JP2015027357A - 眼科撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検眼の前眼部に係る複数種類の撮影を好適に行うことが可能な仕組みを提供する。【解決手段】被検眼Eの前眼部における撮影の目的に応じた異なる2つ以上の撮影モードの中から所定の撮影モードを設定するCPU71と、前記所定の撮影モードとして第1の撮影モードが設定された場合に、対物レンズ42を介して撮影光軸上から被検眼Eの前眼部を照明する撮影光源部O1と、前記所定の撮影モードとして第2の撮影モードが設定された場合に、対物レンズ42を介さず撮影光軸外から被検眼Eの前眼部を照明する前眼照明白色LED43a等を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被検眼を撮影して当該被検眼に係る画像を撮像する眼科撮像装置及びその制御方法に関するものである。
従来の眼科撮像装置は、被検眼の眼底部を撮影することに特化して光学系の配置が行われている。しかしながら、眼科撮像装置と被検者との距離を離すことによって被検眼の前眼部の撮影も可能であり、眼科撮像装置の光学本体と被検者との距離の調整量を大きくすることにより、被検眼の前眼部の撮影も可能とした眼科撮像装置が広く知られている。
例えば、下記の特許文献1では、前眼部照明光源の前方に可視光カットフィルタを挿抜自在に配置することにより、1つの光源で被検眼の前眼部の観察と撮影を実現している。つまり、特許文献1では、被検眼の前眼部の観察時には、可視光カットフィルタを挿入することにより当該前眼部を赤外光で照明している。また、特許文献1では、被検眼の前眼部の撮影時には、可視光カットフィルタを抜去することにより当該前眼部を光軸上から可視光等で照明し、その眼底反射光によって徹照像を得るようにしている。
特開平6−205742号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術では、被検眼の前眼部の撮影において徹照像しか撮影できず、例えば前眼虹彩像や前眼周辺像を得ることは困難であった。即ち、上記の特許文献1に記載の技術では、被検眼の前眼部に係る複数種類の撮影を好適に行うことが困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の前眼部に係る複数種類の撮影を好適に行うことが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼科撮像装置は、被検眼を撮影して前記被検眼に係る画像を撮像する眼科撮像装置であって、前記被検眼の前眼部における前記撮影の目的に応じた異なる2つ以上の撮影モードの中から所定の撮影モードを設定する設定手段と、前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第1の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸上から前記被検眼の前眼部を照明する第1の照明手段と、前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第2の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸外から前記被検眼の前眼部を照明する第2の照明手段と、を有する。
また、本発明は、上述した眼科撮像装置の制御方法を含む。
本発明によれば、被検眼の前眼部に係る複数種類の撮影を好適に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る眼科撮像装置の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す前眼撮影照明光源ユニットの詳細な構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、前眼虹彩撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、照明光源の光束分布の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、被検眼の前眼部撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、被検眼の前眼部撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮像装置の概略構成の一例を示す模式図である。図1に示す眼科撮像装置100は、被検眼Eを撮影して当該被検眼Eに係る画像を撮像する装置である。なお、図1には、被検者の各部のうち被検眼Eのみを図示している。
図1に示す眼科撮像装置100は、当該眼科撮像装置100の全体を支えるベース部(1〜5)と、撮影機構を有するヘッド部(6)と、医師等の操作者が操作するための操作部(8)を備えて構成されている。
眼科撮像装置100のベース部は、ベース1、顔受け2、顎受け3、z−xステージ4、及び、yステージ5を有して構成されている。
