JP2021127063A - 乗物用シート - Google Patents

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正俊 遠山
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【課題】シートパッドに極力頼ることなく、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことにある。【解決手段】シートカバー4Sには、シートパッド4Pの溝部10に引き込まれている吊込み部35が形成され、吊込み部35が溝部10内に部分的に係止されている乗物用シートにおいて、シートカバー4Sの意匠面をなす部分には、意匠面をなす表材30と、表材30の裏側に配設された裏材31とが設けられ、吊込み部35から意匠面側にかけてのシートカバー4S部分には、表材30を弾性的に押し上げている支持材(32)が裏材31に重ねられた状態で設けられている。【選択図】図8

Description

本発明は、シートパッドと、シートパッドを被覆してシートの意匠面を形成するシートカバーとを備え、シートカバーに設けられた吊込み部が、シートパッドの溝部に引き込まれて部分的に係止されている乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを被覆している面状のシートカバーとを有している。そしてシートパッドの着座面には、適宜の方向に延びる線状の溝部が設けられ、この溝部には、シートカバーの一部をなす吊込み部を引き込んだ状態で配置することができる。例えば特許文献1に開示の車両用シートでは、本発明のシートカバーに相当するトリムカバーが、皮革又は布帛製の複数の表皮材を中表状に縫合することで形成されている。そして隣り合う表皮材の縫い代で構成された縫合部が、本発明の吊込み部となって、シートパッドの溝部に引き込まれている。なお公知技術では、縫合部をなす表皮材(縫い代)の裏側に、面状の補強材を共縫いしておくことで、縫合部の剛性を高めている。この補強材は、表皮材の同材質の面材であり、さらに縫合部の厚みの増加を抑制する観点から表皮材よりも薄くされている。
特開2017−177993号公報
ところで上述のシート構成では、シートの仕上がり性等を考慮して、シートカバーを適度に張った状態でシートパッドに被覆することが望ましい。例えばシートカバーの吊込み部は、シートパッドの溝部の底側に係止されており、この係止力によって、シートカバーのテンションを適度に維持することができる。しかし吊込み部の係止箇所は溝部に局所的に設けられていることが多く、この係止箇所から離れるほどシートカバーにテンションがかかりにくくなる。例えば溝部が交わる角部では係止箇所を設けにくいことから、角部に近接するシートカバー部分(意匠面部分)ほどテンションが弱まって弛み等が生じやすくなる。もっともシートパッドを部分的に盛り上げて、この盛り上がった部分でシートカバーを押し上げてテンションを維持することも考えられる。しかしそうするとシートパッド製造用の成形型の改修や再造が必要となり、リードタイム(シート完成迄の期間)が予想しにくくなるとともに、シートの製造コスト増加の一因となる。また公知技術の補強材を、シートカバーの裏側に配置しておくことも一案であるが、この補強材は薄く硬いことから、シートカバーを適切に押し上げられるわけではない。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドに極力頼ることなく、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを被覆してシートの意匠面を形成するシートカバーとを備えている。そしてシートカバーには、シートパッドの溝部に引き込まれている吊込み部が形成され、吊込み部が溝部内に部分的に係止されている。この種のシート構成では、吊込み部の係止箇所が溝部に局所的に設けられていた場合においても、シートパッドに極力頼ることなく、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことが望ましい。
