JPH0779926A - 眼撮影装置 - Google Patents

眼撮影装置

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JPH0779926A
JPH0779926A JP5249973A JP24997393A JPH0779926A JP H0779926 A JPH0779926 A JP H0779926A JP 5249973 A JP5249973 A JP 5249973A JP 24997393 A JP24997393 A JP 24997393A JP H0779926 A JPH0779926 A JP H0779926A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のテレビカメラで位置合わせ及び眼撮影
を行う。 【構成】 テレビカメラ7に入射した光束は青色、緑
色、赤色に分光され、内部の3個の撮像素子に受光され
る。眼底観察時には、赤外カットフィルタ3を光路O1か
ら退避し、観察用光源16による眼底での反射光束を、
テレビカメラ7で撮影され、赤色を表すビデオ信号がテ
レビモニタ10に出力され、赤外光による眼底像Prが映
出される。撮影時には、赤外カットフィルタ3を光路O2
へ挿入し、撮影用光源12を発光して眼底像Prをテレビ
カメラ7で撮影する。テレビカメラ7の3個の撮像素子
のビデオ信号からカラーの眼底像Prが合成され、メモリ
8に記憶されてテレビモニタ10にも映出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科診療所等で使用さ
れる眼撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の3管式カラーテレビカメラを備え
た眼撮影装置においては、このテレビカメラからカラー
信号がテレビモニタに出力され、カラーの被検眼像が映
出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、テレビモニタではカラーの被検眼像の
みが観察されるため、位置合わせをするために単色の被
検眼像を撮影する白黒のテレビカメラが別途に必要にな
り、不経済であるだけでなく構成が複雑化するという欠
点が生ずる。
【0004】或いは、位置合わせ用に検者が直接覗く光
学ファインダを備えた眼撮影装置もあるが、近赤外光を
観察できないため、無散瞳眼底カメラには使用すること
はできない。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
1台のテレビカメラで位置合わせ及び被検眼像の撮影を
可能とし、種々の撮影モードに対応できる眼撮影装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る眼撮影装置は、色分解光学系とこの分
解に対応する3個の撮像素子を設けたテレビカメラと、
被検眼観察用の連続点灯光源と、被検眼撮影用の閃光光
源と前記3個の撮像素子からの信号を選択的に使用する
選択手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する眼撮影装置において、テレ
ビカメラに入射した光束は、色分解光学系において3色
に分光され、3個の撮像素子にそれぞれ受光される。位
置合わせを行う際には、連続点灯光源による被検眼像が
テレビカメラで撮影される。選択手段において、3個の
撮像素子の何れか1つの撮像素子から信号が取り出さ
れ、検者には単色の被検眼像が観察される。また、撮影
時には、閃光光源による被検眼像がテレビカメラで撮影
され、選択手段において3個の撮像素子からの信号を合
成したり、或いは1つの信号が取り出され、カラー或い
は単色の被検眼像が記録される。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明を無散瞳眼底カメラに応用した第1
の実施例の構成図であり、被検眼Eと対向している対物
レンズ1の背後の光路O1上には、孔あきミラー2、光路
O1から退避自在な赤外光を遮光する赤外カットフィルタ
3、駆動手段4により光路O1に沿って移動されるフォー
カスレンズ5、結像レンズ6、テレビカメラ7が配置さ
れ、テレビカメラ7の出力はメモリ8、装置全体を制御
する信号処理手段9、テレビモニタ10にそれぞれ接続
され、信号処理手段9の出力は駆動手段4に接続されて
いる。孔あきミラー2の入射方向の光路O2上には、レン
ズ11、ストロボ管等から成る撮影用光源12、プリズ
ム13、レンズ14、赤外フィルタ15、タングステン
ランプ等から成る観察用光源16が配置されている。プ
リズム13の入射方向の光路O3上には赤外光を発する指
標光源17が配置されている。
【0009】図2はテレビカメラ7の光学配置図であ
り、光束を光の三原色に分光し、3個の反射面21a、
21b、21cを有する三色分解部材21が光路O1上に
