JPH0728356A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0728356A
JPH0728356A JP5174556A JP17455693A JPH0728356A JP H0728356 A JPH0728356 A JP H0728356A JP 5174556 A JP5174556 A JP 5174556A JP 17455693 A JP17455693 A JP 17455693A JP H0728356 A JPH0728356 A JP H0728356A
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JP
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temperature
image forming
exhaust fan
mode
roller
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JP5174556A
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English (en)
Inventor
Takehiro Ogawa
剛広 小川
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱装置を的確に冷却することができるよう
にし、排気ファンの不要な作動に伴う電力の消費及び騒
音の発生を低減するとともに、排気ファンの寿命を延ば
す。 【構成】 加熱定着器からの高温空気の排出及び感光ド
ラムの周囲からのオゾンの排出を共用する排気ファンを
設ける。装置の動作モードとして、画像形成動作が行わ
れていない待機状態で、加熱定着器の加熱ローラを、1
85℃の定着可能温度より低い150℃の温度に保持す
るモード(待機モード)を備える。この待機モード時に
おいて、加熱ローラが150℃の温度に保持制御されて
いる待機状態では、CPUは、ファンモータを低速で回
転制御して、排気ファンを画像形成動作時より低速で回
転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙上に画像の熱定着
を行う加熱装置と、その加熱装置からの高温空気を排出
する排出する排気ファンとを設けた画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置においては、感光
ドラムの周面の帯電に基づいて、感光ドラム上における
静電潜像の形成、その静電潜像に対するトナーの付着、
及び用紙上へのトナーの転写が行われるとともに、その
用紙上に転写されたトナー画像が、加熱定着器により加
熱定着されるようになっている。
【0003】又、この種の画像形成装置では、加熱定着
器の加熱装置が通電によって高温状態に維持されるた
め、その熱により加熱装置の周囲の空気が高温となっ
て、周囲の機器に悪影響を与える危険がある。そのため
に、画像形成装置においては、加熱装置の周囲の高温空
気を外部へ排出するための排気ファンが設けられてい
る。
【0004】又、前記加熱装置にはハロゲンランプが使
用されることが多いが、このハロゲンランプの寿命を延
ばすため、或いは消費電力を抑えるために、従来、画像
形成時以外は加熱装置の温度を定着可能温度より低い所
定の温度に保持するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、加熱装置の
温度が定着可能温度より低い温度に保持されている状態
では、加熱装置の熱が周囲の機器に悪影響を与える危険
が少ないことが多い。しかし、このような場合でも、排
気ファンが画像形成時と同様に作動され続けていると、
電力が無駄に消費されて不経済であるだけでなく、排気
ファンの寿命が短くなるとともに、排気ファンの作動に
伴う騒音問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、加熱装置を的確に冷却す
ることができるようにし、排気ファンの不要な作動に伴
う電力の消費及び騒音の発生を低減することができると
ともに、排気ファンの寿命を延ばすことができる画像形
成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明では、用紙上の画像の熱定着を行う加熱装
