JP2003070746A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP2003070746A
JP2003070746A JP2001271635A JP2001271635A JP2003070746A JP 2003070746 A JP2003070746 A JP 2003070746A JP 2001271635 A JP2001271635 A JP 2001271635A JP 2001271635 A JP2001271635 A JP 2001271635A JP 2003070746 A JP2003070746 A JP 2003070746A
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Japan
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eye
optical system
ophthalmologic apparatus
light
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JP2001271635A
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Satoru Okinishi
覚 沖西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤操作を防止すると共に検者の負担を軽減す
る。 【解決手段】 ファインダ光学系7の近傍に検者眼eの
接近を検知する近接検知器34を設ける。上位制御手段
44は、検者眼eがファインダ光学系7に近づいた際に
第2跳上げミラー31を光路に挿入して被検眼Eからの
反射光をファインダ光学系7に導き、検者眼eがファイ
ンダ光学系7から離れた際に第2跳上げミラー31を光
路から退避させて被検眼Eの画像をモニタ8に映出す
る。また、ファインダ光学系7又はモニタ8に対応させ
て連続照明光源12とストロボ照明光源14の発光光量
を調整すると共に、可視蛍光造影用エキサイタフィルタ
19、赤外蛍光造影用エキサイタフィルタ20、可視蛍
光造影用バリアフィルタ26、赤外蛍光造影用バリアフ
ィルタ27を光路に挿脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検者に被検眼を肉
眼で観察させるファインダと、映像で観察させるモニタ
とを備えた眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のこの種の眼科装置は、検者に被検
眼を肉眼で観察を観察させる光学的なファインダか、或
いはCCDカメラなどの電子撮像素子で撮像した画像で
観察させるモニタを備えている。ファインダは被検眼を
肉眼で観察させるので、被検眼の詳細な観察やピント合
わせを行うために有用となっている。これに対し、モニ
タは解像力やコントラストなどにおいて直像鏡には劣る
が、検者に楽な姿勢を取らせることができるという利点
を有している。
【0003】また、可視蛍光造影撮影モードにおいて、
検者はファインダを通して被検眼を肉眼で観察できる反
面で、赤外蛍光造影撮影モードにおいては、被検眼を肉
眼で観察できないのでモニタが不可欠となっている。こ
のため、近年ではファインダとモニタの双方を備えた眼
科装置が普及している。この種の眼科装置は、被検眼か
らの反射光をファインダに導く光路と、被検眼からの反
射光をCCDカメラを介してモニタに導く光路とを備
え、検者はこれらの2つの光路を必要に応じて切換えて
ファインダかモニタを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダとモニタの双方を備えた眼科装置では、光路を手動
で切換えるという煩雑な操作が必要になり、誤操作を誘
発することがある。そして、必要とする被検眼への照明
光量はファインダとモニタとで大きく異なる場合が多い
ので、光路を切換える度に照明光量を調整するという煩
雑な操作が必要になる。
【0005】また、検者は可視蛍光造影撮影モードに対
してファインダを一義的に使用でき、赤外蛍光造影撮影
モードに対してモニタを一義的に使用できるが、何を観
