JP2008100649A - 乗員拘束装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1個のリトラクタでショルダー部及びラップ部を巻き取ることができ、しかもトングの構成も簡易なもので足りるよう構成された乗員拘束装置を提供する。
【解決手段】シートベルトウェビング5は、基端側にインフレータ10が接続された、膨張可能な第1ベルト11と、先端が該第1ベルトの先端に連なり、後端側がリトラクタ4に連結された非膨張式の第2ベルト12と、該第1ベルト11の第1途中部11a及び第2途中部11bを繋いでいる、非膨張式の第3ベルト13とを備えている。第3ベルト13はトング6に掛通され、該トング6はこの第3ベルト13に沿って移動可能となっている。第3ベルト13の長さは、第1途中部11aから第2途中部11bまでの第1ベルト11の長さLの1.5〜2.5倍となっている。
【選択図】図1
【解決手段】シートベルトウェビング5は、基端側にインフレータ10が接続された、膨張可能な第1ベルト11と、先端が該第1ベルトの先端に連なり、後端側がリトラクタ4に連結された非膨張式の第2ベルト12と、該第1ベルト11の第1途中部11a及び第2途中部11bを繋いでいる、非膨張式の第3ベルト13とを備えている。第3ベルト13はトング6に掛通され、該トング6はこの第3ベルト13に沿って移動可能となっている。第3ベルト13の長さは、第1途中部11aから第2途中部11bまでの第1ベルト11の長さLの1.5〜2.5倍となっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両における乗員を衝突時等の緊急時に拘束するための乗員拘束装置に係り、特にエアベルトを有したシートベルト装置によって乗員を拘束する乗員拘束装置に関する。
シートベルトウェビングの一部をエアベルトにて構成し、車両の緊急時に該エアベルトを膨張させるようにしたエアベルト式シートベルト装置は周知である(例えば特開2003−312439号)。同号のシートベルト装置では、ショルダー部及びラップ部の一部がそれぞれ膨張可能な袋状ベルトにて構成されている。
同号では、バックルにインフレータが設置され、タングを介してショルダー部及びラップ部の袋状ベルトにガスが供給される。ショルダー部はショルダー部用リトラクタに巻き取られ、ラップ部はラップ部用リトラクタに巻き取られる。
特開平11−165604号には、エアベルトが膨張するとベルトに張力が発生することが記載されている。
特開2003−312439号
特開平11−165604号
上記特開平11−165604号では、ショルダー部にのみ袋状ベルトが配置されており、ラップ部は膨張しない構成となっている。
上記特開2003−312439号では、ショルダー部及びラップ部にそれぞれ膨張可能部が設けられているが、ショルダー部とラップ部とは一続きとなっていないので、ショルダー部用リトラクタとラップ部用リトラクタとの2個のリトラクタが必要となる。
また、この特開2003−312439号では、トングにガス流通機構を設ける必要があり、トングが嵩張り、重量も大きなものとなるため、取り扱いにくい。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、1個のリトラクタでショルダー部及びラップ部を巻き取ることができ、しかもトングの構成も簡易なもので足りるよう構成された乗員拘束装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の乗員拘束装置は、少なくとも一部が膨張可能部となっている第1ベルトと、該第1ベルトの一端から膨張可能部にガスを供給するためのインフレータと、先端が該第1ベルトの他端に連なっている非膨張式の第2ベルトと、該第2ベルトの後端を巻き取るための緊急時ロック機構付きリトラクタと、該第1ベルトの長手方向の途中の第1途中部と、該第1途中部よりも前記一端から離隔している第2途中部とを繋いでいる、非膨張式の第3ベルトと、該第3ベルトが掛通され、該第3ベルトに沿って移動可能なトングと、を備えてなり、該第3ベルトの長さは、該第1途中部から第2途中部までの第1ベルトの長さよりも長いことを特徴とするものである。
請求項2の乗員拘束装置は、請求項1において、前記第1途中部から第2途中部までの第1ベルトの長さLが200〜350mmであり、前記第3ベルトの長さが該長さLの1.5〜2.5倍であることを特徴とするものである。
