JP6950466B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートパッドとシートカバーとを一体で備えるとともに、皮革製の表材とパッド材とを有するシートカバーの一部が、シートパッドの盛り上がり部分を覆うことで凸曲面状となっている乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートでは、乗員を弾性的に支持するシートパッドに、意匠面を構成するシートカバーが一体化されているとともに、シートカバーとして本革製の表材を用いることがある。そして表材の裏側には、弾性的に伸縮可能なパッド材が接着されて取付けられており、このパッド材によって表材に適度な張りや弾性を持たせている。そしてシートカバーは、シートパッドの外形に沿うように配置されてシートの意匠面を構成しており、シートパッドの盛り上がり部分においては凸曲面状となっている。
ここで上述のシートカバーでは、相対的に伸長しにくい皮革製の表材を、相対的に伸びやすいパッド材に接着して一体化している。このため凸曲面状とされたシートカバー部分では、表材とパッド材との間に周長差が生じて、表材に部分的な浮き(銀面浮き)が生じることにより、意匠性にやや劣る構成となることがあった。そこで特許文献1に開示のトリムカバーは、皮革製の表皮片と、発泡体製のワディング材とを有し、表皮片の方が面方向に相対的に大寸とされている。このトリムカバーの作成に際しては、表皮片を弛ませた状態としてワディング材に重ねたのち、表皮片の末端とワディング材の末端とを縫合する。そしてワディング材を伸ばして表皮片の長さに合せたのち、この状態のシートカバーをシートパッドに一体成形している。そこで特許文献1の技術を適用して、表材とパッド材とを接着することなく縫合して、これらの面方向における相対移動を可能とする。こうすることでシートカバーが凸曲面状となる場合においても、表材とパッドとを相対移動させることで、これらの間に周長差が生じることを極力回避することができる。
特許第4198324号公報
しかし特許文献1の技術をそのまま適用すると、パッド材が面方向に伸ばされて無理な力がかかっていることから、表材の張りや弾性などに悪影響を及ぼすおそれがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、凸曲面状のシートカバー部分をなす皮革製の表材にパッド材をより性能良く取付けることにより、シートの意匠性をより向上させることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートの意匠面を構成するシートカバーとを一体で備え、シートカバーの少なくとも一部は、シートパッドの盛り上がり部分を覆うことで凸曲面状となっている。そしてシートカバーは、複数の表皮ピースで形成されているとともに、凸曲面状となる位置に配置される凸曲面用の表皮ピースを有し、凸曲面用の表皮ピースは、意匠面をなす本革製の表材と、表材の裏側に配置する弾性的に伸縮可能なパッド材とを有している。この種の構成では、凸曲面状のシートカバー部分をなす皮革製の表材にパッド材をより性能良く取付けることにより、シートの意匠性をより向上させることが望まれる。
そこで本発明では、非伸長状態における表材とパッド材とは、他の表皮ピースに縫合されるべき凸曲面用の表皮ピースの縁から反対側の縁までの長さが概ね同一である。そして表材とパッド材は、相対移動可能な状態とされているとともに、凸曲面用の表皮ピースの縁に配置される表材の末端とパッド材の末端とに設けられた縫合部で縫合されている。本発明では、非伸長状態の表材とパッド材の長さが概ね同一となっているため、表材との関係でパッド材に要求されている性能を極力維持することができる。そして本発明の凸曲面用の表皮ピースでは、表材とパッド材とが、相対移動可能な状態とされて、末端側に設けられている縫合部で縫合されている。このため凸曲面用の表皮ピースが凸曲面状となる際に、表材とパッド材とが面方向に適宜相対移動することで、これらの間に周長差が生じることを極力回避することができる。
