JP6980541B2 - 皮革製品 - Google Patents

皮革製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6980541B2
JP6980541B2 JP2018009613A JP2018009613A JP6980541B2 JP 6980541 B2 JP6980541 B2 JP 6980541B2 JP 2018009613 A JP2018009613 A JP 2018009613A JP 2018009613 A JP2018009613 A JP 2018009613A JP 6980541 B2 JP6980541 B2 JP 6980541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stitch
design
terminal
base material
leather
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018009613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019127663A (ja
Inventor
知幸 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP2018009613A priority Critical patent/JP6980541B2/ja
Publication of JP2019127663A publication Critical patent/JP2019127663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6980541B2 publication Critical patent/JP6980541B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

本発明は、皮革製の基材と、線状のステッチ部と、刺繍製の意匠部とを備えた皮革製品に関する。
この種の皮革製品では、意匠性向上などの観点から、皮革製の基材に対して線状のステッチ部や刺繍製の意匠部を設けることがある。例えば皮革製の基材上に刺繍製の意匠部を設け、この意匠部をなす刺繍糸の縫目によって模様や文字などを表現することができる。また基材上に複数のステッチ部を交差状に設けることによって、皮革製品に対して格子柄を付与することができる。しかしステッチ部と意匠部とを組み合わせて用いる場合、ステッチ部と意匠部の一方の意匠が他方の意匠によって制約を受けることがあった。例えばステッチ部の上に意匠部を重複して形成しようとした場合、意匠部の形成時にステッチ部の縫糸が破損するといった事態が懸念される。このためステッチ部を、意匠部を避けるように形成するのであるが、そうするとステッチ部の意匠が制約を受けてしまう。例えばステッチ部が、意匠部の付近で不自然な方向に曲がっていたり、意匠部の近傍で途切れたりすることで、ステッチ部の意匠性が悪化してしまう。
ここで特許文献1の技術では、基材上にほつれ止め構造を設け、このほつれ止め構造によってステッチ部の縫い始めと縫い終わりの端末部分のほつれを防止している。ほつれ止め構造は、熱溶融性糸で構成された略矩形の領域であり、熱溶融性糸を基材に縫い付けることで形成されている。またステッチ部は、ほつれ止め構造を横断するように形成されているとともに、ステッチ部の縫い始めと縫い終わりの箇所がほつれ止め構造内に配置されている。そして熱溶融性糸を加熱してステッチ部の縫糸に融着させておくことにより、ステッチ部の端末のほつれを防止している。そこで意匠部の構成糸として熱溶融性糸を用い、この意匠部の熱溶融性糸の融着によってステッチ部を補強することが考えられる。
特開平8−182874号公報
しかし公知技術のように意匠部を熱溶融性糸で形成した場合、熱溶融性糸の溶融固化によって意匠部の見栄えが悪くなったり、意匠部が硬くなって刺繍に求められる風合いを損ねたりするおそれがあった。さらにステッチ部が意匠部を横断して配置されている場合、このステッチ部によって意匠部の意匠が制約されてしまうおそれがある。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、刺繍製の意匠部と線状のステッチ部を、これらの意匠をより適切に両立しつつ皮革製の基材に設けることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の皮革製品は、皮革製の基材と、基材に設けられた刺繍製の意匠部と、基材に設けられた線状のステッチ部とを備え、ステッチ部の縫目が意匠部に向かって延びている。この種の構成では、刺繍製の意匠部と線状のステッチ部を、これらの意匠をより適切に両立しつつ皮革製の基材に設けることが望まれる。そこで本発明では、意匠部側のステッチ部の端末は、返し縫い処理が施されている端末部位で構成されているとともに、端末部位では、ステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに延長方向と同方向に延びている。そして端末部位は、意匠部の周縁を跨いで配置されているとともに、端末部位の末端は意匠部内に配置されている。本発明では、ステッチ部の端末をなす端末部位が、意匠部の周縁を跨ぐように配置されて意匠部内で縫い止めされている。このためステッチ部が、意匠部の外で不自然に途切れることを回避することができ、意匠部によるステッチ部の意匠の制約を極力抑えることができる。またステッチ部の端末を折り返し状の端末部位で構成して、意匠部内へのステッチ部の過度な入り込みを規制したことにより、ステッチ部による意匠部の意匠の制約を極力抑えることができる。