被検者は、顔受け2に額を合わせ、顎受け3に顎を乗せ、撮影時に顔及び眼を静止させる。z−xステージ4は、ベース1上をz−x方向に移動可能であり、yステージ5は、y方向に移動可能である。
眼科撮像装置100のヘッド部は、光学本体6を有して構成されている。この光学本体6は、被検眼Eを照明して撮影を行い、その結果得られる被検眼Eに係る像を被検眼画像として記録する一連の構成を有している。また、眼科撮像装置100のヘッド部は、z−xステージ4とyステージ5の移動によって、ベース1上で前後/左右/上下に移動して被検者に対して光学本体6の位置合わせを行うことが可能である。
以下に、光学本体6の詳細な構成について説明する。
光学本体6の光学系は、大まかに分けると、撮影光源部O1、観察光源部O2、照明光学系O3、撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5、内部固視灯部O6から構成される。撮影光源部O1、または、観察光源部O2によって射出された光束は、照明光学系O3、撮影/照明光学系O4を経て、被検者の被検眼Eを照明し、その像は、撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5を経て撮像素子55に結像される。
撮影光源部O1は、以下のような構成により、可視光である白色光のリング照明を作り出す。
撮影光源11は、例えば、可視光である白色光を発光する白色LEDを円環状に配置した白色LEDアレイによって構成されている。即ち、撮影光源11からの白色光は、環状光となる。
撮影コンデンサレンズ12は、一般的な球面レンズである。
撮影リングスリット13は、環状の開口を持った平板である。
撮影水晶体バッフル14は、これも環状の開口を持った平板である。
撮影光源11からの白色光の光束は、撮影コンデンサレンズ12によって被検眼Eの眼底に向けて集光され、撮影リングスリット13によって被検眼Eの前眼部を通過する際の光束形状が環状となるよう成形される。さらに、撮影水晶体バッフル14によって、被検眼Eの水晶体へ投影される光束を制限し、眼底像に不要な被検眼Eの水晶体からの反射光が混入することを防いでいる。
観察光源部O2は、以下のような構成により、赤外光のリング照明を作り出す。
観察光源21は、例えば、ハロゲンランプやLEDなど連続発光可能な光源であり、素子の特性や光学フィルタによって赤外光を発光する。
観察コンデンサレンズ22は、一般的な球面レンズである。
観察リングスリット23は、環状の開口を持った平板である。
観察水晶体バッフル24は、これも環状の開口を持った平板である。
この観察光源部O2の各構成は、撮影光源部O1の各構成と光源の種類が異なるだけである。即ち、観察コンデンサレンズ22で観察光源21からの光束を被検眼Eの眼底に向けて集光し、観察リングスリット23で被検眼Eの前眼部での光束の形状を整え、観察水晶体バッフル24で眼底像に被検眼Eの水晶体からの反射光が混入するのを防ぐ。
照明光学系O3は、以下のような構成により、撮影光源部O1、観察光源部O2で生成された光束をリレーするとともに、眼底像の焦点合わせのための指標像を造りこむ。
ダイクロイックミラー31では、撮影光源部O1で生成された可視光による光束は反射し、観察光源部O2で生成された赤外光による光束は透過させて照明光学系O3に導光する。
第1の照明リレーレンズ32、及び、第2の照明リレーレンズ34は、これらによってリング照明を被検眼Eに結像する。
スプリットユニット33は、フォーカス指標光源33a、プリズム33b、フォーカス指標マスク33c、スプリットシフト駆動モータM1、及び、スプリット位置センサS1を備えて構成されている。フォーカス指標光源33aは、フォーカス指標を投影するための光を発する。プリズム33bは、光を分割等するためのものである。フォーカス指標マスク33cは、フォーカス指標の外形を示すものである。スプリットシフト駆動モータM1は、33a〜33cの構成を図中の矢印方向に移動させることでフォーカス指標を光軸方向にシフト移動させる(フォーカス指標の焦点状態を変化させる)ためのものである。スプリット位置センサS1は、33a〜33cの構成の停止位置を検出するためのものである。
スプリット挿抜駆動モータM2は、スプリットユニット33を照明光学系O3に対して進退させるためのモータである。具体的に、スプリット挿抜駆動モータM2は、被検眼Eの観察時には、スプリットユニット33を照明光学系O3に進入させて観察像の中にスプリット指標を投影する。また、スプリット挿抜駆動モータM2は、被検眼Eの撮影時には、スプリットユニット33を照明光学系O3から抜去させ、撮影像の中にフォーカス指標が写りこむことがないように制御する。
角膜バッフル35は、眼底像に不要な被検眼Eの角膜からの反射光の写りこみを防ぐためのものである。
撮影/照明光学系O4は、以下のような構成により、被検眼Eに対して照明光束を投影するとともに、被検眼Eに係る像を導出する。
