JP2012244679A - 車載電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源リレーの出力接点102aを介して車載バッテリ101から給電される第2の
定電圧電源回路20Sに対し、車載バッテリ101から直接給電される第4の定電圧電源回路40Dを直列抵抗41を介して並列接続してマイクロプロセッサ120Aの駆動電源端子に接続する。出力接点102aが閉路している時は、マイクロプロセッサは第2の定電圧電源回路20Sの出力電圧によって動作し、第4の定電圧電源回路の出力電流は、直列抵抗41によって所定値以下に制限される。電源スイッチ103が開路された運転停止時には、マイクロプロセッサには第4の定電圧電源回路40Dから微小なスタンバイ電流が供給される。
【選択図】図1
Description
メモリに対してはバッテリバックアップ用の保持電圧Vupを供給するように、複数の定電圧電源回路を内蔵した車載電子制御装置は公知である。
例えば、下記の特許文献1によれば、マイクロプロセッサに対するインタフェース回路用には、アナログセンサ用の高精度・小容量の出力電圧Vadと、オン/オフセンサ用の低精度・大容量の出力電圧Vifを発生する2種類のDC5V電源が設けられ、演算回路部の駆動用には、低精度・低電圧・大容量の出力電圧Vcpを発生するDC3.3V電源が設けられ
、RAMメモリのバックアップ用には、出力電圧Vupを発生する低精度・低電圧・微小容量のDC3.3V(又はDC2.8V)電源が設けられ、マイクロプロセッサと協働する併用制御回路部の駆動用には、出力電圧Vsbを発生する低精度・低電圧・小容量のDC3.3V電
源が設けられている。
しかも、前記出力電圧Vad、Vif、Vcpを発生する定電圧電源回路は、電源スイッチが閉路したときに付勢される電源リレーの出力接点を介して車載バッテリから給電され、前記出力電圧Vupを発生する定電圧電源回路は、電源スイッチの開閉とは無関係に常時車載バッテリから給電され、前記出力電圧Vsbを発生する定電圧電源回路は、その用途に応じて電源リレーの出力接点を介するか、又は常時車載バッテリから給電されるようになっていて、各定電圧電源回路の異常発生を総合的に検出することができる車載電子制御装置となっている。
しかし、バックアップメモリの最小保持電圧がマイクロプロセッサの駆動電圧に接近した値である場合には、出力電圧Vupと出力電圧Vcpは接近した値となり、変動誤差を想定すると、出力電圧Vupの方が出力電圧Vcpよりも高い電圧になる状態が発生する。
この場合には、出力電圧Vup用の定電圧電源回路に過大電流が流れて焼損する危険性がある。また、バックアップメモリの最小保持電圧に比べて意図的に出力電圧Vcpを大きくしておけばこの問題は解消するが、この場合には出力電圧Vcp用の定電圧電源回路の消費電力が大きくなって、大型高価になる欠点がある。
また、CPU駆動用の定電圧電源回路が、広範囲な電源電圧の変動と広範囲な負荷電流の変動に対応することの困難を回避して、全体として小型で、安価な定電圧電源回路を備えた車載電子制御装置を提供することを目的とするものである。
また、CPU駆動用の定電圧電源回路が、広範囲な電源電圧の変動と広範囲な負荷電流の変動に対応することの困難を回避して、全体として小型、安価で、安定してマイクロプロセッサ及びバックアップメモリに対する給電を行うことができる定電圧電源回路を備えた車載電子制御装置を得ることができる。
(1)構成の説明
図1は、この発明の実施の形態1における車載電子制御装置の全体回路ブロック図である。図1において、車載電子制御装置100Aには車載バッテリ101から電源リレーの出力接
点102aを介して主電源電圧Vbが印加されると共に、出力接点102aが開路しているときで
あっても車載バッテリ101から保持電源電圧Vbbが直接印加されている。
但し、この直接給電線は微小電力用の細線が使用されていて、一時的であっても大電流を流すと線路電圧降下が発生する問題がある。電源リレーの励磁コイル102bは電源スイッチ103が閉路したことによって付勢され、電源スイッチ103が開路されると所定時間をおいて遅延消勢されるように車載電子制御装置100Aによって制御されている。
車載電子制御装置100Aに入力される車載センサ群である第1のアナログセンサ104aは、例えば吸気管の吸気量センサ、排気ガスセンサ、吸気弁開度センサ、アクセルペダルの踏込量センサ、第2のアナログセンサ104bは例えば冷却水温センサ、気圧センサなどであり、いずれも車両用エンジンに対する操作指令と当該エンジンの運転状態の監視信号を生成するものとなっている。
車載電子制御装置100Aから給電制御される第1の車載電気負荷群106aは、例えば燃料噴射用電磁弁、点火コイル(ガソリンエンジンの場合)、吸気弁開度制御用モータ、第2の車載電気負荷群106bは、例えば変速段選択用電磁弁、排気ガスセンサ用の電熱ヒータ、警報表示機器などであり、いずれも車両用エンジンに対する運転制御と状態報知を行うものとなっている。
Vcp、第3の出力電圧Vsb、第5の出力電圧Vadを発生すると共に、保持電源電圧Vbbから降圧された安定化電圧である第4の出力電圧Vupを発生するようになっている。
なお、前記第1、第2の前段入力インタフェース回路115a、115bと、第1、第2の後段出
力インタフェース回路116a、116bとは、主電源電圧Vbから給電されるようになっている
。
用のRAMメモリ123a、当該RAMメモリの一部領域であるバックアップメモリ123b
、多チャンネルAD変換器124、入力インタフェース回路125、出力インタフェース回路126によって構成され、これ等の構成要素はデータバス127によって互いに接続されている。不揮発データメモリ128Aは、演算回路部121とシリアル接続された電気的に書換・読出が行える不揮発性のDMEMメモリであり、不揮発プログラムメモリ122A内の一部領域を不揮発データメモリとして使用する場合には、このDMEMメモリは不要となるものである。併用制御回路部130Aは、ハードロジックで構成された監視制御回路部131Aと、補助RAMメモリ133と、第2の多チャンネルAD変換器134と、入力インタフェース回路135と、出力インタフェース136とを包含し、併用制御回路部130Aは、演算回路部121に対して図示しない直並列変換器を介してシリアル接続されていて、第2のアナログセンサ104bから得られるアナログ信号のデジタル変換値や、第2のスイッチセンサ105bから得られるON/OFF信号を演算回路部121に送信すると共に、演算回路部121が発生した制御出力信号によって第2の車載電気負荷群106bを駆動するようになっている。
第2の前段入力インタフェース回路115a、115bは、DC12V系の主電源電圧VbからD
