JP2012518386A - 電気自動車を管理するためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

フリート管理ポータルを用いて複数の電気自動車を管理するためのシステム及び方法がここに開示される。一実施形態において、電気自動車の１又はそれ以上のフリートを管理するためのマシン実施方法が、サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを管理することを含む。次に、方法は、電荷移送装置から充電情報を受け取ることを含む。次に、方法は、充電情報に基づいて各電気自動車についての充電状況を判断することを含む。次に、方法は、各電気自動車についての充電状況を有する１つ又はそれ以上の報告を作成することを含む。
【選択図】図１Ａ

Description

本発明は、電気自動車の充電を管理するためのシステム及び方法の分野に関する。

電気車両（ｅｌｅｃｔｒｉｃ ｃａｒ）、電気自動車（ＥＶ：ｅｌｅｃｔｒｉｃ ｖｅｈｉｃｌｅ）及びバッテリ式電気自動車は全て、再充電可能なバッテリ（又は、スーパーキャパシタのような他の電気貯蔵装置）内に貯蔵されたエネルギーを利用する１つ又はそれ以上の電気モータから動力を供給される自動車を表するために用いられる。バッテリは、電気コンセントに接続することによって再充電される。一般的に、バッテリの効率的な再充電には何時間も要し、一晩かけて又はかなりの時間にわたって電気自動車が駐車されている間に行われることが多い。電気自動車の使用は、再充電施設の利用可能性が低いことによって制限されている。電気自動車のグループ化は、特定の充電ステーションと関連付けることができる。これらの電気自動車は、使用期間において充電されており、準備完了状態にするように、非使用期間中に再充電する必要がある。電気自動車の１又はそれ以上の運転者が、電気自動車を再充電し忘れること、又は非使用期間中に電気自動車を不適切に接続することにより、後の使用期間、１又はそれ以上の電気自動車を使用できなくなることがある。さらに、充電ステーションの数が限られていることから、電荷移送装置（ｃｈａｒｇｅ ｔｒａｎｓｆｅｒ ｄｅｖｉｃｅ）の数も限られており、そのことは、電気自動車を効率的かつタイムリーに再充電するためのスケジューリングの問題を生じさせ得る。

本発明は、本発明の実施形態を示すために用いられる以下の説明及び添付図面を参照することにより最も良く理解することができる。

本発明の一実施形態による、ネットワーク接続された充電コンセント・システムの概略図である。 本発明の一実施形態による、ネットワーク接続された電荷移送装置の概略図である。 本発明の一実施形態による、フリート管理ポータルを有するフリート管理システムのブロック図である。 本発明の一実施形態によるサーバの概略図を示す。 本発明の一実施形態による、複数の電気自動車の管理を示す例示的なフロー図である。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な燃料節約ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車の状況ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車のチェックアウト・ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車のチェックイン・ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なセッション報告ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なチェックアウト／イン報告ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なフリート管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なフリート管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なフリート管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な部門管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な部門管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な運転者管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な運転者管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両テンプレート管理ユーザ・インターフェースを示す。 本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両テンプレート管理ユーザ・インターフェースを示す。 機械に、ここに説明される方法のいずれか１つ又はそれ以上を実行させるための１組の命令を実行することができる、コンピュータシステムの例示的な形態における機械を表す図を示す。

以下の説明において、多数の具体的な詳細が述べられる。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施できることが理解される。他の例では、この説明の理解を不明瞭にすることを避けるために、周知の回路、構造、及び技術は詳細に示されていない。当業者であれば、含まれる説明により、必要以上の実験を行わずに適切な機能を実装することができるであろう。

本明細書における「一実施形態（ｏｎｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」、「１つの実施形態（ａｎ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」、「例示的な実施形態（ａｎ ｅｘａｍｐｌｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）等への言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、必ずしも全ての実施形態がその特定の特徴、構造、又は特性を含むとは限らないことを示す。さらに、このような語句が必ずしも同じ実施形態に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が１つの実施形態と関連して説明されたとき、明示的に記載されても、されていなくても、そのような特徴、構造、又は特性を他の実施形態と関連して行うことは、当業者の知識の範囲内にあると言える。

以下の説明及び特許請求の範囲において、「結合される（ｃｏｕｐｌｅｄ）」及び「接続される（ｃｏｎｎｅｃｔｅｄ）」という用語が、それらの派生語と共に用いられる。これらの用語は、互いに同義語として意図されたものではないことを理解すべきである。むしろ、特定の実施形態においては、「接続される」とは、２つ又はそれ以上の要素が互いに直接物理的に又は電気的に接触していることを示すために用いることができる。「結合される」とは、２つ又はそれ以上の要素が直接物理的に又は電気的に接触していることを意味し得る。しかしながら、「結合される」はまた、２つ又はそれ以上の要素が互いに直接接触していないが、それでも依然として互いに協働する又は相互作用することを意味し得る。

ここで、当業者が本発明を実施するのを可能にするように、本発明の説明に役立つ実例として提供される図面を参照して、本発明を詳細に説明する。とりわけ、以下の図及び例は、本発明の範囲を単一の実施形態に限定することを意図するものではなく、説明される又は示される要素の一部又は全ての置き換えを介して、他の実施形態が可能である。

フリート管理ポータルによる電気自動車の１つ又はそれ以上のフリートを管理するためのシステム及び方法が、ここで説明される。一実施形態において、電気自動車の１つ又はそれ以上のフリートを管理するための機械実施の方法が、サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１つ又はそれ以上のフリートを監視することを含む。次に、方法は、フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視することを含む。次いで、方法は、充電情報に基づいて、各電気自動車についての充電状況を判断することを含む。次いで、方法は、各電気自動車についての充電状況を有する１又はそれ以上の報告を作成することを含む。

電気自動車を充電するためのネットワーク制御式電荷移送システム１００の第１の実施が、図１Ａに示される。システム１００は、ネットワーク制御電荷移送装置１１０と、ローカル送電網１２０と、データ制御ユニット１３０と、サーバ１４０とを含む。システム１００は、電気コネクタ１５２により電気自動車１５０とインターフェースで接続し、移動通信装置１６２を介して電気自動車の操作者１６０とインターフェースで接続する。ネットワーク制御電荷移送装置１１０は、電力線１７０によってローカル送電網１２０に接続され、電気コネクタ１５２及び充電コード１７５によって電気自動車１５０に接続される。電力の流れは、これらの電気接続部の両方に関していずれの方向でもよい。言い換えれば、電気自動車１５０をローカル送電網１２０から再充電することも、或いは、ローカル送電網１２０が電気自動車１５０から電力を受け取ることもできる。電荷移送装置１１０は、ＷＰＡＮ（無線パーソナルエリアネットワーク）リンク１８０（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ，ＺｉｇＢｅｅ等）又はＷＬＡＮ（無線ローカルエリアネットワーク）（例えば、ＷｉＦｉ等）を通じてデータ制御ユニット１３０と結合される。データ制御ユニット１３０は、ＷＡＮ（ワイドアクセスネットワーク）接続１８５（例えば、セルラー方式（ＣＤＭＡ、ＧＰＲＳ等））、ＷｉＦｉインターネット接続、一般電話サービス・モデム、専用回線等）を通じてサーバ１４０と結合される。電気自動車の操作者１６０は、移動通信装置１６２を用いて、無線ネットワーク１９０を通じた電荷移送装置１６２への通信リンクを確立する。本発明の一実施形態によると、通信装置１６２は、操作者１６０が電気自動車１５０についての充電セッションを確立するために与えられる、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）装置である。ＲＦＩＤ装置は、一意の操作者固有情報（例えば、操作者識別情報等）を含む。電気自動車の操作者１６０と電荷移送装置１１０との間の通信リンクにより情報を共有することが可能になり、それにより電気自動車１５０の再充電が可能になる。

