JP3986350B2 - 眼科検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は赤外照明光により被検眼を観察する赤外光観察手段、可視照明光により被検眼を観察する可視光観察手段、および合焦または装置本体と被検眼との位置合わせのために、視標を被検眼眼底または前眼部に投影するための視標投影手段を有する眼科検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、眼底カメラのような眼科検査装置において、赤外光照明により被検眼の画像を取得する無散瞳モード、可視光照明により被検眼の画像を取得する散瞳モードの両検査モードを有し、いずれかのモードにより被検眼の検査を行なうものが知られている。さらに、この種の眼科検査装置においては、合焦調節のための視標としてフォーカスドット(以下FDという)を、被検眼との位置合せ(アライメント)のための視標としてワーキングドット(以下WDという)を被検眼眼底や前眼部に投影する機構を設けたものが知られている。
【0003】
これらFD、およびWDは、撮影に先立つフォーカス合せおよび被検眼とのアライメントを行なう期間に点灯され、検者は赤外線CCD〜表示器(無散瞳モード)や接眼レンズ(散瞳モード)を介してFDあるいはWDを観察しながらフォーカス合せあるいはアライメント操作を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の無散瞳モードおよび散瞳モードの両検査モードを有する兼用機の場合、FDおよびWDの投影には、無散瞳モードでは縮瞳を避けるため赤外領域の光源を使用し、散瞳モードでは輝度を稼ぐため可視領域の光源を使用するものがあった。
【0005】
たとえば、FDの光源として散瞳モードではハロゲンランプやLED(発光波長500〜600nm近傍)を、無散瞳モードでは赤外LED(発光波長800〜900nm近傍)を使用する一方、WDの光源として散瞳モードでは可視(緑)LED(発光波長500nm近傍)を、無散瞳モードでは赤外LED(発光波長800〜900nm近傍)を使用する、などの構成が知られている。このような構成では、FDおよびWDそれぞれについて、無散瞳モードおよび散瞳モードのためにそれぞれ異なる光源を用意する必要があり、構成が複雑高価になりがちな問題があった。
【0006】
本発明の課題は、簡単安価な構成により眼科検査に悪影響を及ぼすことなくフォーカスドットあるいはワーキングドットのような視標を投影できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、赤外照明光により被検眼を観察する赤外光観察手段と、可視照明光により被検眼を観察する可視光観察手段と、合焦または装置本体と被検眼との位置合わせのために、被検眼の感度が低下する波長域であり、かつ前記赤外光観察手段を構成する撮像手段が感度を有する波長域にある発光波長を有する光源を用いて、前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段を介して観察可能な視標を被検眼眼底または前眼部に投影する視標投影手段と、前記視標投影手段の視標投影用の光源の光量を前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段の切換えに応じて調節する制御手段を有し、前記制御手段は、前記赤外光観察手段を用いる無散瞳観察モードにおいては、前記可視光観察手段を用いる散瞳観察モードよりも、前記視標投影手段の光源の光量を小さく制御し、前記赤外光観察手段を構成する撮像手段の前記視標投影手段の光源の発光波長における感度が、前記赤外光観察手段により観察される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高い構成を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1に本発明を採用した眼科検査装置の一例として眼底カメラの構成を示す。
【0010】
図1において、赤外光画像または可視光画像取得のために赤外光または可視光の照明光を発生する光源として、ランプLA(ハロゲンランプなど)が球面ミラーM1の曲率中心に配置されている。
【0011】