そこで本発明のシートカバーの意匠面をなす部分には、意匠面をなす表材と、表材の裏側に配設された裏材とが設けられ、吊込み部から意匠面側にかけてのシートカバー部分には、表材を弾性的に押し上げている支持材が裏材に重ねられた状態で設けられている。本発明では、吊込み部から意匠面側にかけてのシートカバー部分を、裏材に重ねられた支持材で弾性的に押し上げているため、このシートカバー部分に適切なテンションをかけておくことができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、裏材と支持材は、弾性的に伸縮可能な同一の素材で形成されている。本発明では、裏材と支持材が同一の素材で形成されているため、シート構成がシンプル化されるとともに、これらを別部材で作成する場合に比して製造コストの低減に資する構成となる。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、支持材の厚み寸法は、表材の厚み寸法よりも大きく設定されている。本発明では、支持材の厚み寸法を相対的に大きくして、表材を高く押し上げておくことにより、上述のシートカバー部分により適切なテンションをかけておくことが可能となる。
第4発明の乗物用シートは、第1発明〜第3発明のいずれかの乗物用シートにおいて、支持材は、シートパッドよりも柔軟な素材で形成されている。本発明では、支持材が相対的に柔軟であることから、シートカバーの着座性や意匠性に影響がでる(異物感やハイライト等が発生する)といった事態をより確実に回避することができる。
第5発明の乗物用シートは、第1発明〜第4発明のいずれかの乗物用シートにおいて、支持材は、弾性的に伸縮可能な発泡樹脂で形成されている。本発明では、優れた弾性を有する発泡樹脂によって支持材を形成することにより、上述のシートカバー部分に更に適切なテンションをかけておくことが可能となる。
本発明に係る第1発明によれば、シートパッドに極力頼ることなく、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことができる。また第2発明によれば、よりシンプルな構成によって、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことができる。また第3発明によれば、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分により適切なテンションをかけておくことができる。また第4発明によれば、シートカバーの性能を極力維持しつつ、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことができる。そして第5発明によれば、シートカバーの吊込み部から意匠面側にかけての部分に更に適切なテンションをかけておくことができる。
乗物用シートの概略斜視図である。 シートパッドを示すシートクッションの透視上面図である。 シートカバー一部の展開図である。 裏材の展開図である。 図3のV−V線断面図である。 シートカバーを部分的に破断して示す斜視図である。 図2のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 変形例1のシートカバーの概略断面図である。 変形例2のシートカバーの概略断面図である。 変形例3のシートカバーの概略断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図11を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの上下方向と前後方向と左右方向を示す矢線を適宜図示する。また図3〜図6では、各部材がシートに配設されている状態を基準として、各部材の上下方向と前後方向と左右方向を示す矢線を適宜図示する。
図1に示す乗物用シート2は、複数人の着座が可能なベンチシートであり、左シート部位2Aと、中央シート部位2Bと、右シート部位2Cとが左から右に向けて設けられている。ここで乗物用シート2では、座部となるシートクッション4がシート幅方向に長尺とされて、各シート部位2A〜2Cに共用されている。また乗物用シート2では、各シート部位(2A,2B,2C)に、各々、シートバック(6a,6b,6c)及びヘッドレスト(8a,8b,8c)が設けられている。そしてシートクッション4(詳細後述)の後部には、各シートバック(6a,6b,6c)の下部が起倒可能に連結されている。また各シートバック(6a,6b,6c)の上部には、対応するヘッドレスト(8a,8b,8c)が設けられている。
[シートクッション]
そして図1及び図2を参照して、シートクッション4では、その外形をなすシートパッド4P(詳細後述)が、図示しないシートフレーム4Fにて支持され、さらにシートカバー4S(詳細後述)で被覆されている。ここでシートフレーム4Fは、典型的に上面視で略矩形の枠体であり、金属や硬質樹脂などの剛性に優れる素材にて形成できる。またシートカバー4Sは、シートクッション4の意匠面を形成する面材であり、シートの仕上がり性を考慮して、適度に張った状態でシートパッド4Pを被覆している。このシートカバー4Sのテンションは、図7に示すように、シートカバー4Sの吊込み部(35等)をシートパッド4P側の係止箇所に係止することで維持できる。
