JP2012530024A - エスカレータ用デュアルソレノイドメイン駆動シャフトブレーキ - Google Patents

エスカレータ用デュアルソレノイドメイン駆動シャフトブレーキ Download PDF

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Abstract

乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキは、ブレーキエレメント、アクチュエータ及びカウンタアクチュエータを備える。アクチュエータは、異常時又は緊急時に、ブレーキエレメントを解放し、乗客コンベアの運転を停止するように非通電とされる。通電されたカウンタアクチュエータにより、ブレーキエレメントの解放が許容され、例えば、アクチュエータに対する電力の損失により生じる意図しないブレーキエレメントの解放がアクチュエータにより阻止される。

Description

本発明は、乗客コンベアのブレーキシステムに関し、特に、緊急時や他の異常事態発生時に乗客コンベアを停止させるために使用されるメイン駆動シャフトブレーキに関する。
動く歩道やエスカレータなど従来の乗客コンベアは、閉ループに沿って移動する一連のパレットやステップを有する。乗客コンベアが所定の経路を移動する間、乗客は乗客コンベアのステップ上に立っているかステップ上を歩くことができる。通常、ステップは、ステップを前進させるステップチェーンに接続にされる。具体的には、駆動シーブによりステップチェーンが移動し、これにより、ステップが移動してステップ上の乗客が所定の経路に沿って移動する。エスカレータの場合、経路は、閉ループ状をなして下方位置と上方位置との間に延び、再び下方位置へと戻る。動く歩道は、上り勾配や下り勾配の経路を有していてもよく、また実質的に平坦の経路を有していてもよい。また、対向する方向に移動する一対の動く歩道を平行に配した構成とする場合もある。
特定の目的のために、乗客コンベアはマシンブレーキ及びメイン駆動シャフトブレーキの双方を有する場合がある。マシンブレーキは、通常運転下におけるステップチェーンのさらなる移動を防ぐように機能する。例えば、乗客コンベアが修理等のために停止されたとき、マシンブレーキは、ステップチェーンを停止してステップを静止状態に保持する。補助ブレーキとも呼ばれメイン駆動シャフトブレーキは、付加的なブレーキシステムであり、乗客コンベアの損傷や乗客の事故等を防ぐためにステップチェーンの移動を停止させるように機能する。
本発明の一実施例は、乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキに関する。メイン駆動シャフトブレーキは、ブレーキエレメント、アクチュエータ及びカウンタアクチュエータを備える。ブレーキエレメントは、乗客コンベアシステムの駆動機構の動きを停止させる。アクチュエータは、ブレーキエレメントに接続され、ブレーキエレメントの起動を制御する。アクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、アクチュエータに供給される電力によりブレーキエレメントが準備状態に保持され、非通電モードでは、アクチュエータに対する電力の喪失によりアクチュエータがブレーキエレメントを解放し、これにより、乗客コンベアシステムの駆動機構の動きを停止させる。カウンタアクチュエータは、アクチュエータに接続される。カウンタアクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、カウンタアクチュエータに供給された電力によりカウンタアクチュエータがアクチュエータを妨害しないように保持され、非通電モードでは、電力の喪失によりカウンタアクチュエータがブレーキエレメントの解放をブロックする。
他の実施例では、メイン駆動シャフトブレーキは、ブレーキエレメント、リリースレバー、アクチュエータ及びカウンタアクチュエータを備える。リリースレバーは、ブレーキエレメントに接続され、該ブレーキエレメントを上昇した準備位置に保持し、又は乗客コンベアの移動を停止すべくブレーキエレメントを解放する。アクチュエータは、リリースレバーに隣接する第1のコイルと、該第1のコイルへと延びる第1のストロークと、を有する。第1のストロークは、さらに第1のコイルへと移動可能であり、これによりリリースレバーがブレーキエレメントを解放する。カウンタアクチュエータは、アクチュエータに対向して配される。カウンタアクチュエータは、第2のコイルと、該コイルへと延びる第2のストロークと、を有する。第2のストロークは、ばねにより付勢され、電力喪失により第2のストロークは第1のストロークがさらに第1のコイルへと移動しないように第1のストロークをブロックし、これにより、ブレーキエレメントの解放を阻止する。
