JP6168302B2 - 角膜撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者眼の角膜部位の画像を撮影する角膜撮影装置に関する。
角膜撮影装置としては、例えば、照明光源からの照明光を角膜に向けて斜めから照射し、その角膜からの反射光束を撮像素子により受光して非接触にて角膜内皮の細胞像を得る装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平8−206080号公報
ところで、従来では、円形絞りや矩形絞りが光学系の光軸に対して対称に配置されていた。しかしながら、本発明者の分析によれば、上記のような装置は、物体を斜め方向から観察するという特殊な物面を有する光学系であるため、収差の影響によって、レンズの周辺部を通過する一部の光束が結像に対して悪影響を及ぼし、像の質の低下に寄与していることが明らかになった。円形絞りや矩形絞りの開口を単純に絞り径を小さくした場合、収差の影響は減少するが、結果的に像が暗くなり、解像力の低下につながってしまう。
本発明は、上記問題点を鑑み、像の明るさ及び解像力が確保され、観察、解析に適した内皮画像を取得できる角膜内皮細胞撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
照明光束を角膜に向けて照射する照明光学系と、照明光学系の光軸に対して傾斜して配置され,角膜からの反射光束を光検出器により受光する受光光学系とを有し、眼の角膜部位を撮影するための光学系を備える角膜撮影装置において、前記眼の角膜部位を撮影するための光学系の光路中において、光束の集光点から離れた位置に配置され、前記光束を光軸に関して非対称に制限する光制限手段を備えることを特徴とする角膜撮影装置。
<概要>
本発明の実施形態に係る装置は、被検者眼の角膜部位の画像を撮影する装置に関し、照明光束を角膜に向けて照射する照明光学系、角膜からの反射光束を光検出器により受光する受光光学系を有し、眼の角膜部位を非接触にて撮影するための光学系を備える。
照明光学系と受光光学系の光軸は、同軸ではなく、被検眼上において交わるような関係を持つ。例えば、本装置は、一般的なスペキュラマイクロスコープ(角膜内皮細胞撮影装置)のように角膜に対して斜め方向から光を照射して、角膜での正反射方向から反射光を受光する光学系を有する。照明光学系及び受光光学系は、ある中心軸に対して対称に配置されると有利である。
本装置は、照明光束又は反射光束を光軸に関して非対称に制限することにより、像の明るさを確保しつつ、結像に悪影響を及ぼす光束をカットする。これにより、角膜画像の品質を向上させる。
反射光束を非対称に制限する手段としては、非対称な絞り、非対称な開口を持つレンズホルダ、光学部材への非対称なコーティングなどが用いられる。光制限手段は、光を制限できればよく、光を遮光する遮光部材が用いられると有利である。他にも、光を減衰する減衰部材(例えば、10%透過/90%遮光のコーティングが施された光学部材)が用いられる。
非対称な光制限手段は、照明光学系又は受光光学系の光路中に設けられる。照明光学系に配置された場合、非対称な光制限手段は、照明光束を非対称に制限することにより、角膜からの反射光束において結像に悪影響を及ぼす成分を照明光路にて事前に制限する。一方、受光光学系に配置された場合、非対称な光制限部材は、反射光束の一部を制限することにより、角膜からの反射光束において結像に悪影響を及ぼす成分を受光光路にて制限する。
非対称な光制限手段は、光を集光させる作用を持つ集光レンズ(対物レンズ、リレーレンズ、撮像レンズ、等)の近傍に配置されると有利である。また、非対称な光制限手段は、集光光学系を形成する複数のレンズの間に配置されると有利である。いいかえれば、非対称な光制限手段は、光束の集光点(結像点)から離れた位置に配置されると有利である。このような配置により、観察範囲の広範囲に亘って一様に光束が制限される。この場合、そのような効果が得られるように非対称な光制限手段が配置されればよい。
非対称な光制限手段は、受光光学系での対物レンズの中心部を通過する光を光検出器に向けて通過させると共に、その周辺部を通過する光を非対称に制限するのが有利である。対物レンズの周辺部(光軸から一定距離離れた領域)を通過する光のうち、中心軸側の光が光検出器に向けて通過され、その反対側の光が制限される。このような手段は、その反対側の光が収差等によって結像に悪影響を及ぼす場合に有利である。中心軸側の光は、結像に寄与するため、結像性能と像の明るさの確保の両立が可能となる。
