JP2017030498A - 乗物用シート - Google Patents

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裕 山本
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Abstract

【課題】シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバーの端部側をシートフレームに安定的に取付けることにある。
【解決手段】シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆しつつ、シートカバー4Sと一体のカーペット部30に設けた被係止部32を、シートフレーム4F側に引張しながら係止部16に係止する構成の乗物用シートにおいて、被係止部32が、シートカバー4Sに比して強度が高められたカーペット部30の一部で構成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートパッドを被覆するシートカバーと、シートカバーに設けられてシートフレームに係止可能なカーペット部とを備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、シートクッションの後部に、リクライナーを介してシートバックの下部が起倒可能に連結する乗物用シートが公知である(特許文献1を参照)。この乗物用シートでは、シートクッションが、シート骨格をなすシートフレームと、シート外形をなす発泡樹脂製のシートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーを有する。シートフレームは、上面視で枠状の部材であり、リクライナーを保持する平板状のブラケットを有する。このブラケットは、ボルト材を介してシートフレームの後端に取付けられており、このボルト材が、ブラケットの側面からシート外側に突出して配置する。
またシートカバーは、シートパッドを被覆する袋状の面材であり、その後端に、シート後方に突出する帯状の帯部材と、樹脂製の連結部材が設けられる。この連結部材は、帯部材の後部に取付けられた平板部材であり、ブラケットから突出するボルト材を挿入可能な貫通孔が設けられる。公知技術では、シートパッドを、シートフレーム上に配置しつつシートカバーで被覆する。このとき帯部材を、連結部材とともにシート後方に張引しつつブラケット側に引き寄せる。そしてブラケットから突出するボルトを連結部材の貫通孔に嵌装することで、シートカバーの後端側を、帯部材を介してシートフレーム側に安定的に取付けることができる。
特開2012−24182号公報
ところで公知技術では、シートカバーの後端側をブラケットに取付ける構成として、帯部材とともに、樹脂製の連結部材が必須となる。この樹脂製の連結部材は、一般的にシートカバーとは異なる部材とみなされるため、シートカバーとは異なる品番をつけて管理することとなる。このため公知技術の構成は、シートの部品点数削減の観点から、すんなり採用できる構成ではなかった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバーの端部側をシートフレームに安定的に取付けることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シート骨格をなすシートフレームと、シートフレームに設けられた係止部と、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーと、シートカバーの端部に一体化された帯状の布材であるカーペット部とを備える。本発明では、シートカバーでシートパッドを被覆しつつ、カーペット部に設けた被係止部を、シートフレーム側に引張しながら係止部に係止する。この種の構成では、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバーの端部側をシートフレームに安定的に取付けられることが望ましい。そこで本発明では、被係止部が、シートカバーに比して強度が高められたカーペット部の一部で構成される。本発明では、被係止部が、シートカバーに一体化されたカーペット部の一部で形成されるため、シートの部品点数の削減に資する構成となる。そして被係止部が、シートカバーに比して強度が高められているため、係止部に安定的に取付けることができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、被係止部が、カーペット部をなす一枚物の布材が折り重ねられてなる部位であるため、カーペット部を、比較的簡便に構成することができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバーの端部側をシートフレームに安定的に取付けることができる。また第2発明によれば、カーペット部を、比較的簡便に構成することができる。
乗物用シートの側面図である。 シートパッドの斜視図である。 シートカバーの斜視図である。 カーペット部の斜視図である。 乗物用シート一部の断面図である。 変形例にかかるカーペット部の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図6を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DW、乗物用シート右方に符号R、乗物用シート左方に符号Lを付す。図1の乗物用シート2は、シート構成部材としてのシートクッション4及びシートバック6及びヘッドレスト8と、リクライナーRMと、スライドレールSMを有する。そしてシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。
