JPH08166740A - 定着ローラーの温度制御装置 - Google Patents

定着ローラーの温度制御装置

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JPH08166740A
JPH08166740A JP31010594A JP31010594A JPH08166740A JP H08166740 A JPH08166740 A JP H08166740A JP 31010594 A JP31010594 A JP 31010594A JP 31010594 A JP31010594 A JP 31010594A JP H08166740 A JPH08166740 A JP H08166740A
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JP
Japan
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temperature
copying
fixing roller
value
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP31010594A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Makita
克彦 牧田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー作業が頻繁にある場合、コピーを再び
行う際の待ち時間が大幅に増えるとがなくてコピーの作
業性を低下させずに省電力化がはかれる定着ローラーの
温度制御装置を提供する。 【構成】 画像形成装置1の定着ローラー3が、コピー
動作中の定着ローラー3の温度と、このコピー動作中の
定着ローラー3の温度と等しいか又はそれより低いコピ
ー待機中の定着ローラー3の温度とを有し、コピーを終
了した後の経過時間をあらかじめ設定した間隔時間ごと
に複数のステップにして、定着ローラーの温度を、コピ
ー終了後あらかじめ設定した間隔時間経過後から前記あ
らかじめ設定した間隔時間ごとの複数のステップのそれ
ぞれに対応して、順次低い所定の温度にする制御手段15
を具えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置における
定着ローラーの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置における定着ローラ
ーの温度制御装置は、図9に示す定着装置2の定着ロー
ラー3に内蔵されたヒーターは高電力の第1ヒーター5
と低電力の第2ヒーター6とからなり、スイッチオン後
の立上り期間中は両ヒーター5,6をオンに保ち、コピ
ー待機期間中は第1ヒーター5をオフに保って第2ヒー
ター6のみの通電により定着ローラー3の表面温度を待
機時の所定温度TPに調節し、コピー動作中は第2ヒー
ター6をオフに保って第1ヒーター5のみの通電により
定着ローラー3の表面温度をコピー動作に必要な所定温
度TCに調節する手段7を具えていて、省電力化をはか
るものが特開昭60−87377号公報に開示されて公
知となっている。なお、4は定着ローラーに圧接する加
圧ローラー、8は未定着のトナー9を担持した転写紙を
それぞれ示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の定
着ローラーの温度制御装置は、コピーを行わない時、す
なわちコピー待機中の定着ローラーの温度TPを下げる
ので、コピー終了のたびにコピーに必要な温度TCに対
して待機中の定着ローラーの温度TPが低下してしま
い、コピー作業が頻繁に行われる場合、コピーを再び行
う際、定着ローラーの温度が定着に必要な温度TCに上
昇するまでの待ち時間が増えて、コピーの作業性が悪く
なり、省電力化と作業性の向上とを両立させることがで
きないという問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の定着ローラーの温度制御装置のもつ問題を解消し、
コピー作業が頻繁にある場合、コピーを再び行う際の待
ち時間が大幅に増えるとがなくてコピーの作業性を低下
させずに省電力化がはかれる定着ローラーの温度制御装
置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成
装置の定着ローラーが、コピー動作中の定着ローラーの
