JPH08171303A - 熱ローラ定着装置 - Google Patents

熱ローラ定着装置

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JPH08171303A
JPH08171303A JP23537895A JP23537895A JPH08171303A JP H08171303 A JPH08171303 A JP H08171303A JP 23537895 A JP23537895 A JP 23537895A JP 23537895 A JP23537895 A JP 23537895A JP H08171303 A JPH08171303 A JP H08171303A
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JP
Japan
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fixing
roller
temperature
heat
fixing roller
Prior art date
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Application number
JP23537895A
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English (en)
Inventor
Tokuzo Kaneda
徳蔵 金田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、定着ローラの放熱にかなり時間を
要し、用紙の波打ちやカール、ブリスタリングが生ずる
という課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、温度検知手段10からの温
度検知信号に基づいて加熱手段8を制御して定着ローラ
1の温度を定着温度制御範囲内に制御する熱ローラ定着
装置において、定着ローラ1の温度が前記定着温度制御
範囲よりも高い温度のときに、回転駆動手段を制御して
定着ローラ1を加圧ローラ2と接触した状態で回転させ
て定着ローラ1から放熱させる制御手段制御手段9を備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンタなどに用いられる熱ローラ定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタなどの
画像形成装置に用いられる熱ローラ定着装置は、回転可
能に設けられた定着ローラと、この定着ローラに接離可
能に設けられた加圧ローラと、定着ローラを回転させる
回転駆動手段と、定着ローラを加熱する加熱手段と、定
着ローラの温度を検知する温度検知手段と、この温度検
知手段からの温度検知信号により定着ローラの温度を所
定の温度に制御する制御手段とを有し、定着ローラと加
圧ローラとの間を通過する用紙上のトナーを定着させ
る。
【0003】また、特開昭60ー55370号公報に
は、熱ローラ定着装置において、ローラの軸受寿命を延
ばすために、ウォームアップ時及び待機時に加圧ローラ
の定着ローラに対する加圧力を弱くし、定着時に加圧ロ
ーラの定着ローラに対する加圧力を強くするようにした
ものが記載されている。特開平1ー234877号公報
には、熱ローラ定着装置において、加圧ローラの表面温
度低下による定着不良を防止するために、加圧ローラの
表面温度が所定の温度以下の時には定着ローラ及び加圧
ローラを回転駆動し、加圧ローラの表面温度が所定の温
度以上の時には定着ローラ及び加圧ローラの回転を停止
させるようにしたものが記載されている。
【0004】特開平1ー270085号公報には、熱ロ
ーラ定着装置において、用紙厚の変化による定着ローラ
の最適加熱量を短時間の間に得るために、用紙送行停止
中は加圧ローラを定着ローラから離間して定着ローラの
加熱を休止し、また、用紙厚に応じて加圧ローラの定着
ローラに対する加圧力を制御するようにしたものが記載
されている。特開平4ー115280号公報には、熱ロ
ーラ定着装置において、加圧ローラの変形を防止するた
めに、用紙送行停止中は定着ローラと加圧ローラを離間
させるようにしたものが記載されている。
【0005】特開昭63ー63077号公報には、熱ロ
ーラ定着装置において、用紙の種類に対応した加圧ロー
ラの定着ローラに対する加圧力を得るために、この加圧
力を可変する手段を設けたものが記載されている。特開
昭63ー221373号公報には、熱ローラ定着装置に
おいて、用紙の種類により最適化するために、加圧ロー
ラの定着ローラに対する加圧力と複数の設定定着温度を
組み合わせるようにしたものが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記熱ローラ定着装置
では、定着ローラの最適加熱量が高加熱量から低加熱量
に移行する場合、つまり、高い温度を維持している定着
ローラを低い温度に維持させようとする場合には、定着
ローラの冷却(放熱)にかなりの時間を要する。また、
十分な定着性と平滑な状態(波打ちのない状態)で用紙
を排出するために高熱量を必要とする紙質の用紙につい