受光光学系での対物レンズの周辺部を通過する光を光軸に関して非対称に制限するためには、その一部の光が光検出器に受光されるのを回避されればよい。そこで、受光光学系の光路において、光が対物レンズを通過する前に制限する手段、又は対物レンズを通過した後、光が光検出器に受光される前に制限する手段が設けられることが有利である。もちろん、照明光学系の光路において、悪影響を及ぼす反射光の発生を事前に制限する手段が設けられることにより、受光光学系での対物レンズの周辺部を通過する光を非対称に制限してもよい。
また、受光光学系での対物レンズの周辺部における中心軸側を通過する光が収差等によって結像に悪影響を及ぼす場合、非対称な光制限手段の非対称性は、逆に形成されるのが有利である。
本装置には、前眼部正面像を観察する観察光学系が設けられると有利である。観察光学系の観察光軸は、互いに対称に配置される照明光学系及び受光光学系の中心軸として用いられると有利である。照明光学系及び受光光学系は、観察光軸に対して左右対称に配置されると有利であり、非対称な光制限手段は、角膜からの反射光束を受光光学系の光軸に対して水平方向に関して非対称に制限する。
<実施例>
以下、図面に沿って、本実施形態に係る装置の実施例を具体的に説明する。図1は、本実施例に係る角膜撮影装置の外観側方構成図である。
装置100は、いわゆる据え置き型の装置であって、基台1と、基台1に取り付けられた顔支持ユニット2と、図示なき摺動機構により基台1上で移動可能に設けられた移動台3と、移動台3に対して移動可能に設けられ、後述する撮影系及び光学系を収納する撮影部(装置本体)4と、を備える。
撮影部4は、移動台3に設けられたXYZ駆動部6により、被検眼Eに対して左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)及び前後方向(Z方向)に移動される。移動台3は、ジョイスティック5の操作により、基台1上をXZ方向に移動される。また、検者が回転ノブ5aを回転操作することにより、撮影部4はXYZ駆動部6のY駆動によりY方向に移動される。ジョイスティック5の頂部には、スタートスイッチ5bが設けられている。表示モニタ95は、撮影部4の検者側に設けられている。なお、本実施形態では、図示なき摺動機構又はXYZ駆動部6により撮影部4が眼Eに対して相対的に移動される。
図2は、撮影部4に収納された光学系を上方から見たときの光学配置と,制御系の構成の一例を示す概略構成図である。図3は第1投影光学系、第2投影光学系を被検者側からみたときの図である。光学系の全体構成は、照明光源12からの照明光を角膜Ecに向けて斜めから照射する照明光学系10と、内皮細胞を含む角膜Ecからの反射光を第1撮像素子44により受光することにより内皮細胞画像を取得する撮像光学系(受光光学系)30と、正面から角膜Ec中心部に向けてアライメント指標を投影する正面投影光学系50と、斜めから角膜Ecに向けて無限遠のアライメント指標を投影する第1投影光学系60a,60bと、複数の斜め方向から角膜Ec周辺部に向けて有限遠のアライメント指標をそれぞれ投影する第2投影光学系65a〜65d(図3参照)、眼Eに対して内部から固視標を投影する内部固視光学系70と、前眼部像を正面から観察する前眼部観察光学系80と、眼Eに対する撮影部4のZ方向におけるアライメント状態を検出するためのZアライメント検出光学系85と、を有する。以下に、個々の具体的構成について説明する。
照明光学系10は、内皮撮影用の可視光を発する照明光源(例えば、可視LED、フラッシュランプ)12、集光レンズ14、スリット板16、可視光反射・赤外透過のダイクロイックミラー18、投光レンズ20、を有する。照明光源12から発せられた光は、集光レンズ14を介してスリット板16を照明する。そして、スリット板16を通過したスリット光は、ダイクロイックミラー18を介して投光レンズ20によって収束され、角膜に照射される。ここで、スリット板16と角膜Ecは、対物レンズ20に関して略共役な位置に配置されている。
