JP2013014781A - 液晶性樹脂組成物およびそれからなる成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶性樹脂(A)100重量部に対して、最大繊維長が1000μm以下で、かつ重量平均繊維長が200μm以上450μm以下である繊維状充填剤(B)20〜80重量部を配合してなる液晶性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
(1)液晶性樹脂(A)100重量部に対して、最大繊維長が1000μm以下でかつ重量平均繊維長が200μm以上450μm以下で分散している繊維状充填剤(B)20〜80重量部を、配合してなる液晶性樹脂組成物、
(2)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm〜450μmの区間の積分値が0.5以上である(1)記載の液晶性樹脂組成物、
(3)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が450μm〜800μmの区間の積分値が0.25以下である上記(1)または(2)に記載の液晶性樹脂組成物
(4)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度が最大値を示す上記(1)〜(3)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(5)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度の極小値が無い上記(1)〜(4)記載の液晶性樹脂組成物、
(6)さらに、非繊維状充填剤(C)20〜80重量部を、配合してなる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(7)さらに、非繊維状充填剤(C)がタルク、マイカ、黒鉛のいずれかである上記(1)〜(6)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(8)さらに、非繊維状充填剤(C)が固定炭素90%以上の黒鉛であり、液晶性樹脂(A)との体積比(C)/(A)が0.15〜0.18の割合で配合してなる上記(1)〜(7)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(9)最大繊維長が1000μm未満の金属繊維(D)を液晶性樹脂(A)との体積比(D)/(A)が0.10〜0.25の割合で配合してなる上記(1)〜(8)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(10)上記(1)〜(9)いずれか記載の液晶性樹脂組成物を成形してなる成形品、である。
上記構造単位(I)は、p−ヒドロキシ安息香酸から生成したポリエステルの構造単位であり、構造単位(II)は、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ばれた一種以上の芳香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位を、構造単位(III)は、エチレングリコールから生成した構造単位を、構造単位(IV)は、テレフタル酸、イソフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸および1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸から選ばれた一種以上の芳香族ジカルボン酸から生成した構造単位を各々示す。これらのうちR1が
繊維長Liの確率密度(Pi)=(Li×fi)/(Σ(Li×fi)) (式1)
式中のfiは繊維長Liの本数である。
固定炭素(%)=(Q)/(P)×100。
[参考例1]
p−ヒドロキシ安息香酸994重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル126重量部、テレフタル酸112重量部、固有粘度が約0.6dl/gのポリエチレンテレフタレート216重量部および無水酢酸960重量部を、撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら、室温から150℃まで昇温しながら3時間反応させ、150℃から250℃まで2時間で昇温し、250℃から330℃まで1.5時間で昇温させた後、325℃、1.5時間で6.5×10−3Paまで減圧し、さらに約0.25時間撹拌を続けて重縮合を行った。芳香族オキシカルボニル単位80モル当量、芳香族ジオキシ単位7.5モル当量、エチレンジオキシ単位12.5モル当量、芳香族ジカルボン酸単位20モル当量からなる融点314℃、溶融粘度25Pa・s(324℃、オリフィス0.5mm直径×10mm、ズリ速度1,000/秒)の液晶性ポリエステル(A1)を得た。
