JP3608000B2 - 車載演算機器用電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載される演算装置に使用され、入出力部に供給される第一の電源電圧と、演算部や記憶部に供給される第二の電源電圧とを有する車載演算機器用電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載された内燃機関の制御や各種走行系の制御にはマイクロプロセッサを使用した電子制御システムが多く使用されているが、これらの電子制御システムには入出力回路部などでは例えば5.0Vの電源電圧にて動作し、演算部や記憶部では例えば3.3Vの電源電圧にて動作するように構成された二電源方式のマイクロプロセッサが多く使用されている。これらは動作周波数を高めながら消費電力を抑えるために用いられるものであり、このような装置に対しては入出力部などに供給する電源と、演算部などに供給する電源との電圧の異なる二系列の定電圧電源を必要とする。
【0003】
一方、車両に搭載される電子制御システムは電源が車載のバッテリであり、バッテリの電圧が定電圧電源により所定の定電圧に置き換えられてマイクロプロセッサなどに供給される。バッテリからの電力はキースイッチを介して供給され、内燃機関の始動時にはキースイッチのオンと共に供給が開始され、内燃機関の停止時にはキースイッチのオフと共に電力供給が停止される。このように電力の供給と停止とが繰り返される車載用の電子制御システムにおいては、マイクロプロセッサに供給される電圧の立ち上がりと立ち下がりの過渡特性によってはマイクロプロセッサに様々な問題を生じることがある。例えば、特開平7−191701号公報には電源の投入や遮断時において、マイクロプロセッサの起動時と停止時の制御信号のタイミングを制御することによりこの問題に対処する技術が開示されている。
【0004】
この公報に開示された技術は、上記した二電源方式のマイクロプロセッサを使用するものではないが、キースイッチオフ時におけるRAMのバックアップ用の電源と、キースイッチオン時にマイクロプロセッサに供給される電源と、センサ類など周辺機器に供給される電源との三系列の定電圧電源が並列的に設けられ、それぞれが各負荷に電力供給するものにおいて、マイクロプロセッサに供給する電源の電圧を判定する手段を設け、電圧の立ち上がり時と立ち下がり時とに定電圧電源の電圧の値を判定することにより、発信制御端子、プログラム実行制御端子、RAM書込制御端子の順に電力を供給し、電力供給を停止するときには逆の順序で停止するようにしたものであり、マイクロプロセッサを誤動作なく安定して動作させると共に、バックアップ用の電源から内部クロックなどに電力供給する必要を排除し、バックアップ用の電源の小型化を図ったものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようにマイクロプロセッサを使用した電子制御システムにおいては、電源装置からの給電がマイクロプロセッサの制御信号と関連しあっており、キースイッチがオンしたときの電源電圧の上昇時と、オフしたときの下降時との過渡期においてはハードウエアとソフトウエアとの両面から信号のタイミング制御を必要とするものであり、特に、二電源方式のマイクロプロセッサのように複数の電源を有し、これらが相互に関連しあって電圧が上昇したり、下降したりするものにおいてはさらに複雑な制御を必要とすることになる。また、二電源方式のマイクロプロセッサを使用するものにおいて、上記のように複数の電源が並列的に存在する場合には各電圧の立ち上がりと立ち下がりの過渡特性にアンバランスが生じることがあり、このような場合にはマイクロプロセッサのラッチアップ事故を招くことがあった。
