JP2011162063A - 車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバー - Google Patents

車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバー Download PDF

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Abstract

【課題】 座り心地が良く、疲れ難い車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバーを提供するものである。
【解決手段】 車両用座席の表面を形成する表装シート材を有する車両座席用シートにおいて、前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮シートにおける縫製方向の一方位置から他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成される複数の表皮膨出部で構成されてなり、前記複数の表皮膨出部は、前記縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両座席用シートに関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両(自動車等)に装備される座席に用いられる車両座席用シート、この車両座席用シートを用いた車両用座席及び車両用座席に装着される車両座席用シートカバーに関するものである。
一般に、自動車等の車両用座席においては、長時間の乗車による腰等への負担を軽減して、座り心地が良く、疲れ難いことが要求されている。
座り心地について、特許文献1は、シートクッションの両端縁にサイドサポート部を設けている。このサイドサポート部では、乗員の大腿部に当たって支持する。サイドサポート部を除く領域であって、臀部を受ける尻下領域は、クッションのパッド硬度を小さくしており、この結果、着座時に乗員の臀部とクッションの接触面積を増加させて座り心地を向上している。また、特許文献1は、シートバック(背凭れシート)の両端縁にサイドサポート部を設けている。このサイドサポート部では、乗員の背中両側に当たって支持する。
しかし、特許文献1に関する技術では、シートクッションの尻下領域の硬度を小さくしているので、尻下領域で臀部を受けると沈み込み量が多くなり、乗員の臀部や腰を安定して支持できず、かえって、座り心地は悪くなり、疲れ易くなる。
特開2001−171411号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題に鑑み、座り心地が良く、疲れ難い車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバーを提供するものである。
請求項1に係る発明は、車両用座席の表面を形成する表装シート材を有する車両座席用シートにおいて、(A)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シートにおける縫製方向の一方位置から他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成される複数の表皮膨出部で構成されてなり、(B)前記複数の表皮膨出部は、前記縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両座席用シートに関する。
請求項2に係る発明は、前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両座席用シートに関する。
請求項3に係る発明は、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両座席用シートに関する。
請求項4に係る発明は、車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部の着座面を形成して臀部を受ける表装シート材と、前記背凭れ部の凭れ面を形成して腰、背中を受ける表装シート材を有する車両用座席において、(a)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記着座面又は前記凭れ面の表面に膨出する複数の表皮膨出部で構成されてなり、(b)前記着座面の前記表皮膨出部は、前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、該表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列で形成され、(c)前記凭れ面の前記表皮膨出部は、前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、該表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両用座席に関する。
請求項5に係る発明は、前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用座席に関する。
請求項6に係る発明は、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用座席に関する。
請求項7に係る発明は、前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用座席に関する。
請求項8に係る発明は、車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部に装着され、臀部を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材と、前記背凭れ部に装着され、腰、背中を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材を備えてなり、(1)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記表皮材シートの表面から膨出される複数の表皮膨出部で構成されており、(2)前記座席部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、前記臀部を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成され、(3)前記背凭れ部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、前記腰、背中を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両座席用シートカバーに関する。
請求項9に係る発明は、前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両座席用シートカバーに関する。
請求項10に係る発明は、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の車両座席用シートカバーに関する。
請求項11に係る発明は、前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の車両座席用シートカバーに関する。
