JP2013014390A - スキュー補正装置、画像形成システム及びスキュー補正方法 - Google Patents

スキュー補正装置、画像形成システム及びスキュー補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送されてきた冊子に対しずれ、皺、折れ、傷等の損傷を生じさせることなく確実にスキュー補正を行う。
【解決手段】シート束を折って形成された冊子BTが搬送される搬送路と、冊子BTの搬送方向先端部BT2が突き当たり、搬送路に対して進出後退可能に配置された位置決めストッパ317手段と、冊子BTの搬送方向後端部BT1を位置決めストッパ317側に押し込んで、冊子BTの先端部BT2を位置決めストッパ317に突き当てる後端ジョガー319と、冊子情報に基づいて設定される後端ジョガー319の冊子BTに対する押し込み量に基づいて後端ジョガー319の冊子BTへの押し込み力を変更する駆動モータ411及びCPUを備えた。
【選択図】図20

Description

本発明は、スキュー補正装置、画像形成システム及びスキュー補正方法に係り、特に用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、単に、「シート」と称する)を折って形成される冊子のスキューを補正するスキュー補正装置、このスキュー補正装置を備えた画像形成システム、及びスキュー補正装置で実施されるスキュー補正方法に関する。
画像形成装置本体の下流側へ配置され、出力される記録紙などに綴じなどの後処理を施すシート処理装置は広く知られている。昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ、製本処理も一般化している。この中綴じ、製本処理では、さらにアウトプット品質の向上のため、製本処理後に、製本した冊子の端部を断裁装置によって断裁するものもある。
このような断裁装置では、断裁処理を行う過程で、冊子はベルト等の搬送手段によって搬送され、冊子のサイズ、断裁量等に合わせて設置された位置決めストッパに当接させて位置を合わせる。その後、押圧手段により押圧して冊子を固定し、断裁ユニットにより冊子の端部を断裁する。これにより、製本された冊子は端部が切り揃えられた状態となる。
しかし、従来の断裁装置では、冊子が位置決めストッパに当接した状態でベルト等の搬送手段が回転しているため、表面シートに膨らみが生じ、このまま冊子を固定して断裁処理を行うと、処理後の端部にずれが生じる。また、押圧手段によって冊子の膨らみを潰し、押圧すると、その過程で、冊子表面あるいは背表紙側に撓みが生じ、さらに冊子が前後に動いてずれた状態で押圧されることがある。そのため、このような押圧状態で断裁処理を施すと、処理後の冊子の端部にずれが生じてしまうことになる。
そこで、このようなずれが生じないような技術として例えば特許文献1(特許第3472772号号公報)に記載された発明が公知である。この発明は、冊子背部を先端にエンドレスベルトで搬送する構成において、その下流側に冊子背部を突き当てる突き当て板と、冊子小口側からジョギングし整合位置決めをするバックジョグ用揃え往復動片部材を配置し、冊子小口を冊子先端側へ軽く押圧して揃えるようになっている。そして、この構成により冊子に処理を施し、順次下流に搬送できるので、生産性の高い装置となる、という効果を主張している。
特許文献1記載の発明では、冊子小口側からジョギングし整合位置決めをするバックジョグ用揃え往復動片部材があり、冊子小口を冊子先端側へ軽く押圧して揃えるように構成されている。しかし、通常、中綴じ冊子の長さは、中折り前の用紙長さ誤差、中折りした際の折り位置ずれによる中折り誤差、冊子が折りきれず膨らんでしまうと実質短くなってしまうことに起因する誤差などがあり、長さに大きな誤差がある場合、バックジョグ用揃え往復動片部材は位置制御のみで小口を軽く押圧することは難しい、
そこで、シート整合用にシート大きさにバラツキがある場合、ジョガーにスプリングなどを介して一定圧力で整合し、あるいはスキュー補正を行うことが考えられる。この技術を使用し、小口を軽く押圧することは容易である。
しかし、紙種、紙厚、綴じ枚数、折り高さなどによって、整合するために適正な小口を押圧する力が異なる。例えば、押圧ばね力が足りないと冊子背部は突き当て板に当接することができないので、整合不良となる。また、押圧ばね力が大きすぎると冊子突き当て後、ばねが撓まず冊子は座屈し、折れ、傷のダメージを受ける、ということになる。したがって、整合あるいはスキュー補正を一定圧力で行うには、対象に限界がある。なお、当接とは本明細書では、対象物に突き当たってその突き当たった(接触した)状態が維持されることをいう。また、押圧とは押して圧力を生じさせることで、押圧力は押圧によって生じる圧力であり、いわば押す力である。押圧時とは、押圧する動作を行ったとき、すなわち、押したときのことである。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、搬送されてきた冊子に対しずれ、皺、折れ、傷等の損傷を生じさせることなく確実にスキュー補正を行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、シート束を折って形成された冊子が搬送される搬送路と、前記冊子の搬送方向先端部が突き当たり、前記搬送路に対して進出後退可能に配置された位置決め手段と、前記冊子の搬送方向後端部を押し、当該冊子を前記位置決め手段側に移動させて前記冊子の先端部を前記位置決め手段に突き当てる突き当て手段と、前記冊子に対する前記突き当て手段の押し込み量に基づいて前記突き当て手段によって前記冊子を前記位置決め手段側に押し込む力を変更する押し込み力変更手段と、を備えたスキュー補正装置を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段に係るスキュー補正装置を画像形成システムが備えていることを特徴とする。
第3の手段は、搬送路に沿ってシート束を折って形成された冊子を搬送する工程と、前記搬送路に対して進出後退可能に配置された位置決め手段に前記冊子の搬送方向先端部を突き当てる工程と、前記位置決め手段に突き当たった前記冊子を、搬送方向後端部から突き当て手段によって前記位置決め手段側に押し込み、前記冊子のスキューを補正する工程と、前記冊子の押し込み量に関する情報に基づいて前記突き当て手段の前記冊子に対する押し込み量を設定し、当該押し込み量に基づいて前記突き当て手段の前記冊子への押し込み力を変更する工程と、を備えたスキュー補正方法を特徴とする。
本発明によれば、搬送されてきた冊子に対しずれ、皺、折れ、傷等の損傷を生じさせることなく確実にスキュー補正を行うことができる。