電荷移送装置１１０は、電気コンセント１１２と、表示灯１１４とを含む。電気コンセント１１２及び電気コネクタ１５２は、電荷移送装置１１０と電気自動車１５０の電気貯蔵装置１５６と関連した回路１５４の間の安全な電力の流れを可能にする電気接続をなすように構成される。適切なコンセントの例は、ＮＥＭＡ（全米電気機器製造業者協会）規格５−１５、５−２０及び１４−５０に準拠するものである。しかしながら、１２０Ｖ以外の電圧（例えば、２４０Ｖ）で動作して異なる規格を満たすのに必要とされる、米国以外のシステムに対しては他のコンセントも用いられる。好ましい実施形態においては、電気コンセント１１２は、カバーを有する。カバーは、ロック可能であり、電気自動車操作者１６０による電気自動車１５０の充電要求の受信時に、電荷移送装置１１０によって解除される。この要求は、移動通信装置１６２によって行うことができる。

表示灯１１４は、電荷移送装置１１０の作動状況を示すために用いられる。例えば、状況は：充電進行中、充電完了、ｖｅｈｉｃｌｅ−ｔｏ−ｇｒｉｄ（自動車から送電網、Ｖ２Ｇ）進行中、エラー警告とすることができる。表示灯１１４は、ＬＥＤ（発光ダイオード）とすることができ、多数の異なる色を示すことが可能であり、連続モード又は点滅モードで動作させることができる。代替的に、表示灯１１４は、文字数字ディスプレイと置き換えることもできる。

ローカル送電網１２０は、現地の電力会社（ｕｔｉｌｉｔｙ ｃｏｍｐａｎｙ）によって所有及び運営されている電力供給網である。しかしながら、ローカル送電網１２０は、私有地上の電気ケーブルのような、電力会社によって所有されていない電気供給ネットワークの部分まで延びている。

データ制御ユニット１３０は、ＬＡＮとＷＡＮの間のブリッジとして働き、電荷移送装置１１０とサーバ１４０との間の通信を可能にする。サーバ１４０は、一般に、電荷移送装置１１０から遠隔に位置する。代替的に、サーバ１４０は、電荷移送装置１１０及びデータ制御ユニット１３０と一緒に用いられる。

システム１００は、１つのみの電荷移送装置１１０を有するように図１Ａに示されるが、システムは、１つ又はそれ以上のデータ制御ユニット１３０を通して全てがサーバ１４０に連結された多くの電荷移送装置１１０を含むこともできる。地理的に近接する（同じローカルエリアネットワークの範囲内の）電荷移送装置１１０の各グループについて１つ又はそれ以上のデータ制御ユニット１３０があることになる。

電気自動車１５０は、ＥＶ及びプラグインハイブリッド車を含む任意のバッテリ式電気自動車である。必要なＶ２Ｇ用電子機器を有する電気自動車１５０は、ローカル送電網１２０に電力を提供することができる。

適合する通信装置１６２の例は、一方向及び双方向のＲＦＩＤ装置であり、後者の例は、ＦａｓＴｒａｋ（登録商標）カード、パーソナルコンピュータのようなＷｉ−Ｆｉ（登録商標）装置、携帯電話のようなＢｌｕｅＴｏｏｔｈ（登録商標）装置、及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標）装置である。本発明の幾つかの実施形態においては、自動車ユーザ１６０は、移動通信装置１６２を用いて充電を監視することができる。これは、電荷移送装置１１０によって監視され、かつ、サーバ１４０上に格納された電気自動車１５０により消費された電力への自動車ユーザ１６０によるアクセスを可能にすることによって実施することができる。アクセスは、ＬＡＮを通じて直接電荷移送装置１１０に行うか、又はインターネットを通じてサーバ１４０に行うことができる。

１つの実施形態においては、データ制御ユニット１３０は、ＷＡＮ１８５を通じたサーバ１４０への通信リンクを有する支払いステーションである。電気自動車操作者１６０は、移動通信装置１６２を用いて、無線ネット１９０を通じた電荷移送装置１１０への通信リンクを確立することができる。移動通信装置１６２を用いる代わりに、電気自動車操作者１６０は、支払いステーションと手動でやりとりし、次に電気自動車１５０の課金に関して適切な命令を電荷移送装置１１０に送ることができる。好ましい実施形態においては、これらの命令は、電気コンセント１１２の上のカバーをロック解除するための命令を含み、これにより電気自動車操作者１６０が、電気コネクタ１５２により電気自動車１５０を電気コンセント１１２に接続することが可能になる。

図１Ｂは、本発明の一実施形態によるネットワーク接続された電荷移送装置の概略図である。電荷移送装置１１０は、電気コンセント１１２と、電気コンセント１１２の上のロック可能なカバー１１２５と、制御装置１７１と、電流測定装置１７２と、電力線１７０と、コントローラ１１１と、ディスプレイ・ユニット１１３と、車両検出器１１５と、ＷＬＡＮ送受信機１８１と、交流線送受信機１８２と、ＷＰＡＮ送受信機１９１と、ＲＦＩＤ送受信機１９２とを含む。

電力は、電力線１７０に沿ってコンセント１１２に供給される。コントローラ１１１は、カバー１１２５をロック及びロック解除するのに用いられ、このロック機構は、電気機械式である。ロック解除されると、電気自動車操作者１６０がカバー１１２５を持ち上げ、電気コネクタ１５２を用いて電気自動車１５０を電気コンセント１１２に接続することができる。制御装置１７１は、コンセント１１２における電気供給のオン及びオフに用いられる。制御装置１７１は、ソリッドステート装置であることが好ましく、コントローラ１１１によって制御される。電力線１７０に沿って流れる電流は、電流測定装置１７２によって測定される。適切な測定装置１７２の例は、誘導コイルである。コントローラ１１１は、電気測定装置１７２からの信号を監視して消費されるか（電気自動車を再充電する際に）又は電気自動車１５０からローカル送電網１２０に移送された（Ｖ２Ｇ）総エネルギーを計算するようにプログラムされる。代替的に、電力測定装置は、消費された又は電気自動車１５０からローカル送電網１２０に移送された総エネルギーを計算するために用いることもできる。エネルギーは、電気自動車が電荷移送装置１１０に接続されている時間中、エネルギーの消費と送電網への移送の両方を行うことができることも考えられ、その場合、コントローラ１１１は、消費されたエネルギーとローカル送電網１２０に移送されたエネルギーの両方を計算することになる。

