JP6113063B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト装置に関する。
下記特許文献1には、乗員の腰部及び胸部をそれぞれ支持するラップウェビング及びショルダウェビングを構成するウェビング(シートベルト)と、ショルダウェビングに取付けられたエアバッグと、を備えたシートベルト装置が開示されている。当該文献に記載された技術によれば、車両の衝突時に、ショルダウェビングに取付けられたエアバッグがウェビングの幅方向(ベルト幅方向)に膨張展開することによって、乗員の胸部をより広い面積で支持することが可能となっている。
国際公開2012/058422号
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、乗員が膨張展開したエアバッグを押圧した際に、当該エアバッグがウェビングの幅方向端部を起点として屈曲することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、乗員が膨張展開したエアバッグを押圧した際に、当該エアバッグがウェビングの幅方向端部を起点として屈曲することを抑制することができるシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1記載のシートベルト装置は、車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングと、前記ウェビングに取付けられており、内部にガスが供給されることによって膨張する膨張部と、内部にガスが供給された際の前記ウェビングの厚み方向への寸法変化が前記膨張部よりも小さく設定され、かつ前記膨張部が膨張した状態において前記ウェビングの幅方向端部の側方かつ前記乗員の胸部と対向する位置に配置される島部と、を有し、前記膨張部が膨張することによって前記ウェビングと前記乗員との間において前記ウェビングの幅方向に展開するエアバッグと、を備え、前記ウェビングの厚み方向から見て、前記島部が前記ウェビングの幅方向端とオーバーラップしていると共に前記ウェビングの幅方向端を跨いでいる
請求項1記載のシートベルト装置によれば、ウェビングが乗員に装着された状態において、エアバッグ内にガスが供給されると、当該エアバッグの膨張部が膨張し、当該エアバッグがウェビングの幅方向に展開する。
また、エアバッグの膨張部が膨張すると、即ち、エアバッグが展開すると、当該エアバッグの島部がウェビングの幅方向の端部と隣合って配置されると共に乗員の胸部と対向する位置に配置される。ところで、エアバッグ内に供給されたガスは、島部に当接する。これにより、島部付近のガスの圧力が上昇する。これにより、乗員が膨張展開したエアバッグをウェビング側に押圧した際に、当該エアバッグが島部付近を起点として、即ち、ウェビングの幅方向端部を起点として屈曲することを抑制することができる。これに加えて、島部に当接したガスはウェビングの幅方向に向けて流れるため、エアバッグのウェビングの幅方向への展開性能を向上させることができる。
また、請求項記載のシートベルト装置によれば、ガスが島部に当接することによって、エアバッグにおけるウェビングの幅方向端とオーバーラップしている部位のガス圧を高めることができる。すなわち、屈曲起点となり易いウェビングの幅方向端付近のガス圧を高めることができる。これにより、エアバッグがウェビングの幅方向端を起点として屈曲することを抑制することができる。
請求項記載のシートベルト装置は、請求項記載のシートベルト装置において、前記島部が、前記ウェビングの幅方向を長手方向とする長尺状に形成されている。
請求項記載のシートベルト装置によれば、島部に当接したガスが、当該島部の長手方向に沿って流れるため、即ち、ウェビングの幅方向に向けて流れるため、エアバッグのウェビングの幅方向への展開性能を安定させることができる。
請求項記載のシートベルト装置は、請求項1又は請求項2記載のシートベルト装置において、前記ウェビングの幅方向に間隔を空けて設けられた複数の第1の島部及び前記ウェビングを幅方向に横切る長尺状に形成された第2の島部が、前記島部とされており、前記第2の島部が前記第1の島部と前記ウェビングの長手方向に隣合って配置されている。
請求項記載のシートベルト装置によれば、乗員が膨張展開したエアバッグをウェビング側に押圧した際に、当該エアバッグが第1の島部及び第2の島部付近を起点として屈曲することを抑制することができる。これに加えて、複数の第1の島部の間を流れるガスは、第2の島部に当接する。そして、第2の島部に当接したガスは第1の島部と第2の島部との間に沿ってベルトの幅方向に向けて流れる。これにより、エアバッグにおける第1の島部と第2の島部との間の部位のウェビングの幅方向への展開性能を向上させることができる。