察するのかという直感的な区別によって、撮影モードを
自動的に設定できるわけでもないので、光路を切換える
度に撮影モードを設定し直すという煩雑な操作が必要に
なる。
【0006】本発明の目的は、上述の課題を解決し、光
学系の構成部材の動作を制御することにより、誤操作を
防止すると共に検者の負担を軽減し得る眼科装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科装置は、被検眼を照明する照明光学
系と、被検眼からの反射光を受光する受光光学系と、検
者に被検眼の観察を可能とする観察手段とを有する眼科
装置において、前記観察手段の使用状態を検知する検知
手段と、該検知手段の検知結果に基づいて前記照明光学
系と前記受光光学系のうちの少なくと一方の構成要素の
動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る眼科装置は、被検眼を
照明する照明光学系と、被検眼からの反射光を受光する
受光光学系と、検者に被検眼の観察を可能とする複数の
観察手段と、前記反射光を前記複数の観察手段にそれぞ
れ導く光路を切換える光路切換手段とを有する眼科装置
において、前記複数の観察手段の使用状態を検知する検
知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて前記光路切
換手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は眼科装置の実施の形態の構
成図であり、この眼科装置では被検眼Eの可視蛍光造影
撮影と赤外蛍光造影撮影が可能となっている。基台1の
上に可動台2を被検眼Eに対して前後及び左右方向に移
動自在に設置し、可動台2の上にヘッド3を上下動自在
に設置して、ヘッド3を三次元方向に駆動できるように
している。
【0010】可動台2には、撮影モードの選択、観察光
路と撮影光路の切換え、観察光量と撮影光量の調整など
を行う際に操作するための操作パネル4と、撮影スイッ
チ5aを頂部に有しヘッド3を被検眼Eに対してアライ
メントする際に操作するためのジョイスティック5とを
設ける。ヘッド3には、フォーカス合わせを行う際に操
作するための操作ダイアル6、一方の観察手段であるフ
ァインダ光学系7を設ける。そして、可動台2の内部に
は図示しない駆動手段、後述する上位制御手段などを配
置し、この上位制御手段には他方の観察手段であるモニ
タ8を接続する。
【0011】図2はヘッド3内の光学系、電気系の構成
図であり、被検眼Eを照明するための照明光学系の光路
には、リフレクタ11、連続照明光源12、コンデンサ
レンズ13、ストロボ照明光源14、コンデンサレンズ
15、フィールドレンズ16、リングスリット17、有
害光遮蔽部材18、可視蛍光造影用エキサイタフィルタ
19、赤外蛍光造影用エキサイタフィルタ20、リレー
レンズ21、有害光遮蔽部材22、孔あきミラー23、
対物レンズ24を順次に配置する。なお、可視蛍光造影
用エキサイタフィルタ19と赤外蛍光造影用エキサイタ
フィルタ20は、照明光波長選択手段として光路に挿脱
自在としている。
【0012】孔あきミラー23の背後の受光光学系の光
路には、フォーカスレンズ25、可視蛍光造影用バリア
フィルタ26、赤外蛍光造影用バリアフィルタ27、結
像レンズ28、第1跳上げミラー29、撮像手段30を
順次に配置する。フォーカスレンズ25は光路を移動可
能とし、可視蛍光造影用バリアフィルタ26と赤外蛍光
造影用バリアフィルタ27は、受光光波長選択手段とし
て光路に挿脱自在とし、第1跳上げミラー29は光路変
更手段として光路に挿脱自在としている。そして、撮像
手段30には例えば銀塩フィルムカメラを使用してい
る。
【0013】第1跳上げミラー29の反射方向には、第
2跳上げミラー31、電子画結像レンズ32、電子撮像
手段33を順次に配置する。そして、第2跳上げミラー
31は光路変更手段として光路に挿脱自在としている。
第2跳上げミラー31の反射方向には前述のファインダ
光学系7を配置し、このファインダ光学系7の近傍には
検者眼eの接近を検知する近接検知器34はを配置し、
例えば反射型フォトセンサを使用している。
【0014】連続照明光源12には下位制御手段41を
接続し、ストロボ照明光源14には下位制御手段42を