撮像光学系30は、光軸L1に関して照明光学系10と左右対称であり、対物レンズ32、可視光反射・赤外透過のダイクロイックミラー34、マスク35、第1結像レンズ36、全反射ミラー38、第2結像レンズ42、非対称スリット43、第1の二次元撮像素子(例えば、二次元CCD、CMOS、等)44を有する。マスク35は、対物レンズ32に関して角膜Ecと略共役な位置に配置されている。第1結像レンズ(リレーレンズ)36、及び第2結像レンズ(撮像レンズ)42は、内皮像を撮像素子44上に結像させる結像光学系を形成する。撮像素子44は、撮像光学系30のレンズ系に関して角膜Ecと略共役な位置に配置されている。
<非対称な光制限手段の構成>
図2において、ハッチングHは、内皮画像の結像に対して悪影響を及ぼし、像の質の低下に寄与する光束を示しており、この光束は、対物レンズ32の周辺部において、中心軸(光軸L1)側とは反対側を通過する。
図4は、非対称絞り43の構成について説明するための正面図である。非対称絞り43は、照明光学系10からの光の角膜での反射によって取得される光を左右非対称に遮光する絞りである。絞り43は、水平方向に長手方向を持ち光軸L3に関して水平方向に非対称な開口部43aと、開口部43aの外側に形成された遮光部43bとを有する。そして、絞り43は、その開口部43aが、受光光学系の光軸L3に対して水平方向に偏心するように配置されている。
開口部43aは、光軸L3を含む中心領域の光を撮像素子44に向けて通過させると共に、光軸L3から離れた周辺領域の光のうち、光軸L3に対してハッチングHに相当する光と対称な光を撮像素子44に向けて通過させる。
遮光部43bは、ハッチングHに相当する光を遮光する部分を含み、光軸L3から離れた周辺領域の光のうち、ハッチングHの光と上下の光を遮光する。すなわち、図4の非対称絞り43は、受光光学系30において上下領域を通過する光を遮光する遮光部を兼ねる。なお、遮光部43bの部分は、一部の光を通過する減光作用を持つ部材であってもよい。
開口部43aの形状は、図4のような矩形に限定されず、光軸L3に関して水平方向に非対称であればよい。例えば、多角形、円形、楕円形、等の形状であってもよい、
図2に戻る。照明光学系10による角膜反射光は、光軸L3方向(斜め方向)に向かい、対物レンズ32によって収束された後、ダイクロイックミラー34によって反射され、マスク35にて一旦結像され、内皮細胞像を取得する際にノイズとなる光が遮光される。そして、マスク35を通過した光は、第1結像レンズ36、全反射ミラー38、第2結像レンズ42、非対称絞り43を介して二次元撮像素子44に結像される。これにより、高倍率の角膜内皮細胞像が取得される。なお、撮像素子44の出力は、制御部90に接続され、取得された画像は、メモリ92に記憶される。また、細胞像はモニタ95に表示される。
マスク35は、内皮反射以外のノイズ光を遮光するのに対し、非対称絞り43は、角膜内皮からの光の内、ハッチングHに相当する光を含む結像に悪影響を与える光を非対称に遮光する。
このような非対称絞り43によれば、ハッチングHに相当する光とは対称関係にある光をカットせず撮像素子44に結像させることにより内皮画像の明るさを確保できると共に、結像性能の低下に影響を及ぼすハッチングHに相当する光を遮光することにより収差を多く含んだ光が除去され、解像力の高い鮮明な内皮画像が得られる。
非対称絞り43は、図2では、第2結像レンズ42から撮像素子44の間に配置されたが、これに限定されない。例えば、非対称絞り43は、撮影光学系30の光路中に配置され、ハッチングHに相当する光線を含む角膜からの反射光を制限する一方、ハッチングHに相当する光とは対称関係にある光を通過させる。より具体的には、角膜から対物レンズ32までの間、対物レンズ32から第1結像点(マスク35)までの間、第1結像点から第1結像レンズ36までの間、第1結像レンズ36〜第2結像レンズ42の間に配置される。もちろん、非対称絞り43の配置位置に応じて、開口部43a/遮光部43bのサイズは、適宜設定される。
他の構成としては、非対称絞り43は、照明光学系10の光路中に配置され、角膜への照明光の制限によって、ハッチングHに相当する光線を含む角膜からの反射光の発生を事前に制限する。より具体的には、非対称絞り43は、光源12〜スリット16までの間、スリット16〜対物レンズ20までの間、対物レンズ20〜角膜までの間、に配置される。
非対称絞り43は、集光レンズ(例えば、対物レンズ32、第1結像レンズ36、第2結像レンズ42、対物レンズ20、集光レンズ14)の近傍に配置されることにより、結像に悪影響を及ぼす光線(ハッチングH)を角膜上の撮像領域全域に関して一様に遮光できる。集光レンズが、複数のレンズ群からなる場合、そのレンズ群中に配置されてもよい(例えば、結像光学系における第1結像レンズ36と第2結像レンズ42の間)。すなわち、非対称絞り43は光の集光点(結像点)から離れた位置に置かれると、有利である。
