JP2013034529A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シート構成を有効に活用しつつ、表皮材の一部をクッション材に意匠性良く固定することにある。
【解決手段】表皮材一部における第一部位22fとの対面箇所に係止部材42を設けて、第二溝部22内の被係止部材46に固定可能とするとともに、表皮材一部における第二部位22sとの対面箇所を第二部位22sに配置可能とし、係止部材42の一側を、第二部位22s側に突設するとともに、第二溝部22の延設方向で見て、係止部材42の一側において第二部位22sに突出する突設部分43の長さ寸法を、突設部分43を除く第二部位22sの長さ寸法よりも短く設定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、表皮材と、クッション材と、クッション材の溝部(表皮材一部を引込み可能な部位)を備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションとシートバックを備えた車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。このシートクッションは、乗員を弾性支持するクッション材と、クッション材を被覆する表皮材とを有する。
クッション材は、シート外形をなす略矩形の部材であり、第一溝部と、一対の第二溝部と、被係止部材(ワイヤ状)を有する。
第一溝部は、シート幅方向に延びる凹部位であり、クッション材(着座側)の略中央に形成される。また一対の第二溝部は、それぞれシート前後に延びて第一溝部に交差する凹部位であり、クッション材(着座側)の両側に形成される。そして複数の被係止部材を、それぞれ第一溝部と第二溝部内に埋設しつつ、同溝部内の凹部から部分的に露出させる。
また表皮材は、袋状の部材(布帛又は皮革製)であり、複数の係止部材(ワイヤ状)を有する。
複数の係止部材は、表皮材の裏面側に取付けられて、各溝部に対面配置する。このとき公知技術では、第二溝部に対面する係止部材が、第一溝部付近で途切れた状態とされて表皮材に取付けられる。
そして公知技術では、クッション材の着座側を表皮材で覆いつつ、表皮材一部を各溝部内に引込む。このとき係止部材と被係止部材を係止することにより、表皮材一部を各溝部に引込み状に固定できる。
ところで上述のシート構成では、シートの意匠性等を考慮して、第二溝部の一部分にのみ表皮材を引込み状に固定することがある。
例えば表皮材を、第二溝部の一側(第一溝部との交差部分からクッション材の一側に延びる部分)に引込み状に固定する。また表皮材を、第二溝部の他側(交差部分からクッション材の他側に延びる部分)に非固定状態で配置する。
特開2004−41252号公報
しかし公知技術の構成では、係止部材が、第一溝部付近で途切れて第二溝部に対面する。このため係止部材の途切れた部分(溝部の交差部分)において、表皮材の引込みが甘くなるなどして、シートの意匠性が悪化することがあった。
もっとも係止部材を長尺として、第二溝部の全長に渡って対面配置することもできる。しかしそうすると、第二溝部の他側(表皮材の非引込み箇所)に係止部材を取付けることとなり、比較的無駄の多い構成となる(シート構成の活用性に劣る構成となる)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材の一部をクッション材に意匠性良く固定することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションやシートバックなどのシート構成部材を有する。
そしてシート構成部材が、クッション材と、第一溝部と、第二溝部と、表皮材を有する。クッション材は、シート外形をなして弾性的に乗員を支持可能な部材である。また第一溝部は、クッション材の着座側においてシート幅方向に延びる部位であり、第二溝部は、クッション材の着座側において第一溝部に交差する部位である。そして表皮材は、クッション材を被覆可能な部材である。
本発明では、クッション材を表皮材で被覆しつつ、表皮材一部の少なくとも一部を、第一溝部と第二溝部に引込み状に固定可能である。このとき第二溝部を、第一溝部との交差部分からクッション材の一側に延びる第一部位と、交差部分からクッション材の他側に延びる第二部位とに区分けする。
そして第一部位に対して表皮材一部を引込み状に固定するのであるが、この種のシート構成では、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材の一部をクッション材に意匠性良く固定できることが望ましい。