請求項1に係る発明によれば、車両用座席の表面を形成する表装シート材を有する車両座席用シートにおいて、(A)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シートにおける縫製方向の一方位置から他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成される複数の表皮膨出部で構成されてなり、(B)前記複数の表皮膨出部は、前記縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されるので、表装シート材の縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密なる形成数差を有し、更に、表皮膨出部の弾力が低から高となる弾力差を有することができる。
請求項2に係る発明によれば、記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されているので、縫合によって確実に表皮膨出部を形成できる。
請求項3に係る発明によれば、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されているので、表皮膨出部に弾力を付与できる。
請求項4に係る発明によれば、車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部の着座面を形成して臀部を受ける表装シート材と、前記背凭れ部の凭れ面を形成して腰、背中を受ける表装シート材を有する車両用座席において、
(a)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ライン間に形成され、前記着座面又は前記凭れ面の表面に膨出する複数の表皮膨出部で構成されてなり、(b)前記着座面の前記表皮膨出部は、
前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、該表皮膨出部の膨出面積が小さくなる面積差を有するように、前記複数の縫製ライン配列で形成され、(c)前記凭れ面の前記表皮膨出部は、前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、該表皮膨出部の膨出面積が小さくなる面積差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されるので、表装シート材の縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密なる形成数差を有し、更に、表皮膨出部の弾力が低から高となる弾力差を有することができる。
車両用座席の座席部では、臀部を表装シート材の背凭れ部側近傍の領域で受けることができ、臀部による沈み込み過ぎを確実に防止できる。背凭れ部では、腰を表装シート材の座席部側近傍で受けることができ、確実に腰を支持できる。
請求項5に係る発明によれば、前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザであるので、縫合によって確実に表皮膨出部を形成できる。
請求項6に係る発明によれば、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されているので、表皮膨出部に弾力を付与できる。
請求項7に係る発明によれば、前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、前記表皮膨出部の膨出面積の小さい部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したので、表皮膨出部の弾力を裏打ち材シートによっても適宜調整できる。
請求項8に係る発明によれば、車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部に装着され、臀部を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材と、前記背凭れ部に装着され、腰、背中を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材を備えてなり、(1)前記表装シート材は、表皮材シートと、前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記表皮材シートの表面から膨出される複数の表皮膨出部で構成されており、(2)前記座席部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、前記臀部を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成され、(3)前記背凭れ部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、前記腰、背中を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されているので、表装シート材の縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密なる形成数差を有し、更に、表皮膨出部の弾力が低から高となる弾力差を有することができる。
車両用座席の座席部では、臀部を表装シート材の背凭れ部側近傍の領域で受けることができ、臀部による沈み込み過ぎを確実に防止できる。背凭れ部では、腰を表装シート材の座席部側近傍で受けることができ、確実に腰を支持できる。
また、車両に既に装備されている座席にも適用できる。
請求項9に係る発明によれば、前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されているので、縫合によって確実に表皮膨出部を形成できる。
請求項10に係る発明によれば、前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されているので、表皮膨出部に弾力を付与できる。
請求項11に係る発明によれば、前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したので、表皮膨出部の弾力を裏打ち材シートによっても適宜調整できる。
本発明に係る車両座席用シートを示す平面図である。 図1における車両座席用シートのA−A断面図である。 本発明に係る他の車両座席用シートを示す平面図である。 本発明に係る他の車両座席用シートを示す平面図である。 本発明に係る車両用座席を示す斜視図である。 本発明に係る車両用座席を車両(自動車)に装備した状態を示す斜視図である。 本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の運転側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。 本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の後部側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。
以下、本発明に係る車両座席用シート、車両用座席及び車両座席用シートカバーについて、図面を参照しながら説明する。
なお、説明の便宜上、A.車両座席用シート、B.車両用座席、C.車両座席用シートカバーの順に説明する。
A.車両座席用シート
図1は、本発明に係る車両座席用シートを示す平面図である。図2は、図1における車両座席用シートのA−A断面図である。