また第1発明の乗物用シートは、パッド材の表材を臨む面には、パッド材そのものよりも表材に対する摩擦の少ない低摩擦部が設けられているとともに、低摩擦部は、パッド材及び表材と接する別の面材で構成されている。本発明では、パッド材の低摩擦部と表材とを接する構成として、表材とパッド材とのスムーズな相対移動を可能とすることにより、表材がパッド材に引っかかるなどの不具合を極力回避することができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、凸曲面用の表皮ピースは、着座状態の乗員に対面状に配置されるシートの着座面側に配置されている。本発明では、相対的に意匠性の求められる着座面側に凸曲面用の表皮ピースを配置することで、シートの意匠性をより確実に向上させることができる。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、凸曲面用の表皮ピースには、縫合部を有していない他の表皮ピースが縫合されている。本発明では、他の表皮ピースに凸曲面用の表皮ピースと同様の処置を施す必要がないため、シートカバーの構成のシンプル化に資する構成となる。
第4発明の乗物用シートは、第1発明〜第3発明のいずれかの乗物用シートにおいて、縫合部をなす縫糸は、凸曲面用の表皮ピースと他の表皮ピースを縫合する縫糸よりも細くされている。本発明では、表材とパッド材を、相対的に細い縫糸で縫合しておくことにより、これらの縫合部分に縫糸の引き締めによる皺等が極力発生しない構成とすることができる。
発明の乗物用シートは、第1発明〜第発明のいずれかの乗物用シートにおいて、乗員の頭部を支持可能なヘッドレストを有するとともに、凸曲面用の表皮ピースは、ヘッドレストの乗員頭部に対面可能な着座面側に配置されている。本発明では、ヘッドレストの比較的目に付きやすい着座面側に凸曲面用の表皮ピースを配置したことにより、ヘッドレストの意匠性をより確実に向上させることができる。
本発明に係る第1発明によれば、凸曲面状のシートカバー部分をなす皮革製の表材にパッド材をより性能良く取付けることにより、シートの意匠性をより向上させることができる。また第1発明によれば、皮革製の表材にパッド材を更に性能良く取付けることができる。また第2発明によれば、シートの意匠性をより確実に向上させることができる。また第3発明によれば、比較的シンプルな構成によって、シートの意匠性をより向上させることができる。また第4発明によれば、皮革製の表材にパッド材を更に意匠性良く取付けることができる。そして第発明によれば、シートの一部をなすヘッドレストの意匠性をより確実に向上させることができる。
乗物用シートの斜視図である。 ヘッドレストの断面図である。 凸曲面用の第一表皮ピースの分解縦断面図である。 凸曲面用の第一表皮ピースを縦に分断して示す斜視図である。 縫合部を示す凸曲面用の第一表皮ピース一部の横断面図である。 ヘッドレスト一部の拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図6を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。そしてシートクッション4の後部にシートバック6の下部が起倒可能に連結しているとともに、起立状態のシートバック6の上部にヘッドレスト8(詳細後述)が配設されている。なおシートクッション4(シートバック6)には、シート幅方向中央に乗員の着座が可能な着座部4a(6a)が形成され、着座部4a(6a)の側方には、着座側に向けて山なりに盛り上がっている左右の土手部4b(6b)が形成されている。
[ヘッドレスト]
そしてヘッドレスト8は、図1及び図2を参照して、乗員の頭部を支持可能な枕状の部材であり、正面視において概ねシート幅方向に長尺な矩形状をなしている。このヘッドレスト8では、その外形をなすシートパッド8Pの外面にシートカバー8Sが一体化されており、このシートカバー8Sによって意匠面が構成されている。またシートパッド8Pの内部には図示しないシートフレーム8Fが配設されており、このシートフレーム8Fには、シートバック6の上部に挿設可能なヘッドレストステー9が設けられている。ヘッドレストステー9は、正面視で概ね逆U字をなす棒状部材であるとともに、上部側が前方に向かうにつれて次第に下方に湾曲している。そしてヘッドレストステー9の上部はシートパッド8P内に埋設されているとともに、ヘッドレストステー9の下部側をなす一対の自由端は、ヘッドレスト8の下面から左右に分かれて突出している。