本発明の実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図である。 図1における第2のシート後処理装置(中綴じ製本装置)の詳細な構成を示す図である。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の搬入時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中綴じ時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り位置への移動完了時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り処理実行時の状態を示す。 中綴じ製本装置の動作説明図で、シート束の中折り終了後の排紙時の状態を示す。 図1における第3のシート処理装置(断裁装置)の詳細な構成を示す図である。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、冊子が断裁装置内に搬入された直後の状態を示す。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、搬入後停止した冊子を一定の厚さまで押さえ付ける動作を示す。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、冊子の搬送方向を整合する整合動作を示す。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、冊子を押圧して固定するときの動作を示す。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、スキュー補正後に断裁するときの動作を示す。 断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図で、断裁終了後の動作を示す。 本発明の実施形態における画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における後端ジョガーを含むスキュー補正装置の詳細な構成を示す図である。 スキュー補正装置の動作を示す動作説明図で、冊子が後端ジョガーを押しのけて搬送されてきたときの状態を示す。 スキュー補正装置の動作を示す動作説明図で、冊子が後端ジョガーを通り過ぎてスキュー補正される直前の状態を示す。 スキュー補正装置の動作を示す動作説明図で、冊子の後端ジョガーによるスキュー補正が開始されたときの状態を示す。 スキュー補正装置の動作を示す動作説明図で、冊子の後端ジョガーによるスキュー補正が終了したときの状態を示す。
本発明は、後端ジョガーを押圧する押圧用ばねを複数段設け、後端ジョガーの冊子押し込み量によって、前記押圧用ばねを数段階に分けて加算して弾性力を付与可能となっており、冊子情報に合わせて冊子押し込み量を変更するにより後端ジョガーの押圧力を制御することを特徴とする。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同等な各部には、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態における画像形成装置と、複数のシート処理装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。本実施形態では、画像形成装置PRの後段に第1ないし第3のシート後処理装置1,2,3がこの順で連結されている。
第1のシート後処理装置1は、画像形成装置PRからシートを1枚ずつ受け取り、順次重ね合わせ整合し、シート束を作成するスタック部を有するシート束作成機能を有するシート後処理装置で、シート束排紙ローラ10から後段の第2のシート処理装置にシート束を排紙する。第2のシート後処理装置2は、搬送されてきたシート束を受け取り、中綴じ中折りを施す中綴じ製本装置である(本明細書では、第2のシート後処理装置について中綴じ製本装置とも称する)。
中綴じ製本装置2は製本した冊子を第3のシート処理装置3に排紙する。第3のシート処理装置3は、搬送されてきたシートの小口を断裁する断裁装置である(以下、第3のシート後処理装置について断裁装置とも称する)。断裁装置3で断裁処理された冊子は、そのまま装置外に排紙され、図示しない排紙トレイに積載される。あるいは、この後段にさらにシート処理装置が連結されていれば、そのまま当該シート処理装置に排紙される。画像形成装置PRは入力された画像データ、若しくは読み取った画像の画像データに基づいてシート状の記録媒体に可視画像を形成するもので、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能のうち少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などがこれに相当する。
図2は図1における中綴じ製本装置2の詳細な構成を示す図である。同図において、中綴じ製本装置2は入口搬送路241、シートスルー搬送路242、及び中折り搬送路243を備えている。入口搬送路241のシート搬送方向最上流部には、入口ローラ201が設けられ、画像形成装置1の前記シート束排紙ローラ10から整合されたシート束が装置内に搬入される。なお、以下の説明では、シート搬送方向上流側を単に上流側と、シート搬送方向下流側を単に下流側と称す。
入口搬送路241の入口ローラの201の下流側には、分岐爪202が設けられている。この分岐爪202は図において水平方向に設置され、シート束の搬送方向をシートスルー搬送路242あるいは中折り搬送路243に分岐する。シートスルー搬送路242は、入口搬送路241から水平に延び、後段の図示しない処理装置若しくは排紙トレイにシート束を導く搬送路であり、シート束は上排紙ローラ203によって後段に排紙される。中折り搬送路243は分岐爪202から垂直下方に延び、シート束に対して中綴じ、中折りを行うための搬送路である。
中折り搬送路243は、中折りするための折りプレート215の上部でシート束を案内する束搬送ガイド板上207と、折りプレートの215の下部でシート束を案内する束搬送ガイド板下208を備えている。束搬送ガイド板207には、上部から束搬送ローラ上205、後端叩き爪221、束搬送ローラ下206が設けられている。後端叩き爪221は、図示しない駆動モータによって駆動される後端叩き爪駆動ベルト222に立設されている。後端叩き爪221は駆動ベルト222の往復回転動作により、シート束の後端を後述の可動フェンス側に叩き(押圧し)シート束の整合動作を行う。また、シート束が搬入される際、及びシート束が中折りのための上昇する際には、束搬送ガイド板上207の中折り搬送路243から退避する(図2破線位置)。
符号294は後端叩き爪221のホームポジションを検出するための後端叩き爪HPセンサであり、中折り搬送路243から退避した図2破線位置をホームポジションとして検出する。後端叩き爪221は、このホームポジションを基準に制御される。
束搬送ガイド板下208には、上方から中綴じスティプラS1、中綴じジョガーフェンス225、及び可動フェンス210が設けられている。束搬送ガイド板下208は束搬送ガイド板上207を通って搬送されてきたシート束を受け入れるガイド板であり、幅方向には一対の前記中綴じジョガーフェンス225が設置され、下方にシート束先端が当接(支持)し、上下動可能に前記可動フェンス210が設けられている。