穴あきミラー41は、外周部がミラー、中央部が穴となっている。照明光学系O3から導かれた光束は、穴あきミラー41のミラー部分で反射して、対物レンズ42を介して被検眼Eの眼底を照明する。当該照明により得られた被検眼Eの眼底像は、対物レンズ42を戻り、穴あきミラー41の中央部の穴を通って撮影光学系O5に導出される。
前眼照明光源ユニット43は、被検眼Eの前眼部を照明するための光源である。
前眼照明光拡散板44は、前眼照明光源ユニット43からの光を拡散させるための拡散板である。
ここで、前眼照明光源ユニット43の詳細な構成について説明を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す前眼撮影照明光源ユニットの詳細な構成の一例を示す図である。
図2に示すように、前眼照明光源ユニット43は、前眼照明光源基板43pと、前眼照明白色LED43a〜43dと、前眼照明赤外LED43e〜43hを備えて構成されている。前眼照明光源基板43pは、図1に示す対物レンズ42の外周部に配された円環状のプリント基板である。前眼照明白色LED43a〜43d及び前眼照明赤外LED43e〜43hは、前眼照明光源基板43p上に円環状に実装されている。ここで、前眼照明赤外LED43e〜43hは、被検眼Eの前眼部を赤外光で照明するものであり、前眼照明白色LED43a〜43dは、被検眼Eの前眼部を可視光で照明するものである。前眼照明白色LED43a〜43dの点灯及び消灯、並びに、前眼照明赤外LED43e〜43hの点灯及び消灯は、後述するCPU71によって制御される。
図1に示す前眼照明光拡散板44は、前眼照明白色LED43a〜43dや前眼照明赤外LED43e〜43hからの光束を拡散することにより、被検眼Eの前眼部に均一な拡散光(白色光や赤外光)を照射するために機能する。なお、図2に示す例では、前眼照明白色LED43a〜43d及び前眼照明赤外LED43e〜43hを、それぞれ、4個ずつ設けた例を示しているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではない。これらの個数は、均一な照明を作り出すことと、撮影に十分な光量を発光するために決定されるものであり、4個以外の個数であってもよい。
ここで、再び、図1の説明に戻る。
撮影光学系O5は、以下のような構成により、被検眼Eの眼底像の焦点調節を行った上で撮像素子55に結像を行う。
視度補正レンズ51は、フォーカスレンズ52で焦点調整困難な強度の近視・遠視の被検眼Eの眼底にピントを合わせるために、光軸上に進退可能に設置される凸レンズ(51a)及び凹レンズ(51b)を備える。
視度補正レンズ進退駆動モータM4は、被検者が強度の近視である場合には視度補正−レンズ51bを進入させ、被検者が強度の遠視である場合には視度補正+レンズ51aを撮影光学系O5に対して挿入させる。
フォーカスレンズ52は、穴明きミラー41の中央の穴を通過した撮影光束の焦点調節を行うためのレンズであり、図中の矢印方向に移動することで焦点調節を行う。
フォーカスレンズ駆動モータM3は、フォーカスレンズ52を駆動して焦点を合わせるためのものであり、フォーカスレンズ位置センサS3は、フォーカスレンズ52の停止位置を検出するためのものである。
撮影レンズ53は、ここまでの光束を結像するためのレンズである。
ハーフミラー54は、撮影光束を分割する。
撮像素子55は、撮影光を光電変換する。撮像素子55で得られた電気信号は、デジタルデータとすべく画像処理部72によってA/D変換される。そして、赤外観察時には、例えば画像処理部72による画像処理後の画像がモニタ73に表示され、撮影後には、例えば画像処理部72による画像処理後の画像が記録媒体74に記録される(当該画像がモニタ73に表示されてもよい)。
内部固視灯部O6は、ハーフミラー54によって、撮影光学系O5から光路が分かれて、その光路に対して内部固視灯ユニット61が対向している。
内部固視灯ユニット61は、複数のLEDによって構成され、検査者(操作者)が選択した固視部に対応した位置のLEDを点灯させる。そして、点灯したLEDを被検者が固視することにより、検査者は所望の向きの眼底像等を得ることができる。
さらに、光学本体6には、CPU71、画像処理部72、モニタ73、記録媒体74が設けられている。
CPU71は、必要に応じて眼科撮像装置100における各構成を制御することにより、眼科撮像装置100における動作を統括的に制御する。
画像処理部72は、撮像素子55で得られた電気信号を画像処理して、被検眼Eに係る画像を生成等する。
モニタ73は、画像処理部72で得られた画像等を表示するものである。さらに、モニタ73は、例えば、CPU71の制御に基づいて、各種の情報を表示する。
記録媒体74は、画像処理部72で得られた画像等を記録するものである。さらに、記録媒体74は、例えば、CPU71の制御に基づいて各種の情報を記録し、また、CPU71が処理するプログラム等を記録する。
操作部8は、ジョイスティック81、及び、撮影モード切り換えスイッチ82を有して構成されている。