C5V系に入力電圧を1次変換し、入力インタフェース回路125、135は更にDC5V系からDC3.3V系に2次変換するものとなっている。
出力インタフェース回路126、136は、DC3・3V系の出力電圧をDC5V系に一次変換し、第1、第2の後段出力インタフェース回路116a、116bは、更にDC5V系からDC12V系に二次変換するものとなっている。
なお、演算回路部121と各種メモリを、第2の出力電圧Vcp=DC3.3Vで動作させる
ことにより、マイクロプロセッサ120Aの高密度実装と高速処理が可能となっている。
同様に、監視制御回路部131Aを第3の出力電圧Vsb=DC3.3V(又はDC2.5V)で動作させることにより、併用制御回路部130Aの高密度実装と高速処理が可能となっている。但し、第2の出力電圧Vcpと第3の出力電圧Vsbが同一電圧であって、同一精度に設計する場合には、第2の出力電圧Vcpと第3の出力電圧Vsbを分離する必要はない。
第1の出力電圧Vifは、例えばDC5V±0.2V/200mAの低精度大容量の電源と
なっていて、入力インタフェース回路125、135と、出力インタフェース回路126、136と、不揮発データメモリ128Aと、ウォッチドッグタイマ回路170に印加されている。
第2の定電圧電源回路20Sは、主電源電圧Vbを供給する電源リレーの出力接点102aと給電ダイオード21との直列回路と、先行電源電圧Vbsを供給する電源スイッチ103と先行給電
ダイオード22との直列回路と、保持電源電圧Vbbを供給する保持給電ダイオード23と限流抵抗24との直列回路とを並列接続した合成電源電圧Vbaから給電されて、第2の出力電圧Vcpを発生する。
第2の出力電圧Vcpは、例えばDC3.3V±0.3V/500mAの低精度大容量の電
源となっていて、演算回路部121、不揮発プログラムメモリ122A、RAMメモリ123a、バ
ックアップメモリ123bに印加されている。
出力電圧Vsbは、例えばDC3.3V±0.3V/50mAの低精度小容量の電源となって
いて、併用制御回路部130Aに設けられた監視制御回路部131Aに対して印加されている。
第4の定電圧電源回路40Dは、車載バッテリ101から直接給電されて、第4の出力電圧Vupを発生する。第4の出力電圧Vupは例えばDC3.3V±0.3V/20mAの低精度小
容量の電源となっていて、電源リレーの出力接点102aが開路されているときに、直列抵抗41を介してバックアップメモリ123bに給電するようになっている。
なお、併用制御回路130A内の補助RAMメモリ133は、第3の定電圧電源回路30Dから並列給電ダイオード31を介して給電されるとともに、第4の定電圧電源回路40Dからダイオー
ド又は抵抗素子である補助給電回路42を介して給電されるようになっている。
補助給電回路42が直列抵抗41と同等の直列抵抗であれば、第3の定電圧電源回路30Dに対
する過負荷が抑制され、補助RAMメモリ133の動作状態を維持することができる。第5
の定電圧電源回路50Dは、電源リレーの出力接点102aを介して車載バッテリ101から給電されて、第5の出力電圧Vadを発生する。
第5の出力電圧Vadは、例えばDC5V±20mV/20mAの高精度小容量の電源とな
っていて、第1、第2の多チャンネルAD変換器124、134、第1、第2のアナログインタフェース回路114a、114bと、第1、第2のアナログセンサ104a、104bの一部に対して給電するようになっている。
図2において、給電ダイオード21と、先行給電ダイオード22と、持続給電ダイオード23から得られる合成電源電圧Vbaを入力電圧として動作する第2の定電圧電源回路20Sは、例
えばN−MOS型の電界効果トランジスタである開閉素子200を備え、開閉素子
200のドレーン端子には合成電源電圧Vbaが印加され、ソース端子はチョークコイル201を介して第2の出力電圧Vcpを発生する出力端子に接続されている。
なお、チョークコイル201の上流側には転流ダイオード202がグランド回路との間に接続され、チョークコイル201の下流側には電源コンデンサ203がグランド回路との間に接続されている。開閉素子200のドレーン端子とソース端子間には、充電ダイオード204とブーストコンデンサ205との直列回路が並列接続され、開閉素子200のゲート端子とソース端子間には電圧制限ダイオード206が並列接続されている。
タ210が導通すると開閉素子200も導通し、チョークコイル201を介して出力電圧が発生す
るとともに、分圧抵抗208a、208bによって出力電圧を監視するようになっている。中段トランジスタ210のゲート端子は、駆動抵抗211とN−MOS型電界効果トランジスタである初段トランジスタ220を介してグランド回路に接続されていて、初段トランジスタ220が導通すると中段トランジスタ210も導通するようになっている。
なお、中段トランジスタ210のソース端子とゲート端子間には電圧制限ダイオード212が接続され、初段トランジスタ220のソース端子とゲート端子間には電圧制限ダイオード222が接続されている。初段トランジスタ220のゲート端子には、駆動抵抗221を介してパルス幅変調制御回路223の出力電圧が印加されている。
ンジスタである開閉素子400を備え、開閉素子400のエミッタ端子には保持電源電圧Vbbが印加され、コレクタ端子は第4の出力電圧Vupを発生する出力端子に接続されて、直列抵抗41を介して第2の定電圧電源回路20Sの出力端子に接続されている。
開閉素子400のベース端子は、駆動抵抗401と、例えばNPN型接合トランジスタである前段トランジスタ410との直列回路によってグランド回路に接続されるとともに、エミッタ
端子とベース端子との間には開路安定抵抗402が接続され、コレクタ端子とグランド回路
との間には分圧抵抗408aと408bとが直列接続されて第4の出力電圧Vupを監視するようになっている。前段トランジスタ410のベース端子とエミッタ端子との間には、開路安定抵
抗412が接続されるとともに、ベース端子には駆動抵抗411を介して比較増幅器413の出力
電圧が印加されている。
ランジスタ410のベース電流を減少させて導通状態を線形制御するようになっている。
次に図1、図2のとおり構成された車載電子制御装置100Aにおける作用・動作について詳細に説明する。