ここでヘッドレスト8のシートカバー8Sは、シートの意匠性向上の観点などから、図2に示すように皮革製の表材20と、表材20の裏側に配置されたパッド材22とで構成されている。このシートカバー8Sは、シートパッド8Pの外形に沿うように一体化されているとともに、シートパッド8Pの盛り上がり部分10(図2ではシートパッド8Pの前面8Paから上面8Pbにかけての部分)で凸曲面状となっている。この種の構成では、凸曲面状のシートカバー8S部分において、表材20とパッド材22との間に周長差が生じるなどして、表材20に部分的な浮き(銀面浮き)が生じることが懸念される。このため本実施例では、シートの意匠性を考慮して、表材20に対してパッド材22を縫合して取付けるのであるが、このときパッド材22に求められる性能が低下することは極力回避すべきである。そこで本実施例では、後述する構成によって、凸曲面状のシートカバー8S部分をなす皮革製の表材20にパッド材22をより性能良く取付けることにより、シートの意匠性をより向上させることとした。以下、各構成について詳述する。
[シートパッド(盛り上がり部分)]
シートパッド8Pは、図2を参照して、ヘッドレスト8の外形をなす部材であり、乗員の頭部を弾性的に支持できる。この種のシートパッド8Pの素材は特に限定しないが、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。そしてシートパッド8Pは、側面視において後方から前方に向かうにつれて次第に上下の寸法が大きくなる枕形状を有し、縦断面視においては、前面8Paと、上面8Pbと、後面8Pcと、下面8Pdとを有している。前面8Paは、乗員の頭部を支持するヘッドレスト8の着座面を構成しているとともに、上方に向かうにつれて次第に下方に緩やかに傾斜している。また上面8Pbは、前面8Paの上側から後方に延びているとともに、後方に向かうにつれて次第に下方に向かう傾斜面となっている。そして本実施例においては、ヘッドレスト8の着座面側に配置される前面8Paから上面8Pbにかけての部分が山なりに盛り上がった盛り上がり部分10となっており、前面8Paと上面8Pbの境となる盛り上がり部分10の前端且つ上端の部分は、前方且つ上方に向けて湾曲状に突出している。また後面8Pcは、前面8Paに比して上下の寸法が小さくなっているとともに、下方に向かうにつれて次第に後方に緩やかに傾斜している。そして下面8Pdは、後面8Pcの下縁と前面8Paの下縁をつないでいる面であり、前面8Paに向かうにつれて次第に下方に向けて湾曲している。
[シートカバー]
シートカバー8Sは、図1及び図2を参照して、複数の表皮ピース(第一表皮ピースSP1〜第四表皮ピースSP4)を縫合することで形成されており、シートパッド8Pの略全面を被覆可能な形状を有している。第一表皮ピースSP1(詳細後述)は、シートパッド8Pの前面8Paと上面8Pbと後面8Pcを被覆する表皮ピースであり、本発明の凸曲面用の表皮ピースに相当する。この第一表皮ピースSP1は、展開時においては概ね矩形状をなしている。また第二表皮ピースSP2は、シートパッド8Pの下面8Pdを被覆する表皮ピースであり、第一表皮ピースSP1に比してやや小寸とされた矩形状をなしている。そして第三表皮ピースSP3は、シートパッド8Pの右面を被覆する表皮ピースであり、第四表皮ピースSP4は、シートパッド8Pの左面を被覆する表皮ピースである。これら第三表皮ピースSP3と第四表皮ピースSP4は、ヘッドレスト8の対応する側面形状に概ね一致する形状をなしている。
そして図1及び図2に示すシートカバー8Sでは、隣り合う表皮ピース同士が、互いに隣接する縁同士で縫合線SEWにて縫合されて一体化されている(各図では、便宜上、全ての縫合線に共通の符号SEWを付す)。例えば図1を参照して、第一表皮ピースSP1の右縁は、第三表皮ピースSP3の左縁に縫合されており、第一表皮ピースSP1の左縁は、第四表皮ピースSP4の右縁に縫合されている。また図2を参照して、第一表皮ピースSP1の前側下縁は、第二表皮ピースSP2の前縁に縫合されており、第一表皮ピースSP1の後側下縁は、第二表皮ピースSP2の後縁に縫合されている。これら隣り合う表皮ピース同士を縫合する縫合線SEWはミシンを用いて形成することができ、その際に用いる表皮ピース縫合用の第一縫糸Y1(上糸,下糸)は、天然繊維又は合成繊維製の糸材である。また第一縫糸Y1の太さ(繊度)は、表皮ピース同士を適切に縫合できる限り特に限定しないが、例えば30d〜3000dの範囲で設定することができる。