本発明の他の実施例は、乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキを制御する方法に関する。該方法は、ブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを上昇位置に保持する通電状態において又はブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを下降位置へと解放する非通電状態においてブレーキエレメントを制御するステップを含む。さらに、該方法は、ライン電力喪失に応じてブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを解放しないようにブレーキアクチュエータを抑制するステップを含む。
本発明のさらに別の実施例は、乗客コンベアに関し、該乗客コンベアは、駆動機構と、駆動シーブと、メイン駆動シャフトブレーキと、を備える。駆動シーブは、駆動機構と接触して動きを伝える。メイン駆動シャフトブレーキは駆動シーブに対応する。メイン駆動シャフトブレーキは、駆動シーブの回転を停止するブレーキエレメントと、ブレーキエレメントの起動を制御するアクチュエータと、ブレーキエレメントの意図しない起動をブロックするカウンタアクチュエータと、を備える。
本発明によるメイン駆動シャフトブレーキに用いられる駆動シーブを示すため一部を想像線で図示した乗客コンベアの概略図。 メイン駆動シャフトブレーキの一実施例を示す側面図。 ブレーキ準備位置つまり上昇位置にある図2のメイン駆動シャフトブレーキを示す断面図。 解放位置つまり下降位置にある図3のメイン駆動シャフトブレーキを示す断面図。 制限位置つまりブレーキブロック位置にある図3,4のメイン駆動シャフトブレーキを示す断面図。 ブレーキ準備位置つまり上昇位置にあるメイン駆動シャフトブレーキの他の実施例を示す断面図。 解放位置つまり下降位置にある図3のメイン駆動シャフトブレーキを示す断面図。 制限位置つまりブレーキブロック位置にある図3,4のメイン駆動シャフトブレーキを示す断面図。
図1は、乗客コンベア10の概略図であり、補助ブレーキシステムつまりメイン駆動シャフトブレーキ14を有する駆動シーブ12Aを図示すべく一部分を想像線で示している。図1に乗客コンベア10、駆動シーブ12A、ガイドシーブ12B、メイン駆動シャフトブレーキ14、ステップチェーン16及びステップ18を示す。駆動シーブ12Aによりステップチェーン16が前方に移動し、これにより、乗客コンベア10のステップ18が閉ループに沿って前進する。緊急事態や他の異常事態が発生した場合、メイン駆動シャフトブレーキ14は、駆動シーブ12Aの移動を直接停止させることにより、乗客コンベア10の後退を止める。
図示した実施例では、乗客コンベア10は、駆動シーブ12A及びガイドシーブ12Bを有するエスカレータである。駆動シーブ12Aは、乗客コンベア10の上部ランディング(踊り場)に位置し、モータに接続されている。ガイドシーブ12Bは、乗客コンベア10の下部ランディングに位置し、モータに直接対応していない。上部ランディングにおいて、メイン駆動シャフトブレーキ14は、駆動シーブ12Aに隣接して該シーブに接続されている。ステップチェーン16は、駆動シーブ12A及びガイドシーブ12Bの外周面に沿って延び、上部及び下部ランディング間に延びる閉ループを形成する。駆動シーブ12Aは、ステップチェーン16のチェーンリンクと係合する歯つまりスプロケットを有し、ステップチェーン16との十分な係合を確保する。複数のステップ18は、乗客を運ぶ上面と、閉ループに沿ってステップチェーン16とともに移動するようにステップチェーン16に接続された底面と、を有する。乗客コンベア10をエスカレータとして図示しているが、メイン駆動シャフトブレーキ14は、エスカレータの用途に限定されず、動く歩道など他のシステムに適用され得る。
乗客コンベア10の通常運転中は、駆動シーブ12Aはステップチェーン16と係合して回転する。ステップチェーン16に付与される前進運動により、上部及び下部ランディング間をステップチェーン16及びステップ18が移動する。ステップ18は、上部及び下部ランディング間を閉ループに沿って移動する。ステップ18は、ステップチェーン16の上方に位置し、かつ一の移動方向に移動すると、乗客が上方又は下方へと運ばれる。ステップチェーン16の下方に位置し(又は乗客の使用に供していないその他の場合)、かつ上部及び下部ランディング間を戻り方向に移動している際、ステップ18は乗客を運ぶことなく、乗客側における閉ループの始点へと戻る。過速度や意図しない反転移動などの異常事態が発生すると、メイン駆動シャフトブレーキ14が起動する。メイン駆動シャフトブレーキ14の起動により、駆動シーブ12Aの下方への移動が阻止され、ステップチェーン16及びステップ18の移動が止まる。