そこで本発明では、上述の表皮材一部における第一部位との対面箇所に係止部材を設けて、第二溝部内の被係止部材に固定可能とする。また表皮材一部における第二部位との対面箇所を第二部位に配置可能とする。
そして係止部材の一側を第二部位側に突設するとともに、第二溝部の延設方向で見て、係止部材の一側において第二部位に突出する突設部分の長さ寸法を、突設部分を除く第二部位(表皮材の非引込み箇所)の長さ寸法よりも短く設定した。
本発明では、係止部材を第二部位側に突設する(第一溝部と第二溝部の交差部分を跨ぐように配置する)ことで、同交差部分における表皮材の引込み力の低下を極力防止できる。さらに係止部材の突設部分の長さ寸法を極力短く設定することで、比較的無駄のないシート構成とすることができる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述のシート構成部材が、シートクッションである。そして第一部位が、第一溝部との交差部分からシートバックが配置するクッション材の一側に延びる。
本発明では、シートバック寄りの第一部位(着座時の乗員の押圧を受けやすい部位)において、表皮材の一部をクッション材に固定することで、表皮材の取付け安定性を向上させることができる。
本発明によれば、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材の一部をクッション材に意匠性良く固定することができる。また第2発明によれば、表皮材の取付け安定性を向上させることができる。
車両用シートの斜視図である。 (a)は、表皮材の斜視図であり、(b)は、変形例にかかる表皮材の斜視図である。 クッション材の上面図である。 図1のIV−IV線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお各図には、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを適宜付す。
図1の車両用シート2は、シート構成部材(シートクッション4,シートバック6)を有する。シートバック6は、シートクッション4の後部に起倒可能に連結される。
これらシート構成部材は、シート骨格をなすフレーム部材(4F,6F)と、シート外形をなすクッション材(4P,6P)と、クッション材に被覆の表皮材(4S,6S)を有する。
そしてシートクッション4は、上述の構成4F,4P,4Sと、複数の溝部(第一溝部21,第二溝部22)と、係止構造41〜46を有する(図1〜図4を参照、各部材の詳細は後述)。
本実施例では、フレーム部材4F上にクッション材4Pを配置しつつ、クッション材4Pの着座側を表皮材4Sで被覆する。そしてクッション材4Pに設けた複数の溝部21,22に、表皮材一部(18a、18b)を引込み状に固定する。このとき本実施例では、シートの意匠性等を考慮して、第二溝部22の一部分にのみ表皮材一部(18b)を引込み状に固定する。
この種のシート構成では、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材一部(18b)をクッション材4Pに意匠性良く固定できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の構成によって、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材一部(18b)をクッション材4Pに意匠性良く固定することとした。以下、各構成について詳述する。
[表皮材]
表皮材4Sは、複数の表皮ピース(第一ピース14a,第二ピース14b,一対の第三ピース14c)と、複数の布材16を有する(図2(a)及び図4を参照)。
第一ピース14aと第二ピース14bは、それぞれ着座部4a(クッション材4P中央)を覆う部材である。第一ピース14aは、着座部4aの後部側を被覆するピースであり、第二ピース14bは、着座部4aの前部側を被覆するピースである。
また一対の第三ピース14cは、それぞれ土手部4b(クッション材4P側部)を覆うピースである。
そして各布材16は、表皮材一部(後述の中表部18a〜18c)に沿って配置可能な帯状部材であり、布帛や皮革にて形成できる。
(表皮材一部)
本実施例では、複数の表皮ピース14a〜14cをつなぎ合わせて袋状に縫合する。このとき隣り合うピース端部を内折状に重ね合わせつつ縫合することで、表皮材一部(第一中表部18a,第二中表部18b,第三中表部18c)を形成できる。