配置されている。この三色分解部材21の3個の射出開
口には青色トリミングフィルタ22、緑色トリミングフ
ィルタ23、赤色トリミングフィルタ24が取り付けら
れ、それぞれのフィルタ22、23、24の背後には撮
像素子25、26、27がそれぞれ配置されている。
【0010】図3は三色分解部材21の波長分光特性の
グラフ図であり、波長λに対する透過率Tの関係を表し
ている。三色分解部材21に入射した光束のうち、青色
光は反射面21bで右方に反射されて再び反射面21a
で反射され、青色トリミングフィルタ22を通り、波長
分布Bを有する光束として撮像素子25に受光される。
また、反射面21bを透過した光束のうち、緑色光は反
射面21cを透過し、緑色トリミングフィルタ23を通
り波長分布Gを有する光束として撮像素子26に受光さ
れ、一方、赤色光は反射面21c、反射面21bで反射
され、赤色トリミングフィルタ24を通り、波長分布R
を有する光束として撮像素子27で受光される。そし
て、それぞれの撮像素子25、26、27において青色
(B)、緑色(G)、赤色(R)を表示するBチャンネ
ル、Gチャンネル、Rチャンネルのビデオ信号を作成す
る。
【0011】眼底観察時には、赤外カットフィルタ3を
光路O1から退避させ、観察用光源16を連続点灯する。
観察用光源16を発した光束は、赤外フィルタ15で赤
外光とされ、レンズ14、プリズム13、撮影用光源1
2、レンズ11を通り、孔あきミラー2で反射されて対
物レンズ1を通り、被検眼Eの眼底Erを照明する。ここ
での反射光束は同じ光路を戻り、孔あきミラー2の開口
部、フォーカスレンズ5、結像レンズ6を通り、テレビ
カメラ7の撮像素子25、26、27で受光される。テ
レビカメラ7からRチャンネルのビデオ信号のみが信号
処理手段9、テレビモニタ10にそれぞれ出力され、テ
レビモニタ10には赤外光による眼底像Prが映出され
る。この眼底像Prのピントを合わせる場合には、指標光
源17を点灯する。
【0012】指標光源17を発した赤外光束は、プリズ
ム13で反射されて撮影用光源12、レンズ11を通
り、孔あきミラー2で反射されて対物レンズ1を通り、
被検眼Eの眼底Erを照射する。ここでの反射光束は、孔
あきミラー2の開口部、フォーカスレンズ5、結像レン
ズ6を通り、指標像としてテレビカメラ7で受光され
る。Rチャンネルのビデオ信号のみが、テレビカメラ7
から信号処理手段9に取り込まれて駆動手段4の駆動信
号が作成され、駆動手段4によりフォーカスレンズ5が
光路O1に沿って移動され、テレビモニタ10に映出され
ている眼底像Prを自動的に合焦する。
【0013】撮影時には、赤外カットフィルタ3を光路
O2に挿入し、撮影用光源12を発光して眼底像Prをテレ
ビカメラ7で撮影する。テレビカメラ7のB、G、Rチ
ャンネルの全てのビデオ信号に基づいてカラーの眼底像
Prが合成され、メモリ8に取り込まれて記憶され、また
テレビモニタ10にも出力されて映出される。
【0014】この実施例においては、図3に示すように
テレビカメラ7の撮像素子25、26、27は赤外光に
感度を有するため、撮影時には不要な赤外光を遮光する
ために赤外カットフィルタ3を光路O1に挿入している。
赤外カットフィルタ3を光路O1に挿入すると、撮像素子
25、26、27には700nm以上の波長λは受光さ
れず、赤色用の撮像素子27に至る光束は鎖線で示す波
長分布R’を有することになる。
【0015】或いは、図4に示すように赤外カットフィ
ルタ3を用いる代りに、可視光を反射して赤外光を透過
するダイクロイックミラー30で光路O2を分岐し、この
ダイクロイックミラー30の入射方向に撮影用光源12
を配置することもできる。撮影時には、ダイクロイック
ミラー30により赤外光が遮光されることになる。な
お、図中にはダイクロイックミラー30から観察用光源
16に至る光路O2上の光学部材を省略している。
【0016】図5は本発明を蛍光撮影眼底カメラに応用
した第2の実施例の構成図であり、被検眼Eと対向して
いる対物レンズ31の背後の光路O4上には、孔あきミラ
ー32、選択的に光路O4に挿入される蛍光フィルタ3
3、赤外カットフィルタ34及び赤外蛍光フィルタ3
5、駆動手段36により光路O4に沿って移動されるフォ
ーカスレンズ37、結像レンズ38、図2に示す構成を
有するテレビカメラ39が順次に配置されている。テレ
ビカメラ39には、6個の選択釦40a〜40fを有す
る撮影モード選択手段40、メモリ41、信号処理手段
42、テレビモニタ43が接続され、駆動手段36に信
号処理手段42の出力が接続されている。また、孔あき
ミラー32の入射方向の光路O5上には、レンズ44、選
択的に光路O5に挿入される蛍光フィルタ45及び赤外蛍
光フィルタ46、撮影用光源47、レンズ48、観察用
光源49が順次に配置されている。
【0017】眼底観察時には、全てのフィルタを光路か
ら退避し観察用光源49を点灯する。観察用光源49を
