JP2015209081A - 乗物用シート - Google Patents

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智之 塩津
Tomoyuki Shiozu
智之 塩津
忠義 梅村
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Abstract

【課題】エアバッグをバランス良く外部に膨出させることにある。
【解決手段】第一被覆部31の押し退けられるべき部分に、エアバッグ10に押し退けられる第一部位31aと、第一部位31aに比して押し退けられにくい第二部位31bが形成される乗物用シートにおいて、シートパッド6Pよりも変形しにくい帯状又は棒状の補強部材40が、第一部位31aと第二部位31bを跨いで取付けられ、エアバッグ10の膨出時において、補強部材40が第一部位31aとともに押し退けられることで、第二部位31bが、補強部材40の後押しを受けながら押し退けられる構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート外形をなすシートパッドと、シート内のエアバッグ(シートパッドを部分的に押し退けつつシート外に膨出する部材)を備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、シートクッションと、シートクッションから起立するシートバックを備えた乗物用シートが公知である(特許文献1を参照)。公知技術では、シートバックが、シートパッドと、エアバッグと、シートパッドを被覆するシートカバーを有する。シートパッドは、シート外形をなして乗員を弾性的に支持する部材であり、エアバッグの展開通路(隙間)が側面に形成される。またエアバッグは、エアの流入により膨張する袋体であり、シートバックの側部(シートパッドの裏面側)に配設される。そして公知技術では、乗物衝突時などに、シートバックの側部からエアバッグが膨出して、乗員の胸部から腰部にかけての身体範囲を保護する。このとき膨張するエアバッグが、シートパッドの着座側を押し退けながら(展開経路を押し広げながら)、シートカバーを部分的に破断させてシート外に膨出することとなる。
特開2010−269621号公報
ところで典型的な乗物用シートでは、シートの着座性などを考慮して、シートパッドの下部側(乗員の腰部付近に配置する部分)が上部側に比して肉厚とされることが多い。そして公知技術の構成では、エアバッグが、シートパッド(着座側)の上部から下部にかけての部分を押し退けながらシート外に膨出する。このとき肉厚とされたシートパッド下部が上部側に比して押し退けられにくくなる(遅れて押し退けられる)。このためシートパッドの着座側が下部から上部に向かうにつれて大きく押し退けられる(ねじれるように押し退けられる)などして、エアバッグが、シート上下でアンバランスに膨出するおそれがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、エアバッグをバランス良く外部に膨出させることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シートクッションやシートバックなどのシート構成部材を備える。そしてシート構成部材が、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、シートパッドに覆われてエアの流入により膨張可能なエアバッグとを有する。本発明では、シートパッドが、シート側面に配置してエアバッグの膨出可能な脆弱部と、脆弱部から着座側に延びる第一被覆部と、脆弱部から着座側とは反対側に延びる第二被覆部とを有する。そして膨張するエアバッグが、第二被覆部に比して第一被覆部を大きく押し退けながら脆弱部からシート外に膨出する。このとき本発明では、第一被覆部の押し退けられるべき部分に、エアバッグに押し退けられる第一部位と、第一部位に比して押し退けられにくい第二部位が形成される。
そこで本発明では、シートパッドよりも変形しにくい帯状又は棒状の補強部材が、第一部位と第二部位を跨いで取付けられる。そしてエアバッグの膨出時において、補強部材が第一部位とともに押し退けられることで、第二部位が、補強部材の後押しを受けながら押し退けられる構成とした。本発明では、第二部位が、補強部材に後押しされつつ(第一部位に極力遅れることなく)エアバッグにて押し退けられるため、エアバッグをバランス良く膨出させることができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートであって、第一被覆部のエアバッグを臨む裏面側に面状の裏材が取付けられるとともに、補強部材が、第一被覆部と裏材の間に配設される。本発明では、裏材にて、シートパッド裏面側への補強部材の突出を抑えることにより、エアバッグの膨出を極力阻害しない構成とすることができる。