第2発明の皮革製品は、第1発明の皮革製品において、端末部位は、縫い始めと縫い終わりの少なくとも一方のステッチ部の端末に形成されている。本発明では、ステッチ部の縫い始め又は縫い終わりの端末が意匠部の外で不自然に途切れることを回避することができる。
第3発明の皮革製品は、第1発明又は第2発明の皮革製品において、ステッチ部は、意匠部の外に配置されている一般部位を有し、端末部位は、一般部位と一つなぎとなって意匠部内に入り込んでいる内側部位の縫目に対して返し縫い処理が重複して施されることにより形成されている。本発明では、端末部位が、一般部位と一つなぎの内側部位の縫目に重複して設けられているため、ステッチ部の端末を更に目立ちにくい構成とすることができる。
第4発明の皮革製品は、第1発明〜第3発明のいずれかの皮革製品において、端末部位では、ステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに意匠部の外で延長方向と同方向に折り返されている。本発明では、折り返し基点となる端末部位の一部を意匠部外に形成したことで、端末部位をより確実に形成することができる。
第5発明の皮革製品は、第1発明〜第4発明のいずれかの皮革製品において、端末部位には、ステッチ部の延長方向と逆向きに延びている第一返し部位と、延長方向と同方向に延びている第二返し部位とがこの順で形成されており、第一返し部位と第二返し部位は、同一長さの縫目が同数並列することで形成されている。本発明では、第一返し部位と第二返し部位を概ね同寸としたことで、ステッチ部の端末処理を適切に行いつつ、さらに意匠部内へのステッチ部の過度な入り込みを適切に規制することができる。
第6発明の皮革製品は、第1発明〜第5発明のいずれかの皮革製品において、基材は、意匠部が形成された皮革製の表側基材と、表側基材の裏側に配置する裏側基材と、弾性的に伸縮可能な弾性材とを有し、表側基材と裏側基材とは、ステッチ部によって弾性材を間に挟んだ状態で縫合されている。本発明では、弾性材によって表側基材を膨らませたキルト状の基材を使用して、ステッチ部をキルティングステッチとして用いることにより、皮革製品の意匠性を更に向上させることができる。
本発明に係る第1発明によれば、刺繍製の意匠部と線状のステッチ部を、これらの意匠をより適切に両立しつつ皮革製の基材に設けることができる。また第2発明によれば、ステッチ部を、より自然な形で設けることができる。また第3発明によれば、ステッチ部を、より意匠性良く設けることができる。また第4発明によれば、ステッチ部を、より確実に意匠性良く設けることができる。また第5発明によれば、ステッチ部を、更に意匠性良く設けることができる。そして第6発明によれば、刺繍製の意匠部を、より意匠性よく設けることができる。
乗物用シートの正面図である。 意匠部の周辺を示すシートカバーの拡大概略正面図である。 シートカバーの断面図である。 図2のIVで示す丸で囲った部分のシートカバーの拡大正面図である。 端末部位の構成を便宜的に示すシートカバーの拡大正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図5を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。なお図1では、便宜上、シートカバーの一部にステッチ部を設けているが、シートカバーの全てにステッチ部を設けてもよい。また図2では、便宜上、意匠部にハッチを付けて図示している。また図2及び図5では、便宜上、ステッチ部の端末部位の各縫目を左右に分けて図示しているが、実際の各縫目は、図4に示す重複状態となっている。
図1の乗物用シート2は、本発明の皮革製品(天然皮革と合成皮革の少なくとも一方を備えた皮革製品)に相当する部材であり、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材(4,6,8)は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。そしてシートクッション4の後部にシートバック6(詳細後述)の下部が起倒可能に連結され、シートバック6の上部にヘッドレスト8が設けられている。
[シートバック]