てトナーを定着させた後に、別の用紙(前の用紙よりも
薄い用紙等)についてトナーを定着させる場合には、そ
の用紙に余分な熱量が加わることになり、用紙の波打ち
やカール、ブリスタリングが生じてしまう。このブリス
タリングは、用紙のトナー定着面が局所的に盛り上がっ
たり破れたりする現象(火ぶくれに似た現象)であり、
用紙が急激に熱を与えられた時に用紙中の水分が空気中
に抜け切らずに発生する。
【0007】本発明は、上記問題点を改善し、定着ロー
ラの放熱を高速に行うことができると共に用紙の波打ち
やカール、ブリスタリングを無くすことができる熱ロー
ラ定着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転可能に設けられた定着
ローラと、この定着ローラに接触する加圧ローラと、前
記定着ローラを回転させる回転駆動手段と、前記定着ロ
ーラを加熱する加熱手段と、前記定着ローラの温度を検
知する温度検知手段とを有し、この温度検知手段からの
温度検知信号に基づいて前記加熱手段を制御して前記定
着ローラの温度を定着温度制御範囲内に制御し、前記定
着ローラと前記加圧ローラとの間を通過する用紙上のト
ナーを定着させる熱ローラ定着装置において、前記定着
ローラの温度が前記定着温度制御範囲よりも高い温度の
ときに、前記回転駆動手段を制御して前記定着ローラを
前記加圧ローラと接触した状態で回転させて前記定着ロ
ーラから放熱させる制御手段を備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、回転可能に設けら
れた定着ローラと、この定着ローラに接触する加圧ロー
ラと、前記定着ローラを回転させる回転駆動手段と、前
記定着ローラを加熱する加熱手段と、前記定着ローラの
温度を検知する温度検知手段とを有し、この温度検知手
段からの温度検知信号に基づいて前記加熱手段を制御し
て前記定着ローラの温度を定着温度制御範囲内に制御
し、前記定着ローラと前記加圧ローラとの間を通過する
用紙上のトナーを定着させる熱ローラ定着装置におい
て、前記定着温度制御範囲は、第1の定着温度制御範囲
と、この第1の定着温度制御範囲よりも低温に設けられ
る第2の定着温度制御範囲に切り替え可能に設定され、
前記定着ローラの温度が前記第1の定着温度制御範囲に
制御されている状態から前記第2の定着温度制御範囲に
制御するように切り替わったときに前記回転駆動手段を
制御して前記定着ローラを前記加圧ローラと接触した状
態で回転させて前記定着ローラから放熱させる制御手段
を備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の熱ローラ定着装置において、前記制御手段は前記
用紙の搬送停止中に前記定着ローラの温度が前記定着温
度制御範囲になった時に、前記回転駆動手段に前記定着
ローラの回転駆動を停止させるものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の熱
ローラ定着装置において、前記用紙の種類を判断する用
紙種類判断手段を備え、前記制御手段は前記用紙種類判
断手段の用紙種類判断結果により前記用紙の種類に応じ
て前記定着温度制御範囲を切り替えるものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の熱
ローラ定着装置において、前記加圧ローラを前記定着ロ
ーラに対して接離させる接離手段を備え、前記制御手段
は前記用紙種類判断手段の用紙種類判断結果に応じて前
記接離手段を制御して前記加圧ローラの前記定着ローラ
に対する加圧力を可変するものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1または2
記載の熱ローラ定着装置において、前記加圧ローラを前
記定着ローラに対して接離させる接離手段を備え、前記
制御手段は、前記用紙の搬送停止中に前記定着ローラの
温度が前記定着温度制御範囲より低いときに前記接離手
段を制御して前記加圧ローラを前記定着ローラから離間
させると共に、前記加熱手段に前記定着ローラを加熱さ
せるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は請求項1〜4記載の発明を
応用したプリンタからなる画像形成装置の一例を示す。
給紙部11内の用紙Pは給紙ローラ27によって矢印A
の方向に給紙されて搬送系によりレジストローラ13へ
搬送され、レジストローラ13はタイミングをとって用
紙Pを感光体ドラムからなる像担持体14と転写チャー
ジャからなる転写手段18との間へ送出する。
【0015】感光体ドラム14は、メインモータにより
時計方向へ回転駆動されて帯電チャージャからなる帯電
手段15によって均一に帯電され、レーザ光学系からな
る露光手段16からレーザ光Lが照射されることで画像
露光がなされて静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像手段としての現像部17により現像されてトナ
ー像からなる可視像となり、転写チャージャ18により
用紙Pへ転写される。
【0016】この用紙Pは、請求項1〜4記載の発明の
実施形態例としての熱ローラ定着装置19によりトナー
