JP2003233292A - 冷却装置および画像形成装置 - Google Patents

冷却装置および画像形成装置

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JP2003233292A JP2002034756A JP2002034756A JP2003233292A JP 2003233292 A JP2003233292 A JP 2003233292A JP 2002034756 A JP2002034756 A JP 2002034756A JP 2002034756 A JP2002034756 A JP 2002034756A JP 2003233292 A JP2003233292 A JP 2003233292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材の搬送方向と平行方向にトナーボトル
を配置する画像形成装置において、大型化することな
く、最小限のエネルギ消費で、騒音値を最小としなが
ら、トナーボトルを有効に冷却できる空気流路を形成す
る。 【解決手段】 複写機装置本体(画像形成装置本体)1
0の正面側に操作部50を設け、その操作部の回路基板
51を被って下側にインナーカバー53を備え、そのイ
ンナーカバーの下方にトナーボトル54を配置する。そ
して、インナーカバーに開口56を複写機装置本体の正
面側に位置して設け、その開口から外気を取り込んでト
ナーボトルに向けて流す空気流路を形成する。インナー
カバー内には、ファン60を設けるとよい。そのファン
は、定着温度やトナーボトルの近傍温度や回路基板の近
傍温度などに基づき制御するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形
成装置に関する。そのうち特に、帯電・書込み・現像・
転写・クリーニング等を繰り返して像担持体上に形成し
た画像を転写して、シート材・中間転写体等の転写材に
画像を形成する、電子写真式の画像形成装置に関する。
および、そのような画像形成装置において、外気を導入
して冷却し、画像形成装置本体内に備えるトナーボトル
まわりの温度上昇を防止する冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置では、像担持
体表面を帯電して後、その表面に書込みを行って静電潜
像を形成し、現像装置でトナーを付着してその像担持体
上の静電潜像を可視像化し、その可視像を転写して転写
材に画像を形成する。現像装置には、トナー濃度が一定
以下となったとき、トナーボトルから新たなトナーを補
給する。
【0003】この種の画像形成装置では、画像形成装置
本体内の温度が一定以上に上昇すると、その温度上昇の
影響を受け、トナーが物性を変化して変質し、また溶融
して凝集固化するおそれがある。
【0004】ところが、複写機等の画像形成装置では、
近年、画像形成装置本体の小型化および作像スピードの
高速化が進み、それにともない装置本体内の温度が上昇
する傾向にある。また、作像スピードの高速化にともな
い、確実な定着を可能とすべくトナーの低融点化が図ら
れている。よって、今日では、以前にも増して、トナー
の変質や凝集固化を防ぐため、画像形成装置本体内の温
度上昇を確実に防止する必要がある。
【0005】従来、画像形成装置本体内の温度上昇を防
止する冷却装置の中には、例えば特開2001−194
973号公報に記載のもののように、トナーボトル装着
壁の一部でダクトを形成し、そのダクトで案内して外部
から取り込んだ外気をクリーニング装置へと導き、クリ
ーニング装置を冷却するとともに、そのとき同時にトナ
ーボトルを冷却するようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特開2
001−194973号公報に記載の画像形成装置で
は、転写材の搬送方向と直交する方向、つまり感光体や
クリーニング装置や定着装置と平行にトナーボトルを配
置していた。このため、トナーボトルのほぼ全面が、熱
源である定着装置にさらされることとなり、トナーボト
ルを冷却するのに大きなエネルギを必要とし、それにと
もない騒音も大きくなった。
【0007】他方、従来の画像形成装置の中には、ボト
ル形状を大きくしてトナー容量を大きくすることができ
るとか、現像装置へのトナー補給を容易とすることがで
きるとか、円筒形状のトナーボトルを有効に配置するこ
とができるとかなどの理由から、画像形成装置本体の正
面に備える操作部の下方に、転写材の搬送方向と平行に
トナーボトルを配置するものがある。
【0008】このような画像形成装置では、トナーボト
ルの一部のみが、熱源である定着装置に近接するだけで
あるから、トナーボトルを最小限のエネルギ消費で冷却
することが可能となる。しかしながら、転写材の搬送方
向と直交する方向に配置する感光体やクリーニング装置
