JP2006001548A - エアベルト - Google Patents

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洋行 竹内
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Abstract

【課題】薄く、表面平滑性に優れ、エアベルト膨張時の展開性に優れたエアベルト用バッグを提供する。
【解決手段】315d以下の糸の織布よりなる基布を袋状に縫製してなるエアベルト用バッグ。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突時等に車両乗員を保護するために、シートベルトの一部をバッグとし、ガス発生装置からのガスによって該バッグを膨張させるようにしたエアベルト装置のエアベルトに関する。
この種のエアベルト装置として、本出願人は、先に、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器とを備えてなり、該エアベルトは、帯状となるように折り畳まれたバッグと、該バッグを囲んでいるカバーとを備えてなるエアベルト装置において、該カバーは、エアベルトの長手方向には殆ど伸長せず、エアベルトの膨張方向に伸長し、且つこのエアベルト膨張方向に伸長することによりエアベルト長手方向の長さを小さくするエアベルト装置を提案した(特願平9−236903号。以下「先願」という。)。
以下図面を参照して先願のエアベルト装置について説明する。第4図(a)は先願のエアベルト装置を備えた車両内部の斜視図、第4図(b)はこのエアベルト装置を示す斜視図である。第5図(a)はショルダーベルトとラップベルトとの連結部付近の平面図、第5図(b)はバッグの平面図、第5図(c),(d),(e)はそれぞれ第5図(a)のC−C線、D−D線、E−E線に沿う断面図である。第6図(a)はエアベルトが膨張した状態におけるショルダーベルトの平面図、第6図(b)は膨張した状態のバッグの平面図、第6図(c)及び(d)は第6図(a)のC−C線、D−D線に沿う断面図である。
このエアベルト装置1は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト2と、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト3と、車体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、ショルダーベルト2を案内する中間ガイド6とを備えている。
ショルダーベルト2は、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトで構成されたウェビング2Aと、このウェビング2Aの一端に連結されたエアベルト2Bとから構成されている。ウェビング2Aは中間ガイド6に摺動自在に案内掛通されている。ウェビング2Aの他端は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)7に連結されている。このシートベルトリトラクタ7にウェビング2Aは巻き取り可能とされている。
エアベルト2Bは乗員が当接する部分に位置するようになっており、ウェビング2Aとの連結端部と反対側の端部がタング5に連結されている。
ラップベルト3は、一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング5に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8に連結されている。更にバックル装置4には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置9が連結されている。
タング5及びバックル装置4には、ガス発生装置9からのガスをエアベルト2Bに導くための通路が設けられている。
第5図及び第6図に示される通り、エアベルト2Bは、バッグ10と、該バッグ10を囲んでいる筒状のニットカバー12とを備えている。バッグ10は、シートに座った乗員の胸から腹にかけた部分が広がった形状を有しており、第5図に示すように、この広がった部分を折り畳むことにより長い帯状とされる。なお、11は縫製の縫目である。
ニットカバー12は幅方向には柔軟に伸縮するが、長手方向には殆ど伸長しない構成のものとなっている。
このエアベルト2Bとラップベルト3はタングに接合されている。ニットカバー12はウェビング2Aとタング5の双方に接合されており、エアベルトに加えられる引張負荷を負担するよう構成されている。
バックル装置4にタング5を装着した状態でガス発生装置9が作動すると、エアベルト2Bが膨張する。この際、ニットカバー12のエアベルト2B長手方向の長さが短くなり、エアベルト2Bが乗員に密着し、乗員をきわめて確実に保護することが可能となる。
かかるエアベルト装置にあっては、ガス発生器が作動してエアベルトが膨張した場合、カバーも膨張する。このカバーはエアベルト長手方向には殆ど伸長しないため、エアベルト膨張時に長さが短くなる。この結果、エアベルトの長さが短くなり、エアベルトが強く乗員にフィットするようになる。このため乗員を確実に保護することができる。
特願平9−236903号