像からなる可視像が定着され、矢印Bの方向へ排紙ロー
ラ20を介してプリンタ本体26の排紙部21へ排出さ
れる。一方、感光体ドラム14は、可視像転写後にクリ
ーニング手段としてのクリーニングブレード12を有す
るクリーニング部22によってクリーニングされて残留
トナーが除去され、除電手段としての除電ブラシ23で
除電される。クリーニング部22は感光体ドラム14か
ら除去した残留トナーを回収部24によってトナー回収
室25に回収する。熱ローラ定着装置19は、定着ロー
ラ1と加圧ローラ2を有し、用紙Pが定着ローラ1と加
圧ローラ2との間を通過する際に用紙Pに必要な熱量及
び圧力を加えて用紙P上のトナーを定着させる。
【0017】図1は上記熱ローラ定着装置19の構成を
示す。定着ローラ1は、定着装置本体のサイドプレート
(図示せず)に回転可能取り付けられ、回転駆動手段と
しての定着モータにより回転駆動される。定着ローラ1
内の中空部には加熱手段としてのヒータ8が配置され、
定着ローラ1の周囲には定着ローラ1の温度を検知する
温度検知手段としての温度検知器10と、クリーナ7が
配置されている。温度検知器10は定着ローラ1の表面
温度を検知し、クリーナ7は定着ローラ1をクリーニン
グする。一方、加圧ローラ2は図示しないバネ等の圧接
により定着ローラ1に圧接される。
【0018】温度検知器10からの温度検知信号は制御
回路9に入力され、制御回路9は温度検知器10からの
温度検知信号によりヒータ8を制御して定着ローラ1の
温度を図7に示すように第1の定着温度制御範囲A(T
A1〜TA2℃)又は該第1の定着温度制御範囲Aより低い
定着温度制御範囲B(TB1〜TB2℃)に制御する。ここ
に、TA1>TA2、TB1>TB2である。この状態で定着モ
ータが定着ローラ1及び加圧ローラ2を回転させ、用紙
は定着ローラ1と加圧ローラ2との間を通過する際にト
ナーが定着される。
【0019】図3は制御回路9が用紙の搬送停止中に実
行する処理フローを示す。制御回路9は、可視像が転写
された用紙の各々が熱ローラ定着装置19に入る前の用
紙搬送停止中には図3に示す処理フローを実行する。す
なわち、制御回路9は、操作パネルなどに設けられる用
紙の種類を指定する用紙種類指定キーからの入力信号が
オンした(用紙の種類が指定された時)、又は用紙搬送
経路の途中にて給紙部11からの用紙を検知するセンサ
からの入力信号がオンした時(用紙が検知された時)、
あるいは給紙部11を構成する給紙カセットの交換を検
知する検知部からの入力信号がオンした時(給紙カセッ
トが交換された時)の度毎にステップS2以下の処理を
実行し、まず、ステップS2で用紙種類検知手段や操作
パネルなどから用紙の種類を読み込んで熱ローラ定着装
置19に入る用紙の種類を判断する。したがって、制御
回路9は用紙種類判断手段を兼ねている。
【0020】上記用紙種類検知手段は、給紙部11内に
収容されている用紙の種類を検知するセンサ、又は用紙
搬送経路の途中で用紙の透光度を検知することで用紙の
種類を検知するセンサなどが用いられる。制御回路9は
操作パネルなどに設けられる用紙の種類を指定する用紙
種類指定キーからの入力信号を読み込むことで用紙の種
類を読み込むようにしてもよい。
【0021】次に、制御回路9は、ステップS3で、定
着温度制御範囲を、今読み込んで判断した用紙の種類に
応じてこの用紙の種類に合った加圧力及び定着温度制御
範囲A又はBに設定し(切り替え)、ステップS4で定
着ローラ1の温度Tと設定定着温度制御範囲A又はBの
上限温度T1(TA1又はTB1)乃至下限温度T2(TA2
はTB2)との関係が.T<T2、.T2<T<T1
.T1<Tのいずれであるかを判断する。
【0022】ここで、上記第1の定着温度制御範囲Aと
は、例えば用紙の種類がトナーの定着に高熱量を必要と
する用紙である場合には定着ローラ1の温度の設定値を
180℃としたときに定着ローラ1の温度が制御される
範囲(180℃±3℃の範囲)のことであり、第2の定
着温度制御範囲Bは第1の定着温度制御範囲Aより低い
同様な定着温度制御範囲(160℃±3℃の範囲)のこ
とである。この場合、TA1は183℃、TA2は177℃
となり、TB1は163℃、TB2は157℃となる。トナ
ーの定着に高熱量を必要とする用紙としてはトナーの定
着に1.6J/cm2の高熱量を必要とする、質量70
〜75g/m2のナチュラルトレーシングペーパーなど
があり、トナーの定着に高熱量を必要としない用紙とし
てはトナーの定着に1.0J/cm2の高熱量を必要と
する、質量40〜55g/m2のナチュラルトレーシン
グペーパーや普通紙などがある。
【0023】制御回路9は、.T<T2の場合にはス
テップS5でヒータ8をオンさせた後にステップS4に
戻る。また、制御回路9は、.T1<Tの場合にはス
テップS6でヒータ8をオフさせ、かつ、定着モータに
定着ローラ1及び加圧ローラ2を回転駆動させた後にス
テップS4に戻る。したがって、定着ローラ1は、加圧
ローラ2が定着ローラ1に圧接された状態で加圧ローラ
2及び定着ローラ1が回転することにより、高速で放熱
する。
【0024】また、制御回路9は、.T2<T<T1
場合にはステップS7で定着モータに定着ローラ1及び
