JP2017119028A - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Masayuki Yoshino
雅幸 芳野
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Abstract

【課題】 照明光の一部が被検者眼の虹彩で遮られたとしても、明暗ムラが抑制された眼底像を得やすい眼底撮影装置を提供する。【解決手段】 被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置は、被検者眼の眼底を撮影して眼底画像を得る眼底撮影手段と、眼底を照明光で照明する照明手段と、被検者眼の前眼部情報を得る前眼部情報取得手段と、前眼部情報取得手段により得られる前眼部情報から被検者眼の虹彩情報を取得する虹彩情報取得手段と、照明ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段と、眼底撮影手段により得られた眼底画像に対して、虹彩情報取得手段によって得られた虹彩情報に基づいて、補正データを用いた画像処理を行い眼底画像の階調値を補正する補正手段を備える。【選択図】 図5

Description

本開示は、被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置に関する。
被検者眼の眼底を照明して、被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置が知られている。例えば、特許文献1の眼底撮影装置は、一定の明るさで被検者眼の眼底を照明するために、瞳孔径に応じて観察光源の光量を変化させている。
特開平8−10228号公報
ところで、照明光の一部が被検者眼の虹彩で遮られると、撮影された眼底像に明暗ムラが生じる場合がある。例えば、撮影された眼底像の暗い箇所を、疾患部位なのか照明不足の部位なのか検者が迷う恐れがあった。特許文献1に開示の技術は眼底像全体を一様に明るくするに過ぎず、眼底像の明暗ムラが依然残っていた。
本開示は、上記従来技術の問題点に鑑み、照明光の一部が被検者眼の虹彩で遮られたとしても、明暗ムラが抑制された眼底像を得やすい眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置は、被検者眼の眼底を撮影して眼底画像を得る眼底撮影手段と、前記眼底を照明光で照明する照明手段と、被検者眼の前眼部情報を得る前眼部情報取得手段と、該前眼部情報取得手段により得られる前記前眼部情報から前記被検者眼の虹彩情報を取得する虹彩情報取得手段と、照明ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段と、前記眼底撮影手段により得られた前記眼底画像に対して、前記虹彩情報取得手段によって得られた虹彩情報に基づいて、前記補正データを用いた画像処理を行い前記眼底画像の階調値を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
本開示によれば、照明光の一部が被検者眼の虹彩で遮られたとしても、明暗ムラが抑制された眼底像を得やすい眼底撮影装置を提供することができる。
本実施形態の眼底撮影装置の外観図である。 図1の眼底撮影装置の光学系の図である。 図1の眼底撮影装置の制御系の図である。 前眼部像の図である。 眼底像の図である。 照明光と虹彩との関係を説明する図である。 図6の状態で撮影した撮影画像を説明する図である。 図7の撮影画像の階調補正に用いるパターンデータを説明する図である。 照明光と虹彩との関係を説明する図である。 図9の状態で撮影した撮影画像を説明する図である。 図10の撮影画像の階調補正に用いるパターンデータを説明する図である。 階調補正に係わる信号の流れを説明する図である。 パターンデータの変容例である。 被検者眼の撮影に係わるフローチャートである。
以下、本開示における典型的な実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態の眼底撮影装置1を左方向からみた外観構成図である。図2は本実施形態の眼底撮影装置1の光学系の概略構成図である。図3は、本実施形態の眼底撮影装置1の制御系の概略構成図である。なお、本実施形態の眼底撮影装置1は無散瞳型眼底カメラと呼ばれることがある。