これに対し、集光点(結像点)の近傍(マスク35、撮像素子44の近傍)に配置される場合、角膜上の各撮像領域からの光が分離している。このため、結像に悪影響を及ぼす光について、一部の撮像領域からの光を遮光できても、他の撮像領域からの光を遮光できない。もちろん、そのような構成であっても、ある程度の効果は得られる。
正面投影光学系50は、赤外光源51、投光レンズ53、ハーフミラー55、を有し、XYアライメント検出用の赤外光を観察光軸L1方向から角膜Ecに投影する。光源51から発せられた赤外光は、投光レンズ53により平行光束に変換された後、ハーフミラー55により反射され、角膜Ecの中心部に投影され、指標i10が形成される(図5参照)。
第1投影光学系60a,60bは、光軸L1に対して所定の角度でそれぞれ傾斜して配置されている。第1投影光学系60a,60bは、赤外光源61a、61bと、コリメータレンズ63a、63bと、をそれぞれ有し、光軸L1を挟んで左右対称に配置され、眼Eに対して無限遠の指標を投影する(図2参照)。なお、第1投影光学系60a,60bは、光軸L1を通る水平方向と略同一経線上に配置されている(図3参照)。
光源61a、61bから出射された光は、コリメータレンズ63a、63bによりそれぞれコリメートされた後、角膜Ecに投影され、指標i20、i30が形成される(図5参照)。
第2投影光学系65a〜65dは、光軸L1に対しそれぞれ傾斜して配置されている。第2投影光学系65a〜65dは、赤外光源66a〜66dをそれぞれ有し、光軸L1を挟んで左右対称に配置され、眼Eに対して有限遠の指標を投影する。なお、第2投影光学系65a、65bは、光軸L1に対して上方に配置され、Y方向に関して互いに同じ高さに配置されている。また、第2投影光学系65c、65dは、光軸L1に対して下方に配置され、Y方向に関して互いに同じ高さに配置されている。また、第2投影光学系65a、65bと、第2投影光学系65c、65dは、光軸L1を挟んで上下対称な関係で配置されている。
ここで、光源66a、66bからの光は角膜Ecの上部に向けて斜め上方向から照射され、光源66a、66bの虚像である指標i40、i50が形成される。また、光源66c、66dからの光は角膜Ecの下部に向けて斜め下方向から照射され、光源66c、66dの虚像である指標i60、i70が形成される(図5参照)。
上記のような指標投影光学系によれば、指標i10は、眼Eの角膜頂点に形成される(図5参照)。また、第1投影光学系60a、60bによる指標i20、i30は、指標i10と同じ水平位置において、指標i10に関し左右対称に形成される。さらに、第2投影光学系65a、65bによる指標i40、i50は、指標i10より上方において、指標i10に関し左右対称に形成される。第2投影光学系65c、65dによる指標i60、i70は、指標i10より下方において、指標i10に関し左右対称に形成される。
内部固視光学系70は、可視光源(固視灯)71、投光レンズ73、可視反射・赤外透過のダイクロイックミラー74、を有し、眼Eを正面方向に固視させるための光を眼Eに投影する。光源71から発せられた可視光は、投光レンズ73により平行光束に変換された後、ダイクロイックミラー75により反射され、眼Eの眼底に投影される。また、図示無き外部固視光学系が前述の第1投影光学系及び第2投影光学系の近傍に配置される。
図2に戻る。前眼部観察光学系80は、対物レンズ82、前眼部正面像を取得するための二次元撮像素子84、を有し、第2の撮像素子84を有し、前眼部像及びアライメント指標を第2撮像素子84により撮像する。二次元撮像素子84としては、例えば、2次元CCDイメージセンサ(Charge coupled device image sensor)、二次元CMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor Image Sensor)が用いられる。なお、上記構成に限定されず、内皮撮影光路と前眼部観察光路とを結合する光路結合部材を設け、角膜内皮を撮像するための第1の撮像素子が、前眼部正面像を取得するための第2の撮像素子を兼用する構成であってもよい。