加圧ローラ2の回転駆動を停止させ、ステップS9でヒ
ータ8をオフさせる。次に、制御回路9は、、ステップ
S10で温度検知器10からの温度検知信号によりT≦
2であるか否かを判断してT≦T2ではない場合にはス
テップS9に戻る。また、制御回路9は、T≦T2であ
る場合にはステップS11でヒータ8をオンさせ、ステ
ップS12で温度検知器10からの温度検知信号により
1≦Tであるか否かを判断する。そして、制御回路9
は、T≦T1ではない場合にはステップS11に戻り、
T≦T1である場合にはステップS9に戻る。このよう
に、用紙搬送停止中に定着ローラ1の定着温度が定着温
度制御範囲になった時に、定着ローラ1及び加圧ローラ
2の回転駆動を停止させるので、省エネルギーを計るこ
とができる。
【0025】図4の点線は従来の熱ローラ定着装置にお
ける定着ローラの放熱時間と定着ローラ1の温度との関
係を示し、図4の実線は熱ローラ定着装置19における
定着ローラ1の放熱時間と温度との関係を示す。従来の
熱ローラ定着装置では、定着ローラの放熱時には加圧ロ
ーラ及び定着ローラが停止するので、例えば定着ローラ
の温度を185℃から160℃に下げるまでに約6分も
かかる。しかし、熱ローラ定着装置19は定着ローラ1
の放熱時には加圧ローラ2を定着ローラ1に接触させた
状態で加圧ローラ2及び定着ローラ1を回転させるの
で、例えば定着ローラの温度を185℃から160℃に
下げるまでに約3分しかかからない。
【0026】このため、熱ローラ定着装置19では、定
着ローラ1の最適加熱量が高加熱量から低加熱量に移行
する場合、つまり、高い温度を維持している定着ローラ
1を低い温度に維持させようとする場合には、定着ロー
ラ1の冷却(放熱)を高速に行うことができる。また、
トナーの定着に高熱量を必要とする用紙についてトナー
を定着させた後に、別の用紙(前の用紙よりも薄い用紙
等)についてトナーを定着させる場合には、その用紙に
加わる余分な熱量を大幅に軽減することができ、用紙の
波打ちやカール、ブリスタリングを無くすことができ
る。また、制御回路9は、熱ローラ定着装置19により
用紙上のトナーを定着させる定着時にはヒータ8を定着
ローラ1の温度が設定温度になるように制御し、この設
定温度は上記定着温度制御範囲の設定により決定され
る。
【0027】このように、熱ローラ定着装置19は、請
求項1記載の発明の実施形態例であって、回転可能に設
けられた定着ローラ1と、この定着ローラ1に接触する
加圧ローラ2と、定着ローラ1を回転させる回転駆動手
段としての定着モータと、定着ローラ1を加熱する加熱
手段としてのヒータ8と、定着ローラ1の温度を検知す
る温度検知手段としての温度検知器10とを有し、この
温度検知手段10からの温度検知信号に基づいて加熱手
段8を制御して定着ローラ1の温度を定着温度制御範囲
内に制御し、定着ローラ1と加圧ローラ2との間を通過
する用紙上のトナーを定着させる熱ローラ定着装置にお
いて、定着ローラ1の温度が前記定着温度制御範囲より
も高い温度のときに、回転駆動手段としての定着モータ
を制御して定着ローラ1を加圧ローラ2と接触した状態
で回転させて定着ローラ1から放熱させる制御手段とし
ての制御回路9とを備えたので、定着ローラの最適加熱
量が高加熱量から低加熱量に移行する場合、つまり、高
い温度を維持している定着ローラを低い温度に維持させ
ようとする場合には、定着ローラの冷却(放熱)を高速
に行うことができる。また、トナーの定着に高熱量を必
要とする用紙についてトナーを定着させた後に、別の用
紙(前の用紙よりも薄い用紙等)についてトナーを定着
させる場合には、その用紙に加わる余分な熱量を大幅に
軽減することができ、用紙の波打ちやカール、ブリスタ
リングを無くすことができる。
【0028】また、熱ローラ定着装置19は、請求項2
記載の発明の実施形態例であって、回転可能に設けられ
た定着ローラ1と、この定着ローラ1に接触する加圧ロ
ーラ2と、定着ローラ1を回転させる回転駆動手段とし
ての定着モータと、定着ローラ1を加熱する加熱手段と
してのヒータ8と、定着ローラ1の温度を検知する温度
検知手段としての温度検知器10とを有し、この温度検
知手段10からの温度検知信号に基づいて加熱手段8を
制御して定着ローラ1の温度を定着温度制御範囲内に制
御し、定着ローラ1と加圧ローラ2との間を通過する用
紙上のトナーを定着させる熱ローラ定着装置において、
前記定着温度制御範囲は、第1の定着温度制御範囲と、
この第1の定着温度制御範囲よりも低温に設けられる第
2の定着温度制御範囲に切り替え可能に設定され、定着
ローラ1の温度が第1の定着温度制御範囲に制御されて
いる状態から第2の定着温度制御範囲に制御するように
切り替わったときに回転駆動手段としての定着モータを
制御して定着ローラ1を加圧ローラ2と接触した状態で
回転させて定着ローラ1から放熱させる制御手段として
の制御回路9を備えたので、定着ローラの最適加熱量が
高加熱量から低加熱量に移行する場合、つまり、高い温
度を維持している定着ローラを低い温度に維持させよう
とする場合には、定着ローラの冷却(放熱)を高速に行
うことができる。また、トナーの定着に高熱量を必要と
する用紙についてトナーを定着させた後に、別の用紙
(前の用紙よりも薄い用紙等)についてトナーを定着さ
