JP2016215722A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員を弾性的に支持するシートパッドを被覆するシートカバーの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせて、シート性能を向上する。【解決手段】シートカバー6S自体が伸縮性を備えた面材を第二部材と、第二部材20と同一編組織で編み密度の違いにより第二部位20に比して伸びやすくした第一部材10にて形成すると共に、シートカバー6Sの表面と裏面の少なくとも一方の面に、第一部位10、第二部位20よりも伸びにくい低伸張部30a〜30fを部分的に設けることにより、第一部位10の左右に配置される第二部位20部分は、シート上下方向に直交する向きの略シート幅方向に伸びやすくなると共に、各低伸長部30a〜30fが連続的に形成された方向である略シート上下方向に伸びにくくする。【選択図】図1

Description

本発明は、シートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーを備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、特許文献1に開示の乗物用シートが公知である。この乗物用シートは、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーを有する。シートパッドは、シート中央が平坦であるとともに、シート側部が着座側に向けて凸状である。そしてシートカバーは、一様な伸縮性を有する一枚物の面材であり、一対のゴムバンドを備える。一対のゴムバンドは、それぞれシート前後方向に延びる帯体であり、シートカバー両側の裏面側に配設される。公知技術では、シートパッドにシートカバーを被せつつ、一対のゴムバンドを、それぞれ天板メイン部と天板サイド部の間に配置する。そして各ゴムバンドを引き締めつつ、その両端をシートパッドに取付けることで、シートパッド表面に沿ってシートカバーを配置できる。
特開2009-118993号公報
ところでこの種の乗物用シートでは、シート性能向上の観点などから、シートカバーの伸び特性を部分的に異ならせたいとの要請がある。例えばシートカバーの側部には乗員の助骨などが押付けられるのであるが、このときシートカバーの側部を伸びにくくして乗員をしっかり支持できることが望ましい。また乗降動作時の乗員がシートカバーに接することがあるが、この乗員の接するシートカバー部分は伸びにくくされて剛性に優れることが望ましい。しかし公知技術の構成では、シートカバーが一様な伸縮性を有する面材で構成されており、ややシート性能に劣る構成となりがちであった。もっともシートカバーを複数の面状の表皮ピースにて形成し、これら各表皮ピースの伸びを適宜異ならせることもできる。しかしそうすると表皮ピース毎でしか伸び特性を変えることができず、きめ細かな伸び特性の設定には不向きであった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートカバーの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーとを備える。そしてシートカバー自体が伸縮性を備えた面材にて形成されるのであるが、この種の乗物用シートでは、シートカバーの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることが好ましい。そこで本発明では、シートカバーの表面又は裏面の少なくとも一方の面に、面材よりも伸びにくい低伸張部が部分的に設けられる。本発明では、シートカバーの適宜の位置に低伸張部を設けることにより、シートカバーを部分的にきめ細かく伸びにくくすることができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、シートカバーが、一方向に連続的又は断続的に形成された低伸張部が設けられることで一方向に伸びにくくされるとともに、一方向に対して直交する他方向に相対的に伸びやすくされている。本発明では、低伸張部によって、シートカバーを所望の方向に伸びにくくすることができる。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、シートカバー自体をなす面材が、第一部位と、第一部位に比して伸びにくい第二部位とを有し、第一部位と第二部位の少なくとも一方に低伸張部が設けられる。