本発明に係る第1発明によれば、エアバッグをバランス良く外部に膨出させることができる。また第2発明によれば、エアバッグを更にバランス良く外部に膨出させることができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートパッドの概略正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 エアバッグ膨出時のシートバック一部の概略断面図である。 変形例にかかるシートバックの概略正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図6を参照して説明する。なお各図には、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを適宜付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドに被覆されるシートカバー(4S,6S,8S)を有する。本実施例では、シートクッション4の後部にシートバック6が起倒可能に連結するとともに、シートバック6(起立状態)の上部にヘッドレスト8が配設される。
[シートバック]
そしてシートバック6は、基本構成(6F,6P,6S)と、エアバッグ10と、関連構成(第一被覆部31,第二被覆部32,脆弱部34,裏材20,補強部材40)を有する(図1〜図5を参照、各部材の詳細は後述)。本実施例では、乗物衝突時において、エアバッグ10を、シートバック6側部からシート外に膨出させて乗員側部を保護する。このとき膨張するエアバッグ10が、シートパッド6Pの着座側を(第二被覆部32に比して第一被覆部31を)相対的に大きく押し退けながら、シートパッド6Pの側面(脆弱部34)からシート外に膨出する。そして本実施例では、後述するように第一被覆部31が、シートの着座性などを考慮して部分的に肉厚とされる(相対的に押し退けられにくい部位が形成される)。この種の構成では、膨張するエアバッグ10が、第一被覆部31をバランス良く押し退けつつ外部に膨出できることが望ましい。そこで本実施例では、後述の構成にて、エアバッグ10をバランス良く外部に膨出させることとした。以下、各構成について詳述する。
(エアバッグ)
ここでエアバッグ10(未膨張状態)は、シート上下方向に長尺な略立方体状の部材であり、シートバック6の側部(後述の土手部6b)内に配設される(図1〜図5を参照)。本実施例のエアバッグ10は、乗物衝突時の衝撃を受けてシート外に膨出(膨張して突出)することにより、例えば乗員胸部から乗員腰部にかけての身体範囲を保護できる。なおエアバッグ10は、エア供給装置(図示省略)に連通する構成でもよく、ガス発生剤を封入する構成でもよい。
(シートバックの基本構成)
本実施例のシートバック6は、後述するようにシートパッド6Pを、シートフレーム6F上に配置しつつシートカバー6Sで被覆することで形成される(図1を参照)。そしてシートフレーム6Fは、アーチ状の枠部材であり、剛性に優れる素材(金属や硬質樹脂等)にて形成できる。本実施例のシートフレーム6Fは、上部骨格をなすアッパフレーム11(ハット断面形状をなす箱状の部材)と、側部骨格をなす一対のサイドフレーム12を有する。そして一対のサイドフレーム12は、それぞれ平板状の部材(断面視で略L字状)であり、シート側部において対面状に配置する。本実施例では、未膨張状態のエアバッグ10を、サイドフレーム12(外面側)に固定しつつ、シートパッド6Pの裏面側に配置する(図3を参照)。
(シートパッド)
またシートパッド6Pは、乗員を弾性的に支持可能な部材であり、弾性的に伸縮可能な樹脂で形成できる(図2〜図5を参照)。この種の樹脂として、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。そして本実施例のシートパッド6Pは、略矩形状(正面視)をなしており、着座部6aと、土手部6b(第一被覆部31,第二被覆部32,脆弱部34)と、溝部6cと、裏材20と、補強部材40を有する(図3を参照)。着座部6aは、シートパッド6P中央の平坦な部位である。また土手部6bは、着座部6a側方に配置する突出部位であり、例えばコーナリング走行時に乗員の側部を支持できる。そして溝部6cは、着座部6aと土手部6bの間に形成される凹部であり、後述するシートカバー6Sの一部を引込み可能である。
(裏材)
また裏材20は、シートパッド6Pの裏面(シートフレームやエアバッグを臨む面)の略全面に取付けられる面材であり、例えばフェルト、天然繊維や合成繊維の布帛(織物,編物,不織布)、皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる。本実施例では、エアバッグ10を、サイドフレーム12に固定したのち、シートパッド6P(土手部6b)で被覆する。このときシートパッド6Pの裏面側を裏材20で覆うことで(後述の補強部材40の突出を抑えたことで)、エアバッグ10とシートパッド6P(補強部材40)の干渉を極力回避できる。こうすることでシートパッド6Pの配設作業をスムーズに行うことができるとともに、後述するようにエアバッグ10もスムーズに膨出することができる。
(第一被覆部・第二被覆部・脆弱部)