せる場合には、その用紙に加わる余分な熱量を大幅に軽
減することができ、用紙の波打ちやカール、ブリスタリ
ングを無くすことができる。
【0029】また、熱ローラ定着装置19は、請求項3
記載の発明の実施形態例であって、請求項1または2記
載の熱ローラ定着装置において、制御手段としての制御
回路9は用紙の搬送停止中に定着ローラ1の温度が前記
定着温度制御範囲になった時に、回転駆動手段としての
定着モータに定着ローラ1の回転駆動を停止させるの
で、省エネルギーを計ることができる。
【0030】また、熱ローラ定着装置19は、請求項4
記載の発明の実施形態例であって、請求項2記載の熱ロ
ーラ定着装置において、前記用紙の種類を判断する用紙
種類判断手段としての制御回路9を備え、制御手段とし
ての制御回路9は用紙種類判断手段9の用紙種類判断結
果により用紙の種類に応じて前記定着温度制御範囲を切
り替えるので、定着温度制御範囲を用紙の種類に応じて
最適なものとすることができる。
【0031】図3は請求項5、6記載の発明の実施形態
例を示す。この実施形態例は上記プリンタからなる画像
形成装置における熱ローラ定着装置19として上記実施
形態例の代りに用いられたものである。この実施形態例
では、上記実施形態例において、加圧ローラ2は一方の
端部3aを支点として回動可能に取り付けられたプレッ
シャアーム3の軸3bに回転可能に軸支されており、プ
レッシャアーム3の他方の端部にはプレッシャスプリン
グ4が取り付けられている。このスプリング4はプレッ
シャアーム3及び加圧ローラ2と共に自重によって多段
式カム5に当接するようになっており、プレッシャアー
ム3、スプリング4及び多段式カム5は加圧ローラ2を
定着ローラ1に対して接離させる接離手段を構成してい
る。
【0032】多段式カム5はモータ6により回転駆動さ
れ、通常は多段式カム5のC点がスプリング4の中央部
に当接する位置に来るように調整されている。この状態
の通常時には、定着ローラ1と加圧ローラ2との間に規
定の隙間が存在して加圧ローラ2が定着ローラ1より離
間している。電源がオンされた時には、多段式カム5の
C点がスプリング4の中央部に当接して加圧ローラ2が
定着ローラ1より離間している。
【0033】可視像が転写された用紙が熱ローラ定着装
置19に入る前の用紙搬送停止中に、モータ6が制御回
路9により制御され、多段式カム5が通常時の位置より
モータ6によりY方向にθ1或いは(θ1+θ2)だけ回
転してプレッシャアーム3が回転することにより、加圧
ローラ2が定着ローラ1に所定の加圧力で圧接され、又
は多段式カム5が通常時の位置のままとされる。加圧ロ
ーラ2の定着ローラ1に対する加圧力は、多段式カム5
がY方向にθ1だけ回転した時より、多段式カム5がY
方向に(θ1+θ2)だけ回転した時の方が大きい。
【0034】また、温度検知器10からの温度検知信号
は制御回路9に入力され、制御回路9は温度検知器10
からの温度検知信号によりヒータ8を制御し、例えば定
着ローラ1の定着温度制御範囲が第2の定着温度制御範
囲Bに設定されている場合に多段式カム5の回転角がθ
1になって定着ローラ1の定着温度制御範囲が第1の定
着温度制御範囲Aに設定されている場合に多段式カム5
の回転角が(θ1+θ2)になる。加圧ローラ2の定着ロ
ーラ1に対する加圧力及び定着ローラ1の温度は用紙に
最も良好な印字品質と定着性を与えるような値となって
いる。この状態で定着モータが定着ローラ1及び加圧ロ
ーラ2を回転させ、用紙は定着ローラ1と加圧ローラ2
との間を通過する際にトナーが定着される。
【0035】制御回路9は、用紙が定着ローラ1と加圧
ローラ2との間を通過して用紙のトナー定着が終了する
と、モータ6を制御して多段式カム5をX方向へ回転さ
せ、図1に示すような通常時の状態に戻す。また、用紙
がジャムを起こしてジャム検知手段が用紙のジャムを検
知すると、制御回路9はそのジャム検知手段からのジャ
ム検知信号により同様にモータ6を制御して多段式カム
5をX方向へ回転させ、図1に示すような通常時の状態
に戻す。この通常時の状態では、定着ローラ1と加圧ロ
ーラ2との間に隙間が空けられ、用紙を容易に取り出す
ことが可能となる。
【0036】図6は制御回路9が用紙の搬送停止中に実
行する処理フローを示す。制御回路9は、可視像が転写
された用紙の各々が熱ローラ定着装置19に入る前の用
紙搬送停止中には図6に示す処理フローを実行する。す
なわち、制御回路9は、操作パネルなどに設けられる用
紙の種類を指定する用紙種類指定キーからの入力信号が
オンした(用紙の種類が指定された時)、又は用紙搬送
経路の途中にて給紙部11からの用紙を検知するセンサ
からの入力信号がオンした時(用紙が検知された時)、
あるいは給紙部11を構成する給紙カセットの交換を検
知する検知部からの入力信号がオンした時(給紙カセッ
トが交換された時)の度毎にステップS2以下の処理を
実行し、まず、ステップS2で用紙種類検知手段や操作
パネルなどから用紙の種類を読み込んで熱ローラ定着装
置19に入る用紙の種類を判断する。したがって、制御
回路9は用紙種類判断手段を兼ねている。
【0037】次に、制御回路9は、ステップS3で、加
圧ローラ2の定着ローラ1に対する加圧力(定着圧力)