[第一表皮ピース(凸曲面用の表皮ピース)・表材]
そして第一表皮ピースSP1は、図3及び図4を参照して、皮革製の表材20と、表材20の裏側に配置されるパッド材22と、後述する複数の縫合部30,32とを有している。ここで表材20は、第一表皮ピースSP1の外観をなす面材であり、第一表皮ピースSP1と同一寸法を有している。この表材20に用いられる皮革として、銀面層と繊維層を備えた各種の動物性の本革(天然皮革)を用いることができ、本実施例においては風合いに優れる牛皮を用いている。なお表材20の意匠面となる表側には、必要に応じて保護層としての樹脂層(典型的に透明又は半透明の樹脂層)や着色層などのコーティング層を設けることができる。
[パッド材]
パッド材22は、図3を参照して、パッド材本体24と、低摩擦部26と、裏面部28とを有している。パッド材本体24は、弾性的に伸縮可能な面状の部位であり、本発明のパッド材22そのものを構成している。この種のパッド材本体24の素材は特に限定しないが、例えばシートパッド8Pで例示の素材を用いることができ、本実施例においてはスラブウレタンを用いている。そしてパッド材本体24は、後述するように表材20と概ね同一寸法を有しており、表材20の裏面の概ね全面に配置することが可能である。なお第一表皮ピースSP1のパッド材本体24の厚み寸法は、表材20に適度な張りを付与できる寸法に設定できる。例えば本実施例では、第一表皮ピースSP1のパッド材本体24の厚み寸法を、後述する他の表皮ピースの対応する部材よりも大きくしている(例えば二倍以上、好ましくは三倍以上に設定している)。こうすることでパッド材22によって、表材20に適切な張りを持たせて皺の発生を極力回避することが可能となる。
[低摩擦部・裏面部]
低摩擦部26は、パッド材本体24(パッド材そのもの)に比して表材20に対する摩擦の少ない部位であり、パッド材本体24の表材20を臨む面に設けられている。この種の低摩擦部26として、布帛(織物,編物,不織布)などの面材を用いることができ、これら各種の面材は、スラブウレタン製のパッド材本体24に比して表面滑性に優れている。そして低摩擦部26としての面材は、例えば接着や融着などの手法でパッド材本体24に取付けておくことができ、インサート成形などの手法で一体化することもできる。またパッド材本体24が発泡樹脂製である場合には、このパッド材本体24の表面に熱処理を施して平滑化することにより低摩擦部26を形成することもできる。また裏面部28は、パッド材本体24のシートパッド8Pを臨む面に設けられている部位である。この裏面部28は、パッド材本体24に対するシートパッド8Pの樹脂材料の含浸を阻止可能な各種の面材で構成でき、例えば不織布やフェルトなどの面材で構成することが可能である。
[第一表皮ピース(凸曲面用の表皮ピース)の形成作業]
ここで図3を参照して、第一表皮ピースSP1を形成するに際しては、表材20とパッド材22とを重ねつつこれらの縁同士を位置合せてしておく。このとき本実施例では、表材20の外形寸法と、パッド材22の外形寸法とが概ね同一であるため、これら表材20とパッド材22とをそのまま重ねることで、表材20とパッド材22の縁同士をそれぞれ概ね同一位置に配置できる。例えば表材20とパッド材22とを面方向に伸長させていない状態(テンションをかけていない自由状態)において、表材20の前縁20aから後縁20bまでの長さL1と、パッド材22の前縁22aから後縁22bまでの長さL2は概ね同一となっている。なお本実施例においては、表材20の長さL1に対するパッド材22の長さL2の比率は1/1であるが、設計誤差を考慮して±0.1の誤差は概ね1とみなすことができる。このため図4に示すように表材20とパッド材22とをそのまま重ねて、表材20とパッド材22の前縁(20a,22a)同士を位置合わせすると、表材20とパッド材22の後縁(20b,22b)同士が概ね同一位置に配置される。これら表材20とパッド材22の前縁(20a,22a)同士は、図2に示す第二表皮ピースSP2に縫合される第一表皮ピースSP1の前側下縁側に配置される部分である。また表材20とパッド材22の後縁(20b,22b)同士は、前側下縁とは反対の第一表皮ピースSP1の後側下縁側に配置される部分である。そして本実施例では、表材20とパッド材22の前縁(20a,22a)から後縁(20b,22b)までの長さが、本発明の他の表皮ピースに縫合されるべき凸曲面用の表皮ピースの縁から反対側の縁までの長さに相当する。