本発明では、第一部位と第二部位によりシートカバー自体に大まかな伸び特性の差が設けられ、さらに低伸張部によって、きめ細かくこれら各部位の伸び特性を異ならせることができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートカバーの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることができる。また第2発明によれば、シートカバーの伸び特性を部分的によりきめ細かく異ならせることができる。そして第3発明によれば、シートカバーの伸び特性を部分的に更にきめ細かく異ならせることができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートカバー自体をなす面材の正面図である。 シートカバー一部の組織図である。 図1のIV−IV線断面に相当するシートバックの断面図である。 変形例1にかかるシートバックの断面図である。 別例にかかるシートカバー一部の組織図である。 実施例2にかかる乗物用シートの斜視図である。 実施例3にかかる乗物用シートの斜視図である。 実施例4にかかる乗物用シートの斜視図である。 実施例5にかかる乗物用シートの斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図10を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DW、乗物用シート右方に符号R、乗物用シート左方に符号Lを付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートクッション4に起倒可能に連結するシートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F)と、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッド(4P,6P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S)を有する。ここでシートパッド(4P,6P)は、典型的に略矩形の部材であり、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂で形成できる。
<実施例1>
本実施例では、図1を参照して、シートクッション4の後部に、シートバック6(詳細後述)の下部が起倒可能に連結する。またシートバック6の上部にはヘッドレスト8が一体的に設けられる。このヘッドレスト8は、シートバック6の上部中央が上方に突出することで構成される。そしてシートバック6とヘッドレスト8の間には、意匠性向上の観点等から一対の孔部Hが設けられており、この一対の孔部Hが、シート幅方向に並列して配置する。
そしてシートバック6は、図1を参照して、上述の基本構成(6F,6P,6S)と、第一部位10と、第二部位20と、後述の低伸張部30a〜30fを有するとともに、天板メイン部6aと一対の天板サイド部6bに区分けされる。ここで天板メイン部6aは、シートバック6の中央部位であり、シートバック起立時を基準としてシート上下に延びる。また各天板サイド部6bは、それぞれ天板メイン部6a両側に配置する部位であり、シートバック起立時を基準としてシート上下に延びる。これら各天板サイド部6bは、それぞれ天板メイン部6aよりも着座側に突出しており、カーブ走行時等に乗員側部を支持できる。
そしてシートカバー6Sは、図2を参照して、伸縮性を有する面材P1で形成されており、天板メイン部6aと天板サイド部6bに跨って配置可能な寸法を有する。この面材P1は、後述する第一部位10と第二部位20を有して、各部位毎にその伸び特性が異なるのであるが、この種のシート構成では、シート性能向上の観点などからシートカバー6Sの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることが望ましい。そこで本実施例では、後述の構成(低伸張部30a〜30f)によって、シートカバー6Sの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることとした。以下、各構成について詳述する。
[第一部位・第二部位]