このようなエアベルト装置のバッグには、エアベルト膨張時に速やかにバッグが展開するように、展開時のニットカバーとの摩擦抵抗が極力小さくなるように、折り畳んだ際の厚さが十分に薄いこと、即ち、バッグ自体が十分に薄く、しかも表面平滑性に優れることが望まれる。
本発明は、薄く、表面平滑性に優れ、エアベルト膨張時の展開性に優れたエアベルト用バッグを備えたエアベルトを提供することを目的とする。
本発明のエアベルトは、膨張可能なエアベルトであって、315デニール以下の糸の織布よりなる基布を袋状に縫製してなるエアベルト用バッグと、該エアベルト用バッグを囲んでいる筒状のニットカバーとを備えてなるエアベルトにおいて、該エアベルト用バッグの縫製部をバッグ本体内部に包み込むことにより折り畳みしたものであることを特徴とする。
請求項2のエアベルトは、請求項1において、該エアベルト用バッグは、膨出した耳部を有する縫製袋状のバッグを耳部の側から巻き込むように三つ折りにすることにより折り畳みしたものであることを特徴とする。
請求項3のエアベルトは、請求項1において、該エアベルト用バッグは、膨出した耳部を有する縫製筒状のバッグを、耳部が起立するように拡げ、この耳部をはさむように両側部を折り返し、最後に一端側を縫製することにより折り畳みしたものであることを特徴とする。
315d以下の糸であれば、著しく薄く、表面平滑性に優れたエアベルト用バッグを実現することができる。
本発明において、この糸は、熱可塑性合成フィラメントよりなり、糸を構成するフィラメントは3.5d以下であることが好ましい。
本発明によれば、薄く表面平滑性に優れ、従ってニットカバーとの摩擦抵抗が小さいために、エアベルト膨張時の展開性に優れたエアベルト用バッグを備えたエアベルトが提供される。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
第1図は本発明のエアベルトバッグを構成する基布の織目の説明図であり、第2図(a)〜(c)は本発明のエアベルトバッグの一例を示す斜視図、第2図(d)は第2図(c)のD−D線に沿う断面図である。第3図(a)〜(c)は本発明のエアベルトバッグの他の例を示す斜視図である。
本発明のエアベルト用バッグは、315d以下の十分に細い糸で構成されているため、薄く、表面平滑性に優れたものとすることができる。この糸が315dを超えるとエアベルト用バッグの基布が厚くなって展開性に優れたエアベルト用バッグを形成することができない。本発明において、バッグの基布を構成する糸が過度に細いと強度が不足する場合があることから、この糸は100d以上とくに210〜315d程度とするのが好ましい。
また、本発明において、エアベルト用バッグの基布を構成する糸は、3.5d以下2.0d以上の熱可塑性合成フィラメントからなり、このようなフィラメントを60〜100本集めて210〜315dの糸を構成するのが好ましく、このように極く細いフィラメントを多数本集めた糸を用いることにより、糸の偏平性を高めて、図1に示す如く、薄く、表面平滑性に優れた基布20、例えば、厚さ0.20〜0.25mm程度の極薄の基布とすることができる。
本発明のエアベルト用バッグは、このように薄く平滑な基布を用いるため、その折り畳み方法は、展開性を考慮して、十分に展開し易い折り畳み方とすることができ、例えば、第2図(a)に示す如く、膨出した耳部30Aを有する縫製袋状のバッグ(第2図においてLは縫製部を示す。)30を耳部30Aの側から巻き込むように三つ折りにした折り畳み方を採用できる(第2図(b)〜(d))。
また、第3図(a)に示す如く、耳部40Aを有する縫製筒状のバッグ(第3図においてLは縫製部を示す。)40を、耳部40Aが起立するように拡げ、この耳部40Aをはさむように両側部40a、bを折り返し(第3図(b))、最後に一端側を縫製する折り畳み方法(第3図(c))を採用することができる。
本発明のエアベルト用バッグの基布の織目の説明図である。 第2図(a)〜(c)は本発明のエアベルトバッグの一例を示す斜視図であり、第2図(d)は第2図(c)のD−D線に沿う断面図である。 第3図(a)〜(c)は本発明のエアベルトバッグの他の例を示す斜視図である。 先願に係るエアベルト装置を備えた座席の斜視図と、該エアベルト装置の斜視図である。 エアベルトの構成図である。 エアベルトの膨張時の構成図である。
符号の説明
1 エアベルト装置
2 ショルダーベルト
2A ウェビング
2B エアベルト
3 ラップベルト
4 バックル装置
5 タング
6 中間ガイド
7,8 シートベルトリトラクタ
9 ガス発生装置
10 バッグ
12 ニットカバー
20 基布
30,40 バッグ
30A,40A 耳部

Claims (2)

  1. 膨張可能なエアベルトを構成するエアベルト用バッグであって、
    315デニール以下の糸の織布よりなる基布を袋状に縫製してなることを特徴とするエアベルト用バッグ。
  2. 請求項1において、該糸は、熱可塑性合成フィラメントよりなり、糸を構成するフィラメントの太さが3.5デニール以下であることを特徴とするエアベルト用バッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011129214A1 (ja) * 2010-04-12 2011-10-20 タカタ株式会社 エアベルト装置

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