図示なき前眼部照明光源により照明された前眼部は、ダイクロイックミラー75、ハーフミラー55、対物レンズ82を介して二次元撮像素子84に撮像される。また、同様に、正面投影光学系50、第1投影光学系60a,60bと、第2投影光学系65a〜65d、による角膜反射像は二次元撮像素子84に受光される。
撮像素子84の出力は制御部90に接続され、図5に示すように、モニタ95には、撮像素子84によって撮像された前眼部像が表示される。なお、モニタ95上に電子的に表示されるレチクルLTは、XYアライメントの基準を示している。なお、観察光学系80は、眼Eに対する撮影部4のアライメント状態(アライメントのずれ方向/偏位量)を検出するための検出光学系を兼用する。
Zアライメント検出光学系85は、角膜Ecに向けて斜め方向から検出用光束を投光する投光光学系85aと、投光光学系85aによる角膜反射光束を受光する受光光学系85bと、を有する。そして、投光光学系85aの光軸L2と受光光学系85bの光軸L3は、観察光軸L1に関して左右対称な位置に配置される。
投光光学系85aは、例えば、赤外光を発する照明光源86、集光レンズ87、ピンホール板88、レンズ20からなる。ここで、ピンホール板88と角膜Ecは、レンズ20に関して略共役な位置に配置される。受光光学系85bは、例えば、レンズ32、一次元受光素子(ラインセンサ)89からなる。ここで、一次元受光素子89と角膜Ecは、レンズ32に関して略共役な位置に配置される。
光源86から出射された赤外光は、集光レンズ87を介してピンホール板88を照明する。そして、ピンホール板88の開口を通過した光は、レンズ20を介して角膜Ecに投光される。そして、その角膜反射光は、レンズ32、ダイクロイックミラー34を介して受光素子89にて受光される。
受光素子89の出力は制御部90に接続され、眼Eに対するZアライメント検出に利用される。ここで、受光素子89上に受光されるアライメント光束は、Z方向における撮影部4と眼Eとの位置関係によって受光位置が変化される。例えば、制御部90は、受光素子89からの検出信号において角膜反射光の位置を検出し、Z方向のアライメント状態を検出する。なお、受光素子89を用いたアライメント検出は、眼Eに対する精密なアライメントのために利用される。
制御部90は、装置全体の制御を行う。そして、制御部90には、回転ノブ5a、スタートスイッチ5b、XYZ駆動部6、二次元撮像素子44、84、各光源、記憶手段としてのメモリ92、モニタ95、が接続されている。
なお、実施形態に関して、上記に示した例に限定されるものではなく、当業者の設計思想の範囲内において種々の変容が可能である。
本実施例の装置の外観について説明する外観概略図である。 撮影部に収納された光学系を上方から見たときの光学配置と,制御系の構成の一例を示す概略構成図である。 第1投影光学系、第2投影光学系を被検者側からみたときの図である。 非対称絞り43の構成について説明するための正面図である。 角膜中心部の内皮を撮影する場合の前眼部観察画面の一例を示す図であり、アライメントずれがある場合の表示例である。 角膜中心部の内皮を撮影する場合の前眼部観察画面の一例を示す図であり、アライメントが適正な状態における表示例である。
4 撮影部(装置本体)
6 駆動部
10 照明光学系
12 照明光源
30 撮像光学系
43 非対称スリット
60a,60b 第1投影光学系
65a〜65d 第2投影光学系
80 前眼部観察光学系
85 Zアライメント検出光学系
85a 投光光学系
85b 受光光学系
90 制御部
92 メモリ
95 モニタ

Claims (3)

  1. 照明光束を角膜に向けて照射する照明光学系と、照明光学系の光軸に対して傾斜して配置され,角膜からの反射光束を光検出器により受光する受光光学系とを有し、眼の角膜部位を撮影するための光学系を備える角膜撮影装置において、
    前記眼の角膜部位を撮影するための光学系の光路中において、光束の集光点から離れた位置に配置され、前記光束を光軸に関して非対称に制限する光制限手段を備えることを特徴とする角膜撮影装置。
  2. 前記光制限手段とは別体であって、前記集光点に配置され、前記光束を制限する第2光制限手段を、更に有する請求項1記載の角膜撮影装置。
  3. 前記光制限手段は、前記光軸に対して非対称な開口が形成された開口部と、前記開口部の外側に形成された遮光部と、を備える請求項1又は2の角膜撮影装置。
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