本実施形態の眼底撮影装置1は、基台7、移動台2、撮影部3、および顔支持ユニット5を備える。本実施形態の移動台2は、基台7に対して左右方向(X方向)及び前後方向(Z方向であり、換言するなら作動距離)に移動できる。本実施形態の撮影部3は、移動台2に対して3次元方向に移動できる。撮影部3には、後述する光学系(眼底観察・撮影光学系20等)が収納されている。本実施形態の顔支持ユニット5は、被検者の顔を支持するため用いられる。顔支持ユニット5は基台7に固設されている。
本実施形態の眼底撮影装置1は自動移動機構を備える。自動移動機構は、被検者眼Eに対して撮影部3を相対移動させるために用いられる。本実施形態の眼底撮影装置1はXYZ駆動部6を備える。XYZ駆動部6は移動台2に設けられている。本実施形態の撮影部3は、XYZ駆動部6により、被検者眼Eに対して左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)及び前後方向(Z方向)に移動可能である。XYZ駆動部6は電動機(モーター等)を含む。XYZ駆動部6は制御部80に接続されている。制御部80は、XYZ駆動部6を駆動制御できる。
本実施形態の眼底撮影装置1は手動移動機構を備える。手動移動機構は、被検者眼Eに対して撮影部3を相対的に移動させるために用いられる。本実施形態では、ジョイスティック4(操作部材)の操作により、被検者眼Eに対して撮影部3を相対的に移動可能である。本実施形態の眼底撮影装置1は摺動機構を備える。摺動機構は、基台7上で移動台2をXZ方向に摺動させるために用いられる。例えば、検者がジョイスティック4を操作すると、移動台2は基台7上をXZ方向に摺動される。本実施形態のジョイスティック4は回転ノブ4aを含む。検者が回転ノブ4aを回転操作すると、制御部80がXYZ駆動部6を駆動して、撮影部3がY方向に移動される。本実施形態の撮影部3の検者側にはモニタ8が設けられている。本実施形態のモニタ8には、眼底観察像、診断像(眼底撮影像)、前眼部観察像等が表示される。
本実施形態の眼底撮影装置1の光学系は、眼底照明光学系10、眼底観察・撮影光学系20、および前眼部観察光学系30を含む。本実施形態の眼底照明光学系10は、被検者眼Eの眼底Erを照明するために用いられる。本実施形態の眼底観察・撮影光学系20は、被検者眼Eの眼底Erを観察・撮影するために用いられる。本実施形態の前眼部観察光学系30は、被検者眼Eの前眼部Eaを観察・撮影するために用いられる。本実施形態の眼底撮影装置1は固視標呈示光学系50を含む。固視標呈示光学系50は、被検者眼Eの視線を誘導するために用いられる。
<眼底照明光学系>
本実施形態の眼底照明光学系10(照明手段)は、撮影照明光学系10aと観察照明光学系10bを含む。本実施形態の撮影照明光学系10aは、被検者眼Eの眼底Erに撮影光(眼底撮影用の照明光)を投光するために用いられる。本実施形態では、撮影光として可視光を用いる。本実施形態の観察照明光学系10bは、被検者眼Eの眼底Erに観察光(眼底観察用の照明光)を投光するために用いられる。本実施形態では、観察光として赤外光を用いる。
本実施形態の撮影照明光学系10aは、撮影光源91、コンデンサレンズ11、リングスリット14、リレーレンズ15、黒点板16、リレーレンズ17、孔あきミラー18、および対物レンズ21を含む。本実施形態の撮影照明光学系10aは更に、ダイクロイックプリズム13を含む。本実施形態の撮影光源91は、撮影光の光源として用いられる。本実施形態の撮影光源91は可視光を発する。本実施形態の撮影光源91はフラッシュ光(換言するなら閃光でありパルス光)を出射できる。撮影光源91としてフラッシュランプ、LED(白色LED)等を用いてもよい。
本実施形態のダイクロイックプリズム13は、コンデンサレンズ11とリングスリット14の間に配置されている。本実施形態のダイクロイックプリズム13は、撮影光源91からの光(可視光)を透過して、観察光源92からの光(赤外光)を反射する特性を有する。本実施形態のリングスリット14は、被検者眼Eの瞳孔と共役な位置に配置されている。本実施形態の眼底撮影装置1は、撮影光量の調整手段を備えている。
撮影光源91を発した撮影光は、コンデンサレンズ11、ダイクロイックプリズム13の順で介してリングスリット14に当たる。リングスリット14の開口部を通過した撮影光は、リレーレンズ15、黒点板16、リレーレンズ17の順で介して孔あきミラー18で反射する。孔あきミラー18で反射した撮影光は、対物レンズ21を介して被検者眼Eの瞳孔(前眼部Ea)にリング形状で一旦集光する。瞳孔に集光した撮影光(リング形状)は眼底Erに向かうにつれて拡散して眼底Erを照明する。このようにして撮影光(可視光)による被検者眼Eの眼底Erの照明が行われる。