図2は、メイン駆動シャフトブレーキ14Aの一実施例を示す側面図である。図2は、駆動シーブ12A、メイン駆動シャフトブレーキ14A、ブレーキディスク20、ブレーキくさび22、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32及び第3のばね33を図示する。メイン駆動シャフトブレーキ14Aは、異常時に乗客コンベア10を停止させるように構成されたデュアル(二重)ソレノイド式の電気機械システムである。
駆動シーブ12Aにブレーキディスク20が取り付けられる。ブレーキディスク20及び駆動シーブ12Aの一方の側にはメイン駆動シャフトブレーキ14Aが位置し、該ブレーキは、ブレーキくさび22、リリースレバー24、リリースソレノイド26及びばね30,32,33を有する。ブレーキくさび22は、駆動シーブ12Aに隣接する第1の側と、リリースレバー24に接続された第2の側と、を有する。リリースレバー24は、駆動シーブ12A及びブレーキくさび22の近傍にベース部を有するとともに、該ベース部から延びてリリースソレノイド26に接続されるアームを有する。リリースソレノイド26は、リリースレバー24のアームの下方でかつラインソレノイド28の上方に位置する。リリースソレノイド26及びラインソレノイド28は互いに接続され、共通のソレノイドハウジングを共有し得る。しかし、これに限定されず、他の構成としてもよい。第1のばね30は、リリースレバー24のベース部に接続され、第2のばね32は、ラインソレノイド28の底部に接続され、第3のばね33は、第1のばね30に隣接してブレーキくさび22の底部に接続される。
メイン駆動シャフトブレーキ14Aは、ブレーキの解放に向けて付勢され、リリースソレノイド26によって解勢(相殺)されるばね式システムである。第1のばね30は、リリースレバー24を枢動させるように付勢され、第3のばね33は、駆動シーブ12Aとのインタフェースへとブレーキくさび22を押し付けるように付勢される。リリースレバー24は、ラッチを有し、該ラッチはブレーキくさび22に係合して、ブレーキくさび22を上昇位置つまり「ブレーキ準備」位置に保持する。ブレーキくさび22が保持されていない場合は、駆動シーブ12Aは自由に回転し、ステップチェーン16(図示せず)と係合する。リリースソレノイド26によって、リリースレバー24が上昇位置に水平に保持される。リリースソレノイド26に供給される電力によりリリースレバー24が水平に保持され、これによりブレーキくさび22が上昇位置に保持される。これについては、図3,4を参照して以下により詳細に説明するように、緊急事態や他の異常事態が発生してメイン駆動シャフトブレーキ14の起動が望まれる場合に、リリースソレノイド26に対する電力が意図的に遮断される。電力の供給が遮断されると、リリースソレノイド26はリリースレバー24を水平位置に保持できず、第1のばね30がリリースレバー24を枢動させる。リリースレバー24が枢動すると、ブレーキくさび22が駆動シーブ12Aに沿って保持されなくなる。第3のばね33は、駆動シーブ12Aと係合するようにブレーキくさび22を押し付け、これにより、乗客コンベア10のステップチェーン16の移動が停止する。
従来のシステムでは、異常時による意図的な電力喪失及び電力異常等による意図的でない電力喪失の双方の場合に、リリースソレノイド26に対する電力が遮断され、これにより、リリースレバー24によりブレーキくさび22が下降していた。意図していないメイン駆動シャフトブレーキ14Aの起動は望ましいものではない。本発明において、ラインソレノイド28及び第2のばね32を付加することにより、リリースソレノイド26に対する電力が意図的に遮断された場合でも、リリースレバー24の意図しない解放を抑止しつつ、メイン駆動シャフトブレーキ14Aを正常に起動することが可能となる。電源異常や停電などの意図的でない電力喪失が生じた場合、第2のばね32により付勢されるラインソレノイド28は、リリースレバー24とリリースソレノイド26とが非係合となるのを防ぐ。リリースソレノイド26とラインソレノイド28との間の相互作用については、図3〜5を参照して以下に詳細に説明する。
図3は、ブレーキ準備状態にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Aの断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストロークつまりプランジャ34、第2のストロークつまりプランジャ36A、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48A、バッファ50A、アーム52、ベース部54が含まれる。図3では、第1のばね30の付勢は、図示したブレーキ準備状態において、メイン駆動シャフトブレーキ14Aを保持するリリースソレノイド26からの電磁気により相殺される。