そして本実施例のシートパッド4Pでは、図2に示す吊込み部の係止箇所(20A〜20D,20X)が局所的に設けられている。このようなシート構成では、係止箇所から離れているシートカバー4S部分にも、当該係止箇所の係止力に頼ることなく適切なテンションをかけておくべきであるが、そうすることでシートパッド4Pの構成が大幅に変更することは極力回避すべきである。そこで本実施例では、後述する支持材(32等)によって、シートパッド4Pに極力頼ることなく、シートカバー4Sの吊込み部35等)から意匠面(4SS)側にかけての部分に適切なテンションをかけておくこととした。以下、左シート部位2Aを一例に、シートクッション4の各構成について詳述する。
[シートパッド]
図2に示すシートパッド4P(左側部分)は、シート外形をなすように上方視で左右に長尺な矩形の部材である。このシートパッド4Pは、乗員を支持可能な弾性を備えた素材で形成されており、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)などの発泡樹脂で形成できる。そしてシートパッド4Pは、座部となる着座面と、この着座面の後部で一段高くされた段差部4Pdとを有している。またシートパッド4Pの着座面には、着座部4Paと、左右一対の土手部(左側の土手部4Pb,右側の土手部4Pc)と、後述する溝部10とが形成されている。着座部4Paは、通常走行時に乗員の着座が可能な部位であり、適度な左右の寸法を有して前後方向に延びている。また左右一対の土手部4Pb,4Pcは、着座部4Paの左右で相対的に上方に向けて山なりに盛り上がっている部位であり、概ね左右対称となるように形成されている。
[溝部]
また図2に示すシートパッド4Pの着座面には、適宜の方向に延びる溝部10が形成され、この溝部10には、後述するシートカバー4Sの吊込み部を引き込むことができる。ここで溝部10は、着座部4Paの周囲と内部に形成されており、後溝部位11と、左溝部位12と、右溝部位13と、前後一対の横溝部位14,15に区分けすることができる。ここで左溝部位12は、左側の土手部4Pbと着座部4Paの間で前後に延び、右溝部位13は、右側の土手部4Pcと着座部4Paの間で前後に延びている。また左溝部位12と右溝部位13の間には、着座部4Paを横断するように前後一対の横溝部位14,15が形成されている。そして後溝部位11は、段差部4Pdと着座部4Paの間で左右に延び、その左右端が、右溝部位13及び左溝部位12の後端に連通している。
そして図2に示す各溝部位11〜15の底側にはインサートワイヤIWが埋設され、各溝部10の適宜の位置には、インサートワイヤIWが底から露出している係止箇所(20A〜20D,20X)が形成されている(図2では、便宜上、特定の係止箇所に特定の符号20A〜20Dを付し、その他の係止箇所には共通の符号20Xを付す)。これら各係止箇所(20A〜20D,20X)は、各溝部位11〜15に対して局所的に形成されているとともに、対応する溝部位の延びる方向に適宜の間隔をあけて配置されている。例えば左溝部位12には、複数の係止箇所(20A,20X)が前後に適宜の間隔をあけて設けられ、最も後側に位置する後係止箇所20Aが、左溝部位12の後端よりも前方に形成されている。また右溝部位13には、左溝部位12と概ね同様な配置で別の後係止箇所20Cと係止箇所(20X)が形成され、各横溝部位14,15にも、左右二箇所に係止箇所(20X)が形成されている。そして後溝部位11には、複数の係止箇所(20B,20D,20X)が左右に適宜の間隔をあけて設けられている。この後溝部位11では、最も左側に位置する左係止箇所20Bが、後溝部位11の左端よりも右方に形成され、最も右側に位置する右係止箇所20Dが、後溝部位11の右端よりも左方に形成されている。
そして図2に示す各溝部位11〜15の交わる箇所には、係止箇所(20A〜20D,20X)が形成されておらず、インサートワイヤIWが埋設されている箇所又は存在しない箇所となっている。例えば着座部4Paの左後には、左溝部位12と後溝部位11の交わる箇所となる左角部21が形成されている。この左角部21では、係止箇所が存在しないことからインサートワイヤIWが埋設された状態となっており、さらに後係止箇所20Aと左係止箇所20Bから離間している。また着座部4Paの右後にも、右溝部位13と後溝部位11の交わる右角部22が形成されるが、この右角部22も、係止箇所が存在せず且つ対応する係止箇所(20C,20D)から離間している。