図1及び図2において、車両座席用シート(X)は、車両用座席(自動車の座席)の装飾を兼ね備える表装シート材(1)を備えている。この表装シート材(1)は、図1に示すように、矩形形状に形成されている。なお、表装シート材(1)の形状は、車両用座席に用いる種々の態様により適宜変更される。
表装シート材(1)は、図1及び図2に示すように、車両座席(座席部、背凭れ部)の表面を形成する表皮材シート(2)と、裏打ち材シート(3)で構成されている。表皮材シート(2)は、本皮、合成皮又はビニールレーザーの素材で形成される。裏打ち材シート(3)は弾力性のある樹脂(例:ウレタン樹脂)で形成され、図2に示すように、表皮材シート(3)の裏側に付設されている。
また、表装シート材(1)は、図1及び図2示すように、縫製ライン群(L)を有している。この縫製ライン群(L)は、図1に示すように、第1〜第4縫製ライン(L1)、(L2)、(L3)、(L4)で構成され、表装シート材(1)の長手方向である縫製方向(HG)の一方位置(V1)から他方位置(V5)にわたって形成されている。この一方位置(V1)は、図1に示すように、表装シート材(1)の一端(1A:上端)から縦間隔K1を有する位置であり、他方位置(V5)は、図1に示すように、表装シート材(1)の他端(1B:下端)である。
表皮材シート(2)と裏打ち材シート(3)は、図1及び図2に示すように、縫製ライン群(L)によって縫合されており、この縫合によって一体化されている。なお、表装シート材(1)は、図1に示すように、矩形形状の4辺が縫合されている。
表装シート材(1)は、図1に示すように、縫製ライン群(L)を構成する第1〜第4縫製ライン(L1〜L4)を配列する位置(配列位置)を有している。この配列位置は、図1に示すように、縫製方向(HG)の縦配列位置(V1〜V5)と、幅方向(HV)の幅配列位置(H1〜H4)で構成されている。
第1の縦配列位置(V1)は、一方位置に相当し、表装シート材(1)の一端(1A:上端)から縦間隔(K1)を有する位置である。この縦間隔(K1)×幅寸法(H)の領域面積(S1)は、車両用座席の座席部(図示しない)において、乗員の膝側大腿部を受ける領域に相当する。また、領域面積(S1)は、車両用座席の背凭れ部(図示しない)において、乗員の首の領域に相当する。
第2の縦配列位置(V2)は、図1に示すように、第1の縦配列位置(V1)から縫製方向(HG)へ縦間隔(K2)を有する位置である。この縦間隔(V2)×幅寸法(H)の領域面積(S2)は、車両用座席の座席部(図示しない)において、乗員の臀部側大腿部を受ける領域に相当する。また、領域面積(S2)は、車両用座席の背凭れ部(図示しない)において、乗員の背中を受ける領域に相当する。
第3の縦配列位置(V3)は、図1に示すように、第2の縦配列位置(V2)から縫製方向(HG)へ縦間隔(K3)を有する位置である。また、第4の縦配列位置(V4)は、図1に示すように、第3の縦配列位置(V3)から縫製方向(HG)へ縦間隔(K4)を有する位置であり、縦間隔(K4)<2×間隔(K3)の関係にされている。第5の縦配列位置(V5)は、図1に示すように、第4の縦配列位置(V4)から縦間隔(K5)を有する位置である。なお、図1では、表装シート材(1)の裁断形状の関係で、第4の縦配列位置(V4)から1/2×縦間隔(K5)の第5の縦配列位置(V5)を示している。また、2×縦間隔(K5)<縦間隔(K4)の関係にされている。そして、第2の縦配列位置(V2)と第5の縦配列位置(V5)間の縦間隔×幅寸法(H)の領域面積(S3)は、車両用座席の座席部(図示しない)において、臀部を受ける領域に相当する。また、領域面積(S3)は、車両用背凭れ部(図示しない)において、腰、背中を受ける領域に相当する。
以上の通り、第2〜第5縦配列位置(V2)〜(V5)において、これらの縦間隔の関係は、2×間隔(K3)>間隔(K4)>2×間隔(K5)となっている。
第1〜第5の縦配列位置(V1)〜(V4)は、縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、縦間隔(K1〜K5)を狭くしている。
第1〜第4の幅配列位置(H1〜H4)は、図1に示すように、表装シート材(1)の幅方向(HV)に等しい横間隔(I1)を隔てる位置である。
次に、縫製ライン群(L)を構成する、第1〜第4の縫製ライン(L1)、(L2)、(L3)、(L4)の配列について、図1を参照して説明する。
なお、第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)は、図1に示すように、2本のステッチライン(s)、(s)を有している。
第1の縫製ライン(L1)は、図1に示すように、第1の縦配列位置(V1)に配置されており、表装シート材(1)の幅方向(HV)の両端(h1)、(h2)間にわたって形成されている。この第1の縫製ライン(L1)は、直線縫製ラインである。
第2の縫製ライン(L2)は、図1に示すように、4本の縫製ラインで構成されており、幅配列位置(H1〜H4)の夫々に配置されている。
この第2の縫製ライン(L2)は、図1に示すように、縫合方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第2の縦配列位置(V2)まで縫合する直線縫製ライン(m1)と、縦配列位置(V2)で2本に分岐される曲線縫製ライン(m2)、(m3)で構成されている。
第1の幅配列位置(H1)において、第2の縫製ライン(L2)の各曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、互いに離間するように、表装シート材(1)の縫製方向(HG)の下端(1B)側に延びている。
曲線縫製ライン(m2)は、図1に示すように、幅方向(HG)の他端(h2)側に張り出すような曲線を形成しており、曲線縫製ライン(m3)は、図1に示すように、幅方向(HV)の一端(h1)側に張り出すような曲線を形成している。
また、曲線縫製ライン(m2)は、図1に示すように、幅方向(HV)の一端(h1)と第1の幅配列位置(H1)間の中心点を結んだ直線と、第3の縦配列位置(V3)の幅方向(HV)の直線との交点Q1を通過して、縦間隔K4の中間点Q2(第2と第3の縦配列位置間(V3)、(V4)の中間点Q2)に至っている。
曲線縫製ライン(m3)は、図1に示すように、第1及び第2の幅配列位置(H1)、(H2)間の中心点を結んだ縫製方向(HG)の直線と第2の縦配列位置(V2)の幅方向(HV)直線との交点Q3、第2の幅配列位置(H2)の縫製方向(HG)の直線と縦間隔(K4)の中間点を結んだ幅方向(HV)の直線との交点Q4、及び第2及び第3幅配列位置(H2)、(H3)間の中心点を結んだ縫製方向(HG)の直線と第4の縦配列位置(V4)の幅方向(HV)の直線との交点Q5を通過して、第5の縦配列位置(V5)の幅方向(HV)の直線と第3の幅配列位置(H3)の縫製方向(HG)の直線との交点Q6に至っている。
また、第2〜第4の幅配列位置(H2)、(H3)、(H4)において、第1の幅配列位置(H1)で説明した第2の縫製ライン(L2)を、順次、表装シート材(1)の幅方向(HV)に平行移動すると、図1に示す第2の縫製ライン(L2)の配列となる。
