JP4470865B2 - 車両用エアベルト装置 - Google Patents

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本発明は、側面衝突時に膨張する膨張部を有する車両用エアベルト装置に関する。
ISO−FIX式のチャイルドシート固定用ロアアンカー装置において、ロアアンカー部材の棒状部材に対する巻回態様を互いに他に対して左右対称にすることで、衝突時のチャイルドシートの転倒を防止する構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−206125号公報
上記した従来例では、側面衝突時に、ロアアンカー構造によって所定以上のチャイルドシートの傾動を抑えて転倒を防止するようになっているが、チャイルドシートの横揺れを防ぐために車両用シートやチャイルドシートを高強度にしようとすると、重量増を招くことになる。
本発明は、上記事実を考慮して、エアベルトを用いることによって、チャイルドシート設置側とは反対側からの側面衝突に対して、該チャイルドシートの横揺れを抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、車体のピラー内に設けられたリトラクタに巻取り可能に構成され、該リトラクタから引き出されて車両用シートの車室外側から延び、該車両用シートに設置されるチャイルドシートの車室中央側側部に沿うように、前記車両用シートの車室中央側において上下方向に配置可能なウエビングと、該ウエビングに設けられ、膨張時に前記チャイルドシートの車室中央側側部に対応する膨張部と、前記車両用シートの車室中央側の肩部に設けられ、前記ウエビングを掛けることで、該ウエビングを車室外側から車室中央側へ案内するベルトガイドと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用エアベルト装置では、車両用シートに設置されるチャイルドシートの車室中央側側部に沿うように、車両用シートの車室中央側において上下方向に配置可能なウエビングと、該ウエビングに設けられ、膨張時にチャイルドシートの車室中央側側部に対応する膨張部と、を有しているので、チャイルドシートの設置側とは反対側からの側面衝突時に、膨張部が該チャイルドシートの車室中央側側部で膨張することで、該チャイルドシートへの衝撃を吸収しつつ該チャイルドシートの慣性力を受け止めることができ、これによって該チャイルドシートの横揺れを抑制することができる。
また請求項に記載の車両用エアベルト装置では、車両用シートの車室中央側の肩部に設けられ、ウエビングを掛けることで、該ウエビングを車室外側から車室中央側へ案内するベルトガイドを有しているので、ウエビングの膨張部を安定的にチャイルドシートの車室中央側側部に対応させることができ、これによってチャイルドシートの設置側とは反対側からの側面衝突時に、確実に該チャイルドシートの横揺れを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用エアベルト装置によれば、エアバッグを用いることで、チャイルドシート設置側とは反対側からの側面衝突に対して、該チャイルドシートの横揺れを抑制することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1,図2において、本実施の形態に係る車両用エアベルト装置10は、車両用シート12に装着されるチャイルドシート14や、該車両用シート12に着座する乗員16(図4)を拘束するためのシートベルト装置の一種であり、ウエビング18と、膨張部20と、ベルトガイド22とを有している。
車両用シート12は、図示しないシートフレームを有し、チャイルドシート14が設置されるシートクッション24と、チャイルドシート14の背面部14Aを支えるシートバック26と、シートバック26の上部に設けられたヘッドレスト28とを備えており、フロアパネルに設けられたシートレール上に車両前後方向に摺動可能に設けられている(図示せず)。なお、図4に示されるように、車両用シート12に乗員16が着座する場合には、シートクッション24は該乗員16の主として脚部及び臀部を支え、シートバック26は該乗員16の背中を支えるようになっている。なお、車両用シート12には、ISO−FIXに対応した固定金具を設けておくことが望ましい(図示せず)。チャイルドシート14がISO−FIXに対応した機種の場合には、より安定的にチャイルドシート14を設置できるからである。