や現像装置と向きが異なるから、実際には感光体まわり
のオゾンを除去したりクリーニング装置や現像装置を冷
却したりする他の空気流路を用いてトナーボトルを有効
に冷却することはなかなか困難であった。
【0009】そこで、この発明の第1の目的は、この種
の転写材の搬送方向と平行方向にトナーボトルを配置す
る画像形成装置において、大型化することなく、最小限
のエネルギ消費で、騒音値を最小としながらも、トナー
ボトルを有効に冷却できる空気流路を形成することにあ
る。
【0010】この発明の第2の目的は、トナーボトルを
特に確実かつ効率的に冷却することにある。
【0011】この発明の第3の目的は、不必要な駆動を
停止して消費電力の低減を図りながら効率的な冷却を可
能とし、騒音の発生もより少なくすることにある。
【0012】この発明の第4の目的は、上記の目的を有
する冷却装置を備えた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、シート材
・中間転写体等の転写材の搬送方向と平行に、現像装置
にトナーを補給するトナーボトルを配置する、複写機・
プリンタ等の画像形成装置における、冷却装置におい
て、画像形成装置本体の正面側に開口を設けるととも
に、その開口から取り込んだ外気をトナーボトルに向け
て流す空気流路を形成することを特徴とする。
【0014】請求項2に係る発明は、上述した第2の目
的を達成すべく、画像形成装置本体の正面側に操作部を
設け、その操作部の回路基板を被って下側にインナーカ
バーを備え、そのインナーカバーの下方にトナーボトル
を配置する画像形成装置における、請求項1に記載の冷
却装置において、インナーカバーに開口を設けて、その
開口から外気を取り込んでトナーボトルに向けて流すフ
ァンを、インナーカバーで支持して設けることを特徴と
する。
【0015】請求項3に係る発明は、上述した第3の目
的を達成すべく、請求項2に記載の冷却装置において、
ファンの作動を、定着装置の定着温度に基づき制御する
ことを特徴とする。
【0016】請求項4に係る発明は、上述した第3の目
的を達成すべく、請求項2に記載の冷却装置において、
ファンの作動を、トナーボトルの近傍温度に基づき制御
することを特徴とする。
【0017】請求項5に係る発明は、上述した第3の目
的を達成すべく、請求項2に記載の冷却装置において、
ファンの作動を、回路基板の近傍温度に基づき制御する
ことを特徴とする。
【0018】また、請求項6に係る発明は、上述した第
4の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1
に記載の冷却装置を備えることを特徴とする、画像形成
装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
係る黒赤の2色複写機(画像形成装置)における内部機
構の全体概略構成を示す。
【0020】図中符号10は、複写機装置本体(画像形
成装置本体)である。複写機装置本体10内には、ドラ
ム状の感光体(像担持体)11を設け、そのまわりに第
1帯電装置12、黒の第1現像装置13、第2帯電装置
37、第2書込み装置38、赤の第2の現像装置39、
転写・搬送装置14、クリーニング装置15などを配置
する。
【0021】それらの上部には、第1書込み装置16を
設ける。第1書込み装置16には、レーザダイオード等
の光源40、ポリゴンミラーである走査用の回転多面鏡
41、ポリゴンモータ42、fθレンズ43やミラー4
4等の走査光学系などを備えてなる。fθレンズ43や
ミラー44は、プラスチック製である。
【0022】クリーニング装置15の図中左側には、感
光体11と平行に定着装置17を設ける。定着装置17
には、ヒータを内蔵する定着ローラ18と、その定着ロ
ーラ18に下方から押し当てる加圧ローラ19を設け
る。
【0023】また、装置本体10内の上部には、原稿読
取装置20を備える。原稿読取装置20には、光源a、
複数のミラーb、結像レンズc、CCD等のイメージセ
ンサdなどを設ける。
【0024】一方、装置本体10内の下部には、両面ユ
ニット22と給紙カセット23を上下二段に備える。両
面ユニット22および給紙カセット23からは、各々、
感光体11の下方へとのびる給紙路24へと通ずる排紙
路を設ける。両面ユニット22へは、定着装置17出口
からのびる排紙路25途中から分岐して反転路26を形
成してなる。
【0025】そのような装置本体10の上面には、コン
タクトガラス27を設置する。そのコンタクトガラス2
7を被うように、装置本体10上には、自動原稿給紙装
置28を開閉自在に取り付けてなる。
【0026】ところで、装置本体10の右側面には、手
差しシート材を給紙路24に案内する手差しトレイ29
を開閉自在に設ける。他方、装置本体10の左側面に
は、排紙路25を通して排出するシート材を受けるソー
