JP2015157540A - シートベルト装置及びシートベルト装置の製造方法 - Google Patents

シートベルト装置及びシートベルト装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアバッグが設けられた部分の厚みを薄くする。【解決手段】シートベルト装置10は、シート12に着座した乗員Pに装着されるウェビング24と、ウェビング24に固定されており、内部にガスが供給されることによってウェビング24と乗員Pとの間において膨張展開するエアバッグ34と、を備えている。また、シートベルト装置10は、ウェビング24に沿って延在しており、短手方向の両端部がウェビング24の短手方向の両端部に該ウェビング24の長手方向に沿って縫製されることによってウェビング24との間にエアバッグ34が配置されるスペースを形成するカバー部材60を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、シートベルト装置及びシートベルト装置の製造方法に関する。
下記特許文献1には、乗員の腰部及び胸部をそれぞれ支持するラップウェビング(ラップベルト)及びショルダウェビング(ショルダベルト)を構成するウェビング(シートベルト)と、ショルダウェビング内に設けられたエアバッグと、を備えたシートベルト装置が開示されている。当該文献に記載された技術によれば、車両の衝突時に、ショルダウェビング内に設けられたエアバッグがウェビング幅方向に膨張展開することによって、乗員の胸部をより広い面積で支持することが可能となっている。
特開平10−230807号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたシートベルト装置は、エアバッグが一対のショルダウェビングの間に配置され、また一対のショルダウェビングの短手方向の両端部が当該ショルダウェビングの長手方向に沿って縫製されることによって構成されているため、シートベルト装置におけるショルダウェビング部分の厚みが厚くなり易い。
本発明は上記事実を考慮し、エアバッグが設けられた部分の厚みを薄くすることができるシートベルト装置及びシートベルト装置の製造方法を得ることが目的である。
請求項1記載のシートベルト装置は、車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングと、前記ウェビングに固定されており、内部にガスが供給されることによって前記ウェビングと前記乗員との間において膨張展開するエアバッグと、前記ウェビングに沿って延在しており、短手方向の端部が縫製されることによって前記ウェビングとの間に前記エアバッグが配置されるスペースを形成するカバー部材と、を備えている。
請求項1記載のシートベルト装置によれば、ウェビングが乗員に装着された状態において、エアバッグ内にガスが供給されると、当該エアバッグが膨張する。そして、当該エアバッグがカバー部材とウェビングとの縫製部を破断させた後、当該エアバッグがウェビングと乗員との間において膨張展開する。
ここで、本シートベルト装置は、カバー部材の短手方向の端部を縫製することによってカバー部材とウェビングとの間にエアバッグが配置されるスペースが形成される構成とされている。換言すると、ウェビングが膨張展開前のエアバッグを被うカバー部材の一部として機能している。当該構成とすることにより、本シートベルト装置におけるエアバッグが設けられた部位の厚みを薄くすることができる。
請求項2記載のシートベルト装置は、請求項1記載のシートベルト装置において、前記エアバッグにおける前記ウェビングへの固定部によって膨張展開した前記エアバッグの前記ウェビング厚み方向及び前記ウェビング幅方向の少なくともいずれかの方向への寸法が調整される。
請求項2記載のシートベルト装置によれば、エアバッグ内にテザー等を設けることなく膨張展開したエアバッグのウェビングの寸法を所望の寸法にすることができる。
請求項3記載のシートベルト装置は、請求項1又は請求項2記載のシートベルト装置において、前記ウェビングと前記カバー部材との縫製部が前記エアバッグ側に配置されている。
請求項3記載のシートベルト装置によれば、ウェビングとカバー部材との縫製部がエアバッグ側に配置されている、即ち、上記縫製部が、乗員側が触れない位置に配置されている。これにより、乗員がシートベルト装置におけるエアバッグが設けられた部分に触れた際の質感を向上させることができる。
請求項4記載のシートベルト装置の製造方法は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシートベルト装置の製造方法に適用されており、この製造方法は、前記エアバッグを前記ウェビングの一方側の面に固定するエアバッグ固定工程と、前記ウェビングに固定されたエアバッグを前記ウェビングの幅よりも狭い寸法となるように折畳むエアバッグ折畳工程と、前記カバー部材を前記ウェビングの他方側の面と対向して配置した状態で前記カバー部材の短手方向の端部を縫製する縫製工程と、縫製されることによって一体化された前記カバー部材及びウェビングを折返すことによって前記カバー部材と前記ウェビングとの間に前記エアバッグを配置させる折返工程と、を有している。
請求項4記載のシートベルト装置の製造方法によれば、上記のエアバッグ固定工程、エアバッグ折畳工程、縫製工程、及び折返工程を経ることにより、エアバッグが設けられた部分の厚みが薄く、かつ、エアバッグが設けられた部分の質感が良好なシートベルト装置を得ることができる。