[シートカバー]
図1に示すシートカバー4Sは、シートクッション4の意匠面を構成する面材であり、複数の表皮ピース(4Sa〜4Sf)を縫合して形成されている。ここで左シート部位2Aの左側に位置する左表皮ピース4Sbは、左側の土手部4Pbを被覆する表皮ピースであり、右側に位置する右表皮ピース4Scは、右側の土手部4Pcを被覆する表皮ピースである。また後方に位置する後端表皮ピース4Sdは、段差部4Pdを被覆する表皮ピースである。そしてこれら各表皮ピース4Sb,4Sc,4Sdは、布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)で形成することができる。
また図1を参照して、前後に三枚並んでいる各中央表皮ピース4Sa,4Se,4Sfは、シートパッド4Pの着座部4Paを被覆する表皮ピースである。そして後中央表皮ピース4Saは最も後側に配置され、その前側には、二枚の中央表皮ピース4Se,4Sfが並んで配置されている。ここで各中央表皮ピース4Sa、4Se,4Sfは、その寸法や配置位置が異なる以外は概ね同一の基本構成を有しているため、以下に、後中央表皮ピース4Saを一例にその詳細を説明する。
図1及び図3に示す後中央表皮ピース4Saは、シート幅方向に長尺な矩形の面材であり、その前後左右の角部が面取りされている。また後中央表皮ピース4Saの周縁には、他の表皮ピースと縫合する際に縫い代Mとなる部分が形成され、さらに縫合の際の目印となる三角状の突起又は切欠き(ノッチN)が形成されている(図3では、便宜上、一つのノッチにのみ符号Nを付す)。そして後中央表皮ピース4Saは、その他の中央表皮ピース4Se,4Sfと共通の構成として、意匠面を形成する表材30と、この表材30の裏側に位置する裏材31とを有している。ここで表材30の素材は、シートの外観意匠を構成可能であればよく、この種の素材として布帛や皮革を用いることができる。また裏材31は、表皮31と同形の矩形の面材であり、図4に示すように後縁31aと前縁31bと左縁31cと右縁31dの角が面取りされている。この裏材31は、表皮に比して弾性に優れる面材であり、ウレタンフォームなどの発泡樹脂で形成することができる。
[支持材]
そして図3及び図4を参照して、後中央表皮ピース4Saは、その特有の構成として、左右一対の支持材(左支持材32,右支持材33)を有している。これら左右の各支持材32,33は、弾性的に伸縮可能な素材で形成されており、後述するように表材30を弾性的に押し上げることができる。そして本実施例においては、図4に示すように裏材31を部分的に外方に延長することで各支持材32,33が形成されており、左支持材32は裏材31の左縁31cの後側に形成され、右支持材33は裏材31の右縁31dの後側に形成されている。ここで左支持材32と右支持材33とは、左右対称に形成されている以外は概ね同一の基本構成を有しているため、以下に、左支持材32を一例にその詳細を説明する。
図4に示す左支持材32は、展開状態において裏材31の左縁31cの後側(面取り部分の前側)から左方に向けて張り出している。この左支持材32は、適度な前後の寸法と左右の寸法を有する概ね扇状の面状部位である。そして展開状態の左支持材32の後辺32aは、後中央表皮ピース4Saの左後(面取り部分から後縁31aの左側にかけての部分)の形状と左右対称となるようにクランク状に屈曲している。また左支持材32の前辺32bは前方に向けて緩やかに湾曲する円弧形状をなしている。そして図2及び図3を参照して、左支持材32を裏材31に向けて折返すことで、この左支持材32の後辺32aが、裏材31の面取り部分から後縁31aにかけての部分に重複した状態となる。この折返し状態の左支持材32は、後中央表皮ピース4Saの左角部21を網羅するように配置され、左支持材32の前辺32bが、後中央部表皮ピースの縫い代部分から大きく扇状にはみ出してその意匠面(4SS)側に配置される。なお右支持材33は、左支持材32と左右対称形状を有し、その後辺33aはクランク状に屈曲しており、その前辺33bは円弧形状をなしている。
[支持材の物性等]