ジョイスティック81は、ベース1の所定の位置に配置されている。このジョイスティック81は、全体が前後左右方向に傾倒するよう構成されており、撮影スイッチ81a、上下動ダイアル81b、及び、フォーカスダイアル81cを有して構成されている。操作者は、ヘッド部(6)を前後左右に動かす時にはジョイスティック81全体を所望の方向に傾倒させる。また、操作者は、被検眼Eの撮影をする時には撮影スイッチ81aを押し下げ、ヘッド部(6)を上下方向に動かす時には上下動ダイアル81bを回転させ、フォーカス状態を変更する時にはフォーカスダイアル81cを回転させる。これらの操作は、全て、不図示のセンサを介して、CPU71において検知され、CPU71は、必要に応じて、不図示のx/y/zアクチュエータを駆動したり、スプリット挿抜駆動モータM2やフォーカスレンズ駆動モータM3を駆動したりする。なお、撮影スイッチ81aは、二段階のスイッチとなっている。撮影スイッチ81aの一段階目のスイッチは、例えばAE(自動露光量調整)作動やAF(自動焦点調整)作動などの撮影準備動作の作動を入力し、撮影スイッチ81aの二段階目のスイッチは、撮影動作の作動を入力するよう割り付けられている。
撮影モード切り換えスイッチ82は、z−xステージ4上の所定の位置に配置されている。この撮影モード切り換えスイッチ82は、押すたびに、撮影モードが"眼底撮影"→"前眼徹照撮影"→"前眼虹彩撮影"→"前眼外眼撮影"→"眼底撮影"の順に切り替わるようになっている。ここで、CPU71は、操作者による撮影モード切り換えスイッチ82の操作入力を検知し、当該検知の結果に基づいて、被検眼Eの前眼部における撮影の目的に応じた異なる2つ以上の撮影モードの中から実際に撮影を行う所定の撮影モードを設定する設定手段を構成する。
次に、被検眼Eの前眼部の撮影モードにおける撮影動作について説明を行う。
前眼徹照撮影は、被検眼Eの水晶体の混濁を観察するための撮影法であり、被検眼Eの正面から撮影光を発光し、被検眼Eの水晶体を通過した眼底反射光が再度水晶体を通過した際のその像に基づく画像を記録する。このときの撮影光としては、撮影光源部O1によって射出される撮影光軸上の白色光を用いる。
前眼虹彩撮影は、被検眼Eの瞳孔周辺の虹彩部を観察するための撮影法であり、瞳孔が縮瞳した状態であれば被検眼Eの虹彩部が拡大し、より観察性の良い画像が得られる。この前眼虹彩撮影における眼科撮像装置100の動作方法を図3を用いて以下に説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、前眼虹彩撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図3に示すステップS100の「START」は、操作者により撮影モード切り換えスイッチ82が操作されて"前眼虹彩撮影"が選択され、これをCPU71が検知することが契機となる。
前眼虹彩撮影が開始すると、ステップS101において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの一段階目のスイッチであるスイッチSW1がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW1がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW1がオンするまで、ステップS101で待機する。
一方、ステップS101の判断の結果、スイッチSW1がオンした場合には、ステップS102に進む。
ステップS102に進むと、CPU71は、被検眼Eに対して縮瞳照明発光を行う制御をする。具体的に、CPU71は、前眼虹彩撮影を行う前の被検眼Eの観察時に、撮影光源部O1が発する白色光を被検眼E(被検眼Eの前眼部)に対して照射する制御を行って、被検眼Eの縮瞳を促して虹彩部を拡大させる。
続いて、ステップS103において、CPU71は、被検眼Eの縮瞳状態を判断する。具体的に、CPU71は、撮像素子55に結像された被検眼Eの観察像を画像処理部72を介して解析し、瞳孔径が閾値未満となったか否かを判断する(本実施形態では、瞳孔径が虹彩部の観察に十分な小ささになったか否かを判断する)。
この判断の結果、瞳孔径が閾値未満となっていない場合には、瞳孔径が閾値未満となるまで、ステップS103で待機する。
一方、ステップS103の判断の結果、瞳孔径が閾値未満となった場合には、ステップS104に進む。
ステップS104に進むと、CPU71は、縮瞳照明を消灯し、且つ、前眼照明光源ユニット43の前眼照明赤外LED43e〜43hを点灯する制御を行う。この前眼照明赤外LED43e〜43hを点灯することにより、被検眼Eの前眼部を赤外光で照明し、被検眼Eの前眼部の観察を行える。
続いて、ステップS105において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの二段階目のスイッチであるスイッチSW2がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW2がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW2がオンするまで、ステップS105で待機する。