表示器１１４及びディスプレイ１１３は、コントローラ１１１によって制御され、電荷移送装置１１０のユーザに情報を提供するのに用いられる。車両検出器１１５は、電荷移送装置１１０に対応する駐車スペース内における車両の存在を検出するのに用いられる。車両検出器１１５は、ソナーセンサアレイ、カメラ、又は誘導コイルのような検出器である。このソナーアレイは、物体の近くに検出するために自動車の後部バンパー上で用いられるようなアレイであり、このアレイは、電荷移送装置１１０に取り付けることができ、又は電荷移送装置１１０に近接する支持構造体に取り付けられることになる。カメラは、電荷移送装置１１０にビデオ信号を提供するデジタルカメラであり、ビデオ信号は、車両又は他の障害物の存在を検出するために、物体認識プログラムによって処理される。誘導コイルは、駐車スペースの舗装面内に埋め込まれるか、又は舗装面の表面に取り付けられた道路上での使用に適する覆いによって保護されている。誘導コイルは、電荷移送装置１１０に接続されており、コイルに近接する大きな金属物体（車両のエンジンブロック、電気モータ、又はリアディファレンシャルのような）の存在を検出する。

コントローラ１１１は、４つの送受信機、すなわちＷＬＡＮ送受信機１８１、交流線送受信機１８２、ＷＰＡＮ送受信機１９１、及びＲＦＩＤ送受信機１９２を有するように示される。送受信機は、双方向の通信を可能にする信号を送受信することができる装置である。ＷＬＡＮ送受信機１８１は、コントローラが電荷移送装置１１０及びデータ制御ユニット１３０又は支払いステーションと通信するのを可能にする。ＷＬＡＮ受信機１８１は、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）送受信機とすることができる。交流線送信機は、コントローラが、ＰＬＣネットワーク上でデータ制御ユニット１３０又は支払いステーションと通信するのを可能にする。ＷＰＡＮ送受信機１９１は、コントローラ１１１が電荷移送装置１１０と通信するのを可能にする。ＷＰＡＮ送受信機１９１は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＺｉｇＢｅｅ（登録商標）送受信機とすることができる。ＲＦＩＤ送受信機１９２は、コントローラが、自動車操作者１６０によって持ち運ばれる適合ＲＦＩＤと通信することを可能にする。自動車操作者１６０によって持ち運ぶことができるＲＦＩＤ装置の例は、ＦａｓＴｒａｋ（登録商標）カードである。ＦａｓＴｒａｋ（登録商標）装置は、双方向ＲＦＩＤ通信装置の一例である。しかしながら、自動車操作者１６０からコントローラ１１１への一方向ＲＦＩＤ通信装置を利用することもできる。電荷移送装置１１０の全ての実施形態が４種類全ての送受信機を有するわけではないが、全ての電荷移送装置１１０が、自動車操作者１６０が利用可能な適合移動無線通信装置１６２との通信のための少なくとも１つの無線送受信機と、データ制御ユニット１３０との通信のための１つの送受信機とを有することになる。

図２は、本発明の一実施形態による、電気自動車の１又はそれ以上のフリートを管理するためのフリート管理ポータルを有するフリート管理システムのブロック図である。フリート管理システム２００は、フリート管理ポータル２１２を有するサーバ２１０を含む。フリート管理ポータル２１２は、電気自動車のフリート２４９及び２７０を監視し、管理するために、データ処理装置２７２及び２４８と関連付けられたフリート・マネージャによって使用される。各々のフリート２７０及び２４９は、複数の電気自動車（例えば、２６０−２６９、２５０−２５９）を含む。データ処理装置２７２及び２４８は、広域ネットワークを介してポータル２１２に接続される。

サーバ２１０及び/又はフリート管理ポータル２１２は、電荷移送装置（例えば、２３１−２３６、２２１−２２４）と関連したゲートウェイ２２０及び２３０（例えば、データ制御ユニット１３０）を監視し、管理する。ゲートウェイもまた、電荷移送装置とすることができる。電荷移送装置は、直接ゲートウェイと通信するか、又は他の電荷移送装置を介して間接的にゲートウェイと通信する。電気自動車の電気貯蔵装置を再充電するために、電気自動車を電荷移送装置と関連付けることができる。

フリート管理ポータル２１２は、フリートと関連した加入者及び車両情報、並びに、同じく電荷移送装置と関連した充電情報を追跡するために用いられる１つ又はそれ以上のソフトウェアプログラムを含むことができる。この情報を集め、格納し、分析して報告を作成し、フリートを管理する。

図３は、本発明の一実施形態によるサーバの概略図である。サーバ３３０は、データ処理システム１４１と、処理ユニット３２０と、報告作成器１４２と、入力／出力（Ｉ／Ｏ）装置と、複数のソフトウェアプログラム３５０及びデータベース１４３を含むメモリ３４０とを含む。サーバ３３０は、既述したサーバ１４０及び２１０と比べて類似した機能を有する。サーバ３３０は、次の：ネットワーク１９５と、ワールドワイドウェブ１９７と、電力負荷管理データを受信するために電力会社１４４と、クレジット信用照会及び課金のためにクレジットカード会社と、ＦａｓＴｒａｋ（登録商標）口座から引き落とすためにＦａｓＴｒａｋ（登録商標）データベース１４６と、銀行口座から引き落とすために銀行１４７と通信するように構成される。以下に説明されるように、データベース１４３は、消費者プロファイル及び報告書の作成に必要とされる他のデータを格納するのに用いられる。

幾つかの実施形態において、サーバ３３０は、複数の電気自動車（例えば、フリート）を管理する。１つ又はそれ以上のプログラム３５０が、メモリ３４０内に格納され、処理ユニット３２０によって実行されるように構成される。プログラム３５０は、サーバ３００と関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１つ又はそれ以上のフリートを監視し、フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視し、電荷移送装置から充電情報を受け取り、充電情報に基づいて各々の電気自動車についての充電状況を判断する命令を含む。プログラムの１つは、各々の電気自動車についての充電情報を有する報告を含む種々の報告３７０を作成するために用いられるフリート管理プログラムとすることができ、このことは図５−図２３と関連してより詳細に説明される。

報告作成器１４２はまた、消費したエネルギー及びローカル送電網１２０に売られたｖｅｈｉｃｌｅ ｔｏ ｇｒｉｄ（Ｖ２Ｇ)エネルギーについて詳述する電力会社報告１４２１と、消費したエネルギー、ローカル送電網１２０に売られたＶ２Ｇエネルギー、勘定残高、支払い及び請求書、並びに加入者プロファイル・データについて詳述する加入者報告１４２２と、課税対象取引の詳細を提供する税務当局報告１４２３のような、報告も作成する。