ここで図5を参照して、左支持材32は、適度な弾性を備えた素材で形成することができ、本実施例では、裏材31と同一素材となるウレタンフォーム(スラブウレタン,モールドウレタン)などの発泡樹脂で形成されている。このように裏材31と左支持材32を同一の素材で形成することで、シート構成がシンプル化されるとともに、これらを別部材で作成する場合に比して製造コストの低減に資する構成となる。ここで左支持材32の厚み寸法T1は特に限定しないが、表材30をより確実に押し上げる観点から、表材30の厚み寸法T2よりも大きくすることが望ましい。例えば表材30の厚み寸法T2を1とした場合に、左支持材32の厚み寸法T1を1.5〜5の範囲に設定することが可能である。そして本実施例では、左支持材32と裏材31が同一素材で形成されて同様の厚み寸法を有することから、これらを重ねた部分でさらに厚み寸法を大きくする(概ねT1の2倍とする)ことが可能となっている。さらに裏材31が左支持材32と同等の厚みを有することで、この裏材31による適度な弾性を後中央表皮ピース4Saの意匠面を構成する部分に付与することが可能となり、優れた着座性の確保に資する構成ともなっている。
そして図5に示す左支持材32の弾性は、表材30を弾性的に押し上げ可能であれば特に限定されず、例えば「JIS K 6400」に準拠して測定された反発弾性率にて設定することができる。例えば左支持材32の反発弾性率を30%〜70%の範囲(好ましくは40%以上)に設定することで、この左支持材32が適度な弾性を備えることとなる。また左支持材32は、シートカバー4Sの着座性を考慮してシートパッド4Pよりも柔軟であることが望ましく、これらの硬さは、例えば「JIS K 6400」に準拠して測定できる。例えば左支持材32を、シートパッド4Pと同様にウレタンフォームで形成する場合、これらの密度や、ウレタン原液の成分や発泡方法を変更することで硬さを変化させることが可能である。
[シートカバーの形成作業(吊込み部の形成作業)]
図1に示す各表皮ピース4Sa〜4Sfを、隣り合う縁同士で中表状に縫合してシートカバー4Sを作成する。ここで各表皮ピースの縫合手法は概ね同一であることから、以下に、後中央表皮ピース4Sa(左支持材32)と左表皮ピース4Sbと後端表皮ピース4Sdを一例にこれらの縫合手法を説明する。図4及び図5に示す後中央表皮ピース4Saでは、その他の表皮ピース4Sb等との縫合に先立って、表材30と裏材31を重ねつつ、さらに左支持材32を、折り返しながら表材30と裏材31の間に介装しておく。このとき折り返された左支持材32を、表材30と裏材31に仮縫いステッチ40で縫合しておくことで、左支持材32の折返し状態を適切に維持することができる。そして折り返されて裏材31に重ねられた左支持材32は、図2及び図6に示すように、シートパッド4Pの左角部21を中心とした扇状に展開し、この左角部21に位置する表材30をバランスよく広範囲にわたって支持可能となる。また左表皮ピース4Sbの左縁(縫い代)には、前後方向に長尺な吊布50を縫合しておく。この吊布50は、内折された状態で左表皮ピース4Sbの左縁に縫合ステッチ42で縫合され、さらに吊布50の輪状とされた端部にワイヤ材50Wが挿通されて保持されている。
[吊込み部の形成作業]
つづいて図6に示すように、後中央表皮ピース4Saの左縁(縫い代M)と左表皮ピース4Sbの右縁(縫い代)を中表状にインステッチ41で縫合し、このインステッチ41を起点に、両表皮ピース4Sa,4Sbを面状に展開しておく。そして後中央表皮ピース4Saと左表皮ピース4Sbの縫い代M同士は、中表状に重ねられてインステッチ41から下方に突出し、この突出した縫い代M部分によって吊込み部35が形成される。この吊込み部35は、後中央表皮ピース4Saの左縁に沿って前後方向に延長し、さらに吊込み部35の左側には、吊布50を介してワイヤ材50Wが取付けられている。また吊込み部35の後端側では、裏材31から折り返された左支持材32が、インステッチ41で左表皮ピース4Sbに共縫いされる。そして左支持材32は、後中央表皮ピース4Saの表材30と裏材31の間に介装されて、後中央表皮ピース4Saの意匠面(4SS)側(図6の右側)に向けて延設された状態となる。
また図6に示すように、後中央表皮ピース4Saの後縁(縫い代M)と後端表皮ピース4Sdをインステッチ(符号省略)で中表状に縫合し、これらの縫い代M部分によって別の吊込み部36を形成する。そして別の吊込み部36は、後中央表皮ピース4Saの後縁に沿って左右方向に延長し、さらに別の吊込み部36の後側にも、図示しない吊布及びワイヤ材が取付けられている。そして別の吊込み部36の左端側においても、裏材31から折り返された左支持材32が、表材30と裏材31の間に介装されて、後中央表皮ピース4Saの意匠面(4SS)側(図6の前側)に向けて延設された状態となる。