中綴じスティプラS1はシート束の中央部を綴じるスティプラである。可動フェンス210はシート束の先端部を支持した状態で上下方向に移動し、シート束の中央位置を中綴じスティプラS1に対向する位置に位置させ、その位置でスティプル処理、すなわち中綴じが行われる。可動フェンス210は可動フェンス駆動機構210aによって支持されるともに、図示上方の可動フェンスHPセンサ292位置から最下方位置まで移動可能である。シート束の先端が当接する可動フェンスの可動範囲は、中綴じ製本装置2の処理可能な最大サイズから最小サイズまで処理可能なストロークが確保されている。なお、可動フェンス駆動機構210aとしては、例えばラックアンドピニオン機構が使用される。
束搬送ガイド板上207と下208との間、すなわち中折り搬送路243のほぼ中央部には折りプレート215、折りローラ対230、排紙搬送路244、及び下排紙ローラ231が設けられている。折りプレート215は、図示水平方向に往復動可能であり、折り動作を行う際の動作方向には、折りローラ対230のニップが位置し、その延長上に排紙搬送路244が設置されている。下排紙ローラ231は、排紙搬送路244の最下流に設けられ、後段に折り処理されたシート束を排紙する。
束搬送ガイド板上207の下端側には、シート束検知センサ291が設けられ、中折り搬送路243に搬入され、中折り位置を通過するシート束の先端を検知する。また、排紙搬送路224には、折り目部通過センサ293が設けられ、中折りされたシート束の先端を検知し、シート束の通過を認識する。
大略、図2に示すように構成された中綴じ製本装置2では、図3ないし図7の動作説明図に示すようにして中綴じ及び中折り動作が行われる。すなわち、画像形成装置1の操作パネルPN(図15参照)から中綴じ中折りが選択されると、当該中綴じ中折りが選択されたシート束は、分岐爪202の反時計方向の偏倚動作により中折り搬送路243側に導かれる。なお、分岐爪202はソレノイドによって駆動される。なお、ソレノイドに代えてモータ駆動でも良い。
中折り搬送路243内に搬入されたシート束SBは、入口ローラ201と束搬送ローラ上205によって中折り搬送路243を下方に搬送され、シート束検知センサ291によって通過が確認された後、図3に示すように束搬送ローラ下206によって可動フェンス210にシート束SBの先端が当接する位置まで搬送される。その際、画像形成装置1からのシートサイズ情報、ここでは、各シート束SBの搬送方向のサイズ情報に応じて可動フェンス210は異なる停止位置で待機している。このとき、図3では、束搬送ローラ下206はニップにシート束SBを挟持し、後端叩き爪221はホームポジション位置に待機している。
この状態で、図4に示すように束搬送ローラ下206の挟持圧が解除され(矢印a方向)、可動フェンス210にシート束先端が当接し、後端がフリーになった状態でスタックされると、後端叩き爪221が駆動され、シート束SBの後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う(矢印c方向)。
次いで、中綴じジョガーフェンス225によって幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)の揃え動作が、また、可動フェンス210と後端叩き爪221により搬送方向の揃え動作がそれぞれ実行され、シート束SBの幅方向及び搬送方向の整合動作が完了する。このとき、シートのサイズ情報、シート束の枚数情報、シート束厚み情報によって、後端叩き爪221、中綴じジョガーフェンス225の押し込み量を最適の値に変更し整合する。
また、束の厚みがあると搬送路内の空間が減少するため、一度の整合動作では整合しきれないケースが多い。そこで、このような場合には、整合回数を増加させる。これにより、より良い整合状態を実現することができる。さらに、上流側でシートを順次重ね合わせる時間はシート枚数が多ければ多いほど増加するので、次のシート束SBを受け入れるまでの時間が長くなる。その結果、整合回数を増加してもシステムとして時間の損失はないことから、効率的に良好な整合状態を実現できる。したがって、上流の処理時間に応じ、整合回数を制御することも可能である。
なお、前記可動フェンス210の待機位置は、通常、シート束SBの中綴じ位置が中綴じスティプラS1の綴じ位置に対向する位置に設定される。この位置で整合すると、可動フェンス210をシート束SBの中綴じ位置に移動させることなく、スタックされた位置でそのまま綴じ処理が可能となるからである。そこで、この待機位置でシート束SBの中央部に中綴じスティプラS1のステッチャを矢印b方向に駆動し、クリンチャとの間で綴じ処理が行われ、シート束SBは中綴じされる。
なお、可動フェンス210は可動フェンスHPセンサ292からのパルス制御により位置決めされ、後端叩き爪221は後端叩き爪HPセンサ294からのパルス制御により位置決めされる。可動フェンス210及び後端叩き爪221の位置決め制御は、シート後処理装置2の制御回路250のCPU251によって実行される(図15参照)。
図4の状態で中綴じされたシート束SBは、図5に示すように束搬送ローラ下206の加圧が解除された状態で可動フェンス210の上方移動に伴って中綴じ位置(シート束SBの搬送方向の中央位置)が折りプレート215に対向する位置まで移送される。この位置も可動フェンスHPセンサ292の検出位置を基準に制御される。
図5の位置にシート束SBが達すると、図6に示すように折りプレート215が折りローラ対230のニップ方向に移動し、シート束SBの綴じられた針部近傍のシート束SBに対して略直角方向から当接し、前記ニップ側に押し出す。シート束SBは折りプレート215により押されて折りローラ対30のニップへと導かれ、予め回転していた折りローラ対230のニップに押し込まれる。折りローラ対230は、ニップに押し込まれたシート束SBを加圧し、搬送する。この加圧搬送動作によりシート束SBの中央に折りが施され、簡易製本された冊子BTが形成される。図6は、シート束SBの折り目部先端が折りローラ対230のニップに挟持され、加圧されているときの状態を示す。
図6の状態で中央部が2つ折りされたシート束SBは、図7に示すように冊子BTとして折りローラ対230によって搬送され、さらに下排紙ローラ231に挟持されて後段に排出される。このとき、冊子BT後端が折り目部通過センサ293に検知されると、折りプレート215及び可動フェンス210はホームポジションに、束搬送ローラ下206は加圧状態にそれぞれ復帰し、次のシート束SBの搬入に備える。また、次のジョブが同サイズ同枚数であれば、可動フェンス210は再び図3の位置に移動し、待機するようにしても良い。なお、これらの制御も前記制御回路250のCPU251によって実行される。
図8は断裁装置3の詳細な構成を示す図である。
同図において、断裁装置3には、冊子の搬送路300(矢印は搬送中心を示す)に沿って上流側から、搬送部300a、断裁部300b、整合部300cが設けられている。
