な
明るさの眼底像を得ることができるため、眼底像の診断
を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の眼底カメラの構成図であ
る。
【図2】反射鏡の平面図である。
【図3】反射鏡の光学的特性図である。
【図4】眼底像である。
【図5】眼底像の明度分布図である。
【図6】眼底像の明度分布図である。
【図7】眼底像の明度分布図である。
【図8】第2の実施の形態の眼底カメラの構成図であ
る。
【図9】反射鏡の光学的特性図である。
【図10】光源反射像と眼底像の位置関係の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 孔あきミラー 5 撮影レンズ 6 色分解プリズム 7r、7g、7b 撮像素子 8、10 絞り 12 ストロボ光源 12’ 光源像 13、31 反射鏡 15 観察光源 20 画像制御手段 21 制御手段 22 画像記録手段 23 モニタ 24 撮影スイッチ 25 ストロボ発光制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼底を照明する眼底照明光源を設け、該
    光源の被検眼とは反対側で眼底と略共役位置に、周辺部
    において少なくとも一部の波長の光のみを反射する反射
    部材を設けたことを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 【請求項2】 眼底を照明するリング状の光源を設け、
    該光源の像を眼底と略共役位置に形成する反射部材を前
    記光源に対し被検眼とは反対側に設けたことを特徴とす
    る眼底撮影装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048896A (ja) * 2011-07-29 2013-03-14 Canon Inc 眼科装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013048896A (ja) * 2011-07-29 2013-03-14 Canon Inc 眼科装置

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