JP5884638B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は車両用シートに関し、特に、両肩甲骨部分への圧迫感が少ない車両用シートに関する。
従来の車両用シートでは、乗員の上半身を支えるシートバックの座面上部は、幅方向で見ればほぼフラットになっている。これに対し、乗員の身体は、左右両肩甲骨部分が背骨部分よりもやや後方に突出している。この場合、シートに乗員が着座すると、乗員の両肩甲骨部分が背骨部分よりもシートバックに強く押し付けられて、乗り心地が悪くなる場合が生じる。
そこで、この問題の解決を図った車両用シートとして、特許文献1が提案されている。特許文献1では、シートバックの座面において、両肩甲骨に望む部位を他の座面部位よりも凹ませている。これにより、両肩甲骨部分への圧迫感を減少ないし無くすことによって乗り心地の向上を図っている。
特開平7−308233号公報
しかしながら、乗員がシートに着座したとき、一般的には腰から背中の中間部にかけてはシートバックに当接しているが、背中の上部、すなわち肩甲骨周辺はシートバックに当接していないことが多い。したがって、乗員がたまたま肩甲骨周辺をシートバックに当接させた場合には特許文献1の座面形状がその機能を発揮するが、通常の着座姿勢では特許文献1の座面形状は機能し得ない。これでは、特許文献1の座面形状は乗員の通常の着座姿勢に対応しておらず、その効果が半減する。
また、乗員の背中の上部がシートバックに当接した際は、両肩甲骨間の背骨部分が主として座面に当接することになるが、特許文献1では当該肩甲骨間の背骨部分に臨む座面部位も他の座面部位と同じモールドパッドによって画成されている。これでは、両肩甲骨部分への圧迫間は減少ないし無くすことができるとしても、背骨部分への圧迫感が高まってしまい、乗り心地に関して課題が残る。しかも、当該両肩甲骨間に臨む座面部位は従来と同じ平面にある(突出も凹みもしていない)ので、乗員の体格差に対応できない。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、両肩甲骨部分への圧迫感が少ないと共に、乗員の通常の着座姿勢や体格差に対応して肩甲骨間の背骨部分に座面がフィットする車両用シートを提供することを目的とする。
そのための手段として、本発明は、乗員の上半身を主体的に支持する座面と、該座面の両側方に連続するサイドサポート部とを備えるシートバックを含む車両用シートであって、前記シートバックの座面の幅方向中央上部であって、乗員の肩甲骨間の背骨部分に臨む座面部位には、他の座面部位よりも車両前方側へ突出した突出部が設けられていることを特徴とする。
このように、肩甲骨間の背骨部分に臨む座面部位を他の座面部位よりも突出した突出部としていることで、乗員が通常の着座姿勢であっても、当該突出部を肩甲骨間の背骨部分に当接させて支持することができる。一方で、両肩甲骨部分に臨む座面部位は従来と同じ平面にある(特許文献1のように凹ませていない)ことで、結果的に突出部より車両後方側へ後退していることになる。これにより、両肩甲骨部分への圧迫感を減少ないし無くすことができる。而して、乗員の乗り心地を向上することができる。
しかも、通常の着座姿勢(運転姿勢)において、突出部は両肩甲骨の間に嵌った状態となっている。これによれば、車両運転時のコーナリングや右左折などによって乗員に左右方向の慣性力(以下、横Gと称す)が作用した場合、乗員の身体はサイドサポート部によって左右外方から支持されるのみならず、突出部によって左右中央部からも支持されるので、横Gに対する安定感も向上する。これに対し、従来のシートはもちろん、特許文献1のシートでも、本発明のような横Gに対する安定感は得られない。
なお、前記シートバックは、前記座面やサイドサポート部を画成するクッション材としてのモールドパッドを備えている。そのうえで、前記突出部には、前記モールドパッドよりも柔軟なスラブパッドを、前記モールドパッドの前面に配すことが好ましい。
これによれば、両肩甲骨間の背骨部分に対する圧迫感を軽減することができ、乗り心地がより向上する。また、乗員の体格や着座姿勢によっては突出部への当接圧力も異なるが、当該乗員からの当接圧力に応じてスラプパッドが柔軟に変形する。これにより、乗員の体格差や着座姿勢の違いを許容しながら、突出部を両肩甲骨間の背骨部分へ的確にフィットさせることができる。
また、前記突出部の両側部であって、乗員の両肩甲骨部分に望む座面部位にも、前記モールドパッドよりも柔軟なスラブパッドを、前記モールドパッドの前面に配すことが好ましい。これによれば、シートバックへ強く凭れ掛かった場合や車両衝突時など、両肩甲骨部分が座面に当接した場合でも、当該両肩甲骨部分への圧迫感や衝撃を和らげることができる。なお、この場合も、突出部の両側部は、他の座面部位と同じ平面にある。
本発明の車両用シートによれば、両肩甲骨部分への圧迫感が少ないと共に、乗員の通常の着座姿勢や体格差に対応して肩甲骨間の背骨部分に座面を的確にフィットさせることができ、横Gに対する安定感や乗り心地を向上することができる。
車両用シートの斜視図である。 図1のII−II線に相当するバックパッドの断面図である。 図1のIII−III線に相当するバックパッドの断面図である。