搬送部300aは断裁処理装置入口部に当たり、入口ガイド板301a、上下の搬送コロ対302,303及び冊子BTの搬送方向(小口側)を整合するための後端ジョガー319を備えている(図11参照)。搬送部300aは、冊子受入口301の入口ガイド板301aから中綴じ製本装置2の下排紙ローラ231によって中折り中綴じされた冊子BTを受け入れる。なお、搬送コロ対302,303に代えて、冊子BTを所定圧で挟持し、搬送可能な上下に配置された搬送ベルト対を使用することもできる。
断裁部300bには、搬送路300を挟んで断裁刃と押圧部が設けられている。断裁刃は、断裁上刃305と断裁下刃307とが対となって搬送路300の上下に対向して配置されている。断裁上刃305は可動、断裁下刃307は固定である。固定側の断裁下刃307上に位置した冊子BTに対して可動側の断裁上刃305が下降し、両者の間で冊子BTの小口側を断裁する。また、断裁された冊子屑を受ける屑受け320が段裁部300bの下方に設けられている。
押圧部は、可動側の押圧部材306と固定側であるベース308とからなり、搬送路300を挟んで前者は上側、後者は下側にそれぞれ配置されている。ベース308の冊子搬送方向最上流側の縁部には、前記断裁下刃307が固定されている。固定位置は、前記断裁上刃305の刃先と断裁下刃307の刃先で断裁可能な位置に設定されている。断裁上刃305は図示しない駆動機構によって断裁下刃307を越える位置まで下側に駆動され、冊子BTを受け入れる際に障害にならない位置まで上側に駆動される。上側の待機位置が初期位置となる。
ベース308の上側に位置する押圧部材306は、図示しない駆動機構によって上下方向に駆動され、断裁上刃305が下降して冊子BTを断裁する際に冊子BTをベース308側に断裁刃305の近傍で押圧して保持する機能を有する。なお、断裁上刃305及び押圧部材306はそれぞれモータ及び当該モータと連結された減速機構を用いた図示しない駆動機構により駆動されるが、モータと減速機構に代えて油圧により上下方向に駆動するように構成することもできる。
整合部300cは、搬送路300を挟んで下側に位置する下部ユニット300c1及び上側に位置する上部ユニット300c2aを含む。下部ユニット300c1は、固定側の第1の搬送ベルト310、位置決めストッパ317及びガイド板318を備える。第1の搬送ベルト310は、駆動プーリ309aと従動プーリ309bとの間に掛け渡されている。第1の搬送ベルト310の上面はベース308の上面と同一平面上に位置し、冊子BTの搬送の基準面としても機能する。
上部ユニット300c2は、第2の搬送ベルト312、駆動プーリ311a、従動プーリ311b、支持部材313、ガイド軸315、加圧プレート316及び圧縮ばね314を含む。第2の搬送ベルト312は駆動プーリ311aと従動プーリ311bとの間に掛け渡されている。支持部材313は、第2の搬送ベルト312、駆動プーリ311a及び従動プーリ311bを一体的に支持する。ガイド軸315は支持部材の313の上面に取り付けられ、加圧プレート316が上下方向に移動可能に装着されている。また、支持部材313と加圧プレート316との間のガイド軸315には、両者が互いに離れる方向に弾性力を付与する圧縮ばね314が装着されている。第2の搬送ベルト312、駆動プーリ311a、従動プーリ311b、支持部材313、ガイド軸315、及び加圧プレート316は上部ユニット101aとして一体的に上下動可能であり、第1の搬送ベルト310の上面と第2の搬送ベルト312の下面との間の間隔を相対的に変更することができる。
この構成により、第1及び第2の搬送ベルト310,312間で冊子BTを挟み込む際には、両者の間隔を狭めることができる。その際、加圧プレート316と支持部材313間の間隔も変更可能となっているので、第2の搬送ベルト312によって冊子BTの上面を押さえた後、さらに加圧プレート316を下降させると、圧縮ばね314がさらに圧縮され、冊子BTの保持力、あるいは押圧力をより大きくすることができる。なお、上部ユニット300c2の図示しない上下方向の駆動機構は、直接的には加圧プレート316を上下方向に移動させるモータと動力伝達機構と上下方向のガイドを含み、加圧プレート316と支持部材313間の初期間隔のまま加圧プレート316を上下方向に移動させると、上部ユニット300c2全体が上下方向に移動する。また、第2の搬送ベルト312が冊子BTの上面に接触した状態で、さらに加圧プレート316を下方に移動させると、その分、圧縮ばね314が圧縮され、圧縮ばね314による加圧力が生じる。この加圧力が冊子BTの保持力若しくは押圧力となる。
第1の搬送ベルト310は、第2の搬送ベルト312とともに、冊子BTを搬送する機能と、シート整合時のガイドとしての機能も有する。第1及び第2の搬送ベルト310,312はスキュー補正時のガイドとしての機能も兼ねるため、冊子BTと接する面のシートとの摩擦係数が低くなるような材質を使用し、かつ、両搬送ベルト310,312の摩擦係数は同程度に設定されている。これにより、押圧時に冊子上部、下部にかかる力が低く、かつ、上部と下部で同程度となるので、押圧時のずれを低減することができる。
なお、本実施形態においては、第1及び第2の搬送ベルト310,312にガイド手段としてのガイド機能も持たせているが、図8に示すように下側の第1の搬送ベルト310に沿ってガイド板318を設け、当該ガイド板318にガイドとしての機能を持たせ、冊子BTの搬送機能は搬送ローラなどの他の搬送手段を使用することもできる。その際、ガイド板318の上面はベース308の上面と同一平面上に位置し、冊子BTの搬送の基準面としても機能する。また、上側の第2の搬送ベルト312によって冊子BTをガイド板318側に押圧するように構成することも可能である。
また、本実施形態では、下側の第1の搬送ベルト310は固定で上側の第2の搬送ベルト312側が昇降動作するようになっているが、上側の第2の搬送ベルト312側を固定側に、下側の第1の搬送ベルト311側を移動側とすること、あるいは、第1及び第2の搬送ベルト310,312がともに、移動するように構成することもできる。
さらに、整合部300cに設けられた位置決めストッパ317は、冊子搬送方向に移動可能な図示しない移動機構を備え、冊子BTのサイズ、断裁量等の情報に基づいて移動機構によって所定の位置に移動し、冊子BTの背側を当接させて位置決めを行う。なお、移動機構はモータとモータの駆動力伝達機構を含む。
図9ないし図14は、本実施形態における断裁装置の断裁処理動作を示す動作説明図、図15は本実施形態における画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