Pと定着温度制御範囲を、今読み込んで判断した用紙の
種類に応じてこの用紙の種類に合った加圧力及び定着温
度制御範囲A又はBに設定し(切り替え)、ステップS
4で定着ローラ1の温度Tと設定定着温度制御範囲A又
はBの上限温度T1(TA1又はTB1)乃至下限温度T
2(TA2又はTB2)との関係が.T<T2、.T2
T<T1、.T1<Tのいずれであるかを判断する。
【0038】制御回路9は、.T<T2の場合にはス
テップS5でヒータ8をオンさせ、かつ、モータ6を制
御して多段式カム5をX方向へ回転させることで通常時
の状態に戻して定着ローラ1と加圧ローラ2とを離間さ
せた後にステップS4に戻る。したがって、用紙搬送停
止中に定着ローラ1を加熱する時には、定着ローラ1と
加圧ローラ2とを離間させることにより、定着ローラ1
から加圧ローラ2への熱損失が無くなり、定着ローラ1
の加熱時間を短縮することができる。
【0039】また、制御回路9は、.T1<Tの場合
にはステップS6でヒータ8をオフさせ、かつ、上記加
圧力(定着圧力)Pに応じてモータ6を制御して多段式
カム5をY方向にθ1或いは(θ1+θ2)だけ回転させ
ることで加圧ローラ2を定着ローラ1に上記加圧力(定
着圧力)Pで圧接させ、さらに、定着モータに定着ロー
ラ1及び加圧ローラ2を回転駆動させた後にステップS
4に戻る。したがって、定着ローラ1は、加圧ローラ2
が定着ローラ1に圧接されて加圧ローラ2及び定着ロー
ラ1が回転することにより、高速で放熱する。
【0040】また、制御回路9は、.T2<T<T1
場合にはステップS7で定着モータに定着ローラ1及び
加圧ローラ2の回転駆動を停止させ、ステップS8で上
記加圧力(定着圧力)Pに応じてモータ6を制御して多
段式カム5をY方向にθ1或いは(θ1+θ2)だけ回転
させることで加圧ローラ2を定着ローラ1に上記加圧力
(定着圧力)Pで圧接させる。
【0041】次に、制御回路9は、ステップS9でヒー
タ8をオフさせ、ステップS10で温度検知器10から
の温度検知信号によりT≦T2であるか否かを判断して
T≦T2ではない場合にはステップS9に戻る。また、
制御回路9は、T≦T2である場合にはステップS11
でヒータ8をオンさせ、ステップS12で温度検知器1
0からの温度検知信号によりT1≦Tであるか否かを判
断する。そして、制御回路9は、T≦T1ではない場合
にはステップS11に戻り、T≦T1である場合にはス
テップS9に戻る。
【0042】このように、用紙搬送停止中に定着ローラ
1の温度が設定定着温度制御範囲になった時に、定着ロ
ーラ1及び加圧ローラ2の回転駆動を停止させるので、
省エネルギーを計ることができる。また、制御回路9
は、熱ローラ定着装置19により用紙上のトナーを定着
させる定着時にはヒータ8を定着温度が設定温度になる
ように制御し、この設定温度は上記定着温度制御範囲A
又はBの設定により決定される。
【0043】このように、この実施形態例は、請求項5
記載の発明の実施形態例であって、請求項4記載の熱ロ
ーラ定着装置において、加圧ローラ2を定着ローラ1に
対して接離させる接離手段としてのプレッシャアーム
3、プレッシャスプリング4、多段式カム5を備え、制
御手段としての制御回路9は用紙種類判断手段9の用紙
種類判断結果に応じて接離手段3〜5を制御して加圧ロ
ーラ2の定着ローラ1に対する加圧力を可変するので、
加圧ローラ2の定着ローラ1に対する加圧力を最適なも
のとすることができる。
【0044】また、熱ローラ定着装置19は、請求項6
記載の発明の実施形態例であって、請求項1または2記
載の熱ローラ定着装置において、加圧ローラ2を定着ロ
ーラ1に対して接離させる接離手段としてのプレッシャ
アーム3、プレッシャスプリング4、多段式カム5を備
え、制御手段としての制御回路9は、用紙の搬送停止中
に定着ローラ1の温度が前記定着温度制御範囲より低い
ときに接離手段3〜5を制御して加圧ローラ2を定着ロ
ーラ1から離間させると共に、加熱手段8に定着ローラ
1を加熱させるので、定着ローラから加圧ローラへの熱
損失を無くすことができ、定着ローラの加熱時間を短縮
することができる。
【0045】なお、上記実施形態例は加圧ローラ2を定
着ローラ1に接離させる接離手段としてプレッシャアー
ム3、スプリング4及び多段式カム5を用いたが、本発
明は、加圧ローラを定着ローラに接離させる接離手段と
して、プレッシャアームの回転側(支点と反対側)の端
部をコイルスプリングを介して定着装置本体に固定し、
プレッシャアームそのものをカムで押圧する方式(特開
昭60ー55370号公報参照)を用いてもよい。ま
た、本発明は複写機やファクシミリなどの画像形成装置
に用いられる熱ローラ定着装置19に同様に適用するこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、回転可能に設けられた定着ローラと、この定着ロー
ラに接触する加圧ローラと、前記定着ローラを回転させ
る回転駆動手段と、前記定着ローラを加熱する加熱手段
と、前記定着ローラの温度を検知する温度検知手段とを
有し、この温度検知手段からの温度検知信号に基づいて
前記加熱手段を制御して前記定着ローラの温度を定着温
度制御範囲内に制御し、前記定着ローラと前記加圧ロー