本実施例では、図1を参照して、シートクッション4(詳細後述)の後部に、シートバック6の下部がリクライナーRMを介して起倒可能に連結し、シートバック6の上部にヘッドレスト8が配設される。ここでリクライナーRMは、シート幅方向に延びる略円筒状の部材であり、シートクッション4に対するシートバック6の起倒動作を規制できる。またシート構成部材4,6,8は、スライドレールSMを介して床面FSに配設されており、このスライドレールSMにより、シート構成部材4,6,8が乗物前後方向にスライド移動可能とされる。このスライドレールSMは、床面FSに固定されたロアレール2sと、ロアレール2sに対して摺動可能に連結するアッパレール4sとを有する。
[シートクッション]
そしてシートクッション4は、シートパッド4Pを、シートフレーム4F上に配置しつつシートカバー4Sで被覆することで形成される(各部材の詳細は後述)。このときシートカバー4Sの後端部に設けたカーペット部30(詳細後述)を、シート後方に張引しながらシートフレーム4Fの係止部16(詳細後述)に係止する。この種の構成では、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバー4Sの端部側をシートフレーム4Fに取付けられることが望ましい。そこで本実施例では、後述する構成によって、シートカバー4Sの端部側をシートフレーム4Fに取付けることとした。以下、各構成について詳述する。
[シートフレーム]
シートフレーム4Fは、上面視で略矩形の枠状部材であり、図1を参照して、フロントフレーム10と、一対のサイドフレーム12と、後述のブラケット14を有する。フロントフレーム10は、シートフレーム4F前部を構成するパイプ状の部材である。また一対のサイドフレーム12は、それぞれシートフレーム4F側部を構成する平板状の部材であり、シート左右で互いに対面状に配置する(図1では、便宜上、左方のサイドフレームのみ図示する)。そしてサイドフレーム12の下端がアッパレール4sに連結しており、このアッパレール4sがロアレール2sに対して摺動することで、シート構成部材4,6,8が、乗物前後方向にスライド移動可能とされる。
[係止部]
そしてブラケット14は、図1を参照して、側面視で略矩形の平板部材であり、係止部16を有する。係止部16は、図5を参照して、上方視で略L字状の部位であり、ブラケット14からシート外方(左方のブラケットでは図5の矢線L方向)に突出しつつ後方に向けて屈曲する。本実施例では、ブラケット14の下部が、各サイドフレーム12の後端に固定されており、ブラケット14の上部が、リクライナーRMを介してシートバック6のシートフレーム(図示省略)に連結する。そして係止部16が、ブラケットの下部後側に設けられて、後述するカーペット部30に係止可能な位置に配置する。
[シートパッド]
シートパッド4Pは、図2を参照して、乗員を弾性的に支持可能な略矩形の部材であり、天板メイン部20と、一対の土手部22を有する。シートパッド4Pの材質は特に限定しないが、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)などの発泡樹脂を例示できる。そして天板メイン部20は、シートパッド4Pの中央をなす部位であり、通常走行時等において乗員に対面配置する部位である。この天板メイン部20には、シート幅方向に延びる一対の溝部21a,21bが前後に適宜の間隔で設けられており、各溝部21a,21bに、シートカバー4Sの一部を引き込み状に固定できる。
また土手部22は、天板メイン部20の左側と右側にそれぞれ配置する凸部位であり、コーナリング走行時などに乗員の側部を支持できる。これら一対の土手部22は、天板サイド部22aと、カマチ部22bにて形成される(図2では、便宜上、右側の土手部に形成されたカマチ部の図示を省略する)。天板サイド部22aは、土手部22の内面側を構成する部位であり、天板サイド部22aから離れるにつれて次第に上方に傾斜する。またカマチ部22bは、土手部22の側面を構成する部位であり、このカマチ部22bの後端部には、前部側に比してシート内方に向けて凹まされてなる凹み部22cが形成される。
[シートカバー]
シートカバー4Sは、図3を参照して、シートパッド4Pを被覆可能な面状部材であり、後述する複数の表皮ピース(SP1〜SP7等)を縫合して形成できる。この種のシートカバー4Sの素材として、天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不職布)や皮革(天然皮革,合成皮革)を例示できる。そしてシートカバー4S周面には複数のフック部材FMが設けられており、これら複数のフック部材FMが、シートフレーム4Fの適宜の位置に係止可能に配置する。