第一部位10は、図1及び図2を参照して、相対的に伸びやすくされて撓みやすい部位である(各図では、便宜上、第一部位と第二部位を区別するため、第一部位にハッチをつける)。本実施例では、第一部位10を、乗員背中に対面可能な天板メイン部6aの上部に設けることができる。この第一部位10は、正面視で略矩形状をなしており、シート幅方向で見て孔部Hから下の部分がやや幅狭とされており、下方に向かう途中で幅広な形状とされる。また第二部位20は、第一部位10に比して伸びにくくされて撓みにくい部位であり、天板メイン部6aの下部と、左右の天板サイド部6bに設けることができる。そしてカーブ走行時などに乗員CMが横Gを受けてシート側方に移動することで、天板サイド部6bの第二部位20が強く押圧されることとなる。
[シートカバー自体の形成]
本実施例では、図2を参照して、経編又は緯編の編物からなる面材P1を作成しつつ、この面材P1に、第一部位10と第二部位20を形成する。ここで緯編としての面材P1の編み方として、基本組織(平編,ゴム編,パール編)やその変化組織を例示できる。また経編としての面材P1の編み方として、基本組織(デンビー編,コード編,アトラス編,鎖編)やその変化組織を例示できる。そして第一部位10の構成糸の配置本数である編み密度と、第二部位20の編み密度を異ならせることで、両部位の伸縮性に差を設けることができる。例えば第二部位20を、コース数30〜100/2.54cm、ウェール数30〜100/2.54cmの編み密度で編成して相対的に交錯点を密に配置する。そして第一部位10を、第二部位20と同一編組織としつつ、第二部位20に比して低い編み密度で編成して相対的に交錯点を疎に配置することにより、第二部位20に比して伸びやすくすることができる。
また本実施例では、図3を参照して、各部位10,20の編組織を異ならせつつ、編組織中における単位面積当たりの編物の構成糸である第一糸材Y1と第二糸材Y2の交錯点数を調節することもできる。こうして編組織中の交錯点数に差を設けることにより、第一部位10と第二部位20の伸長性を異ならせることができる。例えば図3を参照して、第二部位20を、パール編(緯編の一例)で形成することにより、第一糸材Y1と第二糸材Y2の交錯点を比較的多く形成して密に配置する。そして多数の交錯点にて、個々の構成糸の伸長を交錯点で規制することにより、第二部位20の伸長を抑えることができる。また第一部位10を、タック編にて形成しつつ一部にかぶり目である第一糸材Y1の不完全ループを設けて、第一糸材Y1と第二糸材Y2の交錯点を比較的少なく形成して疎に配置する。こうして個々の構成糸の伸長を許容することにより、第一部位10を、第二部位20に比して伸長しやすくすることができる。
ここで第一部位10と第二部位20の伸縮性は、例えば5%モジュラス試験法で測定できる(特開2011−74538号公報を参照)。そして第二部位20の円形モジュラスを100N以下に設定することができ、好ましくはタテ70N以下、ヨコ70N以下に設定する。また第一部位10の円形モジュラスを、例えばタテ6N以下、ヨコ6N以下に設定できる。
なお第一糸材Y1として、伸縮性に優れる各種の弾性糸を使用できる。ここで第一糸材Y1は、初期引張抵抗度4.9GPa以上の糸材であって、典型的に4.9GPa〜600GPaの糸材であることが好ましく、同抵抗度54GPa〜280GPaの糸材であることが更に好ましい。なお初期引張抵抗度は、「JIS L 1013 8.10」に基づいて測定できる。この種の弾性糸の材質として、天然ゴム系の天然繊維、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキシサゾール繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリイミド繊維を例示でき、これらを単独又は二種以上併せて用いることができる。また第二糸材Y2は、第一糸材Y1よりも伸縮しにくい糸材であり、第二糸材Y2の材質として、動物系又は植物系の天然繊維、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる化学繊維を例示できる。
[低伸張部]
