JP6329051B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に設けられるエアバッグ装置に関し、特に最後部座席に配置されるエアバッグ装置に関する。
近年、衝突時等に車両乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグを備えた車両が登場してきている。一般的なカーテンエアバッグでは、フロントピラートリム内部からルーフトリム内部に跨ってエアバッグを収納し、車両衝突時等にサイドウィンドガラスに沿ってエアバッグを展開させることで乗員の頭部を保護している。
また、国によっては法律でロールオーバー時に於ける車外放出防止対応が求められることもあるが、カーテンエアバッグはこの対応として有効である。
カーテンエアバッグを動作させるためには、通常時には折り畳まれているカーテンエアバッグを衝突時に適切に膨張展開させる必要がある。下記特許文献にはカーテンエアバッグの膨張に関する発明が開示されている。
特許文献1では、図7および〔0034〕等参照すると、カーテン状のエアバッグを膨張させる際に前後方向に沿ってテンションを発生させる構成が開示されている。具体的には、バッグ本体21の後縁側における上縁側から車内側に向かって延びる補助ベルト41が設けられている。そして、この補助ベルト41は、テンションベルト38の下方側を経て、先端側を車内側のボディ側部材に連結されている。更に、補助ベルト41は、バッグ本体21の膨張完了時に、テンションベルト38と当接して、バッグ本体21との連結部位付近を上方に牽引している。
特許文献2では、図8および〔0037〕等を参照して、カーテン状のエアバッグを膨張させる際に、前後方向に沿って大きなテンションを生じさせる事項が開示されている。具体的には、エアバッグ19が、バッグ本体20と、バッグ本体20の前縁側に配置されるテンションベルト37とから構成されている。また、テンションベルト37が、前後方向に略沿って配設される本体ベルト38と、バッグ本体29の下端近傍の部位から延びて先端側を本体ベルト38の中間部位に連結させて構成される補助ベルト43と、を備える。また、補助ベルト43は、エアバッグ19の膨張完了時の長さ寸法を、予定の距離よりも小さくしている。これにより、膨張時において補助べルト43がエアバッグ本体29を牽引することで、エアバッグ本体29にテンションを与えることが出来る。
特許文献3では、図2および〔0032〕等を参照して、エアバッグの後端部を好適に膨張させるための発明が開示されている。具体的には、エアバッグ16の後方側膨張部32の後端部32Aは、ボディー側に固定されたループ状のテザー46を通されて車両前方側へ折り返されている。従って、エアバッグ展開時に後方側膨張部32が膨張して車両前方側へ後端部32Aを引き込むと、後端部32Aはテザー46を順次潜り抜けながら、車両下方側へ展開し、車室内側面と乗員の側頭部との間に導かれる。従って、車両前方側へ折り返したエアバッグ16の後端部32Aを狙い通りの位置へ迅速に展開させることができる。
特開2010−116116号公報 特開2010−105508号公報 特開2007−55545号公報
しかしながら、上記した特許文献に記載された発明は以下の様な課題を有していた。
具体的には、上記したカーテンエアバッグを備えることにより車両乗員の衝突時に於ける安全性を確保することは重要である。一方、車室内の空間をより広く確保することは車両の商品性を向上させるために重要である。特に、車室内で3列シートが配置される部分では、Dピラー部付近に空調用のダクト、パワーリアゲート機構、シートベルト取付部やハーネス等が配置されているので、この部分に車室空間を十分に確保することは容易でなかった。
上記した特許文献1および特許文献2に記載された発明では、折り畳まれた状態のカーテンエアバッグが乗員の頭部の近傍に配置されるので、乗員の頭部付近に十分な空間を確保することは容易でなかった。
また、特許文献3に記載された発明では、エアバッグの端部を前方に折り返すことで空間を確保していた。しかしながら、ガイド手段であるテザー46が車体側に固定されているため、テザー46による案内がスムーズでない場合も考えられる。また、テザー46はエアバッグ16と連結されていないため、膨張展開するエアバッグ16の挙動が安定しづらい場合もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、衝突時に確実に狙いの位置に安定して膨張すると共に車室空間を十分に確保することが出来るエアバッグ装置を提供することに有る。