ネットワーク１９５は、各々が通信リンク１８０によって非常に多数の電荷移送装置１１０に接続されている、非常に多数のデータ制御ユニット１３０及び/又は支払いステーションを含む。コンピュータ１４１とネットワーク１９５との間の通信リンク１８５は、ＷＡＮである。

サーバ３３０は、ウェブ１９７とインターフェースで接続して加入者（電気自動車１５０の所有者及び操作者１６０）が次のこと：すなわち、（１）ユーザ／消費者プロファイルを設定し、かつ、（２）電気自動車１５０を再充電するために電荷移送装置の利用可能性を判断することを可能にする。ユーザ・プロファイルは、金融口座情報、すなわち、支払いに必要な詳細を含み、電気料金がより安い期間中にのみ電気自動車を充電すること、送電網の負荷の高い期間中は自動車を充電しないこと、及びローカル送電網に電力を売ることを自動車操作者が望んでいるかどうかといった情報を含むこともできる。電荷移送装置１１０の利用可能性は、サーバ上に格納され、その情報は、ネットワーク１９５から収集される。電荷移送装置１１０の利用可能性を判断することができる方法には、（１）車両検出器１１５（図３及び関連した記述を参照されたい）を用いて電荷移送装置１１０に対応する駐車スペースが利用可能かどうかを判断する方法、及び（２）充電進行中、Ｖ２Ｇ進行中、又は駐車料金の支払いが完了している場合に常に利用不能であると電荷移送装置１１０に目印を付ける方法の２通りがある。

図４は、本発明の一実施形態による複数の電気自動車の管理を示す例示的なフロー図である。ブロック４０２において、複数の電気自動車を管理するための機械実施の方法が、サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視することを含む。フリート・マネージャは、インターネット接続を介してフリート管理ポータルにアクセスし、１又はそれ以上のフリートを監視することができる。次に、ブロック４０４において、方法は、フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視することを含む。フリート・マネージャは、フリート管理ポータルを用いて電荷移送装置を監視することもできる、次に、ブロック４０６において、方法は、サーバにおいて電荷移送装置から充電情報を受け取ることを含む。

サーバはまた、電荷移送装置から、電荷移送装置に接続された電気自動車との間の関連性又はマッピングを形成するために用いられる他の情報（例えば、車両情報、ユーザ情報）を受け取ることもできる。一実施形態においては、電気自動車と電荷移送装置との間の関連性は、電気自動車の電気貯蔵装置が電荷移送装置に差し込まれたときに形成される。電気自動車のユーザ１６０は、無線通信装置１６２を用いて電荷移送装置１１０へのアクセスを受け取る。装置１６２は、特定の電気自動車と関連したユーザ１６０を識別する。一実施形態においては、どの電気自動車が電荷移送装置１１０によって充電されているかを知るために、通信装置１６２と電気自動車との間に１対１のマッピングが余儀なくされる。

次に、ブロック４０８において、方法は、充電情報に基づいて、各電気自動車についての充電状態を判断することを含む。充電状況は、充電中の状態、完全充電状態、又は未知状態を含むことができる。電荷移送装置と電流の関連性又は電流のマッピングを有さない電気自動車は、未知状態を有し得る。例えば、現在充電セッションが確立されていない状態で、この電気自動車を、現在電気自動車を使用又は運転している自動車操作者１６０と関連付けることができる。別の実施形態においては、電気自動車が現在の充電中の状態（例えば、完全に充電された、部分的に充電された、ほぼ放電した）をサーバに直接又は間接的に伝送するための送受信機を有するので、電気自動車は、使用中のときでさえ未知状態を有することはない。次に、ブロック４１０において、方法は、各電気自動車についての充電状況を有する１又はそれ以上の報告を作成することを含む。１又はそれ以上の報告における状況情報は、図６と関連してより詳細に説明される。

充電状況は、種々の方法で判断することができる。例えば、充電状況は、（１）車両の電気貯蔵装置の総差し込み（ｐｌｕｇ−ｉｎ）時間を判断すること、（２）差し込み時間の開始から車両の電気貯蔵装置に供給された総エネルギーを判断すること、及び（３）現在車両の電気貯蔵装置に供給されている瞬時電力を判断することによって、充電状況を判断する。最初の２つのケースの場合、「最悪の場合」の再充電時間及び各電気貯蔵装置が必要とするｋＷｈの「総数」は既知であり、サーバ上に格納される。充電セッションについての計測時間又はｋＷｈの総数がこの値を上回った場合、電気貯蔵装置が完全に充電されたことが分かる。第３のケースの場合、貯蔵装置ごとのトリクル充電が知られており、電力がトリクル充電に近づいた場合、貯蔵装置が完全に充電されたことが分かる。例えば、電気自動車は、完全充電状態を示す２５Ｗのトリクル引き込み電力を有し、貯蔵装置を実際に充電しているとき、１０００Ｗの再充電引き込み電力を有することができる。これらの方法を別個に又は組み合わせて用いて、電気自動車ごとの充電状況を判断することができる。

代替的な実施形態においては、電気貯蔵装置は、充電状態について尋ね、次いで、現在充電中の場合にはこの充電状態を電荷移送装置に伝送することができることができる送受信機と関連付けられ、次に電荷移送装置は、この情報をサーバに伝送する。代替的に、電気自動車が使用中の場合、充電状態を、サーバに直接伝送することができ、又は通信エンティティ若しくはサーバに伝送し、それがこの情報をサーバ（例えば、１４０、２１０、３３０）に伝送することもできる。

次に、ブロック４１２において、方法は、燃料節約情報及びＧＨＧ情報を生成することを含む。燃料節約情報及びＧＨＧ情報は、図５と関連してより詳細に説明される。次に、ブロック４１４において、方法は、１つ又はそれ以上の通知メッセージを電気自動車の加入者又はユーザに送ることをさらに含む。通知メッセージは、ｅメール又はＳＭＳメッセージ、或いは他のタイプの電子メッセージングの形とすることができる。例えば、電気自動車が完全に充電された若しくはほぼ充電された場合、又は充電中でない場合、或いはこれまで移送されたエネルギー量を提供する定期的更新である場合に、通知メッセージをユーザに送ることができる。代替的に、電気自動車の差し込み時間が終了した場合に通知メッセージを送ることができ、これは、ユーザが電気自動車に差し込むのを忘れた場合に起こり得る。代替的に、電気自動車のチェックイン期間が終了した場合に通知メッセージを送ることができ、これは、ユーザが電気自動車を戻し忘れた又はチェックインし忘れた場合に起こり得る。例えば、ユーザ又は加入者は、５時間車両のチェックアウトが可能であるが、セッションの開始後５時間車両を戻さなかった。この場合、通知メッセージが加入者に送られる。１つの実施形態においては、この時間に車両が充電中でない場合、毎日同じ時間（例えば、６ｐｍ）に通知メッセージが送られる。