シートバック6は、図1を参照して、乗員の背凭れとなる正面視で略矩形の部材であり、上述の基本構成6F,6P,6Sとともに、刺繍製の意匠部20と、複数の線状のステッチ部STa〜STj等を有している(各部材及び各部の詳細は適宜後述)。意匠部20は、皮革製のシートカバー6S上に設けられた刺繍製の部位であり、正面視で概ね長方形をなしている。また複数のステッチ部STa〜STj等(線状に並列した縫目)は、シートカバー6S上で格子状に配置されているとともに、図2に示す特定のステッチ部STa〜STjは意匠部20に向かうように配置されている。この種の構成では、各ステッチ部STa〜STjと意匠部20のいずれか一方の意匠が他方の意匠によって制約を受けるといった事態は極力回避すべきである。そこで本実施例では、後述する構成によって、刺繍製の意匠部20と、各ステッチ部STa〜STjを、これらの意匠をより適切に両立しつつ皮革製のシートカバー6Sに設けることとした。以下、各構成について詳述する。
[基本構成]
シートバック6は、図1及び図3を参照して、シートパッド6Pを、シートフレーム6F(図示省略)上に配置したのちシートカバー6Sで被覆することで形成されている。ここでシートフレーム6Fは、典型的に正面視で略矩形又はアーチ状の枠体であり、金属や硬質樹脂などの剛性に優れる素材にて形成できる。またシートパッド6Pは、シートバック6の外形形状をなしている部材であり、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)などの発泡樹脂で形成できる。このシートパッド6Pの着座面には、着座部6aと、左右の土手部6bとが形成されている。着座部6aは、シート幅方向中央に形成された乗員の着座が可能な部位である。また左右の土手部6bは、着座部6aの側方で相対的に前方に向けて山なりに盛り上がっている部位である。
[シートカバー(基材)]
シートカバー6Sは、図1に示すようにシートバック6の意匠面を構成する面材であり、複数の表皮ピースSP1〜SP3等を縫合することで形成されている(図1では、便宜上、特定の表皮ピースにのみ符号を付している)。例えばシートカバー6Sの前面は、着座部6aの下部を被覆するメイン表皮ピースSP1と、左右の土手部6bを被覆する一対のサイド表皮ピースSP2、SP3とを縫合することで形成されている。これら各表皮ピースSP1〜SP3の素材として、シートの意匠面を構成可能な面材を用いることができ、例えば皮革(天然皮革,合成皮革)や布帛(織物,編物,不織布)を適宜選択して用いることができる。そして本実施例では、後述する意匠部20を形成するメイン表皮ピースSP1が本発明の基材に相当し、このメイン表皮ピースSP1の素材として皮革製の基材(詳細後述)を用いている。なお各サイド表皮ピースSP2,SP3の素材は特に限定しないが、本実施例では皮革を用いている。
そしてメイン表皮ピースSP1は、図3に示すキルト状の面材であり、表側基材12と、裏側基材14と、弾性材16とを有している。表側基材12は、天然皮革と合成皮革の少なくとも一方で形成されている面材であり、メイン表皮ピースSP1の意匠面を構成している。また裏側基材14は、表側基材12の表面とは反対の裏側に配置されている面材であり、皮革又は布帛で構成することが可能である。そして弾性材16は、弾性的に伸縮可能な部材であり、表側基材12と裏側基材14の間に介装されている。この弾性材16の素材は、後述の各ステッチ部STa〜STj等をメイン表皮ピースSP1に縫い付ける際の引き締め力によって潰れ変形可能な素材であればよく、ポリウレタンフォームなどの発砲樹脂のマット材、ゴム弾性を有する樹脂製の板材、繊維を三次元的に交絡又は積層してなる面材を例示できる。
[意匠部]
またメイン表皮ピースSP1の上部中央には、図1を参照して、シートの意匠性向上などの観点から刺繍製の意匠部20が設けられている。この意匠部20は、図2を参照して、正面視で左右に長尺な長方形状の刺繍製の部位であり、意匠部20の輪郭をなす複数の周縁(右縁21,左縁22,上縁23,下縁24)を有している。右縁21は、意匠部20の右側の輪郭をなして上下方向に延びている周縁部分であり、左縁22は、意匠部20の左側の輪郭をなして上下方向に延びている周縁部分である。また上縁23は、意匠部20の上側の輪郭をなして左右方向に延びている周縁部分であり、下縁24は、意匠部20の下側の輪郭をなして左右方向に延びている周縁部分である。この意匠部20は、例えばミシンを用いた機械刺繍で構成可能であり、各種の刺繍手法(縫い方)で形成できる。そして意匠部20の刺繍手法として、意匠部20に求められる外観を考慮して、例えばタタミ縫いとサテン縫いの少なくとも一方を用いることが可能である。
[ステッチ部]
複数のステッチ部STa〜STj等は、図1を参照して、メイン表皮ピースSP1に設けられた線状の縫目である(図1では、便宜上、一部のステッチ部にのみ特定の符号STa〜STjを付す)。各ステッチ部STa〜STj等は、ミシンによって形成可能であるとともに、後述するように図3の表側基材12と裏側基材14を縫合するキルティングステッチとして用いられている。これら各ステッチ部STa〜STj等は、メイン表皮ピースSP1上でヒシクロス模様をなすように配置されており、右傾斜状の複数のステッチ部(STa,STc,STe,STh,STj等)と、左傾斜状の複数のステッチ部(STb,STd,STf,STg,STi等)とに分けられている。右傾斜状の複数のステッチ部(STa,STc,STe,STh,STj等)は、各々、右方に向かうにつれて次第に下方に傾斜しているとともに、左右方向に概ね等間隔で配置されている。また左傾斜状の複数のステッチ部(STa,STc,STe,STh,STj等)は、各々、左方に向かうにつれて次第に下方に傾斜しているとともに、左右方向に概ね等間隔で配置されている。