低伸張部(30a〜30f)は、図1、図2及び図4を参照して、シートカバー6S自体をなす図3の面材P1よりも伸びにくい部位であり、シートカバー6Sの表面又は裏面の少なくとも一方の面に部分的に設けることができる。ここでシートカバー6Sの表面とは着座側に露出する面であり、シートカバー6Sの裏面とはシートパッド6Pを臨む面である。例えば本実施例では、複数の低伸張部(第一低伸張部30a〜第六低伸張部30f)が、各々、天板サイド部6bと天板メイン部6aに跨るように配置しつつ、第二部位20の表面に設けられている。これら複数の低伸張部30a〜30fは、各々、第一部位10の左右両側にそれぞれ配置されて、第一部位10から離れる向きに適宜の間隔で並列して配置する。すなわちシートバック6の右側では、第一低伸張部30aと第二低伸張部30bと第三低伸張部30cが、この順でシート右方に向けて並んで配置される。またシートバック6の左側では、第四低伸張部30dと第五低伸張部30eと第六低伸張部30fが、この順でシート左方に向けて並んで配置される。
そして各低伸張部30a〜30fは、それぞれ連続した帯状の柄で形成されており、天板サイド部6bから天板メイン部6aに向かうにつれて次第に第一部位10に近接しながら下方に向けて傾斜する。このため第一部位10の左右に配置する第二部位20部分が、各低伸張部30a〜30fが連続的に形成された方向である略シート上下方向に対して伸びにくくされる。また第一部位10の左右に配置する第二部位20部分は、シート上下方向に直交する向きの略シート幅方向に対しては相対的に伸びやすくされている。
ここで各低伸張部30a〜30fの材質として、アクリル樹脂、発泡ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、熱硬化性ポリイミド樹脂及びこれらの混合樹脂を例示できる。なかでもアクリル樹脂は、耐久性及び耐光性に優れることから、各低伸張部30a〜30fの材質として使用することが望ましい。またアクリル樹脂と発泡ウレタン樹脂の混合樹脂のように摩擦係数の高い樹脂にて各低伸張部30a〜30fを形成することで、各低伸張部30a〜30fが滑りにくくされて乗員に対するグリップ力に優れる構成となる。
[低伸張部の形成]
各低伸張部30a〜30fの形成手法は特に限定しないが、例えば所定の溶剤に樹脂を分散してなる樹脂組成物を、シートカバー6Sをなす面材P1の表面と裏面の少なくとも一面に付与したのち加熱又は乾燥することで形成できる。面材P1に対する樹脂組成物の付与量は特に限定しないが、例えば30〜200g/cm2に設定できる。そして樹脂組成物の付与方法として、凸版型捺染、凹版型捺染、孔版型捺染の有版捺染やインクジェット捺染の無版型捺染などのプリント塗布が挙げられる。また各低伸張部30a〜30fを別途作成したのち、面材P1の表面と裏面の少なくとも一面に接着や融着等の手法で固定することもできる。そして本実施例では、図4を参照して、第二部位20が、第一部位10に比して密であることから、樹脂組成物が第二部位20の厚み方向にあまり浸透せず、その表面側に好適に各低伸張部30a〜30fを設けることができる。
[変形例]
ここで各低伸張部は、第二部位20と第一部位10の少なくとも一方に設けることができる。例えば図5を参照して、第一部位10の表面に複数又は単数の低伸張部30を設けることができる。この場合には第一部位10が相対的に疎であることから樹脂組成物が良く浸透し、その表面に、第二部位20に比して小寸の低伸張部30が形成されることとなる。このため第一部位10に低伸張部30を設けた場合においては、第一部位10を、極端に伸びにくくすることなく適度に伸びやすくなるように調整することができる。このとき第一部位10の周縁に低伸張部30を設けて適度な伸びやすさに調整することで、第一部位10と第二部位20の間で極端に伸び特性の差が生じることを好適に阻止することができる。
[シートバックの使用]
図4を参照して、シートバック6の着座側に乗員CMがもたれることにより、乗員背部が天板メイン部6aを強く押圧する。このとき天板メイン部6aの第一部位10が適度に伸長して乗員CMにフィットすることから、着座性に優れるシート構成となる。また天板サイド部6bには乗員CMの助骨などが押付けられるため、天板サイド部6bにて乗員CMをしっかり支持できることが望ましい。
そこで本実施例では、相対的に伸張しにくい天板サイド部6bの第二部位20等にて乗員を支持する。さらに複数の低伸張部30a〜30fを、第一部位10の左右に配置する第二部位20部分に設けたことで、乗員CMの助骨に押圧される第二部位20部分が更に伸張しにくくされて、乗員をしっかり支持することができる(ホールド性に優れるシート構成となる)。さらにカーブ走行時などに、乗員CMが横G(遠心力)を受けるなどしてシート側方の天板サイド部6bに向けて移動する。このとき本実施例では、第一部位10の左右に配置する第二部位20部分が、シート幅方向に相対的に伸びやすくされている。このためカーブ走行時の乗員CMが、天板サイド部6bに向けて移動しつつ、第一部位10の左右に配置する第二部位20部分に適度に沈み込むように支持されることとなる。