一方、ステップS105の判断の結果、スイッチSW2がオンした場合には、ステップS106に進む。
ステップS106に進むと、CPU71は、ステップS104で点灯させた前眼照明赤外LED43e〜43hを消灯した上で、前眼照明光源ユニット43の前眼照明白色LED43a〜43dを点灯させて、撮影動作を行う。
その後、ステップS107において、CPU71は、ステップS106の撮影動作により得られた画像を記録媒体74に記録し或いはモニタ73に表示等した後、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
この図3に示すフローチャートの処理を経ることにより、前眼虹彩撮影において、瞳孔を縮瞳させて虹彩部の面積を大きくした撮影ができるとともに、必要量だけの白色光の投光で撮影が終了するので、被検者が感じる眩しさは小さくて済む。
なお、図3に示すフローチャートでは、縮瞳照明消灯の判定基準として瞳孔径を用いるものであった(S103)。しかしながら、本実施形態においては、この態様に限定されるものではなく、例えば、縮瞳照明(可視光の照明)の点灯時間が所定時間を経過したか否かによって縮瞳照明を消灯するか否かを判定する判定基準を用いることも可能である。また、例えば、縮瞳照明消灯の判定基準として、縮瞳照明の点滅回数などの他の判定基準を用いることも可能である。
また、本実施形態においては、図3のステップS104の処理を行った後、眼科撮像装置100の撮影準備が整ったと判定し、図3のステップS105の処理を省き、直接、図3のステップS106の撮影動作に移行しても構わない。
前眼外眼撮影(前眼周辺像の撮影)は、一連の眼底検査の中で、その被検者の顔立ちを紐付けるためや、被検眼Eの眼球周囲の状態を記録するための撮影法である。したがって、直接反射の少ない、前眼照明白色LED43a〜43dを用いた撮影を行う。
次に、照明光源による照明の性質の違いについて説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態を示し、照明光源の光束分布の一例を示す図である。
本実施形態においては、被検眼Eの照明光として、撮影光源部O1によって発生する集光白色光、観察光源部O2によって発生する集光赤外光、前眼照明光源ユニット43によって発生する拡散白色光及び拡散赤外光がある。
図4中の矢印は、照明光源の光束分布のベクトルを示している。
撮影光源部O1や観察光源部O2によって発生する光は、撮影リングスリット13や観察リングスリット23の像を被検眼Eの眼底に投影する集光された光である。即ち、これらの光は、図4に示すように、対物レンズ42を介して撮影光軸上から被検眼Eを照明する集光された光である。したがって、これらの光は、指向性を強く持ち、眼底撮影時には瞳孔径程度の径しかない光であり、前眼撮影時には、ヘッド部(6)を被検者から離すことによって、やや広がりを持つが、それでも狭い光束である。指向性を持った光による画像は、影がほとんど発生しないため、フラットでハイコントラストな画像となる。
また、前眼照明光源ユニット43によって発生する光は、前眼照明光拡散板44によって拡散され、被検眼Eの周辺部まで含めて均一な拡散光となる。即ち、これらの光は、図4に示すように、対物レンズ42を介さず撮影光軸外から被検眼Eを照明する拡散光である。したがって、これらの光は、照明光としては、弱く多方向のベクトルを持った光線の集まりであり、そのような光源から得られる画像は、柔らかい反射光と影によって作られるので柔らかな画像となる。
被検眼Eの眼底像は、瞳孔という狭い隙間から照明し、反射率の低い網膜の反射像を撮影するために集光された光が必要になる。被検眼Eの徹照像も、同様に、瞳孔を通した光を必要とするので、集光された光が必要になる。
一方、被検眼Eの虹彩像や外眼像(前眼周辺像)は、瞳孔を通さない直接的な照明になる。このため、集光された光では、コントラストが高すぎて診断対象には適さない。逆に、拡散された光であれば、柔らかい画像となるため、診断対象に適したものとなる。
次に、第1の実施形態の被検眼Eの前眼部撮影における処理手順について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、被検眼の前眼部撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この図5に示すフローチャートは、前眼部撮影待機状態となったことを契機としてスタートする(S200)。この際、眼科撮像装置100では、CPU71の制御によって、前眼照明赤外LED43e〜43hが点灯し、被検眼Eの前眼部の観察状態となっているものとする。
そして、ステップS201において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの一段階目のスイッチであるスイッチSW1がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW1がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW1がオンするまで、ステップS201で待機する。
