JPH0975308A - 角膜内皮細胞撮影装置 - Google Patents
角膜内皮細胞撮影装置Info
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- JPH0975308A JPH0975308A JP7233591A JP23359195A JPH0975308A JP H0975308 A JPH0975308 A JP H0975308A JP 7233591 A JP7233591 A JP 7233591A JP 23359195 A JP23359195 A JP 23359195A JP H0975308 A JPH0975308 A JP H0975308A
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Abstract
して行って角膜内皮細胞像の観察・撮影を最良の状態と
することができる角膜内皮細胞撮影装置を提供するこ
と。 【解決手段】被検眼Eに対して斜め方向から被検眼Eに
視標光を投影する第1,第2の視標投影光学系50,5
0´と、視標投影光学系50,50´と被検眼光軸に対
して略対称な方向に設けられた視標光の被検眼角膜内皮
細胞面からの反射光を受光して装置と被検眼の相対位置
関係を検出する第1,第2のアライメント検出光学系6
0,60´を、被検眼光軸に対し対称に一対設けた角膜
内皮細胞撮影装置。
Description
・撮影を行う角膜内皮細胞撮影装置に関するものであ
る。
る角膜内皮細胞撮影装置(眼科装置)が知られている。
かかる眼科装置では、前眼部観察光学系により被検眼の
前眼部像を画面表示し、この前眼部像を見ながら、アラ
イメント検出手段からの情報を基に被検眼と装置との前
後方向のアライメント及び上下・左右方向のアライメン
トを行った後に、角膜内皮細胞像の撮影を行う様にして
いる。
を行うためには、角膜内皮(被検眼角膜の内皮)表面に
おいてアライメントを行うのが望ましい。
法としては、照明光を被検眼に向けて斜め方向から照射
して角膜表皮(被検眼角膜の表皮)及び角膜内皮(被検
眼角膜の内皮)で反射させると共に、この角膜表皮及び
角膜内皮からの反射光を被検眼光軸に対し略対称な斜め
方向から受光して、この2つの反射光のうちの角膜内皮
からの反射光の位置から被検眼と装置の距離情報を得る
という方法が知られている。
のアライメント検出は、視標光を被検眼に対し正面から
投影して被検眼角膜で反射させ、この被検眼角膜からの
反射像をPSD等で受像し、その像位置から被検眼と装
置の相対位置関係の情報を得るという方法が知られてい
る。
方向のアライメント検出では、角膜表面における反射率
が角膜内皮における反射率よりも約100倍程度高いた
めに、角膜内皮からの反射像を検出することは不可能に
なり、検出される反射像は角膜表面からのものとなる。
る装置にも拘らず上下・左右方向のアライメントを角膜
表面に対して行うために、装置から提供される情報を基
にアライメントを行っても、内皮細胞像の観察・撮影に
最良の状態になっているとはいえず、撮影がうまくいか
なかったり、アライメントが困難になるという問題が生
じていた。
下・左右方向のアライメントを角膜内皮に対して行って
角膜内皮細胞像の観察・撮影を最良の状態とすることが
できる角膜内皮細胞撮影装置を提供することを目的とす
るものである。
め、請求項1の発明は、被検眼に対して斜め方向から被
検眼に視標光を投影する視標投影光学系と、該視標投影
光学系と該被検眼光軸に対して略対称な方向に設けられ
た該視標光の被検眼角膜内皮細胞面からの反射光を受光
して装置と被検眼の相対位置関係を検出するアライメン
ト検出光学系を、該被検眼光軸に対し対称に一対設けた
角膜内皮細胞撮影装置としたことを特徴とする。
イメント光学系の受光素子を二次元CCDとしたことを
特徴とする。
ト光学系の受光素子を共通としたことを特徴とする。
学系の光源を異なる波長としたことを特徴とする。
胞撮影装置の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明す
る。
置Sは、被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系
10、被検眼Eに固視標を提供する固視標投影光学系2
0(図1(B)参照)、撮影用に角膜Cに斜めからスリ
ット光を照射するための照明光学系30、角膜Cに関す
る被検眼像を撮影するための撮影光学系40、角膜Cに