接続する。電子撮像手段33には下位制御手段43を接
続して、この下位制御手段43には前述のモニタ8を接
続する。そして、これらの下位制御手段41、42、4
3は上位制御手段44に接続する。この上位制御手段4
4には、前述の操作パネル4、ジョイスティック5、撮
影スイッチ5a、操作ダイアル6を接続すると共に、可
視蛍光造影用エキサイタフィルタ19、赤外蛍光造影用
エキサイタフィルタ20、可視蛍光造影用バリアフィル
タ26、赤外蛍光造影用バリアフィルタ27、第1跳上
げミラー29、第2跳上げミラー31、近接検知器34
を接続する。
【0015】図3は操作パネル4の平面図であり、操作
パネル4はボタンスイッチ45、ボリュームノブ46な
どから成る撮影操作入力部47と、スライドスイッチ又
はセレクタ48から成るモード入力部49とを有する。
セレクタ48はファインダモードF、モニタモードM、
又はオートモードAを上位制御手段44に出力する。な
お、ファインダモードFは観察手段をファインダ光学系
7に固定し、モニタモードMは観察手段を電子撮像手段
33に固定し、オートモードAは近接検知器34の検知
結果に基づいて観察手段をファインダ光学系7又は電子
撮像手段33に自動的に選択する。
【0016】ここで、上位制御手段44は連続照明光源
12とストロボ照明光源14の光量を決定する光量テー
ブルを持っており、操作パネル4とジョイスティック5
からの操作信号又は所定のシーケンスに基づいて下位制
御手段41、42を制御し、連続照明光源12とストロ
ボ照明光源14の発光光量を制御する。
【0017】また、上位制御手段44は操作パネル4、
ジョイスティック5、操作ダイアル6から操作信号の受
信又は所定のシーケンスに基づき、可視蛍光造影用エキ
サイタフィルタ19、赤外蛍光造影用エキサイタフィル
タ20、可視蛍光造影用バリアフィルタ26、赤外蛍光
造影用バリアフィルタ27、第1跳上げミラー29、第
2跳上げミラー31の図示しないアクチュエータを制御
する。
【0018】更に、上位制御手段44は可視蛍光造影用
エキサイタフィルタ19、赤外蛍光造影用エキサイタフ
ィルタ20、可視蛍光造影用バリアフィルタ26、赤外
蛍光造影用バリアフィルタ27、第1跳上げミラー2
9、第2跳上げミラー31の図示しないセンサからから
出力に基づいてそれらの状態を検知する。
【0019】そして、上位制御手段44は操作パネル4
の撮影操作入力部47とモード入力部49からの設定変
更信号を受信して各部の制御シーケンスを変更し、下位
制御手段43によって電子撮像手段33に対する動作、
電源供給、及び外部機器への画像信号の入出力を制御
し、近接検知器34からの検知結果を受信する。
【0020】下位制御手段41の制御により連続照明光
源12から発してコンデンサレンズ13を透過した照明
光、又は下位制御手段42の制御によりストロボ照明光
源14から発してコンデンサレンズ15を透過した照明
光は、フィールドレンズ16、リングスリット17を通
ってリング状となる。そして、この照明光は有害光遮蔽
部材18、リレーレンズ21、有害光遮蔽部材22を通
過して孔あきミラー23の反射面で反射し、対物レンズ
24を透過して被検眼Eを照明する。
【0021】被検眼Eからの反射光は、対物レンズ2
4、孔あきミラー23の孔部、フォーカスレンズ25、
結像レンズ28を通過して第1跳上げミラー29に至
る。そして、結像レンズ28からの反射光は、第1跳上
げミラー29が光路から退避しているときには撮像手段
30に入射し、光路に位置しているときには第2跳上げ
ミラー31側に反射する。
【0022】第1跳上げミラー29で反射した反射光
は、第2跳上げミラー31が光路に位置しているときに
はファインダ光学系7を透過して検者眼eに結像し、第
2跳上げミラー31が光路から退避しているときには電
子画結像レンズ32を透過して電子撮像手段33に結像
する。下位制御手段43は電子撮像手段33からの画像
信号を処理してモニタ8に出力し、モニタ8は被検眼E
の画像を記録表示する。なお、モニタ8に画像信号が入
力しない場合には、モニタ8は画像の表示を停止する。
【0023】検者はファインダ光学系7又はモニタ8を
用いて被検眼Eを観察し、ジョイスティック5を操作し
て被検眼Eに対するアライメントを行い、操作ダイアル
6を操作してフォーカス合わせを行い、撮影スイッチ5