請求項1〜請求項記載のシートベルト装置は、乗員が膨張展開したエアバッグを押圧した際に、当該エアバッグがウェビングの幅方向端部を起点として屈曲することを抑制することができる、という優れた効果を有する。
車両用シート及びシートベルト装置をシート前方側から見た正面図である。 エアバッグが膨張する前の状態におけるウェビング等を示す正面図である。 エアバッグを示す正面図である。 図3に示された4−4線に沿って切断したウェビング及びエアバッグの断面を示す断面図である。 図3に示された5−5線に沿って切断したウェビング及びエアバッグの断面を示す断面図である。 図3に示された6−6線に沿って切断したウェビング及びエアバッグの断面を示す断面図である。 図2に示された7−7線に沿って切断したウェビング、エアバッグ等の断面を示す断面図である。 エアバッグを示す拡大正面図である。
図1〜図7を用いて本発明の実施形態に係るシートベルト装置について説明する。なお、以下の説明において前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両用シートに着座した乗員から見た前後左右上下の方向を示すものとし、また各図に適宜示す矢印FRは前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは右方向、矢印LHは左方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態のシートベルト装置10は、所謂ミニバンタイプの車両の2列目に設けられた車両用シートとしてのセパレートシート12(以下単に「シート12」という)に設けられている。以下、先ずシート12の概略の構成について説明し、次いで本実施形態の要部であるシートベルト装置10の構成について説明する。
(シート12の概略の構成)
シート12は、乗員Pの臀部及び大腿部を支持するシートクッション14と、乗員Pの背部を支持すると共にシートクッション14の後端部に傾倒可能に取付けられたシートバック16と、乗員Pの頭部を支持すると共にシートバック16の上端部に取付けられたヘッドレスト18と、を備えている。
シートクッション14は、表皮材に被われたシートクッションパッドがシートクッションフレーム20に取付けられることによって構成されており、またシートクッションフレーム20の下端部には、図示しないアッパレールが取付けられている。このアッパレールが車体のフロアに設けられたロアレールに沿って移動することによって、シート12を車両前後方向にスライドさせることが可能となっている。また、シートクッションフレーム20の左側には、タング28が保持されるバックル30が固定されており、シートクッションフレーム20の右側には、ウェビング24の端部を支持するアンカ32が固定されている。
シートバック16は、表皮材に被われたシートバックパッドがシートバックフレーム22に取付けられることによって構成されており、またシートバックフレーム22の上端部かつ右側の端部には、ウェビング24を巻取る巻取装置26及びウェビング24が挿通されるショルダアンカ27が固定されている。
(シートベルト装置10の構成)
図1及び図2に示されるように、シートベルト装置10は、ウェビング24と、ウェビング24を巻取る巻取装置26と、ウェビング24が挿通される挿通孔を有するタング28及びタング28を支持するバックル30と、ウェビング24の端部を支持するアンカ32と、ウェビング24に取付けられたエアバッグ34と、を備えている。
図2に示されるように、ウェビング24は、長尺帯状に形成されており、このウェビング24の一方側の端部にはアンカ32が固定されている。また、ウェビング24の他方側の端部は、巻取装置26の図示しないスプールに固定されており、このスプールが回転することによってウェビング24が巻取装置26内に収容される(巻取られる)ようになっている。図1に示されるように、ウェビング24が巻取装置26から引き出されて、当該ウェビング24が挿通されたタング28がバックル30に支持されることによって、ウェビング24がシート12の左側と右側との間に掛渡される。これにより、ウェビング24がシート12に着座した乗員Pの身体に装着されるようになっている。また、車両の緊急時(例えば衝突時)には、巻取装置26がスプールからのウェビング24の引き出しをロックする。なお、シート12に着座した乗員Pの体型は、AM50ダミーと同体型であり、また乗員Pは、標準使用状態に設定されたシート12に標準姿勢で着座している。