斜めからアライメント視標光を投影する第1の視標投影
光学系50、角膜Cの角膜内皮細胞面Nによる第1のア
ライメント視標の反射光を受光して装置Sと角膜内皮細
胞面Nの相対位置を検出する第1のアライメント検出光
学系60、第1の視標投影光学系50及びアライメント
検出光学系60と被検眼Eの光軸を軸としてそれぞれ対
称な位置に設けた第2の視標投影光学系50´及び第2
のアライメント検出光学系60´を備えている。
に位置して前眼部をダイレクトに照明する複数個の赤外
光を出射する前眼部観察光源11、赤外光を透過し可視
光を反射するダイクロイックミラー12、対物レンズ1
3、二次元CCD14を有するCCDカメラを備え、O
1はその光軸である。
検眼Eの前眼部の像は、ダイクロイックミラー12を透
過した後、対物レンズ13により集束され二次元CCD
14上に形成される。二次元CCD14は、図示しない
モニタ装置に画像信号を出力して、前眼部像をこのモニ
タ装置(図示せず)の画面15に表示させる。
した様に、可視光を出射する固視標用光源21、ピンホ
ール板22、投影レンズ23、ダイクロイックミラー1
2を有する。
はピンホール板22を経て投影レンズ23により平行光
束とされた後、ダイクロイックミラー12に反射され
る。被検者は、このダイクロイックミラー12に反射さ
れた固視標光を固視目標として注視することにより視線
が固定される。
た撮影用照明光源31、集光レンズ32、スリット板3
3、開口絞り34、可視光を透過し赤外光を反射するダ
イクロイックミラー35、対物レンズ36を有し、O2
はその光軸である。
た可視光は集光レンズ32により集光されスリット板3
3に導かれ、開口絞り34を通過して、ダイクロイック
ミラー35を透過し、対物レンズ36により角膜Cに導
かれ、その角膜表面Tから内部に向かって横切るように
照明する。
されたスリット光束Lの角膜Cにおける反射の様子を示
す。スリット光束Lの一部は空気と角膜Cとの境界面で
ある角膜表面Tにおいてまず反射される。また角膜表面
Tを透過した光束の一部は角膜内皮すなわち角膜内皮細
胞面Nで反射される。角膜表面Tからの反射光束T´の
光量が最も多く角膜内皮細胞面Nからの反射光束N´の
光量は相対的に小さく、角膜実質Mからの反射光束M´
の光量が最も小さい。
を透過し赤外光を反射するダイクロイックミラー42、
マスク43、ミラー44、リレーレンズ45、前眼部観
察光束の妨げとならない位置に配設されると共に物面側
(被検眼E側)の傾斜角θと同一角を持って傾斜するミ
ラー46、二次元CCD14を有し、O3はその光軸で
ある。
よって反射された可視光反射光束は、対物レンズ41に
より集光されつつダイクロイックミラー42を透過しマ
スク43上に結像される。さらにマスク43により角膜
内皮細胞像を形成する以外の余分の反射光束が遮蔽さ
れ、マスク43を通過した反射光束はミラー44で反射
され、リレーレンズ45により集束されつつミラー46
に反射され、CCDカメラ14上に角膜内皮細胞像を形
成する。二次元CCD14はモニタ装置に画像信号を出
力し、モニタ装置(図示せず)の画面15には図2
(B)に示すように角膜内皮細胞像47が表示される。
図2(B)において、破線で示す48は図1のマスク4
3によって遮蔽されないとしたら角膜表面Tからの反射
光束T´により形成される光像である。また、図2
(B)の斜線部分はマスク43によって遮蔽された部分
である。
射する光源51、ピンホール板52、開口絞り53、ハ
ーフミラー54、ダイクロイックミラー35、対物レン
ズ36を有し、O2はその光軸である。
ール板52を通過し、開口絞り53を通過してハーフミ
ラー54で反射され、ダイクロイックミラー35で反射
されて対物レンズ36で集束され角膜Cに導かれる。
により投光された指標光束Fの角膜Cにおける反射の様
子を示す。指標光束Fの一部は空気と角膜Cとの境界面
である角膜Tにおいてまず反射される。また、角膜表面
Tを透過した光束の一部は角膜内皮細胞面Nで反射され
る。角膜表面Tからの反射光束T”の光量が最も多く角
膜内皮細胞面Nからの反射光束N”の光量は相対的に小
さく、角膜実質Mからの反射光束M”の光量が最も小さ
い。
物レンズ41、ダイクロイックミラー42、ハーフミラ
ー54´、二次元CCD61を有するCCDカメラ、ア
ライメント検出回路62を有し、O3はその光軸であ
る。
た指標光の角膜Cによる反射光は、対物レンズ41で集
束されつつダイクロイックミラー42で反射され、ハー