球面ミラーM1は、たとえば図3のような赤外光透過/可視光反射特性を持つものとする。図3の特性はほぼ750〜800nm付近より長波長の赤外領域を透過し、それ以下の可視光領域を全反射するものである。このようなミラーは一般にコールドミラーと呼ばれ、赤外光を透過して後方に逃がすことにより光源の発熱に起因する問題を回避するためのものである。
【0012】
ランプLAおよび球面ミラーM1が前方に照射する照明光の特性を図2に示す。図2は球面ミラーM1のようないわゆるコールドミラーを含んだランプ素子の発光特性を示しており、700nm付近を中心とした可視光領域〜赤外域の照明光を発生する。
【0013】
ランプLAから発せられた光は、コンデンサーレンズL1、フィルタF1、コンデンサーレンズL2を経て、全反射ミラーM2によって反射され、続いてリレーレンズL3、L4を経て、中心に穴のあいた穴あき全反射ミラーM3で反射されてから、対物レンズL5を経て被検眼Eの瞳Epより眼底Erに入射される。
【0014】
また、後述のフィルムF上に眼底像を撮影するときのために、フィルタF1とレンズL2間に撮影用光源であるストロボSRが配置される。ストロボSRの発光特性は図5に示すように可視領域を中心とするもので、図1の配置では、ストロボSRの照明光は可視光による撮影時に用いられる。
【0015】
上記のうちフィルタF1は無散瞳モードにおいて赤外光の照明光のみを被検眼方向に伝達するためのもので、図4に符号F1で示すようにほぼ800nm以上の赤外光領域を透過し、それ以下の可視領域を反射する。散瞳モードにおいてはフィルタF1に換えてフィルタF1’を照明光路に挿入する。フィルタF1’の特性は、図4に示すようにフィルタF1と逆にほぼ800nm以下の可視光領域を透過し、それ以上の赤外領域を反射する。
【0016】
また、上記のうちリレーレンズL3、L4も無散瞳モードあるいは散瞳モードにおいて切り換えられる。その場合、リレーレンズL3、L4が無散瞳モード用、リレーレンズL3’、L4’が散瞳モード用であるものとする。また、リレーレンズL3、L4の付近には、必要に応じて対物レンズL5の境界面の反射に起因する有害光を除去するための黒点板なども配置される(不図示)。
【0017】
赤外光画像取得を行なうか、可視光画像取得を行なうかは切換操作手段21の操作により選択する。切換操作手段21はスイッチおよび必要な駆動回路から構成され、上記の無散瞳型照明系と散瞳型照明系の切換を行なうとともに、後述のCCD2またはCCD1の出力を選択する切換器22を制御する。照明系のフィルタF1/F1’の切り換え、およびリレーレンズL3、L4/L3’、L4’の切り換えは切換操作手段21の操作に応じてソレノイドなどの不図示の駆動源の駆動力により行なわれる。
【0018】
眼底Erからの反射光は再び瞳Epから対物レンズL5を介して受光され、穴あき全反射ミラーM3の穴を介して合焦レンズL6、結像レンズL7を通過し、ミラーM4に入射する。ミラーM4で反射された光は、ミラーM5で反射されて接眼レンズL8により検者Sに観察される。
【0019】
ミラーM5は、光路から外せるように構成されており、ミラーM5が光路から外れた場合には、ミラーM4で反射した光束は、ミラーM6で反射された後レンズL9を介して赤外光画像を観察するためのCCD2上に結像される。
【0020】
ミラーM6ははね上げ式(あるいはハーフミラーも可)となっており、被検眼の画像はレンズL9’を介して可視光画像を撮像するためのCCD1上に結像できるようになっている。
【0021】
CCD2は無散瞳モードの観察において、CCD1は撮影および散瞳モードの観察においてそれぞれ使用されるもので、CCD1または2の出力は前述の切換操作手段21により制御される切換器22によりいずれかが選択され、後段の回路に供給される。
【0022】
切換器22の後段には、画像ファイリングシステムや表示器を接続することができる。図1の例では切換器22には表示部23および記録装置24が接続してある。表示部23はCRTディスプレイやLCDディスプレイから構成することができ、CCD1またはCCD2による被検眼の撮影画像あるいはさらに種々の関連データを表示することができる。記録装置24はハードディスクドライブ、CDR、DVD−RAM、MOなど任意の外部記憶装置から構成することができ、被検眼の撮影画像あるいはさらに種々の関連データを格納する。図1では、記録装置24のデータファイリングを制御する手段としてPC(パーソナルコンピュータ)26を図示しているが、記録装置24はPC26に内蔵の外部記憶装置として構成されていてもよい。記録装置24の格納データは、LAN25を介して他の検査装置やPCとの間で共有(送受信)することができる。