そして本実施例では、図3を参照して、シートカバー4S中央(天板メイン部20を被覆する箇所)を、第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2と第三表皮ピースSP3を縫合して形成できる。これら第一表皮ピースSP1〜第三表皮ピースSP3は、シート幅方向に長尺とされた略矩形の表皮ピースであり、シート前後方向に並列して配置する。またシートカバー4Sの側部(土手部22を被覆する箇所)も、例えば第四表皮ピースSP4と第五表皮ピースSP5と第六表皮ピースSP6と第七表皮ピースSP7を縫合して形成できる(図3では、便宜上、左側の土手部を被覆する表皮ピースにのみ符号を付し、右側の土手部を被覆する表皮ピースの符号を省略する)。第四表皮ピースSP4は、シート幅方向に長尺な表皮ピースであり、シートパッド4Pの前面を覆うとともに、第四表皮ピースSP4の端部側が天板サイド部22aの途中までの部分を被覆する。また第五表皮ピースSP5は、シート前後に長尺な表皮ピースであり、第四表皮ピースSP4とともに天板サイド部22aを被覆する。また第六表皮ピースSP6は、シート前後に長尺な表皮ピースであり、カマチ部22bの前側から後部側にかけての部分を被覆する。そして第七表皮ピースSP7は、カマチ部22bの後端側に形成された凹み部22cを被覆する表皮ピースである。この第七表皮ピースSP7の上部側は第五表皮ピースSP5等に縫合されており、第七表皮ピースSP7の前部側は、図5を参照して、縫合線sewを介して第六表皮ピースSP6に縫合される。
[カーペット部(被係止部)]
カーペット部30は、図1及び図3〜図5を参照して、シートカバー4Sに一体化された帯状の布材であり、ブラケット14の係止部16に係止可能である。この種のカーペット部30をなす布材として、シートカバー4Sで例示の布帛を用いることができる。そして本実施例のカーペット部30は、図4を参照して、一枚物で直線状の帯状の布材で構成されており、被係止部32と、取付け部34を有する。被係止部32は、カーペット部30の一部をなす部位であり、シートカバー4Sに比して強度(典型的に引張り強度)が高められている。本実施例の被係止部32は、カーペット部30をなす布材が重ねられた部位であり、カーペット部30を途中で折り返したのち、この折り返し部分の端部側を、カーペット部30に縫合線SEW1で縫合することで形成できる。この縫合線SEW1は、上下方向にカーペット部30を横断して形成される。そして被係止部32には、被係止部32を厚み方向に貫通する係止孔部Hが形成されており、この係止孔部Hに、係止部16を挿入して係止可能である。また取付け部34は、カーペット部30の他部をなして被係止部32につながる一枚物の布材部分であり、後述するようにシートカバー4Sに一体化することができる。
本実施例では、図5を参照して、カーペット部30の取付け部34を、第六表皮ピースSP6と第七表皮ピースSP7を縫合する縫合線sewに共縫いすることで、カーペット部30をシートカバー4Sに一体化する。このようにカーペット部30をシートカバー4Sに一体化することで、カーペット部30を、シートカバー4Sとは異なる品番をつけて管理する必要がなくなる。そして後述するシートカバー4Sの被覆作業時に、カーペット部30の被係止部32をシート後方に延長しつつ、係止孔部Hを、係止部16を挿入可能な位置に配置する。
[シートカバーの被覆作業]
図1及び図5を参照して、シートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆しつつ、カーペット部30を、ブラケット14側に引張しながら係止部16に係止する。このとき本実施例では、シートパッド4Pを、シートフレーム4F上に配置しつつ、カマチ部22bの後部をなす凹み部22cにブラケット14を配置する。またシートカバー4Sでシートパッド4Pを被覆するに際して、第七表皮ピースSP7が、凹み部22cを覆いながらブラケット14の内側に配置するとともに、カーペット部30がブラケット14の外側に配置する。そしてカーペット部30をシート後方に引張しながら、被係止部32を、ブラケット14の係止部16に係止する。この種の構成では、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバー4Sの端部側をシートフレーム4Fに安定的に取付けられることが望ましい。
そこで本実施例では、被係止部32を、シートカバー4Sに比して強度が高められたカーペット部30の一部で構成する。そしてカーペット部30をシート後方に引張しながら、被係止部32の係止孔部Hに、ブラケット14の係止部16を挿入して直接係止する構成とした。こうして本実施例では、被係止部32が、シートカバー4Sに一体化されたカーペット部30の一部で形成されるため、シートの部品点数の削減に資する構成となる。そして被係止部32が、シートカバー4Sに比して強度が高められているため、係止部16に安定的に取付けることができる。また本実施例では、被係止部32が、カーペット部30をなす一枚物の布材が折り重ねられてなる部位であるため、カーペット部30を、比較的簡便に構成することができる。この結果として本実施例によれば、シートの部品点数を極力増やすことなく、シートカバー4Sの端部側をシートフレーム4Fに安定的に取付けることができる。
[変形例]