第一中表部18aは、第一ピース14aの前端と第二ピース14bの後端を内折状に重ね合わせて形成できる。そして第一中表部18aは、シート幅方向に延びつつ、第一溝部21に対面可能に配置する。
また第二中表部18bは、第一ピース14aの側端と第三ピース14cの側端を内折状に重ね合わせて形成できる。第二中表部18bは、シート前後に延びつつ、第二溝部22(後述の第一部位22f)に対面可能に配置する(表皮材一部における第一部位22fとの対面箇所である)。
そして第三中表部18cは、第二ピース14b部の側端と第三ピース14cの側端を内折状に重ね合わせて形成できる。第三中表部18cは、シート前後に延びつつ、第二溝部22(後述の第二部位22s)に対面可能に配置する(表皮材一部における第二部位22sとの対面箇所である)。
[クッション材]
クッション材4Pは、着座部4aと、一対の土手部4bと、複数の溝部21,22(凹部24)を有する(図3及び図4を参照)。
着座部4aは、乗員の着座可能な平坦部位(上面視で略長方形)であり、シートクッション4中央に形成できる。また一対の土手部4bは、シートクッション4両側の凸部位であり、車両のコーナリング時などに乗員の側方を支持できる。
クッション材4Pの材質は特に限定しないが、弾性的に伸縮可能な樹脂を用いることが望ましい。この種の樹脂として、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)を用いることができる。
(溝部・凹部)
複数の溝部(第一溝部21、第二溝部22)は、いずれも線状の凹部位であり、クッション材4Pの着座側(上面側)に穿設できる。
第一溝部21は、シート幅方向に延びる凹部位である。また第二溝部22は、シート前後方向に(クッション材4Pの一側から他側に)延びる凹部位であり、後述の第一部位22fと第二部位22sを有する。
そして凹部24は、各溝部21,22の底面に設けた凹み箇所であり、各溝部21,22内に所定間隔をあけて複数形成できる(図3では、便宜上一部の凹部にのみ符号を付す)。
(第一部位・第二部位)
本実施例では、第一溝部21を、着座部4a中央を横断して形成する(図3を参照)。また一対の第二溝部22を、それぞれ着座部4aと土手部4bの間に形成しつつ、同溝部の途中で第一溝部21に交差させる(連通させる)。
そして各第二溝部22は、第一溝部21によって、第一部位22fと、第二部位22sに区分けされる。第一部位22fは、第一溝部21との交差部分26からシートバック6が配置するクッション材4Pの後側(一側)に延びる部位である。また第二部位22sは、交差部分26からクッション材4Pの前側(他側)に延びる部位である。
[係止構造]
係止構造は、表皮材一部(中表部18a,18b)を各溝部21,22に固定するための構造である(図2(a)、図3、図4を参照)。本実施例の係止構造は、複数の係止部材41,42と、複数の被係止部材45,46と、複数のリング部材44を有する。
各リング部材44は、略C字状の部材であり、工具などによって閉め状態(略O字状)となる。
また複数の被係止部材(第一被係止部材45,一対の第二被係止部材46)は、それぞれ長尺な棒状部材であり、対応する溝部内に埋設できる(図3を参照)。
本実施例では、第一被係止部材45を第一溝部21内に埋設しつつ、複数の凹部24から露出させる。また一対の第二被係止部材46を、それぞれ第二溝部22内に埋設しつつ、複数の凹部24から露出させる。
(係止部材)
複数の係止部材(第一係止部材41,一対の第二係止部材42)は、いずれもワイヤ状の部材であり、表皮材4S裏面に取付けることができる(図2(a)を参照)。
第一係止部材41は、ワイヤ状の部材(比較的長尺)であり、第二溝部22側に突出することなく第一溝部21に収まる寸法を有する。また一対の第二係止部材42は、それぞれワイヤ状の部材(比較的短尺)である。
本実施例の第一係止部材41と第二係止部材42は、各々、係止部LPと、折返し部RPを有する。係止部LPは、直線状の部位であり、各溝部(対応する被係止部材)に対面可能である。また折返し部RPは、各係止部材の両端を内折した部位(略横J字状)である。
[係止部材の取付け作業(突設部分の形成)]
図2(a)、図3及び図4を参照して、複数の中表部18a,18bに、それぞれ対応する係止部材41,42を挿設する。