フミラー54´を透過して二次元CCD61上に結像さ
れる。二次元CCD61上には、図3(B)に示すよう
な像が形成される。図3(B)において、63は角膜表
面Tにおいて反射された光束の光像であり、64は角膜
内皮細胞面Nで反射された光束の光像である。アライメ
ント検出回路62は、このうち角膜内皮細胞面N(角膜
内皮)の情報を持った64の位置を検出し、これを基に
角膜内皮細胞面Nの位置を検出する。
出射する光源51´、ピンホール板52´、開口絞り5
3´、ハーフミラー54´、ダイクロイックミラー4
2、対物レンズ41を有し、O3はその光軸である。
対物レンズ36、ダイクロイックミラー35、ハーフミ
ラー54、二次元CCD61´、アライメント検出回路
62を有し、O2はその光軸である。
イメント検出光学系60´は、第1の指標投影光学系5
0、第1のアライメント検出光学系60と同様に角膜内
皮細胞面Nの位置を検出し、二次元CCD61´の出力
はアライメント検出回路62に導かれる。
と共に、この光源51、51´の点滅の位相を半周期ず
らし、角膜Cによる反射光の検出もそれぞれと同期させ
る。これにより、第1の指標投影光学系50による指標
光の反射光が、第2のアライメント検出光学系60´の
出力に影響を与えたり、その逆に第2の指標投影光学系
50´による指標光の反射光が、第1のアライメント検
出光学系60の出力に影響を与えたりすることが無いよ
うにする。
61´上の角膜内皮細胞面Nにおける反射光と光像の状
態を示したもので、角膜表面Tからの反射光の光像は省
略してある。図4において、fは図1の光源51からの
照明光、f´は図1の光源51´からの照明光、64は
照明光fにより二次元CCD61に形成されるピンホー
ル52の像、64´は照明光f´により二次元CCD6
1´に形成されるピンホール52´の像を示す。この像
64,64´の位置から、装置Sと角膜内皮細胞面Nと
のアライメントが合っているか否かが図4(A)〜
(D)の如く分かる。
次元CCD61,61´の中央に位置しているので、装
置Sと角膜内皮細胞面Nとのアライメントが合っている
状態を示している。また、図4(B)は、像64,64
´が二次元CCD61,61´の中央よりも左右方向に
ずれているので、装置Sが角膜内皮細胞面Nに対して左
右方向にずれている状態を示している。更に、図4
(C)は像64,64´が二次元CCD61,61の中
央よりも上方にずれているので、装置Sが角膜内皮細胞
面Nに対して上下方向にずれている状態を示している。
また、図4(D)は像64,64´が二次元CCD6
1,61の中央に対して左右方向に且つ互いに反対方向
にずれているので、装置Sが角膜内皮細胞面Nに対して
前後方向にずれている状態を表わす。
次元CCD61、61´の出力を基に装置Sと角膜内皮
細胞面Nの相対位置関係を演算して、制御回路70に出
力する。制御回路70は、装置Sと角膜内皮細胞面Nの
相対位置関係を表す情報を、図示しない画像生成手段に
よって生成し、モニタ画面15に表示させる。また制御
回路70は、アライメント検出回路62の出力が所定範
囲内に入った場合、光源11、51,51´を消灯し、
撮影用光源31を発光させて角膜内皮細胞像の撮影を行
う。
観察しながら、装置から提供される位置情報を基に装置
Sを移動させ、装置Sと被検眼Eの位置関係が所定範囲
内に入ると角膜内皮細胞像の撮影が行われる。
メント検出用としてふたつの受光部を設けたが、ひとつ
の受光部を共用するように構成してもよい。また二つの
アライメント検出系の光の分離を光源51,51´の点
滅位相をずらして行っているが、必ずしもこれに限定さ
れるものではない。例えば、光源51,51´で発行さ
せられる光の波長を異ならせると共に、ダイクロイック
ミラー35,42は光源51,51´からの光をそれぞ
れ反射させ且つ他の波長の光は透過するように構成して
もよい。
り、アライメント検出手段の出力を基に自動的に装置を
移動させ、角膜内皮細胞像の撮影を行うようにしてもよ
い。
は、被検眼に対して斜め方向から被検眼に視標光を投影
する視標投影光学系と、該視標投影光学系と該被検眼光
軸に対して略対称な方向に設けられた該視標光の被検眼
角膜内皮細胞面からの反射光を受光して装置と被検眼の
相対位置関係を検出するアライメント検出光学系を、該
被検眼光軸に対し対称に一対設けた構成したので、前後
方向と共に上下・左右方向のアライメント検出も角膜内
皮すなわち角膜内皮細胞面に対して行うことができるた
め、検者の負担を軽減させ、撮影のミスの低減を図るこ