タ30を取り付ける。そして、装置本体10を給紙テー
ブル31上に載置してなる。給紙テーブル31内には、
給紙カセット23を多段に備える。
【0027】さていま、このレーザ複写機を用いてコピ
ーを取るときは、自動原稿給紙装置28に原稿をセット
し、または自動原稿給紙装置28を開いてコンタクトガ
ラス27上に直接原稿をセットする。そして、図2に示
す操作部50の不図示のスタートスイッチを押し、自動
原稿給紙装置28を駆動してコンタクトガラス27上に
搬送した原稿を、またはあらかじめコンタクトガラス2
7上に原稿をセットしたときは、そのセットしてある原
稿を、原稿読取装置20で色別に読み取って黒と赤の電
気的なデジタル画像信号に変換する。
【0028】同時に、適宜の給紙ローラ33を回転し、
装置本体10および給紙テーブル31内に多段に備える
複数の給紙カセット23中の対応する給紙カセット23
内から、用紙・OHPフィルム等のシート材(転写材)
を繰り出し、給紙路24に入れて搬送ローラ34で搬送
し、レジストローラ35に突き当てて止める。そして、
感光体11の回転にタイミングを合わせて該レジストロ
ーラ35を回転し、感光体11の下方へと送り込む。
【0029】または、手差し給紙部にある給紙ローラ3
6を回転して、開いた手差しトレイ29上にセットした
手差しシート材(転写材)を給紙路24へと入れ、同じ
くレジストローラ35で感光体11の回転にタイミング
を合わせて該感光体11の下方へと送り込む。
【0030】他方、不図示のスタートスイッチを押した
とき、同時に感光体11を図中時計方向に回転する。そ
して、その感光体11の回転とともに、まず第1帯電装
置12で表面を一様に帯電し、次いで上述した原稿読取
装置20で読み取った読取り内容に応じ、黒のデジタル
画像信号に基づきレーザ光Lを照射して第1書込み装置
16で黒の書込みを行い、感光体11の表面に静電潜像
を形成し、そののち第1現像装置13で黒のトナーを付
着してその静電潜像を可視像化する。
【0031】続いて、第2帯電装置37により一様に帯
電し、上述した原稿読取装置20で読み取った読取り内
容に応じ、次には赤のデジタル画像信号に基づき第2書
込み装置38にてレーザ光を照射することにより赤の書
込みを行い、カラー原稿の赤成分に対応した静電潜像を
上記黒トナー像に重ねて形成し、そののち第2現像装置
39で赤のトナーを付着してその静電潜像を可視像化す
る。これにより、感光体11上に、黒トナー像と赤トナ
ー像とからなる2色画像を形成する。
【0032】それから、上述したごとく感光体11の下
方へと送り込んだシート材に、転写・搬送装置14でそ
の2色画像を転写する。画像転写後の感光体11は、ク
リーニング装置15で残留トナーを除去して表面を清掃
し、次の同様な画像形成に備える。
【0033】一方、画像転写後のシート材は、転写・搬
送装置14で搬送して定着装置17に入れ、定着ローラ
18と加圧ローラ19とで熱と圧力とを加えて転写画像
を定着する。その後、排紙路25を通してソータ30に
仕分けして排出する。
【0034】シート材の両面に画像を記録するときに
は、排紙路25から反転路26に入れ、両面ユニット2
2で反転して再び給紙路24に入れ、転写・搬送装置1
4でシート材の裏面にも、別途感光体11上に形成した
画像を転写して後、その転写画像を定着装置17で定着
してソータ30に排出する。
【0035】ところで、上述した2色複写機では、図2
に示すように、ドラム状の感光体11は、クリーニング
装置15と完全に一体化してプロセスユニット46を構
成し、ともに1つのユニットケース47内に収納する。
そして、定着装置17などとともに、シート材48の、
図中矢印Aで示す搬送方向と直交して配置する。
【0036】また、この2色複写機の複写機装置本体1
0には、正面側に、左右に細長な操作部50を設ける。
図示省略するが、操作部50には、コピーを取るときに
押す上述したスタートスイッチの他、コピー枚数を設定
するときなどに押す10キー、濃度・サイズ・倍率等の
設定スイッチ、モード切り換えスイッチなどを、例えば
タッチパネルで備える。
【0037】そのような操作部50の裏側には、図3に
示すように、その操作部50の操作に基づき電気的な処
理を行う回路基板51を設ける。その回路基板51を被
って下側には、インナーカバー53を備える。そして、
そのインナーカバー53の下方に、トナーボトル54を
配置する。
【0038】トナーボトル54は、円筒形状で、内周面
に螺旋状の突条を有し、内部に黒トナーを収納する。そ
して、図2に示すとおり、操作部50に沿ってその下方
に配置し、先端口部55を黒の第1現像装置13のトナ
ー補給口に接続し、後端側を定着装置17に近接して、
シート材(転写材)48の搬送方向と平行、すなわち感
光体11やクリーニング装置15や定着装置17と直交
するように配置する。
【0039】これにより、第1現像装置13内に備える