本発明のエアバッグ装置は、上下方向に畳まれた状態で車両のルーフサイドレール部に沿って収納され、その後方端部付近の部分が前方に折り返されたエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体の近傍で前後方向に沿って配設され、展開する際の前記エアバッグ本体を前後方向にガイドするガイド部材と、折り返された部分の前記エアバッグ本体に接続されると共に、前記ガイド部材が挿通するタブと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、エアバッグ本体の折り返された部分にタブを接続し、このタブにガイド部材を挿通している。そして、エアバッグ本体の後端部付近が通常時に於いて折り返されていることにより、乗員の頭部付近の車室空間が十分に確保される。また、エアバッグ本体の折り返し部分に接続されたタブをガイド部材が挿通していることで、エアバッグ本体が膨張する際に、ガイド部材に沿って前後方向に良好に膨張し、膨張後のバッグの形状を安定させるようになり、乗員を保護する安全性が向上する。
本発明のエアバッグ装置を示す図であり、(A)はエアバッグ装置が車両に取り付けられる範囲を示す側面図であり、(B)はエアバッグ装置を示す側面図である。 本発明のエアバッグ装置を示す図であり、(A)から(C)はエアバッグ装置が膨張展開する状況を逐次的に示す側面図である。 本発明のエアバッグ装置を示す図であり、(A)、(B)および(C)はエアバッグ装置が膨張展開する状況を示す上面図である。 本発明のエアバッグ装置を示す図であり、(A)はエアバッグ装置を示す側面図であり、(B)および(C)はエアバッグ装置に用いられる輪状タブを展開して示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るエアバッグ装置12を図面に基づき詳細に説明する。ここで、以下では前後上下左右の各方向を用いて本形態を説明するが、左右は車両10の進行方向を向いた場合を示している。
図1を参照して、本形態のエアバッグ装置12を説明する。図1(A)はエアバッグ装置12が備え付けられた車両10を示す側面図であり、図1(B)はエアバッグ装置12の構成を示す側面図である。
図1(A)は、例えば乗用車である車両10に於いて三列目の座席16が配置される部分を示す側面図である。この図を参照して、車両10の後端付近の意匠部分は、ルーフ24およびその後方に連続するリアドア26から構成されている。ルーフ24の下方には、車室を区切るルーフヘッドライニング22が配置されている。また、車両10の後端付近にはDピラーが配置されており、その前方部分内側には空調用ダクトやハーネスを構成する部品が内蔵される配置領域28が有る。
本形態のエアバッグ装置12は、ルーフサイドレール(不図示)に沿って配置されている。また、エアバッグ本体38はAピラー(不図示)付近からDピラー14付近に至るまで配置されており、その内部空間は不図示のインフレータと連通している。更に、エアバッグ装置12の後端は配置領域28よりも後方に配置されている。また、この図では、エアバッグ装置12を構成するエアバッグ本体38が配置される領域をハッチングで示している。
使用状況下に於いては、エアバッグ装置12を構成するエアバッグ本体38は、後述するように、乗員18の頭部20や配置領域28よりも前方に配置される。この事項に関しては後述する。
図1(B)を参照して、エアバッグ装置12は、上下方向に畳まれた状態で車両のルーフサイドレール部(不図示)に沿って収納され、その後方端部付近の部分が前方に折り返されたエアバッグ本体38と、展開する際の前記エアバッグ本体を前後方向にガイドするテンション部材36(ガイド部材)と、折り返された部分のエアバッグ本体38に接続されると共にテンション部材36が挿通する輪状タブ34と、を備える。エアバッグ装置12の基本的な機能は、側部衝突時等にエアバッグ本体38を膨張展開させ、事故による被害を軽減することにある。
エアバッグ本体38は、カーテンエアバッグとも称され、通常時に於いては上下方向に折り折りたたまれた状態で、車両のルーフサイドレールに沿って配設・収納されている。また、エアバッグ本体38は、長手方向に所定の間隔でその上端が車体に固定されている。エアバッグ本体38は、事故発生時において、インフレータから気体がその内部に注入されることで膨張展開する。ここで、図1(B)を参照すると、エアバッグ本体38は巻かれることによりロール状で上下方向に畳まれているが、エアバッグ本体38は上下方向に蛇腹状に折り畳まれて収納されても良い。更には、エアバッグ本体38は、ロール状に巻かれて畳まれる構造と、蛇腹状に折り畳む構造とが組み合わされても良い。