とができる。
イメント光学系の受光素子が二次元CCDとしたので、
前後方向と共に上下・左右方向のアライメント検出も一
対の二次元CCDで容易に行うことが出来る。
ト光学系の受光素子が共通としたので、部品点数を減ら
すことができる。
学系の光源が異なる波長としたので、一方のアライメン
ト光学系の光源からのアライメント光が、装置の複数の
光学部品の表面で反射して、他方のアライメント光学系
のアライメント検出に影響を与えるのを防止できる。こ
の結果、より正確なアライメントを行うことが出来る。
の光学系を示す説明図、(B)は角膜内皮細胞撮影装置
の固視標投影光学系の説明図である。
光束と反射との関係を示す説明図、(B)は図1(A)
に示した光学系により撮影されてモニターテレビに映し
出された角膜内皮細胞像の説明図である。
光束(スポット光束)とその反射光束との関係を示す説
明図、(B)は(A)の角膜表面及び角膜内皮からの反
射光束によるアライメント光束像の説明図である。
ライメントが合っている状態でのアライメント光束の説
明図、(B1)は装置が角膜内皮に対して左右方向にず
れている状態でのアライメント光束の説明図、(C1)
は装置が角膜内皮に対して上下方向にずれている状態で
のアライメント光束の説明図、(D1)は装置が角膜内
皮に対して前後方向にずれている状態でのアライメント
光束の説明図である。また、(A)〜(D)は、(A
1)〜(D1)における角膜内皮からの反射光によって、
図1に示したアライメント検出用の一対のエリアCCD
上にそれぞれ形成されたアライメント光束像の説明図で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検眼に対して斜め方向から被検眼に視
標光を投影する視標投影光学系と、該視標投影光学系と
該被検眼光軸に対して略対称な方向に設けられた該視標
光の被検眼角膜内皮細胞面からの反射光を受光して装置
と被検眼の相対位置関係を検出するアライメント検出光
学系を、該被検眼光軸に対し対称に一対設けたことを特
徴とする角膜内皮細胞撮影装置。 - 【請求項2】 前記一対のアライメント光学系の受光素
子を二次元CCDとしたことを特徴とする請求項1に記
載の角膜内皮細胞撮影装置。 - 【請求項3】 前記一対のアライメント光学系の受光素
子を共通としたことを特徴とする請求項1に記載の角膜
内皮細胞撮影装置。 - 【請求項4】 前記一対の視標投影光学系の光源を異な
る波長としたことを特徴とする請求項1に記載の角膜内
皮細胞撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23359195A JP3617705B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 角膜内皮細胞撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23359195A JP3617705B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 角膜内皮細胞撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0975308A true JPH0975308A (ja) | 1997-03-25 |
JP3617705B2 JP3617705B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=16957466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23359195A Expired - Fee Related JP3617705B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 角膜内皮細胞撮影装置 |
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Cited By (8)
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-
1995
- 1995-09-12 JP JP23359195A patent/JP3617705B2/ja not_active Expired - Fee Related
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