トナー濃度センサでトナー濃度が一定以下となったこと
を検知したときは、トナーボトル54を回転することに
より螺旋状の突状でトナーボトル54内の黒トナーを順
次先端口部55へと搬送し、トナー補給口から第1現像
装置13内に補給する。
【0040】さて、図示複写機では、図3に示すような
冷却装置を備え、インナーカバー53の、トナーボトル
54が定着装置17に近接する位置の近くに、複写機装
置本体10の正面側に位置するように開口56を設け
る。開口56は、図示例では複数の縦溝を横に並べて形
成し、前カバー57を閉じたときには操作部50との間
で隠れてあまり目立たないようになっている。
【0041】また、インナーカバー53の底部には、ト
ナーボトル54に向けて複数の通気孔58をあける。こ
れにより、不図示のファンにより複写機装置本体10内
が負圧化されたとき、開口56からインナーカバー53
内に取り込んだ外気を、通気孔58を通してトナーボト
ル54に向けて流す空気流路を形成する。
【0042】そして、定着装置17から輻射熱を受ける
部分を冷却し、トナーボトル54まわりを通過した外気
は、前カバー57と定着装置17との隙間を通って下方
へと流れ、次第に流れが弱まり、分散してやがて複写機
装置本体10内で流れを消滅するようになっている。
【0043】このようにすると、シート材48の搬送方
向と平行方向にトナーボトルを配置する画像形成装置に
おいて、そのトナーボトル54の昇温を最小限のエネル
ギで防止してトナーが物性を変化して変質したり溶融し
て凝集固化したりすることを防ぐとともに、外気を取り
込む開口56を最小限として音漏れを少なくすることこ
とができる。
【0044】また、図示複写機では、回路基板51上の
いくつかの素子が自己発熱により昇温して許容温度値を
上回り破損するおそれがあるが、空気流路を流れる外気
によって回路基板51を冷却することでそのおそれを解
消することができる。
【0045】ところで、上述した例では、複写機装置本
体10内に設ける不図示のファンで開口56を通してイ
ンナーカバー53内に外気を取り込むようにしたが、例
えば図4に示すようにインナーカバー53内にそれで支
持してトナーボトル冷却専用のファン60を設けるよう
にしてもよい。
【0046】そして、ファン60を駆動することによ
り、インナーカバー53内を負圧化し、開口56を通し
てインナーカバー53内に外気を取り込み、開口56か
ら取り込んだ外気を通気孔58を通してトナーボトル5
4に向けて流す空気流路を形成する。
【0047】このようにすると、トナーボトル専用のフ
ァン60を用いて強制的に外気を吸引し、十分な流量を
確保してトナーボトル54を特に確実かつ効率的に冷却
することができる。
【0048】このとき、ファン60の作動を、定着装置
17の定着温度に基づき制御するようにするとよい。例
えば複写機装置本体10の電源をONしたとき、定着装
置17の定着ローラ18のヒータを点灯し、定着温度t
がしきい値tc以下のときは、ファン60の作動を停止
し、以上となったことを検知したとき、はじめてファン
60を作動するようにする。
【0049】また、ファン60の作動を、トナーボトル
54の近傍温度に基づき制御するようにするとよい。例
えばトナーボトル54の近傍に温度センサを配置し、そ
の温度センサの検知温度に基づきファン60をON/O
FFするようにしてもよい。
【0050】さらに、ファン60の作動を、回路基板5
1の近傍温度に基づき制御するようにするとよい。例え
ば回路基板51の近傍に温度センサを配置し、その温度
センサの検知温度に基づきファン60をON/OFFす
るようにしてもよい。
【0051】このようにすると、例えば定着温度が低い
複写機装置本体10の待機時や、回路基板51やトナー
ボトル54の温度が低いときなどに、ファン60の不必
要な駆動を停止して消費電力の低減を図りながら効率的
な冷却を可能とし、騒音の発生もより少なくすることが
できる。
【0052】ところで、上述した例では、感光体(像担
持体)11上に形成した画像を直接転写材であるシート
材に転写する2色複写機に適用した場合について説明し
たが、例えば像担持体上に形成した画像をいったん転写
材である中間転写体に転写して後、その中間転写体上の
画像を、用紙・OHPフィルム等のシート材に転写する
タイプの画像形成装置にも同様に適用することができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、転写材の搬送方向と平行方向にトナーボト
ルを配置する画像形成装置における、冷却装置におい
て、画像形成装置本体の正面側に設ける開口から外気を
取り込んでトナーボトルに向けて流す空気流路を形成す
るから、特にトナーボトルの、熱源に近接する位置に開
口を設けることで、トナーボトルを有効に冷却してトナ
ーが物性を変化して変質したり溶融して凝集固化したり
することを防止することができる。