ラとの間を通過する用紙上のトナーを定着させる熱ロー
ラ定着装置において、前記定着ローラの温度が前記定着
温度制御範囲よりも高い温度のときに、前記回転駆動手
段を制御して前記定着ローラを前記加圧ローラと接触し
た状態で回転させて前記定着ローラから放熱させる制御
手段を備えたので、定着ローラの最適加熱量が高加熱量
から低加熱量に移行する場合には、定着ローラの放熱を
高速に行うことができる。また、トナーの定着に高熱量
を必要とする用紙についてトナーを定着させた後に、別
の用紙(前の用紙よりも薄い用紙等)についてトナーを
定着させる場合には、その用紙に加わる余分な熱量を大
幅に軽減することができ、用紙の波打ちやカール、ブリ
スタリングを無くすことができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、回転可能に
設けられた定着ローラと、この定着ローラに接触する加
圧ローラと、前記定着ローラを回転させる回転駆動手段
と、前記定着ローラを加熱する加熱手段と、前記定着ロ
ーラの温度を検知する温度検知手段とを有し、この温度
検知手段からの温度検知信号に基づいて前記加熱手段を
制御して前記定着ローラの温度を定着温度制御範囲内に
制御し、前記定着ローラと前記加圧ローラとの間を通過
する用紙上のトナーを定着させる熱ローラ定着装置にお
いて、前記定着温度制御範囲は、第1の定着温度制御範
囲と、この第1の定着温度制御範囲よりも低温に設けら
れる第2の定着温度制御範囲に切り替え可能に設定さ
れ、前記定着ローラの温度が前記第1の定着温度制御範
囲に制御されている状態から前記第2の定着温度制御範
囲に制御するように切り替わったときに前記回転駆動手
段を制御して前記定着ローラを前記加圧ローラと接触し
た状態で回転させて前記定着ローラから放熱させる制御
手段を備えたので、定着ローラの最適加熱量が高加熱量
から低加熱量に移行する場合には、定着ローラの放熱を
高速に行うことができる。また、トナーの定着に高熱量
を必要とする用紙についてトナーを定着させた後に、別
の用紙(前の用紙よりも薄い用紙等)についてトナーを
定着させる場合には、その用紙に加わる余分な熱量を大
幅に軽減することができ、用紙の波打ちやカール、ブリ
スタリングを無くすことができる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の熱ローラ定着装置において、前記制御手段
は前記用紙の搬送停止中に前記定着ローラの温度が前記
定着温度制御範囲になった時に、前記回転駆動手段に前
記定着ローラの回転駆動を停止させるので、省エネルギ
ーを計ることができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の熱ローラ定着装置において、前記用紙の種類を判断
する用紙種類判断手段を備え、前記制御手段は前記用紙
種類判断手段の用紙種類判断結果により前記用紙の種類
に応じて前記定着温度制御範囲を切り替えるので、定着
温度制御範囲を用紙の種類に応じて最適なものとするこ
とができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の熱ローラ定着装置において、前記加圧ローラを前記
定着ローラに対して接離させる接離手段を備え、前記制
御手段は前記用紙種類判断手段の用紙種類判断結果に応
じて前記接離手段を制御して前記加圧ローラの前記定着
ローラに対する加圧力を可変するので、加圧ローラの定
着ローラに対する加圧力を最適なものとすることができ
る。
【0051】請求項6記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の熱ローラ定着装置において、前記加圧ロー
ラを前記定着ローラに対して接離させる接離手段を備
え、前記制御手段は、前記用紙の搬送停止中に前記定着
ローラの温度が前記定着温度制御範囲より低いときに前
記接離手段を制御して前記加圧ローラを前記定着ローラ
から離間させると共に、前記加熱手段に前記定着ローラ
を加熱させるので、定着ローラから加圧ローラへの熱損
失が無くなり、定着ローラの加熱時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3記載の発明を応用したプリンタか
らなる画像形成装置の一例における熱ローラ定着装置の
構成を示す概略図である。
【図2】同プリンタを示す断面図である。
【図3】同プリンタにおける制御回路が用紙の搬送停止
中に実行する処理フローを示すフローチャートである。
【図4】同プリンタにおける定着ローラの放熱時間と定
着温度との関係と、従来の熱ローラ定着装置における定
着ローラの放熱時間と定着温度との関係を示す特性図で
ある。
【図5】請求項4、5記載の発明の実施形態例を示す概
略頭である。
【図6】同実施形態例における制御回路が用紙の搬送停
止中に実行する処理フローを示すフローチャートであ
る。
【図7】同実施形態例の定着温度制御例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 プレッシャアーム 4 プレッシャスプリング 5 多段式カム 6 モータ 8 ヒータ 9 制御回路 10 温度検知器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に設けられた定着ローラと、この