一方、ステップS201の判断の結果、スイッチSW1がオンした場合には、ステップS202に進む。
ステップS202に進むと、CPU71は、前眼照明赤外LED43e〜43hを消灯し、代わりに、前眼照明白色LED43a〜43dを点灯する制御を行う。
続いて、ステップS203において、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測光処理を行う。この測光処理は、被検眼Eの前眼部の撮影動作(後工程のS207)における撮影条件の調整の1つであるAE(自動露光量調整)を行うためのものである。
続いて、ステップS204において、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測距処理を行う。この測距処理は、被検眼Eの前眼部の撮影動作(後工程のS207)における撮影条件の調整の1つであるAF(自動焦点調整)を行うためのものである。
このステップS203及びS204における撮影条件調整処理は、ステップS202の処理後に撮像素子55で得られた画像を、画像処理部72を介して、CPU71によって処理することによりなされる。このステップS203及びS204における撮影条件調整処理を行うCPU71は、撮影条件調整手段を構成する。
続いて、ステップS205において、CPU71は、前眼照明白色LED43a〜43dを消灯し、前眼照明赤外LED43e〜43hを点灯する制御を行う。ここで、本実施形態においては、ステップS202からステップS205までの処理に係る前眼照明白色LED43a〜43dの点灯時間は、数十msec程度である。
続いて、ステップS206において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの二段階目のスイッチであるスイッチSW2がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW2がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW2がオンするまで、ステップS206で待機する。
一方、ステップS206の判断の結果、スイッチSW2がオンした場合には、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、CPU71は、ステップS205で点灯させた前眼照明赤外LED43e〜43hを消灯した上で、撮影照明白色LED43a〜43dを点灯させて、撮影動作を行う。このステップS207の撮影動作においては、ステップS203の処理により調整されたAE(自動露光量調整)やステップS204の処理により調整されたAF(自動焦点調整)等に基づく撮影が行われる。
その後、ステップS208において、CPU71は、ステップS207の撮影動作により得られた画像を記録媒体74に記録し或いはモニタ73に表示等した後、図5に示すフローチャートの処理を終了する。
被検眼Eの前眼部撮影は、可視光である白色光の下で行われるものである。したがって、撮影条件の調整、つまりAE(自動露光量調整)/AF(自動焦点調整)といった自動調整動作は、白色光の照明下でやることが望ましい。ここで、赤外光の照明下で撮影条件の調整を行った場合、実際の撮影に用いる白色光との波長差によって、測光値も測距値もズレを生じてしまい、そのズレ量は被写体依存であるので、補正も難しくなる。
そこで、本実施形態では、図5に示すフローチャートのように、被検眼Eの前眼部の撮影前(被検眼Eの前眼部の観察中)であって、AE/AFといった撮影条件の調整を行う時のみ、白色光を発光させるようにしている。
かかる構成によれば、被検者が感じる眩しさを最小限に抑えつつ、AE/AFといった撮影条件の調整の精度を高めることが可能となる。その結果、被検眼Eの前眼部における撮影を簡便かつ好適に行うことができるとともに、見えの良い前眼部画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る眼科撮像装置100は、前眼徹照像の撮影を目的とする撮影モード(第1の撮影モード)が設定された場合に、対物レンズ42を介して撮影光軸上から被検眼Eの前眼部を照明する撮影光源部O1(第1の照明手段)を備えている。この際、撮影光源部O1は、環状光を被検眼Eに集光させるように構成された照明光学系を介して照明を行う。
さらに、本実施形態に係る眼科撮像装置100は、前眼虹彩像の撮影や前眼周辺像の撮影を目的とする撮影モード(第2の撮影モード)が設定された場合に、対物レンズ42を介さず撮影光軸外から被検眼Eの前眼部を照明する前眼照明白色LED43a〜43d(第2の照明手段)を備えている。この際、前眼照明白色LED43a〜43dは、光を拡散させるための光拡散部材である前眼照明光拡散板44を介して照明を行う。
かかる構成によれば、被検眼Eの前眼部に係る複数種類の撮影を好適に行うことができる。例えば、前眼虹彩像の撮影において、対物レンズ42を介して撮影光軸上から被検眼Eを照明(即ち眼球正面から照明)した場合には、虹彩部の画像が正反射成分によって白飛びしてしまうという不具合が生じ得るが、本実施形態では、撮影光軸外から被検眼Eを照明しているため、このような不具合を回避することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明を行う。