以上説明したとおり本実施例では、シートカバー6Sの適宜の位置に低伸張部30a〜30fを設けることにより、シートカバー6Sを部分的にきめ細かく伸びにくくすることができる。また本実施例では、低伸張部30a〜30fによって、シートカバー6Sを所望の方向に伸びにくくすることができる。そして本実施例では、第一部位10と第二部位20によりシートカバー6S自体に大まかな伸び特性の差が設けられ、さらに低伸張部30a〜30fによって、きめ細かくこれら各部位の伸び特性を異ならせることができる。このためシートカバー6S単体の伸びと、低伸張部30a〜30fによる伸びの変化により、シートカバー6S側で撓みをコントロールすることができ、シートの乗り心地性能の向上が図れる。このため本実施例によれば、シートカバー6Sの伸び特性を部分的にきめ細かく異ならせることができる。特に本実施例の構成は、シートパッド6Pの薄型化に伴いパッド側の加工やウレタンの異硬度化によってもシートの撓み量に好適な差が設けられない場合に好適に用いることができる。
[別例]
また別例として、図6を参照して、シートカバー6Sとしての面材P1を、第一糸材Y1と第二糸材Y2を構成糸とした織物で形成することもできる。このとき各部位10,20の織り方を異ならせて、シートカバー6Sを着座側から見た際の第一糸材Y1と第二糸材Y2の交錯点の形成数を調節する。こうして織組織中の交錯点数に差を設けることにより、各部位(10,20)の伸長性を異ならせる。例えば図6を参照して、第二部位20を平織で構成することで、シートカバー6Sを着座側から見た際の両構成糸Y1,Y2の交錯点を比較的多く形成して密に配置する。こうして個々の構成糸の伸長を規制することにより、第二部位20の伸長を抑えることができる。また第一部位10を、3枚斜文組織などの斜文組織にて構成することで、シートカバー6Sを着座側から見た際の両構成糸Y1,Y2の交錯点を比較的少なく形成して疎に配置する。そして多数の交錯点にて、個々の構成糸の伸長を許容することにより、第一部位10を、第二部位20に比して伸長しやすくすることができる。なお織物の場合においても、第一部位10の織り密度(単位長さ当たりの糸打ち込み本数)と、第二部位20の織り密度を異ならせることで、両部位の伸縮性に差を設けることができる。また第二部位20中の第一糸材の配置本数を、第一部位10に比して多くすることにより、第二部位20を、第一部位10に比して伸びやすくすることもできる。
<実施例2>
本実施例の乗物用シート2Aは、実施例1の乗物用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構成等は対応する符号を付すなどして詳細な説明を省略する。本実施例では、図7を参照して、シートバック6が、シート中央の天板メイン部6aと、シート側部の天板サイド部6bを有する。またシートクッション4が、シート中央の天板メイン部4aと、シート側部の天板サイド部4bを有する。そしてシートバック6においては、複数の低伸張部31a,31b、31c等が、シート上下方向に向けて延びる直線状とされた帯状の柄で形成される(図7では、便宜上、低伸張部を太線で示し、一部の低伸張部にのみ符号を付す)。これら複数の低伸張部31a,31b、31c等が、シート幅方向に並列しつつ、天板サイド部6bと左右の天板メイン部6aに形成される。
そして複数の低伸張部31a,31b、31c等は、天板サイド部6bから天板メイン部6aに向かうにつれて次第にシート上下方向の寸法が短くされる。こうして左右の天板サイド部6bで最端に配置する低伸張部31a,31cが最も長くされ、天板メイン部6aの中央に配置する低伸張部31bが最も短くされる。このため本実施例では、左右の天板サイド部6bに、比較的長い低伸張部(30a,30b等)が形成されて延びにくくされることで、支持性能に優れる構成となる。また天板メイン部6aに、比較的短い低伸張部31b等が形成されて適度に伸びやすくされて、乗員に対するフィット感が向上する。そして複数の低伸張部31a,31b、31c等は、天板サイド部6bから天板メイン部6aに向かうにつれて次第に短くされることから、これら両部の間で極端に伸び特性の差が生じることを好適に阻止することができる。