図15において、本実施形態に係る画像形成システムでは、図1に示したように画像形成装置PRの後段に第1のシート後処理装置1、第2のシート後処理装置(中折り中綴じ装置)2、及び第3のシート後処理装置(断裁装置)3が連結されている。画像形成装置PR及び各シート後処理装置1,2,3はそれぞれCPU(Central Processing Unit)PR1,151,251,351、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/Oインターフェース等を有するマイクロコンピュータをそれぞれ搭載した制御回路PR0,150,250,350を搭載し、通信ポートPR2,161,162、261,262、361を介して制御的に直列に接続されている。さらに、第1ないし第3のシート後処理装置1、2,3の制御回路150,250,350のCPU151,251,351は画像形成装置PRの制御回路PR0のCPU_PR1をメインCPUとしてこのCPU_PR1の制御下におかれ、サブCPUとして機能する。また、画像形成装置PRにはマン−マシンインターフェースとして機能する操作パネルPNが接続され、操作者からの入力及び操作者への表示装置を介しての通知が可能となっている。
すなわち、各シート後処理装置1,2,3の各部は各装置に搭載されたCPU151,251,351によって制御され、システム的な制御は画像形成装置PRのCPU_PR1によって実行される。なお、各装置で実行される制御は、各装置のROMに格納されたプログラムコードを各装置のCPU151、251,351が読み込み、RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。また、第1のシート後処理装置1のCPU151は通信ポート161から画像形成装置PRの通信ポートPR2を介して画像形成装置PRのCPU_PR1と相互に通信可能である。さらに、第2及び第3のシート後処理装置2,3のCPU251,351は、前段の通信ポート及びCPUを介して画像形成装置PRのCPU_PR1と相互に通信可能となっている。このような構成により、画像形成装置PRのCPU_PR1による制御に必要な情報は第3のシート後処理装置3、第2のシート後処理装置2及び第1のシート後処理装置1のCPU351,251,151から画像形成装置PR側に送信され、画像形成装置PRのCPU_PR1からの制御信号は第1のシート後処理装置151、第2のシート後処理装置251、第3のシート後処理装置351へと送信される。
このようにして前記冊子情報は画像形成装置PRのCPU_PR1から第3のシート後処理装置である断裁装置3のCPU351に送信される。断裁装置3のCPU351は、受信した冊子情報に基づいて前述の押圧処理及び断裁処理を実行することになる。
以下、図9ないし図14の動作説明図を参照しながら断裁装置3における動作とそのときの処理について説明する。
図9は冊子BTが断裁装置3内に搬入された直後の状態を示す図である。同図において、冊子BTは入口ガイド板301aから断裁装置3に搬入される。その際、冊子受入口301の下流側直後に設けられた入口センサSN1からの冊子先端検出信号又は中綴じ製本装置2の折り目通過センサ293によってシート束SBの折り目先端検出信号を検知すると、断裁装置3の各部は冊子受け入れ準備動作を開始する。冊子受け入れ準備動作とは上部ユニット300c2を初期位置から下降させる動作である。受け入れ準備動作により、第2の搬送ベルト312の下面と第1の搬送ベルト310の上面との間の間隔がシート搬入時の第1の間隔d1となる位置に移動する。なお、後述するが、第1の間隔d1は、シート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙等の冊子情報から断裁装置3の制御回路350内の図示しないメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU351が決定する。また、間隔d1は冊子BTが搬送ローラ302,303対によって断裁装置3内に搬入された後、第1及び第2の搬送ベルト310,312により搬送可能な摩擦力を付与できる間隔である。すなわち、間隔d1は冊子BTを搬送できるだけの間隔であれば良い。
位置決めストッパ117は、冊子のサイズ、断裁量等の情報によりシートの位置決めを行う位置まで移動する。移動を完了すると、搬送コロ302,303対、第1及び第2の搬送ベルト310,312は回転を開始し、冊子BTの受け入れを開始する。第1及び第2の搬送ベルト310,312は回転の位相を合わせるため、両者の駆動プーリ309a,311aは駆動を連結してある。このような状態で、断裁装置3に搬入された冊子BTの背部(折り目)先端が入口センサSN1で検出されたタイミングから所定の時間経過したタイミングで第1及び第2の搬送ベルト310,312は回転を停止し、冊子BTの先端(折り目若しくは背部剪断)は位置決めストッパ117の所定量手前で停止する。
図10は、停止した冊子を一定の厚さまで押さえ付ける動作を示す動作説明図である。冊子BTが図9の状態で停止した後、上部ユニット300c2は第1の搬送ベルト310の上面と第2の搬送ベルト312の下面との間隔が第2の間隔d2となる位置に下降する。これにより、膨らんで厚みのある冊子BTを一定の高さまで押さえ付ける。なお、第2の間隔d2も、第1の間隔d1と同様に整合間隔としてシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙等の冊子情報に対応して決定される。この状態では、まだ、支持部材313の位置が整合位置に変更されただけである。
図11は、冊子の搬送方向を整合し、スキュー補正を行う動作を示す動作説明図である。図10の状態で、冊子BTが第2の間隔d2に押し込まれ、間隔を第2の間隔d2に維持した状態で、後端ジョガー319を駆動する。後端ジョガー319は、冊子BTの小口側(後端部BT1)を位置決めストッパ317方向に押し、冊子BTの背側(搬送方向先端部BT2)を位置決めストッパ317に突き当てる。これにより、冊子BTの搬送方向の位置決めが行われる。したがって、間隔d2は冊子BTを押さえ、冊子BTにゆがみやひずみが生じない状態で後端ジョガー319により冊子BTを位置決めストッパ317側に移動可能な間隔、すなわち、シート高さを絞り込み、整合処理が可能な間隔である。
なお、冊子BTを位置決めストッパ319に突き当てる手段としては、第1及び第2の搬送ベルト310,312により冊子BTを移動させる方法も採用することが可能である。しかし、第1及び第2の搬送ベルト310,312の搬送力が大きいと冊子BTの表面紙にめくれが発生する場合もある。その場合には、第1及び第2の搬送ベルト310,312により冊子BTに前記めくれが発生しないように搬送力を設定する必要がある。本実施形態では、このようなめくれの発生を避けるために後端ジョガー319を使用している。
図12は冊子を押圧して固定するときの動作を示す動作説明図である。冊子BTが図11のようにして後端ジョガー319によって位置決めストッパ317との間で位置決めされると、上部ユニット300c2をさらに下降させ、第3の間隔d3の位置に移動させる。これにより、冊子BTを下部ユニット300c1側に押圧して冊子BTを第1及び第2の搬送ベルト310,312間で固定する。