一実施形態において、加入者は、通信装置１６２を電荷移送装置の近くで振り、電荷移送装置へのドアを開け、コードを電荷移送装置に差し込み、次に電荷移送装置へのドアを閉めてロックすることによって、電荷移送装置によるセッションを確立する。しかしながら、加入者がコードの他方の端部を電気貯蔵装置１５６又は電気貯蔵装置１５６と関連した回路１５４に差し込むのを忘れた（又は、接続不良である）場合、電気自動車に電流が移送されない場合に一定の時間内に終了するようにタイマーを設定することができる。電荷移送装置と関連した電源コンセントに通電し、通知メッセージを加入者に送ることができる。

一実施形態において、サーバは、送電網にかかる負荷の量が原因で一時停止された充電セッションを有する加入者（又は、加入者及び/又はフリート・マネージャにより指定された他の人）に通知メッセージを伝送するようにプログラムされる。これらのメッセージは、需要応答（Ｄｅｍａｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）通知メッセージと呼ばれる。場合によっては、送電網にやさしい充電に登録した加入者の充電セッションだけが一時停止され、他の場合には、サービス・プランに関係なく、加入者の充電セッションが一時停止される。

一実施形態において、サーバは、充電ステーションによって生成される又はサーバによってトリガされる警告に応答して通知メッセージを伝送するようにプログラムされる。これらの通知メッセージは、警告イベントに直面する充電ステーションの適切な操作者、管理者、及び/又は所有者、及び/又は警告イベントに直面する充電ステーションを使用する加入者に送ることができる。例示的な警告イベントとして、次のこと：すなわち、電荷移送装置がサーバからの定期的なハートビートに応答しなかったこと、電荷移送装置が予期せず再起動されたこと、電荷移送装置が問題（ハードウェア及び/又はソフトウェア）を検出したこと、電荷移送装置内のＧＦＣＩが作動したことが挙げられる。

本発明の一実施形態において、その電荷移送装置から受け取った充電データを調べることによって、加入者が、電荷移送装置により充電セッションを確立したが、充電コードを自動車に差し込まなかったと、サーバが判断する。例えば、充電セッションが閾値秒間確立され、移送される電気が特定の閾値を下回ることを充電データが示す場合、サーバは、充電が行われなかったことを加入者に通知することができる。さらに、サーバは、コマンドを電荷移送装置に伝送し、セッションを停止し、電気が電源コンセントを通って流れないようにするように、電荷移送装置に命令することができる。

図５−図２３は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なユーザ・インターフェースを示す。ソフトウェアプログラムは、サーバ上に位置するフリート管理ポータル・プログラムとすることができる。フリート管理ポータル・プログラムをフリート・マネージャによって使用し、電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視し、管理することができる。

図５は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な燃料節約ユーザ・インターフェースを示す。ブロック４０６に説明されるような燃料節約情報５００は、複数の電気自動車のユーザ又はユーザのグループ（例えば、ＳＦ消防）が節約する、ガソリンの月々の燃料節約を含み、これはチャート５１０に示される。一例では、月々の燃料節約は、２００ガロンから３００ガロンまで変わる。燃料節約情報５００は、複数の電気自動車のユーザが節約するガソリンの年間の燃料節約を含み、これもチャート５１０に示される。ＳＦ消防のフリートについての年間の燃料節約は、およそ３０００ガロンのガソリンである。付加的なチャート及び計算を行って、これをガソリン・コストに基づく金銭的節約に換算する。

例えば、典型的なガソリン自動車が、２３．９マイル／ガロンの効率及びガソリン・コスト＄２／ガロンを有する場合、ガソリンの運転費は、８．４セント／マイル（２／２３．９）となる。電気が１１セント／ｋＷｈかかり、電気自動車が５．０マイル／ｋＷｈの効率を有する場合、電気の運行費は、２．３セント／マイル（０．１１／５．０）となる。従って、これらの推定値による結果もたらされるコスト削減は、６．１セント／マイルとなる。ＥＰＡガス効率の推定値を用いると、正味燃料コスト削減は＄０．３０／ｋＷｈであり、正味ガソリン節約は、０．２０９ガロン／ｋＷｈである。

燃料節約情報５００はまた、複数の電気自動車の使用の結果もたらされる温室効果ガス排出量の月々の削減及び複数の電気自動車の使用の結果もたらされる温室効果ガス排出量の年間の削減を含むこともできる。例えば、ガソリン自動車で２３マイル運転した場合、自動車はｘポンドのＣＯ₂を排出する。電気自動車で同じく２３マイル運転した場合には、自動車はｙポンドのＣＯ₂を排出し、ｘはｙよりも著しく大きい。ＥＰＡガスのＣＯ₂排出量及び家庭のＣＯ₂排出量の推定値を用いると、燃料としてのガソリンは、１ガロン当たり１９．４ｌｂｓの排出ＣＯ₂を排出し、これは、ＥＰＡガス効率の推定値及び電気自動車効率の推定値を用いると、１ｋＷｈ当たり４．０６ｌｂｓのＣＯ₂及び１ｋＷｈ当たり１．８４１ｋｇに相当する量を排出する。電気自動車に電力供給するために電気を生成した結果として排出されるＣＯ₂は、１４７９６ｌｂｓ／１家庭／年及び９００ｋＷｈ／月／１家庭のＥＰＡ推定値に基づき、０．６２１ｋｇ／ｋＷｈ及び１．３７ｌｂｓ／ｋＷｈとなる。従って、ガソリン自動車ではなく電気自動車を用いるための、ＣＯ₂がＧＨＧの９５％である正味ＧＨＧ節約は、１．２８４ｋｇ／ｋＷｈ及び２．８３ｌｂｓ／ｋＷｈである。

図６は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車の状況ユーザ・インターフェースを示す。ブロック４０８に説明されるような状況情報６００は、複数の電気自動車の充電状況を有する要約情報６１０を含む。状況情報はまた、ナンバープレート識別子、充電状況、充電ステーション、ｋＷ単位での各バッテリに供給される電力、ｋＷｈ単位での各バッテリに供給されるエネルギー、充電セッション時間、及びバッテリが完全充電されるまでの期間を含む、各電気自動車についての車両状況情報６２０も含む。車両状況情報６２０はまた、関連したユーザの状況を含むこともできる。例えば、Ｊｏｈｎは、車両ｆｆｆｆを運転して外出しており、０１：３３に戻ることになっている。

図７は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車のチェックアウト・ユーザ・インターフェースを示す。チェックアウト・オプション７１０は、このユーザ・インターフェース７００に対して選択される。このユーザ・インターフェース７００は、運転者、車両、期間、及び通知オプション、並びに運転者リスト及び車両リストのフィルタを含む。通知オプションには、車両が戻っていない、車両に差し込みがされていない、及び車両が完全に充電されていることが含まれる。これらの通知メッセージは、運転者、フリート・マネージャ、又はその両方に送ることができる。