請求項1〜請求項4記載の本発明に係るシートベルト装置及びシートベルト装置の製造方法は、エアバッグが設けられた部分の厚みを薄くすることができる、という優れた効果を有する。
車両用シート及びシートベルト装置をシート前方側から見た正面図である。 シートベルト装置単体を示す平面図である。 図2に示された3−3線に沿って切断したシートベルト装置の断面を拡大して示す拡大断面図である。 (A)〜(D)は図1及び図2に示されたシートベルト装置の製造工程を示す工程図であり、(A)はエアバッグ固定工程を示す平面図であり、(B)はエアバッグ折畳工程及び縫製工程を示す平面図であり、(C)は(B)に示された4C−4C線に沿って切断したウェビング等の断面を示す断面図であり、(D)は折返工程を示す断面図である。
図1〜図3を用いて本発明の実施形態に係るシートベルト装置について説明する。なお、以下の説明において前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両用シートに着座した乗員から見た前後左右上下の方向を示すものとし、また各図に適宜示す矢印FRは前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは右方向、矢印LHは左方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態のシートベルト装置10は、所謂ミニバンタイプの車両の2列目に設けられた車両用シートとしてのセパレートシート12(以下単に「シート12」という)に設けられている。以下、先ずシート12の概略の構成について説明し、次いで本実施形態の要部であるシートベルト装置10の構成について説明する。
(シート12の概略の構成)
シート12は、乗員Pの臀部及び大腿部を支持するシートクッション14と、乗員Pの背部を支持すると共にシートクッション14の後端部に傾倒可能に取付けられたシートバック16と、乗員Pの頭部を支持すると共にシートバック16の上端部に取付けられたヘッドレスト18と、を備えている。
シートクッション14は、表皮材に被われたシートクッションパッドがシートクッションフレーム20に取付けられることによって構成されており、またシートクッションフレーム20の下端部には、図示しないアッパレールが取付けられている。このアッパレールが車体のフロアに設けられたロアレールに沿って移動することによって、シート12を車両前後方向にスライドさせることが可能となっている。また、シートクッションフレーム20の左側には、タング28が保持されるバックル30が固定されており、シートクッションフレーム20の右側には、ウェビング24の端部を支持するアンカ32が固定されている。
シートバック16は、表皮材に被われたシートバックパッドがシートバックフレーム22に取付けられることによって構成されており、またシートバックフレーム22の上端部かつ右側の端部には、ウェビング24を巻取る巻取装置26及びウェビング24が挿通されるショルダアンカ27が固定されている。
(シートベルト装置10の構成)
図1及び図2に示されるように、シートベルト装置10は、ウェビング24と、ウェビング24を巻取る巻取装置26と、ウェビング24が挿通される挿通孔を有するタング28及びタング28を支持するバックル30と、ウェビング24の端部を支持するアンカ32と、を備えている。また、図2及び図3に示されるように、シートベルト装置10は、ウェビング24に取付けられたカバー部材60と、ウェビング24とカバー部材60との間に配置された状態でウェビング24に固定されたエアバッグ34と、を備えている。
図2に示されるように、ウェビング24は、長尺帯状に形成されており、このウェビング24の一方側の端部にはアンカ32が固定されている。また、ウェビング24の他方側の端部は、巻取装置26の図示しないスプールに固定されており、このスプールが回転することによってウェビング24が巻取装置26内に収容される(巻取られる)ようになっている。また、本実施形態では、ウェビング24においてエアバッグ34及びカバー部材60が固定された部位は、スプールに巻取られないようになっている。
図1に示されるように、ウェビング24が巻取装置26から引き出されて、当該ウェビング24が挿通されたタング28がバックル30に支持されることによって、ウェビング24がシート12の左側と右側との間に掛渡される。これにより、ウェビング24がシート12に着座した乗員Pの身体に装着されるようになっている。また、車両の緊急時(例えば衝突時)には、巻取装置26がスプールからのウェビング24の引き出しをロックする。なお、シート12に着座した乗員Pの体型は、AM50ダミーと同体型であり、また乗員Pは、標準使用状態に設定されたシート12に標準姿勢で着座している。
ウェビング24がシート12に着座した乗員Pに装着された状態では、当該ウェビング24がタング28への挿通部分で折返されている。ウェビング24におけるタング28とアンカ32との間の部分が、乗員Pの腰部を支持するラップウェビング24A(ラップベルト)とされており、ウェビング24におけるショルダアンカ27とタング28との間の部分が、乗員Pの腰部から肩にかけての部分を支持するショルダウェビング24B(ショルダベルト)とされている。
図2に示されるように、エアバッグ34は、ウェビング24(図2参照)の長手方向と同方向を長手方向とする矩形状に形成されている。また、図3に示されるように、エアバッグ34は、ウェビング24の厚み方向に対向して配置されていると共にウェビング24の短手方向の両端が互いに接合された第1帯状部34A及び第2帯状部34Bを有することによって2重とされており、これによりエアバッグ34の内部にガスが供給された際に当該エアバッグ34が膨張するようになっている。