p−ヒドロキシ安息香酸994重量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル168重量部、テレフタル酸150重量部、固有粘度が約0.6dl/gのポリエチレンテレフタレート173重量部および無水酢酸1011重量部を、撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら室温から150℃まで昇温しながら3時間反応させ、150℃から250℃まで2時間で昇温し、250から335℃まで1.5時間で昇温させた後、335℃、1.5時間で6.5×10−3Paまで減圧し、さらに約0.25時間撹拌を続けて重縮合を行った芳香族オキシカルボニル単位80モル当量、芳香族ジオキシ単位10モル当量、エチレンジオキシ単位10モル当量、芳香族ジカルボン酸単位20モル当量からなる融点328℃、溶融粘度18Pa・s(338℃、オリフィス0.5mm直径×10mm、ズリ速度1,000/秒)の液晶性ポリエステル(A2)を得た。
p−ヒドロキシ安息香酸870重量部、4,4´−ジヒドロキシビフェニル327重量部、ハイドロキノン89重量部、テレフタル酸292重量部、イソフタル酸157重量部および無水酢酸1367重量部(フェノール性水酸基合計の1.03当量)を、撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら室温から145℃で昇温しながら2時間反応させ、145℃から320℃まで4時間で昇温した。その後、重合温度を320℃、1.0時間で133Paに減圧し、さらに約1.5時間攪拌を続けて重縮合を行ったp−オキシベンゾエート単位がp−オキシベンゾエート単位、4,4´−ジオキシビフェニル単位および1,4−ジオキシベンゼン単位の合計に対して70モル当量、4,4´−ジオキシビフェニル単位が4,4´−ジオキシビフェニル単位および1,4−ジオキシベンゼン単位の合計に対して70モル当量、テレフタレート単位がテレフタレート単位およびイソフタレート単位の合計に対して65モル当量からなる融点314℃、溶融粘度25Pa・s(324℃、オリフィス0.5mm直径×10mm、ズリ速度1,000/秒)の液晶性ポリエステル(A3)を得た。
特開昭54−77691号公報に従って、p−アセトキシ安息香酸921重量部と6−アセトキシ−ナフトエ酸435重量部を、撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、重縮合を行った。p−アセトキシ安息香酸から生成した構造単位57モル当量および6−アセトキシ−ナフトエ酸から生成した構造単位22モル当量からなる融点283℃溶融粘度30Pa・s(293℃,オリフィス0.5mm直径×10mm、ズリ速度1,000/秒)の液晶性ポリエステル(A4)を得た。
シリンダー設定温度を液晶性樹脂の融点+10℃、スクリュウ回転数を250rpmに設定した、44mm直径の中間添加口を有する2軸押出機(日本製鋼所製TEX−44)を用いて、参考例1〜3で得た液晶性樹脂(A)100重量部を原料供給口から添加して溶融状態とし、繊維状充填剤(B)および非繊維状充填剤(C)、およびその他の添加剤などを表1に示す割合で中間添加口から供給し、吐出量50kg/時間で溶融混練してペレットを得た。このペレットを用いて下記の各特性を評価した。なお、実施例中の物性の測定および試験は次の方法で行った。その結果を表1に示す。
また、溶融混練して得られたペレットを用いて、繊維状充填剤(B)および金属繊維(D)の重量平均繊維長および最大繊維長、および非繊維状充填剤(C)の平均粒径を前述の手法で測定した。なお、繊維状充填剤(B)、非繊維状充填剤(C)としては、それぞれ下記のものを使用した。
GF1 チョップドストランド(オーウェンスコーニングジャパン社製 DEFT−798 3mm長、平均繊維径6.5μm)
GF2 ガラスカットファイバー(日東紡績社製 SS10−404 溶融混練前の重量平均繊維長=300μm、平均繊維径11μm)
M1 タルク(富士タルク工業社製 NK−64 メディアン径20μm)
M2 マイカ(山口雲母工業所社製 NJ−030 メディアン径30μm)。
流動性
棒流動長:ペレットを”FANUCROBOSHOTα−30i”射出成形機(ファナック株式会社製)に供し、射出速度300mm/秒、射出圧力40MPa、シリンダー設定温度は液晶性樹脂の融点の条件で連続成形(射出時間/冷却時間=1.0/10.0秒,スクリュウ回転数100rpm,背圧1MPa,サックバック10mm,金型温度90℃)を行い、棒状成形品(幅12.7mm,厚み0.5mm、サイドゲート0.5mm×5.0mm)を成形し、成形品の長さを棒流動長として測定した。棒流動長が長いほど、薄肉流動性はよい。棒流動長が、50mm以上のものを「優れる」(二重丸)、30mm以上のものを「良好」(丸)、それよりも小さいものを「劣る」(バツ)とした。
曲げ試験:”FANUCROBOSHOTα−30i”射出成形機(ファナック株式会社製)に供し、射出速度150mm/秒、充填時間0.1秒、成形温度は液晶性樹脂の融点+15℃の条件で、連続成形(射出時間/冷却時間=1.0/10.0秒,スクリュウ回転数100rpm,背圧1MPa,サックバック10mm,金型温度90℃)を行い、ウェルド部が最小幅の部位に形成するようJIS2号に準拠した成形品を成形し、成形品の曲げ強度(RTM−500、商標、スパン20mm、ひずみ速度1mm/分)を測定した。ウェルド部の曲げ強度が40MPa以上のものを「優れる」(二重丸)、40MPa未満のものを「劣る」(バツ)とした。
