JP2012242635A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】待機モードにおいて、オーバーシュートあるいはアンダーシュートを伴うこともなく、加熱部材の表面温度を設定した範囲内に保持する。
【解決手段】制御部41は、待機モードにおいて、熱源33への通電状態をオン・オフして、加熱部材31の表面温度を上限温度と下限温度との間に保持する。加熱部材33の表面温度が上限温度へ向かって上昇する温度上昇過程C21と、下限温度へ向かって低下する温度低下過程C12とのそれぞれにおいて、制御部41が、熱源33への通電状態を繰り返しオン・オフして、加熱部材31の表面温度を段階的に上昇あるいは低下させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コピー機、ファクシミリ、プリンタ等に代表される、記録用紙を定着処理するための定着部を備えている画像形成装置に関し、待機モードにおける熱源の制御形態に関して改良を加えたものである。
待機モードを備えている画像形成装置においては、プリントが終了して一定時間が経過すると、プリントモードから待機モードへ移行する。待機モードにおいては、加熱ローラの表面温度に関して上限温度および下限温度を設定している。表面温度が上限温度に達すると、ヒータへの通電をオフにして加熱を停止し、表面温度が下限温度に達すると、ヒータへの通電をオンにして加熱を再開する。しかし、この制御形態では、加熱ローラの表面温度が上限温度を上回るオーバーシュートと、下限温度を下回るアンダーシュートとが生じるのを避けられない。とくに、立上げ時間を短くするために、肉厚が薄く熱容量の小さな加熱ローラの場合には、オーバーシュートあるいはアンダーシュートに陥りやすい。
オーバーシュートおよびアンダーシュートを抑止するために、特許文献1の定着装置においては、加熱ローラの表面温度が上昇中であることを条件にして、上限温度よりも低い温度でヒータへの通電をオフにしている。同様に、加熱ローラの表面温度が低下中であることを条件にして、下限温度よりも高い温度でヒータへの通電をオンにしている。つまり、特許文献1では、従来よりも早いタイミングで、ヒータへの通電をオフあるいはオンに切り換えて、定着時における加熱ローラの表面温度がオーバーシュート状態となり、あるいはアンダーシュート状態になるのを抑止している。
本発明の画像形成装置に関して、加熱ローラの表面温度を段階的に低下させることが、特許文献2に開示されている。そこでは、加熱ローラの表面温度が定着温度に達したのち、所定時間(数10秒)が経過するごとに、加熱ローラの表面の設定温度を段階的に低い温度に切り換えて、加熱ローラの表面温度を定着に適した温度範囲内に維持しながら、熱源による消費電力を低減できるようにしている。なお、設定温度は、加熱ローラの放熱特性に対応して、段階的に低い温度に切り換えられる。
特開平07−114286号公報(段落番号0020、図5) 特開平07−129021号公報(段落番号0028、図3)
特許文献1の定着装置によれば、従来よりも早いタイミングでヒータへの通電をオフあるいはオンに切り換えることにより、オーバーシュートあるいはアンダーシュートをある程度は抑止できる。しかし、この方法では、過剰シュート量が小さくなるだけで、オーバーシュートあるいはアンダーシュートを根本的に解消できるわけではない。
特許文献2の画像形成装置によれば、加熱ローラの表面温度が定着温度に達したのち、定着温度の下限温度にまで低下しない限り、設定温度を段階的に低い温度に切り換えて、熱源による消費電力を低減できる。しかし、定着温度の上限温度と下限温度との温度幅が小さいので、低減できる消費電力は左程でもなく、省エネルギーへの貢献度は小さい。
待機モードにおける、待機設定温度が高いほど、プリントモードへの移行を速やかに行えるが、熱源による電力消費が増えるのを避けられない。また、待機モードにおける上限温度と下限温度の温度幅が大きいほど、熱源による電力消費を減少できるが、プリントモードへの移行に時間を要することがある。待機モードにおける待機温度を、先の待機モードにおける上限温度と下限温度の中間の温度にすると、熱源による消費電力量をある程度は減少しながら、プリントモードへの移行に要する時間を短縮できる。しかし、この場合には、定着装置の周辺部分に熱が籠るのを避けられず、待機モードであるにも拘らず、冷却ファンを駆動して籠った熱を機外へ放出しなければならず、エネルギーが無駄に消費されるのを避けられない。