またシートクッション4の天板サイド部4bにも、複数の低伸張部31d,31e等が、シート前後方向に向けて延びる直線状とされた帯状の柄で形成される(図7では、便宜上、低伸張部を太線で示し、一部の低伸張部にのみ符号を付す)。これら複数の低伸張部31d,31e等は、シート幅方向に並列しつつ、天板サイド部6bから天板メイン部6aに向かうにつれて次第に寸法が短くされている。こうして天板サイド部6bで最端に配置する低伸張部31dが最も長くされ、天板メイン部6aに最も近い低伸張部31eが最も短くされる。このため本実施例では、左右の天板サイド部6bが、天板メイン部4aから離れるほど延びにくくされて支持性能に優れる構成となる。またシートクッション4の天板メイン部4aの前面両側にも、直線状の複数の低伸張部31fが形成されて伸びにくくされている。このため天板メイン部4aの前面両側に接した乗員の脚部を好適に支持することができる。
<実施例3>
本実施例の乗物用シート2Bは、実施例2の乗物用シート2Bとほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構成等は対応する符号を付すなどして詳細な説明を省略する。本実施例のシートバック6においては、図8を参照して、複数の低伸張部32aが、天板サイド部6bと天板メイン部6aの間と、天板メイン部6aの下部にそれぞれ形成される(図8では、便宜上、一つの低伸張部にのみ符号を付す)。これら複数の低伸張部32aは、シート右側から左側に向かうにつれて次第に下方に傾斜する傾斜状とされた帯状の柄とされている。そして本実施例では、複数の低伸張部32aによって、天板メイン部6aと天板サイド部6bの間が伸びにくくされて支持性能に優れる構成となる。また同様にシートクッション4においても、同様に傾斜状とされた複数の低伸張部32b,32cが、天板メイン部4aと天板サイド部4bの間に形成される。そしてシート右側においては、天板メイン部6aと天板サイド部6bの間が複数の低伸張部32bにて伸びにくくされて支持性能に優れる構成となる(図8では、便宜上、一つの低伸張部にのみ符号を付す)。またシート左側においても、天板メイン部6aと天板サイド部6bの間が複数の低伸張部32cにて伸びにくくされて支持性能に優れる構成となる。
<実施例4>
本実施例の乗物用シート2Cは、実施例2の乗物用シート2Bとほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構成等は対応する符号を付すなどして詳細な説明を省略する。本実施例のシートバック6においては、図9を参照して、格子状とされた低伸張部33a,33b,33cが、左右の天板サイド部6bと、天板メイン部6aの下部に形成されており、これら各部の支持性能に優れる構成となる。さらに左右の天板サイド部6bが、格子状の低伸張部33a,33bにて好適に補強されることで、例えば乗降動作時又は室内移動時の乗員が当接したとしても各天板サイド部6bが破損することを好適に回避できる。また同様にシートクッション4の左右の天板サイド部6bも、格子状とされた低伸張部33d,33eにて好適に補強される。
<実施例5>
本実施例の乗物用シート2Dは、実施例2の乗物用シート2Bとほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構成等は対応する符号を付すなどして詳細な説明を省略する。本実施例のシートバック6においては、図10を参照して、正面視で略円状をなすドット状とされた複数の低伸張部34a、34b等が、天板メイン部6aの中心部分から放射状に並んで断続的に形成される(図10では、便宜上、一部の低伸張部にのみ符号を付す)。そしてドット状とされた複数の低伸張部34a、34b等は天板メイン部6aの中心部分から離れるに従って次第に小さくされる。こうして天板メイン部6aの中心に配置する低伸張部34aが最も大きくされ、天板メイン部6aの中心から最も離れた低伸張部34bが最も小さくされる。このため本実施例では、複数の低伸張部34a、34b等によって、天板メイン部6aの中心部分に当接した乗員背中をしっかり支持することができる。また同様にシートクッション4においても、ドット状とされた複数の低伸張部34c、34d等が、天板メイン部4aの中心部分から放射状に並んで断続的に形成される。