引張剪断試験:図3に示した試験片を用い、図3に示すようにa面及びb面にエポキシ樹脂(XNR3646、商標、ナガセケムテックス製)を塗布し、120℃で2時間硬化して接着し(接着面積0.5cm2)、ついで引張試験機(AG500C、商標、島津製作所製)を用いてクロスヘッドスピード1mm/分で引っ張り、その接着面が剥離した時の荷重を測定した。また、接着面が剥離せず、母材が破壊したものについては、そのときの値を測定した。エポキシ接着強度はその荷重を接着面積で除した値として示した。エポキシ接着強度が5.0MPa以上のものを「優れる」(二重丸)、それより小さいものを「劣る」(バツ)とした。
耐熱処理:ペレットを”FANUCROBOSHOTα−30i”射出成形機(ファナック株式会社製)に供し、射出速度200mm/秒、射出圧力40MPa、シリンダー設定温度は液晶性樹脂の融点+15℃の条件で連続成形(射出時間/冷却時間=1.0/10.0秒,スクリュウ回転数150rpm,背圧2MPa,サックバック5mm,金型温度90℃)を行い、棒状成形品(幅12.7mm,厚み0.5mm、サイドゲート0.5mm×5.0mm)を成形し、得られた成形品をオーブン(SPH、商標、エスペック製)260℃で3分間処理し、繊維状非導電性充填剤の浮き出しを電子顕微鏡にて観察した。繊維状非導電性充填剤が浮き出なかったものを「優れる」(二重丸)、浮き出たものを「劣る」(×)とした。
耐熱処理:ペレットを”FANUCROBOSHOTα−30i”射出成形機(ファナック株式会社製)に供し、射出速度200mm/秒、射出圧力40MPa、シリンダー設定温度は液晶性樹脂の融点+15℃の条件で連続成形(射出時間/冷却時間=1.0/10.0秒,スクリュウ回転数150rpm,背圧2MPa,サックバック5mm,金型温度90℃)を行い、棒状成形品(幅12.7mm,厚み0.5mm、サイドゲート0.5mm×5.0mm)を成形し、得られた成形品をオーブン(SPH、商標、エスペック製)処理温度260℃で3分間処理し、ブリスターが発生していないものを「優れる」(二重丸)、発生したものを「劣る」(×)とした。
これらの結果を表1に示した。実施例2の重量平均繊維長のヒストグラムを図2に示した。
シリンダー設定温度を液晶性樹脂の融点+10℃、スクリュウ回転数を250rpmに設定した、44mm直径の中間添加口を有する2軸押出機(日本製鋼所製TEX−44)を用いて、参考例1〜3で得た液晶性樹脂(A)100重量部を原料供給口から添加して溶融状態とし、繊維状充填剤(B)および固定炭素が90%以上の非繊維状充填剤(C)である黒鉛または金属繊維(D)、およびその他の添加剤などを表2に示す割合で中間添加口から供給し、吐出量50kg/時間で溶融混練してペレットを得た。このペレットを用いて下記の各特性を評価した。なお、実施例中の物性の測定および試験は次の方法で行った。その結果を表2に示す。
GF3 ガラスカットファイバー日東紡績社製 SS05C−404 溶融混練前の重量平均繊維長=100μm、平均繊維径11μm)
MF ミルドファイバー(セントラル硝子社製 EFH75−01T 溶融混練前の重量平均繊維長=75μm、平均繊維径11μm)
GP 人造黒鉛(ティムカルジャパン社製 ティムレックス KS10、固定炭素99.9%以上)
SF 金属繊維(SUS304製、400μm長、平均繊維径=10μm)
[特性の測定法]
(6)電気特性
表面固有抵抗:φ100×3t平板試験片を用い、ASTM D257に準拠し表面固有抵抗の測定を行い、試験片5枚の平均値を表面固有抵抗とした。なお、表面固有抵抗の平均は対数平均により求めた。
2 液晶性樹脂
3 ガラス繊維が突出して残った窪み
E エポキシ樹脂
(1)液晶性樹脂(A)100重量部に対して、最大繊維長が750μm以下でかつ重量平均繊維長が200μm以上450μm以下で分散している繊維状充填剤(B)20〜80重量部を、配合してなる液晶性樹脂組成物、
(2)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm〜450μmの区間の積分値が0.5以上である上記(1)記載の液晶性樹脂組成物、
(3)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が450μm〜800μmの区間の積分値が0.25以下である上記(1)または(2)に記載の液晶性樹脂組成物、