即ち、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)において、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、図1に示すように、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)間の中心点を結んだ縫製方向(HG)の直線と第2及び第3の縦配列位置(V2)、(V3)の幅方向(HV)の直線との交点(図示せず)、及び第2及び第3の縦配列位置(V2)、(V3)間の中間点を結んだ幅方向(HV)の直線と第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)の縫製方向(HG)の直線との交点(図示せず)を通過することになる。そして、第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)において、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、図1に示すように、2つ離れた幅配列位置の縫製方向(HG)の直線と第5の縦配列位置(V5)の幅方向(HV)の直線との交点(図示せず)に至る。
第1〜第4の幅配列位置(H1)〜(H4)において、第2の縫製ライン(L2)の各曲線縫製ライン(m2)、(m3)は、図1に示すように、各交点(Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、・・・・)において相互に交差するように配列される。
第3の縫製ライン(L3)は、図1に示すように、曲線縫製ライン(m4)、(m5)で構成されており、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m2)と同一である。
即ち、第3の縫製ライン(L3)を構成する曲線縫製ライン(m4)、(m5)は、第4の幅配列位置(H4)にある第2の縫製ライン(L2)を、図1に示す表装シート材(1)の他端(h2)まで平行移動したと仮定すると、曲線縫製ライン(m4)が第2の縦配列位置(V2)から現れることになる。更に、仮定した表装シート材(1)の他端(h2)にある第2の縫製ライン(L2)を横間隔(I1)で幅方向(HV)に平行移動すると、曲線縫製ライン(m5)が縦間隔(K4)の中間点から現れることになる。
第4の縫製ライン(L4)も、図1に示すように、曲線縫製ライン(m6)、(m7)で構成されており、第2の縫製ライン(L2)の曲線縫製ライン(m3)と同一である。
即ち、第1の幅配列位置(H1)にある第2の縫製ライン(L2)を、横間隔(I1)で幅方向(HV)に平行移動させると、現れるものである。
これは、表装シート材(1)を裁断する際、その裁断する場所に起因するもので、第2の縫製ライン(L2)は、図1に示すように、表装シート材(1)の幅方向(HV)に横間隔(I1)を隔てて連続して形成されるものである。
図1において、表装シート材(1)は、縫製ライン群(L)を構成する複数の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列及び縫合によって、表皮膨出部群(R)が形成されている。
表皮膨出部群(R)は、複数種類の表皮膨出部(10)、(11)、(12)、(13)で構成されており、複数の縫製ライン(L2)〜(L4)の配列によって菱型(ダイヤモンド型)が連続形成されている。
各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1に示すように、表面積(膨出面積)が相異しており、また、縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密となる形成数差を有している。
また、各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しており、縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、表面積が小さくなっている(表面積関係:表皮膨出部(10)>表皮膨出部(11)>表皮膨出部(12)>表皮膨出部(13))。
この各種の表皮膨出部(10)〜(13)の形成は、複数の縫製ライン(L2)〜(L4)の配列及び縫合によるもので、縦間隔(K3)〜(K5)を縫製方向(HG)の第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて狭くし、各縫製ライン(L2)〜(L4)の曲線縫製ライン(m2)〜(m7)を縦間隔(K3)〜(K5)の中間点及び各縦配列位置(V3)〜(V4)で交差させたからである。
また、各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1及び図2に示すように、表皮材シート(2)と裏打ち材シート(例:ウレタン樹脂)で構成され、複数の縫製ライン(L2)〜(L4)によって各シート(2)、(3)を縫合して、菱型状に拘束する。この拘束によって、表皮膨出部(10)〜(13)は、図2に示すように、裏打ち材シート(3)によって表皮材シート(2)が膨出される。
各種の表皮膨出部(10)〜(13)は、図1及び図2に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しているので、面積の小さい表皮膨出部(12)は、他の表皮膨出部(11)、(10)に比して弾力性を有すると考えられる。これら表皮膨出部(10)〜(13)の弾力は、縫製方向(HG)の第2の縦配列位置(V2)から第5の縦配列位置(V5)に向うに連れて、増加するもので、弾力差を有している。
以上の通り、図1及び図2に示す車両座席用シート(X)によれば、表装シート材(1)の縫製方向(HG)の第1の縦配列位置(V1:一方位置)から第5の縦配列位置(V5:他方位置)に向うに連れて、表皮膨出部(10)〜(13)の形成が粗から密になる形成数差を有し、更に、表皮膨出部(10)〜(13)の弾力が低(弱)から高(強)となる弾力差を有する。
そして、図1及び図2に示す車両座席用シート(X)を、車両用座席の座席部(図示しない)に適用するとき、臀部を表装シート材(1)の他方位置(V5:第5の縦配列位置)近傍、好ましくは第2の縦配列位置(V2)と第5の縦配列位置(V5)間の領域面積(S3)で受けると、臀部による沈み込みを確実に防止できる。また、車両用座席の背凭れ部(図示しない)に適用するとき、腰を表装シート材(1)の他方位置(V5:第5の縦配列位置)近傍、好ましくは第2の縦配列位置(V2)と第5の縦配列位置(V5)間の領域面積(S3)で受けると、ランバーサポートとして機能し、確実に腰を支持できる。
特に、各表皮膨出部(10)〜(13)は、表皮材シート(2)とウレタン樹脂製の裏打ち材シート(3)で構成され、弾力を有するので、臀部や腰の負担を軽減して、臀部や腰の荷重を受けることができる。
これにより、自動車の車両を長時間運転し、長時間乗車しても、座り心地も良く、疲れも低減できると考えられる。
また、図1において、横配列位置(H1)〜(H4)の横間隔(I1)は、等しい横間隔にする他、任意の横間隔にすることができる。これにより、縫製方向(HG)のみならず、幅方向(HV)においても、表皮膨出部の形成を粗から密となる形成数差を有するようにでき、特に、表装シート材(1)の中心部の両側であって、臀部を受ける部位において表皮膨出部を密にすることが可能となる。
更に、菱型の各表皮膨出部(10)〜(13)の相互について、縫製方向(HG)の寸法は、表皮膨出部(10):表皮膨出部(11):表皮膨出部(12):表皮膨出部(13)=11〜7:7〜3:6〜2:5〜1となる。この表皮膨出部となるように、各縦間隔(K1)〜(K5)を適宜決定するものである。