本実施例では、第一中表部18aに、内折状の布材16を取付けたのち、第一係止部材41を、布材16内に挿入して第一溝部21に対面可能に配置する。
また第二中表部18bに、内折状の布材16を取付けたのち、第二係止部材42を、布材16内に挿入して第二溝部22(第一部位22f)に対面可能に配置する。このとき本実施例では、第二係止部材42の一側を第二部位22sに突設する(突設部分43を形成する)。このように突設部分43(第二係止部材42の一側において第二部位22sに突設する部分)を形成することで、第二係止部材42の一側が、第一溝部21と第二溝部22の交差部分26を跨ぐように配置する。このとき第二係止部材42の一側では、係止部LPを、交差部分26を跨ぐように配置することが望ましい。
さらに第二溝部22の延設方向で見て、突設部分43の長さ寸法L1を、突設部分43を除く第二部位22s(表皮材の非引込み箇所)の長さ寸法L2よりも短く設定することとした(図3を参照)。
[表皮材の被覆作業]
図1〜図4を参照して、クッション材4Pを表皮材4Sで被覆しつつ、複数の溝部21,22に、表皮材一部(18a,18b)を引込み状に固定する。
本実施例では、第一中表部18aを第一溝部21に引込み状に固定する。このとき第一中表部18aを第一溝部21(凹部24)に引入れつつ、第一係止部材41と第一被係止部材45を複数のリング部材44に通したのち、各リング部材44を閉め状態とする(図2では、便宜上一部のリング部材にのみ符号を付す)。
そして第二中表部18bを、第一部位22fに引込み状に固定するとともに、第三中表部18cを、第二部位22sに非固定状態で配置する。
本実施例では、第二中表部18bを第一部位22f(凹部24)に引入れつつ、第二係止部材42と第二被係止部材46を複数のリング部材44に通したのち、各リング部材44を閉め状態とする(図3及び図4を参照)。
このとき第二係止部材42の一側(交差部分26を跨ぐ部位)が、第二係止部材42の他部(第一部位22fに対面する部分)とともに第二被係止部材46に係止される。このため表皮材4Sにおける交差部分26との対面箇所を、第二溝部22内に引込み状に固定できる。
以上説明したとおり本実施例では、第二係止部材42の一側を、第一溝部21と第二溝部22の交差部分26を跨ぐように配置する。そして第二係止部材42の一側を、第二係止部材42の他部とともに第二溝部22内に引込み状に固定することで、交差部分26における表皮材4Sの引込み力の低下を極力防止できる。
また本実施例では、突設部分43の長さ寸法L1を極力短く設定することで、比較的無駄のないシート構成とすることができる。そして比較的短尺な突設部分43を形成することで、第二係止部材42の一側が交差部分26を確実に跨ぐように配置させることができる(シート構成を有効活用することができる)。
そして本実施例では、第一部位22fが、第一溝部21との交差部分26からシートバック6が配置するクッション材4Pの一側に延びる。そしてシートバック6寄りの第一部位22f(着座時の乗員の押圧を受けやすい部位)において、表皮材4Sの一部をクッション材4Pに固定することで、表皮材4Sの取付け安定性を向上させることができる。
このため本実施例によれば、シート構成を有効に活用しつつ、表皮材一部(18b)をクッション材4Pに意匠性良く固定することができる。
[変形例]
第二係止部材42は、上述の構成のほか各種の構成をとることができる。
例えば本変形例では、複数の第二係止部材(第一の第二係止部材42f,第二の第二係止部材42s)を用いる(図2(b)を参照)。
第一の第二係止部材42fと第二の第二係止部材42sは、それぞれワイヤ状の部材であり、第一部位22fよりも短尺である。
本変形例では、第二中表部18bに、第一の第二係止部材42fと第二の第二係止部材42sをシート前後に並列しつつ取付けて、第二溝部22に対面可能に配置する(図2及び図3を参照)。
このとき第一の第二係止部材42fを第一部位22f内に配置するとともに、第二の第二係止部材42sの一側を第二部位22sに突設する(突設部分43を形成する)。
さらに第二溝部22の延設方向で見て、突設部分43の長さ寸法を、突設部分43を除く第二部位22sの長さ寸法よりも短く設定する。
そして第二の第二係止部材42sの一側(交差部分26を跨ぐ部位)を、第二の第二係止部材42sの他部(第一部位22fに対面する部分)とともに第二被係止部材46に係止する。このため本変形例においても、表皮材4Sにおける交差部分26との対面箇所を、第二溝部22内に引込み状に固定できる。