aを操作して被検眼Eの撮影を行う。
【0024】図4は上位制御手段44の第1の制御例の
フローチャート図であり、セレクタ48をオートモード
Aに選択した場合において第2跳上げミラー31を自動
的に制御することを説明している。検者がセレクタ48
で撮影モードを設定した後にファインダ光学系7を覗い
たとき、つまり検者眼eがファインダ光学系7に接近し
たとき、近接検知器34が検者眼eの接近を検知し、上
位制御手段44は近接検知器34からの信号に基づいて
第2跳上げミラー31を光路に挿入し、検者がファイン
ダ光学系7で被検眼Eを観察できるようにする。従っ
て、検者は被検眼Eをファインダ光学系7で観察しなが
ら被検眼Eに対するアライメント、フォーカス合わせ、
及び撮影を行うことができる。
【0025】ここで、撮影を行う前に検者眼eがファイ
ンダ光学系7から離れると、近接検知器34がそのこと
を検知し、上位制御手段44は第2跳上げミラー31を
光路から退避させ、被検眼Eの画像を電子撮像手段33
で撮像してモニタ8に表示し、検者がモニタ8で被検眼
Eを観察できるようにする。
【0026】逆に、検者が最初から被検眼Eをモニタ8
で観察する場合には、検者眼eがファインダ光学系7か
ら離れているので、上位制御手段44は近接検知器34
からの信号に基づいて第2跳上げミラー31を光路から
退避させ、被検眼Eの画像を電子撮像手段33で撮像し
てモニタ8に表示し、検者がモニタ8で被検眼Eを観察
できるようにする。そして、撮影を行う前に検者眼eが
ファインダ光学系7に接近すると、上位制御手段44は
第2跳上げミラー31を光路に挿入し、検者がファイン
ダ光学系7で被検眼Eを観察できるようにする。
【0027】図5は上位制御手段44の第2の制御例の
フローチャート図であり、連続照明光源12の発光光量
を自動的に変更することについて説明している。検者が
セレクタ48で撮影モードを設定した後に、検者眼eが
ファインダ光学系7に接近すると、前述と同様に上位制
御手段44は近接検知器34からの信号に基づいて第2
跳上げミラー31を光路に挿入し、検者がファインダ光
学系7で被検眼Eを観察できるようにする。従って、検
者はファインダ光学系7による被検眼Eの観察を開始
し、操作パネル4の撮影操作入力部47を操作して連続
照明光源12の発光光量を設定し、被検眼Eに対するア
ライメント、フォーカス合わせ、撮影を行う。この間
に、上位制御手段44は設定した発光光量を内部の光量
テーブルにファインダ対応光量として記憶させる。
【0028】ここで、撮影を行う前に検者眼eがファイ
ンダ光学系7から離れると、近接検知器34はそのこと
を検知し、前述と同様に上位制御手段44は第2跳上げ
ミラー31を光路から退避させ、検者がモニタ8で被検
眼Eを観察できるようにする。従って、検者はモニタ8
で被検眼Eを観察し、操作パネル4の撮影操作入力部4
7を操作して連続照明光源12の発光光量を設定する。
この場合にも、上位制御手段44は発光光量を内部の光
量テーブルにモニタ対応光量として記憶させる。
【0029】この状態から、被検眼eがファインダ光学
系7に再び接近すると、上述と同様に上位制御手段44
は第2跳上げミラー31を光路に挿入し、検者がファイ
ンダ光学系で被検眼Eを観察できるようにする。同時
に、上位制御手段44は内部の光量テーブルに基づいて
下位制御手段41を制御し、連続照明光源12の発光光
量をファインダ対応光量に自動的に変更する。
【0030】そして、検者眼eがファインダ光学系7か
ら再び離れると、上述と同様に近接検知器34はそのこ
とを検知し、上位制御手段44は第2跳上げミラー31
を光路から退避させ、検者がモニタ8で被検眼Eを観察
できるようにする。同時に、上位制御手段44は内部の
光量テーブルに基づいて下位制御手段41を制御し、連
続照明光源12の発光光量をモニタ対応光量に自動的に
変更する。なお、モニタ8を先に使用した場合には、上
述の逆になることは云うまでもない。
【0031】図6は上位制御手段44の第3の制御例の
フローチャート図であり、可視蛍光造影撮影モードと赤
外蛍光造影撮影モードを自動的に切換えることについて
説明している。
【0032】なお、可視蛍光造影撮影モードでは、赤外
蛍光造影用エキサイタフィルタ20と赤外蛍光造影用バ
リアフィルタ27を光路から退避させると共に、可視蛍