本発明の目的は、待機モードにおいて、オーバーシュートあるいはアンダーシュートを伴うこともなく、加熱部材の表面温度を設定した範囲内に保持することができ、さらにプリントモードへの移行を速やかに行える画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、トナーを記録用紙に定着する加熱部材31、および加熱部材31を加熱する熱源33を有する定着部4と、加熱部材31の表面温度を検知する温度センサ34と、温度センサ34の検知結果に基づき熱源33への通電状態を制御する制御部41とを備える。制御部41は、待機モードにおいて、熱源33への通電状態をオン・オフして、加熱部材31の表面温度を上限温度と下限温度との間に保持できるように構成される。加熱部材33の表面温度が上限温度へ向かって上昇する温度上昇過程C21と、下限温度へ向かって低下する温度低下過程C12とのそれぞれにおいて、制御部41が、熱源33への通電状態を繰り返しオン・オフして、加熱部材31の表面温度を段階的に上昇あるいは低下させるように構成してあることを特徴とする。
温度上昇過程C21と温度低下過程C12との間に高温待機状態C1を設定する。高温待機状態C1における制御部41は、熱源33への通電状態をオン・オフして、加熱部材31の表面温度を、上限温度と、上限温度より僅かに低い上限近傍温度との間に保持するように構成する。定着部4の周辺の熱を機外へ排出する冷却ファン35を設ける。高温待機状態C1において、冷却ファン35が制御部41からの駆動指令信号を受けて回転駆動される。
高温待機状態C1における冷却ファン35の駆動回転数を、定着処理時における冷却ファン35の駆動回転数よりも小さく設定する。
本発明では、待機モードにおける加熱部材31の温度上昇過程C21と、温度低下過程C12のそれぞれの過程において、熱源33への通電状態を繰り返しオン・オフして、加熱部材31の表面温度を段階的に上昇あるいは低下させるように構成した。このように、熱源33への通電状態を繰り返しオン・オフすると、従来の温度制御形態に比べて、温度上昇過程C21および温度低下過程C12における温度の変化傾向を緩やかなものにできる。また、加熱部材31の表面温度を、上昇と低下を繰り返して小刻みに変化させながら上限温度と下限温度に近付けることができ、さらに、熱源33のオン・オフの切り換えと、加熱部材31の表面温度とのタイムラグを小さくできる。従って、オーバーシュートとアンダーシュートの発生を伴うこともなく、待機モードにおける加熱部材31の表面温度を上限温度と下限温度の範囲内に保持することができる。
また、加熱部材31の表面温度を、上限温度と下限温度との間で上昇と低下を繰り返しながら小刻みに変化させるので、待機モードからプリントモードへ移行するまでの立上げ時間を短くすることができる。これは、単に上限温度あるいは下限温度の近傍で熱源への通電をオン・オフする場合に比べて、加熱部材31の表面の平均的な温度をより高い温度に維持し続けることができるからである。
高温待機状態C1においては、加熱部材31の表面温度を上限温度と、上限温度より僅かに低い上限近傍温度との間に保持するため、加熱部材31から放散される熱によって機内に熱がこもりやすく、プラスチック部品が劣化し、あるいは熱変形するおそれがある。これに対して、本発明においては、高温待機状態C1に冷却ファン35を回転駆動したので、機内にこもった熱を積極的に機外へ排出して、プラスチック部品の劣化、あるいは熱変形を防止することができる。
高温待機状態C1における冷却ファン35の回転数を、定着処理時における冷却ファン35の回転数よりも小さく設定する。これによれば、高温待機状態C1におけるプラスチック部品の劣化、あるいは熱変形を確実に防止しながら、待機モードにおける消費電力の節約および静音化を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の定着部の概略構成図および制御系のブロック図である。 画像形成装置の概略構成図である。 待機モードにおける定着部の加熱部材の温度変化を示すグラフである。
(実施形態) 図1から図3に、本発明に係る画像形成装置を、コピー機能とファクシミリ機能とを備えた複合機に適用した実施形態を示す。図2において複合機1は、記録用紙を収容する給紙カセット2と、給紙カセット2から送られた記録用紙上にトナー画像を形成する画像形成部3と、トナー画像が形成された記録用紙を加熱し加圧して定着処理する定着部4とを備えている。複合機1の内部には、給紙カセット2から画像形成部3および定着部4を経て排紙部5に至る用紙搬送路6が形成されている。排紙部5の上方には画像読取部7が配置されており、画像読取部7の前面には操作ボタンを備えた操作パネル8が設けてある。画像読取部7の上面には自動原稿搬送装置(ADF)9が設けてある。