先ず、全体制御動作の概要として、電源スイッチ103が閉路されると論理和反転出力回路112を介して電源リレーの励磁コイル102bが付勢され、出力接点102aが閉路して車載バテリ101から主電源電圧Vbが印加され、定電圧電源回路110Aは第4の出力電圧に加えて、第1から第3、第5の出力電圧を発生して、演算回路部121と併用制御回路部130Aとが動作を開始する。演算回路部121は、車載センサ群である第1、第2のアナログセンサ104a、104bと、第1、第2のスイッチセンサ105a、105bの動作状態と、不揮発プログラムメモリ122Aに格納された制御プログラムに応動して制御出力信号を発生して、第1、第2の車載電気負荷群106a、106bを駆動制御する。併用制御回路部130Aは、第2のアナログセンサ104bと、第2のスイッチセンサ105bの動作状態を監視信号としてマイクロプロセッサ120Aに送信し、マイクロプロセッサ120Aが発生した制御信号を受信して、第2の車載電気負荷群106bを駆動するようになっている。なお、実態としては、併用制御回路部130Aはマイクロプロセッサ120Aの動作状態を監視する機能も持っている。
メモリ123bに格納され、バックアップメモリ123bは、電源リレーの出力接点102aが開路していても保持電源電圧Vbbを降圧して得られる第4の出力電圧Vupによって記憶内容が保持されている。併用制御回路部130Aの補助RAMメモリ133に記憶された重要情報は、運
転中にマイクロプロセッサ120A側のバックアップメモリ123bに転送されるようになっていて、通常では補助RAMメモリ133をバッテリバックアップする必要はない。しかし、運
転停止直前のフラグ情報などでバッテリバックアップしておきたいものがあれば、ダイオード又は抵抗素子である補助給電回路42を介して第4の定電圧電源回路40Dから給電しておくことができる。
但し、車載バッテリ101が異常電圧低下したり、交換のために出力端子が開放された場合
には、バックアップメモリ123bや補助RAMメモリ133の記憶情報は消失するので、バッ
クアップメモリ123bに記憶された一部の重要データは、電源スイッチ103が開路された時
点で、電源リレーの出力接点102aが開路するまでの遅延給電期間において不揮発データメモリ128Aに格納保存されるようになっている。
まず、電源スイッチ103が開路され、電源リレーも消勢されてその出力接点102aが開路し
ている状態では、第1、第3、第5の定電圧電源回路10S・30D・50Dは作動停止し、第1
、第3、第5の出力電圧Vif、Vsb、Vadは発生していない。その結果、スタンバイ開路スイッチ129は開路状態にあり、マイクロプロセッサ120Aには、バックアップメモリ123b
の動作状態を維持するための例えば1mA程度の保持電流Ihを供給すればよい状態とな
っている。第4の定電圧電源回路40Dは、例えばDC3.3V±0.3Vの第4の出力電
圧Vupを発生し、例えば抵抗値R41=100Ωの直列抵抗41を介してバックアップメモリ123bに給電しているが、車載バッテリ101の異常電圧低下によって、保持給電電圧Vbbが
例えば最小保証電圧Vbmin=4.3Vにまで低下していても、バックアップメモリ123bの最小保持電圧Vkp(例えばDC2.5V)を確保することができるようになっている。
続給電ダイオード23を介して持続電源電圧Vbbが印加されているが、車載バッテリ101の
出力電圧が異常低下しているときには、図2の開閉素子200を閉路させることが困難とな
り、バックアップメモリ123bに対して保持電流Ihを供給することができない状態となっ
ている。車載バッテリ101の電源電圧が、例えばDC8.0V以上の通常の低電圧レベル
であれば、第2の定電圧電源回路20Sも正常に動作し、第2及び第4の定電圧電源回路20S、40Dが協働してバックアップメモリ123bに給電している状態となっているが、実際には第2の定電圧電源回路20Sの出力に期待しているわけではなく、予め第2の定電圧電源回路20Sを作動状態に維持しておくことが持続給電ダイオード23の役割となっている。従って、第4の定電圧電源回路40Dは、車載バッテリ101の出力電圧が、通常の最低電圧よりももっと低い異常低電圧に対しても、バックアップメモリ123bの記憶情報を保持するためのものとなっている。
ず第2の定電圧電源回路20Sに給電されるが、第2の定電圧電源回路20Sは、持続給電ダイオード23によって既に動作中であるから通常では先行ダイオード22は無用のものとなって
いる。しかし、車載バッテリ101からの直接給電配線の断線、或いは保持電源電圧Vbbの
入力端子の接触不良によって保持給電が行われていなかった場合には、電源リレーの出力接点102aが閉路して第1、第5の定電圧電源回路10S・50Dが第1、第5の出力電圧Vif、Vadを発生する前に、第2の定電圧電源回路20Sが第2の出力電圧Vcpを発生して、マイ
クロプロセッサ120Aが誤動作するのを防止するようになっている。
電源スイッチ103が閉路して電源リレーの出力接点102aが閉路すると、第1、第3、第5
の出力電圧Vif、Vsb、Vadが発生し、第1の出力電圧Vifが発生したことに伴ってスタンバイ開路スイッチ129が閉路する。その結果、第2の定電圧電源回路20Sの出力電流は、例えば300mAに急増するが、この出力電流が急増する前に出力接点102aが閉路している
ので、限流抵抗24に流れる電流は給電配線の電圧降下の相違に基づく電圧偏差を、限流抵抗24の抵抗値R24で割って得られる微小な値となっている。
圧Vcpの変動最小値((例えば3.3−0.3=3.0V)との間で最大差分値ΔVmax(例えば3.6−3.0=0.6V)が発生したとき、第4の定電圧電源回路40Dに流れる電流はΔVmax/R41となる。但し、R41は直列抵抗41の抵抗値であり、これが例えば0.1KΩであれば最大電流は例えば0.6V/0.1KΩ=6mAとなる。従って、第4の定電圧電源回路40Dの許容出力電流Imaxは10mAもあれば十分ということになる。
イクロプロセッサ120Aが発生する電源保持指令信号DRと、論理和反転出力回路112によ
って付勢状態が保持されていて、バックアップメモリ123bに格納されたデータの一部が不揮発データメモリ128Aへ転送格納され、続いてマイクロプロセッサ120Aが動作を停止することによってスタンバイ開路スイッチ129が開路するとともに、電源保持指令信号DRが
停止して電源リレーが消勢される。電源リレーの出力接点102aが開路すると
、第1、第3、第5の定電圧電源回路10S、30D、50Dは動作停止するが、第2の定電圧電
源回路20Sには、限流抵抗24と持続給電ダイオード23による給電が持続している。
但し、既にスタンバイ開路スイッチ129が開路しているので、限流抵抗24に流れる電流は
微小なものとなっている。
開閉素子200としてはP-MOS型電界効果トランジスタ、又はPNP接合型トランジスタを用いることも可能であり、この場合にはゲート駆動のためのブーストコンデンサが不要となって、回路構成が単純化される。
第4の定電圧電源回路40Dは、PNP接合型トランジスタを用いた線形制御方式の定電
圧電源回路となっていて、軽負荷用の定電圧電源回路として小型安価に構成できるとともに、オン/オフ制御に伴うリップル変動がないので、高精度な定電圧出力を得ることがで