その際、第1の搬送ベルト312が冊子BTの上面に当接した後に、加圧プレート316をさらに下降させる。これにより、冊子BTを最小厚に保持した状態で、圧縮ばね314の弾性力が加圧力として冊子BTに加えられる。したがって、加圧プレート316の下降量を変更し、若しくは設定することにより冊子BTに付与される加圧力を制御することができる。上部ユニット300c2の下降量(第1及び第2の搬送ベルト310,312間の間隔)及び加圧プレート316の下降量は、シート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙種(特殊紙等)の冊子情報に対応して決定される。間隔d3は、冊子BTの各シートが伸びた状態で冊子BTを最小厚に押圧し、最終厚さに仕上げるに足る間隔、すなわち、冊子BTを押圧し、固定することが可能な間隔である。
図13は冊子整合後に断裁するときの動作を示す動作説明図である。図12で示したように冊子BTの位置を整合し、押圧して固定した後、断裁上刃305の近傍に設けられた押圧部材306を下降させて冊子BTの断裁位置近傍をベース307の上面に押さえ付け、断裁上刃305を下降させることにより断裁下刃307との間で冊子BTの小口の断裁が行われる。断裁された小口側の冊子片は屑受け320に収容される。また、加圧プレート316の下降量は、押圧部材306が下降して冊子BTの小口側をベース306の上面に押さえる付ける際に、冊子BTの各シート特に表面紙がずれないように保持し、固定できるような押圧力を圧縮ばね314によって付与可能な量である。
図14は断裁終了後の動作を示す動作説明図である。図13に示す断裁が行われた後、断裁上刃105及び押圧部材106が断裁位置から上方の初期位置に待避する。次いで、加圧プレート316及び上部ユニット300c2が上昇し、冊子搬送可能程度の加圧力になるまで冊子BTに加わる圧力を解除する。このときの上方への移動距離は、シート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙質(特殊紙)等の冊子情報に対応して決定される。その後、第1及び第2の搬送ベルト310,312を搬送方向に回転させ、小口が断裁された冊子BTを断裁装置300の機外に排出し、排紙が完了した時点で断裁装置300内の一連の動作が完了する。
なお、第1ないし第3の間隔d1,d2,d3、及び加圧プレート316の下降量について参照するデータベースは、断裁装置3で断裁処理される可能性のある冊子BTのシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙種(特殊紙等)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機により最適な前記間隔d1,d2,d3及び下降量を求めておき、これをデータベース化したものである。例えば、画像形成装置PRのCPU_PR1からシート厚が通常厚(薄紙、通常紙、厚紙と分けた場合の通常紙の厚さ:例えば、メートル坪量g/m2で表される)、シートサイズがA3、綴じ枚数が10枚、紙種が普通紙という冊子情報が断裁装置3のCPU351に送信されてくると、CPU351はメモリのデータベースを参照し、前記冊子情報に対応する第1ないし第3の間隔d1,d2,d3、及び加圧プレート316の下降量を求め、第1ないし第3の間隔d1,d2,d3、及び加圧プレート316の下降量を決定する。これにより、最適な保持力若しくは押圧力で冊子BTを保持した状態で断裁処理が可能となる。
このように保持することにより、冊子BTにおける撓みの発生を抑制するとともに冊子BTを押圧部材で押圧したときのずれの発生を防止し、精度の良いシート処理が可能となる。
図16は本実施形態における後端ジョガーを含むスキュー補正装置の詳細な構成を示す図、図17ないし図20はスキュー補正装置の動作を示す動作説明図である。
同図において、スキュー補正装置400は、後端ジョガー319とこの後端ジョガー319を冊子搬送方向と平行な方向に往復動させる移動機構と、後端ジョガー319に弾性力を付与する弾性力付与機構とからなる。
後端ジョガー319は、後端ジョガー319を所定範囲揺動可能に支持する回転支点401aと、冊子小口に突き当たり、冊子小口を押す突き当て面401bとを有し、ジョガーロット403によって回転支点401aを介して保持されている。後端ジョガー319は回転支点401aに指示された状態で、ジョガーロット403に設けられた突起と後端ジョガー319の後端部の突起との間に張設された復帰ばね402によって常時突き当て面401bが冊子搬送方向に対して垂直になるように弾性力が付与されている。なお、図16に示す後端ジョガー319の位置は、後端ジョガー319の背面側が復帰ばね402の弾性力によってガイドロッド403に設けられたストッパ403aに突き当たった状態である。この位置が後端ジョガー319の初期位置である。
移動機構は、搬送方向に往復可能であってガイドロッド403のガイド軸403bを保持するジョガーケース404と、ジョガーケース404の下部に設けられたラック404aと、ラック404aに噛み合うピニオン411aが駆動軸に取り付けられ、ラック404aに駆動力を与える駆動モータ411とを備えている。これにより、駆動モータ411の回転方向に応じてガイドケース304が冊子搬送方向D1に対して往復移動する。なお、符号403cはガイド軸403bの移動位置を規制するストッパであり、ガイドロッド403の冊子搬送方向(矢印D1方向)のジョガーケース404に対する最大進出位置を規制する。
弾性力付与機構は、ガイドロッド403の後端部に突設されたガイド軸403bを保持し、ガイドロッド403を冊子搬送方向に弾性力によって押し出す3段にわたる弾性力付与部を備えている。弾性力付与部は、冊子搬送方向(矢印D1方向)下流側から内部にばね装着部が形成された第1ガイド406、第2ガイド408及び第3ガイド410を備え、第1ガイド406、第2ガイド408及び第3ガイド410のばね装着部には、それぞれ第1ばね405、第2ばね407及び第3ばね409が装着されている。第1ばね405はガイドロッド403を、第2ばね407は第1ガイド406を、第3ばね409は第2ガイド408をそれぞれ冊子搬送方向下流側に弾性的に押す構成となっている。また、ガイドロッド403と第1ガイド406との間、第1ガイド406と第2ガイド408との間、第2ガイド408と第3ガイド410との間には予め設定されたGAP(ギャップ)1,2,3がそれぞれ設けられている。
なお、この実施形態では、第1ないし第3ばね405,407,409と第1ないし第3ガイド406,408,410が設けられているが、第1ないし第n(nは2以上の整数)ばね及び第1ないし第n(nは2以上の整数)でも良い。これにより、最低段数はn=2の2段であり、実施形態ではn=3の3段であるが、後端ジョガー319への押圧力の必要性と冊子STの枚数やシート厚などに応じてn=4以上とすることもできる。
このよう構成されたスキュー補正装置では、図17に示すように、冊子BTが前段の中綴じ製本装置2から搬送されてくると、冊子BTの先端部BT2が後端ジョガー319の背面部に突き当たり、復帰ばね402の弾性力に抗して後端ジョガー319を、回転支点401aを中心に矢印R1方向に回転させる。
図18に示すように冊子BTが後端ジョガー319を通過し終わると、後端ジョガー319は復帰ばね402によって矢印R2方向に復帰する。このとき後端ジョガー319の背面はガイドロット403のストッパ403aに当たって、この位置で固定される。