置と、その加熱装置からの高温空気を排出する排気ファ
ンとを有し、画像形成動作が行われていない待機状態
で、加熱装置を定着可能温度より低い所定の温度に保持
する画像形成装置において、前記待機状態で、排気ファ
ンを画像形成動作時よりも低速で回転制御する制御手段
を設けたものである。
【0008】
【作用】従って、この発明によれば、加熱装置の温度が
定着可能温度より低い温度に保持されている待機状態、
すなわち加熱装置の熱が周囲の機器に悪影響を与える危
険が少ない状態では、排気ファンが画像形成動作時より
も低速で回転制御される。従って、待機状態で排気ファ
ンが必要以上に高速で回転されて、電力が無駄に消費さ
れたり、騒音が必要以上に大きくなったりするのを確実
に防止することができるとともに、排気ファンの寿命を
延ばすことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置をファクシミリ
装置に具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図2に示すように、装置ケース1は上面を
開口したほぼ箱型に形成され、その上面開口部には蓋体
2が支軸3により開閉回動可能に取り付けられている。
感光ドラム4は装置ケース1内のほぼ中央に回転可能に
支持され、その外周面には光導電膜5が形成されてい
る。帯電器6は前記光導電膜5を所定電位に一様帯電さ
せる。露光器7は光の照射により、感光ドラム4上に所
定電位の静電潜像を形成させる。
【0011】現像器8はトナーTを収容するためのトナ
ーケース9と、そのトナーケース9上に着脱可能に装着
されたトナーカートリッジ10と、感光ドラム4と近接
対向するようにトナーケース9内の下端開口部に配設さ
れた現像ローラ11とを備えている。そして、この現像
ローラ11によりトナーTに所定電位が付与され、その
電位と前記静電潜像の電位との差に基づき、静電潜像に
トナーTが付着されて、静電潜像が顕像化される。
【0012】給紙カセット12は多数の用紙Pを積層状
態で収容している。そして、用紙Pの送り出し側端部
が、バネ14の付勢力により押上板15を介して給紙ロ
ーラ13の下部外周面に圧接される。そして、給紙ロー
ラ13が回転されることにより、給紙カセット12内か
ら用紙Pが1枚ずつ送り出され、同用紙Pが用紙ガイド
16及び一対の送りローラ17を介して前記感光ドラム
4の下部に移送される。
【0013】転写器18及びガイドローラ19は、用紙
移送経路を挟んで前記感光ドラム4と対向するように配
設されている。そして、このガイドローラ19により感
光ドラム4上に用紙Pが密着されるとともに、転写器1
8によりその密着部に所定電位が付与され、その電位と
前記トナー画像の電位との差に基づいて、トナー画像が
用紙P上に転写される。
【0014】除電ランプ20は転写後の感光ドラム4の
外周面を露光して除電する。清掃ブラシ21は転写後の
感光ドラム4上に付着している紙粉等を取り除く。導電
性ブラシよりなるメモリ除去ブラシ22は、転写後の感
光ドラム4上に残留するトナーTを掻き乱して、感光ド
ラム4上に一様に分散する。尚、前記現像器8は現像動
作と平行して、メモリ除去ブラシ22により分散された
残留トナーTを、静電吸引力により回収するクリーニン
グ動作も行う。
【0015】加熱定着器23は前記感光ドラム4の下流
側に配設され、加熱装置としての加熱ローラ24と、そ
の加熱ローラ24に用紙移送経路を挟んで所要圧力にて
接触する加圧ローラ25とを備えている。そして、用紙
Pが用紙ガイド26,27を経てこの加熱ローラ24と
加圧ローラ25との間に送り込まれて、用紙P上のトナ
ー画像が所定温度(実施例ではほぼ185℃)で加熱定
着される。画像定着を終了した用紙Pは、用紙ガイド2
8及び一対のガイドローラ29を介して、排出トレイ3
0上に排出される。
【0016】ここで、前記加熱定着器23について詳細
に説明すると、図2及び図3に示すように、前記加熱ロ
ーラ24は、アルミ材よりなる円筒ローラ24aの内部
に棒状ヒータとしてのハロゲンランプ24bを挿入配置
することにより構成されている。円筒ローラ24aはそ
の両端において、加熱定着器23のフレーム31内に軸
受体32を介して回転可能に支持されている。又、円筒
ローラ24aの一端にはギア33が一体回転可能に取り
付けられ、このギア33には図示しない別のギアを介し
て同じく図示しない駆動モータの回転が伝達される。