図3に示されるように、シートクッション24の車室外側側部にはラップアウタリトラクタ30が、また、シートクッション24の車室中央側側部にはバックル装置32が、例えば夫々車両前後方向に揺動可能に枢着されている。バックル装置32内、又はバックル装置32の外部には、膨張部20に対するガス供給源である、例えばインフレータが配設されている(図示せず)。
ウエビング18は、車両用シート12に設置されるチャイルドシート14の車室中央側側部14Bに沿うように、車両用シート12の車室中央側において上下方向に配置可能な帯状部材であり、図4に示されるように、車両用シート12に乗員16が着座する場合には、該乗員16の胸部16Bに対応するようになっている。ウエビング18は、例えば車体のピラー36内に設けられたリトラクタ48(図2)に巻取り可能に構成され、チャイルドシート14に対する取回し時や乗員16による装着時には、適宜該リトラクタから引き出せるようになっている。
ウエビング18の例えば先端には、バックル装置32に嵌込み可能に構成されたタングプレート38が設けられている。タングプレート38をバックル装置32に嵌め込んだ際には、バックル装置32側から膨張部20へインフレータからのガスを供給できるようになっている。
車両用シート12の車室外側側部に設けられたラップアウタリトラクタ30からは、チャイルドシート14における所定のウエビング取回し部14Cや乗員16の腰部16W(図4)に対応するラップベルト34を引き出すことができるようになっており、該ラップベルト34の先端はタングプレート38に接続されている。なお、ラップベルト34とウエビング18を1本のウエビングとして構成し、チャイルドシート14の機種や乗員16の体格に合わせてタングプレート38を移動できるようにしてもよい。
膨張部20は、ウエビング18に設けられ、膨張時にチャイルドシート14の車室中央側側部14Bに対応するように折り畳まれた袋体であり、車両用シート12に乗員16が着座した場合には、該乗員16の胸部16Bや頭部16H等に対応するようになっている。具体的には、膨張部20は、ウエビング18と同等の帯状に折り畳まれており、例えば伸縮性のあるメッシュウエビング(図示せず)により被覆され、更にカバー40により覆われ、膨張部20の内圧が一定以上になると破断する制御縫製、所謂ティアシームを用いて帯状に縫製されている。
ベルトガイド22は、車両用シート12の車室中央側、例えばシートバック26の車室中央側の肩部に設けられ、車両用シート12の車室外側のピラー36から延びるウエビング18を車室中央側へ案内可能に構成され、ウエビング18は、該ベルトガイド22を介して車両用シート12の車室中央側において上下方向に配置されるようになっている。ベルトガイド22に対しては、ウエビング18を任意に掛けたり外したりできるようになっている。
図4において、シートバック26の車室外側の肩部にも、乗員16がウエビング18を装着する場合に使用可能なベルトガイド42が設けられ、車両用シート12にチャイルドシート14を設置する場合(図1)と乗員16が着座する場合とで、ベルトガイド42とベルトガイド22との間で任意にウエビング18を掛替えできるようになっている。なおベルトガイド22,42の取付け位置は、図示したシートバック26の肩部に限られず、例えばヘッドレスト28であってもよい。
図1に示されるように、チャイルドシート14には、拘束用ウエビング46が設けられ、該チャイルドシート14に着座した幼児44を該拘束用ウエビング46により拘束できるようになっている。
(作用)
図1,図2に示されるように、車両用エアベルト装置10では、車両用シート12にチャイルドシート14を設置した場合に、ウエビング18を車室外側から引き出して、例えばヘッドレスト28の後側を通し、ベルトガイド22に掛けてから、タングプレート38をバックル装置32に嵌め込むことで、ウエビング18をチャイルドシート14の車室中央側側部14Bに沿うように、車両用シート12の車室中央側において上下方向に取り回すことができ、ウエビング18の膨張部20を安定的にチャイルドシート14の車室中央側側部14Bに対応させることができる。