そして本実施例では、図2を参照して、特定のステッチ部(第一ステッチ部STa〜第十ステッチ部STj)が意匠部20に向けて延びている。例えば意匠部20の上部側には、右傾斜状の各ステッチ部(第一ステッチ部STa,第三ステッチ部STc,第五ステッチ部STe)と、左傾斜状の各ステッチ部(第二ステッチ部STb,第四ステッチ部STd,第六ステッチ部STf)が配置されている。また意匠部20の下部側には、左傾斜状の各ステッチ部(第七ステッチ部STg,第九ステッチ部STi)と、右傾斜状の各ステッチ部(第八ステッチ部STh,第十ステッチ部STj)が配置されている。
ここで図2に示す特定の上部側と下部側のステッチ部同士は、意匠部20を挟んで一つなぎとなるように配置されている(図2では、STaとSTh、STcとSTj、STdとSTg、STfとSTiがそれぞれ特定のステッチ部同士に相当する)。例えば上部側の右傾斜状の第一ステッチ部STaと下部側の右傾斜状の第八ステッチ部SThは、意匠部20を挟んで一つなぎとなるように配置されている。このように各ステッチ部を配置するに際しては、第一ステッチ部STaを意匠部20の上縁23側で縫い終えたのち、意匠部20を跨いで(ジャンプ処理を施して)、意匠部20の下縁24側で第八ステッチ部SThを縫い始める。このため上部側の各ステッチ部STa〜STjでは、意匠部20側にステッチ部の縫い終わりの箇所(STE)が設けられており、この縫い終わりの箇所(STE)は意匠部20の上縁23側に配置されている。また下部側の各ステッチ部STg〜STjでは、意匠部20側にステッチ部の縫い始めの箇所(STS)が設けられており、この縫い始めの箇所(STS)は意匠部20の下縁24側に配置されている。そして各ステッチ部STa〜STjの基本構成は概ね同一であるとともに、各縫い終わりの箇所(STE)と各縫い始めの箇所(STS)とは上下逆に配置されている以外は概ね同一の基本構成を有している。そこで以下に、第二ステッチ部STbを一例にその詳細を説明する。
[一般部位]
この第二ステッチ部STbは、意匠部20の上縁23左端に向けて延びている左傾斜状のステッチ部であり、図4を参照して、一般部位30と、後述の端末部位32とを有している。一般部位30は、専ら第二ステッチ部STbの意匠をなしている部位であり、意匠部20外に配置された複数の一般縫目30aで構成されている(図4では、一般部位をなす一般縫目に共通の符号30aを付す)。これら各一般縫目30aは、意匠部20の直前に設けられた基準ミシン孔H1の上方に配置されているとともに、隣り合う一般縫目30a同士はミシン孔Hを間に挟んで左傾斜状に並列して配置されている(図4では、特定のミシン孔に特定の符号を付し、その他のミシン孔Hには共通の符号を付す)。
[端末部位]
また端末部位32は、図4を参照して、第二ステッチ部STbの縫い終わりの端末STEを構成しており、第二ステッチ部STbに返し縫い処理を施すことで形成されている。この端末部位32は、複数の部位(内側部位41,第一返し部位42,第二返し部位44)で構成されており、各部位41,42,44は、基準ミシン孔H1の下方に配置された複数の縫目32a〜32fによって形成されている。すなわち図5を参照して、各部位を便宜的に左右に分けた場合、内側部位41は、基準ミシン孔H1の下方に配置された一対の内側縫目32a,32bで形成されている。この内側部位41は、一般部位30の下方に一つなぎとなるように設けられた部位であり、第二ステッチ部STbの延長方向(図5では左下)と同方向に延びている。また第一返し部位42は、内側部位41の下端から第二ステッチ部STbの延長方向とは逆向き(図5では右上)に延びている一対の第一縫目32c,32dで構成されている。また第二返し部位44は、第一返し部位42の上端から第二ステッチ部STbの延長方向と同方向に延びている一対の第二縫目32e,32fで構成されている。そして第一返し部位42の各第一縫目32c,32dと、第二返し部位44の各第二縫目32e,32fとは、同一長さ寸法を有し、更に本実施例では内側部位41の各内側縫目32a,32bの長さと概ね同一に設定されている。こうして端末部位32は、図4に示すように内側部位41に対して第一返し部位42と第二返し部位44が重複して配置される(三本の返し縫いの糸を重ねた返し縫い処理が施される)ことで形成されている。
そして図4の端末部位32を構成する各縫目32a〜32fは、それぞれ意匠部20の上縁23を跨ぐように配置されている。すなわち端末部位32では、意匠部20外の基準ミシン孔H1と、基準ミシン孔H1の下方のミシン孔Hと、最も下方の終端ミシン孔H2とが、左傾斜状に等間隔で配置されており、下方のミシン孔Hと終端ミシン孔H2は意匠部20内に配置されている。そして内側部位41と第一返し部位42と第二返し部位44とは、基準ミシン孔H1と終端ミシン孔H2の間に形成されており、意匠部20の上縁23を上下に跨いだ状態で配置されている。そして最も下方に位置する終端ミシン孔H2は、意匠部20内に配置された状態で、端末部位32(第二返し部位44)の末端32Eを構成している。この端末部位32の末端32Eは、第二ステッチ部STbの糸切り処理を施す部分である。また本実施例では、第一返し部位42と第二返し部位44の折り返し基点(端末部位の一部)を、意匠部20外の基準ミシン孔H1付近に設定している。こうすることで端末部位32の形成時などに、第一返し部位42と第二返し部位44の折り返し基点を意匠部20に邪魔されることなく確認できるため、これら両返し部位42,44をより確実に形成することができる。