次いで、図19に示すように駆動モータ411を矢印R3方向に回転させ、後端ジョガー319を矢印D1方向へ移動させる。これにより、後端ジョガー319の突き当て面319bを冊子BT後端の小口(後端部BT1)に突き当て、冊子BTを小口側から押して移動させる。
図19に示すように冊子BTを小口側から押すと、冊子BTの冊子搬送方向先端部(製本時には背部に相当する)BT2が図10に示すように位置決めストッパ317に突き当たる。その時点で冊子BTは停止する。その後、冊子BTに適正な押圧力をかけるため、CPU351は駆動モータ411を駆動し、ジョガーケース404を移動させ、ガイドロッド403に取り付けられた後端ジョガー319をさらに移動させる。
冊子BTへの押圧力は、第1ばね405、第2ばね407及び第3ばね409の弾性力と、第1ガイド406、第2ガイド408及び第3ガイド410の位置によって決定される。第1ばね405は0.1N〜1N程度、第2ばね407は1N〜3N程度、第3ばね409は3N〜10N程度の弾性力としたとき、冊子BTが少数枚の場合は、第1ばね305だけが撓む範囲まで駆動モータ411を駆動してジョガーケース404を搬送方向(矢印D1方向)に送り込む、これにより0.1N〜1N程度の押圧力で冊子BTを整合することができる。
中枚数では、第1ばね405が撓みきり、ガイドロッド403と第1ガイド406との間のGAP1がなくなり、さらに第2ばね407が撓むことによって、所望の押圧力を確保する。また、多枚数のときはガイドロッド403と第1ガイド406との間のGAP1、第1ガイド406と第2ガイド408との間のGAP2がなくなり第3ばね409だけが撓むことによって所望の押圧力を確保する。
図20は中枚数のときの例であり、GAP1がなくなり、第2ばね407の弾性力で押し込んだ状態を示している。この状態でスキュー補正が完了すると、後端ジョガー319は、第1ばね405の弾性力のみが後端ジョガー319に付与される位置まで、すなわち、図20のGAP1が零の位置からGAP1の隙間が生じる位置まで後退する(矢印D
方向)。これにより、後端ジョガー319が後退したときに冊子BTに図20の押し込み位置からのスプリングバックが生じることがなく、図11から図12に示す冊子BTの押圧固定動作を行うことができる。
なお、シート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙等の冊子情報に応じて第1ないし第3ばね405,407,409のどのばねを使用するかは、装置の仕様によって異なり、前記例は一例である。また、第1ないし第3ばね405,407,409の弾性力も前記値に限定されるものではなく、仕様によって適宜変更される。
この場合も、断裁装置3で断裁処理される可能性のある冊子BTのシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙種(特殊紙等)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機により最適なばねの弾性力とどのばねを使用するかを求めておき、これをデータベース化し、このデータベースを参照して、第1ないし第3のばね405,407,409のいずれを使用するかをCPU651が決定する。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)スキュー補正は図11に示したように、冊子BTの長さを安定させるために冊子BTの厚みをある程度押さえこむように設定したベルトの間隔d2に維持した状態で、後端ジョガー319によって冊子BTの小口側をジョギングし、冊子BTの搬送方向先端部(冊子の背面側)を位置決めストッパ317に当接させることによって位置決め及びスキューの補正を行っている。冊子をBT移動させるには、停止している第1及び第2の搬送ベルト310,312から両者間の間隔d2に応じて反力を受け、摩擦抵抗が生まれる。そこで、この抵抗力よりも大きい力で小口側をジョギングする必要がある。このとき、当然のことながらベルトの摩擦係数はより小さければ摩擦抵抗もより小さくなるので有利になることは言うまでもない。しかし、押圧力は大きければ良いものではなく、大きすぎれば位置決めストッパ317に突き当たってもなお一定量押し込まれるため、冊子BTの先端部BT2のダメージ、冊子小口側の座屈による折れ傷などのダメージ、小口当接部のダメージなどが発生する。
そこで、本実施形態では、後端ジョガー319によって冊子BTの搬送方向後端部を位置決めストッパ317側に押し込んで、冊子BTの先端部BT2を位置決めストッパ317に突き当てる際、後端ジョガー319の冊子BTに対する押し込み量に基づいて押し込み力を変更するようにした。これにより、冊子枚数、シートの厚さ、シートの質などに応じて適才な押し込み力で位置決め及びスキュー補正を行うことが可能となる。
2)1枚〜50枚の冊子に対応するには、押圧力は0.1N程度〜10N程度の範囲で調整が必要になってくる。つまり、冊子の情報(冊子枚数、シート厚、シートサイズ、シートの質)によって必要な押圧力を何種類かに分けて、それに対応するばね力の設定を冊子毎に変更する以外に、冊子にダメージを与えずスキュー補正を正確に行うことはできない。そこで、本実施形態では、後端ジョガー319による押し込み力の調整を複数段にわたって弾性力を付与するばね(第1ないし第3ばね405,407,409)を備え、押し込み力を変更する際、前記第1ないし第3ばね405,407,409の弾性力付与順をまず、第1ばね405、次に第2ばね407、その次に第3ばね409というように変更するので、簡単に押し込み力を調整することができる。すなわち、本実施形態では、押圧用ばねが2段階以上になっており、後端ジョガー319の冊子押し込み量によって、ばねが数段階に分けて加算され、変更することが可能な構成となっている。これにより、冊子情報に合わせて冊子BTの押し込み量を変更し、後端ジョガー319の冊子BTに付与される押圧力を調整することができる。
3)その際、第1ばね405が最も弾性力が弱く、第2ばね407がその次に弱く、第3ばね409がその次に弱くというように複数段にわたるばねの弾性力が後端ジョガーに近いほど弱く設定されているので、押し込み量が少ないほど弱い弾性力が冊子BTに付与されることになり、過剰な力が冊子BTに加わることがない。これにより、前記ダメージの発生を防止することができる。
4)ガイド部材とばねとの関係を第1ないし第3ガイド部材406,408,410同士あるいは第1ガイド部材406と後端ジョガー319というように剛体同士の突き当てが可能なように構成した。これにより、簡単な構成で冊子BTへの押圧力を変更することができる。
5)押し込み量はシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙のいずれか1つの情報を含む冊子情報に基づいて設定されるので、適才な押圧力でスキュー補正が可能になる。