そして図1及び図4を参照して、後中央表皮ピース4Saの右縁と前縁も、それぞれ対応する表皮ピース4Sc,4Seに縫合され、さらにこれらの縫い代M同士によって他の吊込み部(図示省略)が形成される。例えば後中央表皮ピース4Saの右縁は、右表皮ピース4Scの左縁に縫合され、これらの縁部(縫い代)同士が他の吊込み部(図示省略)を形成している。そしてこの他の吊込み部においても、図4に示す右支持材33が表材30と裏材31の間に介装され、さらに後中央表皮ピース4Saの意匠面(4SS)側に向けて延設された状態となっている。
[シートカバーの被覆作業]
図2及び図6を参照して、シートカバー4Sを、シートの仕上がり性を考慮して、適度に張った状態としてシートパッド4Pの着座面に被せておく。このシートカバー4Sのテンションは、図7に示すように、シートカバー4Sの各吊込み部35等をシートパッド4Pの溝部10に部分的に係止することで維持できる。すなわち吊込み部35等には、吊布50を介してワイヤ材50Wが保持されており、このワイヤ材50Wを、対応する係止箇所(20A)のインサートワイヤIWに輪状部材60を介して係止する。こうしてインサートワイヤIWとワイヤ材50Wの係止力によってシートカバー4Sのテンションを適度に維持することができる。そしてこの種のシート構成では、図2に示すように吊込み部の係止箇所(20A〜20D,20X)が溝部10に局所的に設けられている場合においても、シートカバー4Sに適切なテンションをかけておくことが望ましいが、このような場合にシートパッド4Pの構成の大幅変更は極力回避すべきである。
そこで図6に示すシートカバー4Sの意匠面をなす部分には、意匠面をなす表材30と、表材30の裏側に配設された裏材31とが設けられ、吊込み部35から意匠面(4SS)側にかけてのシートカバー4S部分には、表材30を弾性的に押し上げている支持材32等が裏材31に重ねられた状態で設けられている。こうして本実施例では、吊込み部35から意匠面(4SS)側にかけてのシートカバー4S部分を、各支持材32等の弾性力を利用して押し上げることで、このシートカバー4S部分に適切なテンションをかける構成としている。そこで以下に、左角部21のシートカバー4S部分を押し上げている左支持材32を一例にその働きを説明する。
図2及び図8に示す左角部21では、左溝部位12に係止箇所が形成されていないため、シートカバー4Sのテンションが弱まることが想定される。そこで裏材31と表材30の間に左支持材32を介装し、この左支持材32の弾性力によって、左角部21に位置するシートカバー4Sを押し上げることで、このシートカバー4Sに適度なテンションをかけておくことができる。特に本実施例では、折り返された状態の左支持材32が、図6に示すように左角部21を中心とした扇状に配置されるため、この左角部21上の表材30をバランスよく広範囲にわたって押し上げることができる。そして左支持材32は、適度な弾性を有して弾性的に収縮することが可能であり、図8に示す表材30からの押圧でスムーズに潰れることができる(なお図8では、便宜上、潰れる前の左支持材32を図示している)。このため左角部21に位置するシートカバー4Sでは、表材30を通して左支持材32が浮き上がる(ハイライトが生じる)といった事態が極力回避され、優れた見栄えを維持することが可能となっている。特に左支持材32は、シートパッド4Pに比して柔軟であることから、シートカバー4Sにハイライトが発生するといった事態をより確実に回避することができる。さらにシートクッション4に乗員が着座した際においては、左支持材32が柔軟に潰れながら乗員を受け止めることができるため、この左支持材32が原因となって異物感が出るといった事態を極力回避できる。そして図2に示す右角部22においても、右支持材33の弾性力によって、右角部22に位置するシートカバー4Sに適度なテンションをかけておくことができる。こうして本実施例では、各支持材32,33の弾性力を利用して、シートカバー4Sの吊込み部35等から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことにより、シートカバー4Sの優れた意匠性の確保に資する構成となる。そしてシートカバー4Sの各構成(30,31,32,33)は、シートパッド4Pよりも簡便な手法(例えば打ち抜き)で形成することが可能である。このためシートカバー4Sに各支持材32,33を設けることで、シートの製造コストが低減され、さらにリードタイムの短縮に資する構成となる。