第2の実施形態に係る眼科撮像装置の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係る眼科撮像装置100の概略構成と同様である。
以下に、第2の実施形態の被検眼Eの前眼部撮影における処理手順について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態を示し、被検眼の前眼部撮影における眼科撮像装置の制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この図6に示すフローチャートは、前眼部撮影待機状態となったことを契機としてスタートする(S300)。この際、眼科撮像装置100では、CPU71の制御によって、前眼照明赤外LED43e〜43hが点灯し、被検眼Eの前眼部の観察状態となっているものとする。
そして、ステップS301において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの一段階目のスイッチであるスイッチSW1がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW1がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW1がオンするまで、ステップS301で待機する。
一方、ステップS301の判断の結果、スイッチSW1がオンした場合には、ステップS302に進む。
ステップS302に進むと、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測光処理を行う。この測光処理は、被検眼Eの前眼部の観察状態(具体的には、被検眼Eの前眼部が前眼照明赤外LED43e〜43hからの赤外光で照明されている状態)で行われる。
続いて、ステップS303において、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測距処理を行う。この測距処理は、被検眼Eの前眼部の観察状態(具体的には、被検眼Eの前眼部が前眼照明赤外LED43e〜43hからの赤外光で照明されている状態)で行われる。
このステップS302及びS303における処理は、被検眼Eの前眼部の観察状態において撮像素子55で得られた画像を、画像処理部72を介して、CPU71によって処理することによりなされる。この際、上述したように、被検眼Eの前眼部は、前眼照明赤外LED43e〜43hからの赤外光で照明されている状態である。したがって、このステップS302及びS303における処理で得られる測光値及び測距値は、赤外光に対して最適化されたものであり、赤外光による被検眼Eの前眼部の観察状態では最適なものであるが、白色光において撮影した場合には最適なものではない。即ち、ステップS302及びS303における処理は、被検眼Eの前眼部の観察状態において、被検眼Eの前眼部の最適な観察像(観察画像)を得るための処理である。
続いて、ステップS304において、CPU71は、操作者により撮影スイッチ81aが操作されて、撮影スイッチ81aの二段階目のスイッチであるスイッチSW2がオンしたか否かを判断する。
この判断の結果、スイッチSW2がオンしていない(即ちオフである)場合には、スイッチSW2がオンするまで、ステップS304で待機する。
一方、ステップS304の判断の結果、スイッチSW2がオンした場合には、ステップS305に進む。
ステップS305に進むと、CPU71は、前眼照明赤外LED43e〜43hを消灯し、代わりに、前眼照明白色LED43a〜43dを点灯する制御を行う。
続いて、ステップS306において、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測光処理を行う。この測光処理は、被検眼Eの前眼部の撮影動作(後工程のS308)における撮影条件の調整の1つであるAE(自動露光量調整)を行うためのものである。
続いて、ステップS307において、CPU71は、被検眼Eの前眼部における測距処理を行う。この測距処理は、被検眼Eの前眼部の撮影動作(後工程のS308)における撮影条件の調整の1つであるAF(自動焦点調整)を行うためのものである。
このステップS306及びS307における撮影条件調整処理は、ステップS305の処理後に撮像素子55で得られた画像を、画像処理部72を介して、CPU71によって処理することによりなされる。このステップS306及びS307における撮影条件調整処理を行うCPU71は、撮影条件調整手段を構成する。
続いて、ステップS308において、CPU71は、ステップS305の状態(即ち、前眼照明赤外LED43e〜43hを消灯し、撮影照明白色LED43a〜43dを点灯した状態)で、撮影動作を行う。このステップS308の撮影動作においては、ステップS306の処理により調整されたAE(自動露光量調整)やステップS307の処理により調整されたAF(自動焦点調整)等に基づく撮影が行われる。