光造影用エキサイタフィルタ19を光路に挿入し、連続
照明光源12とストロボ照明光源14の発光光量を可視
蛍光造影撮影モードに対応した光量に設定する。そし
て、撮影を行う際に可視蛍光造影用バリアフィルタ26
を光路に挿入すると共に、第1跳上げミラー29を光路
外に待避させ、被検眼Eを撮像手段30で撮影すること
を可能とする。
【0033】また赤外蛍光造影撮影モードでは、可視蛍
光造影用エキサイタフィルタ19と可視蛍光造影用バリ
アフィルタ26を光路から退避させると共に、赤外蛍光
造影用エキサイタフィルタ20を光路に挿入し、連続照
明光源12とストロボ照明光源14の発光光量を赤外蛍
光造影撮影モードに対応した光量に設定する。そして、
撮影を行う際に赤外蛍光造影用バリアフィルタ27と第
1跳上げミラー29を光路に挿入し、被検眼Eを電子撮
像手段33で撮影することを可能とする。
【0034】検者が撮影モードを設定した後にファイン
ダ光学系7を監視すると、前述と同様に上位制御手段4
4は第2跳上げミラー31を光路に挿入すると共に、撮
影モードを上述したような可視蛍光造影撮影モードに設
定する。そして、撮影を行う前に検者眼eがファインダ
光学系7から離れると、上位制御手段44は第2跳上げ
ミラー31を光路外に退避させ、検者がモニタ8で被検
眼Eを観察することを可能し、同時に撮影モードを上述
したような赤外蛍光造影撮影モードに設定する。
【0035】逆に、可視蛍光撮影モードに設定した後に
検者がモニタ8で被検眼Eを観察すると、前述と同様に
上位制御手段44は第2跳上げミラー31を光路から退
避させ、検者がモニタ8で被検眼Eを観察することを可
能し、同時に撮影モードを赤外蛍光造影撮影モードに設
定する。そして、撮影を行う前に検者眼eがファインダ
光学系7に接近すると、上位制御手段44は第2跳上げ
ミラー31を光路に挿入すると同時に、撮影モードを可
視蛍光造影撮影モードに設定する。
【0036】この実施の形態では、検者眼eがファイン
ダ光学系7に接近したが否かを検出するための近接検知
器34を設けると共に、この近接検知器34の検知結果
に基づいて連続照明光源12、ストロボ照明光源14、
可視蛍光造影用エキサイタフィルタ19、赤外蛍光造影
用エキサイタフィルタ20、可視蛍光造影用バリアフィ
ルタ26、赤外蛍光造影用バリアフィルタ27、第1跳
上げミラー29、第2跳上げミラー31を制御する上位
制御手段44を設けたので、従来のようにファインダ光
学系7とモニタ8を手動で変更したり、連続照明光源1
2とストロボ照明光源14の発光光量を手動で調整した
り、可視蛍光造影撮影モードと赤外蛍光撮影モードを設
定し直したりする必要はなく、検者への負担を軽減して
誤操作を防止できる。
【0037】なお、上述の実施の形態では、連続照明光
源12とストロボ照明光源14の発光光量を自動的に調
整したが、必要な場合には操作パネル4の撮影操作入力
手段47を用いて手動で設定することも可能である。ま
た、連続照明光源12、ストロボ照明光源14、可視蛍
光用造影用エキサイタフィルタ19、赤外蛍光造影用エ
キサイタフィルタ20を使用する代りに、例えばレーザ
ーのような複数の単波長光源を用意し、これら複数の単
波長光源を切換えて使用するように構成することも可能
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科装
置は、観察手段の使用状態に基づいて照明光学系と受光
光学系のうちの少なくと一方の構成要素の動作を制御す
るので、使用し得る観察手段の使用順位を自動的に変更
することや、その変更に対応する観察光量の調整、波長
選択手段の駆動、撮影モードの変更を自動的に行うこと
が可能となり、検者の負担を軽減できると共に誤操作を
防止できる。
【0039】即ち、観察光量の調整を自動的に行うこと
により、最適な観察状態を容易に得ることができて検者
の負担を軽減でき、不要な光量を被検者に照射する時間
を短縮することができて被検者の負担を軽減できる。
【0040】また、波長選択手段の駆動を自動的に行う
ことにより、蛍光造影を含む多様な単波長光観察を行う
際に、精密観察に適するファインダ観察と楽な作業に適
するモニタ観察とを円滑に使い分けることや、観察手段
をカラー観察と単波長観察とで円滑に使い分けることが
可能となる。