温度と、このコピー動作中の定着ローラーの温度と等し
いか又はそれより低いコピー待機中の定着ローラーの温
度とを有し、コピーを終了した後の経過時間をあらかじ
め設定した間隔時間ごとに複数のステップにして、定着
ローラーの温度を、コピー終了後あらかじめ設定した間
隔時間経過後から前記あらかじめ設定した間隔時間ごと
の複数のステップのそれぞれに対応して、順次低い所定
の温度にする制御手段を具えたことを特徴とするもので
ある。請求項2の発明は、画像形成装置の定着ローラー
が、コピー動作中の定着ローラーの温度と、それより低
いコピー待機中の定着ローラーの温度とを有し、あらか
じめ設定された画像形成装置の通電時間t0毎のコピー
枚数N値を記憶する記憶手段を有する制御手段を具え、
制御手段が、このN値を前記通電時間tで除算してK
値を求め、このK値に対応してコピー待機中の定着ロー
ラーの温度を異ならせることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1の発
明は、コピーを終了した後、制御手段が、定着ローラー
の温度を、あらかじめ設定した間隔時間はコピー動作中
の定着ローラーの温度と等しく保ち、その後の経過時間
をあらかじめ設定した間隔時間ごとに複数のステップの
それぞれに対応して、コピー動作中の定着ローラーの温
度より順次低い所定の温度に制御する。請求項2の発明
は、画像形成装置の通電時間t0毎のコピー枚数N値を
記憶手段に記憶させ、コピーを終了した後のコピー待機
中、制御手段が、このN値を前記通電時間t0で除算し
てK値を求め、このK値に対応してコピー待機中の定着
ローラーの温度をコピー動作中の定着ローラーの温度よ
り低くする。
【0007】
【実施例】図1,2に示すこの発明の実施例において、
前記従来と同様の部分については同一の符号を引用して
説明を省略し、主として異なる部分について説明する。
この発明の第1実施例を示す図1において、1は画像形
成装置、20は露光手段、21は感光体、22は現像装置、23
はクリーニングユニット、24は給紙トレイ、25は排紙ト
レイである。また図2において、定着装置2は定着ロー
ラー3の温度を検出するサーミスタからなる温度センサ
10を設け、その出力が入力されるCPU11と、記憶手段
12であるRAMと、クロック回路13とを有する制御手段
15と、制御手段15の出力によって駆動されるヒーター制
御ユニット16とを有するものである。
【0008】このようなものにあって、画像形成装置1
の電源オンで制御手段15は、ヒーター制御ユニット16を
介して定着ローラー3のヒーター17の通電を開始させる
とともに、温度センサ10で検出された定着ローラー3の
温度が入力されていて、定着ローラー3の温度があらか
じめ設定されたものになるようにヒーター制御ユニット
16を駆動する。例えばコピー可能な温度TCを185℃とす
るとTC=185℃となった時点でコピー可能状態となり、
制御手段15はオペレーションパネル18にコピースタート
待ちを表示させ、いわゆる待機状態となってその温度を
維持する。
【0009】そして制御手段15は、図3に示すようにコ
ピー動作が行われなくて待機状態が1時間以内は、定着
ローラー3の温度TPが、コピー時の温度TCに等しく
(TC=TP)なるようにヒーター制御ユニット16を駆動
し、その後コピー動作が行われなかった場合、1時間を
経過する毎に定着ローラー3の温度を10℃ずつ下げてい
く(TP1=175℃>TP2=165℃>TP3=155℃)
ようにヒーター制御ユニット16を駆動する。そしてこの
実施例においては待機中の温度の制御を3段階としてい
て、待機時間が1時間を超えるごとにコピーが可能な温
度に達するまでの待ち時間がそれぞれTP1=175℃時
A5秒、TP2=165℃時tB10秒、TP3=155℃時t
C15秒となり、3時間を超えると最大15秒程度の待ち時
間となるように設定されている。なお、前記の待機中の
温度を3段階、経過時間を1時間の間隔、及び低下させ
ていく温度を10℃ずつにかぎらず、それぞれを適宜の段
階、間隔、低下温度幅に設定してもよい。
【0010】この実施例の動作フローは、図4、及び定
着ヒーター制御のサブルーチンフロー図5に示すようで
あって、画像形成装置の電源がオン(ステップ4−1)
されて待機状態(ステップ4−5)から、コピーが行わ
れた場合(ステップ4−7)、コピーが行われている
間、定着ローラーの温度は185℃に維持され(サブルー
チ ンステップ5−5〜5−9)、コピーが終了した