図８は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な電気自動車のチェックイン・ユーザ・インターフェースを示す。チェックイン（戻っている）オプション８９２を選択し、このユーザ・インターフェース８９０を生成する。このユーザ・インターフェース８９０は、部門、フリート及び車両タイプ・フィルタによる運転者／車両選択リストのフィルタリングを含む。運転者／車両の組み合わせは、チェックインのために提示される。

図９は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なセッション報告ユーザ・インターフェースを示す。セッション・オプション９１０を選択し、このユーザ・インターフェース９００を生成する。このユーザ・インターフェース９００は、開始時間及び終了時間オプションと共に、運転者、車両、ステーション、部門、フリート、及びタイプのフィルタを有するセッション・フィルタリング・リストを含む。全体（フィルタリング済みの）のセクション９２０は、期間（例えば、継続時間）、消費エネルギー（例えば、６９５ｋＷｈ）及びＧＨＧ節約（例えば、７８３ｋｇ）を表示する。運転セッション・データを含む、フィルタリングに基づく報告９３０が作成される。例えば、報告９３０は、フリート、車両、部門、運転者、運転開始時間、運転終了時間、運転期間、消費した電気、排出したＧＨＧ及びステーションの列を含む。

図１０は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なチェックアウト／イン報告ユーザ・インターフェースを示す。チェックアウト／イン・オプション１０１０を選択し、このユーザ・インターフェース１０００を生成する。このユーザ・インターフェース１０００は、開始時間及び終了時間オプションと共に、運転者、車両、部門、フリート、及びタイプのフィルタを有するチェックアウト／チェックイン・フィルタリング・リストを含む。全体（フィルタリング済みの）セクション１０２０は、期間（例えば、継続時間）を表示する。チェックアウト及びチェックイン・データを含む、フィルタリングに基づく報告１０３０が作成される。例えば、報告１０３０は、フリート、車両、部門、運転者、チェックアウト日時、チェックイン日時、及びチェックアウト時間とチェックイン時間の差の列を含む。

図１１−図１３は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的なフリート管理ユーザ・インターフェースを示す。フリート管理オプション１１１０を選択し、このユーザ・インターフェース１１００を生成する。このユーザ・インターフェース１１００は、フリート名、フリートの説明、及び車両のフィルタを有するフリート・フィルタリング・リストを含む。この場合は４台より多い車両を有するフリートである、フリート・データを含む、フィルタリングに基づく報告１１３０が作成される。例えば、報告１０３０は、編集、名前、説明、連絡先名と番号、及び車両数の列を含む。

編集のためにＳＦ消防空港フリートと関連した上の行が選択された場合、ユーザ・インターフェース１２００が、図１２に示されるように生成される。このユーザ・インターフェース１２００は、ＳＦ消防空港フリートについての編集可能な情報を有するフリート編集セクション１２３０を含む。ユーザによってリンクの「追加」が選択された場合、ユーザ・インターフェース１３００が、図１３に示されるように生成される。車両の追加セクション１３３０は、このフリートの車両を追加することを可能にする。「除去の選択」リンクにより車両を除去することもできる。

図１４及び図１５は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両管理ユーザ・インターフェースを示す。車両管理オプション１４１０を選択し、このユーザ・インターフェース１４００を生成する。このユーザ・インターフェース１４００は、ナンバープレート識別子、ＲＦＩＤ、色、状況、及びテンプレートのフィルタのような車両と関連した情報を有する車両フィルタリング・リストを含む。この場合はナンバープレート識別子である、車両データを含む、フィルタリングに基づく報告１４３０が作成される。例えば、報告１４３０は、選択、ナンバープレート識別子、ＲＦＩＤ、テンプレート名、色、年式、及び状況などの列を含む。

ナンバープレート×××××２と関連した第２行が選択された場合、図１５に示すようにユーザ・インターフェース１５００が生成される。このユーザ・インターフェース１５００は、ナンバープレート×××××２を有する車両についての編集可能な情報を有する車両編集セクション１２３０を含む。

図１６及び図１７は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な部門管理ユーザ・インターフェースを示す。部門管理オプション１６１０を選択して、このユーザ・インターフェース１６００を生成する。このユーザ・インターフェース１６００は、部門名フィルタ、説明フィルタ及び運転者数フィルタと関連した情報を有する部門フィルタリング・リストを含む。この場合は５台より多いか又はこれに等しい電気自動車を有するＳＦ消防である、部門データを含む、フィルタリングに基づく報告１６３０が作成される。例えば、報告１６３０は、選択、部門名、説明、連絡窓口、電話番号、及び運転者数などの列を含む。

ＳＦ警察と関連した第２行が選択された場合、図１７に示すようにユーザ・インターフェース１７００が生成される。このユーザ・インターフェース１７００は、選択された部門についての編集可能な情報を有する部門編集セクション１７３０を含む。例えば、ＳＦ警察署の運転者リストが表示される。運転者を追加又は削除することができる。

図１８及び図１９は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な運転者管理ユーザ・インターフェースを示す。運転者管理オプション１８１０を選択して、このユーザ・インターフェース１８００を選択する。このユーザ・インターフェース１８００は、運転者名、部門名、運転ＩＤ、運転者の電話番号、及び状況と関連した情報を有する運転者フィルタリング・リストを含む。この場合はＳＦ消防署である、運転者データを含む、フィルタリングに基づく報告１８３０が作成される。例えば、報告１８３０は、選択、部門名、運転者名、電話番号、状況及びｅメールアドレスなどの列を含む。

ＳＦ消防の運転者と関連した第２行が選択された場合、図１９に示すようにユーザ・インターフェース１９００が生成される。このユーザ・インターフェース１９００は、選択された運転者についての編集可能な情報を有する運転者編集セクション１９３０を含む。

図２０及び図２１は、本発明の一実施形態による、電気自動車を管理するためのソフトウェアプログラムの例示的な車両テンプレート管理ユーザ・インターフェースを示す。車両テンプレート管理オプション２０１０を選択して、このユーザ・インターフェース２０００を選択する。このユーザ・インターフェース２０００は、テンプレート名、車両メーカー、車両型式、バッテリ及び効率と関連した情報を有する車両フィルタリング・リストを含む。この場合は５ｋＷｈ以上の容量を有するバッテリである、テンプレート・データを含む、フィルタリングに基づく報告２０３０が作成される。例えば、報告２０３０は、選択、テンプレート名、運転者名、車両メーカー、車両型式、バッテリ及び効率などの列を含む。

テンプレート名（例えば、シボレー・ボルト）と関連した第２行が選択された場合、図２１に示すようにユーザ・インターフェース２１００が生成される。このユーザ・インターフェース２１００は、選択された車両テンプレートについての編集可能な情報を有する車両編集セクション２１３０を含む。