ウェビング24がシート12に着座した乗員Pに装着された状態では、当該ウェビング24がタング28への挿通部分で折返されている。ウェビング24におけるタング28とアンカ32との間の部分が、乗員Pの腰部を支持するラップウェビング24A(ラップベルト)とされており、ウェビング24におけるショルダアンカ27とタング28との間の部分が、乗員Pの腰部から肩にかけての部分を支持するショルダウェビング24B(ショルダベルト)とされている。
図3に示されるように、エアバッグ34は、ウェビング24(図2参照)の長手方向と同方向を長手方向とする矩形状に形成されており、またエアバッグ34は、内部にガスが供給された際に膨張する部分(膨張部S)と膨張しない部分Tとを1枚の布となるように無縫製で織り上げて形成されている。具体的には、エアバッグ34の外周端部36、並びに、後述する隔壁部38、第1の島部40及び第2の島部42が膨張しない部分Tとされている。また、当該膨張しない部分Tを除く部位は、ウェビング24の厚み方向に2重とされており、これによりエアバッグ34の内部にガスが供給された際に当該部位(膨張部S)が膨張可能となっている。
図2及び図3に示されるように、エアバッグ34の長手方向の寸法Lは、シート12に着座した乗員Pの腰部を支持するラップウェビング24A及び乗員Pの腰部から肩にかけての部分を支持するショルダウェビング24Bの長さに対応する寸法とされている。また、エアバッグ34の短手方向の寸法W1は、ウェビング24の幅W2よりも幅広の寸法とされている。なお、図中に示された線Fは、ウェビング24が乗員Pに装着された状態において、ウェビング24及び当該ウェビング24に取付けられたエアバッグ34がタング28によって折返される位置を示している。
図3に示されるように、エアバッグ34の長手方向の一方側の端部は、当該方向に向けて次第に窄まるように形成されており、このエアバッグ34の長手方向の一方側の端には、インフレータ44が車両の緊急時(例えば衝突時)に発生したガスを当該エアバッグ34の内部に導入するための導入口46が形成されている。また、エアバッグ34の長手方向の他方側の端部は、当該方向に向けて次第に窄まるように形成されており、このエアバッグ34の長手方向の他方側は閉止されている。なお、エアバッグ34の長手方向の他方側の端部はウェビング24に縫製される縫製部48とされている。
また、エアバッグ34の短手方向の中間部には、当該エアバッグ34の長手方向に沿って延びる隔壁部38が設けられている。この隔壁部38は、ラップウェビング24Aからショルダウェビング24Bに対応する範囲にかけて延在しており、また隔壁部38は、上記の製法によって膨張しない部分Tとされている、即ち、エアバッグ34の内部にガスが供給された際にウェビング24の厚み方向へ寸法変化を伴わない部分とされている。
また、隔壁部38の両側部は、前述したようにウェビング24の厚み方向に2重とされており、これによりエアバッグ34の内部にガスが供給された際に隔壁部38の両側部が膨張するようになっている。なお、隔壁部38の両側部においてガスが流通する空間をメイン流路50というものとする。そして、一方側のメイン流路50には、インナチューブ52が挿通されおり、インフレータ44が発生したガスが、このインナチューブ52を通じてショルダウェビング24B側に優先的に流れるようになっている。なお、このインナチューブ52を設けるか否かについては、エアバッグ34の膨張特性(膨張過程)等を考慮して適宜設定すればよい。
また、エアバッグ34における隔壁部38よりも巻取装置26(図2参照)側には、島部としての2つの第1の島部40が設けられている。この第1の島部40は、ウェビング24の幅方向を長手方向とする長尺状に形成されており、また2つの第1の島部40は、ウェビング24の幅方向に間隔を空けて配置されている。さらに、図4に示されるように、エアバッグ34が展開した状態において、即ち、膨張部Sが膨張した状態において、2つの第1の島部40は、ウェビング24の幅方向の端部24Cと隣合って配置されている。また、エアバッグ34が展開した状態において、第1の島部40は、ウェビング24の厚み方向視で、ウェビング24の端24Dとオーバーラップしている、つまり、第1の島部40は、ウェビング24の厚み方向視で、ウェビング24の端24Dを跨いでいる。なお、第1の島部40の構成は上記隔壁部38と同様に構成されており、これにより、第1の島部40は、エアバッグ34の内部にガスが供給された際にウェビング24の厚み方向へ寸法変化を伴わない部分とされている。