ここで図4の端末部位32(各部位41,42,44)の長さ寸法は、意匠部20の意匠に過度の制約がかからないよう配慮して設定することができる。例えば第二ステッチ部STbでは、その延長方向において端末部位32が意匠部20を横断しない(意匠部を突き抜けない)ように端末部位32の長さ寸法を設定している。すなわち第二ステッチ部STbでは、各部位の縫目の数や各縫目の長さを調節することで、端末部位32が意匠部20を横断しない(好ましくは横断する長さの半分未満)に設定されている。そして図2に示す各ステッチ部STa,STc〜STjにおいても同様に端末(縫い終わりの端末STE,縫い始めの端末STS)の長さ寸法が設定されている。さらに本実施例では、例えば第一ステッチ部STaを意匠部20の上縁23側で縫い終えたのち、意匠部20を跨いで(ジャンプ処理を施して)、意匠部20の下縁24側で第八ステッチ部SThを縫い始めている。このとき第一ステッチ部STaの縫い終わりの端末STEの長さ寸法(第八ステッチ部SThの縫い始めの端末STSの長さ寸法)は、それぞれジャンプ処理を施している距離よりも短くなるように設定することが可能である。
[意匠部とステッチ部の形成手法]
本実施例においては、図2を参照して、各ステッチ部STa〜STj等(以下、STa等とも呼ぶ)と意匠部20とをこの順でメイン表皮ピースSP1に形成していく。すなわち図3に示す表側基材12と裏側基材14とを、弾性材16を間に挟んで各ステッチ部STa等で縫合したのち、表側基材12に刺繍製の意匠部20を形成する。こうしてメイン表皮ピースSP1は、弾性材16によって表側基材12を膨らませたキルト状となり、各ステッチ部STa等がキルティングステッチとして用いられることとなる。そして本実施例では、シートカバー6Sの更なる意匠性向上の観点から、図2に示す各ステッチ部STa等を意匠部20の上下に形成している。すなわち本実施例では、意匠部20と各ステッチ部STa等とを複合的に用いて、シートカバー6Sの意匠性の更なる向上を図っている。この種の構成では、刺繍製の意匠部20と線状のステッチ部STa等を、これらの意匠をより適切に両立しつつメイン表皮ピースSP1に設けることが望まれる。
そこで本実施例においては、図2に示す各ステッチ部の端末(STE,STS)は、返し縫い処理が施されている図4の端末部位32で構成されている。この端末部位32では、図4及び図5に示すように、対応するステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに延長方向と同方向に折り返されている。そして端末部位32は、意匠部20の周縁(23等)を跨いで配置されているとともに、端末部位32の末端32Eは意匠部20内に配置されている。
例えば図4及び図5を参照して、第二ステッチ部STbでは、第二ステッチ部STbの縫い終わりの箇所(STE)に端末部位32が設けられており、この端末部位32は、意匠部20の上縁23を上下に跨いで配置されている。そして端末部位32(第二返し部位44)の末端32Eは意匠部20内で縫い止めされているため、第二ステッチ部STbが、意匠部20の外で不自然に途切れることを回避している。このため第二ステッチ部STbと意匠部20とが重なって配置されている(複合的に用いられている)場合にも、この意匠部20による第二ステッチ部STbの意匠の制約を極力抑えることができる。さらに第二ステッチ部STbの端末を折り返し状の端末部位32で構成して、意匠部20内への第二ステッチ部STbの過度な入り込みを規制したことで、第二ステッチ部STbによる意匠部20の意匠の制約を極力抑えることができる。特に本実施例では、第一返し部位42と第二返し部位44を概ね同寸としている。このため第二ステッチ部STbの端末処理を適切に行いつつ、さらに意匠部20内への第二ステッチ部STbの過度な入り込みを適切に規制することができる。
また本実施例では、図2を参照して、意匠部20の上部に配置するその他のステッチ部STa,STc〜STfも、第二ステッチ部STbと同様に縫い終わりの端末STEに図4に示す端末部位32が設けられている。また意匠部20の下部に配置する各ステッチ部STg〜STjも、第二ステッチ部STbと同様に縫い始めの端末STSに図4に示す端末部位32が設けられている。このため本実施例では、意匠部20による各ステッチ部STa〜STjの意匠の制約を極力抑えることができるとともに、各ステッチ部STa〜STjによる意匠部20の意匠の制約を極力抑えることができる。さらに本実施例では、図4に示す端末部位32の各返し部位42,44を、一般部位30と一つなぎの内側部位41に重複して設けている。このため各ステッチ部STa等の端末STE,STSを更に目立ちにくい構成とすることができる。このため例えばジャンプ処理を施して第一ステッチ部STaと第八ステッチ部SThを、意匠部20を挟んで一つなぎとなるように配置する場合、これら両ステッチ部STa,SThをより自然な形で一つなぎとなるように表現できる。