図２２は、ここで説明される方法の１つ又はそれ以上を実行させるための１組の命令をマシンに実行させることができる、コンピュータシステム８００の例示的な形態におけるマシンを表す図を示す。代替的な実施形態において、マシンは、ＬＡＮ、イントラネット、エクストラネット、又はインターネットで他のマシンに接続する（例えば、ネットワーク化する）ことができる。マシンは、クライアント・サーバ・ネットワーク環境内のサーバ又はクライアントマシンの能力で、或いはピアツーピア・ネットワーク（すなわち分散型）ネットワーク環境内のピアマシンとして動作することができる。マシンは、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、タブレットＰＣ、セットトップボックス（ＳＴＢ）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、携帯電話、ウェブアプライアンス、サーバ、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジ、或いはマシンがとる措置を指定する１組の命令（連続的なもの又は連続的でないもの）を実行することができるいずれかのマシンとすることができる。さらに、単一のマシンのみが示されるが、「マシン」と言う用語は、ここに説明される方法のいずれか１つ又はそれ以上を実行するための１組の（複数組の）命令を個々に又は一緒に実行するいずれかの集合のマシンも含むものとする。

例示的なコンピュータシステム８００は、処理装置（プロセッサ）８０２と、メインメモリ８０４（例えば、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、フラッシュメモリ、同期ＤＲＡＭ（ＳＤＲＡＭ）又はランバスＤＲＡＭ（ＲＤＲＡＭ）などのダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）等）と、スタティック・メモリ８０６（例えば、フラッシュメモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ（ＳＲＡＭ）等）と、バス８３０を介して互いに通信するデータ記憶装置８１８とを含む。

プロセッサ８０２は、マイクロプロセッサ、中央演算処理ユニット等のような１つ又はそれ以上の汎用処理装置を表す。より特定的には、プロセッサ８０２は、複雑命令セットコンピューティング（ＣＩＳＣ）マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング（ＲＩＳＣ）マイクロプロセッサ、超長命令語（ＶＬＩＷ）マイクロプロセッサ、或いは他の命令セットを実施するプロセッサ又は命令セットの組み合わせを実施するプロセッサとすることができる。プロセッサ８０２はまた、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、ネットワークプロセッサ等のような１つ又はそれ以上の専用処理装置とすることもできる。プロセッサ８０２は、ここに説明される動作及びステップを実行するための処理論理８２６を実行するように構成される。

コンピュータシステム８００は、ネットワーク・インターフェース装置８０８をさらに含むことができる。コンピュータシステム８００はまた、ビデオディスプレイ・ユニット８１０（例えば、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）又は陰極線管（ＣＲＴ））と、文字数字入力装置８１２（例えば、キーボード）と、カーソル制御装置９１４（例えば、マウス）と、信号生成装置８１６（例えば、スピーカー）とを含むこともできる。

データ記憶装置８１８は、ここに説明される方法又は機能のいずれか１つ又はそれ以上を具体化する１つ又はそれ以上の命令セット（例えば、ソフトウェア８２２）が格納されたマシンによりアクセス可能な記憶媒体８３１を含むことができる。ソフトウェア８２２はまた、コンピュータシステム８００による実行中、メインメモリ８０４及び／又はプロセッサ８０２内に、完全に又は少なくとも部分的に常駐することもでき、メインメモリ８０４及びプロセッサ８０２も、マシン・アクセス可能記憶媒体を構成する。ソフトウェア８２２はさらに、ネットワーク・インターフェース装置８０８を介してネットワーク８２０を通じて伝送又は受信することができる。マシン・アクセス可能記憶媒体８３１を用いて、ユーザ識別状態を定めるデータ構造セット、及びユーザ・プロファイルを定めるユーザ・プリファレンスを格納することもできる。データ構造セット及びユーザ・プロファイルを、スタティック・メモリ８０６のような、コンピュータシステム８００の他のセクション内に格納することもできる。

マシン・アクセス可能記憶媒体８３１は、単一の媒体であるように例示的な実施形態において示されるが、「マシン・アクセス可能記憶媒体」という用語は、１つ又はそれ以上の命令セットを格納する単一の媒体又は複数の媒体（例えば、中央又は分散型データベース、及び／又は関連したキャッシュ及びサーバ）を含むものとしてとらえるべきである。「マシン・アクセス可能記憶媒体」という用語はまた、マシンによる実行のため、かつ、マシンに、本発明の方法のいずれか１つ又はそれ以上を実行させる命令セットを格納し、コード化し、又は支持することができるいずれかの媒体を含むものとしてもとらえるべきである。従って、「マシン・アクセス可能記憶媒体」という用語は、これらに限られるものではないが、ソリッドステート・メモリ、光学式媒体、及び磁気媒体を含むものとしてとらえられる。

上述の本発明の実施形態は、本発明の原理を説明するのに役立つ例として与えられたものである。システム及び方法の変形は、本開示を読めば当業者には明らかになるであろう、これらの変形は、本発明の精神に含まれるべきものである。例えば、電荷移送装置のネットワークを、公共駐車場及び私的車庫、な旅に電気自動車の駐車場のために用いることができる。さらに、電荷移送装置のネットワークを電気自動車の家庭での充電のために用いることができ、この場合、家庭のコンセントは、ＬＡＮ及びＷＡＮを介してサーバ１４０に接続される、当業者であれば、ネットワークはまた、空港及び喫茶店のような場所で人々に電気を売るといった、非自動車用途にも利用することができることを理解するであろう。

１００：電荷移送システム
１１０、２２１〜２２４、２３１〜２３６：電荷移送装置
１１１：コントローラ
１１２：電気コンセント
１１３：ディスプレイ・ユニット
１１５：車両検出器
１２０：ローカル送電網
１３０：データ制御ユニット
１４０、２１０、３３０：サーバ
１４１：コンピュータ
１４２：報告作成器
１４２：データベース
１５０：電気自動車
１５２：電気コネクタ
１５４：回路
１６２：移動通信装置
１７０：電力線
１７１：制御装置
１７２：電流側的装置
１７５：充電コード
１８０，１８５：通信リンク
１８１：ＷＬＡＮ送受信機
１８２：交流線送受信機
１９１：ＷＰＡＮ送受信機
１９２：ＲＦＩＤ送受信機
１９５：ネットワーク
２１２：フリート管理ポータル
２２０、２３０：ゲートウェイ
３２０：処理ユニット
３４０：メモリ
３５０：ソフトウェアプログラム
３７０、９３０、１０３０、１１３０、１４３０、１６３０、１８３０、２０３０：報告
５００：燃料節約情報
６００：状況情報
６２０：車両状況情報
８００：コンピュータシステム
８９０、９００、１０００、１１００、１２００、１３００、１４００、１５００、１６００、１７００、１８００、１９００、２０００、２１００：ユーザ・インターフェース
１１２５：カバー

Claims (23)