【0017】カバー34はフレーム31の両端にそれぞ
れ固定され、それら両カバー34間には、前記ハロゲン
ランプ24bが円筒ローラ24aの内部に挿通された状
態で支持されている。そして、このハロゲンランプ24
bは通電により発熱され、その熱が円筒ローラ24aの
内部空間を介して同ローラ24aに伝達される。
【0018】一対のコイルバネ35は、前記フレーム3
1の両端に形成された支持体31a上に支持され、その
上端には軸受体36を介して前記加圧ローラ25が回転
可能に支持されている。そして、この加圧ローラ25は
コイルバネ35に付勢されて前記円筒ローラ24aに所
要圧力にて圧接され、円筒ローラ24aの積極回転に伴
って回転される。
【0019】フェルト等よりなるクリーナ37は円筒ロ
ーラ24aの上部外周に接触するように、フレーム31
の上面に取り付けられ、加熱定着時に円筒ローラ24a
の外周面に付着したトナー等をクリーニングする。スク
レイパー38はフレーム31に取り付けられ、その先端
は円筒ローラ24aの外周面に接触している。そして、
加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に送り込まれた
用紙Pが同ローラ24,25間を通過するとき、このス
クレイパー38によって円筒ローラ24aに密着してい
る用紙Pが同ローラ24aから剥離される。即ち、用紙
Pが円筒ローラ24aに密着して連れ回りするのを防止
して、同用紙Pを確実に下流側へ移送するようにしてい
る。又、前記用紙ガイド27はフレーム31の両端間に
固定されている。
【0020】図2に示すように、取付カバー39は前記
フレーム31の一側上部に取り付けられ、前記加熱ロー
ラ24の外周面に対向するように、その軸線方向に沿っ
て延びるように配置されている。そして、この取付カバ
ー39の内面、即ち加熱ローラ24との対向面には、サ
ーミスタよりなる温度センサ40が板バネ41を介して
取り付けられ、同温度センサ40は加熱ローラ24の外
周面に弾性的に接触されている。そして、温度センサ4
0により加熱ローラ24の表面温度が常に検出され、そ
の温度検出信号が後述するCPU45へ出力される。
【0021】図2及び図3に示すように、排気ファン4
2は前記装置ケース1内の一側において、感光ドラム4
及び加熱定着器23の双方と対向するように配設され、
図1に示すファンモータ55により回転される。そし
て、この排気ファン42の回転により、前記帯電器6の
帯電時及び転写器18の転写時に発生するオゾンと、加
熱定着器23の加熱ローラ24の発熱により高温となっ
た空気とが、装置ケース1の一側の排気口43から外部
へ排出される。
【0022】次に、この実施例のファクシミリ装置の回
路構成を説明する。図1に示すように、CPU(中央処
理装置)45はROM(リードオンリメモリ)46に記
憶されたプログラムに基づいて装置全体の動作を制御す
る。RAM(ランダムアクセスメモリ)47は受信画デ
ータや原稿読み取り画データ等を一時的に記憶する。N
CU(ネットワークコントロールユニット)48は電話
回線との接続を制御するとともに、相手先のファックス
番号に対応したダイヤルパルスの送出、及び着信を検出
する機能等を備えている。モデム(変復調器)49は送
受信データの変調、復調を行う。
【0023】読取部50は原稿上の画像を読み取るため
のものであり、画像形成部51は受信画データ、或いは
前記読取部50で読み取られた画データに基づいて用紙
P上に記録を行うためのものである。尚、この画像形成
部51は前記感光ドラム4及びその周囲に配置された転
写器18等の各種機器より構成されており、用紙P上の
トナー画像を加熱定着するための加熱定着器23を含
む。
【0024】前記CPU45には、キー入力部52、各
種情報を表示するための表示部53、タイマ54及び前
記温度センサ40が接続されるとともに、駆動回路56
を介して前記ファンモータ55が接続されている。又、
キー入力部52には、ファックス番号等を入力するため
の数字キー、後述するスリープモードを設定するための
モード設定キー52a、及びスリープモードの開始時
刻、終了時刻を設定するための時刻設定キー52b等が
設けられている。
【0025】前記ROM46には、画像形成時以外は加
熱ローラ24に対して通電を行わないモードと、画像形
成時及び画像形成終了から所定時間以外は加熱ローラ2
4の温度を185℃の定着可能温度より低い所定温度