給紙カセット2は、記録用紙を用紙搬送路6に繰り出すための給紙ローラ13と、給紙ローラ13に圧接して記録用紙の重送を防止する摩擦パッド14とを備えている。用紙搬送路6における給紙ローラ13と画像形成部3との間には、後述する感光体ドラム21上のトナー画像と同期するように、画像形成部3への給紙タイミングを制御するレジストローラ対15が設けられている。
画像形成部3は感光体ドラム21を中心にして構成してあり、画像形成時の感光体ドラム21は、図2において反時計回転方向に回転する。感光体ドラム21の周囲には、その回転方向に沿ってコロナ帯電式の帯電器22と、LEDヘッド23と、現像器24と、転写ローラ25と、クリーニング部26とが順に設けられている。LEDヘッド23は、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21の表面を露光して静電潜像を形成する。現像器24は、非磁性1成分現像剤を収容するハウジング27と、ハウジング27の開口部に配置される現像ローラ28とを備えており、現像ローラ28を介して感光体ドラム21の表面にトナーを供給する。転写ローラ25は、感光体ドラム21の表面に形成されたトナー画像を記録用紙に転写する。クリーニング部26は、感光体ドラム21の表面の電荷および残留トナーを除去する。ハウジング27の上側には、ハウジング27に対してトナーを供給するトナーカートリッジ29が配置されている。
図1に示すように定着部4は、記録用紙を加熱し加圧するニップ部を構成する加熱ローラ(加熱部材)31および加圧ローラ32と、加熱ローラ31を加熱するヒータ(熱源)33などで構成される。加熱ローラ31は、熱伝導率が高いアルミニウム等の金属を素材にして、円筒状に形成されている。加圧ローラ32は、加熱ローラ31の中心軸線と平行な回転軸の外周面に、シリコンゴム等からなる弾性体層を形成したものであり、不図示の弾性体で押付け付勢されて加熱ローラ31に圧接している。ヒータ33はハロゲンランプで構成されて、全体が加熱ローラ31を軸方向に縦通する状態で配置してある。ヒータ33は、交流電源38およびトライアック39を有する閉回路に組み込まれている。
サーミスタからなる温度センサ34が、加熱ローラ31の外周面の軸方向中央部に密着する状態で配置してある。この温度センサ34で検知された加熱ローラ31の表面温度は、後述する制御部41へ伝送されて、ヒータ33の発熱制御などに供される。符号35は、定着部4の周辺の熱を機体の外へ排出する冷却ファンである。冷却ファン35は主に定着処理時に回転駆動される。
複合機1の動作を制御する制御部41は、統合チップセット42およびシステムバス43を介してCPU44に接続される。CPU44は、ROM45に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を行う。また、ROM45には、後述する定着温度、給紙温度、上限温度および下限温度などの温度に関する情報、および、待機モードの継続時間などの時間に関する情報などが格納されている。SRAM46は、CPU44による演算処理における作業領域として利用される。
システムバス43には、操作パネル8と、モデム47およびネットワークコントロールユニット(NCU)48とが接続されている。モデム47は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムとして構成されており、送受信データの変調および復調を行う。NCU48は、モデム47と公衆交換電話網(PSTN)49との接続および切断を行う。統合チップセット42には、SDRAM等からなる画像メモリ50が接続されており、画像メモリ50には、画像読取部7を構成するスキャナ51で読み取られた画像データ、およびファクシミリ通信で受信した画像データなどが一時的に格納される。
プリントモードにおける制御部41は、温度センサ34で検知される加熱ローラ31の表面温度(以下、単にローラ温度と記す。)をトナーの定着温度(180℃)以上に保持すべく、トライアック39を制御して、交流電源38からヒータ33への通電をオン・オフする。プリントジョブが終了すると待機モードへ移行する。待機モードにおける制御部41は、熱源33への通電状態をオン・オフして、ローラ温度を定着温度以下の上限温度と、上限温度よりも低い下限温度との間に保持する。本実施形態では、上限温度を定着温度と同じ180℃に設定し、下限温度を100℃に設定した。
詳しくは、待機モードにおける制御部41は、上限温度と下限温度の間の範囲内で、オフ温度およびオン温度を設定する。オフ温度およびオン温度は、時間の経過に伴って変化する変動値である。制御部41は、ローラ温度がオフ温度に近付くと、トライアック39をオフにしてヒータ33への通電を遮断し、ローラ温度がオン温度に近付くと、ヒータ33への通電を開始する。待機モードにおけるヒータ33の通電率は50%に設定されており、制御部41はトライアック39をスイッチング制御することにより、交流電源38の半波をヒータ33に供給する。なお、定着処理時には、交流電源38の全波がヒータ33に供給される。