1. 電気自動車の１つ又はそれ以上のフリートを管理するためのマシン実施方法であって、
   サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視し、
   前記フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視し、
   前記電荷移送装置から充電情報を受け取り、
   前記充電情報に基づいて各電気自動車についての充電状況を判断し、
   各電気自動車についての前記充電状況を有する報告を作成する、
   ステップを含むことを特徴とする方法。
2. 前記充電状況は、充電中の状態、完全充電状態、又は未知状態をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記充電状況は、総差し込み時間を判断するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 前記充電状況を判断するステップは、前記差し込み時間の開始以来、車両の電気貯蔵装置に供給された総エネルギーを判断するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
5. 前記充電状況を判断するステップは、現在車両の電気貯蔵装置に供給されている瞬時電力を判断するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
6. 前記報告は、
   前記複数の電気自動車の前記充電状況についての要約情報と、
   ナンバープレート識別子、充電状況、充填ステーション、各電気貯蔵装置に供給された電力、各電気貯蔵装置に供給されたエネルギー、充電セッション時間、及び電気貯蔵装置が完全に充電されるまでの期間のうちの少なくとも１つを含む、各電気自動車についての車両状況情報と、
   のうちの少なくとも一方を含む状況情報を生成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
7. 燃料節約情報を生成し、
   温室効果ガス削減情報を生成する、
   ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
8. 次の条件、すなわち、
   電気自動車が完全に充電されたこと、
   前記電気自動車に差し込む期間が終了したこと、
   前記自動車のチェックイン期間が終了したこと、
   のうちの少なくとも１つに関する通知メッセージを、前記複数の電気自動車の電気自動車ユーザに送るステップをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
9. 実行時、マシンに、
   サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視し、
   前記フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視し、
   前記電荷移送装置から充電情報を受け取り、
   前記充電情報に基づいて各電気自動車についての充電状況を判断し、
   各電気自動車についての前記充電状況を有する報告を作成する、
   ステップを含む方法を実行させる、実行可能なプログラム命令を格納するマシン・アクセス可能媒体。
10. 前記充電状況は、充電中の状態、完全充電状態、又は未知状態をさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
11. 前記充電状況は、総差し込み時間を判断することをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
12. 前記充電状況を判断することは、前記差し込み時間の開始以来、車両の電気貯蔵装置に供給された総エネルギーを判断することをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
13. 前記充電状況を判断することは、現在車両の電気貯蔵装置に供給されている瞬時電力を判断することをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
14. 前記報告は、
    前記複数の電気自動車の前記充電状況についての要約情報と、
    ナンバープレート識別子、充電状況、充填ステーション、各電気貯蔵装置に供給された電力、各電気貯蔵装置に供給されたエネルギー、充電セッション時間、及び電気貯蔵装置が完全に充電されるまでの期間のうちの少なくとも１つを含む、各電気自動車についての車両状況情報と、
    のうちの少なくとも一方を含む状況情報を生成することをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
15. 燃料節約情報を生成し、
    温室効果ガス削減情報を生成する、
    ことをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
16. 次の条件、すなわち、
    電気自動車が完全に充電されたこと、
    前記電気自動車に差し込む期間が終了したこと、
    前記自動車のチェックイン期間が終了したこと、
    のうちの少なくとも１つに関する通知メッセージを、前記複数の電気自動車の電気自動車ユーザに送ることをさらに含むことを特徴とする、請求項９に記載のマシン・アクセス可能媒体。
17. 複数の電気自動車を管理するためのサーバであって、
    入力／出力（Ｉ／Ｏ）装置に結合された処理ユニットと、
    プロセッサに結合されたメモリと、
    サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視することと、
    前記フリート管理ポータルを用いて複数の電荷移送装置を監視することと、
    前記電荷移送装置から充電情報を受け取ることと、
    前記充電情報に基づいて各電気自動車についての充電状況を判断することと、
    各電気自動車についての前記充電状況を有する報告を作成することと、
    を含む、前記メモリ内に格納され、かつ、前記処理ユニットによって実行されるように構成された１つ又はそれ以上のプログラムと、
    を含むことを特徴とするサーバ。
18. 前記充電状況を判断することは、総差し込み時間を判断するための命令、前記差し込み時間の開始以来、車両の電気貯蔵装置に供給された総エネルギーを判断するための命令、及び現在車両の電気貯蔵装置に供給されている瞬時電力を判断するための命令のうちの少なくとも１つをさらに含むことを特徴とする、請求項１７に記載のサーバ。
19. 前記プログラムは、
    前記複数の電気自動車の前記充電状況についての要約情報と、
    ナンバープレート識別子、充電状況、充填ステーション、各電気貯蔵装置に供給された電力、各電気貯蔵装置に供給されたエネルギー、充電セッション時間、及び電気貯蔵装置が完全に充電されるまでの時間のうちの少なくとも１つを含む各電気自動車についての車両状況情報、
    とのうちの少なくとも一方を含む状況情報を前記報告内に生成するための命令をさらに含むことを特徴とする、請求項１７に記載のサーバ。
20. 前記プログラムは、
    次の条件、すなわち、
    電気自動車が完全に充電されたこと、
    前記電気自動車に差し込む期間が終了したこと、
    前記自動車のチェックイン期間が終了したこと、
    のうちの少なくとも１つに関する通知メッセージを、前記複数の電気自動車の電気自動車ユーザに送るための命令をさらに含むことを特徴とする、請求項１７に記載のサーバ。
21. 複数の電気自動車を管理するためのシステムであって、
    互いに通信可能に結合された複数の電荷移送装置と、
    少なくとも１つの前記電荷移送装置に通信可能に結合されたサーバと、
    を含み、前記サーバは、
    入力／出力（Ｉ／Ｏ）装置に結合された処理ユニットと、
    プロセッサに結合されたメモリと、
    前記メモリ内に格納され、かつ、前記処理ユニットによって実行されるように構成された１つ又はそれ以上のプログラムと、
    を含み、前記プログラムは、
    サーバと関連したフリート管理ポータルを用いて電気自動車の１又はそれ以上のフリートを監視し、
    前記フリート管理ポータルを用いて前記複数の電荷移送装置を監視し、
    前記電荷移送装置から充電情報を受け取り、
    前記充電情報に基づいて各電気自動車についての充電状況を判断し、
    各電気自動車についての前記充電状況を有する報告を作成する、
    ための命令を含むことを特徴とするシステム。
22. 前記充電状況を判断することは、総差し込み時間を判断するための命令、前記差し込み時間の開始以来、車両の電気貯蔵装置に供給された総エネルギーを判断するための命令、及び現在車両の電気貯蔵装置に供給されている瞬時電力を判断するための命令のうちの少なくとも１つをさらに含むことを特徴とする、請求項２１に記載のサーバ。
23. 前記プログラムは、次の条件、すなわち、
    電気自動車が完全に充電されたこと、
    前記電気自動車に差し込む期間が終了したこと、
    前記自動車のチェックイン期間が終了したこと、
    のうちの少なくとも１つに関する通知メッセージを、前記複数の電気自動車の電気自動車ユーザに送るための命令をさらに含むことを特徴とする、請求項２１に記載のサーバ。

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