エアバッグ本体38の後方端部は前方に折り返されている。これにより、エアバッグ本体38の実質的な後方端部が、配置領域28よりも前方に位置することになる。換言すると、通常の使用状況下では、ダクト等が配置される配置領域28とエアバッグ本体38とが個別の領域に配設されることになる。仮に、これらの要素が一箇所に集合すると、乗員18の頭部20付近の車室内スペースが十分に確保されない恐れがある。そこで本形態では、これらを分散して配置することでこのスペースを大きく確保している。尚、この図を参照すると、配置領域28にテンション部材36の一部が配設されているが、エアバッグ本体38と比較するとテンション部材36はスリムな部材であるため、このことによりスペース的な制約が生じることはない。
前方に折り返された部分のエアバッグ本体38の端部と、折り返されていない部分のエアバッグ本体38とにはテープ40が巻回している。これにより、膨張していない通常の状態にて、折り返された部分のエアバッグ本体38がコンパクトに収納される。テープ40の材料としては膨張時に容易に破断する材料(例えば紙)が採用される。
テンション部材36は、膨張展開するエアバッグ本体38を前後方向にガイドする役割を有する。テンション部材36の材料としては帯状に成形された布状の樹脂材料(例えばポリアミド)が採用される。テンション部材36の前方端部は固定タブ32を介して車体側に接続され、後方端部は固定タブ30を介して車体側に固定される。これにより、テンション部材36には前後方向に張力が作用して直線状に張られた状態と成っている。ここで、作業性を向上させるために、テンション部材36は若干弛んだ状態で張られても良い。
固定タブ30を介して固定されるテンション部材36の後方端部は、ダクト等が配置される配置領域28よりも後方に配置されている。これにより、後述するように、通常の使用時には配置領域28よりも前方に配置されるエアバッグ本体38を、膨張展開時には配置領域28を超えて後方まで展開させることができる。
折り返された部分のエアバッグ本体38の上端部付近には、リング状に成形された輪状タブ34が接続されている。輪状タブ34の材料としては、例えば布状の樹脂が採用される。そして、上記したテンション部材36は輪状タブ34を挿通している。輪状タブ34は、例えば帯状のプラスチック系材料やエアバッグ本体38の基布を円環状に成形したものであり、その下端はエアバッグ本体38に接続されている。輪状タブ34の大きさは、エアバッグ本体38が膨張展開する際に、テンション部材36に沿って移動可能であり、且つ、後述するように移動に伴い捩れる範囲で設定される。
図2を参照して、次に、上記したエアバッグ装置12で、エアバッグ本体38が膨張展開する状況を説明する。図2の各図はエアバッグ本体38が膨張展開する状況を順次示す側面図である。
図2(A)を参照して、エアバッグ本体38が膨張展開されていない通常の使用状況下では、上記したようにエアバッグ本体38の折り返し部はテープ40を介して固定されている。そして、エアバッグ本体38と案内する輪状タブ34も捻れていないストレート形状である。
ここで、テンション部材36と頭部20との位置関係を説明すると、テンション部材36の前方端部は頭部20よりも前方に配置されており、その後方端部は頭部20よりも後方に配置されている。このようにすることで、テンション部材36で案内される輪状タブ34を用いて、通常の使用状況下では頭部20よりも前方に配置されているエアバッグ本体38を、膨張展開時には頭部20よりも後方まで展開させることができる。よって、衝突事故等が発生した際に、展開されたエアバッグ本体38で頭部20を確実に保護することが出来る。
図2(B)を参照して、車両が側部衝突またはロールオーバーすると、これらの事象が車載センサにより検出され、検出に基づく情報がエアバッグECUに入力される。そして、衝突等が生じたことをエアバッグECUが判断すると、インフレータが作動して、折り畳まれた状態のエアバッグ本体38の内部にガスが供給される。