請求項3の乗員拘束装置は、請求項1又は2において、該第1ベルトは、メッシュウェビングと、該メッシュウェビングを覆うメッシュカバーと、該メッシュウェビング内に収容された袋体とを備えてなり、該袋体に前記インフレータからガスが導入されるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4の乗員拘束装置は、請求項3において、前記第3ベルトは、前記第1途中部及び第2途中部において該メッシュウェビング及びメッシュカバーに縫着されていることを特徴とするものである。
請求項5の乗員拘束装置は、請求項3又は4において、前記袋体は、折り畳まれて前記第2途中部よりも前記一端側に配置されおり、前記インフレータからガスが導入されることにより先端部が該第2途中部よりも前記他端側にまで膨張することを特徴とするものである。
請求項6の乗員拘束装置は、請求項5において、前記袋体が膨張した状態において、該袋体の先端部が前記第1ベルトの一端から第1ベルトの長手方向において600〜2000mmの範囲に位置することを特徴とするものである。
本発明の乗員拘束装置は、トングをバックルに装着することにより乗員拘束に利用される。
車両緊急時にインフレータがガス噴出作動すると、ガスが第1ベルトの膨張可能部に導入され、該膨張可能部が膨張する。また、この際、この膨張可能部の膨張に伴って第1ベルトの長さが短くなろうとし、第1ベルトに張力が発生する。これにより、第1ベルトによって乗員が拘束される。なお、リトラクタは緊急時ロック機構付きであるため、第2ベルトのリトラクタからの引き出しは阻止される。
膨張可能部の長手方向の長さを十分に長いものに選定しておくことにより、膨張した膨張可能部が乗員の腰部から胸部にかけて連続して存在するようになり、腰部及び胸部やさらには頸部も拘束することが可能である。
本発明の乗員拘束装置は、リトラクタとしては第2ベルトを巻き取るものだけを設置すれば足りる。
また、本発明では、トングにガス流通機構が不要であり、トングの嵩が小さく、重量も小さい。
本発明では、第1途中部から第2途中部までの第1ベルトの長さLが200〜350mmであり、第3ベルトの長さが該長さLの1.5〜2.5倍であることが好ましい。ベルト装着時には、トングが乗員の体格に応じてこの第3ベルトに沿って移動するが、第3ベルトの長さをLの1.5〜2.5倍に設定することにより、体格の小さな乗員から体格の大きな乗員まで幅広くベルト装着可能となる。
本発明では、この第1ベルトは、メッシュウェビングと、該メッシュウェビングを覆うメッシュカバーと、該メッシュウェビング内に収容された袋体とを備えてなり、該袋体にインフレータからガスが導入されるように構成されていることが好ましい。
この場合、第3ベルトは、第1ベルトの第1途中部及び第2途中部において該メッシュウェビング及びメッシュカバーに縫着されていることが好ましい。
また、袋体は、折り畳まれて第2途中部よりも第1ベルトの前記一端側に配置されおり、インフレータからガスが導入されることにより、その先端部が該第2途中部よりも第1ベルトの前記他端側にまで膨張するように構成されていることが好ましい。このようにすることにより、袋体の非膨張時には、第1ベルトの該第2途中部よりも他端側には袋体が存在しないため、第1ベルトがショルダーアンカをスムーズに通り抜け可能である。また、第1ベルトを装着した際の着け心地も良好なものとなる。
この場合、袋体が膨張した状態において、この袋体の先端部が第1ベルトの一端から第1ベルトの長手方向において600〜2000mmの範囲に位置するよう構成されていることが好ましい。これにより、袋体の膨張時には、膨張した袋体が乗員の頸部や頭部付近にも存在するようになる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る乗員拘束装置を示す自動車の前部座席付近の斜視図である。第2図はこの乗員拘束装置の第1ベルト非膨張時における座席の正面図であり、(a)図はベルト非装着状態を示し、(b)図はベルト装着状態を示している。第3図は第1ベルト膨張時の座席の正面図である。第4図は第1ベルトの長手方向に沿う断面図であり、(a)図は袋体非膨張時を示し、(b)図は袋体膨張時を示している。
シートクッション2及びシートバック3よりなるシート1の一方のサイドにリトラクタ4が設置されている。シートベルトウェビング5の一端側が巻き取り、巻き出し可能に該リトラクタ4に連結されている。このリトラクタ4には、該ウェビング5を巻き取るためのスプール及びゼンマイバネと、減速度が所定以上になったりあるいは該スプールの回転角加速度が所定以上になるとウェビング5の引き出しをロックするロック機構が設けられている。