図3に示すように待機モードは、高温待機状態C1、温度低下過程C12、低温待機状態C2、および温度上昇過程C21を記載順に繰り返すように構成される。高温待機状態C1においては、ローラ温度が上限温度(180℃)と、上限温度より僅かに低い上限近傍温度(165℃)との間に保持される。温度低下過程C12においては、ローラ温度が上昇と低下を繰り返しながら下限温度(100℃)へ向かって段階的に低下する。低温待機状態C2においては、ローラ温度が下限温度と、下限温度よりも高い130℃の間に保持される。温度上昇過程C21においては、ローラ温度が上昇と低下を繰り返しながら上限温度へ向かって段階的に上昇する。
プリントジョブが終了して待機モードに移行した直後は高温待機状態C1となり、オフ温度が180℃に、オン温度が165℃に設定される。制御部41は、ローラ温度が低下してオン温度(165℃)に近付くと、ヒータ33をオン状態にし、ローラ温度が上昇してオフ温度(180℃)に近付くと、ヒータ33をオフ状態にする。これにより、ローラ温度が165〜180℃の範囲内で上昇と低下を繰り返す。なお、高温待機状態C1においては、定着部4の周辺の熱を機外へ放出するために冷却ファン35が回転駆動される。このときの冷却ファン35の駆動回転数は、定着処理時における冷却ファン35の駆動回転数の約半分に設定される。温度低下過程C12、低温待機状態C2および温度上昇過程C21においては冷却ファン35は回転駆動されない。
高温待機状態C1に移行してから第1所定時間T1(60秒)が経過すると、制御部41は、オフ温度を180℃に維持して、オン温度を150℃に低下させる設定を行う。この設定後、ローラ温度が一度180℃に達したところで、高温待機状態C1から温度低下過程C12へ移行する。また、制御部41は、先の設定を行ってから第2所定時間T2(30秒)が経過すると、オフ温度およびオン温度をそれぞれ10℃ずつ低下させて、オフ温度を170℃、オン温度を140℃に設定する。以後、温度低下過程C12における制御部41は、第2所定時間T2が経過する毎に、オフ温度およびオン温度をそれぞれ10℃ずつ低下させる。
図3に示すように、温度低下過程C12においては、第2所定時間T2の各時間幅において、ローラ温度が上昇から低下に転じ、その後再度上昇に転じる。具体的に説明すると、例えばオフ温度を170℃、オン温度を140℃に設定した時点において、ローラ温度は160℃で上昇傾向にある。この設定後、ローラ温度が170℃まで上昇すると、ローラ温度が低下し始める。しばらくしてローラ温度が140℃まで低下すると、ローラ温度が再び上昇し始める。そして、先の設定を行ってから第2所定時間T2が経過したところで、オフ温度が160℃、オン温度が130℃に変更される。このときローラ温度は150℃で上昇傾向にある。
温度低下過程C12の最終段階においては、オフ温度が130℃、オン温度が100℃に設定される。そして、ローラ温度が100℃まで低下したところで、低温待機状態C2へ移行する。低温待機状態C2においては、ローラ温度が100〜130℃の範囲内で上昇と低下を繰り返す。
オフ温度が130℃、オン温度が100℃に設定されてから第3所定時間T3(60秒)が経過すると、制御部41は、オフ温度およびオン温度をそれぞれ10℃ずつ上昇させて、オフ温度を140℃、オン温度を110℃に設定する。以後、温度上昇過程C21における制御部41は、第2所定時間T2が経過する毎に、オフ温度およびオン温度をそれぞれ10℃ずつ上昇させる。つまり、先の温度低下過程C12とは逆の制御を行う。温度上昇過程C21においては、第2所定時間T2の各時間幅において、ローラ温度が低下から上昇に転じ、その後再度低下に転じる。温度上昇過程C21の最終段階においては、オフ温度が180℃、オン温度が150℃に設定される。そして、ローラ温度が180℃まで上昇したところで、再び高温待機状態C1へ移行する。以後、高温待機状態C1、温度低下過程C12、低温待機状態C2、温度上昇過程C21の順で移行を繰り返す。
上記のように、高温待機状態C1においては、ローラ温度が上限温度(180℃)と上限近傍温度(165℃)の間に保持される。そのため、高温待機状態C1のときにプリントジョブを受けた場合は、その時点でローラ温度が給紙温度(170℃)に達しているか、あるいは給紙温度に達していなくても、ヒータ33に通電して給紙温度まで素早く上昇させることができる。従って、プリントジョブを速やかに開始することができる。