ここでカーペット部の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば図6を参照して、変形例のカーペット部30Aは、被係止部32と、取付け部34と、阻止部36を有する。この阻止部36は、カーペット部30Aが張引される際に、被係止部32の係止孔部Hの拡開変形を規制する部位である。本実施例では、被係止部32を縫合する縫合線SEW2により阻止部36が形成される。この阻止部36としての縫合線SEW2は、係止孔部Hの前部に隣接して形成されており、被係止部32を上下方向に横断する。このように本変形例では、阻止部36によって、張引時における係止孔部Hの拡開変形を規制してその開口形状を極力維持することにより、カーペット部30Aを係止部16に更に安定的に係止できる。なお阻止部の構成として、縫合線SEW2のほかに、被係止部をなす布材同士を接着や融着してなる構成や、係止孔部の周囲の布材部分に樹脂を含浸させたのち硬化させる構成などの各種の構成を例示できる。また阻止部としての縫合線は、被係止部を非横断状に形成されていてもよく、係止孔部の周囲を囲むように形成されていてもよい。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、カーペット部30,30Aの構成(形状,寸法,配設位置,配設数,構成部位など)を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えばカーペット部は、一枚物の帯状の布材を二つ折りしたのちその両端側を縫合線で縫合することでも形成できる(取付け部と被係止部の双方を二枚重ねの布材で形成することができる)。またカーペット部の後部側の形状を、後方に向かうにつれて次第に上下の寸法が小さくなる先細り形状とすることができる。またシートカバーに対する取付け部の取付け手法として、共縫いなどの縫合のほか、接着や融着、面ファスナや線ファスナなどの各種の取付け手法を例示することができる。
また本実施形態では、被係止部32の構成を例示したが、同部の構成を限定する趣旨ではない。例えばカーペット部をなす帯状の布材に、上方又は下方に突出する布材部分を設けて、この突出する布材部分を折り返して布材に縫合して取付けることもできる。また被係止部を、カーペット部をなす布材に、別体の布材を重ねて取付けることで形成することもできる。また被係止部は、布材を二枚重ねした場合のほか、三枚重ね以上に布材を重ねて構成することもできる。また布材の折り返し部分の取付け手法として、縫合のほか、接着や融着などの各種の取付け手法を例示できる。さらに被係止部は、カーペット部としての布材(一枚物)の一部に複数の縫合線を縦横に設けて強度を高めることで形成でき、布材の一部に樹脂を含浸させたのち硬化させて強度を高めることでも形成できる。さらにカーペット部を、シートカバーよりも強度に優れる布材で形成する(取付け部と被係止部を同一の布材で構成する)こともできる。この種の強度に優れる布材として、シートカバーに比して単位面積当たりの糸量を増やした布材を例示できる。なお本実施例では、上下に延びる縫合線にて、布材の折り返し部分を布材の途中に縫合して取付ける例を説明したが、縫合線の形成位置を限定する趣旨ではなく、カーペット部の上端又は下端に沿って縫合線を形成することもできる。
また本実施例では、係止部16と被係止部32の係止例として、被係止部32を厚み方向に貫通する係止孔部Hに係止部16を挿入して係止する例を説明した。これとは異なり、被係止部に、ポケット状の係止孔部を設けることもできる。例えばこのポケット状の係止孔部は、図4に示す縫合線SEW1を途中で分断することで、布材の折り返し部分を拡開可能とすることで形成できる。また係止部は、略L字状のほか、各種の形状の突起で構成されていてもよく、被係止部の構成も係止部の構成に応じて適宜変更可能である。例えば係止部が、ブラケットからシート外方に突出したのち下方に向けて屈曲する形状とすることができる。この場合には、係止部の屈曲端を、被係止部をなす二枚の布材部分の間に挿入して係止することができる。
また本実施形態では、専らシートクッション4を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートバック6などの各種シート構成部材に適用可能である。また本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F シートフレーム
4P シートパッド
4S シートカバー
10 フロントフレーム
12 サイドフレーム
14 ブラケット
16 係止部
20 天板メイン部
22 土手部
22a 天板サイド部
22b カマチ部
22c 凹み部
30 カーペット部
32 被係止部
34 取付け部
FM フック部材
FS 床面
H 係止孔部
RM リクライナー
SM スライドレール
SP1〜SP7 表皮ピース

Claims (2)

  1. シート骨格をなすシートフレームと、前記シートフレームに設けられた係止部と、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、前記シートパッドを被覆するシートカバーと、前記シートカバーの端部に一体化された帯状の布材であるカーペット部とを備え、
    前記シートカバーで前記シートパッドを被覆しつつ、前記カーペット部に設けた被係止部を、前記シートフレーム側に引張しながら前記係止部に係止する構成の乗物用シートにおいて、
    前記被係止部が、前記シートカバーに比して強度が高められた前記カーペット部の一部で構成される乗物用シート。
  2. 前記被係止部が、前記カーペット部をなす一枚物の布材が折り重ねられてなる部位である請求項1に記載の乗物用シート。
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