    定着ローラに接触する加圧ローラと、前記定着ローラを
    回転させる回転駆動手段と、前記定着ローラを加熱する
    加熱手段と、前記定着ローラの温度を検知する温度検知
    手段とを有し、この温度検知手段からの温度検知信号に
    基づいて前記加熱手段を制御して前記定着ローラの温度
    を定着温度制御範囲内に制御し、前記定着ローラと前記
    加圧ローラとの間を通過する用紙上のトナーを定着させ
    る熱ローラ定着装置において、前記定着ローラの温度が
    前記定着温度制御範囲よりも高い温度のときに、前記回
    転駆動手段を制御して前記定着ローラを前記加圧ローラ
    と接触した状態で回転させて前記定着ローラから放熱さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とする熱ローラ定着装
    置。
  2. 【請求項2】回転可能に設けられた定着ローラと、この
    定着ローラに接触する加圧ローラと、前記定着ローラを
    回転させる回転駆動手段と、前記定着ローラを加熱する
    加熱手段と、前記定着ローラの温度を検知する温度検知
    手段とを有し、この温度検知手段からの温度検知信号に
    基づいて前記加熱手段を制御して前記定着ローラの温度
    を定着温度制御範囲内に制御し、前記定着ローラと前記
    加圧ローラとの間を通過する用紙上のトナーを定着させ
    る熱ローラ定着装置において、前記定着温度制御範囲
    は、第1の定着温度制御範囲と、この第1の定着温度制
    御範囲よりも低温に設けられる第2の定着温度制御範囲
    に切り替え可能に設定され、前記定着ローラの温度が前
    記第1の定着温度制御範囲に制御されている状態から前
    記第2の定着温度制御範囲に制御するように切り替わっ
    たときに前記回転駆動手段を制御して前記定着ローラを
    前記加圧ローラと接触した状態で回転させて前記定着ロ
    ーラから放熱させる制御手段を備えたことを特徴とする
    熱ローラ定着装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の熱ローラ定着装置
    において、前記制御手段は前記用紙の搬送停止中に前記
    定着ローラの温度が前記定着温度制御範囲になった時
    に、前記回転駆動手段に前記定着ローラの回転駆動を停
    止させることを特徴とする熱ローラ定着装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の熱ローラ定着装置におい
    て、前記用紙の種類を判断する用紙種類判断手段を備
    え、前記制御手段は前記用紙種類判断手段の用紙種類判
    断結果により前記用紙の種類に応じて前記定着温度制御
    範囲を切り替えることを特徴とする熱ローラ定着装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の熱ローラ定着装置におい
    て、前記加圧ローラを前記定着ローラに対して接離させ
    る接離手段を備え、前記制御手段は前記用紙種類判断手
    段の用紙種類判断結果に応じて前記接離手段を制御して
    前記加圧ローラの前記定着ローラに対する加圧力を可変
    することを特徴とする熱ローラ定着装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の熱ローラ定着装置
    において、前記加圧ローラを前記定着ローラに対して接
    離させる接離手段を備え、前記制御手段は、前記用紙の
    搬送停止中に前記定着ローラの温度が前記定着温度制御
    範囲より低いときに前記接離手段を制御して前記加圧ロ
    ーラを前記定着ローラから離間させると共に、前記加熱
    手段に前記定着ローラを加熱させることを特徴とする熱
    ローラ定着装置。
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JP6-256656 1994-10-21
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015461A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 定着装置
US7428390B2 (en) 2005-07-27 2008-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus with variable fixing modes
JP2011186339A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置及び定着条件制御方法
JP2013117577A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Canon Inc 画像形成装置

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