【0006】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、複数の定電圧電源を有するシステムにおいて、マイクロプロセッサの起動時においては各制御電源が確実に立ち上がってから起動信号を供給し、停止時にはスイッチの遮断を検知してマイクロプロセッサを休止モードにし、休止が完了するまで制御可能な電圧を残留させておくことにより、単純化された制御により起動と休止とが可能な車載演算機器用電源装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる車載演算機器用電源装置は、車載バッテリから電源スイッチを介して電力供給を受けて、マイクロプロセッサ内部の入出力回路部に供給する第一の電圧を発生する第一の開閉素子、該第一の開閉素子の出力部に直列接続され、前記マイクロプロセッサ内部の演算部・RAMメモリ部・ROMメモリ部に供給する第二の電圧を発生する第二の開閉素子、および前記車載バッテリから電源スイッチを介さないで電力供給を受けて、前記第二の電圧よりも低い第三の電圧を発生し、前記マイクロプロセッサの少なくともR AMメモリ部に対して動作保持電圧を供給する第三の開閉素子を備え、前記電源スイッチの投入時には前記第一の電圧の増大に応じて前記第二の電圧が増大し、前記電源スイッチの遮断時には前記第一の電圧の減少に応じて前記第二の電圧が減少するように構成したものである。
【0008】
また、前記第二の開閉素子は、前記第一の開閉素子の出力電圧が所定判定値を超過したときに導通を開始するもので、前記所定判定値は前記第二の電圧未満で前記第三の電圧以上の範囲に設定されることにより、前記電源スイッチの投入/遮断後の過渡状態において、前記第二の開閉素子の出力電圧が前記第三の開閉素子の出力電圧未満であるときに前記第三の開閉素子から前記第二の開閉素子に逆流電流が流れることを防止するように構成したものである。
【0009】
また、前記第一の開閉素子に対して過電流抑制制御回路を付加することにより、前記第一の開閉素子および前記第二の開閉素子が過大電流により焼損することを防止するように構成したものである。
【0010】
また、前記電源スイッチの投入/遮断を検知するための電源検出器、該電源検出器の出力に応動し前記マイクロプロセッサに対して起動/休止等の制御信号を供給する指令信号発生回路、および前記第一の開閉素子の入力側または出力側の少なくともどちらか一方に接続された電圧保持用コンデンサを備え、前記電源スイッチの投入時には前記第一および第二の電圧の確立を待って前記マイクロプロセッサの動作を開始し、前記電源スイッチの遮断時には前記マイクロプロセッサの休止完了まで前記第一および第二の電圧が前記コンデンサに残留して前記マイクロプロセッサの待避処理が行えるように構成したものである。
【0011】
また、前記電源検出器は、前記車載バッテリの電圧に比例した第一の検出電圧と、前記電源スイッチを経由した前記車載バッテリの電圧に比例した第二の検出電圧とを比較する比較器によって構成され、前記第二の検出電圧が前記第一の検出電圧よりも小さいときに前記電源スイッチが遮断されていると判定するように構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図4は、この発明の実施の形態1による車載演算機器用電源装置を説明するもので、図1はその構成を示すブロック図、図2ないし図4は各導通制御回路の回路図である。図において、1は負側端子が車体2に接続された車載のバッテリ、3はキースイッチなどバッテリ1と負荷とを接続する電源スイッチ、4はマイクロプロセッサ5に所定の定電圧を供給する電源装置であり、バッテリ1は車両に搭載された図示しない充電発電機から充電され、電源装置4はバッテリ1から電源スイッチ3を介して電圧VS0aを受電する端子6と、バッテリ1から直接電圧VS0bを受電する端子7とを有している。
【0013】
電源装置4において、8は端子6からコンデンサ9を介して電圧VS0aを受け、第一の通電制御回路10により制御されて第一の電源電圧VS1を生成し、コンデンサ11に充電する第一の開閉素子であり、これらで第一の定電圧電源を構成すると共に、生成電圧VS1は例えばDC5.0Vに設定される。12はコンデンサ11に充電された第一の定電圧電源の電圧を受け、第二の通電制御回路13により制御されて第二の電源電圧VS2を生成し、コンデンサ14に充電する第二の開閉素子であり、これらで第二の定電圧電源を構成すると共に、生成電圧VS2は例えばDC3.3Vに設定される。
【0014】