きる。ただし、バックアップメモリ123bに対する給電用としては、特段に高精度の出力電圧が必要となるわけではなく、開閉素子400としてはP−MOS型電界効果トランジスタ
を使用することもできる。
以上の説明で明らかなとおり、この発明の実施の形態1の車載電子制御装置は、以下のような特徴を有するものである。
特に、第2の定電圧電源回路として開閉素子の通電デューティを制御する形式のスイッチング電源とした場合には、安定した微小電流を通電することができないことになるが、第4の定電圧電源回路を併用することによってこの問題を克服して、全体として小型・安価で安定してマイクロプロセッサに対する給電を行うことができる効果がある。
型電源とした場合でも、マイクロプロセッサが不作動となる低電圧領域において無駄な給電を行わないように低電圧遮断機能を付加した場合には、同様の問題があり、マイクロプロセッサが不作動であってもバックアップメモリの記憶保持が可能な電源電圧領域において、バックアップメモリへの給電が行えなくなる。しかし、第4の定電圧電源回路を併用することによってこの問題を克服して、全体として小型・安価で安定してマイクロプロセッサ及びバックアップメモリに対する給電を行うことができる効果がある。
バッテリ101の発生電圧が、第4の出力電圧Vupに対して第4の定電圧電源回路40Dの最小電圧降下Vdを加算した値に相当する最低保証電圧Vbmin≧Vup+Vd 以上であるときには、第4の定電圧電源回路40Dからバックアップメモリ123bに対して、当該バックアップ
メモリの最小保持電圧Vkp以上の出力電圧を印加して、所定の保持電流Ikp以上となる電流を供給することができるように、(Vup−Vkp)/Ikp 以下の値が選択され、電源ス
イッチ103が閉路されて、第1及び第2の出力電圧Vif、Vcpが発生し、スタンバイ開路
スイッチ129が閉路されているときには、第4の定電圧電源回路40Dが発生する第4の出力電圧Vupの変動最大値と、第2の出力電圧Vcpの変動最小値との間で最大差分値ΔVmax
が発生したときに、直列抵抗41を介して、第4の定電圧電源回路40Dが発生する出力電流
が所定の許容電流Imax以下となるように、直列抵抗41の抵抗値RをΔVmax/Imax以上の値とするようになっている。
従って、第2、第4の出力電圧が接近した値であって、出力電圧の変動バラツキによって第4の定電圧電源回路に分流する電流が発生しても、これを抑制して第4の定電圧電源回路の焼損を防止することができるとともに、第2の出力電圧を抑制して第2の定電圧電源回路の消費電力を抑制することができる特徴がある。なお、第2の出力電圧を第4の出力電圧よりも高い値に設定しておけば、第4の定電圧電源回路に対する分流が発生せず、直列抵抗を設ける必要はないが、この場合には、第2の定電圧電源回路の消費電力が増大し、マイクロプロセッサの温度上昇も大きくなる問題がある。
力接点102aと給電ダイオード21を介して車載バッテリ101から給電されるとともに、持続
給電ダイオード23を介して車載バッテリ101から直接給電されていて、出力接点102aが開
路されても、第2の定電圧電源回路20Sの入力回路部に対する給電を持続するようになっ
ている。
従って、スタンバイ開路スイッチが開路するまでは、第2の定電圧電源回路を主体としてマイクロプロセッサに対する給電が行われ、スタンバイ開路スイッチが開路しても第2の定電圧電源回路が動作を続けていることになるが、たとえ動作を持続していても、スタンバイ開路スイッチが開路して軽負荷になっているので、車載バッテリの放電電流は抑制されている。一方電源電圧の低下によって第2の定電圧電源回路が微小電流の発生能力がなくなっても、第4の定電圧電源回路からバックアップメモリに対する微小電流を供給して、確実にバックアップメモリに対する記憶情報の保持を行うことができる特徴がある。また、持続給電ダイオードによって第2の定電圧電源回路の入力部には常時給電が行われ
ているので、電源リレーの出力接点が閉路した直後の第2の出力電圧の立上り遅延問題が発生せず、第1の出力電圧が先行発生してマイクロプロセッサに誤動作が発生するのを防止することができる特徴がある。
る持続給電ダイオード23には限流抵抗24が直列接続されており、スタンバイ開路スイッチ129は、電源スイッチ103が閉路されて電源リレーの出力接点102aが閉路し、第1の定電圧電源回路10Sが第1の出力電圧Vifを発生したことによって閉路されると共に、電源スイ
ッチ103が開路されたことによって演算回路部121が退避処理を開始し、スタンバイ開路スイッチ129が開路復帰してから、電源リレーが消勢されるようになっている。
従って、電源リレーの出力接点が閉路しているときに、第2の定電圧電源回路に対する給電を限流抵抗のない出力接点側に集中させ、電源リレーの出力接点が開路されているときには、第2の定電圧電源回路に対する負荷を軽減して、車載バッテリからの直接給電を抑制することによって、電源配線を細くしたり、電源線に対するノイズフィルタを小容量のものにすることができる特徴がある。
源リレーの出力接点102aと、給電ダイオード21を介して車載バッテリ101から給電される
とともに、電源スイッチ103と先行給電ダイオード22を介して車載バッテリ101から給電されるようになっている。
従って、マイクロプロセッサに対する入出力インタフェースの印加電圧が所定値に達する前に、演算回路部に対する印加電圧を確立させて、マイクロプロセッサの誤動作を防止することができる特徴がある。
力電圧Vsbは、併用制御回路部130Aに設けられた監視制御回路部131Aと補助RAMメモ133に対して印加され、第4の定電圧電源回路40Dは、ダイオード又は抵抗素子である補助給電回路42を介して補助RAMメモリ133に給電するようになっている。
回路を介して給電されるようになっている。
従って、電源スイッチが開路された状態における車載バッテリの消費電力を抑制すると共に、第4の定電圧電源回路をそのまま利用して、マイクロプロセッサ側及び併用制御回路部側のバックアップメモリに対する微小電流の安定給電を行うことができる特徴がある。
第1の定電圧電源回路10Sは、大容量ではあるが低精度の第1の出力電圧Vifを発生する
のに対し、第5の定電圧電源回路50Dは、小容量ではあるが、第1の出力電圧Vifと同一
電圧であっても、より高精度な第5の出力電圧Vadを発生するようになっている。
従って、第1の定電圧電源回路は大容量出力ではあるが低精度なものであってもよく、全体として安価に構成することができる特徴がある。
特に、分離された第1の定電圧電源回路は、開閉素子の通電デューティを制御する形式のスイッチング電源とすることによって、電圧リップルは残されるものの低損失で小型・安価なものとし、第5の定電圧電源回路は、開閉素子の導通状態を連続制御する形式のドロッパー電源とすることによって、高精度な出力電圧を得ることができる特徴がある。