【0054】熱源に近接する位置を部分的に冷却するこ
とから、トナーボトルの昇温を最小限のエネルギ消費で
防止することができるとともに、外気を取り込む開口を
最小限として音漏れを少なくすることことができる。さ
らに、トナーボトルを熱源に近接して配置することを可
能として画像形成装置本体の小型化を図ることができ
る。
【0055】また、操作部の回路基板上の素子が自己発
熱により昇温して許容温度値を上回り破損するおそれが
あるが、空気流路を流れる外気によって回路基板を冷却
することでそのおそれを解消することができる。
【0056】請求項2に係る発明によれば、画像形成装
置本体の正面側に設ける操作部の回路基板を被って下側
にインナーカバーを備え、そのインナーカバーに開口を
設けて、その開口から外気を取り込んでトナーボトルに
向けて流すファンを、インナーカバーで支持して設ける
から、そのインナーカバーで支持して設ける専用のファ
ンにより強制的に外気を吸引し、十分な流量を確保して
トナーボトルを特に確実かつ効率的に冷却することがで
きる。
【0057】請求項3に係る発明によれば、ファンの作
動を、定着装置の定着温度に基づき制御するから、例え
ば定着温度が低い画像形成装置本体の待機時などに、フ
ァンの不必要な駆動を停止して消費電力の低減を図りな
がら効率的な冷却を可能とし、騒音の発生もより少なく
することができる。
【0058】請求項4に係る発明によれば、ファンの作
動を、トナーボトルの近傍温度に基づき制御するから、
例えばトナーボトルの温度が低いときなどに、ファンの
不必要な駆動を停止して消費電力の低減を図りながら効
率的な冷却を可能とし、騒音の発生もより少なくするこ
とができる。
【0059】請求項5に係る発明によれば、ファンの作
動を、回路基板の近傍温度に基づき制御するから、例え
ば回路基板の温度が低いときなどに、ファンの不必要な
駆動を停止して消費電力の低減を図りながら効率的な冷
却を可能とし、騒音の発生もより少なくすることができ
る。
【0060】請求項6に係る発明によれば、上記効果を
有する冷却装置を備えた画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る黒赤の2色複写機における内部
機構の全体概略構成図である。
【図2】その2色複写機におけるトナーボトルの配置を
示す概略平面図である。
【図3】その冷却装置部分の縦断面図である。
【図4】別の冷却装置部分の縦断面図である。
【符号の説明】
10 複写機装置本体(画像形成装置本体) 11 感光体(像担持体) 15 クリーニング装置 17 定着装置 48 シート材(転写材) 50 操作部 51 回路基板 53 インナーカバー 54 トナーボトル 56 開口 57 前カバー 58 通気孔 60 ファン A 転写材の搬送方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材の搬送方向と平行にトナーボトル
    を配置する画像形成装置における、冷却装置において、 画像形成装置本体の正面側に開口を設けるとともに、そ
    の開口から取り込んだ外気を前記トナーボトルに向けて
    流す空気流路を形成することを特徴とする、冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置本体の正面側に操作部
    を設け、その操作部の回路基板を被って下側にインナー
    カバーを備え、そのインナーカバーの下方に前記トナー
    ボトルを配置する前記画像形成装置における、請求項1
    に記載の冷却装置において、前記インナーカバーに前記
    開口を設けて、その開口から外気を取り込んで前記トナ
    ーボトルに向けて流すファンを、前記インナーカバーで
    支持して設けることを特徴とする、冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記ファンの作動を、定着装置の定着温
    度に基づき制御することを特徴とする、請求項2に記載
    の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンの作動を、前記トナーボトル
    の近傍温度に基づき制御することを特徴とする、請求項
    2に記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記ファンの作動を、前記回路基板の近
    傍温度に基づき制御することを特徴とする、請求項2に
    記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1に記載の
    冷却装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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