15は端子7からコンデンサ16と限流抵抗17とを介して電圧VS0bを受け、第三の通電制御回路18により制御されて第三の電源電圧VS3を生成し、コンデンサ19に充電する第三の開閉素子であり、これらで第三の定電圧電源を構成すると共に、生成電圧VS3は例えばDC2.7Vに設定される。20は比較器であり、端子7からの電圧VS0bが分圧抵抗R2とR3とに分圧されて一方の入力端子に印され、端子6からの電圧VS0aが分抵抗R4とR5とに分圧されて他方の入力端子に印されることにより、電源スイッチ3のオンオフを検知する電源投入判定手段として機能し、その信号は指令信号発生回路21に与えられる。指令信号発生回路21はこの信号を受けて後述するようにマイクロプロセッサ5に各種の制御信号SGnを出力する。
【0015】
マイクロプロセッサ5は入出力回路部22と、入出力メモリや演算メモリを構成するRAM部23と、演算部24と、システムメモリを構成するROM部25と、制御信号SGnによりマイクロプロセッサ5の起動と休止などの制御を行う制御部26とからなり、入出力回路部22と制御部26とには電源装置4から電圧VS1が供給され、RAM部23と演算部24とROM部25とには電源装置4から電圧VS2が供給される。また、RAM部23には電源装置4から電圧VS3も供給され、電源スイッチ3がオンの状態ではRAM部23は電圧VS2により動作し、電源スイッチ3がオフの状態では電圧VS3により記憶の保持がなされる。なお、マイクロプロセッサ5がカレンダ時計機能を有する場合など、電源スイッチ3のオフ時にも低消費電力モードで動作の維持が必要な場合には、演算部24とROM部25とにも電圧VS3が供給される。
【0016】
電源装置4の第一の開閉素子8を制御する第一の通電制御回路10は図2に示すように、第一の開閉素子8のベース抵抗R6とエミッタ抵抗R7とを介して第一の開閉素子8を駆動するトランジスタ27と、端子6からコレクタ抵抗R8を介して電圧VS0aを受け、トランジスタ27を駆動するトランジスタ28と、電圧VS0aを受けてトランジスタ28にベース電流を供給する定電流回路29と、トランジスタ27のエミッタ抵抗R7の両端電圧をベース抵抗R9を介して入力し、第一の開閉素子8のベース電流の増加に伴ってトランジスタ28のベース電流を分流し、第一の開閉素子8のベース電流を間接的に制御してコレクタ電流を制御し、第一の開閉素子8の過電流を防止するトランジスタ30と、出力電圧VS1が過大となったときにトランジスタ28のベース電流を減少させるトランジスタ31と、出力電圧VS1を受けて基準電圧を発生する既知の基準電圧発生回路32の出力電圧と抵抗R10とR11とで分圧された電圧VS1の分圧電圧とを入力してトランジスタ31を駆動する演算増幅器33とで構成されている。なお、R12はトランジスタ27の安定抵抗である。
【0017】
第二の開閉素子12を制御する第二の通電制御回路13は図3に示すように、第二の開閉素子12のベース抵抗R14とエミッタ抵抗R15とを介して第二の開閉素子12を駆動するトランジスタ34と、電圧VS1を受けて基準電圧を発生する既知の基準電圧発生回路35の出力電圧と抵抗R16とR17とで分圧された電圧VS2の分圧電圧とを入力し、電圧VS2が過大となったときにトランジスタ34のベース電流を減少させる演算増幅器36と、電圧VS1を受けて基準電圧を発生する既知の基準電圧発生回路37の出力電圧と抵抗R18とR19とで分圧された電圧VS1の分圧電圧とを入力する比較器38と、比較器38の出力を受けて電圧VS1が所定値より小さいときにトランジスタ34のベース電流を遮断し、第二の開閉素子12の動作を停止させるトランジスタ39とにより構成されている。なお、この第二の開閉素子12を不動作にするVS1の所定値は後述するように、少なくとも第三の電源電圧VS3より高い値に設定される。
【0018】
また、第三の開閉素子15を制御する第三の通電制御回路18は図4に示すように、第三の開閉素子15のベース抵抗R20とエミッタ抵抗R21とを介して第三の開閉素子15を駆動するトランジスタ40と、端子7からの電圧VS0bを受け、基準電圧を発生する既知の基準電圧発生回路41と、この基準電圧発生回路41の出力電圧と電圧VS3を抵抗R22とR23とで分圧した分圧電圧とを入力してトランジスタ40を駆動し、電圧VS3が所定値より大きいときにトランジスタ40のベース電流を減少させて電圧VS3を所定値に維持する演算増幅器42とで構成されている。
【0019】