(1)構成の説明
この発明の実施の形態2の車載電子制御装置について、全体回路図である図3と、定電圧電源回路の一部の詳細回路図である図4を参照して、図1、図2との相違点を中心にして説明する。なお、図中、図1、図2との同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図3において、車載電子制御装置100Bには、図1と同様に、車載バッテリ101、電源リ
レーの出力接点102aと励磁コイル102b、電源スイッチ103、第1のアナログセンサ104a
、第2のアナログセンサ104b、第1のスイッチセンサ105a、第2のスイッチセンサ105b、第1の車載電気負荷群106a、第2の車載電気負荷群106bが接続され、主電源電圧Vb、先
行電源電圧Vbs、保持電源電圧Vbbが与えられている。
マイクロプロセッサ120Bは、マイクロプロセッサ120Aと同様に、演算回路部121と、不揮
発プログラムメモリ122Bと、一部領域がバックアップメモリ123bとなるRAMメモリ123a、123bと、第1の多チャンネルAD変換器124と、入力インタフェース回路125、出力インタフェース回路126と、スタンバイ開路スイッチ129によって構成されているが
、不揮発プログラムメモリ122Bはフラッシュメモリが使用されていて、その一部の領域が不揮発データメモリ128Bとして使用されるようになっている。
定電圧電源回路110Bは、定電圧電源回路110Aと同様に、複数の安定化された出力電圧を発生して車載電子制御装置100B内の各部に給電するようになっている。
の代わりに第1の出力電圧Vifが共用されている。その代わりに、図1における第1の定電圧電源回路10Sは低精度・低消費電力のオン/オフ制御方式の定電圧電源回路が使用されているのに対し、図3における第1の定電圧電源回路10Dは、高精度の線形制御方式の定
電圧電源回路が使用されていて、入出力点数規模が小さな車載電子制御装置に適した構成となっている。
オード22と持続給電ダイオード23とから得られる合成電源電圧Vbaが印加されているが、図1の場合には、図2で説明したオン/オフ制御方式の定電圧電源回路であるのに対し、
図3の場合は、図4で後述する線形制御方式の定電圧電源回路が使用されている。
これは、図3における第2の定電圧電源回路20Dの負荷電流が比較的小さくて、損失が過
大にはならないことによって、簡易な線形制御方式のものを選択したものとなっている。第3の定電圧電源回路30Sは、車載バッテリ101から直接給電されていて、電源スイッチ103が開路されているときでもサブCPU131Bに給電するように構成されている。
サブCPU131Bは、低消費電力形式のものではあるが、駐車中の車載バッテリ101の負担
を軽減するためにオン/オフ制御方式の定電圧電源回路が使用されている。
第4の定電圧電源回路60Lは、図1の場合と同様に、車載バッテリ101から直接給電され
て、直列抵抗61を介して第2の定電圧電源回路20Dの出力端子に接続されている。
しかし、図1のものは、図2で説明したとおり、接合型トランジスタを用いた線形制御方式のものであるのに対し、図3のものは、図4で後述するとおり、電界効果型トランジスタを用いた線形制御方式のものとなっている。
図4において、給電ダイオード21と先行給電ダイオード22と持続給電ダイオード23から得られる合成電源電圧Vbaを入力電圧として動作する第2の定電圧電源回路20Dは、例えば
PNP型接合トランジスタである開閉素子230を備え、開閉素子230のエミッタ端子には合成電源電圧Vbaが印加され、コレクタ端子は第2の出力電圧Vcpを発生する出力端子に接続されている。開閉素子230のベース端子は駆動抵抗231と、例えばNPN型接合トランジスタである前段トランジスタ240との直列回路によってグランド回路に接続されるととも
に、エミッタ端子とベース端子との間には開路安定抵抗232が接続され、コレクタ端子と
グランド回路との間には分圧抵抗238aと238bとが直列接続されて、第2の出力電圧Vcpを監視するようになっている。前段トランジスタ240のベース端子とエミッタ端子との間に
は開路安定抵抗242が接続されるとともに、ベース端子には駆動抵抗241を介して比較増幅器243の出力電圧が印加されている。
段トランジスタ240のベース電流を減少させて、導通状態を線形制御するようになってい
る。前段トランジスタ240のベース端子とエミッタ端子との間には、例えばNPN型接合
トランジスタである遮断制御トランジスタ250が接続されている。遮断制御トランジスタ250のベース端子とエミッタ端子間には開路安定抵抗252が接続されるとともに、ベース端
子には駆動抵抗251を介して比較増幅器253の出力電圧が印加されている。
比較増幅器253は、基準電圧244と、分圧抵抗239a、239bによる合成電源電圧Vbaに比例した電圧との大小を比較して、合成電源電圧Vbaが所定の電圧よりも高ければ遮断制御トランジスタ250を遮断し、合成電源電圧Vbaが所定の電圧よりも低ければ遮断制御トランジ
スタ250を導通させて、開閉素子230を遮断するようになっている。
これにより、マイクロプロセッサ120Bが作動不能となる低電圧状態では、開閉素子230を
開路して無駄な電力の供給を停止するようになっている。
界効果トランジスタである開閉素子620を備え、開閉素子620のソース端子には保持電源電圧Vbbが印加され、ドレーン端子は第4の出力電圧Vupを発生する出力端子に接続されて、直列抵抗61を介して第2の定電圧電源回路20Dの出力端子に接続されている。開閉素子620のゲート端子とソース端子間には分圧抵抗622が並列接続されるとともに、ゲート端子は駆動抵抗621とN−MOS型電界効果トランジスタである前段トランジスタ630を介してグランド回路に接続されていて、前段トランジスタ630が導通すると開閉素子620も導通するようになっている。前段トランジスタ630のゲート端子とソース端子との間には分圧抵抗632が接続されるとともに、ゲート端子には駆動抵抗631を介して比較増幅器633の出力電圧が印加されている。
比較増幅器633は、例えばバンドギャップセルによって生成された基準電圧634と、分圧抵抗638a、638bによる第4の出力電圧Vupに比例した電圧との偏差積分値に応動したアナログ信号電圧を発生し、第4の出力電圧Vupが所定の電圧よりも低ければ、前段トランジスタ630のゲート電圧を増加させ、第4の出力電圧Vupが所定の電圧よりも高ければ、前段
トランジスタ630のゲート電圧を減少させて、導通状態を線形制御するようになっている
。
3の定電圧電源回路30Sに接続された並列給電ダイオード31と、第4の定電圧電源回路60Lに接続されたダイオード又は抵抗素子である補助給電回路62との並列出力から補助RAMメモリ133に給電するようになっている。これにより、車載バッテリ101の電源電圧が低下してサブCPU131Bが不作動となっても、補助RAMメモリ133の最小保持電圧に対応し