発した光束はレンズ48、撮影用光源47、レンズ44
を通り、孔あきミラー32で反射されて対物レンズ31
を通り被検眼Eの眼底を照明する。ここでの反射光束は
同じ光路を戻り、孔あきミラー32の開口部、フォーカ
スレンズ37、結像レンズ38を通りテレビカメラ39
の3個の撮像素子25、26、27で撮像される。これ
らの撮像素子25、26、27からGチャンネルのビデ
オ信号がテレビモニタ43に出力され、単色の眼底像Pr
が映出される。検者はこのテレビモニタ43を観察しな
がら、装置の位置合わせを行う。
【0018】この眼底カメラは所謂パッシブオートフォ
ーカシング機能を有する。信号処理手段42において、
テレビカメラ39からのGチャンネルのビデオ信号が処
理され、網膜上の血管に照準が合うように緑色の駆動手
段36の駆動信号が作成され、駆動手段36に出力され
る。フォーカスレンズ37は光路O4に沿って移動され、
眼底像Prのピントが合わせられる。緑色光においては、
コントラストの優れた血管像が得られるため、高精度の
オートフォーカスを行うことができる。なお、Gチャン
ネルの信号をピント合わせのみに使用し、撮影時には使
用しない場合には、従来の眼底カメラように赤外カット
フィルタ34をテレビカメラ39に固設することができ
る。
【0019】撮影時には、撮影モード選択手段40の6
個の選択釦40a〜40fを選択して撮影モードを決定
する。蛍光撮影を行う場合に選択釦40aを押すと、こ
の入力に応じて蛍光フィルタ33、45が光路に挿入さ
れ、撮影用光源47が発光される。また、赤外蛍光撮影
を行う場合に選択釦40bを押すと、赤外蛍光フィルタ
35、46が光路O4に挿入され、撮影用光源47が発光
される。蛍光撮影モード時には、テレビカメラ39から
Gチャンネルが取り出され、赤外蛍光撮影時にはRチャ
ンネルの信号のみが取り出され、蛍光像或いは赤外蛍光
像がメモリ41に記憶され、テレビモニタ43にも映出
される。なお、蛍光撮影と赤外蛍光撮影とは同時に行う
ことができる。
【0020】カラー撮影を行う場合には選択釦40bを
押し、単色撮影を行う場合には選択釦40c〜選択釦4
0fを押す。何れの撮影モードにおいても、赤外カット
フィルタ34のみが光路O4に挿入されて撮影用光源47
が発光される。カラー撮影時には、テレビカメラ39か
らBチャンネル、Gチャンネル、Rチャンネルの全信号
が取り出され、カラー像がメモリ41に記憶され、テレ
ビモニタ43にも映出される。また単色撮影時には、選
択手段40の選択釦40c〜40fの入力に応じて、B
チャンネル、Gチャンネル又はRチャンネルの信号が取
り出され、青色像、緑色像又は赤色像がメモリ41に記
憶されてテレビモニタ43にも映出される。なお、撮影
用光源47の発光量は撮影モードに応じて調整されてい
る。
【0021】この実施例では、単色画像を得るためにコ
ンポジット信号を作成するマトリックス回路を使用しな
いため、良質の画像が得られる。また、本発明は眼底カ
メラについて説明したが、フォトスリットランプ等を使
用する眼科装置にも応用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼撮影
装置は、テレビカメラの3個の撮像素子からの信号を選
択的に使用しているため、1台のテレビカメラで位置合
わせ用の単色像及び撮影用のカラー像が得られるので、
構成を簡単にすることができる。また、蛍光フィルタな
どを光路に選択的に挿脱すれば様々な撮影モードに対応
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】テレビカメラの光学配置図である。
【図3】三色分解部材の波長分光特性図である。
【図4】照明光学系の変形例の構成図である。
【図5】第2の実施例の構成図である。
【符号の説明】
3、34 赤外カットフィルタ 5、37 フォーカスレンズ 7、39 テレビカメラ 9、42 信号処理手段 10、43 テレビモニタ 12、47 撮影用光源 15 赤外フィルタ 16、49 観察用光源 17 指標光源 33、45 蛍光フィルタ 35、46 赤外蛍光フィルタ 40 撮影モード選択手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解光学系とこの分解に対応する3個
    の撮像素子を設けたテレビカメラと、被検眼観察用の連
    続点灯光源と、被検眼撮影用の閃光光源と前記3個の撮
    像素子からの信号を選択的に使用する選択手段とを有す
    ることを特徴とする眼撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009247772A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Canon Inc 眼底カメラ
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