図1に示す車両座席用シート(X)を、車両用座席の座席部(図示しない)に適用すると、臀部を受ける部位に表皮膨出部を密集できることになる。また、車両用座席の背凭れ部(図示しない)に適用すると、腰を受ける部位に表皮膨出部を密集できる。この比率は、適宜変更されるものである。
また、車両座席用シート(X)の全面積に占める各表皮膨出部(10)〜(13)の面積比率は、図1に示す表皮膨出部(10)>表皮膨出部(11)>表皮膨出部(12)>表皮膨出部(13)であって、17〜13%:10〜6%:9〜5%:5〜1%であり、菱型の表皮膨出部以外の面積比率は69〜65%である。
次に、車両座席用シート(X)の他の実施形態を、図3及び図4を参照して説明する。
図3は本発明に係る他の車両座席用シートを示す平面図である。図4は本発明に係る他の車両座席用シート材を示す平面図である。
図3において、車両座席用シート(X1)は、図1と同様に、表装シート材(1)を有し、この表装シート材(1)は、表皮材シート(2)と裏打ち材シート(3)で構成される。図3に示す車両座席用シート(X1)は、図1に示す車両座席用シート(X)に対して、縫製ライン群(L)の配列を異ならせている。
縫製ライン群(L)は、図3に示すように、複数の縦縫製ライン(LV)と複数の横縫製ライン(LH)で構成され、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)にわたって形成されている。なお、各縫製ライン(LV)、(LH)は、2本のステッチライン(s)、(s)で構成されている。また、一方位置(V11)は、図3に示すように、表装シート材(1)の一端(1A)から縫製方向(HG)へ縦間隔(K1)を有する位置である。他方位置(V12)は、図3に示すように、表装シート材(1)の他端(1B)である。
複数の縦縫製ライン(LV)は、図3に示すように、表装シート材(1)の幅方向(HV)に等しい横間隔(I11)を隔てて配置されており、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)まで直線的に延びている。
また、複数の横縫製ライン(LH)は、図3に示すように、縦間隔(K11、K12、K13、K14、K15、K16、K17)毎に配置されており、幅方向(HV)の両端(h1)、(h2)間にわたって直線的に延びている。
各横縫製ライン(LH)を配置する縦間隔は、図3に示すように、縦間隔(K11)>縦間隔(K12)>縦間隔(K13)>縦間隔(K14)>縦間隔(K15)>縦間隔(K16)>縦間隔(K17)の関係を有している。
図3において、表装シート材(1)は、複数の縦縫製ライン(LV)と複数の横縫製ライン(LH)の配列によって、表装シート材(1)を格子状に区画することで、表皮膨出部群(R1)が形成されている。
表皮膨出部群(R1)は、複数の表皮膨出部(21)〜(27)で構成されており、各表皮膨出部(21)〜(27)は複数の縫製ライン(LV)、(LH)の配列及び縫合によって矩形状に連続形成されている。
各表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、表面積(膨出面積)が相異しており、また、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密となる形成数差を有している。また、各表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しており、縫製方向(HG)に向うに連れて、表面積が小さくなる(表面積関係:表皮膨出部(21)>表皮膨出部(22)>表皮膨張部(23)>表皮膨出部(24)>表皮膨出部(25)>表皮膨出部(26)>表皮膨出部(27))。
これら表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、複数の縫製ライン(LV)、(LH)の配列によるもので、縦間隔(K11)〜(K17)を縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて狭くしたからである。
また、各表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、複数の縫製ライン(LV)、(LH)で矩形状に拘束する。この拘束によって、表皮膨出部(21)〜(27)は、裏打ち材シート(3)によって表皮シート材(2)が膨出される。
各表皮膨出部(21)〜(27)は、図3に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しているので、面積の小さい表皮膨出部(21)は、他の表皮膨出部(22)〜(27)に比して弾力性を有すると考えられる。これら表皮膨出部(21)〜(27)の弾力は、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて、増加するもので、弾力差を有している。
以上の通り、図3に示す車両座席用シート(X1)によれば、図1の車両座席用シート(X)と同様な効果を得ることができる。
次に、図4において、車両座席用シート(X2)は、図1と同様、表装シート材(1)を有し、この表装シート材(1)は、表皮材シート(2)と裏打ち材シート(3)で構成されている。図4に示す車両座席用シート(X2)は、図1に示す車両座席用シート(X)又は図3に示す車両座席用シート(X1)に対して、縫製ライン群(L)の配列を異ならせている。なお、図4において、図1〜図3と同一符号は、同一の構成を有するのでその説明を省略する。
縫製ライン群(L)は、図4に示すように、複数の横縫製ライン(LH1)で構成され、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)にわたって形成されている。
複数の横縫製ライン(LH1)は、図4に示すように、表装シート材(1)の縫製方向(HG)に向けて所定の縦間隔(K111、K112、K113、K114、K115、K116、K117、K118)毎に配置されており、幅方向(HV)の両端(h1)、(h2)間にわたって直線的に延びている。
各横縫製ライン(LH1)を配置する縦間隔は、図4に示すように、縦間隔(K111)>縦間隔(K112)>縦間隔(K113)>縦間隔(K114)>縦間隔(K115)>縦間隔(K116)>縦間隔(K117)>縦間隔(K118)の関係を有している。
図4において、表装シート材(1)は、複数の横縫製ライン(LH1)の配列によって、表装シート材(1)を横縞状に区画することで、表皮膨出部群(R2)が形成されている。
表皮膨出部群(R2)は、複数の表皮膨出部(31)〜(38)で構成されており、各表皮膨出部(31)〜(38)は複数の横縫製ライン(LH1)の配列及び縫合によって矩形状に連続形成されている。
各表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密となる形成数差を有している。また、各表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しており、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて、表面積が小さくなる(表面積関係:表皮膨出部(31)>表皮膨出部(32)>表皮膨出部(33)>表皮膨張部(34)>表皮膨出部(35) >表皮膨出部(36)>表皮膨張部(37)>表皮膨出部(38))。