このシートベルトウェビング5は、基端側にインフレータ10が接続され、該インフレータ10からの噴出ガスにより膨張可能な第1ベルト11と、該第1ベルト11の先端に連なる非膨張式の第2ベルト12と、該第1ベルト11の長手方向の途中の第1途中部11a及び第2途中部11bを繋いでいる、非膨張式の第3ベルト13とを備えている。第1ベルト11の該第2途中部11bは、第1途中部11aよりも該第1ベルト11の先端側に位置している。
該第2ベルト12及び第3ベルト13は、それぞれ、通常の非膨張式シートベルトと同様のノーマルウェビングよりなる。該第2ベルト12の後端側が前記リトラクタ4に巻き取り及び巻き出し可能に連結されている。
該第3ベルト13はトング6のベルト掛通し口6aに掛通されており、該トング6はこの第3ベルト13に沿って移動可能となっている。
該第1ベルト11及び第2ベルト12は、ショルダーアンカ7のベルト掛通し口7aに掛通されている。このショルダーアンカ7のベルト掛通し口7aは、該第1ベルト11及び第2ベルト12が連続的に通り抜け可能なものとなっている。
インフレータ10は、シート1の該リトラクタ4と同じサイドの車室床面又はシートフレーム(図示略)等に設置されている。この実施の形態では、第1ベルト11の基端側は、このインフレータ10を介して車体又はシート1に連結されている。ただし、この第1ベルト11の基端側は、アンカ(図示略)を介して車体又はシート1に連結されてもよい。
シート1の該リトラクタ4と反対側のサイドには、前記トング6が接続されるバックル装置8が設置されている。
該第1ベルト11の長さは、600〜2000mm、特に1400〜1800mmであることが好ましい。これにより、ベルト装着時にこの第1ベルト11が乗員の腰部から頸部にかけての広い範囲に存在するようになる。
この第1ベルト11の前記第1途中部11aは、この第1ベルト11の基端から300〜700mm、特に400〜500mmの範囲に位置していることが好ましい。また、この第1途中部11aから前記第2途中部11bまでの長さL(第2図(a))は200〜350mm、特に250〜300mmであることが好ましい。
前記第3ベルト13の長さは、この長さLの1.5〜2.5倍であることが好ましい。ベルト装着時には、トング6が乗員の体格に応じてこの第3ベルト13に沿って移動する。具体的には、乗員の体格が大きくなるほど、トング6が第2途中部11b側へ移動し、乗員の体格が小さくなるほど、トング6が第1途中部11a側へ移動する。第3ベルト13の長さをLの1.5〜2.5倍に設定することにより、体格の小さな乗員から体格の大きな乗員まで幅広くベルト装着可能となる。
なお、この実施の形態では、ベルト非装着時には、第2図(a)の通り、第2ベルト12のみがリトラクタ4に巻き取られることによりベルトの収納が完了した状態となるように、ショルダーアンカ7の高さや第1ベルト11の長さ等が設定されている。
この実施の形態では、該第1ベルト11は、メッシュウェビング20(第4図)と、該メッシュウェビング20を覆うメッシュカバー21(第4図では図示略)と、該メッシュウェビング20内に収容された袋体22とを備えている。前記第3ベルト13の両端側は、第1ベルト11の前記第1途中部11aと第2途中部11bとにおいて、それぞれ、シーム23により該メッシュウェビング20及びメッシュカバー21に縫着されている。
図示は省略するが、該袋体22は、複数枚の基布を重ね合わせ、それらの周縁部を縫い合わせて袋状としたものである。この袋体22の基端側にはガス導入口が設けられている。このガス導入口が、メッシュウェビング20の基端側と共にバンド留め等によりインフレータ10のガス噴出口に接続されている。ただし、メッシュウェビング20は、アンカ(図示略)等により車体に連結されてもよい。この袋体22を構成する基布の最大幅は第2ベルト12及び第3ベルト13の幅よりも大であり、袋体22は、その両側が折り返されて第2ベルト12及び第3ベルト13と略等幅の帯状とされている。
また、第4図(a)に示すように、この袋体22は、第1ベルト11の長手方向における長さが該第1ベルト11の基端から前記第2途中部11bまでの長さよりも小さくなるように折り畳まれている。なお、この実施の形態では、第4図(a)の通り、該袋体22の先端側を該袋体22の内側に折り込むようにして折り畳んでいる。
このようにして袋体22を第2途中部11bよりも第1ベルト11の基端側に配置しておくことにより、袋体22の非膨張時には、第1ベルト11の該第2途中部11bよりも先端側には袋体22が存在しないため、第1ベルト11がショルダーアンカ7のベルト掛通し口7aをスムーズに通り抜け可能である。また、第1ベルトを装着した際の着け心地も良好なものとなる。