リリースレバー24とリリースソレノイド26との間に第1のストローク34が延在する。リリースソレノイド26及び第1のストローク34に対向して、つまり対象的にラインソレノイド28及び第2のストローク36Aが配置される。第1のストローク34はリリースレバー24に隣接し、第1のコイル38へと延びている。第2のストローク36Aは、第2のばね32から第2のコイル40へと延びている。第1のコイル38及び第2のコイル40は、互いに隣接して、リリースソレノイド26とラインソレノイド28とを接続している。第1のストローク34及び第2のストローク36Aが第1のコイル38及び第2のコイル40の中心に位置する開口部46へと延びるように、第1のストローク34は、第1の側42から第1のコイル38へと延び、第2のストローク36Aは、第2の側44から第2のコイル40へと延びている。開口部46の概ね中心にはスペース48Aが存在する。スペース48Aに隣接して第2のストローク36Aにはバッファ50Aが接続される。バッファ50Aは、例えばプラスチックなどの非磁性材料からなる。リリースレバー24は、ベース部54の一方の側から延びるアーム52を有し、アーム52は、第1のストローク34に隣接して該ストロークの上方に位置し、ベース部54は、第1のばね30に接続される。
図3において、電力は、リリースソレノイド26の第1のコイル38及びラインソレノイド28の第2のコイル40の双方へと独立して供給される。第1のコイル38が受けた電力は、第1のストローク34をラインソレノイド28から離間させて外側に引っ張るように用いられる。同様に、第2のコイル40が受けた電力は、第2のストローク36Aをリリースソレノイド26から離間させて外側に引っ張るように用いられる。リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に通電することにより、開口部46のスペース48Aを解放し、これにより、メイン駆動シャフトブレーキ14Aがブレーキ準備位置へと移動する。第1のコイル38の電磁力により、第1のストローク34が第1の側42から上方に引き上げられ、これにより、アーム52が水平位置(つまり、実質的に直交位置)に保持される。アーム52がこの水平位置に保持されるときは、第1のばね30及び第3のばね33のばね力は相殺されている。同様に、第2のコイル40の電磁力により、第2のストローク36Aが第2の側44から第2のばね32に向けて下方へと押しやられ、これにより、第2のばね32のばね力が相殺される。この上昇位置では、リリースソレノイド26及びラインソレノイド28の双方が通電されており、電力が遮断された場合にその状態を変化させる準備ができている。
図4は、ブレーキ解放つまり落下位置にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Aの断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストローク34、第2のストローク36A、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48A、バッファ50A、アーム52、ベース部54が含まれる。図4に示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素は、図3を参照して説明したように接続される。メイン駆動シャフトブレーキ14Aは、リリースソレノイド26の第1のコイル38に供給された電力が第1のばね30及び第3のばね33を相殺させて、ブレーキくさび22を上昇位置に保持するアクティブ(能動)システムである。図4では、リリースソレノイド26の第1のコイル38に供給される電力が遮断され、これにより、第1のばね30によってリリースレバー24が枢動し、駆動シーブ12Aとのインタフェースに対してブレーキくさび22を移動させるように第3のばね33が作用する。
乗客コンベア10の運転を停止させることが望ましいときは、リリースソレノイド26の第1のコイル38に対する電力の供給が意図的に停止される。第1のコイル38に対する電力の停止は、電磁力の反作用を無効にし、したがって、第1のストローク34がラインソレノイド28に向かって開口部46内へとさらに下降し、スペース48Aを占有する。これと実質的に同時に、第1のばね30は、ベース部54を上方に押し上げ、これにより、リリースレバー24が枢動し、アーム52が水平位置から外れて下方へと移動する。これにより、第3のばね33がブレーキくさび22を付勢する。メイン駆動シャフトブレーキ14Aを適用すべく、リリースソレノイド26に対する電力が意図的に遮断されたときには、ラインソレノイド28の第2のコイル40に電力が供給され続ける。したがって、ブレーキくさび22の適用は、リリースソレノイド26に対する電力の停止及びラインソレノイド28に対する継続的な電力の供給に依存する。リリースレバー24により下降するブレーキくさび22を含むメイン駆動シャフトブレーキ14Aは、再設定可能である。リリースソレノイド26が再度通電されると、第1のコイル38は第1のストローク34を上方に押し上げ、アーム52が第1のストローク34に対して直交し、ブレーキくさび22が上昇し、メイン駆動シャフトブレーキ14Aが再びブレーキ準備状態となる。