図2に示されるように、エアバッグ34の長手方向の寸法は、シート12に着座した乗員Pの腰部を支持するラップウェビング24A及び乗員Pの腰部から肩にかけての部分を支持するショルダウェビング24Bの長さに対応する寸法とされている。また、膨張展開時のエアバッグ34の短手方向の寸法は、ウェビング24の幅よりも幅広の寸法とされている。なお、図中に示された線Fは、ウェビング24が乗員Pに装着された状態において、ウェビング24及び当該ウェビング24に取付けられたエアバッグ34がタング28によって折返される位置を示している。
図3に示されるように、エアバッグ34には、インナチューブ52が挿通されおり、インフレータ44が発生したガスが、このインナチューブ52を通じてショルダウェビング24B側に優先的に流れるようになっている。なお、このインナチューブ52を設けるか否かについては、エアバッグ34の膨張特性(膨張過程)等を考慮して適宜設定すればよい。
エアバッグ34を構成する第1帯状部34A及び第2帯状部34Bの短手方向の中間部は、ウェビング24の短手方向の中間部に縫製にて固定される固定部62とされている。また、エアバッグ34におけるウェビング24への固定部62によって、膨張展開したエアバッグ34のウェビング24の厚み方向及び幅方向への寸法が所定の寸法となるようになっている。なお、膨張展開したエアバッグ34のウェビング24の厚み方向及び幅方向のいずれか一方のみの寸法が規制されるように構成してもよい。
カバー部材60は、ウェビング24の厚みよりも薄い帯状に形成されており、このカバー部材60は、ウェビング24に沿って延在している。また、カバー部材60の両端部は、ウェビング24の短手方向の両端部に該ウェビング24の長手方向に沿って縫製されている。これにより、カバー部材60とウェビング24との間に上記のエアバッグ34が配置されるスペースが形成されている。換言すると、エアバッグ34は、カバー部材60及びウェビング24に被われている。また、本実施形態では、後述の製造工程を経ることによって、カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cがエアバッグ34側に配置されるようになっている。
(シートベルト装置10の製造方法)
次に、図4を用いて前述のシートベルト装置10の製造方法について説明する。
図4(A)に示されるように、先ずエアバッグ34をウェビング24の一方側の面、即ち、乗員P側の面に固定する(エアバッグ固定工程)。
次いで、図4(B)及び(C)に示されるように、ウェビング24に固定されたエアバッグ34をウェビング24の幅よりも狭い寸法となるように折畳む(エアバッグ折畳工程)。なお、折り畳まれたエアバッグ34の形状を保持するために、当該工程において、接着剤等をエアバッグ34の所定の箇所に塗布してもよい。
次いで、カバー部材60をウェビング24の他方側の面と対向して配置した状態でカバー部材60の短手方向の両端部とウェビング24の短手方向の両端部とを縫製する(縫製工程)。これにより、カバー部材60とウェビング24とが一体化する。
次いで、図4(D)に示されるように、上記縫製工程を経ることによって一体化されたカバー部材60及びウェビング24を折返す(折返工程)。当該工程を経ることによって、カバー部材60とウェビング24との間にエアバッグ34を配置させる。
以上の工程を経た後に、前述の巻取装置26、タング28、及びアンカ32(図2参照)をウェビング24に取付ける工程を経ること等によってシートベルト装置10が製造される。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、ウェビング24が乗員Pに装着された状態において、エアバッグ34内にガスが供給されると、当該エアバッグ34が膨張する。そして、当該エアバッグ34がカバー部材60とウェビング24との縫製部64(図3参照)を破断させた後、当該エアバッグ34がウェビング24と乗員Pとの間において膨張展開する。
ここで、図3に示されるように、本実施形態のシートベルト装置10は、カバー部材60の短手方向の両端部とウェビング24の短手方向の両端部とを縫製することによってカバー部材60とウェビング24との間にエアバッグ34が配置されるスペースが形成される構成とされている。換言すると、ウェビング24が膨張展開前のエアバッグ34を被うカバー部材60の一部として機能している。当該構成とすることにより、シートベルト装置10におけるエアバッグ34が設けられた部位の厚みを薄くすることができる。
これに加えて、本実施形態では、ウェビング24の厚みよりも薄いカバー部材60を用いていることにより、シートベルト装置10におけるエアバッグ34が設けられた部位の厚みをより一層薄くすることができる。
また、本実施形態のシートベルト装置10は、エアバッグ34におけるウェビング24への固定部62によって、膨張展開したエアバッグ34のウェビング24の厚み方向及び幅方向への寸法が所定の寸法となるようになっている。当該構成とすることにより、エアバッグ34内にテザー等を設けることなく膨張展開したエアバッグ34の寸法を所望の寸法にすることができる。