た最小保証電圧までの電源電圧の低下であれば、第4の定電圧電源回路60Lからの給電に
よって補助RAMメモリ133への給電を持続することができるようになっている。従って
、図4の遮断制御トランジスタ250と同様に、電源電圧が異常低下したときに第3の定電
圧電源回路30Sの出力発生を停止して、サブCPU131Bに対する無駄な電力供給を停止す
ることも可能となる。
次に、以上のように構成されたこの発明の実施の形態2の車載電子制御装置の作用・動作について、図3、図4を参照して詳細に説明する。
先ず、全体制御動作の概要として、電源スイッチ103が閉路されると、論理和反転出力回
路112を介して電源リレーの励磁コイル102bが付勢され、出力接点102aが閉路して車載バ
テリ101から主電源電圧Vbが印加され、定電圧電源回路110Bは第2から第4の出力電圧に加えて第1の出力電圧を発生して、演算回路部121と併用制御回路部130Bとが動作を開始
する。演算回路部121は車載センサ群である第1、第2のアナログセンサ104a、104bと、
第1、第2のスイッチセンサ105a、105bの動作状態と、不揮発プログラムメモリ122Bに格納された制御プログラムに応動して制御出力信号を発生して、第1、第2の車載電気負荷群106a、106bを駆動制御する。併用制御回路部130Bは、第2のアナログセンサ104bと第2のスイッチセンサ105bの動作状態を監視信号としてマイクロプロセッサ120Bに送信し、マイクロプロセッサ120Bが発生した制御信号を受信して第2の車載電気負荷群106bを駆動するようになっている。
停止している駐車状態において、サブCPU131Bが単独で動作して駐車中の経過時間の測定、或いは一部の車載センサの動作状態を定期的に監視するようになっている。
駐車中に監視される特定のセンサは、図示しない選択給電回路によって一時的に給電されてサブCPU131Bに入力されるようになっている。
クアップメモリ123bに格納され、バックアップメモリ123bは、電源リレーの出力接点102aが開路していても保持電源電圧Vbbを降圧して得られる第4の出力電圧Vupによって記憶内容が保持されている。併用制御回路部130Bの補助RAMメモリ133に記憶された重要情
報は、運転中にマイクロプロセッサ120B側のバックアップメモリ123bに転送されるようになっていて、通常では補助RAMメモリ133をバッテリバックアップする必要はない。し
かし、駐車中に定期的に記憶された経過時間情報、或いは特定センサの動作状態は、補助RAMメモリ133がダイオード又は抵抗素子である補助給電回路62を介して第4の定電圧
電源回路60Lから給電されているので、たとえサブCPU131Bの停止状態が発生しても、
動作停止前に測定された情報を保存しておくことができるようになっている。但し、車載バッテリ101が異常電圧低下したり、交換のために出力端子が開放された場合には、バッ
クアップメモリ123bや補助RAMメモリ133の記憶情報は消失するので、バックアップメ
モリ123bに記憶された一部の重要データは、電源スイッチ103が開路された時点で、電源
リレーの出力接点102aが開路するまでの遅延給電期間において、不揮発プログラムメモリ122Bの一部の領域である不揮発データメモリ128Bに格納保存されるようになっている。
まず、電源スイッチ103が開路され、電源リレーも消勢されてその出力接点102aが開路し
ている状態では、第1(第5)の定電圧電源回路10D(50D)は作動停止し、第1(第5)の出力電圧Vif(Vad)は発生していない。その結果、スタンバイ開路スイッチ129は開
路状態にあり、マイクロプロセッサ120Bにはバックアップメモリ123bの動作状態を維持するための例えば1mA程度の保持電流Ihを供給すればよい状態となっている。
第4の定電圧電源回路60Lは、例えばDC3.3V±0.3Vの第4の出力電圧Vupを発
生し、例えば抵抗値R61=100Ωの直列抵抗61を介してバックアップメモリ123bに給電しているが、車載バッテリ101の異常電圧低下によって、保持給電電圧Vbbが例えば最小
保証電圧Vbmin=4.3Vにまで低下していても、バックアップメモリ123bの最小保持電圧Vkp(例えばDC2.5V)を確保することができるようになっている。
続給電ダイオード23を介して持続電源電圧Vbbが印加されているが、車載バッテリ101の
出力電圧が異常低下しているときには、図4の開閉素子230が開路して、バックアップメ
モリ123bに対して保持電流Ihを供給することができない状態となる。
車載バッテリ101の電源電圧が、例えばDC8.0V以上の通常の低電圧レベルであれば
第2の定電圧電源回路20Dも正常に動作し、第2及び第4の定電圧電源回路20D、60Lが協
働してバックアップメモリ123bに給電している状態となっているが、実際には第2の定電圧電源回路20Dの出力に期待しているわけではなく、予め第2の定電圧電源回路20Dを作動状態に維持しておくことが持続給電ダイオード23の役割となっている。
従って、第4の定電圧電源回路60Lは、車載バッテリ101の出力電圧が、通常の最低電圧よりももっと低い異常低電圧に対しても、バックアップメモリ123bの記憶情報を保持するためのものとなっている。
ず第2の定電圧電源回路20Dに給電されるが、第2の定電圧電源回路20Dは持続給電ダイオード23によって既に動作中であるから、通常では先行ダイオード22は無用のものとなっている。しかし、車載バッテリ101からの直接給電配線の断線、或いは保持電源電圧Vbbの入力端子の接触不良によって保持給電が行われていなかった場合には、電源リレーの出力接点102aが閉路して第1(第5)の定電圧電源回路10D(50D)が第1(第5)の出力電圧Vif(Vad)を発生する前に、第2の定電圧電源回路20Dが、第2の出力電圧Vcpを発生して、マイクロプロセッサ120Bが誤動作するのを防止するようになっている。電源スイッチ103が閉路して、電源リレーの出力接点102aが閉路すると、予め発生している第3、第4の出力電圧Vsb、Vupに加えて、第1(第5)の出力電圧Vif(Vad)が発生し、第1の出力電圧Vifが発生したことに伴ってスタンバイ開路スイッチ129が閉路する。その結果、第2の定電圧電源回路20Dの出力電流は例えば300mAに急増するが、この出力電流が急増する前に出力接点102aが閉路しているので、限流抵抗24に流れる電流は給電配線の電圧降下の相違に基づく電圧偏差を、限流抵抗24の抵抗値R24で割って得られる微小な値となっている。
圧Vcpの変動最小値((例えば3.3−0.3=3.0V)との間で、最大差分値ΔVmax(例えば3.6−3.0=0.6V)が発生したとき、第4の定電圧電源回路60Lに流れる電流はΔVmax/