図5は、ブレーキブロック位置にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Aの断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストローク34、第2のストローク36A、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48A、バッファ50A、アーム52、ベース部54が含まれる。図5に示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素は、図3を参照して説明したように接続される。メイン駆動シャフトブレーキ14Aは、ラインソレノイド28を有し、リリースソレノイド26の意図しない解放を防ぐ。図5では、リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に対する実質的に同時の電力遮断(喪失)により第2のばね32及び第2のストローク36Aは、開口部46のスペース48A内に第1のストローク34が解放されることによって生じるリリースレバー24の移動を阻止する。
電力障害(停電)時において、リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に対する電力が意図的でなく停止する。ラインソレノイド28を有さない従来のシステムでは、電力障害は、リリースソレノイド26の電力が遮断された場合の意図的な電力停止と同様に、リリースレバー24を下降させ、ブレーキくさび22により駆動シーブ12Aの回転及び乗客コンベア10の運転が停止され得る。メイン駆動シャフトブレーキ14Aでは、リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に対する実質的に同時の電力遮断(喪失)により、第1のコイル38及び第2のコイル40の電磁力の反作用が無効となる。第1のコイル38は、もはや、第1のストローク34が開口部46へと降下することを妨げない。しかし、第2のストローク36Aは、第1のストローク34よりも迅速かつ強制的にスペース48Aへと移動する。より具体的には、第2のばね32の付勢により第2のストローク36Aが開口部46へとリリースソレノイド26に向けて上方に押し上げられる。第2のストローク36Aのバッファ50Aは、スペース48Aを占有し、第1のストローク34がスペース48Aを占有するのを防ぐ。その結果、リリースレバー24は、上昇位置、つまりアーム52が第1のストローク34に対して実質的に直交する位置に留まり、ベース部54はブレーキくさび22をラッチ(保持)し続ける。スペース48Aの寸法は、第1のストローク34又は第2のストローク36A上のバッファ50Aのいずれかがスペース48Aを占有し得るように設定されており、双方がスペース48Aを占有することはない。第2のばね32の付勢力は、第1のばね30の付勢力よりも強く、したがって、第2のストローク36Aは、電力障害の場合に第1のストローク34の移動を阻止(ブロック)する。第2のストローク36Aの反応時間は、第1のストローク34と比べてより早いため、第2のストローク36Aは、第1のストローク34よりも先にスペース48Aを占有する。ラインソレノイド28は、意図しないリリースレバー24の降下及びブレーキくさび22の適用を防ぐフェールセーフシステムからなる。
図6は、ブレーキ準備位置つまり上昇位置にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Bの他の実施例の断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストローク34、第2のストローク36B、ストローク延長部37、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48B、バッファ50B、アーム52、ベース部54が含まれる。メイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素は、メイン駆動シャフトブレーキ14Aの構成要素と同様に配設され機能する。実際には、図6〜9に図示した実施例においては、図3〜5に図示した実施例と同様の構成要素については同様符号を用いており、その大部分の説明は図3〜5に示す実施例についての説明により既になされている。メイン駆動シャフトブレーキ14Bとメイン駆動シャフトブレーキ14Aとの相違点について以下に簡潔に述べる。