後、コピーキーが押されなかった場合、時間カウントが
開始され1時間以内は、定着ローラーの温度を185℃に
維持され(サブルーチンステップ5−13−1)、1時間
以上2時間以下は175℃ (サブルーチンステップ5−13
−2)、2時間以上経過した場合は165℃となる ように
(サブルーチンステップ5−13−3)制御されている。
【0011】このようであるから、コピーが続けて行わ
れる場合は、待ち時間をなくしてコピーの作業性を低下
させることがなく、また、コピーが続けて行われない場
合には、待機時間の長さに対応して定着ローラー3の温
度を段階的に自動的に低下させて異ならせて行き、より
省電力化に対して有効な制御を行うことができて、待機
中の温度を下げることによる省電力化は、画像形成装置
1の機種、定着ローラー3の厚み、及び各部のユニット
の構成で異なるが、ほぼ1.5〜2%/10℃を達成すること
ができる。
【0012】第2実施例は、第1実施例と同様の構成を
有しており、制御手段15が図6に示すように、クロック
回路13によってt0を8時間と設定して、画像形成装置
1の電源がオンされている間に行われたコピー枚数をカ
ウントして、制御手段15のRAM12内に格納して8時間
の間に行われたコピー枚数を積算してコピー枚数N値を
求め、このN値をt0で除算してK値(K=AN/t0
を求めて平均的なコピー量を把握する。ここで、K値の
500は8時間でのコピー枚数が5000枚、100は8時間での
コピー枚数が1000枚、50は8時間でのコピー枚数が500
枚、10は8時間でのコピー枚数が100枚をそれぞれ表
し、K値をあらかじめ500以上、100<K≦500、50<K
≦100、10<K≦50、0<K≦10の4つの階層に層分け
しておいて、各層ごとに定着ローラー3の待機温度を、
K値が500以上の場合、TP=TC=185℃,100<K≦500
の場合、TP=175℃,50<K≦100の場合、TP=165
℃,10<K≦50の場合、TP=155℃,0<K≦10の場
合、TP=145℃となるようにそれぞれ異ならせて設定し
ておき、制御手段15は、前記のように単位時間t0にお
けるコピー枚数N値から求めたK値に対応する待機温度
となるようにヒーター制御ユニット16を駆動する。な
お、t0を8時間と設定したがこれを4時間、又は1日
単位、週間単位、月間単位としてもよい。
【0013】このようなものにあって、K値が500以上
とコピー量の多い場合は、定着ローラー3の温度TP
コピー動作中での温度TCと同じ温度185℃にして待機状
態からの待ち時間は発生させず、また、待ち時間を4段
階としてコピー量のK値に対応して待ち時間がそれぞ
れ、TP=175℃でtA=5秒、TP=165℃でtB=10秒、
P=155℃でtC=15秒、TP=145℃でtD=20秒となる
ように設定していて、その最大の待ち時間は20秒として
ある。
【0014】この実施例の動作フローは、図7、及び定
着ヒーター制御のサブルーチンフロー図8に示すようで
あって、画像形成装置1の電源がオン(ステップ7−
1)されて待機状態(ステップ7−8)から、コピーが
行われた場合(ステップ7−11)、コピーが行われてい
る間、定着ローラーの温度は185℃に維持される(サブ
ルーチンステップ8−4−5)とともに、制御手段がコ
ピー枚数をカウントして加算(ステップ8−12)する。
そして制御手段15は、演算されたK値に基づいて、定着
ローラー3の温度を、K値が0<K≦10の場合、TP=1
45℃(サブルーチンステップ8−4−1),10<K≦50
の場合、TP=155℃(サブルーチンステップ8−4−
2),50<K≦100の場合、TP=165℃(サブルーチン
ステップ8−4−3),100<K≦500の場合、TP=175
℃(サブルーチンステップ8−4−4)となるように制
御している。
【0015】このようであるから、コピー量が多い場
合、すなわちコピーが集中して行われている場合は、待
ち時間をなくしてコピーの作業性を低下させることがな
く、また、平均的にコピー量が少ない場合には、その平
均量に対応して待機状態での定着ローラー3の温度を段
階的に自動的に低下させて異ならせて、ウォームアップ
タイムは少し長くなるが、省電力化に対してより有効な
制御を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1の発明は、画像形成装置の定着ローラーが、コピー動
作中の定着ローラーの温度と、このコピー動作中の定着
ローラーの温度と等しいか又はそれより低いコピー待機