さらに、本実施形態では、カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cがエアバッグ34側に配置されるようになっている。すなわち、カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cが、乗員P側が触れない位置に配置されている。これにより、乗員Pがシートベルト装置10におけるエアバッグ34が設けられた部分に触れた際の質感を向上させることができる。また、この質感は、前述のエアバッグ固定工程、エアバッグ折畳工程、縫製工程、及び折返工程を経ることによって実現することが可能となっている。
また、本実施形態では、乗員Pとウェビング24との間にエアバッグ34が配置される構成とされていることにより、エアバッグ34の内圧を有効に乗員Pの拘束に活用することができる。
さらに、本実施形態では、エアバッグ34がウェビング24に固定縫製されているため、乗員Pからエアバッグ34に荷重が入力された際に、当該エアバッグ34が回転する等当該エアバッグ34がウェビング24に対してずれることを抑制することができる。これにより、乗員Pの拘束性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、ウェビング24においてエアバッグ34及びカバー部材60が固定された部位が、スプールに巻取られないように構成されていることにより、巻取装置26の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態では、カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cがエアバッグ34側に配置されるように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cをエアバッグ34と反対側に配置することもできる。カバー部材60とウェビング24との縫製部64、並びに、カバー部材60及びウェビング24の短手方向の両端60A,24Cをエアバッグ34側に配置するか否かについては、シートベルト装置10に要求される質感等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、エアバッグ34におけるウェビング24への固定部62によって、膨張展開したエアバッグ34のウェビング24の厚み方向への寸法が所定の寸法となるように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。エアバッグ34におけるウェビング24への固定部62によって、膨張展開したエアバッグ34のウェビング24の厚み方向への寸法を規制するか否かについては、膨張展開時のエアバッグの形状等を考慮して適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態では、カバー部材60の両端を、ウェビング24の短手方向の両端部に該ウェビング24の長手方向に沿って縫製することによって、カバー部材60とウェビング24との間にエアバッグ34が配置されるスペースを形成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ウェビング34を構成するウェビング部と、当該ウェビング部と一体に形成されていると共にカバー部材60を構成するカバー部と、を有する帯状の部材を、ウェビング部とカバー部との境界部で折畳み、次いで、ウェビング部の端部とカバー部の端部とを縫製することによって、ウェビング部とカバー部との間にエアバッグ34が配置されるスペースを形成することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 シートベルト装置
12 セパレートシート(車両用シート)
24 ウェビング
34 エアバッグ
60 カバー部材
62 固定部
64 縫製部
P 乗員

Claims (4)

  1. 車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングと、
    前記ウェビングに固定されており、内部にガスが供給されることによって前記ウェビングと前記乗員との間において膨張展開するエアバッグと、
    前記ウェビングに沿って延在しており、短手方向の端部が縫製されることによって前記ウェビングとの間に前記エアバッグが配置されるスペースを形成するカバー部材と、
    を備えたシートベルト装置。
  2. 前記エアバッグにおける前記ウェビングへの固定部によって膨張展開した前記エアバッグの前記ウェビング厚み方向及び前記ウェビング幅方向の少なくともいずれかの方向への寸法が調整される請求項1記載のシートベルト装置。
  3. 前記ウェビングと前記カバー部材との縫製部が前記エアバッグ側に配置されている請求項1又は請求項2記載のシートベルト装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシートベルト装置の製造方法に適用され、
    前記エアバッグを前記ウェビングの一方側の面に固定するエアバッグ固定工程と、
    前記ウェビングに固定されたエアバッグを前記ウェビングの幅よりも狭い寸法となるように折畳むエアバッグ折畳工程と、
    前記カバー部材を前記ウェビングの他方側の面と対向して配置した状態で前記カバー部材の短手方向の端部を縫製する縫製工程と、
    縫製されることによって一体化された前記カバー部材及びウェビングを折返すことによって前記カバー部材と前記ウェビングとの間に前記エアバッグを配置させる折返工程と、
    を有するシートベルト装置の製造方法。
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