図3に示されるように、エアバッグ34における第1の島部40よりも巻取装置26(図2参照)側には、島部としての第2の島部42が設けられている。この第2の島部42は、ウェビング24を幅方向に横切ると共に前述の第1の島部40よりも長尺状に形成されており、また第2の島部42は、第1の島部40とウェビング24の長手方向に隣合って配置されている。さらに、図5に示されるように、エアバッグ34が展開した状態において、即ち、膨張部Sが膨張した状態において、第2の島部42は、ウェビング24の幅方向の両端部24Cと隣合って配置されている。また、エアバッグ34が展開した状態において、第2の島部42は、ウェビング24の厚み方向視で、ウェビング24とオーバーラップしている、つまり、第2の島部42は、ウェビング24の厚み方向視で、ウェビング24を幅方向に跨いでいる。なお、第2の島部42の構成は上記隔壁部38及び第1の島部40と同様に構成されており、これにより、第2の島部42は、エアバッグ34の内部にガスが供給された際にウェビング24の厚み方向へ寸法変化を伴わない部分とされている。
図1及び図3に示されるように、上記第1の島部40及び第2の島部42は、ウェビング24が乗員Pに装着された状態において当該乗員Pの胸部と対向する位置に配置されている。
図7に示されるように、以上説明したエアバッグ34は、その短手方向の中間部がウェビング24に対して乗員P側に配置された後、短手方向の両端部がウェビング24に対して乗員Pと反対側に折返される。そして、エアバッグ34とウェビング24とが密着した状態で、エアバッグ34がカバー部材54に被われる。これにより、エアバッグ34がウェビング24に取付けられている。なお、カバー部材54は、エアバッグ34が展開する際に破断する程度の強度に設定されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、ウェビング24が乗員Pに装着された状態において、エアバッグ34内にガスが供給されると、当該エアバッグ34の膨張部S(図3参照)が膨張し、当該エアバッグ34がウェビング24と乗員P(シート12)との間において展開する。また、エアバッグ34の膨張部Sが膨張すると、即ち、エアバッグ34が展開すると、図4及び図5に示されるように、当該エアバッグ34に設けられた第1の島部40及び第2の島部42がウェビング24の幅方向の端部24Cと隣合って配置される。ところで、エアバッグ34内においてウェビング24の長手方向に沿って流れるガスは、第1の島部40及び第2の島部42に当接する。換言すると、第1の島部40及び第2の島部42付近のガスの圧力が上昇する。これにより、乗員Pが膨張展開したエアバッグ34をウェビング24側に押圧した際に、当該エアバッグ34が第1の島部40及び第2の島部42付近を起点として、即ち、ウェビング24の端部24Cを起点として屈曲することを抑制することができる。これに加えて、第1の島部40及び第2の島部42に当接したガスはベルトの幅方向に向けて流れるため、エアバッグ34のウェビング24の幅方向への展開性能を向上させることができる。従って、エアバッグ34から乗員Pへの入力荷重を効果的に分散させることができる。さらに、エアバッグ34の膨張厚みを低減でき、エアバッグ34から乗員Pに入力される荷重を低減することができる。
また、本実施形態では、エアバッグ34に設けられた第1の島部40及び第2の島部42におけるウェビング24の両端24Dを横切っている部分の近傍のガス圧を高めることができる。すなわち、屈曲起点となり易いウェビング24の両端24D付近のガス圧を高めることができる。これにより、エアバッグ34がウェビング24の両端を起点として屈曲することを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1の島部40及び第2の島部42がウェビング24の幅方向に長尺状に形成されていることにより、第1の島部40及び第2の島部42に当接したガスを当該第1の島部40及び第2の島部42の長手方向に沿ってスムーズに流すことができる。これにより、エアバッグ34のウェビング24の幅方向への展開性能を安定させることができる。これに加えて、第1の島部40及び第2の島部42がウェビング24の幅方向に長尺状に形成されていることにより、エアバッグ34が第1の島部40及び第2の島部42を起点としてウェビング24の長手方向に屈曲し易くなる。これにより、エアバッグ34を乗員Pの体(胸部)に沿って展開させることができる。
また、本実施形態では、2つの第1の島部40と第2の島部42とが前述のように配設されているため、2個の第1の島部40の間を流れるガスは、第2の島部42に当接し、そして、第2の島部42に当接したガスは、図6に示されるように、第1の島部40と第2の島部42との間に沿ってベルトの幅方向に向けて流れる。これにより、エアバッグ34における第1の島部40と第2の島部42との間の部位のウェビング24の幅方向への展開性能を向上させることができる。すなわち、乗員Pの胸部に対応する部位のエアバッグ34の展開性能を向上させることができる。