中の定着ローラーの温度とを有し、コピーを終了した後
の経過時間をあらかじめ設定した間隔時間ごとに複数の
ステップにして、定着ローラーの温度を、コピー終了後
あらかじめ設定した間隔時間経過後から前記あらかじめ
設定した間隔時間ごとの複数のステップのそれぞれに対
応して、順次低い所定の温度にする制御手段を具えたの
で、省電力化と、コピーを行う頻度に対応してコピース
タート時の定着可能な温度にまでの立ち上がり時間を短
かくできて作業性の向上とを両立させることができると
いう効果がある。請求項2の発明は、画像形成装置の定
着ローラーが、コピー動作中の定着ローラーの温度と、
それより低いコピー待機中の定着ローラーの温度とを有
し、あらかじめ設定された画像形成装置の通電時間t0
毎のコピー枚数N値を記憶する記憶手段を有する制御手
段を具え、制御手段が、このN値を前記通電時間t0
除算してK値を求め、このK値に対応してコピー待機中
の定着ローラーの温度を異ならせるので、コピー量が多
い場合は、待ち時間が短くなってコピー作業性を優先と
して使い勝手を便利なものとし、コピー量が少ない場合
には逆に省電力化を優先して、同一のユーザであっても
コピー作業の集中の有無によって、使い勝手の便利さ
と、省電力化とを自動的に選択することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の概略縦断面図である。
【図2】同上の第1実施例の制御手段の概略構成ブロッ
ク図である。
【図3】同上の第1実施例の待機時間と定着ローラーの
温度との関係を表す特性図である。
【図4】同上の第1実施例の動作フロー図である。
【図5】図3のサブルーチンのフロー図である。
【図6】この発明の第2実施例のK値と定着ローラーの
温度との関係を表す特性図である。
【図7】同上の第2実施例の動作フロー図である。
【図8】図6のサブルーチンのフロー図である。
【図9】従来の定着ローラーの温度制御装置の概略縦断
面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 定着ローラー 10 温度センサ 12 記憶手段 15 制御手段 16 ヒーター制御ユニット 17 ヒーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の定着ローラーが、コピー
    動作中の定着ローラー温度と、このコピー動作中の定着
    ローラーの温度と等しいか又はそれより低いコピー待機
    中の定着ローラーの温度とを有し、コピーを終了した後
    の経過時間をあらかじめ設定した間隔時間ごとに複数の
    ステップにして、定着ローラーの温度を、コピー終了後
    あらかじめ設定した間隔時間経過後から前記あらかじめ
    設定した間隔時間ごとの複数のステップのそれぞれに対
    応して、順次低い所定の温度にする制御手段を具えたこ
    とを特徴とする定着ローラーの温度制御装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置の定着ローラーが、コピー
    動作中の定着ローラーの温度と、それより低いコピー待
    機中の定着ローラーの温度とを有し、あらかじめ設定さ
    れた画像形成装置の通電時間t0毎のコピー枚数N値を
    記憶する記憶手段を有する制御手段を具え、制御手段
    が、このN値を前記通電時間t0で除算してK値を求
    め、このK値に対応してコピー待機中の定着ローラーの
    温度を異ならせることを特徴とする定着ローラーの温度
    制御装置。
JP31010594A 1994-12-14 1994-12-14 定着ローラーの温度制御装置 Pending JPH08166740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120294640A1 (en) * 2011-05-20 2012-11-22 Murata Machinery, Ltd. Image forming apparatus and temperature controlling method of image forming apparatus
JP2020160499A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 アズビル株式会社 制御装置
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