R61となる。但し、R61は直列抵抗61の抵抗値であり、これが例えば0.1KΩであれば最
大電流は例えば0.6V/0.1KΩ=6mAとなる。従って、第4の定電圧電源回路60Lの許
容出力電流Imaxは10mAもあれば十分ということになる。
イクロプロセッサ120Bが発生する電源保持指令信号DRと論理和回路122によって付勢状態が保持されていて、バックアップメモリ123bに格納されたデータの一部が不揮発データメモリ128Bへ転送格納され、続いてマイクロプロセッサ120Bが動作を停止することによ
ってスタンバイ開路スイッチ129が開路するとともに、電源保持指令信号DRが停止して
電源リレーが消勢される。
電源リレーの出力接点102aが開路すると、第1(第5)の定電圧電源回路10D(50D)は動
作停止するが、第2の定電圧電源回路20Dには限流抵抗24と持続給電ダイオード24による
給電が持続する。
但し、既にスタンバイ開路スイッチ129が開路しているので、限流抵抗24に流れる電流は
微小なものとなっている。
回路となっていて、広範囲な電源電圧の変動に対して第2の定電圧出力Vcpを発生するが、低電圧領域では強制遮断するようになっている。
開閉素子230としては、図2と同様に低消費電力となるオン/オフ制御方式の定電圧電源回路にすることも可能である。
第4の定電圧電源回路60Lは、P−MOS型電界効果トランジスタを用いた線形制御方式
の定電圧電源回路となっていて、軽負荷用の定電圧電源回路として小型安価に構成できるとともに、オン/オフ制御に伴うリップル変動がないので高精度な定電圧出力を得ること
ができる。ただし、バックアップメモリ123bに対する給電用としては、特段に高精度の出力電圧が必要となるわけではない。また、開閉素子620としては、図2に示すとおり、P
NP型の接合トランジスタを使用することもできる。
メモリ133には、第3の定電圧電源回路30Sによる第3の出力電圧Vsbが共通に印加され、第4の定電圧電源回路60Lに対する補助給電回路62としては、直列抵抗61と同等の抵抗素
子が接続される。
第3の定電圧電源回路30Sの出力に設けられた並列給電ダイオード31は短絡削除し、その
代わりに、車載バッテリ101からの給電回路側に断線地絡に対する保護を目的としたダイ
オードを接続しておくのが望ましい。
以上の説明で明らかなとおり、この発明の実施の形態2の車載電子制御装置は、以下のような特徴を有するものである。
出力電圧Vifは、入、出力インタフェース回路125、126に対して印加され、第2の定電圧電源回路20Dは、少なくとも電源リレーの出力接点102aを介して、車載バッテリ101から給電されて第2の出力電圧Vcpを発生し、第2の出力電圧Vcpは、マイクロプロセッサ120Bに設けられた演算回路部121と、不揮発プログラムメモリ122Bと、RAMメモリ123aと、
バックアップメモリ123bに対して印加され、第4の定電圧電源回路60Lは、車載バッテリ101から直接給電されて第4の出力電圧Vupを発生するとともに、直列抵抗61を介して第2の定電圧回路20Dの出力端子に接続されている。
回路30Sは、車載バッテリ101から直接給電されて第3の出力電圧Vsbを発生し、当該第3の出力電圧Vsbは、併用制御回路部130Bに設けられた監視制御回路部131Bと、補助RAMメモリ133に対して印加され、第4の定電圧電源回路60Lは、ダイオード又は抵抗素子である補助給電回路62を介して、補助RAMメモリ133に給電するようになっている。
従って、監視制御回路部として低消費電力のサブCPUを使用して、第3の定電圧電源回路を車載バッテリから常時接続した場合には、電源スイッチが開路しているときにも監視制御回路部を間欠作動させることができるとともに、第4の定電圧電源回路によって、マイクロプロセッサ側及び動作停止中の併用制御回路部側のバックアップメモリに対する微小電流の安定給電を行うことができる特徴がある。
マイクロプロセッサ120B側の入、出力インタフェース回路125、126と第1の多チャンネルAD変換器124、又は併用制御回路部130B側の入、出力インタフェース回路135、136と第
2の多チャンネルAD変換器134の、一方又は両方に対して共用される第1の出力電圧Vifを発生し、第1の定電圧電源回路10Dは、開閉素子の導通状態を連続制御する形式のドロッパー電源とすることによって、高精度な出力電圧を得るようになっている。
従って、マイクロプロセッサ又は併用制御回路部に対する電源配線を分離する必要がないので、回路構成が簡略化される特徴がある。特に、オン/オフ動作のインタフェース回路に必要とされる電流と、多チャンネルAD変換器に必要とされる電流に大きな乖離がない場合には、定電圧電源回路を一体化することによって小型・安価となる特徴がある。
30D、30S 第3の定電圧電源回路、40D、60L 第4の定電圧電源回路、
50D 第5の定電圧電源回路、
21 給電ダイオード、22 先行給電ダイオード、23 持続給電ダイオード、
24 限流抵抗、31 並列給電ダイオード、41、61 直列抵抗、
42、62 補助給電回路
100A、100B 車載電子制御装置、101 車載バッテリ、
102a 電源リレー(出力接点)、102b 電源リレー(励磁コイル、)
103 電源スイッチ、104a、104b アナログセンサ(車載センサ群)、
105a、105b スイッチセンサ(車載センサ群、)106a、106b 車載電気負荷群、
110A、110B 定電圧電源回路、120A、120B マイクロプロセッサ、
121 演算回路部、122A、122B 不揮発プログラムメモリ、123a RAMメモリ、
123b バックアップメモリ、124、134 多チャンネルAD変換器、
125、135 入力インタフェース回路、126、136 出力インタフェース回路、
128A、128B 不揮発データメモリ、130A、130B 併用制御回路部、
131A 監視制御回路部(論理回路)、131B 監視制御回路部(サブCPU)
132B 補助プログラムメモリ、133 補助RAMメモリ、
Vif 第1の出力電圧、Vcp 第2の出力電圧、Vsb 第3の出力電圧、
Vup 第4の出力電圧、Vad 第5の出力電圧、Vb 主電源電圧、
Vbb 保持電源電圧、Vbs 先行電源電圧、Vba 合成電源電圧。
Claims (8)
- 車載センサ群の動作状態と、不揮発プログラムメモリに格納された制御プログラムの内容とに応動して電気負荷群を駆動制御するマイクロプロセッサと、車載バッテリから給電されて複数種類の出力電圧を発生する定電圧電源回路とを備えた車載電子制御装置であって、前記マイクロプロセッサは、前記不揮発プログラムメモリと協働する演算回路部と、少なくとも一部領域をバックアップメモリとした揮発性のRAMメモリと、入出力インタフェース回路と、スタンバイ時に前記バックアップメモリ以外の回路に対する給電回路を遮断するスタンバイ開路スイッチとを備え、