本実施形態の観察照明光学系10bは、ダイクロイックプリズム13から対物レンズ21までの光学系を、撮影照明光学系10aと共用する。本実施形態の観察照明光学系10bは、観察光源92とコンデンサレンズ12を含む。本実施形態の観察光源92は赤外光(中心波長880nm)を発する。本実施形態の観察光源92は連続光を出射できる。観察光源92としてLED(赤外LED)、電球(ハロゲンランプ等)等を用いてもよい。観察光源92を発した観察光は、コンデンサレンズ12を介してダイクロイックプリズム13で反射する。ダイクロイックプリズム13で反射した観察光はリングスリット14に当たる。以降は前述した撮影光と同様であるため説明を省略する。
<眼底観察・眼底撮影光学系>
次いで眼底観察・撮影光学系20(撮影手段)を説明する。本実施形態の眼底観察・撮影光学系20は、眼底撮影光学系20aと眼底観察光学系20bを含む。眼底撮影光学系20aは、被検者眼Eの眼底Erを撮影するために用いられる。眼底観察光学系20bは、被検者眼Eの眼底Erを観察するために用いられる。本実施形態では、観察照明光学系10bと眼底観察光学系20bとを組合せた眼底観察手段により、被検者眼Eの眼底Erを観察光(赤外光)で観察できる。本実施形態では、撮影照明光学系10aと眼底撮影光学系20aとを組合せた眼底撮影手段により、被検者眼Eの眼底Erを撮影光(可視光)で撮影できる。
本実施形態の眼底撮影光学系20aは、対物レンズ21、撮影絞り22、フォーカシングレンズ23、結像レンズ24、および受光素子93を含む。本実施形態の撮影絞り22は、孔あきミラー18の開口近傍に配置されている。撮影絞り22には円形状の開口部が形成されている。本実施形態では、撮影絞り22の開口部の中心を光軸L1が通る。フォーカシングレンズ23は、被検者眼Eの眼底Erと受光素子93とを共役な位置関係にするために用いられる。フォーカシングレンズ23には移動機構86が接続されている。フォーカシングレンズ23は移動機構86により、光軸L1に沿って移動可能である。本実施形態の受光素子93は、被検者眼Eの眼底Erと共役な位置に配置されている。本実施形態の受光素子93は二次元撮像素子である。本実施形態の受光素子93は可視域の感度を有する。例えば、受光素子93にCMOSイメージセンサーを用いてもよい。
被検者眼Eの眼底Erで反射した撮影光(換言するなら眼底を発する光)は、対物レンズ21、撮影絞り22、フォーカシングレンズ23、結像レンズ24の順で介して受光素子93に集光する。照明光と撮影光とは同軸であり、照明光(リング形状)の内側を撮影光が通過する。このようにして撮影光(可視光)による被検者眼Eの眼底の撮影(撮像)が行われる。換言するなら、本実施形態の眼底撮影装置1は、眼底撮影光学系20aを用いて、被検者眼Eの眼底像(図5(a)参照)を取得できる。
次いで、眼底観察光学系20bを説明する。本実施形態の眼底撮影光学系20aと眼底観察光学系20bとは、対物レンズ21から跳ね上げミラー25までの光学系を共用する。本実施形態の眼底観察光学系20bは、ダイクロイックミラー31、跳ね上げミラー25、ダイクロイックミラー26、結像レンズ27、および受光素子94を含む。
本実施形態のダイクロイックミラー31(波長選択性ミラー)は、対物レンズ21と孔あきミラー18の間に斜設されている。ダイクロイックミラー31は光路分岐部材である。本実施形態のダイクロイックミラー31は、眼底観察用の波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下の光を透過して、前眼部観察用の波長(中心波長940nm)の光を反射する特性を有する。なお、本実施形態のダイクロイックミラー31は固視標光(詳細は後述する)も透過できる。
本実施形態のダイクロイックミラー31には挿脱機構85が接続されている。ダイクロイックミラー31は挿脱機構85により、光軸L1上に挿脱可能である。本実施形態のダイクロイックミラー31は、観察時(眼底観察時、前眼部観察時)には光軸L1上に挿入されて、眼底撮影時には光軸L1上から離脱される。ダイクロイックミラー31を光軸L1上に配置して可視光で眼底撮影してもよい。
本実施形態の跳ね上げミラー25には挿脱機構87が接続されている。跳ね上げミラー25は挿脱機構87により、光軸L1上に挿脱可能である。本実施形態の跳ね上げミラー25は、観察時(眼底観察時、前眼部観察時)には光軸L1上に挿入されて、眼底撮影時には光軸L1上から離脱される。本実施形態のダイクロイックミラー26は、赤外光(眼底観察光)を反射して可視光(固視標光)を透過する特性を有する。本実施形態の受光素子94は、被検者眼Eの眼底Erと共役な位置に配置されている。本実施形態の受光素子94は二次元撮像素子である。本実施形態の受光素子94は赤外域の感度を有する。例えば、受光素子94にCMOSイメージセンサーを用いてもよい。