以上説明した通り本実施例では、各ステッチ部STa〜STjの端末をなす端末部位32が、意匠部20の周縁を跨ぐように配置されて意匠部20内で縫い止めされている。このため各ステッチ部STa〜STjが意匠部20の外で不自然に途切れることを回避することができ、意匠部20による各ステッチ部STa〜STjの意匠の制約を極力抑えることができる。また各ステッチ部STa〜STjの端末を折り返し状の端末部位32で構成して、意匠部20内への各ステッチ部STa〜STjの過度な入り込みを規制したことにより、各ステッチ部STa〜STjによる意匠部20の意匠の制約を極力抑えることができる。このため本実施例の構成によれば、シートカバー6Sに対して、各ステッチ部STa〜STjの意匠(本実施例ではキルティング意匠)と意匠部20(機械刺繍)の意匠とを複合したデザインの意匠を付与することが可能となる。
また本実施例では、各ステッチ部STa〜STjの縫い始め又は縫い終わりの端末(STS,STE)が意匠部20の外で不自然に途切れることを回避することができる。また本実施例では、端末部位32を一般部位30に重ねることで、各ステッチ部STa〜STjの端末を更に目立ちにくい構成とすることができる。また本実施例では、折り返し基点となる端末部位32の一部(基準ミシン孔H1付近)を意匠部20外に形成したことで、端末部位32をより確実に形成することができる。また本実施例では、第一返し部位42と第二返し部位44を概ね同寸としたことで、各ステッチ部STa〜STjの端末処理を適切に行いつつ、さらに意匠部20内への各ステッチ部STa〜STjの過度な入り込みを適切に規制することができる。そして本実施例では、弾性材16によって表側基材12を膨らませたキルト状の基材を使用して、各ステッチ部STa〜STjをキルティングステッチとして用いることにより、乗物用シート2の意匠性を更に向上させることができる。このため本実施例によれば、刺繍製の意匠部20と、各ステッチ部STa〜STjを、これらの意匠をより適切に両立しつつ皮革製のシートカバー6Sに設けることができる。
本実施形態の乗物用シート2(皮革製品の一例)は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、意匠部20の構成(形状,寸法,配置位置,形成数など)を例示したが、意匠部の構成を限定する趣旨ではない。意匠部は、シートバック(シートカバー)の適宜の位置に複数又は単数形成することが可能であり、必ずしも着座面側に設ける必要はない。また意匠部の形状も適宜選択可能であり、意匠性向上のために各種の形状を取ることができる。例えば意匠部で各種の模様(特定の動物や品物などを模した模様、幾何学的な模様)を形成することが可能であり、意匠部をロゴとして用いる場合には特定の文字をなすように構成することもできる。そして意匠部の周縁は、意匠部の形状(輪郭)に応じて直線状や湾曲状や段差状(階段又はジグザグ状)などの各種形状を取り得る。また意匠部は、サテン縫いとタタミ縫いの少なくとも一つで構成でき、サテン縫いとタタミ縫いの双方で構成することもできる。例えば意匠部として、タタミ縫いの模様を施した上にサテン縫いの模様や文字などを形成することができ、その逆も可能である。そして本実施形態によると、タタミ縫いの周縁に各ステッチ部の端末部位を配置することでサテン縫いの模様の意匠に制限を加えない構成とすることが可能であり、その逆も可能である。なお意匠部を形成するに際しては、意匠部の外形を大まかに示す下縫いを基材に施すこともできる。
また本実施形態では、各ステッチ部STa〜STj等の構成(形状,寸法,配置位置,形成数,ステッチ部の向きなど)を例示したが、ステッチ部の構成を限定する趣旨ではない。例えばステッチ部は、キルティングステッチとして用いる場合のほか、基材に形成された各種のステッチ(例えば基材ピース同士を縫合するステッチ等)として使用でき、単なる飾りとして用いることもできる。また基材には、複数又は単数のステッチ部を設けることができ、ステッチ部の延長方向も適宜選択可能である。またステッチ部は、直線状に延長させる場合のほか、湾曲状や段差状に延長させることが可能である。またステッチ部は、意匠部の周縁の適宜の位置に重複させることが可能であり、例えば本実施例の意匠部では、その上縁と下縁と右縁と左縁の少なくとも一つの縁に重複させることが可能である。また複数のステッチ部を形成する場合、各種の格子柄をなすように配置することが可能であり、格子柄として、ヒシクロスのほか、不等辺三角格子、斜方格子、正方格子、矩形格子、平行体格子などの格子柄を想定できる。また複数のステッチ部を互いに交わらない状態で形成することも可能である。なおステッチ部は、意匠部の形成後に形成することもできる。