以下に、適宜図面を参照しながら本発明の代表的な実施形態について説明するが、これに限られることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
図1に示すように、シート1は、自動車等の車両用シートであって、乗員の着座部となるシートクッション2と、乗員の背凭れとなるシートバック3と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4とを有する。符号5は、主としてシートクッション2の側面に配されるサイドシールドである。
シートバック3は、乗員の上半身を主体的に支持する座面3Aと、該座面3Aの両側方に連続するサイドサポート部3Sとを備える。そのうえで、座面3Aの幅方向中央上部であって、乗員の肩甲骨間の背骨部分に臨む座面部位(図3参照)には、他の座面部位よりも車両前方側へ突出した突出部3Amが設けられている。なお、突出部3Amの左右両側部であって、乗員の両肩甲骨部分に臨む座面部位(以下、肩甲骨支持部と称す)3Akは突出も後退もしておらず、従来のシートと同様に他の座面部位と同じ平面にある。
図2,3に示すように、シートバック3の内部には、クッション材としてポリウレタンフォーム等の樹脂発泡体からなるモールドパッド10が設けられており、当該モールドパッド10によって座面3Aやサイドサポート部3Sが画成されている。図2,3における二点鎖線は、表皮である。また、図3における一点鎖線は、乗員の上半身(肩甲骨周辺)を表している。そのうえで、突出部3Amは、モールドパッド10よりも軟質なスラプパッド11を、モールドパッド10の前面に接着等によって配すことで設けられている。また、両肩甲骨支持部3Akにも、モールドパッド10よりも軟質なスラプパッド12が、モールドパッド10の前面に接着等によって配されている。
スラブパッド11・12としては、ある程度の弾性を有し、モールドパッド10よりも柔軟性の高いものであれば特に限定されない。代表的には、モールドパッド10よりも低硬度なポリウレタンフォームを使用できる。低硬度ポリウレタンフォームは、モールドパッド10よりも発泡度を高めたり組成を異ならせることで低硬度にできる。他には、紡織工程や縫製工程において得られる屑糸や屑布をニードリング処理したフェルト材、天然繊維等からなる綿状のもの、又は炭素繊維や樹脂繊維等を3次元的に立体編みし、各繊維同士の接点を接着して強度や弾性を高めた繊維弾性体なども使用かのうである。これらは、1種のみを単独使用してもよいし、2種以上を混用することもできる。
このように、肩甲骨間の背骨部分に臨む突出部3Amを、肩甲骨支持部3Akも含めて他の座面部位よりも突出させていることで、乗員が通常の着座姿勢であっても、図3の一点鎖線で示すように、突出部3Amを肩甲骨間の背骨部分に当接させて支持することができる。一方で、両肩甲骨支持部3Akは他の座面部位と同じ平面にあるので、乗員の両肩甲骨部分への圧迫感を減少ないし無くすことができる。
しかも、通常の着座姿勢(運転姿勢)において、突出部3Amは両肩甲骨の間に嵌った状態となっている。この場合、車両運転時のコーナリングや右左折などによる横Gが作用しても、乗員の身体はサイドサポート部3Sによって支持されるのみならず、突出部3Amによって左右中央部からも支持されるので、横Gに対する安定感が向上する。
さらに、突出部3Amや両肩甲骨支持部3Akには柔軟なスラプパッド12が配されていることで、乗員の体格差や着座姿勢の違いを許容しながら、突出部3Amを両肩甲骨間の背骨部分へ的確にフィットさせたり、乗員の両肩甲骨部分が肩甲骨支持部3Akに当接した場合の両肩甲骨部分への圧迫感や衝撃を和らげることができる。
1 シート
3 シートバック
3A 座面
3Am 突出部
3Ak 肩甲骨支持部
3S サイドサポート部
10 モールドパッド
11・12 スラブパッド

Claims (3)

  1. 乗員の上半身を主体的に支持する座面と、該座面の両側方に連続するサイドサポート部とを備えるシートバックを含む車両用シートであって、
    前記シートバックの座面の幅方向中央上部であって、乗員の肩甲骨間の背骨部分に臨む座面部位には、他の座面部位よりも車両前方側へ突出した突出部が設けられており、
    前記突出部の左右両側部であって、乗員の両肩甲骨部分に臨む座面部位は、他の座面部位と同じ平面にあることを特徴とする、車両用シート。
  2. 前記シートバックは、前記座面やサイドサポート部を画成するクッション材としてのモールドパッドを備え、
    前記突出部には、前記モールドパッドよりも柔軟なスラブパッドが、前記モールドパッドの前面に配されている、請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記突出部の両側部であって、乗員の両肩甲骨部分に臨む座面部位にも、前記モールドパッドよりも柔軟なスラブパッドが前記モールドパッドの前面に配されている、請求項1または請求項2に記載の車両用シート。


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