以上説明した通り本実施例では、シートカバー4Sの意匠面をなす部分に、意匠面をなす表材30と、表材30の裏側に配設された裏材31とが設けられている。また吊込み部35等から意匠面側にかけてのシートカバー4S部分には、表材30を弾性的に押し上げている各支持材32、33が裏材31に重ねられた状態で設けられている。そして本実施例では、吊込み部35等から意匠面側にかけてのシートカバー4S部分を、各支持材32、33で弾性的に押し上げているため、このシートカバー4S部分に適切なテンションをかけておくことができる。また本実施例では、裏材31と各支持材32、33が同一の素材で形成されているため、シート構成がシンプル化されるとともに、これらを別部材で作成する場合に比して製造コストの低減に資する構成となる。また本実施例では、各支持材32、33の厚み寸法を相対的に大きくすることで、吊込み部35等から意匠面側にかけてのシートカバー4S部分により適切なテンションをかけておくことが可能となる。また本実施例では、各支持材32、33が相対的に柔軟であることから、シートカバー4Sの着座性や意匠性に影響がでる(異物感やハイライト等が発生する)といった事態をより確実に回避することができる。そして本実施例では、優れた弾性を有する発泡樹脂によって各支持材32、33を形成することにより、吊込み部35等から意匠面側にかけてのシートカバー4S部分に更に適切なテンションをかけておくことが可能となる。このため本実施例によれば、シートパッド4Pに極力頼ることなく、シートカバー4Sの吊込み部35等から意匠面側にかけての部分に適切なテンションをかけておくことができる。
[変形例1]
ここで支持材の構成は、上述の構成のほか、各種の構成をとりえる。例えば図9に示す変形例1のシートカバー4Sxでは、左支持材32が、裏材31の裏側に折り返されて、シートパッド4P上に配置されている。このような構成においても、左支持材32によって、裏材31と表材30を押し上げることができ、吊込み部35から意匠面(4SS)側にかけてのシートカバー4Sx部分に更に適切なテンションをかけておくことが可能となる。特に本実施例では、左支持材32を裏材31で覆うことにより、表材30を通して左支持材32が浮き上がる(ハイライトが生じる)といった事態をより確実に回避することができる。
[変形例2]
また図10に示す変形例2のシートカバー4Syでは、左支持材32yが、裏材31とは別体とされて、この裏材31の裏側に配置されている。そして別体の左支持材32yは、その先端に設けられた第一仮縫いステッチ40aで裏材31に仮止めされ、さらに第一仮縫いステッチ40aの上側に設けられた第二仮縫いステッチ40bで、表材30と裏材31に仮止めされている。このような構成においても、変形例1と同様に、左支持材32yによって、吊込み部35から意匠面(4SS)側にかけてのシートカバー4Sy部分に更に適切なテンションをかけておくことが可能となる。そして本変形例では、左支持材32yの物性(弾性や柔軟性)や厚み寸法を、裏材31とは無関係に設定できるため、狙ったシートカバー4Sy部分にさらに適切なテンションをかけておくことが可能となる。
[変形例3]
また図11に示す変形例3のシートカバー4Szでは、左支持材32zが、裏材31と別体となっているとともに、この裏材31の裏側に接着材70で接着されている。そして本変形例では、裏材31に対して左支持材32zをより安定的に取付けておくことができ、さらにシートカバー4Szの縫製作業の手間を省くことが可能となっている。また接着材70の接着強度を調整して、左支持材32zを着脱可能に裏材31に接着することで、この左支持材32zの位置調整が容易となる。
本実施形態の乗物用シート2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、シートカバー4Sの構成を例示したが、シートカバーの構成を限定する趣旨ではない。シートカバーは、複数の表皮ピースで形成されていてもよく、一枚物の面材で構成されていてもよい。また表材と裏材と支持材の構成は、シート構成に応じて適宜変更可能である。例えば支持材は、シートカバーの適宜の位置に設けることができる。なお支持材の配置位置として、図2に示す溝部位同士の交わる角部を想定できるが、角部に限定されるわけではなく、何らかの理由でシートカバーに弛みが生じる適宜の位置に支持材を配置することが可能である。例えばシートパッドの厚みが薄い場合には、溝部内に係止箇所を形成できないことがあり、このような場合には、溝部に沿うシートカバー部分の適宜の位置に支持材を配置することができる。