メイン駆動シャフトブレーキ14Bの構造的な相違点は、ストローク延長部37を有する第2のストローク36Bと、スペース48B及びバッファ50Bの位置である。図6に示すメイン駆動シャフトブレーキ14Bにおいて、ストローク延長部37は、逆L字形の形状を有し、第2のストローク36Bの一方の端部から第2のコイル40から離間する方向へと水平に延び、次いで、ラインソレノイド28及びリリースソレノイド26の外側部分に隣接して第2のストローク36Bと実質的に平行をなして、アーム52の方向へと実質的に垂直に延びる。ストローク延長部37は、アーム52の底面に達するときに第1のストローク34から離間して実質的に平行をなしている。バッファ50Bは、アーム52の底面に隣接してストローク延長部37の上部に位置する。バッファ50Aと同様に、バッファ50Bは、例えばプラスチックなどの非磁性材料からなる。スペース48Bは、バッファ50Bとアーム52の底面との間に位置する。スペース48Bの寸法は、バッファ50B又はアーム52の一部のいずれかがスペース48Bを占有し得るように設定されており、双方が占有することはできない。
メイン駆動シャフトブレーキ14Bの機能面での相違点は、スペース48B及びバッファ50Bの位置に起因する。リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に通電することにより、メイン駆動シャフトブレーキ14Bがブレーキ準備位置に位置する。第2のコイル40の電磁力により、第2のストローク36Bが第2の側44から下方へと第2のばね32に向かって引っ張られて第2のばね32のばね力を相殺する。第2のストローク36Bが下方に押しやることにより、ストローク延長部37及びバッファ50Bが下方に移動して、これにより、バッファ50Bとアーム52との間のスペース48Bが解放される。この上昇位置において、電力供給が遮断された場合に、第2のストローク36A及びラインソレノイド28に通電されて、状態を変化させる準備が整っている。
図7は、解放位置つまり下降位置にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Bの実施例を示す断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストローク34、第2のストローク36B、ストローク延長部37、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48B、バッファ50B、アーム52、ベース部54が含まれる。図7に示すメイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素は、図3及び図6を参照して前述したように接続される。
第1のコイル38に対する電力の停止は、電磁力の反作用を無効にし、したがって、第1のストローク34がラインソレノイド28に向けて開口部46へとさらに下降する。これと実質的に同時に、第1のばね30はアーム52を水平位置(直交位置)から下方へとスペース48Bに押し下げてバッファ50Bと接触させる。実質的に同時に、第1のばね30は、ベース部54を上方に押し上げ、これにより、リリースレバー24が枢動し、アーム52が水平位置(直交位置)から外れて下方へと移動する。これにより、第3のばね33がブレーキくさび22を付勢する。メイン駆動シャフトブレーキ14Bを適用すべく、リリースソレノイド26に対する電力が意図的に遮断された場合、電力はラインソレノイド28の第2のコイル40に供給され続ける。したがって、図4に示したメイン駆動シャフトブレーキ14Aの場合と同様に、ブレーキくさび22の適用は、リリースソレノイド26に対する電力の停止及びラインソレノイド28に対する継続的な電力の供給に依存する。メイン駆動シャフトブレーキ14Bも再設定可能である。リリースソレノイド26が再度通電されると、第1のコイル38は第1のストローク34を上方に押し上げ、アーム52が第1のストローク34に対して直交して、もはやスペース48Bを占有しない。このように配置されると、メイン駆動シャフトブレーキ14Bは、再びブレーキ準備状態となり、ブレーキくさび22を上昇位置つまり準備位置に保持する。
図8は、ブレーキブロック位置つまり抑制位置にあるメイン駆動シャフトブレーキ14Bの実施例を示す断面図である。図示したメイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素には、リリースレバー24、リリースソレノイド26、ラインソレノイド28、第1のばね30、第2のばね32、第1のストローク34、第2のストローク36B、ストローク延長部37、第1のコイル38、第2のコイル40、第1の側42、第2の側44、開口部46、スペース48B、バッファ50B、アーム52、ベース部54が含まれる。図8に示すメイン駆動シャフトブレーキ14Bの構成要素は、図3及び図6を参照して前述したように接続される。