一方、低温待機状態C2においては、ローラ温度が100〜130℃に保持される。低温待機状態C2を設定すると、待機モードにおいてヒータ33で消費される電力を削減することができる。また、ローラ温度を100〜130℃に保持すると、高温待機状態C1において上昇した機内温度を低下させて、機内部品が熱によって損傷するのを防止することができる。冷却ファン35を回転駆動させることなく機内温度を低下させることができるので、複合機1の消費電力の低減化および静音化を図ることができる。
さらに本実施形態では、温度上昇過程C21および温度低下過程C12において、ヒータ33への通電状態を繰り返しオン・オフして、ローラ温度を段階的に上昇あるいは低下させるようにした。このように、ヒータ33への通電状態を繰り返しオン・オフすると、従来の温度制御形態に比べて、温度上昇過程C21および温度低下過程C12における温度の変化傾向を緩やかなものにできる。また、ローラ温度を、上昇と低下を繰り返して小刻みに変化させながら上限温度と下限温度に近付けることができ、さらに、ヒータ33のオン・オフの切り換えと、ローラ温度とのタイムラグを小さくできる。従って、オーバーシュートとアンダーシュートの発生を伴うこともなく、待機モードにおけるローラ温度を上限温度と下限温度の範囲内に保持することができる。
また、ローラ温度を、上限温度と下限温度との間で上昇と低下を繰り返しながら小刻みに変化させるので、待機モードからプリントモードへ移行するまでの立上げ時間を短くすることができる。これは、単に上限温度あるいは下限温度の近傍でヒータへの通電をオン・オフする場合に比べて、加熱ローラ31の表面の平均的な温度をより高い温度に維持し続けることができるからである。
上記実施形態では、プリントジョブの終了直後に待機モードに移行するようにしたが、プリントジョブが終了してから一定時間経過後に待機モードに移行するようにしてもよい。この場合は、待機モードに移行するまでの間、例えばローラ温度を定着温度(180℃)に保持し、待機モードにおける上限温度は、定着温度と同じかそれよりも低く設定する。待機モードにおける冷却ファン35の駆動回転数および駆動させる時間帯は任意に設定することができ、例えば機内温度が閾値を超えた場合にのみ冷却ファン35を駆動させるようにすることができる。待機モードにおけるヒータ33の通電率は50%である必要は無く、任意に設定することができるが、ローラ温度の上昇速度と消費電力とのバランスを考慮すると、通電率を30〜50%に設定することが好ましい。ヒータ33のスイッチング素子はトライアック39である必要は無く、任意の素子を用いることができる。加熱部材31はローラである必要は無く、例えばローラ等に巻き掛けたベルトを適用することができる。加圧ローラ32に代えて、ローラ等に巻き掛けたベルトを適用することができる。熱源33は棒状のヒータである必要は無く、例えば筒状に巻回したシートヒータなどであってもよい。
4 定着部
31 加熱部材(加熱ローラ)
33 熱源(ヒータ)
34 温度センサ
35 冷却ファン
41 制御部

Claims (3)

  1. トナーを記録用紙に定着する加熱部材、および該加熱部材を加熱する熱源を有する定着部と、前記加熱部材の表面温度を検知する温度センサと、前記温度センサの検知結果に基づき前記熱源への通電状態を制御する制御部とを備えている画像形成装置であって、
    前記制御部は、待機モードにおいて、前記熱源への通電状態をオン・オフして、前記加熱部材の表面温度を上限温度と下限温度との間に保持できるように構成されており、
    前記加熱部材の表面温度が前記上限温度へ向かって上昇する温度上昇過程と、前記下限温度へ向かって低下する温度低下過程とのそれぞれにおいて、
    前記制御部が、前記熱源への通電状態を繰り返しオン・オフして、前記加熱部材の表面温度を段階的に上昇あるいは低下させるように構成してあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記温度上昇過程と前記温度低下過程との間に高温待機状態が設定されており、
    前記高温待機状態における前記制御部は、前記熱源への通電状態をオン・オフして、前記加熱部材の表面温度を、前記上限温度と、前記上限温度より僅かに低い上限近傍温度との間に保持するように構成されており、
    前記定着部の周辺の熱を機外へ排出する冷却ファンが設けられており、
    前記高温待機状態において、前記冷却ファンが前記制御部からの駆動指令信号を受けて回転駆動される請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記高温待機状態における前記冷却ファンの駆動回転数が、定着処理時における前記冷却ファンの駆動回転数よりも小さく設定してある請求項2記載の画像形成装置。
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