また本実施形態では、端末部位32の構成(形状,寸法,配置位置,各部位の構成など)を例示したが、端末部位の構成を限定する趣旨ではない。例えば端末部位は、図5に示すように各部位を離して形成することが可能である。すなわち末端部位(第一返し部位)では、縫目がステッチ部の延長方向と逆向きに延びているが、この逆向きとは、延長方向と完全に逆の(重複している)場合のほか、概ね延長方向に沿う方向であればよく、若干のずれ(図5では左右方向のずれ)は許容される。また同様に末端部位(第二返し部位)では、縫目がステッチ部の延長方向と同方向に延びているが、この同方向とは、延長方向と完全に同一の(重複している)場合のほか、概ね延長方向に沿う方向であればよく、若干のずれ(図5では左右方向のずれ)は許容される。
また端末部位は、内側部位と第一返し部位と第二返し部位とをすべて重複させて配置する場合のほか、少なくとも二つの部位を重複させて配置することができる。また内側部位と第一返し部位と第二返し部位を構成している縫目の長さや数(各部位の長さ寸法)は適宜変更可能であり、各部位で縫目の長さや数が異なっていてもよい。また端末部位は、四本以上の返し縫いの糸を重ねた返し縫い処理が施されることでも形成可能である。例えば端末部位では、第二返し部位に続いて別の第一返し部位や別の第二返し部位を設けることができ、例えば第二返し部位のつぎに配置する第一返し部位に端末部位の末端を設けることもできる。また端末部位は、縫い始めと縫い終わりの少なくとも一方のステッチ部の端末に形成することができ、縫い始めと縫い終わりのいずれか一方の端末にのみ形成されていてもよい。また端末部位では、ステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに意匠部内で延長方向と同方向に折り返されている構成とすることができる。
また本実施形態では、乗物用シート2を一例に本実施例の構成を説明したが、本実施例の構成は、皮革を備えた各種の部材に適用することができる。すなわち皮革製品として、乗物内装品や、家庭用の内装品や、バッグやカバンなどの被服雑貨を例示できる。また基材は、表側基材のみで構成されていてもよい。なお乗物内装品として、乗物用シートのほか、ドア部やインストルメントパネルや天井部やコンソールなどの各種部材を例示でき、本実施例の構成は、車両や航空機や電車や船舶などの乗物に搭載される乗物内装品に適用できる。また乗物用シートにおいては、シートバックのほか、シートクッションやヘッドレストやアームレスト等の各種シート構成部材のシートカバーに本実施形態の構成を適用できる。そして意匠部とステッチ部の構成は、皮革製品の種類に応じて適宜変更可能である。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F シートフレーム
6P シートパッド
6a 着座部
6b 土手部
6S シートカバー
SP1 メイン表皮ピース(本発明の基材)
SP2,SP3 サイド表皮ピース
12 表側基材
14 裏側基材
16 弾性材
20 意匠部
21 右縁(本発明の意匠部の周縁)
22 左縁
23 上縁
24 下縁(本発明の意匠部の周縁)
STa 第一ステッチ部
STb 第二ステッチ部
STc 第三ステッチ部
STd 第四ステッチ部
STe 第五ステッチ部
STf 第六ステッチ部
STg 第七ステッチ部
STh 第八ステッチ部
STi 第九ステッチ部
STj 第十ステッチ部
STE ステッチ部の縫い終わりの端末
STS ステッチ部の縫い始めの端末
30 一般部位
30a 一般縫目
32a,32b 内側縫目
32c,32d 第一縫目
32e,32f 第二縫目
32 端末部位
32E 端末部位の末端
41 内側部位
42 第一返し部位
44 第二返し部位
H ミシン孔
H1 基準ミシン孔
H2 終端ミシン孔

Claims (6)

  1. 皮革製の基材と、前記基材に設けられた刺繍製の意匠部と、前記基材に設けられた線状のステッチ部とを備え、前記ステッチ部の縫目が前記意匠部に向かって延びている皮革製品において、
    前記意匠部側の前記ステッチ部の端末は、返し縫い処理が施されている端末部位で構成されているとともに、前記端末部位では、前記ステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに延長方向と同方向に延びており、
    前記端末部位は、前記意匠部の周縁を跨いで配置されているとともに、前記端末部位の末端は前記意匠部内に配置されている皮革製品。
  2. 前記端末部位は、縫い始めと縫い終わりの少なくとも一方の前記ステッチ部の端末に形成されている請求項1に記載の皮革製品。
  3. 前記ステッチ部は、前記意匠部の外に配置されている一般部位を有し、
    前記端末部位は、前記一般部位と一つなぎとなって前記意匠部内に入り込んでいる内側部位の縫目に対して返し縫い処理が重複して施されることにより形成されている請求項1又は2に記載の皮革製品。
  4. 前記端末部位では、前記ステッチ部の延長方向に対して縫目が逆向きに延びたのちに前記意匠部の外で延長方向と同方向に折り返されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の皮革製品。
  5. 前記端末部位には、前記ステッチ部の延長方向と逆向きに延びている第一返し部位と、延長方向と同方向に延びている第二返し部位とがこの順で形成されており、
    前記第一返し部位と前記第二返し部位は、同一長さの縫目が同数並列することで形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮革製品。