被検者眼Eの眼底Erで反射した観察光(換言するなら眼底Erを発する光)は、前述した撮影光と同様に結像レンズ24まで進み、跳ね上げミラー25で反射する。跳ね上げミラー25で反射した観察光は、ダイクロイックミラー26で反射した後に、結像レンズ27を介して受光素子94に集光する。このようにして観察光(赤外光)による被検者眼Eの眼底の観察(撮像)が行われる。
<固視標呈示光学系>
次いで、固視標呈示光学系50を説明する。本実施形態の眼底観察光学系20bと固視標呈示光学系50とは、対物レンズ21からダイクロイックミラー26までの光学系を共用する。本実施形態の固視標呈示光学系50は、レンズ28と固視標光源95を含む。本実施形態の固視標光源95は、被検者眼Eの眼底Erと共役な位置に配置されている。本実施形態の固視標光源95は可視光(例えば緑色)を発する。本実施形態の固視標光源95はLCD(液晶ディスプレイ)である。制御部80の制御により、LCDには固視標(例えば塗り潰された円)が表示される。本実施形態の固視標呈示光学系50は、被検者眼Eに呈示する固視標の呈示位置を変更できる。
固視標光源95を発した固視標光(可視光)は、レンズ28、ダイクロイックミラー26の順で介して跳ね上げミラー25で反射する。跳ね上げミラー25で反射した固視標光は、結像レンズ24、フォーカシングレンズ23、撮影絞り22、ダイクロイックミラー31、対物レンズ21の順で介して被検者眼Eの眼底Erに集光する。このようにして被検者眼Eへの固視標の呈示(換言するなら被検者眼Eの眼底Erへの固視標像の投影)が行われる。
<前眼部観察光学系>
次いで、前眼部観察光学系30を説明する。本実施形態の前眼部観察光学系30は被検者眼Eの前眼部情報を得る前眼部情報取得手段である。本実施形態の前眼部観察光学系30は、対物レンズ21とダイクロイックミラー31を眼底観察・撮影光学系20等と共用する。本実施形態の前眼部観察光学系30は、フィールドレンズ32、ミラー33、絞り34、リレーレンズ35、および受光素子96を含む。本実施形態の受光素子96は、被検者眼Eの前眼部Ea(例えば瞳孔)と光学的に共役な位置に配置されている。本実施形態の受光素子96は二次元撮像素子である。本実施形態の受光素子96は赤外域の感度を有する。例えば、受光素子96にCMOSイメージセンサーを用いてもよい。なお、本実施形態の眼底撮影装置1は、前眼部観察用の赤外光を発する観察光源45(中心波長940nm)を備えている。
被検者眼Eからの光(例えば、観察光源45を発した前眼部用照明光の前眼部Eaでの反射光)は、対物レンズ21を介した後にダイクロイックミラー31で反射する。ダイクロイックミラー31で反射した光は、フィールドレンズ32を介した後にミラー33で反射する。ミラー33で反射した光は、絞り34、リレーレンズ35の順で介して受光素子96に集光する。本実施形態の制御部80は、被検者眼Eの前眼部Eaを観察する際には観察光源45を点灯して、被検者眼Eの前眼部Eaを受光素子96で撮像する。つまり、本実施形態では、観察光源45と前眼部観察光学系40とを組合せた前眼部観察手段により、被検者眼Eの前眼部Eaを赤外光で撮像して前眼部像を得る。本実施形態では、ダイクロイックミラー31が光軸L1上に挿入された状態で、前眼部観察が行われる。なお、本実施形態の前眼部観察光学系30は一例に過ぎず、他の光学系とは独立した光路で前眼部を撮像してもよい。
<制御系>
図3を併用して、本実施形態の制御部80を説明する。本実施形態の制御部80は、CPU81、RAM82、ROM83、および不揮発性メモリ84等を含む。CPU81は、眼底撮影装置1における各部の制御を司る。RAM82は、各種情報を一時的に記憶する。ROM83には、各種プログラム、初期値等が記憶されている。不揮発性メモリ84は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、制御部80に着脱可能に装着されるUSBメモリ、制御部80に内蔵されたフラッシュROM等を、不揮発性メモリ84として使用してもよい。眼底撮影装置1の撮影に関するパラメータの値を不揮発性メモリ84に記憶してもよい。なお、本実施形態では得られた眼底画像の一部の領域を画像処理するための補正データが記憶されている。また、本実施形態の制御部80は、眼底画像を不揮発性メモリ84(記憶手段)に記憶する。詳細には、本実施形態の制御部80は記憶制御手段である。記憶手段として、RAM82、または他の状態保持媒体(例えばハードディスク等)を用いてもよい。眼底撮影装置1と優先又は無線にて接続された情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)を記憶手段として用いてもよい。