【0023】
上記のCCD1およびCCD2の分光感度特性を図7および図8に示す。図7のように、可視観察(あるいは撮影)用のCCD1はカラー撮影用のCCD(単板式、3板式いずれも可)であり、R、G、Bの3原色の波長につき比感度を有する。
【0024】
また、赤外観察(あるいは撮影)用のCCD2は図8のようにCCD1のR(赤色)のピークを有する曲線とほぼ同等であり、可視の赤色光からそれ以上の長波長の近赤外および赤外領域に感度を有する。従来では、赤外観察(あるいは撮影)用のCCD2の感度域は観察/撮影される赤外光画像の波長域に合せて700〜900nmのより波長の長い赤外域に置くのが普通である。しかし、本発明においては赤外観察(あるいは撮影)用のCCD2の感度ピークは観察/撮影される赤外光画像の波長域(上記のフィルタF1の設定によれば実質800nm以上)よりも短波長側に設定されており、後述のフォーカスドット(FD)用のLED6およびワーキングドット(WD)用のLED5の発光波長に対するCCD2の感度が観察/撮影される赤外光画像の波長域に対するCCD2の感度よりも高くなるように設定されている。
【0025】
なお、CCD2の感度ピークはLED6および5の発光波長ピークと必ずしも一致していなくてもよく、観察/撮影される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高くなれば良いので、たとえば図8においてより短波長の500〜600nmの範囲に設定されていてもよい。
【0026】
ミラーM4の後方にはフィルムFが配置されており、このフィルムF上に眼底像を撮影する場合は、ミラーM4を光路から外し、眼底像をフィルムF上に導くようにする。
【0027】
また、フォーカスドット(FD)用の光源としてLED6が設けられ、LED6の光はレンズL10、ミラーM8、レンズL11を経て穴あき全反射ミラーM3と結像レンズL6間に配置されたミラーM9に入射され、穴あき全反射ミラーM3の開口、対物レンズL5を介して眼底に合焦用のスポット像を形成する。
【0028】
さらに、本実施形態の眼底カメラでは、ワーキングドット用光源17が被検眼Eと眼底カメラのアライメント用の視標を投影するために設けられる。本実施形態では、一端が穴あき全反射ミラーM3に配置されるオプティカルファイバーOFの端面がワーキングドット(WD)の光像を生成する。
【0029】
ワーキングドット用光源17はレンズL20とLED5から構成されている。オプティカルファイバーOFの端面のワーキングドット(WD)の光像は対物レンズL5を介して被検眼Eの角膜に投影される。オプティカルファイバーOFの端面は、被検者と眼底カメラのワーキングディスタンス(作動距離)が適切な距離になったときにピントが合うような位置に配置されている。
【0030】
LED6によるフォーカスドット、およびLED5によるワーキングドットは、撮影に先立つフォーカス合せおよびアライメント操作の際、点灯され検者により観察され、不図示のシャッタボタンの操作などに応じて消灯される。
【0031】
すなわち、LED6によるフォーカスドット、およびLED5によるワーキングドットは、無散瞳モードにおいては、対物レンズL5、穴あき全反射ミラーM3、レンズL6、L7、ミラーM4、M6、レンズL9、CCD2〜表示部23を介して検者Sにより観察される。
【0032】
一方、LED6によるフォーカスドット、およびLED5によるワーキングドットは、散瞳モードにおいては対物レンズL5、穴あき全反射ミラーM3、レンズL6、L7、ミラーM4、M5、レンズL8を介して検者Sにより観察される。あるいは、LED6によるフォーカスドット、およびLED5によるワーキングドットは、CCD1〜表示部23により観察することもできる。
【0033】
本実施形態においては、フォーカスドットおよびワーキングドットは、無散瞳モードまたは散瞳モードにおいてそれぞれのモード用の光源を用意することなく、LED6およびLED5により投影するようになっている。
【0034】