[縫合部]
つぎに図4を参照して、表材20とパッド材22の前縁(20a,22a)同士を、これらの末端側で左右に延びる前側縫合部30で縫合する。また同様に表材20とパッド材22の後縁(20b,22b)同士を、これらの末端側で左右に延びる後側縫合部32で縫合する。そして本実施例では、前側縫合部30と後側縫合部32とが、それぞれ本発明の縫合部に相当する。これら前側縫合部30と後側縫合部32は、いずれも左右方向に延びている縫合線であって、ミシンを用いて形成することができる。そして各縫合部30,32に用いる第二縫糸Y2(詳細後述)は天然繊維又は合成繊維製の糸材である。なお表材20とパッド材22の左右の縁同士は、未縫合状態でそのまま残しておくこともできるが、前縁(20a,22a)又は後縁(20b,22b)と同様に他の縫合部(図示省略)で縫合しておくことが望ましい。
ここで図4及び図5に示す第二縫糸Y2の太さ(繊度)は、表材20とパッド材22とを適切に縫合できる限り特に限定しないが、図2に示す表皮ピース縫合用の第一縫糸Y1よりも細い(低繊度)であることが望ましい。このように各縫合部30,32をなす第二縫糸Y2として比較的低繊度の糸材を用いることにより、表材20とパッド材22の縫合部分に第二縫糸Y2の引き締めによる皺等が極力発生しない構成とすることができる。ここで前側縫合部30を一例に、図5に示す第二縫糸Y2(第二上糸Y2a,第二下糸Y2b)による縫合構成を説明すると、第二縫糸Y2をなす第二上糸Y2aは、表材20を左右に横断する途中で、表材20とパッド材22を貫通する複数のミシン孔Hに引き込まれている。そしてミシン孔Hに引き込まれている第二上糸Y2aは、パッド材22の裏側で左右に延びている第二縫糸Y2の第二下糸Y2bに交絡している。そして第二上糸Y2aと第二下糸Y2bとが交絡しつつ引き締められることで、隣り合うミシン孔Hの間の表材20とパッド材22部分が若干寄せ縮められる。このとき第二上糸Y2aと第二下糸Y2bを相対的に細くすることで、隣り合うミシン孔Hの間の表材20とパッド材22部分が極端に寄せ縮められるといった事態を極力回避できる。このため本実施例では、隣り合うミシン孔Hの間の表材20とパッド材22部分が適度に寄せ縮められていることで、極端な寄せ縮めが原因となる表材20等の意図しない皺の発生を極力回避できる。
[他の表皮ピース]
また第二表皮ピースSP2〜第四表皮ピースSP4は、第一表皮ピースSP1と同様に、皮革製の表材とパッド材とで形成することができる。ここで他の表皮ピースSP2〜SP4の表材とパッド材は、第一表皮ピースの対応する部材と概ね同一の基本構成を有している。そして第二表皮ピースSP2〜第四表皮ピースSP4では、表材20とパッド材22とを接着などの手法で一体化することが可能であり、本発明の縫合部に相当する構成を省略することができる。
[シートカバーの形成作業]
図1及び図2を参照して、複数の表皮ピースSP1〜SP4を縫合してシートカバー8Sを形成する。ここで各表皮ピースの縫合手法は概ね同一であるため、第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を一例にこれらの縫合手法を説明する。すなわち第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を中表状に重ね合わせたのち、これらの隣り合う縁同士を縫合していく。例えば図6を参照して、第一表皮ピースSP1の前側と第二表皮ピースSP2の前側とを縫合する際には、これら表皮ピース同士を縫合する縫合線SEWを、前側縫合部30よりも末端から離して形成していく。そして第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を、これらを縫合する縫合線SEWを基点に面状に展開させることにより、シートカバー8Sの対応する箇所を形成することができる。さらに図2に示す第一表皮ピースSP1の後側と第二表皮ピースSP2の後側とを縫合する際にも、これら表皮ピース同士を縫合する縫合線SEWを後側縫合部32よりも末端から離して形成していく。