  6. 前記基材は、前記意匠部が形成された皮革製の表側基材と、前記表側基材の裏側に配置する裏側基材と、弾性的に伸縮可能な弾性材とを有し、
    前記表側基材と前記裏側基材とは、前記ステッチ部によって前記弾性材を間に挟んだ状態で縫合されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮革製品。
JP2018009613A 2018-01-24 2018-01-24 皮革製品 Active JP6980541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018009613A JP6980541B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 皮革製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018009613A JP6980541B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 皮革製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019127663A JP2019127663A (ja) 2019-08-01
JP6980541B2 true JP6980541B2 (ja) 2021-12-15

Family

ID=67473021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018009613A Active JP6980541B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 皮革製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6980541B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021065570A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 アラコ株式会社 皮革製品及びその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2940230B2 (ja) * 1991-06-11 1999-08-25 ブラザー工業株式会社 刺繍データ作成装置
JP4072923B2 (ja) * 1994-12-29 2008-04-09 株式会社バルダン 環縫いにおける縫い糸のほつれ止め構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019127663A (ja) 2019-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4365775B2 (ja) ダブルジャカード筬を用いたメッシュスペーサファブリックの製法及び該製法により製造されたスペーサファブリック
JP5251426B2 (ja) 乗物シートのシートバック用表皮材
US11993067B2 (en) Composite spacer fabric
JP6637263B2 (ja) 車両用内装部品及びその製作方法
US10843601B2 (en) Vehicle seat and preparing method for seat cover of vehicle seat
JP7063112B2 (ja) 乗物用シート
CN110053531B (zh) 载具座椅
JP6980541B2 (ja) 皮革製品
JP6939593B2 (ja) 乗物用シートのシートカバー
JP2021065570A (ja) 皮革製品及びその製造方法
JP5869543B2 (ja) 乗物内装品
US10040380B2 (en) Seat cover for vehicle seat
JP7053237B2 (ja) 皮革製品
JP6878969B2 (ja) 表皮及び表皮の製造方法
JP6950364B2 (ja) 乗物用シート
JP2017210186A (ja) 乗物内装品の表皮及びその製造方法
JP6607100B2 (ja) 乗物内装品の表皮の製造方法
JP2017065598A (ja) 乗物用シート
JP6005828B2 (ja) 乗物内装品
JP6716812B2 (ja) 装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材
JP3239134U (ja) 立体編み物製品
JP6457059B1 (ja) 皮革製品
JP6711191B2 (ja) 乗物内装品の表皮の製造方法
JP6856486B2 (ja) 車両用シート
JP2023080552A (ja) シートカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6980541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150