LED6およびLED5の発光特性を図6に示す。本実施形態では、図示のようにLED6およびLED5として、いずれもほぼ660nm付近を中心とした近赤外光を発生するLED素子を用いる。
【0035】
FDおよびWDのためのLED6およびLED5の近赤外光の発光波長は、図6ではほぼ660nm付近にピークがあるが、少なくとも人眼の感度が低下する波長領域であって、しかも、無散瞳モードで用いられる赤外光用のCCD2が充分な感度を有する波長領域とする。そして、前述のように、フォーカスドット(FD)用のLED6およびワーキングドット(WD)用のLED5の発光波長に対するCCD2の感度は観察/撮影される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高くなるように設定してある。
【0036】
本実施形態では、このような発光スペクトルを有するLED6およびLED5を、無散瞳モードでは暗く、散瞳モードでは明るく発光させてFDおよびWDとして用いる。
【0037】
このような発光輝度の調節は、切換操作手段21による無散瞳モードないし散瞳モードの選択状態に応じて、たとえばLED6およびLED5に印加する直流電流を調節することにより容易に行なうことができる。特に、LED6およびLED5は、無散瞳モードでは暗く発光させるが、その程度は、無散瞳モードで用いられるCCD2(赤外CCD)により撮像したLED6およびLED5によるFDおよびWDの像がフォーカス合せおよび被検眼とのアライメントを調節できる程度とする。
【0038】
本実施形態では、無散瞳モードで用いられるCCD2は、図8のようにLED6およびLED5の発光波長に対する感度が観察/撮影される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高くなるように構成されているため、視標光源のLED6および5が低光量で点灯されていても確実に視標像を撮像でき、検者は表示部23を介して観察画像中で視標像を明瞭に視認し、これに基づきフォーカス合せおよびアライメント操作を確実に実行することができる。
【0039】
図8に示したように、無散瞳モードで用いられるCCD2はLED6およびLED5の波長(図6では660nm)の領域では充分な感度を有しているので、無散瞳モードにおいてCCD2により撮像した画像を表示部23に表示することによって検者は支障なくFDおよびWDの画像を用いてフォーカス合せおよび被検眼とのアライメント調節を行なうことができる。
【0040】
しかも、LED6およびLED5が発光する近赤外光の波長は、人眼の感度が低下する近赤外光領域(図6ではほぼ660nm)としてあり、しかもこれらのLEDを暗く発光させFDおよびWDを形成するようにしているので、無散瞳モードにおいて被検眼Eの散瞳状態に大きな影響を与えることがなく、したがって無散瞳モードにおける観察/撮影画像を劣化させることがない。
【0041】
また、FDおよびWDの光源としてオンオフの応答性の良いLED(LED6およびLED5)を用いることにより、フォーカス合せおよびアライメントが完了して眼底撮影に入る際にこれらの光源を瞬時に消灯することができ、眼底像にFDおよびWD用の視標がオーバーラップして写ってしまうことがない。
【0042】
以上のように、本実施形態によれば、単一発光波長の共通の光源を用いて合焦または装置本体と被検眼との位置合わせのための視標投影を行なえ、従来のように赤外光観察(無散瞳モード)および可視光観察(無散瞳モード)ごとに発光波長の異なる専用の視標投影用の光源を設ける必要がなく、また収差を考慮して異なる位置にそれぞれの視標投影用の光源を配置する必要がなく、装置を簡単安価に構成できる。
【0043】
以上に実施形態として示した構成はあくまでも一例であって、当業者が本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形を行なうことができるのはもちろんである。