つぎにシートカバー8Sを、インサート成形などの手法で図2に示すシートパッド8Pに一体化する。例えばシートカバー8Sを、シートパッド8Pの成形型(図示省略)のキャビティ内の適所に予めセットしておく。このときシートカバー8Sの面方向に適度にテンションをかけておくのであるが、第一表皮ピースSP1においては、表材20とパッド材22とは概ね同一の寸法を有しているため、表材20とパッド材22に対して概ね同一のテンションがかかった状態となる。そこで成形型のキャビティ内でシートパッド8Pの成形材料を発泡硬化させることにより、シートパッド8Pを成形しつつシートカバー8Sに一体化することができる。このとき本実施例では、図4を参照して、シートカバー8Sの裏側にパッド材22の裏面部28が配置されている。そして図2に示すシートパッド8Pの成形材料が、裏面部28に適度に含浸して硬化することで、シートパッド8Pにシートカバー8Sが一体化される。このとき成形材料のパッド材22への含浸は裏面部28までで止められるため、パッド材本体24の伸縮性は良好に維持されることとなる。
[ヘッドレストの外見]
図1及び図2を参照して、ヘッドレスト8を、ヘッドレストステー9を介してシートバック6の上部に配設しておく。この状態のヘッドレスト8においては、シートカバー8Sの第一表皮ピースSP1が、シートパッド8Pの前面8Paと上面8Pbと後面8Pcにかけての部分を覆いつつ、ヘッドレスト8の着座面側に配置される。そしてシートパッド8Pは、前面8Paから上面8Pbにかけての部分が山なりに盛り上がった盛り上がり部分10となっており、これにより第一表皮ピースSP1の前面8Paと上面8Pbにかけての部分が凸曲面状となっている。この種の構成においては、第一表皮ピースSP1の表材20とパッド材22に周長差が生じることで、表材20の部分的な浮き(銀面浮き)が生じることが懸念される。特に第一表皮ピースSP1はヘッドレスト8の着座面側に配置されて比較的目立ちやすいシートカバー8S部分である。このためシートの意匠性向上を図るために、第一表皮ピースSP1に、銀面浮きが原因の皺が過度に発生する事態は極力回避すべきである。
そこで本実施例の第一表皮ピースSP1では、図2及び図4に示すように表材20とパッド材22とが相対移動可能な状態とされているとともに、第一表皮ピースSP1の前縁等に配置される表材の末端とパッド材22の末端とに設けられた各縫合部30,32で縫合されている。こうして本実施例では、第一表皮ピースSP1が凸曲面状となる際に、表材20とパッド材22とが面方向に適宜相対移動することで、これらの間に周長差が生じることを極力回避することができる。特に本実施例では、パッド材22に、図4に示す表材20に対する摩擦の少ない低摩擦部26が設けられており、この低摩擦部26が表材20に接している。こうすることで表材20とパッド材22とのスムーズな相対移動が可能となり、表材20がパッド材22に引っかかるなどして表材20に部分的な凹凸が生じるなどの不具合を極力回避することができる。
さらに本実施例においては、表材20に対してパッド材22を縫合するに際して、パッド材22に無理な力がかかってその性能が低下することは極力回避すべきである。そこで本実施例では、図3を参照して、非伸長状態における表材20とパッド材22は、第一表皮ピースSP1の前縁から後縁までの長さに相当する長さ(L1,L2)が概ね同一となっている。このように非伸長状態の表材20とパッド材22の長さを概ね同一とすることで、パッド材22に無理な力がかかることを極力回避することができ、表材20との関係でパッド材22に要求されている性能を極力維持することができる。すなわちパッド材22は、表材20とともに適度に伸長しているだけであるため、パッド材22本来の伸縮性を十分に残している。こうしてパッド材22によって、表材20に張りや弾性を適切に付与することにより、第一表皮ピースSP1が予定されている性能を十分に発揮することができる。そして本実施例では、ヘッドレスト8の比較的目に付きやすい着座面側に第一表皮ピースSP1を配置したことにより、ヘッドレスト8の意匠性をより好適に維持することができる。