そして本実施例の土手部6bは、サイドフレーム12(エアバッグ10)に被覆可能な略横L字状(断面視)をなしており、脆弱部34と、第一被覆部31と、第二被覆部32を有する(図3〜図5を参照)。脆弱部34は、エアバッグ10の膨出箇所であり、土手部6bの側面(シート側面)に形成される。本実施例の脆弱部34は、土手部6bの内外を連通する隙間部であり、シート上下方向に延びつつ後述する膨出部50の対面位置に形成される。
また第一被覆部31は、土手部6bの着座側をなす部位であり、サイドフレーム12(エアバッグ10)の着座側を覆いつつ脆弱部34からシート着座側に延びる。そして本実施例の第一被覆部31(押し退けられるべき部分)は、シートバック起立時を基準として、上部側から下部側に向かうにつれて次第に肉厚とされており、相対的に肉薄の第一部位31aと、相対的に肉厚の第二部位31bに区分けできる(図2を参照)。第一部位31a(肉薄の部位)は、第一被覆部31(押し退けられるべき部分)を上下に二分割した際に上部側をなす部位であり、例えば乗員胸部付近に形成される(図3を参照)。また第二部位31b(肉厚の部位)は、第一被覆部31(押し退けられるべき部分)の下部側をなす部位であり、例えば乗員腰部付近(着座時において相対的に強く押圧される箇所)に形成される(図4を参照)。そして第二被覆部32は、土手部6bの後部側をなす部位であり、サイドフレーム12(エアバッグ10)の側面を被覆しつつ脆弱部34からシート後側(着座側とは反対側)に向けて延びる。なお第二被覆部32は、シート上下方向で見て略同一の厚み寸法を有していてもよく、第一被覆部31に倣って部分的に肉厚とされていてもよい。
(補強部材)
補強部材40は、シートパッド6Pよりも変形(よじれ変形)しにくい帯状の面材であり、第一部位31aと第二部位31bを跨いで配置可能な長さ寸法を有する(図2を参照)。ここで補強部材40の素材は特に限定しないが、布帛や皮革やフェルトの帯材(典型的に裏材よりも肉厚の帯材)、樹脂製の平板材を例示できる。そして本実施例では、エアバッグ10(未膨張状態)よりもやや長尺の補強部材40を、第一部位31aと第二部位31bを横断させて配置しつつ、第一被覆部31(裏面)と裏材20の間に配設する(図2〜図4を参照)。なお補強部材40の配設方法は特に限定しないが、例えばインサート成形にて、シートパッド6Pの成形と同時に、補強部材40と裏材20をこの順でシートパッド6P(裏面)に一体化することができる。
(シートカバー)
またシートカバー6Sは、シートパッド6Pを被覆可能な袋状の部材であり、エアバッグ10の膨出箇所となる膨出部50を有する(図3〜図5を参照)。本実施例のシートカバー6Sは、複数の表皮ピース(SP1〜SP3等)を袋状に縫合してなり、隣り合う表皮ピースの間に縫合箇所(SEW1,SEW2等)が形成される。第一表皮ピースSP1は、着座部6aを被覆するピースである。また第二表皮ピースSP2は、土手部6bの着座側から側面途中(第一被覆部31)を被覆するピースである。そして第三表皮ピースSP3は、土手部6bの側面途中から後側(第二被覆部32)を被覆するピースである。なお各表皮ピースの素材として布帛や皮革を例示できる。
本実施例では、第一表皮ピースSP1が、溝部6cの形成位置において縫合箇所SEW1にて第二表皮ピースSP2に縫着される。また第二表皮ピースSP2が、シート側面の途中で第三表皮ピースSP3に縫合箇所SEW2にて縫着される。そして膨出部50は、隣り合う表皮ピースの縫合箇所(縫目)であり、エアバッグ10の膨張に伴って開裂する(図1及び図3を参照)。本実施例の膨出部50は、第二表皮ピースSP2と第三表皮ピースSP3の縫合箇所SEW2であり、土手部6bの側面においてシート上下に伸びつつ脆弱部34に対面状に配置する。
[エアバッグの膨出]
図3〜図5を参照して、乗物衝突時において膨張するエアバッグ10が、脆弱部34を通りながら膨出部50(縫目)を開裂させてシート外に膨出する。本実施例では、エアバッグ10が、第二被覆部32に比して第一被覆部31を大きく押し退けながら(脆弱部34を押し広げながら)外部に膨出する。このとき第一被覆部31では、相対的に肉厚の第二部位31bが、第一部位31aに比して押し退けられにくくなる。このため第一被覆部31が、シート下部から上部に向かうにつれて次第に着座側に大きく押し退けられる(よじれるように押し退けられる)などして、エアバッグ10がシート上下にアンバランスに膨出するおそれがある。
そこで本実施例では、補強部材40(変形しにくい部材)を、第一部位31aと第二部位31bを跨いで取付けることとした(図2〜図5を参照)。そしてエアバッグ10の膨張により、肉薄の第一部位31aが、相対的に早く前方に押し退けられようとする。このとき補強部材40が第一部位31aとともに押し退けられることで、第二部位31bが、補強部材40の後押しを受けながら押し退けられることとなる。このため本実施例では、第二部位31bが、第一部位31aに極力遅れることなく押し退けられることで(よじれ変形の度合いが小さくなることで)、エアバッグ10がシート上下にパランス良く膨出することができる。さらに本実施例では、裏材20にて、シートパッド6P裏面側への補強部材40の突出を抑えることにより、エアバッグ10の膨出を極力阻害しない構成とすることができる。このため本実施例によれば、エアバッグ10をバランス良く膨出させることができる。
[変形例]