なお、本実施形態では、上記構成の第1の島部40及び第2の島部42をエアバッグ34に設けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2の島部42の同様の構成の島部をウェビング24の長手方向に沿って複数設けた構成とすることもできる。また、本実施形態では、ウェビング24の幅方向に長尺状に形成された第1の島部40及び第2の島部42をエアバッグ34に設けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。島部の形状は、エアバッグ34の内部を流れるガスの圧力分布等を考慮して適宜設定すればよい。さらに、本実施形態では、第1の島部40及び第2の島部42がウェビング24の幅方向の両端部24Cと隣合って配置される例について説明してきたが本発明はこれに限定されず、例えば、第1の島部40及び第2の島部42がウェビング24の幅方向の一方側の端部24Cと隣合って配置されるように構成することもできる。また、本実施形態では、第1の島部40及び第2の島部42をウェビング24の幅方向に対称に形成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ウェビング24の幅方向に非対称とされた島部をエアバッグに形成することもできる。
さらに、本実施形態では、島部(第1の島部40及び第2の島部42)をエアバッグ34に上記の製法によって設けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、テザーを設けることによって当該テザーが設けられた部位を島部とすることもできるし、縫製を行うことによって当該縫製された部位を島部とすることもできる。すなわち、エアバッグの内部にガスが供給された際のウェビングの厚み方向への寸法変化が、膨張部のウェビングの厚み方向への寸法変化よりも小さく設定することができる他の手法を適用してもよい。
(上記実施形態の変形例)
次に、上実施形態の変形例に係るエアバッグ56について説明する。なお、上記実施形態と同一又は類似する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、本変形例のエアバッグ56は、上記実施形態の一対の第1の島部40に対応する一対の島部58がウェビング24の長手方向に沿って複数設けられていると共に、一対の島部58がウェビング24の長手方向に対して傾斜している、即ち、一対の島部58のウェビング24の幅方向の内側の端部がウェビング24の幅方向の外側の端部に比してウェビング24の長手方向一方側に位置していることに特徴がある。
上記変形例に係るエアバッグ56によれば、一対の島部58のウェビング24の長手方向に対する傾斜角度を調整することにより、エアバッグ56の幅方向及び長手方向への展開性を容易に調整することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 シートベルト装置
12 セパレートシート(車両用シート)
24 ウェビング
24C ウェビングの端部
24D ウェビングの端
34 エアバッグ
40 第1の島部(島部)
42 第2の島部(島部)
P 乗員
56 エアバッグ
58 島部

Claims (3)

  1. 車両用シートに着座した乗員に装着されるウェビングと、
    前記ウェビングに取付けられており、内部にガスが供給されることによって膨張する膨張部と、内部にガスが供給された際の前記ウェビングの厚み方向への寸法変化が前記膨張部よりも小さく設定され、かつ前記膨張部が膨張した状態において前記ウェビングの幅方向端部の側方かつ前記乗員の胸部と対向する位置に配置される島部と、を有し、前記膨張部が膨張することによって前記ウェビングと前記乗員との間において前記ウェビングの幅方向に展開するエアバッグと、
    を備え
    前記ウェビングの厚み方向から見て、前記島部が前記ウェビングの幅方向端とオーバーラップしていると共に前記ウェビングの幅方向端を跨いでいるシートベルト装置。
  2. 前記島部が、前記ウェビングの幅方向を長手方向とする長尺状に形成されている請求項記載のシートベルト装置。
  3. 前記ウェビングの幅方向に間隔を空けて設けられた複数の第1の島部及び前記ウェビングを幅方向に横切る長尺状に形成された第2の島部が、前記島部とされており、
    前記第2の島部が前記第1の島部と前記ウェビングの長手方向に隣合って配置されている請求項1又は請求項2記載のシートベルト装置。
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