以上説明した通り本実施例では、非伸長状態の表材20とパッド材22の長さが概ね同一となっているため、表材20との関係でパッド材22に要求されている性能を極力維持することができる。そして本実施例の凸曲面用の第一表皮ピースSP1では、表材20とパッド材22とが、(接着されることなく)相対移動可能な状態とされて、末端側に設けられている各縫合部30,32で縫合されている。このため凸曲面用の第一表皮ピースSP1が凸曲面状となる際に、表材20とパッド材22とが面方向に適宜相対移動することで、これらの間に周長差が生じることを極力回避することができる。すなわち表材20とパッド材22とを接着しないことにより、銀面浮きの発生を極力回避することが可能となり、シートの意匠性向上に資する構成となる。なお表材20とパッド材22とを接着しない構成では、表材20(本革)のグレードを下げることが可能であり、シートの製造コストの低減に資する構成となっている。また本実施例では、相対的に意匠性の求められる着座面側に凸曲面用の第一表皮ピースSP1を配置することで、シートの意匠性をより好適に維持することができる。特に本実施例では、ヘッドレスト8の比較的目に付きやすい着座面側に凸曲面用の第一表皮ピースSP1を配置したことにより、ヘッドレスト8の意匠性をより好適に維持することができる。
また本実施例では、他の表皮ピースSP2〜SP4に凸曲面用の第一表皮ピースSP1と同様の処置を施す必要がないため、シートカバー8Sの構成のシンプル化に資する構成となる。また本実施例では、表材20とパッド材22を、相対的に細い第二縫糸Y2で縫合しておくことにより、これらの縫合部分に第二縫糸Y2の引き締めによる皺等が極力発生しない構成とすることができる。また本実施例では、パッド材22の低摩擦部26と表材20とを接する構成として、表材20とパッド材22とのスムーズな相対移動を可能とすることにより、表材20がパッド材22に引っかかるなどの不具合を極力回避することができる。このため本実施例によれば、凸曲面状のシートカバー8S部分をなす皮革製の表材20にパッド材22をより性能良く取付けることにより、シートの意匠性をより向上させることができる。
本実施形態の乗物用シート2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、シートカバー8Sの構成(形状,寸法,配置位置,表皮ピースの数など)を例示したが、シートカバーの構成を限定する趣旨ではない。例えばシートカバーは、複数又は単数の凸曲面用の表皮ピースと、複数又は単数の他の表皮ピースとで構成することができ、これら表皮ピースの数はシートカバーの構成に応じて適宜設定することができる。なお他の表皮ピースは、凸曲面用の表皮ピースと同様の構成を有していてもよい。
また本実施形態では、凸曲面用の第一表皮ピースSP1の構成(形状,寸法,配置位置など)を例示したが、凸曲面用の表皮ピースの構成を限定する趣旨ではない。例えば凸曲面用の表皮ピースは、シートカバーの外観をなす適宜の位置に配置することができ、必ずしも着座面側に配置する必要はない。また凸曲面用の表皮ピースは、表材とパッド材を有しておればよく、パッド材は、パッド材本体で構成することができ、低摩擦部や裏面部は適宜省略することができる。また表材とパッド材の末端同士を縫合する第二縫糸は、シートカバーの意匠性に極端な悪影響を及ぼさないならば第一縫糸よりも太くしてもよい。また第二縫糸による縫合部は、直線縫いのほか、曲線縫いやジグザグ縫い、かがり縫いなどの各種の縫い方で形成することが可能であり、一本の縫糸で構成することもできる。また縫合部は、表材とパッド材を適切に取付け可能ならば、これらの縁に連続的に形成する場合のほかに断続的に形成することができる。なお本実施例においては、表材とパッド材の各縁の少なくとも一つ(例えば前縁又は後縁にのみ)縫合部を設けることもできる。