これら表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、複数の横縫製ライン(LH1)の配列及び縫合によるもので、縦間隔(K111)〜(K118)を縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて狭くしたからである。
また、各表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、複数の横縫製ライン(LH1)と幅方向(HV)両端(h1)、(h2)の縫合ステッチ(41)で矩形状に拘束する。この拘束によって、表皮膨出部(31)〜(38)は、裏打ち材シート(3)によって表皮シート材(2)が膨出される。
各表皮膨出部(31)〜(38)は、図4に示すように、表面積差(膨出面積差)を有しているので、面積の小さい表皮膨出部(38)は、他の表皮膨出部(31)〜(37)に比して弾力性を有すると考えられる。こられ表皮膨出部(31)〜(38)の弾力は、縫製方向(HG)の一方位置(V11)から他方位置(V12)に向うに連れて、増加するもので、弾力差を有している。
以上の通り、図4に示す車両座席用シート材(X2)によれば、図1の車両座席用シート材(X)と同様な効果を得ることができる。
図1〜図4に示す車両座席用シート(X)、(X1)、(X2)において、裏打ち材シート(3)を弾性反発力の異なる素材(例:ウレタン樹脂で反発力の相異を形成)で形成し、表皮膨出部(10)〜(13)のうち、その形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい素材で構成することもできる。
B.車両用座席
次に、図1に示す車両座席用シート材を適用した車両用座席について、図5及び図6を参照して説明する。図5は本発明に係る車両用座席を示す斜視図である。図6は本発明に係る車両用座席を車両(自動車)に装備した状態を示す斜視図である。なお、図5及び図6において、図1と同一符号は同一部材、構成を有するので、その説明は省略する。
図5及び図6において、車両用座席(Y)は、自動車に装備されるもので、座席部(101)と、この座席部(101)の後端側(101B)に設けられる背凭れ部(102)を備えて構成されている。
座席部(101)は、図5及び図6に示すように、表装シート体(111)を有し、この表装シート体(111)は、座席部(101)に設けられている。
表装シート体(111)は、図5及び図6に示すように、サイドシート材(112)、(112)と、表装シート材(1)を備えている。サイドシート材(112)、(112)は、図5及び図6に示すように、座席部(101)の幅方向(HV)の両側部に設けられており、座席部(101)の両側部を被覆する。
表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、サイドシート材(112)、(112)間に設けられており、乗員の着座面(1C)を形成して臀部を受ける。この表装シート材(1)は、図1及び図2に示すように、表皮材シート(2)と裏打ち材シート(3)で構成されており、第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列及び縫合によって、着座面(1C)の表面に膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)が連続形成されている。
そして、表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、表皮膨出部が密になる側(図1に示す第5の縦配列位置(V5)側)を背凭れ部(102)側に位置するように配置されている。
これにより、座席部(101)の着座面(1C)の複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、図5及び図6に示すように、座席部(101)の前端側(101A)から背凭れ部(102)側に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有する。また、図1と同様に、各表皮膨出部(10)〜(13)において、表面積差(膨出面積差)及び弾力差を有することになる。
背凭れ部(102)は、図5及び図6に示すように、サイドシート材(122)、(122)と、表装シート材(1)を備えている。サイドシート材(122)、(122)は、図5及び図6に示すように、背凭れ部(102)の幅方向(HV)の両側部に設けられており、背凭れ部(102)の両側部を被覆する。
表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、サイドシート材(122)、(122)間に設けられており、乗員の凭れ面(1D)を形成して腰、背中を受ける。この表装シート材(1)は、図1及び図2に示すように、表皮材シート(2)と裏打ち材シート(3)で構成されており、第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列及び縫合によって、背凭れ面(1D)の表面に膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)が連続形成されている。
そして、表装シート材(1)は、図5及び図6に示すように、表皮膨出部が密になる側(図1に示す第5の縦配列位置(V5)側)を座席部(101)側に位置するように配置されている。
これにより、背凭れ部(102)の凭れ面(1D)の複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、図5及び図6に示すように、背凭れ部(102)の上端側(102A)から座席部(101)に向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有する。また、図1と同様に、各表皮膨出部(10)〜(13)において、表面積差(膨出面積差)及び弾力差を有することになる。
以上の通り、車両用座席(Y)は、乗員の臀部、腰、背中を受ける部位において、図1の車両座席用シート材(X)の表装シート材(1)を適用したので、乗員の臀部、腰を表皮膨出部が密になる部位で受けることができる。
これにより、乗員の臀部の沈み込み過ぎを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
なお、図1の車両座席用シート(X)に代えて、図3及び図4の車両座席用シート(X1)、(X2)を用いることもできる。
更に、図1〜図4に示す車両座席用シート(X)、(X1)、(X2)において、裏打ち材シート(3)を弾性反発力の異なる素材(例:ウレタン樹脂で反発力の相異を形成)で形成し、表皮膨出部(10)〜(13)のうち、その形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい素材で構成したものを、車両用座席(Y)に適用しても良い。
C.車両座席用シートカバー
次に、図1に示す車両座席用シートを用いて製作した車両座席用シートカバーについて、図7及び図8を参照して説明する。