本実施形態の車両用シート2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、第一部位22fとして、第一溝部21との交差部分26からクッション材4Pの後側(一側)に延びる部位を例示した。これとは異なり第一部位として、交差部分からクッション材の前側(他側)に延びる部位を例示できる。
(2)また本実施形態では、一対の第二溝部22をクッション材4Pに設ける例を説明したが、単数又は3以上の第二溝部をクッション材に設けることもできる。複数の第二溝部は、それぞれ平行状に形成することができ、非平行状に形成することもできる。また第二溝部は、第一溝部に対して直交に交わることもでき、傾斜状に交わることもできる。
(3)また本実施形態では、単数の第一溝部21をクッション材4Pに設ける例を説明したが、複数の第一溝部をクッション材に設けることもできる。
(4)また本実施形態では、凹部24の構成を例示したが、凹部の構成(形成位置、形成数)を限定する趣旨ではない。凹部は、単数設けてもよく複数設けてもよい。
(5)また本実施形態では、各係止部材41,42を、布材16を介して(間接的に)各中表部18a,18bに取付ける例を説明した。各係止部材は、布材を介することなく、直接的に各中表部に取付けることができる。
(6)また本実施形態では、ワイヤ状の係止部材41,42を例示したが、係止部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば係止部材として、中表部の周縁に切欠き部を設けつつ、中表部の端部に樹脂部材(線状)を固定する構成(サスペンダー構造)を例示できる。そして係止部材(切欠き部)にリング部材を挿通しつつ、樹脂部材と被係止部材をリング部材に通したのち、リング部材を閉め状態とする。
(7)また本実施形態では、シートクッション4を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートバックなどの各種シート構成部材に適用可能である。例えばシート構成部材をシートバックとしたとき、第一部位が、第一溝部との交差部分からシートクッションが配置するクッション材の一側に延びる構成とされることが望ましい。
こうすることでシートクッション寄りの第一部位(着座時の乗員の押圧を受けやすい部位)において、表皮材の一部をクッション材に固定することで、表皮材の取付け安定性を向上させることができる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
4F フレーム部材
4P クッション材
4S 表皮材
18b 第二中表部(表皮材一部)
21 第一溝部
22 第二溝部
22f 第一部位
22s 第二部位
26 交差部分
41 第一係止部材
42 第二係止部材
43 突設部分
44 リング部材
45 第一被係止部材
46 第二被係止部材

Claims (2)

  1. シートクッションやシートバックなどのシート構成部材を有するとともに、前記シート構成部材が、シート外形をなして弾性的に乗員を支持可能なクッション材と、前記クッション材の着座側においてシート幅方向に延びる第一溝部と、前記クッション材の着座側において前記第一溝部に交差する第二溝部と、前記クッション材を被覆可能な表皮材とを有し、
    前記クッション材を前記表皮材で被覆しつつ、表皮材一部の少なくとも一部を、前記第一溝部と前記第二溝部に引込み状に固定可能である車両用シートにおいて、
    前記第二溝部を、前記第一溝部との交差部分から前記クッション材の一側に延びる第一部位と、前記交差部分から前記クッション材の他側に延びる第二部位とに区分けし、
    前記表皮材一部における前記第一部位との対面箇所に係止部材を設けて、前記第二溝部内の被係止部材に固定可能とするとともに、前記表皮材一部における前記第二部位との対面箇所を前記第二部位に配置可能とし、
    前記係止部材の一側を、前記第二部位側に突設するとともに、前記第二溝部の延設方向で見て、前記係止部材の一側において前記第二部位に突出する突設部分の長さ寸法を、前記突設部分を除く前記第二部位の長さ寸法よりも短く設定した車両用シート。
  2. 前記シート構成部材が、前記シートクッションであるとともに、
    前記第一部位が、前記第一溝部との交差部分から前記シートバックが配置する前記クッション材の一側に延びる請求項1に記載の車両用シート。

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