メイン駆動シャフトブレーキ14Bにおいて、リリースソレノイド26及びラインソレノイド28に対する実質的に同時の電力遮断(喪失)により、第1のコイル38及び第2のコイル40の電磁力の反作用が無効となり、第1のコイル38は、もはや、第1のストローク34が開口部46へと降下することを妨げていない。しかし、ストローク延長部37に取付けられたバッファ50Bは、スペース48Bへと移動して、アーム52がスペース48Bを占有するのを阻止する。より具体的には、第2のばね32の付勢により、バッファ50Bが取付けられたストローク延長部37を有する第2のストローク36Bが上方へと押し上げられる。バッファ50Bが占有することによって、アーム52がスペース48Bへと下降し得ないため、リリースレバー24は、ブレーキくさび22をラッチ(保持)し続け、ブレーキくさび22を上昇位置に保持する。第2のばね32の付勢力は、第1のばね30の付勢力よりも強く、したがって、第2のストローク36Bは、電力障害の場合にアーム52の移動を阻止(ブロック)する。第2のストローク36Aの反応時間は、第1のばね30又はリリースレバー24よりも早いため、第2のストローク36Bは、リリースレバー24よりも先にスペース48Aを占有する。ラインソレノイド28は、リリースレバー24の意図しない降下及びブレーキくさび22の適用を防ぐフェールセーフシステムからなる。
好ましい実施例を参照して本発明を説明したが、当業者であれば本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更や修正がなされることを理解されるであろう。

Claims (24)

  1. 乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキであって、
    乗客コンベアシステムの駆動機構の動きを止めるブレーキエレメントと、
    ブレーキエレメントの起動を制御するようにブレーキエレメントに接続されたアクチュエータと、
    アクチュエータに接続されたカウンタアクチュエータと、
    を備え、
    アクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、アクチュエータに供給される電力によりブレーキエレメントが準備状態に保持され、非通電モードでは、アクチュエータに対する電力の喪失によりアクチュエータがブレーキエレメントを解放し、これにより、乗客コンベアシステムの駆動機構の動きを停止させ、
    カウンタアクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、カウンタアクチュエータに供給された電力によりカウンタアクチュエータがアクチュエータを妨害しないように保持され、非通電モードでは、電力の喪失によりカウンタアクチュエータがブレーキエレメントの解放をブロックすることを特徴とするメイン駆動シャフトブレーキ。
  2. 乗客コンベアシステムがエスカレータ又は動く歩道であることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ。
  3. アクチュエータ及びカウンタアクチュエータは、第1のソレノイド及び第2のソレノイドであることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ。
  4. アクチュエータ及びカウンタアクチュエータは、さらに、第1のコイル及び第2のコイルを含むことを特徴とする請求項3に記載のブレーキ。
  5. カウンタアクチュエータは、アクチュエータによりブレーキエレメントの解放をブロックする非磁性のバッファを含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ。
  6. ブレーキはブレーキエレメントが解放された後、再設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ。
  7. 乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキであって、
    ブレーキエレメントと、
    ブレーキエレメントに接続され、該ブレーキエレメントを上昇した準備位置に保持し、又は乗客コンベアの移動を停止すべくブレーキエレメントを解放するリリースレバーと、
    リリースレバーに隣接する第1のコイルと、該第1のコイルへと延びる第1のストロークと、を有するアクチュエータと、
    アクチュエータに対向して配され、第2のコイルと、該コイルへと延びる第2のストロークと、を有するカウンタアクチュエータと、
    を備え、
    第1のストロークは、さらに第1のコイルへと移動可能であり、これによりリリースレバーがブレーキエレメントを解放し、
    第2のストロークは、ばねにより付勢され、電力喪失により第2のストロークは第1のストロークがさらに第1のコイルへと移動しないように第1のストロークをブロックし、これにより、ブレーキエレメントの解放を阻止することを特徴とするブレーキ。
  8. 第2のストロークは、ばねと対向する側にバッファ端部を有し、電力喪失により第2のストロークのバッファ端部が第1のストロークをブロックすることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  9. バッファ端部は非磁性材からなることを特徴とする請求項8に記載のブレーキ。