その後、ステップS309において、CPU71は、ステップS308の撮影動作により得られた画像を記録媒体74に記録し或いはモニタ73に表示等した後、図6に示すフローチャートの処理を終了する。
本実施形態では、観察の終了後であって撮影の直前に、数十msec程度の白色光の発光を行うだけでAE/AFといった撮影条件の調整を行うことができるため、被検者にとって、より違和感のない好適な撮影を行うことができる。
本実施形態によれば、被検者が感じる眩しさを最小限に抑えつつ、AE/AFといった撮影条件の調整の精度を高めることが可能となる。その結果、被検眼Eの前眼部における撮影を簡便かつ好適に行うことができるとともに、見えの良い前眼部画像を得ることができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ベース、2 顔受け、3 顎受け、4 z−xステージ、5 yステージ、6 光学本体、8 操作部、11 撮影光源、12 撮影コンデンサレンズ、13 撮影リングスリット、14 撮影水晶体バッフル、21 観察光源、22 観察コンデンサレンズ、23 観察リングスリット、24 観察水晶体バッフル、31 ダイクロイックミラー、32 第1の照明リレーレンズ、33 スプリットユニット、33a フォーカス指標光源、33b プリズム、33c フォーカス指標マスク、34 第2の照明リレーレンズ、35 角膜バッフル、41 穴あきミラー、42 対物レンズ、43 前眼照明光源ユニット、44 前眼照明光拡散板、51 視度補正レンズ、51a 凸レンズ、51b 凹レンズ、52 フォーカスレンズ、53 撮影レンズ、54 ハーフミラー、55 撮像素子、61 内部固視灯ユニット、71 CPU、72 画像処理部、73 モニタ、74 記録媒体、81 ジョイスティック、81a 撮影スイッチ、81b 上下動ダイアル、81c フォーカスダイアル、82 撮影モード切り換えスイッチ、100 眼科撮像装置、E 被検眼

Claims (7)

  1. 被検眼を撮影して前記被検眼に係る画像を撮像する眼科撮像装置であって、
    前記被検眼の前眼部における前記撮影の目的に応じた異なる2つ以上の撮影モードの中から所定の撮影モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第1の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸上から前記被検眼の前眼部を照明する第1の照明手段と、
    前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第2の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸外から前記被検眼の前眼部を照明する第2の照明手段と、
    を有することを特徴とする眼科撮像装置。
  2. 前記第1の照明手段は、環状光を前記被検眼に集光させるように構成された照明光学系を介して照明を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮像装置。
  3. 前記第2の照明手段は、光を拡散させるための光拡散部材を介して照明を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の眼科撮像装置。
  4. 前記第2の撮影モードは、前眼虹彩像を撮影することを目的とする撮影モードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  5. 前記第2の撮影モードは、前眼周辺像を撮影することを目的とする撮影モードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  6. 前記第1の撮影モードは、前眼徹照像を撮影することを目的とする撮影モードであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮像装置。
  7. 被検眼を撮影して前記被検眼に係る画像を撮像する眼科撮像装置の制御方法であって、
    前記被検眼の前眼部における前記撮影の目的に応じた異なる2つ以上の撮影モードの中から所定の撮影モードを設定手段で設定するステップと、
    前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第1の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸上から前記被検眼の前眼部を照明するステップと、
    前記設定手段において前記所定の撮影モードとして第2の撮影モードが設定された場合に、撮影光軸外から前記被検眼の前眼部を照明するステップと、
    を有することを特徴とする眼科撮像装置の制御方法。
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