このように構成されたこの発明の実施の形態1による車載演算機器用電源装置において、電源スイッチ3が開路状態にあるとき、すなわち、車両が運転状態にないときにはバッテリ1から端子7と流抵抗17とを介して第三の開閉素子15に電圧VS0bが供給され、第三の開閉素子15は第三の電源電圧VS3を生成してマイクロプロセッサ5のRAM部23に供給され、RAM部23に格納された記憶の保持を行う。ここで、電圧VS3は上記したように、例えばDC2.7Vに設定される。また、上記したように、マイクロプロセッサ5がカレンダ時計機能を有する場合など、電源スイッチ3のオフ時にもマイクロプロセッサ5の動作の維持が必要な場合には、図1に点線にて示したように接続されて演算部24とROM部25にも電圧VS3が供給され、低消費電力モードにて内部動作が維持される。
【0020】
また、電源スイッチ3が開路の状態では比較器20に入力される電圧の内、分抵抗R4とR5とを経由する電圧は印されないため、比較器20からの信号により、指令信号発生回路21はマイクロプロセッサ5の制御部26に対して動作休止か、または、低消費電力モード動作の指令を与えることになる。
【0021】
車両の運転開始に当たって電源スイッチ3が閉路されると、コンデンサ9が充電され、この充電電圧VS0aにより第一の通電制御回路10が動作して第一の開閉素子8が制御され、この出力によりコンデンサ11が充電され、やがて第一の電源電圧であるVS1に達する。そして、第一の通電制御回路10はこの電圧VS1を維持し、VS1は上記したように例えばDC5.0Vに設定される。
【0022】
第二の開閉素子12を制御する第二の通電制御回路13は、比較器38がコンデンサ11の電圧を検知し、この電圧が所定値、例えばDC3.0Vを超過すると信号を出力し、トランジスタ39を遮断することによりトランジスタ34を動作せしめ、第二の開閉素子12を導通させ、コンデンサ14に対する充電動作を開始させる。そして、コンデンサ11の電圧がさらに上昇して所定値のVS1に達するのに従属してコンデンサ14の充電電圧も上昇し、第二の電源電圧であるVS2に達する。この電圧は上記したように例えばDC3.3Vに設定され、図3の演算増幅器36の動作により一定値に維持される。
【0023】
第二の開閉素子12が導通を開始するのはこのように、コンデンサ11の電圧が所定値である例えばDC3.0Vを超過した後であり、比較器38の判定電圧は、少なくとも第三の電源電圧VS3より高く設定される。このように設定することにより、電源の立ち上がり時において第三の開閉素子15から第二の開閉素子12に対する電流の流入を阻止することができる。
【0024】
また一方では、電源スイッチ3の投入により分圧抵抗R4とR5とに分圧された電圧が比較器20の入力端子に印されるが、端子6の電圧VS0aがVS1より高電位にあればVS1とVS2との確立が可能であるので、比較器20から指令信号発生回路21に電源投入の信号が出力され、指令信号発生回路21はこの信号入力から所定の時間の後にマイクロプロセッサ5の制御部26に対して各種の信号SGnを出力する。この所定の時間は、少なくとも電源投入後の電圧VS2の確立に要する時間に設定され、各種の信号SGnは例えば、クロック発振開始指令、プログラム実行開始指令、RAM書込許可指令の順に指令される。
【0025】
車両の運行が終了して電源スイッチ3がオフにされると電圧VS0aが消失するのを比較器20で検出し、この検出信号により指令信号発生回路21はマイクロプロセッサ5の制御部26に対して各種の指令信号SGnを出力する。この指令信号SGnは例えば、RAM書込禁止指令、プログラム実行停止指令、クロック発振停止指令の順とされ、起動時の順とは逆にされ、この信号によりマイクロプロセッサ5は休止状態、または、低消費電力モードに移行する。
【0026】
電源スイッチ3がオフされた後にはコンデンサ9と11と14との電圧は放電に伴って徐々に低下し、コンデンサ14の電圧が所定値以下になればマイクロプロセッサ5の動作は維持できなくなるが、コンデンサ9と11との静電容量と負荷に対する放電時定数とは、コンデンサ14の電圧が所定値以下になるまでに指令信号SGnによってマイクロプロセッサ5が休止状態、または、低消費電力モードに移行できるように設定される。また、この電圧減衰過程においても、比較器38の判定電圧が第三の電源電圧VS3より高く設定されているので、電圧VS2が電圧VS3より高い状態において第二の開閉素子12が遮断され、第三の開閉素子15から第二の開閉素子12に対する電流の逆流は阻止される。
【0027】
実施の形態2.