(4)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度が最大値を示す上記(1)〜(3)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(5)繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度の極小値が無い上記(1)〜(4)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(6)さらに、非繊維状充填剤(C)20〜80重量部を、配合してなる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(7)さらに、非繊維状充填剤(C)がタルクまたはマイカのいずれかである上記(1)〜(6)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(8)最大繊維長が1000μm未満の金属繊維(D)を液晶性樹脂(A)との体積比(D)/(A)が0.10〜0.25の割合で配合してなる上記(1)〜(7)のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物、
(9)上記(1)〜(8)いずれか記載の液晶性樹脂組成物を成形してなる成形品、である。
シリンダー設定温度を液晶性樹脂の融点+10℃、スクリュウ回転数を250rpmに設定した、44mm直径の中間添加口を有する2軸押出機(日本製鋼所製TEX−44)を用いて、参考例1〜3で得た液晶性樹脂(A)100重量部を原料供給口から添加して溶融状態とし、繊維状充填剤(B)および非繊維状充填剤(C)、およびその他の添加剤などを表1に示す割合で中間添加口から供給し、吐出量50kg/時間で溶融混練してペレットを得た。このペレットを用いて下記の各特性を評価した。なお、実施例中の物性の測定および試験は次の方法で行った。その結果を表1に示す。
また、溶融混練して得られたペレットを用いて、繊維状充填剤(B)および金属繊維(D)の重量平均繊維長および最大繊維長、および非繊維状充填剤(C)の平均粒径を前述の手法で測定した。なお、繊維状充填剤(B)、非繊維状充填剤(C)としては、それぞれ下記のものを使用した。
GF1 チョップドストランド(オーウェンスコーニングジャパン社製 DEFT−798 3mm長、平均繊維径6.5μm)
GF2 ガラスカットファイバー(日東紡績社製 SS10−404 溶融混練前の重量平均繊維長=300μm、平均繊維径11μm)
M1 タルク(富士タルク工業社製 NK−64 メディアン径20μm)
M2 マイカ(山口雲母工業所社製 NJ−030 メディアン径30μm)。
シリンダー設定温度を液晶性樹脂の融点+10℃、スクリュウ回転数を250rpmに設定した、44mm直径の中間添加口を有する2軸押出機(日本製鋼所製TEX−44)を用いて、参考例1〜3で得た液晶性樹脂(A)100重量部を原料供給口から添加して溶融状態とし、繊維状充填剤(B)および固定炭素が90%以上の非繊維状充填剤(C)である黒鉛または金属繊維(D)、およびその他の添加剤などを表2に示す割合で中間添加口から供給し、吐出量50kg/時間で溶融混練してペレットを得た。このペレットを用いて下記の各特性を評価した。なお、実施例中の物性の測定および試験は次の方法で行った。その結果を表2に示す。
Claims (10)
- 液晶性樹脂(A)100重量部に対して、最大繊維長が1000μm以下でかつ重量平均繊維長が200μm以上450μm以下の繊維状充填剤(B)20〜80重量部を、配合してなる液晶性樹脂組成物。
- 繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm〜450μmの区間の積分値が0.5以上である請求項1記載の液晶性樹脂組成物。
- 繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が450μm〜800μmの区間の積分値が0.25以下である請求項1または2記載の液晶性樹脂組成物。
- 繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度が最大値を示す請求項1〜3記載の液晶性樹脂組成物。
- 繊維状充填剤(B)の繊維長の確率密度関数において、繊維長が200μm以上450μm以下の範囲で確率密度の極小値が無い請求項1〜4のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物。
- さらに、非繊維状充填剤(C)20〜80重量部を、配合してなる請求項1〜5のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物。
- さらに、非繊維状充填剤(C)がタルク、マイカ、黒鉛のいずれかである請求項1〜6のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物。
- さらに、非繊維状充填剤(C)が固定炭素90%以上の黒鉛であり、液晶性樹脂(A)との体積比(C)/(A)が0.15〜0.18の割合で配合してなる請求項1〜7のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物。
- さらに、最大繊維長が1000μm以下の金属繊維(D)を液晶性樹脂(A)との体積比(D)/(A)が0.10〜0.25の割合で配合してなる請求項1〜8のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の液晶性樹脂組成物を成形してなる成形品。
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