(実施例ではほぼ150℃)に保持するモードとを作動
させるためのプログラムが記憶されている。
【0026】ここで、画像形成時以外は加熱ローラ24
に対して通電を行わないモードとは、装置に受信信号が
入力されたとき、或いはコピーが行われるとき、加熱ロ
ーラ24のハロゲンランプ24bに通電を開始して、加
熱ローラ24が185℃の定着可能温度に達してから画
像形成部51を作動させて画像形成を行うモードであ
り、以下、単にスリープモードという。
【0027】又、画像形成時及び画像形成終了から所定
時間以外は加熱ローラ24の温度を定着可能温度より低
い所定温度に保持するモードとは、画像形成時及びその
画像形成動作が終了してから所定時間は加熱ローラ24
を185℃の定着可能温度に制御して、それ以外のとき
は加熱ローラ24を前記定着可能温度より低い150℃
の温度に保持するモードであり、以下、単に待機モード
という。この待機モードにおいては、装置に受信信号が
入力されたとき、或いはコピーが行われるとき、加熱ロ
ーラ24が短時間で定着可能温度にまで達してから画像
形成部51が作動されるので、ユーザーの待ち時間を短
くすることができる。又、連続して受信信号が入力され
たり、コピーが行われたりする可能性が比較的高いの
で、画像形成終了から所定時間は加熱ローラ24を18
5℃の定着可能温度に保持することにより、その所定時
間中に受信信号が入力されたりコピーが行われたりして
も直ちに画像出力を行えるようにしている。この所定時
間は0〜4時間の範囲内で、ユーザーが任意の時間に変
更調節可能となっている。
【0028】尚、加熱ローラ24の温度は前記温度セン
サ40により検出され、その温度センサ40による温度
検出に基づいて、CPU45はハロゲンランプ24bへ
の通電を制御するとともに、画像形成部51の作動を制
御する。
【0029】そして、モード設定キー52aにより前記
スリープモードが設定されるとともに、時刻設定キー5
2bによりスリープモードの開始及び終了時刻が入力さ
れると、CPU45は入力された開始時刻に装置を待機
モードからスリープモードへ切替えるとともに、入力さ
れた終了時刻に装置をスリープモードから待機モードへ
切替える。尚、モード設定キー52aが操作されない場
合は、CPU45は装置のモードを待機モードに保持す
る。又、CPU45は現在の設定モードを表示部53に
表示させる。
【0030】例えば昼間等のファクシミリ装置を使用す
る頻度が高い時間帯は、装置を待機モードに切替え設定
しておくことにより、受信信号が入力されても、或いは
コピーを行う場合にも、待つことなくほぼリアルタイム
に画像を出力することができる。又、夜間等のファクシ
ミリ装置を使用する頻度が低い時間帯は、装置をスリー
プモードに切替え設定しておくことにより、ハロゲンラ
ンプ24bに常時通電が行われることがなくなって、受
信信号が入力されたとき等の画像を出力する必要がある
ときにのみ通電が行われ、ハロゲンランプ24b等の寿
命を延ばすことができるとともに、消費電力を抑えるこ
とができる。
【0031】そして、本実施例では、CPU45、RO
M46及びRAM47により制御手段が構成されてい
る。即ち、図4のタイムチャートに示すように、装置が
待機モードに設定されている場合において、加熱ローラ
24が定着可能温度より低い150℃の温度に保持制御
されている待機状態では、CPU45は、ファンモータ
55を画像形成動作時より低速で回転制御する。つま
り、図4に「Lo」で示すように、CPU45は、ファ
ンモータ55へ加えられる電圧が画像形成動作時より小
さくなるように、駆動回路56を制御して、排気ファン
42をその画像形成動作時より低速で回転させる。
【0032】又、前記待機モードの場合において、CP
U45は、受信信号やコピー開始等の印字指令信号が入
力されてから、加熱ローラ24が185℃の定着可能温
度に制御されている間、ファンモータ55を前記待機状
態より高速で回転制御する。つまり、図4に「Hi」で
示すように、CPU45は、ファンモータ55へ加えら
れる電圧が待機状態より大きくなるように、駆動回路5
6を制御して、排気ファン42をその待機状態より高速
で回転させる。
【0033】一方、装置がスリープモードに設定されて
いる場合において、CPU45は、加熱ローラ24のハ
ロゲンランプ24aに通電が行われていない状態では、
ファンモータ55を停止させて排気ファン42の回転を
停止させる。そして、CPU45は、印字指令信号が入