前記定電圧電源回路は、前記車載バッテリから給電されて前記マイクロプロセッサに対して安定化された出力電圧を供給する第1の定電圧電源回路、第2の定電圧電源回路及び第4の定電圧電源回路を備え、
前記第1の定電圧電源回路は、電源スイッチが閉路したときに付勢され、当該電源スイッチが開路したときに所定の遅延時間をおいて消勢される電源リレーの出力接点を介して、前記車載バッテリから給電されて第1の出力電圧Vifを発生し、当該第1の出力電圧Vifは前記入出力インタフェース回路に対して印加され、
前記第2の定電圧電源回路は、少なくとも前記電源リレーの出力接点を介して前記車載バッテリから給電されて第2の出力電圧Vcpを発生し、当該第2の出力電圧Vcpは、前記マイクロプロセッサに設けられた演算回路部と、不揮発プログラムメモリと、RAMメモリと、バックアップメモリに対して印加され、
前記第4の定電圧電源回路は、前記車載バッテリから直接給電されて第4の出力電圧Vupを発生するとともに、直列抵抗を介して前記第2の定電圧回路の出力端子に接続されていることを特徴とする車載電子制御装置。 - 前記直列抵抗の抵抗値Rは、前記電源スイッチが開路され、前記第1及び第2の出力電圧Vif・Vcpが出力停止していても、前記車載バッテリの発生電圧が、前記第4の出力電圧Vupに対して前記第4の定電圧電源回路の最小電圧降下Vdを加算した値に相当する最
低保証電圧Vbmin≧Vup+Vd 以上であるときには、前記第4の定電圧電源回路から前
記バックアップメモリに対して、当該バックアップメモリの最小保持電圧Vkp以上の出力電圧を印加して、所定の保持電流Ikp以上となる電流を供給することができるように
(Vup−Vkp)/Ikp 以下の値が選択され、前記電源スイッチが閉路されて、前記第1
及び第2の出力電圧Vif・Vcpが発生し、前記スタンバイ開路スイッチが閉路されているときには、前記第4の定電圧電源回路が発生する第4の出力電圧Vupの変動最大値と、前記第2の出力電圧Vcpの変動最小値との間で最大差分値ΔVmaxが発生したときに、前記
直列抵抗を介して前記第4の定電圧電源回路が発生する出力電流が所定の許容電流Imax
以下となるように、前記直列抵抗の抵抗値RをΔVmax/Imax以上の値としたことを特徴
とする請求項1に記載の車載電子制御装置。 - 前記第2の定電圧電源回路は、前記出力接点と給電ダイオードを介して前記車載バッテリから給電されるとともに、持続給電ダイオードを介して前記車載バッテリから直接給電されていて、前記出力接点が開路されても前記第2の定電圧電源回路の入力回路部に対する給電を持続するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載電子制御装置。
- 前記第2の定電圧電源回路に対する持続給電ダイオードには、限流抵抗が直列接続されており、前記スタンバイ開路スイッチは、電源スイッチが閉路されて前記電源リレーの出力接点が閉路して、前記第1の定電圧電源回路が第1の出力電圧Vifを発生したことによって閉路されるとともに、前記電源スイッチが開路されたことによって前記演算回路部が退避処理を開始し、スタンバイ開路スイッチが開路復帰してから前記電源リレーが消勢されるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載電子制御装置。
- 前記第2の定電圧電源回路は、前記電源リレーの出力接点と、給電ダイオードを介して前記車載バッテリから給電されるとともに、前記電源スイッチと先行給電ダイオードを介して前記車載バッテリから給電されるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車載電子制御装置。
- 前記マイクロプロセッサは、当該マイクロプロセッサに対してシリアル接続された併用制御回路部と協働し、当該併用制御回路部は、付加された車載センサ群と車載電気負荷群に対する入出力信号を前記マイクロプロセッサに対して仲介接続し、前記定電圧電源回路は更に、第3の定電圧電源回路を備え、前記第3の定電圧電源回路は、少なくとも前記電源リレーの出力接点を介して前記車載バッテリから給電されるか、又は前記車載バッテリから直接給電されて第3の出力電圧Vsbを発生し、当該第3の出力電圧Vsbは、前記併用制御回路部に設けられた監視制御回路部と補助RAMメモリに対して印加され、前記第4の定電圧電源回路は、ダイオード又は抵抗素子である補助給電回路を介して前記補助RAMメモリに給電するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車載電子制御装置。
- 前記マイクロプロセッサ、又は当該マイクロプロセッサと協働する前記併用制御回路部は、前記車載センサ群の一部であるアナログセンサから入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換する第1の多チャンネルAD変換器、又は第2の多チャンネルAD変換器を備えるとともに、前記定電圧電源回路は、前記電源リレーの出力接点が閉路されたことに応動して、前記第1又は第2の多チャンネルAD変換器に対して第5の出力電圧を供給する第5の定電圧電源回路を包含し、前記第1の定電圧電源回路は、大容量ではあるが低精度の第1の出力電圧を発生するのに対し、前記第5の定電圧電源回路は、小容量ではあるが前記第1の出力電圧と同一電圧であっても、より高精度な前記第5の出力電圧を発生するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の車載電子制御装置。
- 前記マイクロプロセッサ、又は当該マイクロプロセッサと協働する前記併用制御回路部は、前記車載センサ群の一部であるアナログセンサから入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換する第1の多チャンネルAD変換器、又は第2の多チャンネルAD変換器を備えるとともに、前記第1の定電圧電源回路は、前記マイクロプロセッサ側の入出力インタフェース回路と第1の多チャンネルAD変換器、又は前記併用制御回路部側の入出力インタフェース回路と第2の多チャンネルAD変換器の、一方又は両方に対して共用される第1の出力電圧Vif、Vadを発生し、前記第1の定電圧電源回路は、開閉素子の導通状態を連続制御する形式のドロッパー電源とすることによって、高精度な出力電圧を得るようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の車載電子制御装置。
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