  10. 第1のコイルに供給される電力により、第1のストロークが第2のコイルから離間して移動することを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  11. 第2のコイルに供給される電力により、第2のストロークが第1のコイルから離間するように移動することを特徴とする請求項10に記載のブレーキ。
  12. 第1のコイルと第2のコイルとの間のスペースは、第1のストローク及び第2のストロークの一方だけが、所定の時間の間、該スペースを占有するように寸法調節されることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  13. リリースレバーは、ベース部と、該ベース部の一方の側から延びるアームと、を有し、ベース部は、リリースばね及びブレーキエレメントに接続され、アームは、アクチュエータに接続されることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  14. ブレーキエレメントはくさびブレーキであることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  15. アクチュエータはリリースソレノイドからなり、カウンタアクチュエータはラインソレノイドからなることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  16. 乗客コンベアシステムがエスカレータ又は動く歩道であることを特徴とする請求項7に記載のブレーキ。
  17. 乗客コンベアのメイン駆動シャフトブレーキを制御する方法であって、
    ブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを上昇位置に保持する通電状態において又はブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを下降位置へと解放する非通電状態においてブレーキエレメントを制御するステップと、
    ライン電力喪失に応じてブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを解放しないようにブレーキアクチュエータを抑制するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  18. 前記ブレーキアクチュエータを抑制するステップは、ライン電力喪失に応じてのみ非通電となるようにアクチュエータを通電状態に維持するステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. ライン電力喪失によりブレーキアクチュエータ及びカウンタアクチュエータが概ね同時に非通電となり、
    カウンタアクチュエータは、ブレーキアクチュエータがメイン駆動シャフトブレーキを解放することを抑制することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. アクチュエータに再通電することによりメイン駆動シャフトブレーキ及びブレーキアクチュエータを再設定するステップを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 駆動機構と、
    駆動機構と接触して動きを伝える駆動シーブと、
    駆動シーブに対応するメイン駆動シャフトブレーキと、
    を備え、
    メイン駆動シャフトブレーキは、駆動シーブの回転を停止するブレーキエレメントと、ブレーキエレメントの起動を制御するアクチュエータと、ブレーキエレメントの意図しない起動をブロックするカウンタアクチュエータと、を備えることを特徴とする乗客コンベア。
  22. アクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、アクチュエータに供給される電力によりブレーキエレメントが準備状態に保持され、非通電モードでは、アクチュエータに対する電力の喪失によりアクチュエータがブレーキエレメントを解放し、これにより、乗客コンベアシステムの駆動機構の動きを停止させることを特徴とする請求項21に記載の乗客コンベア。
  23. カウンタアクチュエータは、通電モードと非通電モードとの間で移動可能であり、通電モードでは、カウンタアクチュエータに供給された電力によりカウンタアクチュエータがアクチュエータを妨害しないように保持され、非通電モードでは、電力の喪失によりカウンタアクチュエータがブレーキエレメントの解放をブロックすることを特徴とする請求項22に記載の乗客コンベア。
  24. カウンタアクチュエータは、ライン電力喪失に応じてブレーキエレメントの起動を抑制することを特徴とする請求21に記載の乗客コンベア。
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