なお、インフレータ10がガス噴出作動して袋体22内にガスが供給されると、袋体22は、このように折り畳まれた状態から、第4図(b)の如く、メッシュウェビング20内において第1ベルト11の先端側、即ちメッシュウェビング20の先端側へ伸び出すように膨張する。
本発明では、このように袋体22が膨張した状態において、この袋体22の先端部が第1ベルト11の基端から該第1ベルトの長手方向において600〜2000mm、特に1400〜1800mmの範囲に位置するよう構成されていることが好ましい。このように構成することにより、袋体22の膨張時には、膨張した袋体22が乗員の頸部や頭部付近にも存在するようになる。
メッシュウェビング20は、この折り畳まれた帯状の袋体22を覆っている。このメッシュウェビング20は、長手方向には殆ど伸長しないが、拡幅ないし太さが大きくなる方向には柔軟に伸長しうる編物にて構成されている。
このメッシュウェビング20の先端側は、シーム24により第2ベルト12の先端に縫着されている。
このメッシュウェビング20を被包したメッシュカバー21は、基端側がインフレータ10のガス噴出口と袋体22のガス導入口及びメッシュウェビング20の先端部との接続部を覆っており、先端側は、メッシュウェビング20と第2ベルト12との縫着部を覆っている。このメッシュカバー21の基端側は、図示しない固着具によりインフレータ10又はメッシュウェビング20の先端部に固着されている。また、このメッシュカバー21の先端側は図示しないシームにより第2ベルト12に縫着されている。このメッシュカバー21の先端側と第2ベルトとの縫着部は、該メッシュカバー21の内側に配置され、このメッシュカバー21の外面に露出しないようになっている。
このメッシュカバー21は、袋体21が膨張すると、その膨張圧により開裂するよう構成されている。
次に、かかる構成の乗員拘束装置の使用方法及び作動について説明する。
シートベルトウェビング5を装着する場合には、トング6を掴んで該シートベルトウェビング5をリトラクタ4から引っ張り出し、乗員の上半身の前面側へ引き回して該トング6をバックル装置8に接続する。これにより、第2図(b)のベルト装着状態となる。
第2図(b)の通り、このベルト装着状態にあっては、第1ベルト11の基端側から第1途中部11aまでの部分と、第3ベルト13のうち該第1途中部11aに連なる端部からトング6までの部分とが、乗員の腰部を拘束するラップ部となっている。また、該第3ベルト13のうちトング6から第1ベルト11の第2途中部11bに連なる端部までの部分と、第1ベルト11の該第2途中部11bから先端側の部分とが、乗員の腰部から肩部までを拘束するショルダー部となっている。さらに、第1ベルト11の該第1途中部11aと第2途中部11bとの間の部分が、乗員の腹部を拘束している。
車両緊急時には、前述のロック機構によりリトラクタ4がロックされ、該リトラクタ4からの第2ベルト12の引き出しが阻止される。また、インフレータ10がガス噴出作動して袋体22内にガスが供給され、このガスにより袋体22が膨張する。
この際、袋体22は、太さが大きくなると共に、第4図(b)のように、第1ベルト11の先端側へ向って伸び出す。また、この袋体22の膨張圧によりメッシュカバー21が開裂すると共に、この袋体22の膨張に追従してメッシュウェビング20も膨張する。
このメッシュウェビング20は、拡幅ないし太さが大きくなる方向には柔軟に伸長するが、長手方向には殆ど伸長しない編物にて構成されているので、このメッシュウェビング20が袋体22の膨張に追従して膨張するのに伴い、このメッシュウェビング20の長さが短くなる。この結果、シートベルトウェビング5全体が引き締まり、乗員がシート1に拘束される。そして、膨張した袋体22により、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
この乗員拘束装置にあっては、リトラクタ4としては第2ベルト12を巻き取るものだけを設置すれば足りる。また、この第2ベルト12は通常のシートベルトと同様の非膨張式ベルトであるため、リトラクタ4としても、通常のシートベルト装置に用いられるものと同等品を用いることができる。これにより、リトラクタに掛かるコストを抑えることができる。