以上に説明したこの発明の実施の形態1による車載演算機器用電源装置では図1の比較器20の判定に端子6の電圧VS0aと端子7の電圧VS0bとを使用したが、この実施の形態では端子7の電圧VS0bにわり、図示しないが端子6の電圧VS0aを基準電圧発生回路を介して供給するようにしたものである。このように構成することにより、図1においてバッテリ1から固定抵抗R2とR3とに流入する電流がなくなり、停車中の放電によるバッテリ上がりを低減することが可能になるものである。
【0028】
なお、上記の実施の形態1にて説明した指令信号発生回路21の指令信号SGnはマイクロプロセッサ5に求められる各種信号の種類や形式に依存するものであり、種類や形式により変更できるものである。また、比較器20の信号を直接マイクロプロセッサ5に供給し、マイクロプロセッサ5の内部で各種指令信号を生成することもできるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の車載演算機器用電源装置によれば、マイクロプロセッサの入出力回路部などに電圧供給する第一の定電圧電源と、この第一の定電圧電源の生成電圧を受電して演算部や記憶部などに電圧供給する第二の定電圧電源と、記憶部などの動作保持用に第二の定電圧電源より低い値の電圧を生成する第三の定電圧電源を設けているので、単純化された制御によりマイクロプロセッサの起動、休止を支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の車載演算機器用電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1の車載演算機器用電源装置に使用する第一の導通制御回路の回路図である。
【図3】この発明の実施の形態1の車載演算機器用電源装置に使用する第二の導通制御回路の回路図である。
【図4】この発明の実施の形態1の車載演算機器用電源装置に使用する第三の導通制御回路の回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリ、3 電源スイッチ、4 電源装置、
5 マイクロプロセッサ、8 第一の開閉素子、
9、11、14、16、19 コンデンサ、10 第一の通電制御回路、
12 第二の開閉素子、13 第二の通電制御回路、
15 第三の開閉素子、17 限流抵抗、18 第三の通電制御回路、
20 比較器、21 指令信号発生回路、22 入出力回路部、
23 RAM部、24 演算部、25 ROM部、26 制御部、
27、28、30、31、34、39、40 トランジスタ、
29 定電流回路、32、35、37、41 基準電圧発生回路
33、36、42 演算増幅器、38 比較器。

Claims (5)

  1. 車載バッテリから電源スイッチを介して電力供給を受けてマイクロプロセッサ内部の入出力回路部に供給する第一の電圧を発生する第一の開閉素子、該第一の開閉素子の出力部に直列接続され、前記マイクロプロセッサ内部の演算部・RAMメモリ部・ROMメモリ部に供給する第二の電圧を発生する第二の開閉素子、および前記車載バッテリから電源スイッチを介さないで電力供給を受けて前記第二の電圧よりも低い第三の電圧を発生し、前記マイクロプロセッサの少なくともRAMメモリ部に対して動作保持電圧を供給する第三の開閉素子を備え、前記電源スイッチの投入時には前記第一の電圧の増大に応じて前記第二の電圧が増大し、前記電源スイッチの遮断時には前記第一の電圧の減少に応じて前記第二の電圧が減少するように構成したことを特徴とする車載演算機器用電源装置。
  2. 前記第二の開閉素子は、前記第一の開閉素子の出力電圧が所定判定値を超過したときに導通を開始するもので、前記所定判定値は前記第二の電圧未満で前記第三の電圧以上の範囲に設定されることにより、前記電源スイッチの投入/遮断後の過渡状態において、前記第二の開閉素子の出力電圧が前記第三の開閉素子の出力電圧未満であるときに前記第三の開閉素子から前記第二の開閉素子に逆流電流が流れることを防止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車載演算機器用電源装置。
  3. 前記第一の開閉素子に対して過電流抑制制御回路を付加することにより、前記第一の開閉素子および前記第二の開閉素子が過大電流により焼損することを防止するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載演算機器用電源装置。
  4. 前記電源スイッチの投入/遮断を検知するための電源検出器、該電源検出器の出力に応動し前記マイクロプロセッサに対して起動/休止等の制御信号を供給する指令信号発生回路、および前記第一の開閉素子の入力側または出力側の少なくともどちらか一方に接続された電圧保持用コンデンサを備え、前記電源スイッチの投入時には前記第一および第二の電圧の確立を待って前記マイクロプロセッサの動作を開始し、前記電源スイッチの遮断時には前記マイクロプロセッサの休止完了まで前記第一および第二の電圧が前記コンデンサに残留して前記マイクロプロセッサの待避処理が行えるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車載演算機器用電源装置。
  5. 前記電源検出器は、前記車載バッテリの電圧に比例した第一の検出電圧と、前記電源スイッチを経由した前記車載バッテリの電圧に比例した第二の検出電圧とを比較する比較器によって構成され、前記第二の検出電圧が前記第一の検出電圧よりも小さいときに前記電源スイッチが遮断されていると判定するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の車載演算機器用電源装置。
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