ウエビング18をベルトガイド22に掛けるに際し、予めベルトガイド42にも掛けておくと、ウエビング18の取回し状態を更に安定させることができる。図示のように、ウエビング18はベルトガイド22を介して装着されるため、装着状態においてチャイルドシート14の前方を横切らない。従って、幼児44の着座及び拘束用ウエビング46の装着は容易である。ラップベルト34は、チャイルドシート14のウエビング取回し部14Cに通される。
この状態で、チャイルドシート14の設置側とは反対側から矢印F方向に側面衝突された場合、図示しないインフレータが作動して、膨張部20に対して多量のガスが供給され、該膨張部20を帯状に縫製していたティアシームが破断し、該膨張部20がチャイルドシート14の車室中央側側部14Bに対応した位置で膨張する。膨張部20が膨張することで、チャイルドシート14の車室中央側側部14Bを広い範囲で車幅方向に支えることができ、チャイルドシート14への衝撃を吸収しながら、該チャイルドシート14及び幼児44の質量による矢印I方向、即ち車室中央側への慣性力を受け止めることができ、チャイルドシート14の横揺れを確実に抑制することができる。
一方、図4に示されるように、車両用シート12には、チャイルドシート14を用いる時期を過ぎた乗員16も着座して、通常のシートベルトと同様に、ウエビング18を装着することが可能であり、車両用エアベルト装置10は、前面衝突や側面衝突時に乗員16の胸部16Bや頭部16Hを保護するエアベルトとして作動する。乗員16が着座する場合、図示のように、ウエビング18はベルトガイド22ではなく、ベルトガイド42に通されるが、該ベルトガイド42を通さずにウエビング18を装着してもよい。
なお、上記実施形態では、ウエビング18に膨張部20を取り付けた構造について説明したが、ウエビング18の中間部又は一部を膨張部20で構成し、この膨張部20がウエビング18としての役目を有する構造としてもよい。
また、膨張部20は、ウエビング18の長手方向に取付け位置を調節可能に配置してもよい。
更に、シートバック26にベルトガイド42を設けて、該ベルトガイド42にウエビング18を通すことで、該ウエビング18を車両用シート12の車室中央側において上下方向に配置可能としたが、ウエビング18をこのように配置可能とするための手段はベルトガイド42には限られず、例えばウエビング18に沿って移動可能な筒状体を設け、該筒状態をヘッドレスト28やシートバック26等の車室中央側に引掛け可能にしたり、また、シートバック26やヘッドレスト28にベルトガイドとして機能する部分を形成するようにしてもよい。
車両用エアベルト装置を有する車両用シート上にチャイルドシートを設置し、ウエビングを、該チャイルドシートの車室中央側側部に沿うように、車両用シートの車室中央側において上下方向に取り回し、膨張部を該車室中央側側部に対応させ、幼児を着座させた状態を示す斜視図である。 車両用エアベルト装置を有する車両用シート上にチャイルドシートを設置し、ウエビングを、該チャイルドシートの車室中央側側部に沿うように、車両用シートの車室中央側において上下方向に取り回し、膨張部を該車室中央側側部に対応させた状態を示す正面図である。 図1において、チャイルドシート設置側とは反対側からの側面衝突により、膨張部が膨張して、チャイルドシートの横揺れを抑制している状態を示す斜視図である。 車両用シートに乗員が着座して、ウエビングを装着した状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用エアベルト装置
12 車両用シート
14 チャイルドシート
14B 車室中央側側部
18 ウエビング
20 膨張部
22 ベルトガイド
36 ピラー
48 リトラクタ

Claims (1)

  1. 車体のピラー内に設けられたリトラクタに巻取り可能に構成され、該リトラクタから引き出されて車両用シートの車室外側から延び、該車両用シートに設置されるチャイルドシートの車室中央側側部に沿うように、前記車両用シートの車室中央側において上下方向に配置可能なウエビングと、
    該ウエビングに設けられ、膨張時に前記チャイルドシートの車室中央側側部に対応する膨張部と、
    前記車両用シートの車室中央側の肩部に設けられ、前記ウエビングを掛けることで、該ウエビングを車室外側から車室中央側へ案内するベルトガイドと、
    を有することを特徴とする車両用エアベルト装置。
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