そしてシートバック6と同様に、天板メイン部4aの中心に配置する低伸張部34cが最も大きくされ、天板メイン部4aの中心から最も離れた低伸張部34dが最も小さくされる。このためシートクッション4においても、天板メイン部4aの中心部分に当接した乗員臀部をしっかり支持することができる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、シートカバー6Sの着座側を面材P1(一続きの面材)で形成する例を説明したが、複数の面状の表皮ピースで形成することもできる。このとき各表皮ピースの個数や形状や寸法等は、シート構成に応じて適宜変更可能である。また同様にシートカバー4Sも、一続きの面材で形成することができ、複数の面状の表皮ピースで形成することもできる。また各シートカバーは、第一糸材と第二糸材の少なくとも一方を用いて形成することができる。そして第一部位10と第二部位20の構成(形状,寸法,形成位置、形成数等)を例示したが、これら各部位の構成を限定する趣旨ではない。第一部位と第二部位は、シート構成に応じてシートカバーの適宜の位置に適宜の寸法で複数又は単数形成できる。また第一部位と第二部位を省略してシートカバーを形成することもできる。
また本実施形態では、低伸張部の構成(形状,寸法,形成位置,形成数等)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば実施例1では、各低伸張部30a〜30fを、一続きの連続した帯状の柄で(線状に)形成したが、ドット状(点状)の低伸張部を並べて断続的に形成することもできる。なお低伸張部を一続きの連続した柄で形成する場合には、直線状や曲線状などの各種の形状で形成でき、このとき低伸張部の幅寸法(低伸張部の延びる方向に直行する向きの寸法)を一定としてもよく適宜異ならせてもよい。そして断続的な低伸張部を形成する際には、一方向に並べられたドット間の離間寸法よりも、他方向に形成された他の低伸張部との間の離間寸法を大きくすることが望ましい。こうすることで低伸張部により、第一部位又は第二部位が、一方向に伸びにくくされ、且つ他方向に相対的に伸びやすくされる。また低伸張部は、シート構成に応じてシートカバーの適宜の位置に適宜の寸法で複数又は単数形成できる。なお各実施例の低伸張部を適宜組み合わせて用いることもできる。また低伸張部の伸びる一方向については、シート上下方向やシート幅方向のほか、各種の方向に設定できる。
また本実施形態では、シートバック6とシートクッション4の構成を例示したが、これらの構成を限定する趣旨ではない。例えばシートバック6とヘッドレストを別体とすることができ、またヘッドレストを省略することもできる。またシートバック6とシートクッション4は、シートフレームに直接シートカバー6Sを取付ける構成(シートパッドを省略する構成)とすることができる。また本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F シートフレーム
6P シートパッド
6S シートカバー
6a 天板メイン部
6b 天板サイド部
10 第一部位
20 第二部位
30a〜30f 低伸張部
H 孔部
P1 面材
Y1,Y2 シートカバーの構成糸

Claims (3)

  1. シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、前記シートパッドを被覆するシートカバーとを備えた乗物用シートにおいて、
    前記シートカバー自体が伸縮性を備えた面材にて形成されるとともに、前記シートカバーの表面と裏面の少なくとも一方の面に、前記面材よりも伸びにくい低伸張部が部分的に設けられる乗物用シート。
  2. 前記シートカバーが、一方向に連続的又は断続的に形成された前記低伸張部が設けられることで前記一方向に伸びにくくされるとともに、前記一方向に対して直交する他方向に相対的に伸びやすくされている請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記シートカバー自体をなす前記面材が、第一部位と、前記第一部位に比して伸びにくい第二部位とを有し、前記第一部位と前記第二部位の少なくとも一方に前記低伸張部が設けられる請求項1又は2に記載の乗物用シート。
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