ここで補強部材40の構成は、上述の構成のほか各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、棒状の補強部材40Aを、第一部位31aと第二部位31bを横断させて配置しつつ、第一被覆部31(裏面)と裏材20の間に配設する(図3及び図6を参照)。そして本変形例においても、棒状の補強部材40Aにて、第二部位31bが、第一部位31aに極力遅れることなくエアバッグ10にて押し退けられる(エアバッグ10がバランス良く膨出する)こととなる。なお本変形例では、複数の補強部材40Aをシート幅方向に並列して配置することもできる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、シートパッド6P(第一被覆部31,第二被覆部32,脆弱部34)の構成を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば脆弱部は、他のシートパッド部分に比して肉薄な部位(エアバッグの膨張により破断しやすい部位)や、切れ込みの形成された部位で形成することができる。また裏材は、土手部の裏面側にのみ配設されていてもよく、またシートパッドから省略することもできる。なお第一被覆部と第二被覆部の形状や寸法はシート構成に応じて適宜変更可能である。
また本実施形態では、第一被覆部31(第一部位31a,第二部位31b)の構成を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えば第一部位と第二部位を、第一被覆部の適宜の位置に複数又は単数形成することができる。このとき第二部位を、シート構成に応じて、シートバック上部や中央に形成し、その他のシートバック部分に第一部位を形成することもできる。そして第一部位と第二部位の材質や厚み等を変更することで、押し退けられる程度に差を設けることができる。また第一部位に、溝部や孔部や切れ込みなどを形成することで相対的に押し退けられやすい構成とすることもできる。また第二部位に他部材を埋設することで相対的に押し退けられにくい構成とすることもできる。
また本実施形態では、補強部材40の構成(形状,寸法,配設位置,配設数など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば面状の補強部材と線状の補強部材を適宜組み合わせて使用することができる。また補強部材の配置位置は、シートパッドの裏面や内部でもよく、また裏材の表面でもよい。また補強部材の短尺方向の寸法(幅寸法)は適宜変更可能であり、例えば第一部位に配置する部分に比して第二部位に配置する部分を幅広とすることもできる。また補強部材の長尺方向の寸法(長さ寸法)は、第一部位と第二部位の全長に倣った寸法(これらを横断可能な寸法)のほか、第二部位の後押しが可能であれば両部位に比してやや短尺であってもよい。またシート構成に応じて第二被覆部にも補強部材を配設することもできる。
また本実施形態の構成は、シートクッションなどの各種シート構成部材に適用でき、また車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。なお乗物用シートの構成も適宜変更可能である。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F シートフレーム
6P シートパッド
6S シートカバー
6a 着座部
6b 土手部
6c 溝部
12 サイドフレーム
10 エアバッグ
20 裏材
31 第一被覆部
31a 第一部位
31b 第二部位
32 第二被覆部
34 脆弱部
40 補強部材
50 膨出部

Claims (2)

  1. シートクッションやシートバックなどのシート構成部材を備えるとともに、前記シート構成部材が、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、前記シートパッドに覆われてエアの流入により膨張可能なエアバッグとを有し、
    前記シートパッドが、シート側面に配置して前記エアバッグの膨出可能な脆弱部と、前記脆弱部から着座側に延びる第一被覆部と、前記脆弱部から着座側とは反対側に延びる第二被覆部とを有し、
    膨張する前記エアバッグが、前記第二被覆部に比して前記第一被覆部を大きく押し退けながら前記脆弱部からシート外に膨出するに際して、前記第一被覆部の押し退けられるべき部分に、前記エアバッグに押し退けられる第一部位と、前記第一部位に比して押し退けられにくい第二部位が形成される乗物用シートにおいて、
    前記シートパッドよりも変形しにくい帯状又は棒状の補強部材が、前記第一部位と前記第二部位を跨いで取付けられ、前記エアバッグの膨出時において、前記補強部材が前記第一部位とともに押し退けられることで、前記第二部位が、前記補強部材の後押しを受けつつ押し退けられる構成とした乗物用シート。
  2. 前記第一被覆部の前記エアバッグを臨む裏面側に面状の裏材が取付けられるとともに、前記補強部材が、前記第一被覆部と前記裏材の間に配設される請求項1に記載の乗物用シート。
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