また、この乗員拘束装置にあっては、トング6にガス流通機構が不要であり、トング6の嵩が小さく、重量も小さい。このため、ベルト装着時等におけるトング6の取り扱いが容易である。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、袋体22の先端側を該袋体22の内部側に折り込むことにより、該袋体22の非膨張時における長さを短くしているが、袋体22の折り畳み方法はこれに限定されない。例えば、第5図のように、袋体22の先端側を基端側即ちインフレータ10側へ向ってジグザグ状ないし蛇腹状に折り畳むことにより、袋体22の非膨張時における長さを短くしてもよい。この袋体22が膨張した状態は第4図(b)と同一となる。
また、図示以外の方法により袋体22を折り畳んでもよい。
図示は省略するが、本発明では、第3ベルト13を第1ベルト11の略全体にわたって延在させ、前記第1途中部11aから第1ベルト11の基端側にかけて、並びに前記第2途中部11bから該第1ベルト11の先端側にかけて、該第1ベルト11の外面にこの第3ベルト13を縫着してもよい。さらには、この第3ベルト13を第2ベルト12に連続させてもよい。
上記の実施の形態では、緊急時には第1ベルト11の略全体が膨張するが、本発明においては、第1ベルトが部分的に膨張するものであってもよい。この場合、例えば、第1ベルトを部分的にメッシュウェビングにて構成し、その内側に袋体を収容することにより、第1ベルトを部分的に膨張させることができる。あるいは、この袋体自体の膨張時の全長や配置を適宜選定することにより、第1ベルトを部分的に膨張させるようにしてもよい。
本発明においては、リトラクタ4やバックル装置8にプリテンショナ機能を具備させてもよい。
1 シート
4 リトラクタ
5 シートベルトウェビング
6 トング
6a ベルト掛通し口
7 ショルダーアンカ
7a ベルト掛通し口
8 バックル装置
10 インフレータ
11 第1ベルト
12 第2ベルト
13 第3ベルト
20 メッシュウェビング
21 メッシュカバー
22 袋体
4 リトラクタ
5 シートベルトウェビング
6 トング
6a ベルト掛通し口
7 ショルダーアンカ
7a ベルト掛通し口
8 バックル装置
10 インフレータ
11 第1ベルト
12 第2ベルト
13 第3ベルト
20 メッシュウェビング
21 メッシュカバー
22 袋体
Claims (6)
- 少なくとも一部が膨張可能部となっている第1ベルトと、
該第1ベルトの一端から膨張可能部にガスを供給するためのインフレータと、
先端が該第1ベルトの他端に連なっている非膨張式の第2ベルトと、
該第2ベルトの後端を巻き取るための緊急時ロック機構付きリトラクタと、
該第1ベルトの長手方向の途中の第1途中部と、該第1途中部よりも前記一端から離隔している第2途中部とを繋いでいる、非膨張式の第3ベルトと、
該第3ベルトが掛通され、該第3ベルトに沿って移動可能なトングと、
を備えてなり、
該第3ベルトの長さは、該第1途中部から第2途中部までの第1ベルトの長さよりも長いことを特徴とする乗員拘束装置。 - 請求項1において、前記第1途中部から第2途中部までの第1ベルトの長さLが200〜350mmであり、
前記第3ベルトの長さが該長さLの1.5〜2.5倍であることを特徴とする乗員拘束装置。 - 請求項1又は2において、該第1ベルトは、メッシュウェビングと、該メッシュウェビングを覆うメッシュカバーと、該メッシュウェビング内に収容された袋体とを備えてなり、
該袋体に前記インフレータからガスが導入されるように構成されていることを特徴とする乗員拘束装置。 - 請求項3において、前記第3ベルトは、前記第1途中部及び第2途中部において該メッシュウェビング及びメッシュカバーに縫着されていることを特徴とする乗員拘束装置。
- 請求項3又は4において、前記袋体は、折り畳まれて前記第2途中部よりも前記一端側に配置されおり、前記インフレータからガスが導入されることにより先端部が該第2途中部よりも前記他端側にまで膨張することを特徴とする乗員拘束装置。
- 請求項5において、前記袋体が膨張した状態において、該袋体の先端部が前記第1ベルトの一端から第1ベルトの長手方向において600〜2000mmの範囲に位置することを特徴とする乗員拘束装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011055461A1 (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-12 | Takeuchi Kenji | エアバッグ構造体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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