【0041】そして、撮影モードの変更を自動的に行う
ことにより、検者の気持を撮影モードの変更に分散させ
ることなく、単に撮影モードに適した観察手段を検者に
選ばせるような極めて自然な操作感覚で、撮影モードを
的確に設定することができ、誤操作を低減できると共に
検者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成図である。
【図2】光学系、電気系の構成図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】上位制御手段の第1の制御例のフローチャート
図である。
【図5】上位制御手段の第2の制御例のフローチャート
図である。
【図6】上位制御手段の第3の制御例のフローチャート
図である。
【符号の説明】
3 ヘッド 4 操作パネル 5 ジョイスティック 7 ファインダ光学系 8 モニタ 12 連続照明光源 14 ストロボ照明光源 19 可視蛍光造影用エキサイタフィルタ 20 赤外蛍光造影用エキサイタフィルタ 26 可視蛍光造影用バリアフィルタ 27 赤外蛍光造影用バリアフィルタ 29 第1跳上げミラー 30 撮像手段 31 第2跳上げミラー 33 電子撮像手段 34 近接検知器 41〜43 下位制御手段 44 上位制御手段 47 撮影操作入力部 48 セレクタ 49 モード入力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼を照明する照明光学系と、被検眼
    からの反射光を受光する受光光学系と、検者に被検眼の
    観察を可能とする観察手段とを有する眼科装置におい
    て、前記観察手段の使用状態を検知する検知手段と、該
    検知手段の検知結果に基づいて前記照明光学系と前記受
    光光学系のうちの少なくと一方の構成要素の動作を制御
    する制御手段とを有することを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 被検眼を照明する照明光学系と、被検眼
    からの反射光を受光する受光光学系と、検者に被検眼の
    観察を可能とする複数の観察手段と、前記反射光を前記
    複数の観察手段にそれぞれ導く光路を切換える光路切換
    手段とを有する眼科装置において、前記複数の観察手段
    の使用状態を検知する検知手段と、該検知手段の検知結
    果に基づいて前記光路切換手段の動作を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする眼科装置。
  3. 【請求項3】 前記照明光学系と前記受光光学系のうち
    少なくとも一方は光波長選択手段を有し、前記制御手段
    は前記検知手段の検知結果に基づいて前記光波長選択手
    段の動作を制御する請求項2に記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記照明光学系の照明光
    源の発光光量を前記検知手段の検知結果に基づいて変化
    させる請求項2に記載の眼科装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は手動で設定した前記発光
    光量を記憶し、この記憶した前記発光光量を前記検知手
    段の検知結果に基づいて設定する請求項4に記載の眼科
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の撮影モードを有し、前記制御手段
    は前記検知手段の検知結果に基づいて前記複数の撮影モ
    ードの1つを選択する請求項2に記載の眼科装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の撮影モードは可視蛍光造影撮
    影モードと赤外蛍光造影撮影モードとから成り、前記複
    数の観察手段の1つは肉眼直視観察手段であり、前記制
    御手段は前記検知手段が前記肉眼直視観察手段の使用状
    態を検知したときに前記可視蛍光造影撮影モードを選択
    し、それ以外の場合には前記赤外蛍光造影撮影モードを
    選択する請求項5に記載の眼科装置。
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