本実施形態の制御部80には、観察光源36、受光素子96、挿脱機構85、移動機構86、受光素子94、固視標光源95、挿脱機構87、受光素子93、観察光源92、撮影光源91、モニタ8(表示手段)、ジョイスティック4、スイッチ部89、およびI/F部98が接続される。本実施形態の制御部80は、モニタ8の表示内容を制御する表示制御手段としての機能を有する。本実施形態の制御部80は、被検者眼Eの眼底像(撮影画像,観察画像)、前眼部観察像等をモニタ8に表示する。本実施形態のスイッチ部89は操作入力手段である。本実施形態のスイッチ部89は、モニタ8に表示させる観察像(前眼部観察像,眼底観察像)の切り換え、撮影開始等の、検者の操作を受け付ける。本実施形態の制御部80はI/F部98を用いて、撮影画像(被検者眼Eの眼底像)等を眼底撮影装置1の外部に転送できる。
<被検者眼の撮影>
次いで図14を用いて、本実施形態の眼底撮影装置1を用いた被検者眼Eの眼底撮影、撮影画像に対する階調補正等を説明する。検者は、モニタ8に表示される前眼部観察像(図4(a)参照)を観察しながらジョイスティック4を操作して、眼底撮影装置1の光学系を被検者眼Eにアライメントしてゆく。なお、モニタ8に表示される前眼部観察像は動画である。検者は、被検者眼Eへのアライメントが略完了したら、スイッチ部89を操作して、モニタ8の表示を眼底観察像に切り替える。検者は、モニタ8に表示される眼底観察像(動画)を観察しながら、被検者眼Eへの精密なアライメントを行う。
なお、前述した前眼部観察と眼底観察は、観察光として赤外光を用いて行われる。検者は、スイッチ部89を操作して、眼底部位を誘導するための固視標呈示位置の変更、フォーカシングレンズ23の移動によるフォーカシング等を適宜行う。なお、本実施形態では、被検者眼Eの角膜頂点と光軸L1とが一致し、且つ、被検者眼Eの瞳孔とリングスリット14とが共役の位置関係となるようにアライメントが行われる。例えば、被検者眼Eにアライメント光を投光し、アライメント光の角膜反射像(プルキンエ像)を観察して被検者眼Eに対する光学系のアライメントを行ってもよい。
検者は、眼底撮影装置1の光学系を被検者眼Eの眼底Erにアライメントしたら、レリーズスイッチ4bを操作して撮影を開始する。検者が撮影開始の操作を行うと、レリーズスイッチ4bは撮影開始信号(トリガ信号)を発行する。制御部80は、撮影開始信号を検出するとステップS102に進む(図14のステップS101参照)。ステップS102にて制御部80は、受光素子96の出力信号を用いて被検者眼Eの前眼部画像(静止画)を得る。なお、前眼部画像の取得に用いられる光は、観察時に観察光源45から発せられている赤外光を用いている。制御部80は、取得した前眼部画像をRAM82に記憶する。
制御部80は、前眼部Eaの撮影が完了すると、直ちに、被検者眼Eの眼底Erの撮影を行う(ステップS103)。詳細には、制御部80は、ダイクロイックミラー41と跳ね上げミラー25を光軸L1上から退避させた後に撮影光源91(可視光)を点灯する。次いで制御部80は、受光素子93の出力信号を用いて被検者眼Eの眼底画像(静止画)を得る。本実施形態では被検者眼Eのカラー眼底画像が得られる。制御部80は、取得した眼底画像をRAM82に記憶する。なお、ステップS103で行われる眼底Erの撮影は可視光で行われる。
次いでステップS104にて制御部80は、ステップS102で取得した前眼部画像を解析する。本実施形態の制御部80は、前眼部情報取得手段(前眼部観察光学系30)により得られる前眼部情報(前眼部画像)から被検者眼Eの虹彩情報を取得する虹彩情報取得手段としての機能を有する。制御部80は、ステップS102で取得した前眼部画像を解析して、眼底撮影用の照明光と被検者眼Eの虹彩とが干渉する領域を検出する。なお、本実施形態では、眼底撮影の直前に撮影した前眼部画像を用いて、眼底撮影中の照明光と虹彩との干渉状態を予測(検出)する。次いでステップS105にて制御部80は、ステップS102の検出結果を用いて、ステップS103で取得した眼底画像(一例として図5(a)参照)に対して階調補正を行う。本実施形態の制御部80は、眼底撮影手段により得られた眼底画像に対して、虹彩情報取得手段によって得られた虹彩情報に基づいて、補正データを用いた画像処理を行い眼底画像の階調値を補正する補正手段としての機能を有する。本実施形態の制御部80は、眼底画像の階調補正として、眼底画像の階調値を変化させる画像処理を行う。