力されてから、加熱ローラ24が185℃の定着可能温
度に制御されている間、ファンモータ55を作動させて
排気ファン42を回転させる。尚、この場合は、前記待
機モードにおける画像形成動作時と同じく、CPU45
は、ファンモータ55を高速で回転制御して、排気ファ
ン42を高速で回転させる。
【0034】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を説明する。さて、このファクシミリ装置
において、モード設定キー52a及び時刻設定キー52
bが操作されると、図4に示すように、その時刻設定キ
ー52aにより設定された開始時刻に装置が待機モード
からスリープモードへ切替わるとともに、設定された終
了時刻に装置がスリープモードから待機モードへ切替わ
る。
【0035】そして、図4に示すように、装置が待機モ
ードに設定されている場合において、印字指令信号が入
力されずに、加熱ローラ24が150℃の温度に保持制
御されている待機状態では、ファンモータ55が画像形
成動作時より低速で回転制御される。従って、排気ファ
ン42は画像形成動作時より低速で回転されて、その風
量が抑制される。即ち、加熱ローラ24が定着可能温度
より低い150℃の温度に保持制御されている待機状態
では、加熱ローラ24の熱が周囲の機器に悪影響を与え
る危険が少ない。そのため、このような場合には、排気
ファン42が画像形成動作時より低速で回転されても、
加熱ローラ24の周囲にて高温となった空気を、装置ケ
ース1の排気口43から外部へ充分排出することができ
る。従って、このような待機状態で排気ファン42が必
要以上に高速で回転されて、電力が無駄に消費された
り、騒音が必要以上に大きくなったりするのを確実に防
止することができるとともに、排気ファン42のファン
モータ55等の寿命を延ばすことができる。
【0036】又、この待機モードに設定されている状態
で、受信信号やコピー開始等の印字指令信号が入力され
ると、加熱ローラ24が185℃の定着可能温度まで昇
温される。そして、その加熱ローラ24が185℃に達
すると画像形成部51が作動されて、受信画データ、或
いは読み取り画データが用紙P上に記録されて出力され
る。このとき、印字指令信号の入力と同時に、ファンモ
ータ55が前記待機状態より高速で回転制御される。従
って、排気ファン42は待機状態より高速で回転され
て、その風量が大きなものとなる。そして、画像形成動
作中において加熱ローラ24の周囲にて高温となった空
気が、帯電器6の帯電及び転写器18の転写に伴って発
生するオゾンとともに、装置ケース1の排気口43から
外部へ排出される。従って、高温空気により加熱ローラ
24の周囲の機器に悪影響を及ぼす危険を防止すること
ができる。
【0037】その後、画像形成動作が終了されてから所
定時間は加熱ローラ24が185℃の定着可能温度に保
持され、その所定時間中は受信信号の入力、或いはコピ
ーの開始が待たれるが、その間も排気ファン42は画像
形成時と同じく高速で回転されている。そして、その所
定時間中に印字指令信号が入力されない場合は、図4に
示すように、加熱ローラ24は再び150℃まで降温さ
れてその150℃の状態で保持される。即ち、この待機
状態では、前述したように、ファンモータ55が低速で
回転制御されて、排気ファン42が画像形成動作時より
も低速で回転される。
【0038】そして、前記時刻設定キー52bにより設
定された所要の開始時刻になると、装置のモードが前記
待機モードからスリープモードに切替えられる。する
と、加熱ローラ24のハロゲンランプ24bへの通電が
停止され、加熱ローラ24の周囲の温度が徐々に低下す
る。このとき、同時にファンモータ55の駆動も停止さ
れる。従って、加熱ローラ24の温度が低下した状態
で、排気ファン42が不要に作動されて、電力が無駄に
消費されたり、騒音の発生が継続したりするのを確実に
防止することができ、排気ファン42のファンモータ5
5等の寿命を延ばすことができる。
【0039】又、このスリープモードに設定されている
状態で、受信信号やコピー開始等の印字指令信号が入力
されると、ハロゲンランプ24bへの通電が開始されて
加熱ローラ24が185℃の定着可能温度まで昇温され
る。そして、その加熱ローラ24が185℃に達すると
画像形成部51が作動されて、受信画データ、或いは読
み取り画データが用紙P上に記録されて出力される。こ
のとき、印字指令信号の入力と同時にファンモータ55