6)画像形成装置PR、第1ないし第3のシート後処理装置1,2,3の第3のシート後処理装置である断裁装置3に本実施形態におけるスキュー補正装置を適用したので、冊子に対しずれやスキューを生じさせることなく位置決め及びスキュー補正を実行することが可能となり、小口断裁などの後処理精度を向上させることができる。
なお、特許請求の範囲におけるシート束は実施形態では、符号SBに、冊子は符号STに、搬送路は符号300に、位置決め手段は位置決めストッパ317に、押し込み力変更手段は第1ないし第3ばね405,407,409、第1ないし第3ガイド部材406,408,410、駆動モータ411及びCPU351に、突き当て手段は位置決めストッパ317と後端ジョガー319に、弾性力付与手段は第1ないし第3ばね405,407,409とガイド軸303bと第1ないし第3ガイド部材406,408,410に、第1ないし第n(nは2以上の整数)のばねは第1ないし第3ばね405,407,409に、第1ないし第n(nは2以上の整数)のガイド部材は第1ないし第3ガイド部材406,408,410に、冊子の押し込み量に関する情報は冊子情報(シート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙等の情報)に、画像形成システムは画像形成装置PR、第1ないし第3のシート後処理装置1,2,3に、第3のシート処理装置は断裁装置に、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 第1のシート後処理装置
2 第2のシート後処理装置(中綴じ装置)
3 第3のシート後処理装置(断裁装置)
300 搬送路
303b ガイド軸
317 位置決めストッパ
319 後端ジョガー
351 CPU
405 第1ばね
406 第1ガイド部材
407 第2ばね
408 第2ガイド部材
409 第3ばね
410 第3ガイド部材
411 駆動モータ
PR 画像形成装置
SB シート束
特許第3472772号号公報

Claims (10)

  1. シート束を折って形成された冊子が搬送される搬送路と、
    前記冊子の搬送方向先端部が突き当たり、前記搬送路に対して進出後退可能に配置された位置決め手段と、
    前記冊子の搬送方向後端部を押し、当該冊子を前記位置決め手段側に移動させて前記冊子の先端部を前記位置決め手段に突き当てる突き当て手段と、
    前記冊子に対する前記突き当て手段の押し込み量に基づいて前記突き当て手段によって前記冊子を前記位置決め手段側に押し込む力を変更する押し込み力変更手段と、
    を備えたスキュー補正装置。
  2. 請求項1記載のスキュー補正装置であって、
    前記突き当て手段が、
    前記冊子の後端部に突き当たり、当該冊子を押し込む後端ジョガーと、
    前記後端ジョガーに対して複数段にわたって弾性力を付与する弾性力付与手段と、
    を備え、
    前記押し込み力変更手段は、前記押し込み力を変更する場合、前記複数段にわたる弾性力付与手段による弾性力が前記後端ジョガーに近い側から遠い側へと順次加算し、弾性力を付与すること
    を特徴とするスキュー補正装置。
  3. 請求項1記載のスキュー補正装置であって、
    前記突き当て手段が、
    前記冊子の後端部に突き当たり、当該冊子を押し込む後端ジョガーと、
    前記後端ジョガーに対して複数段にわたって弾性力を付与するばね手段と、
    を備え、
    前記押し込み力変更手段は、前記押し込み力を変更する場合、前記後端ジョガーの冊子押し込み量によって前記ばね手段の弾性力を数段階に分けて加算し、弾性力を付与すること
    を特徴とするスキュー補正装置。
  4. 請求項2記載のスキュー補正装置であって、
    前記弾性力付与手段が、
    前記後端ジョガーの冊子搬送方向上流側に設けられたガイド軸と、
    前記ガイド軸にスライド可能に装着された複数のガイド部材と、
    前記複数のガイド部材のそれぞれに設けられ、前記後端ジョガーを前記冊子搬送方向下流側に弾性的に押す複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記複数の弾性部材の弾性力が前記後端ジョガーに近い側ほど弱く設定されていること
    を特徴とするスキュー補正装置。
  5. 請求項4記載のスキュー補正装置であって、
    前記押し込み力が大きくなるにしたがって前記後端ジョガーに近い側のガイド部材に設けられた弾性部材が先に縮んで順次後端ジョガーに近い側のガイド部材から移動方向下流側の部材に突き当たり、当該突き当たったガイド部材に設けられた弾性部材の弾性力とその次に近いガイド部材に設けられた弾性部材の弾性力が加算され、前記ジョガーに付与されること
  6. 請求項4記載のスキュー補正装置であって、
    前記弾性部材が第1ないし第n(nは2以上の整数)のばねを含み、
    前記ガイド部材が少なくとも第1ないし第n(nは2以上の整数)のガイド部材を含み
    前記第1のガイド部材には前記第1のばねが装着されて前記後端ジョガーを弾性的に押し、第nのガイド部材には前記第nのばねが装着されてn−1のガイド部材を弾性的に押し、前記後端ジョガーによって前記冊子を押し込む際、前記後端ジョガーを押す力が大きくなるにしたがって前記第1ないし前記第nのばねの弾性力が順次加算されること
    を特徴とするスキュー補正装置。
  7. 請求項4記載のスキュー補正装置であって、
    前記後端ジョガーは、前記冊子を押し込んで実行するスキュー補正動作を終了すると、前記後端ジョガーに最も近い弾性部材の弾性力のみが作用する位置まで後退すること
    を特徴とするスキュー装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のスキュー補正装置であって、
    前記押し込み量はシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、特殊紙のいずれか1つの情報を含む冊子情報に基づいて設定されること
    を特徴とするスキュー補正装置。
  9. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のスキュー補正装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  10. 搬送路に沿ってシート束を折って形成された冊子を搬送する工程と、
    前記搬送路に対して進出後退可能に配置された位置決め手段に前記冊子の搬送方向先端部を突き当てる工程と、
    前記位置決め手段に突き当たった前記冊子を、搬送方向後端部から突き当て手段によって前記位置決め手段側に押し込み、前記冊子のスキューを補正する工程と、
    前記冊子の押し込み量に関する情報に基づいて前記突き当て手段の前記冊子に対する押し込み量を設定し、当該押し込み量に基づいて前記突き当て手段の前記冊子への押し込み力を変更する工程と、
    を備えたスキュー補正方法。
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