制御部80は、補正後の眼底画像(一例として図5(b)参照)を不揮発性メモリ84に記憶する。次いで、ステップS106にて制御部80は、補正後の眼底画像をモニタ8に表示する。検者は、モニタ8に表示される補正後の眼底画像を観察して、撮影画像の採用/不採用(再撮影)の判断、診断等を行う。
<眼底画像の階調補正>
本実施形態の制御部80が実行する眼底画像(眼底像であり撮影画像)の階調補正を説明する。図12は、本実施形態の階調補正における信号の流れを示すブロック図である。先ず、照明光が虹彩で遮られない場合を説明する。
図4(b)は、図4(a)に対応する説明図である。図4(b)は、被検者眼Eの瞳孔位置での断面である。図4では、眼底観察・撮影光学系20の光軸を光軸L1、被検者眼Eの瞳孔の中心を瞳孔中心T、眼底撮影用の照明光の光束を照明光束U、被検者眼Eの虹彩のエッジ((換言するなら、虹彩の輪郭,瞳孔のエッジ,虹彩と瞳孔の境界)をエッジNとして示している。照明光束Uは、エッジNの内側を通過している。つまり、照明光は、虹彩で遮られずに瞳孔を通過している。図4(b)では照明光の通過領域(断面)を非干渉領域Saとして示している。
次いで、図6〜図8を用いて、照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られている場合を説明する。図6の瞳孔径は、図4(b)の瞳孔径よりも小さいため、照明光束Uの外径の内側に虹彩のエッジNが入り込んでいる。図6の状態では、照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られている。つまり、照明光と虹彩とが干渉する干渉領域Sbが発生している。
図5(a)は、図6の状態で撮影した場合の撮影画像(眼底像)である。図5(a)で示す撮影画像は、画像の中央部分が暗い(同図の暗部Maを参照)。図7(a)を用いて説明する。図7(a)は説明用の図面であり、眼底反射率が一定であり、且つ、図5(a)と同一条件で眼底Erを照明した場合の撮影画像である。図5(a)と同様に、撮影画像の中央には暗部Maが発生している。暗部Maは、照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られたことで、眼底への照明ムラが発生したことを示している。
図7(b)のグラフDbは図7(a)のA−A’ラインに対応し、撮影画像の階調値を示している。本実施形態では、照明光が虹彩で遮られない場合の撮影画像の階調値を基準階調値としている。基準階調値は眼底画像の各座標に対して設けられている。図7(b)では、基準階調値をグラフDa(点線)として例示している。なお、基準階調値は撮影前に設定される撮影光量毎に設けられていてもよい。
グラフDaとグラフDbを対比する。グラフDbで示す階調値は、グラフDaで示す階調値よりも全体的に低い。つまり、照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られたことにより、撮影画像全体が暗くなっている。また、グラフDaに対するグラフDbの階調値の落ち込み量は、撮影画像の周辺部よりも中央部(暗部Ma)の方が大きい。図6で示した干渉領域Sbの形状は、撮影光軸L1に対して対称である。これにより、本実施形態の眼底撮影装置1の撮影画像は、撮影画像の中央部が特に暗くなっている。以上のように撮影画像に明暗ムラが発生して、撮影画像の画質が低下している。
本実施形態の制御部80は、照明ムラによる撮影画像の画質低下を改善するために、撮影画像に対して階調補正を行う。本実施形態の制御部80は撮影画像に対する階調補正として、撮影画像の各座標の階調値を基準階調値(照明光が虹彩で遮られない場合の階調値)に近づける。
先ず制御部80は、前眼部情報となる前眼部画像を解析して照明光と虹彩の干渉状態を検出する(図14のステップS104箇所)。より詳細には、制御部80は、前眼部画像を解析して虹彩のエッジ(エッジN)を検出し、虹彩情報を得る。次いで制御部80は、前眼部画像の所定の範囲内(瞳孔位置における仮想の照明光束径内)に虹彩のエッジが位置する場合には、照明光と虹彩が干渉するとして判定し、干渉領域Sbの形状を検出する。なお、瞳孔位置における仮想の照明光束径は、装置の光学系の設計や眼底撮影における適正作動距離が既知であることから、容易に求めることが可能である。
次いで制御部80は、前眼部画像の解析結果に基づいて、撮影画像に対して階調補正する際のパラメータを決定する。詳細には、制御部80は、干渉領域Sbの形状に対応したパターンデータ(補正データであり補正パターン)を不揮発性メモリ84(照明ムラ補正データベース)から読み出す。本実施形態のパターンデータには、撮影画像の各座標でのゲイン値(信号増幅値)が含まれている。図8(a)は、制御部80が不揮発性メモリ84から読み出したパターンデータである。なお、図8(a)では明るい箇所ほどゲイン値が大きい。本実施形態のパターンデータは、撮影画像のデータ構造に対応した二次元データである。パターンデータを構成する二次元データの各セルには、撮影画像に対してゲイン調整する際のゲイン値が含まれている。