が作動されて、前記待機モードにおける画像形成動作時
と同じく、排気ファン42が高速で回転される。そし
て、画像形成動作中において加熱ローラ24の周囲にて
高温となった空気が、帯電器6の帯電及び転写器18の
転写に伴って発生するオゾンとともに、装置ケース1の
排気口43から外部へ排出される。従って、高温空気に
より加熱ローラ24の周囲の機器に悪影響を及ぼす危険
を防止することができる。
【0040】その後、画像形成動作が終了されると、加
熱ローラ24のハロゲンランプ24bへの通電が停止さ
れるとともに、同時にファンモータ55の作動が停止さ
れる。
【0041】以上のように、この実施例のファクシミリ
装置においては、待機モード時において、加熱ローラ2
4が定着可能温度より低い150℃の温度に保持制御さ
れている待機状態では、ファンモータ55が低速で回転
制御されて、排気ファン42が画像形成動作時より低速
で回転される。従って、このような待機状態で排気ファ
ン42が必要以上に高速で回転されて、電力が無駄に消
費されたり、騒音が必要以上に大きくなったりするのを
確実に防止することができるとともに、排気ファン42
のファンモータ55等の寿命を延ばすことができる。
【0042】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の
構成を例えば以下のように変更して具体化することも可
能である。 (1)待機モード時における待機状態で、ファンモータ
55の回転速度を、画像形成動作時よりも高速にならな
い範囲内で適宜変更すること。 (2)この発明を、スリープモードを有しておらず、待
機モードのみ有している装置に具体化すること。 (3)待機モードにおいて、画像形成動作の終了後、直
ちに加熱ローラ24を150℃まで降温させるようにす
ること。 (4)この発明をファクシミリ装置以外の画像形成装
置、例えばプリンタに応用すること。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、加
熱装置を的確に冷却することができ、排気ファンの不要
な作動に伴う電力の消費及び騒音の発生を低減すること
ができるとともに、排気ファンの寿命を延ばすことがで
きるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置をファクシミリ装置に具
体化した一実施例を示す回路構成図である。
【図2】ファクシミリ装置の一部破断側面図である。
【図3】加熱定着器及び排気ファンを示す部分断面図で
ある。
【図4】ファクシミリ装置の待機モード時、及びスリー
プモード時における排気ファンの作動状態を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
24…加熱装置としての加熱ローラ、42…排気ファ
ン、40…温度センサ、45…制御手段を構成するCP
U、46…制御手段を構成するROM、47…制御手段
を構成するRAM、51…画像形成部、55…ファンモ
ータ、P…用紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上の画像の熱定着を行う加熱装置
    と、その加熱装置からの高温空気を排出する排気ファン
    とを有し、画像形成動作が行われていない待機状態で、
    加熱装置を定着可能温度より低い所定の温度に保持する
    画像形成装置において、前記待機状態で、排気ファンを
    画像形成動作時よりも低速で回転制御する制御手段を設
    けた画像形成装置。
JP5174556A 1993-07-14 1993-07-14 画像形成装置 Pending JPH0728356A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5174556A JPH0728356A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 画像形成装置

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JP5174556A JPH0728356A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 画像形成装置

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