また本実施形態では、乗物用シート2の各種の構成を例示したが、乗物用シートの構成を限定する趣旨ではない。例えば本実施例では、ヘッドレスト8を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートクッションやシートバックなどの各種シート構成部材に適用できる。例えば図1を参照して、シートクッション4(シートバック6)には、シート幅方向中央に乗員の着座が可能な着座部4a(6a)と、着座側に向けて山なりに盛り上がっている左右の土手部4b(6b)とが形成されている。このような構成においては左右の少なくとも一方の土手部4b(6b)に本実施例の構成を好適に適用できる。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車や船舶などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 ヘッドレストステー
8F シートフレーム
8P シートパッド
8Pa シートパッドの前面
8Pb シートパッドの上面
8Pc シートパッドの後面
8Pd シートパッドの下面
10 シートパッドの盛り上がり部分
8S シートカバー
20 表材
20a 表材の前縁
20b 表材の後縁
22 パッド材
22a パッド材の前縁
22b パッド材の後縁
24 パッド材本体(本発明のパッド材そのもの)
26 低摩擦部
28 裏面部
30 前側縫合部(本発明の縫合部)
32 後側縫合部(本発明の縫合部)
SEW 縫合線
SP1 第一表皮ピース(本発明の凸曲面用の表皮ピース)
SP2 第二表皮ピース(本発明の他の表皮ピース)
SP3 第三表皮ピース(本発明の他の表皮ピース)
SP4 第四表皮ピース(本発明の他の表皮ピース)
Y1 第一縫糸(本発明の凸曲面用の表皮ピースと他の表皮ピースを縫合する縫糸)
Y2 第二縫糸(本発明の縫合部をなす縫糸)
Y2a 第二上糸
Y2b 第二下糸

Claims (5)

  1. 乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートの意匠面を構成するシートカバーとを一体で備え、前記シートカバーの少なくとも一部は、前記シートパッドの盛り上がり部分を覆うことで凸曲面状となっており、
    前記シートカバーは、複数の表皮ピースで形成されているとともに、前記凸曲面状となる位置に配置される凸曲面用の表皮ピースを有し、前記凸曲面用の表皮ピースは、意匠面をなす本革製の表材と、前記表材の裏側に配置する弾性的に伸縮可能なパッド材とを有している乗物用シートにおいて、
    非伸長状態における前記表材と前記パッド材とは、他の表皮ピースに縫合されるべき前記凸曲面用の表皮ピースの縁から反対側の縁までの長さが概ね同一であり、
    前記表材と前記パッド材は、相対移動可能な状態とされているとともに、前記凸曲面用の表皮ピースの縁に配置される前記表材の末端と前記パッド材の末端とに設けられた縫合部で縫合されており、
    前記パッド材の表材を臨む面には、前記パッド材そのものよりも前記表材に対する摩擦の少ない低摩擦部が設けられているとともに、前記低摩擦部は、前記パッド材及び前記表材と接する別の面材で構成されている乗物用シート。
  2. 前記凸曲面用の表皮ピースは、着座状態の乗員に対面状に配置されるシートの着座面側に配置されている請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記凸曲面用の表皮ピースには、前記縫合部を有していない前記他の表皮ピースが縫合されている請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記縫合部をなす縫糸は、前記凸曲面用の表皮ピースと前記他の表皮ピースを縫合する縫糸よりも細くされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 乗員の頭部を支持可能なヘッドレストを有するとともに、
    前記凸曲面用の表皮ピースは、前記ヘッドレストの乗員頭部に対面可能な着座面側に配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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