図8(b)を用いて、本実施形態のパターンデータを詳細に説明する。図8(b)のグラフGbは図8(a)のB−B’ラインに対応し、撮影画像に対してゲイン調整する際のゲイン値を示している。なお、照明光が虹彩で遮られない場合のゲイン値をグラフGa(点線)で例示している。本実施形態の制御部80は、照明光が虹彩で遮られない場合には撮影画像の階調値を変化させない。つまり、制御部80は、ゲイン値を1.0として画像全体の階調変換処理を行う。一方で、照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られる場合には、撮影画像の部分的な領域(撮影画像の一部または複数の座標)の階調値を変化(補正)させる。
グラフGaとグラフGbを対比する。グラフGbで示すゲイン値は、グラフGaで示すゲイン値よりも全体的に大きい。つまり、制御部80は、撮影画像全体を明るく補正する。また、グラフGbのゲイン値は、撮影画像の周辺部よりも中央部の方が大きい。つまり、制御部80は、照明光が虹彩で遮られたことで生じた暗部Maの箇所が明るくなるように補正(階調値を変更)する。なお、本実施形態の撮影画像の周辺にはマスク領域(診断には用いられない暗黒部)が配置されている。制御部80は、照明光と虹彩の干渉状態に係わらず、マスク領域の階調値を変化させない。以上のように、本実施形態の補正データには眼底画像における部分的な領域を画像処理するためのパターンデータ(補正パターン)が含まれる。
制御部80は、不揮発性メモリ84(照明ムラ補正データベース)から読み出したパターンデータを用いて、眼底画像に対して画像処理を行う(図14のステップS105箇所)。本実施形態では、階調補正用の画像処理として、撮影画像のゲイン調整(階調値変更)が行われる。
制御部80は、読み出したパターンデータを用いて、撮影画像の各部位(座標)のデータ(階調値)に対してゲイン調整を行う。なお、ゲイン調整は、例えば、乗算、LUT(ルックアップ・テーブル)等を用いて行えばよい。本実施形態のゲイン調整(階調値変更)は、撮影画像を構成するR,G,Bの各成分に対して行う。図5(a)はゲイン調整前の撮影画像であり、図5(b)はゲイン調節後の撮影画像である。図5(a)に含まれていた暗部Maが、図5(b)では消えている。
本実施形態の不揮発性メモリ84(照明ムラ補正データベース)には、種類が異なる複数のパターンデータが記憶されている。また、本実施形態の不揮発性メモリ84に記憶されているパターンデータは、干渉領域Sbと関連付けられている。つまり、本実施形態の不揮発性メモリ84(照明ムラ補正データベース)には、種々の干渉領域Sbの形状パターンに応じた画像補正用のパターンデータが設けられている。
干渉領域Sbとパターンデータとの関連付け、およびパターンデータの内容は、実験またはシミュレーションで決定されて、予め不揮発性メモリ84に記憶されている。なお、本実施形態のパターンデータの値(各座標のゲイン値)は、階調補正後の階調値が基準階調値(照明光が虹彩で遮られない場合の撮影画像の階調値)と略一致する値とされている。
次いで、図9〜図11を用いて、照明光と虹彩とが干渉している場合の他の例(変容例)を説明する。なお、図6の変容例が図9であり、図7の変容例が図10であり、図8の変容例が図11である。図9は、照明光束Uの左側のみが虹彩と干渉している。つまり、干渉領域Sbの形状は光軸L1に対して非対称である。照明光束Uの左側のみが虹彩で遮られたことにより、撮影画像の左側領域が特に暗くなっている(図10(a)の暗部Mbの箇所を参照)。
制御部80は前眼部画像を解析して干渉領域Sb(図9参照)を検出する。制御部80は、干渉領域Sbの形状に対応したパターンデータを不揮発性メモリ84(照明ムラ補正データベース)から読み出す。図11は、不揮発性メモリ84から読み出したパターンデータである。制御部80は、不揮発性メモリ84から読み出したパターンデータを用いて、撮影画像に対するゲイン調整を行う。ゲイン調整が行われることで、図5(b)で示すように暗部Mbの箇所が明るく補正された撮影画像が得られる。
<その他>