エアバッグ本体38にガスが供給されると、図2(A)を参照して、前方に折り返された部分のエアバッグ本体38が後方に向かって向きを変える(図2(B))。その際にテープ40は破断する。そして、エアの供給に伴い、エアバッグ本体38の折り返された部分のエアバッグ本体38は、後方に向かって延伸する。その際、エアバッグ本体38の折り返された部分は、平面視で180度回転することになるので、この回転に伴い輪状タブ34は捻られつつテンション部材36に沿って後方に移動する。
上記したように、本形態では、円環状に成形された布状の材料から輪状タブ34を形成している。よって、エアバッグ本体38の膨張展開に伴い輪状タブ34が容易に捩れるので、輪状タブ34がエアバッグ本体38の後方への展開を阻害することはない。
図2(C)を参照して、エアバッグ本体38が更に膨張展開すると、輪状タブ34がテンション部材36の後方端部(テンション部材36と固定タブ30との接触箇所)に至るまで移動する。更に、エアバッグ本体38は下方にも展開し、頭部20と車体との間にエアバッグ本体38が配置される。これにより、衝突時等に於ける頭部20の安全性が確保される。また、これにより、車両10がロールオーバーした際に、乗員18が車両10から外部に放出されることも防止される。
この時、エアバッグ本体38とテンション部材36とを接続する輪状タブ34は略180度捻られた状態と成っている。このように、輪状タブ34が捻られることで、輪状タブ34がテンション部材36を周囲から締めることになり、輪状タブ34とテンション部材36との結合力が向上する。よって、エアバッグ本体38が良好に後方に膨張展開するようになる。
尚、輪状タブ34が捻られてテンション部材36を締めることにより、エアバッグ本体38の後方への膨張展開が阻害されることは少ないと考えられる。その理由は、インフレータがエアバッグ本体38にエアを注入する圧力は、輪状タブ34による締める圧力よりも大きいためである。
仮に、輪状タブ34の材料として上記の様に捻ることが容易でない材料が採用されたとすると、良好に膨張展開しない恐れがある。理由は、折り返された部分のエアバッグ本体38が180度回転することによる捻りが吸収されにくいからである。
図3を参照して、上記した輪状タブ34およびその捻じれによる効果を説明する。図3の各図はエアバッグ本体が膨張展開する状態を示す図であり、図3(A)は本形態の輪状タブ34が採用された場合を示し、図3(B)は輪状タブ34がエアバッグ本体38の膨張展開時に捻じれない場合を示し、図3(C)は輪状タブ34が無い場合を示している。
図3(A)を参照して、上記した、捻れることが可能な輪状タブ34を採用した場合は、車体の側部に沿って良好にエアバッグ本体38が膨張展開する。即ち、エアバッグ本体38は、輪状タブ34を介してテンション部材36に案内される結果、良好に後方に誘導される。また、輪状タブ34が捩れることによる締め上げの作用により、エアバッグ本体38の後端部が不必要に浮いたり変位することが防止されている。従って、乗員の頭部20は、良好に膨張展開したエアバッグ本体38で保護されている。
図3(B)を参照して、輪状タブ34が膨張時に捻じれない場合であっても、エアバッグ本体38が膨張展開する際に、輪状タブ34を介してエアバッグ本体38はテンション部材36により良好に後方にガイドされる。尚、この場合は、輪状タブ34が捩れることによる締め上げの作用が無いため、輪状タブ34は若干の自由度を有している。
図3(C)を参照して、上記した輪状タブ34が無い場合は、エアバッグ本体38が膨張展開したとしても、その後端が不安定となり、膨張展開したエアバッグ本体38が狙いの位置とならない恐れがある。この場合、エアバッグ本体38がテンション部材36の後端部まで膨張展開しても、エアバッグ本体38が膨張展開した後に、エアバッグ本体38の中間部分に、着座姿勢が不適切な乗員や荷物である衝撃体42が接触すると、エアバッグ本体38の後端部分が浮いて変位する。このようになると、エアバッグ本体38の後端部分が頭部に対して変位してしまい、衝突時等に頭部を適切に保護できない恐れがある。更にまた、衝撃体42が存在しない場合であっても、エアバッグ本体38が内側に浮き上がることも考えられる。
図4を参照して、輪状タブ34の形状に関して説明する。図4(A)は輪状タブ34が用いられるエアバッグ装置12を示す側面図であり、図4(B)および図4(C)は展開された状態の輪状タブ34を示す図である。