たとえば、上記した光源の発光スペクトルの波長やCCDの分光感度の波長の数値はあくまでも一例であって当業者が本発明の範囲において任意に選択できるのはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、赤外照明光により被検眼を観察する赤外光観察手段と、可視照明光により被検眼を観察する可視光観察手段と、合焦または装置本体と被検眼との位置合わせのために、被検眼の感度が低下する波長域であり、かつ前記赤外光観察手段を構成する撮像手段が感度を有する波長域にある発光波長を有する光源を用いて、前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段を介して観察可能な視標を被検眼眼底または前眼部に投影する視標投影手段と、前記視標投影手段の視標投影用の光源の光量を前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段の切換えに応じて調節する制御手段を有し、前記制御手段は、前記赤外光観察手段を用いる無散瞳観察モードにおいては、前記可視光観察手段を用いる散瞳観察モードよりも、前記視標投影手段の光源の光量を小さく制御する構成を採用しているので、単一発光波長の共通の光源を用いて視標投影を行なえ、従来のように赤外光観察(無散瞳モード)および可視光観察(無散瞳モード)ごとに発光波長の異なる専用の視標投影用の光源を設ける必要がなく、また収差を考慮して異なる位置にそれぞれの視標投影用の光源を配置する必要がなく、したがって装置の構成を簡単安価にすることができ、しかも、視標投影用の光源の光量を赤外光観察手段または可視光観察手段の切換えに応じて調節することにより散瞳状態に大きな影響を与えることがなく、無散瞳モードにおける観察/撮影画像を劣化させることがない、という優れた効果が得られる。また、本発明では、赤外光観察手段を構成する撮像手段の前記視標投影手段の光源の発光波長における感度が、前記赤外光観察手段により観察される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高いので、無散瞳観察モードにおいて視標投影手段の光源の光量が少なくても、視標像を明瞭に視認でき、合焦、位置合わせが確実になる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した眼底カメラの構成を示した説明図である。
【図2】図1のランプLAの発光スペクトルを示した線図である。
【図3】図1のミラーM1の透過率を示した線図である。
【図4】図1のフィルタF1の透過率を示した線図である。
【図5】図1のストロボSRの発光スペクトルを示した線図である。
【図6】図1のLED5、6の発光スペクトルを示した線図である。
【図7】図1のCCD1の相対感度を示した線図である。
【図8】図1のCCD2の相対感度を示した線図である。
【符号の説明】
1、2 CCD
5、6 LED
17 ワーキングドット用光源
21 切換操作手段
22 切換器
23 表示部
24 記録装置
25 LAN
26 PC
E 被検眼
Ep 瞳
Er 眼底
F フィルム
F1、F1’ フィルタ
L1、L2 コンデンサーレンズ
L3、L4 リレーレンズ
L5 対物レンズ
L6 合焦レンズ
L7 結像レンズ
L9、L9’、L20 レンズ
LA ランプ
M1 球面ミラー
M3 穴あき全反射ミラー
M4、M5、M6 ミラー

Claims (1)

  1. 赤外照明光により被検眼を観察する赤外光観察手段と、
    可視照明光により被検眼を観察する可視光観察手段と、
    合焦または装置本体と被検眼との位置合わせのために、被検眼の感度が低下する波長域であり、かつ前記赤外光観察手段を構成する撮像手段が感度を有する波長域にある発光波長を有する光源を用いて、前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段を介して観察可能な視標を被検眼眼底または前眼部に投影する視標投影手段と、
    前記視標投影手段の視標投影用の光源の光量を前記赤外光観察手段または前記可視光観察手段の切換えに応じて調節する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記赤外光観察手段を用いる無散瞳観察モードにおいては、前記可視光観察手段を用いる散瞳観察モードよりも、前記視標投影手段の光源の光量を小さく制御し、
    前記赤外光観察手段を構成する撮像手段の前記視標投影手段の光源の発光波長における感度が、前記赤外光観察手段により観察される赤外光画像の波長域に対する感度よりも高いことを特徴とする眼科検査装置。
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