また本実施形態では、支持材(32,33)の構成を例示したが、支持材の構成を限定する趣旨ではない。例えば支持材は、裏材の表裏の双方に重ねて配置することができる。また支持材は、裏材の周縁の適宜の位置に設けることができ、周縁の概ね全て又はその一部に設けることができる。また支持材を裏材で形成する場合には、支持材の折り返しを用意とするために、支持材の基端側に溝状のインテグラルヒンジを形成することもできる。そして支持材の形状や寸法も適宜設定可能であり、厚み寸法も表材とは無関係に設定でき、裏材とは異なる素材で形成することもできる。例えば裏材が、フェルトや厚手の布帛で形成されている場合には、支持材を、弾性的に伸縮可能な発泡樹脂やゴムやエラストマで形成することができる。また支持材の厚み寸法は一律でもよいが、意匠面側に向かうにつれて次第に薄くなるように設定することもでき、弛みの生じやすい箇所で厚くすることもできる。なお支持材の寸法(面積)は、シートカバーの中で弛みの発生が想定される箇所を網羅可能な寸法に設定することが望ましく、典型的にはシートカバーの意匠面よりも狭小とされる。なお実施例と各変形例の構成は適宜組み合わせて用いることができる。
また本実施形態では、シートクッションのシートカバーを一例に説明したが、本実施例の構成は、シートバックやヘッドレストなどの各種シート構成部材のシートカバーに適用できる。またシートパッドの構成も適宜変更可能であり、溝部の構成(形成位置や延長方向)も適宜変更できる。そして乗物用シートの構成も適宜変更可能であり、複数人用のシートや一人用のシートでもよい。そして本実施例の構成は、車両や航空機や電車や船舶などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
2A 左シート部位
2B 中央シート部位
2C 右シート部位
4 シートクッション
6a〜6c シートバック
8a〜8c ヘッドレスト
4F シートフレーム
4P シートパッド
4Pa 着座部
4Pb 左側の土手部
4Pc 右側の土手部
4Pd 段差部
10 溝部
11 後溝部位
12 左溝部位
13 右溝部位
14,15 横溝部位
20A 後係止箇所
20B 左係止箇所
20C 別の後係止箇所
20D 右係止箇所
20X その他の係止箇所
21 左角部
22 右角部
4S シートカバー
4SS 意匠面
4Sa 後中央表皮ピース
4Sb 左表皮ピース
4Sc 右表皮ピース
4Sd 後端表皮ピース
4Se,4Sf その他の中央表皮ピース
30 表材
31 裏材
32 左支持材
32a 左支持材の後辺
32b 左支持材の前辺
33 右支持材
33a 右支持材の後辺
33b 右支持材の前辺
35 吊込み部
36 別の吊込み部
40 仮縫いステッチ
41 インステッチ
42 縫合ステッチ
50 吊布
50W ワイヤ材
60 輪状部材
IW インサートワイヤ
M 縫い代
N ノッチ
4Sx 変形例1のシートカバー
4Sy 変形例2のシートカバー
32y 変形例2の左支持材
40a 第一仮縫いステッチ
40b 第二仮縫いステッチ
4Sz 変形例3のシートカバー
32z 変形例3の左支持材
70 接着材

Claims (5)

  1. シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、前記シートパッドを被覆してシートの意匠面を形成するシートカバーとを備え、
    前記シートカバーには、前記シートパッドの溝部に引き込まれている吊込み部が形成され、前記吊込み部が前記溝部内に部分的に係止されている乗物用シートにおいて、
    前記シートカバーの意匠面をなす部分には、意匠面をなす表材と、前記表材の裏側に配設された裏材とが設けられ、
    前記吊込み部から意匠面側にかけてのシートカバー部分には、前記表材を弾性的に押し上げている支持材が前記裏材に重ねられた状態で設けられている乗物用シート。
  2. 前記裏材と前記支持材は、弾性的に伸縮可能な同一の素材で形成されている請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記支持材の厚み寸法は、前記表材の厚み寸法よりも大きく設定されている請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記支持材は、前記シートパッドよりも柔軟な素材で形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記支持材は、弾性的に伸縮可能な発泡樹脂で形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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