本実施形態の前眼部撮影は、撮影開始信号が発行された後、且つ、可視光による眼底撮影の前に行われる(図14のステップS102参照)。これにより、被検者眼Eの縮瞳影響を抑制している。しかし、前眼部撮影のタイミングはこれに限るものでは無い。例えば、眼底撮影と前眼部撮影を同時に行ってもよい。また、被検者眼Eへのアライメント中(撮影開始信号の入力前)に前眼部撮影を行ってもよい。また、例えば、被検者眼Eの眼底Erを赤外光で蛍光撮影(ICG蛍光撮影と呼ばれる)した後に、前眼部撮影を行ってもよい。本実施形態の撮影画像の階調補正は静止画に対して行う。しかし、動画に対して補正してもよい。また、撮影画像を生成する過程で階調補正を行ってもよい。本実施形態の階調補正を実行するか否かを、検者が選択できてもよい。照明ムラを考慮した撮影画像(眼底像)の階調補正が行われればよい。
なお、ステップS106(図14参照)にて、補正後の撮影画像と共に、ステップS104の検出結果(例えば、照明光と虹彩との干渉状態を示す画像)が表示されてもよい。また、ステップS105で補正した眼底画像が情報処理端末等に転送されてもよい。撮影画像の階調補正が情報処理端末等(眼底撮影装置1の外部)で行われてもよい。
なお、図8(b)で示したパターンデータの代わりに、図13で示すパターンデータを用いた階調補正を行ってもよい。つまり、照明光が虹彩で遮られない場合の撮影画像の階調値と照明光の少なくとも一部が虹彩で遮られる場合の撮影画像の階調値とが厳密に一致している必要は無い。撮影画像に対する階調補正で、照明光と虹彩の干渉が起因となる撮影画像の明暗ムラを低減できればよい。また、撮影画像に対する階調補正で、照明光と虹彩の干渉が起因となる撮影画像の中央部(光軸L1付近)の暗化を低減できればよい。
なお、本実施形態では前眼部画像を解析して照明光と虹彩との干渉を検出する。しかし、眼底照明光学系10の光学部材の切り換えに連動して、本実施形態の階調値補正を適用してもよい。例えば、リングスリット14の形状変更(検者の手動操作)に連動して、図13で示すパターンデータを用いた階調補正を行ってもよい。照明光と虹彩との干渉で生じる照明ムラを考慮して、撮影画像の階調値を非均一に変化させればよい。また、前眼部画像を用いずに照明光と虹彩の干渉を検出してもよい。例えば、被検者眼Eの眼底Erに投影された指標(例えばフォーカスチャート)の形状又は明暗濃度から、被検者眼Eの瞳孔の形状(照明光と虹彩の干渉)を検出してもよい。なお、被検者眼Eの瞳孔は暗く写るため、前眼部画像の所定領域内に閾値を超える輝度の箇所があるか否かにより照明光と虹彩との干渉を検出(推定)してもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲及びこれと均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :眼底撮影装置
10:眼底照明光学系
20:眼底観察・撮影光学系
30:前眼部観察光学系
80:制御部
84:不揮発性メモリ
E :被検者眼
Er:眼底

Claims (4)

  1. 被検者眼の眼底を撮影して眼底画像を得る眼底撮影手段と、
    前記眼底を照明光で照明する照明手段と、
    被検者眼の前眼部情報を得る前眼部情報取得手段と、
    該前眼部情報取得手段により得られる前記前眼部情報から前記被検者眼の虹彩情報を取得する虹彩情報取得手段と、
    照明ムラを補正するための補正データを記憶する記憶手段と、
    前記眼底撮影手段により得られた前記眼底画像に対して、前記虹彩情報取得手段によって得られた虹彩情報に基づいて、前記補正データを用いた画像処理を行い前記眼底画像の階調値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする眼底撮影装置。
  2. 請求項1に記載の眼底撮影装置は、
    前記補正手段は、前記補正データを用いて前記眼底画像の部分的な領域に対して階調値の補正を行う、
    ことを特徴とする眼底撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載の眼底撮影装置は、
    前記記憶手段には虹彩の輪郭に応じて種類が異なる複数の前記補正データが記憶されており、
    前記補正手段は、前記虹彩情報取得手段によって得られた虹彩情報に基づいて前記補正データを選択する、
    ことを特徴とする眼底撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼底撮影装置は、
    前記補正データは眼底画像における部分的な領域を画像処理するためのパターンデータを含む、
    ことを特徴とする眼底撮影装置。
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