図7は本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の運転側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。図8は本発明に係る車両座席用シートカバーであって、自動車の後部側座席に装着される車両座席用シートカバーを示す斜視図である。なお、図7及び図8において、図1〜図6と同一符号は同一部材、同一構成を有するので、その説明は省略する。
先ず、自動車の運転側座席に装着される車両座席用シートカバーを、図7を参照して説明する。
図7において、自動車の運転側座席(YD)は、座席部(201)と、この座席部(201)の後端側(201B)に設けられる背凭れ部(202)を備えて構成される。
座席部(201)及び背凭れ部(202)には、図7に示すように、車両座席用シートカバー(Z1)が着脱自在に装着される。
車両座席用シートカバー(Z1)は、図7に示すように、座席部(201)に装着される座席用の表装シートカバー材(301)と、背凭れ部(202)に装着される背凭れ用の表装シートカバー材(302)で構成される。
座席用の表装シートカバー材(301)は、座席部(201)の外形形状に倣う形状に形成されており、サイドシート材(303)、(303)及び図1の表装シート材(1)を備えている。
表装シート材(1)は、図7に示すように、サイドシート材(303)、(303)に囲まれる中央部に配置され、各シート材(303)、(303)と縫合によって一体化されている。
また、表装シートカバー材(301)において、後端側を除く側部には、側面シート材(304)が縫合により一体化されている。なお、表装シートカバー材(301)の後端側には、図7に示すように、取付用帯(305)が設けられている。
表装シート材(1)は、図7に示すように、前端側(1A)から後端側(1B)に向うに連れて、表皮膨出部(10)〜(13)の形成が粗から密になる形成数差を有して配置されている。
そして、座席用の表装シートカバー材(301)は、図7に示すように、取付用帯(305)側から運転側座席部(201)に装着され、該座席部(201)を被覆する。なお、取付用帯(305)は、図7に示すように、座席部(201)と背凭れ部(202)間に挿入されて、座席部(201)に取り付けられる。
表装シートカバー材(301)を座席部(201)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、背凭れ部(202)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、座席部(201)の前端側から背凭れ部(202)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ラインの配列によるものである。
背凭れ用の表装シートカバー材(302)は、図7に示すように、背凭れ部(202)の外形形状に倣う筒状体に形成されており、サイドシート材(313)、(313)及び図1の表装シート材(1)を備えている。また、表装シートカバー材(302)は、図7に示すように、下端側を開口して形成されており、この下端側には取付用帯(315)が設けられている。
表装シート材(1)は、図7に示すように、サイドシート材(313)、(313)に囲まれる中央部に配置され、各シート材(313)、(313)と縫合によって一体化されている。
また、表装シート材(1)は、図7に示すように、上端側(315A)から下端側(315B)に向うに連れて、表皮材シート(2)の表面から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)の形成が粗から密になる形成数差を有している。
そして、背凭れ用の表装シートカバー材(302)は、図7に示すように、下端側の開口から背凭れ部(202)外側に装着され、該背凭れ部(202)を被覆する。なお、取付用帯(315)は、図7に示すように、座席部(201)と背凭れ部(202)間に挿入されて、背凭れ部(201)に取り付けられる。
表装シートカバー材(302)を背凭れ部(202)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、座席部(202)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の表皮材シート(2)表面から膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、背凭れ部(202)の上端側から座席部(201)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列によるものである。
以上の通り、車両座席用シートカバー材(YD)は、自動車に既に装備されている運転側座席(座席部(201)、背凭れ部(202))に装着するだけで、乗員の臀部、腰、背中を受ける部位において、図1の車両座席用シート材(X)を適用できるので、乗員の臀部、腰を表皮膨出部が密になる部位で受けることが可能になる。
これにより、乗員の臀部の沈み込みを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
次に、後部側座席に装着される車両座席用シートカバーを、図8を参照して説明する。なお、図8において、図1〜図7と同一符号は同一部材及び同一構成を示すので、その説明は省略する。
図8において、自動車の後部側座席(YR)、(YR)は、左右に2座席装備されており、各座席(YR)、(YR)は、座席部(501)と、この座席部(501)の後端側(501B)に設けられる背凭れ部(502)を備えて構成されている。
車両座席用シートカバー(Z2)は、図8に示すように、座席部(501)に装着される座席用の表装シートカバー材(601)と、背凭れ部(502)に装着される背凭れ用の表装シートカバー材(602)で構成される。
座席用の表装シートカバー材(601)は、座席部(501)の外形形状に倣う形状に形成されており、その他は、図7に示す座席用の表装シートカバー材(301)と同一構成である。
そして、座席用の表装シートカバー材(601)、(601)は、図8に示すように、取付帯(305)側から各座席部(501)、(501)に装着され、該各座席部(501)、(501)を被覆する。
表装シートカバー材(601)、(601)を各座席部(501)、(501)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、各背凭れ部(502)、(502)側で密になる配置になる。
背凭れ用の表装シートカバー材(602)、(602)は、図8に示すように、背凭れ部(502)の外形形状に倣う筒状体に形成されており、その他は、図7に示す背凭れ用の表装シートカバー材(302)と同一構成である。
そして、背凭れ用の表装シートカバー材(602)、(602)は、図8に示すように、下端側の開口から各背凭れ部(502)、(502)外側に装着され、該各背凭れ部(502)、(502)を被覆する。
表装シートカバー材(602)、(602)を各背凭れ部(502)、(502)に装着すると、表装シート材(1)から膨出する表皮膨出部(10)〜(13)は、各座席部(502)、(502)側で密になる配置になる。
即ち、表装シート材(1)の表皮材シート(2)表面から膨出する複数の表皮膨出部(10)〜(13)は、各背凭れ部(502)、(502)の上端側から各座席部(501)、(501)側へ向うに連れて、表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有することになる。これは、図1の第1〜第4の縫製ライン(L1)〜(L4)の配列によるものである。