図4(B)には、環状の輪状タブ34を上端で切断して展開した輪状タブ34を示している。ここで、網状のハッチングが施された部分は表側(内側)を示し、傾斜のハッチングが施された部分は裏側(外側)を示している。この図に示す輪状タブ34は、上端、下端および接続部分44で、その幅が略同一である。ここで、接続部分44とは、使用時には輪状タブ34の下端とされ、エアバッグ本体38と接続される部分である。輪状タブ34の形状をこのようにストレート形状とすることで、輪状タブ34の強度を大きくしてエアバッグ本体38の膨張展開時に於ける輪状タブ34の破断が防止される。
図4(C)に示す輪状タブ34では、接続部分44の幅が上端および下端よりも狭くなっている。このようにすることで、エアバッグ本体38と接続される部分の輪状タブ34が狭くなるので、上記した捻りが容易に生じるように成る。
上記した本実施の形態は適宜変更することが可能であり、例えば以下のように変更することが出来る。
図1(B)を参照して、本形態ではエアバッグ本体38を膨張展開時に案内する手段として布から成るテンション部材36を採用したが、この手段として他の部材が採用されても良い。具体的には、この手段として、前後方向に張られた金属製の線材が用いられても良い。
図1(A)を参照すると、本形態でのエアバッグ本体38の後端は、3列目の座席16に搭乗する乗員18の頭部20付近に配置されていたが、エアバッグ本体38の後端は、2列目の座席16に搭乗する乗員18の頭部付近に配置されても良い。
図1(B)を参照して、輪状タブ34をエアバッグ本体38の一部として形成してもよい。これによりエアバッグ装置12に必要とされる部品点数を削減することが出来る。
図4を参照して、エアバッグ本体38と接続される接続部分44の幅を他の部分よりも広くしてもよい。これにより、テンション部材36との接触力を増大させることが可能となる。
図1(B)を参照すると、テンション部材36はエアバッグ本体38の上方に配置されているが、テンション部材36をエアバッグ本体38の側方に配置してもよい。係る構成であっても、上記した効果が同様に奏される。
図1(B)を参照して、固定タブ32をエアバッグ本体38に接続してもよい。この場合、テンション部材36の前端が、折り返されていない部分のエアバッグ本体38に接続される。かかる構成であっても上記した効果が同様に奏される。
図1(B)を参照して、テンション部材36に捻りを加えても良く、テンション部材36を上下方向に巻かれた状態としてもよい。更には、複数のテンション部材36を輪状タブ34に挿通させても良い。係る構成によりテンション部材36が実質的に太くなり、輪状タブ34がより強くテンション部材36を締め上げ、両者の相対的位置がより強固に固定されるようになる。
図1(B)を参照して、上記形態では、エアバッグ本体38が膨張展開する際に、輪状タブ34は捻られた状態で後方に移動するが、この捻りの動作は必ずしも必要ではない。即ち、捻られること無く輪状タブ34が後方に移動してもよい。
10 車両
12 エアバッグ装置
14 Dピラー
16 座席
18 乗員
20 頭部
22 ルーフヘッドライニング
24 ルーフ
26 リアドア
28 配置領域
30 固定タブ
32 固定タブ
34 輪状タブ
36 テンション部材
38 エアバッグ本体
40 テープ
42 衝撃体
44 接続部分

Claims (4)

  1. 上下方向に畳まれた状態で車両のルーフサイドレール部に沿って収納され、その後方端部付近の部分が前方に折り返されたエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体の近傍で前後方向に沿って配設され、展開する際の前記エアバッグ本体を前後方向にガイドするガイド部材と、
    折り返された部分の前記エアバッグ本体に接続されると共に、前記ガイド部材が挿通するタブと、を備えることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記ガイド部材の後端は前記エアバッグ本体の後端よりも後方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ガイド部材は、両端が車体に固定されたテンション部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 収納された状態の前記エアバッグの後端は、空調用のダクトが収納される収納領域よりも前方に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のエアバッグ装置。

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