以上の通り、車両座席用シートカバー(Z2)は、自動車に既に装備されている後部側座席(YR)、(YR)(座席部(501)、背凭れ部(502))に装着するだけで、乗員の臀部、腰、背中を受ける部位において、図1の車両座席用シート材(X)を適用できるので、乗員の臀部、腰を表皮膨出部が密になる部位で受けることが可能になる。
これにより、乗員の臀部の沈み込み過ぎを防止しつつ、腰を確実に支持(ランバーサポート)できるので、座り心地が良く、長時間の運転や乗車であっても疲れを低減できる。
なお、図1の車両座席用シート(X)に代えて、図3及び図4の車両座席用シート(X1)、(X2)を用いることもできる。
更に、図1〜図4に示す車両座席用シート(X)、(X1)、(X2)において、裏打ち材シート(3)を弾性反発力の異なる素材(例:ウレタン樹脂で反発力の相異を形成)で形成し、表皮膨出部(10)〜(13)のうち、その形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい素材で構成したものを、車両座席用シートカバー(Z2)、(Z2)に適用しても良い。
本発明は、自動車の座席やその他の車両、乗物の座席に対して好適に利用されるものである。
X 車両座席用シート
1 表装シート材
2 表皮材シート
3 裏打ち材シート
Y 車両用座席
Z1 車両座席用シートカバー
Z2 車両座席用シートカバー

Claims (11)

  1. 車両用座席の表面を形成する表装シート材を有する車両座席用シートにおいて、
    (A)前記表装シート材は、
    表皮材シートと、
    前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、
    前記表皮材シートにおける縫製方向の一方位置から他方位置にわたって形成され、前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
    前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成される複数の表皮膨出部で構成されてなり、
    (B)前記複数の表皮膨出部は、
    前記縫製方向の一方位置から他方位置に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両座席用シート。
  2. 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両座席用シート。
  3. 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両座席用シート。
  4. 車両用座席の座席部と、前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、前記座席部の着座面を形成して臀部を受ける表装シート材と、前記背凭れ部の凭れ面を形成して腰、背中を受ける表装シート材を有する車両用座席において、
    (a)前記表装シート材は、
    表皮材シートと、
    前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、
    前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
    前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記着座面又は前記凭れ面の表面に膨出する複数の表皮膨出部で構成されてなり、
    (b)前記着座面の前記表皮膨出部は、
    前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、該表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列で形成され、
    (c)前記凭れ面の前記表皮膨出部は、
    前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、該表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両用座席。
  5. 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されることを特徴とする請求項4に記載の車両用座席。
  6. 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用座席。
  7. 前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、
    前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の車両用座席。
  8. 車両用座席の座席部と、
    前記座席部の一端側に設けられる背凭れ部と、
    前記座席部に装着され、臀部を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材と、
    前記背凭れ部に装着され、腰、背中を受ける表装シート材を含んでなる表装シートカバー材を備えてなり、
    (1)前記表装シート材は、
    表皮材シートと、
    前記表皮材シートの裏側に付設される裏打ち材シートと、
    前記表皮材シート及び前記裏打ち材シートを縫合する複数の縫製ラインと、
    前記縫合によって、前記複数の縫製ラインで連続形成され、前記表皮材シートの表面から膨出される複数の表皮膨出部で構成されており、
    (2)前記座席部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、
    前記臀部を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、
    前記座席部の前端側から前記背凭れ部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成され、
    (3)前記背凭れ部に前記表装シートカバー材を装着して被覆すると、
    前記腰、背中を受ける前記表装シート材の前記複数の表皮膨出部は、
    前記背凭れ部の上端側から前記座席部側に向うに連れて、前記表皮膨出部の形成が粗から密になる形成数差を有するように、前記複数の縫製ライン配列により形成されることを特徴とする車両座席用シートカバー。
  9. 前記表皮材シートは、本皮、合成皮又はビニールレーザで形成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両座席用シートカバー。
  10. 前記裏打ち材シートは、ポリウレタン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の車両座席用シートカバー。
  11. 前記裏打ち材シートは、弾性反発力の異なる樹脂で形成されており、
    前記表皮膨出部の形成が密となる部位において、弾性反発力の小さい樹脂で形成したことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の車両座席用シートカバー。
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