JPH07225535A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07225535A
JPH07225535A JP6017277A JP1727794A JPH07225535A JP H07225535 A JPH07225535 A JP H07225535A JP 6017277 A JP6017277 A JP 6017277A JP 1727794 A JP1727794 A JP 1727794A JP H07225535 A JPH07225535 A JP H07225535A
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JP
Japan
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power saving
saving mode
temperature
control
image forming
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Application number
JP6017277A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Takagi
康之 高木
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 明確に未使用となる時間帯に対して予め節電
モードへ入る時刻と節電モードを終了する時刻とを設定
できる画像形成装置を提供すること。 【構成】 時間を計時する時計手段と、記録紙上に形成
された画像を加熱して定着する定着手段と、時計手段お
よび熱定着手段を含む装置全体を制御する制御部とを有
し、前記熱定着手段による電力の消費を抑制するための
節電モードを備えた画像形成装置において、節電モード
を設定する際に前記制御部に対し節電モード開始時刻と
節電モード終了時刻を設定する手段を具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に係り、
特に、加熱定着方式を採るものにあって節電モードを備
え、この節電モードの時間的かつ温度的制御を行うこと
ができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置は画像形成媒体と
して感光体を用いる。そして、画像形成のため原稿画像
からの光像を感光体の露光部に投影して感光体上に静電
潜像を形成する。この静電潜像を感光体上で顕像化し
て、給紙部から搬送されて来る記録紙(コピー用紙)に
転写し、転写を終えたコピー用紙は感光体から分離され
てさらに搬送され、定着部にて転写像を定着してコピー
用紙上に画像を形成して排紙部から排紙トレーに排出さ
れる。そして、定着部にて転写像を定着する場合加熱し
て定着することが行われている。この定着温度の制御を
含む画像形成動作のシーケンスや各種のタイミング合わ
せなどは装置本体の制御部において行われている。
【0003】このような画像形成装置において、加熱定
着方式を採用したものは、定着などで消費される電力が
大きく、未使用時にも電源スイッチが入っていると大き
な電力が消費されている。これを防ぐために、予め設定
された時間の間、誰も操作する人がいなかった場合に自
動的に定着温度を下げるためにヒータへの通電時間を抑
えたり、ヒータへの通電を切ってしまうなどして画像形
成装置の消費電力を抑制するモードは節電モードとして
知られている。従来、この節電モードには、上記のよう
に所定時間経過後自動的にヒータへの通電を弱めたり、
切ってしまうものやユーザまたはオペレータがマニュア
ルで節電モードに切り換えてヒータへの通電を制御する
ものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の画像形成装置では、オフィスなどでこの画像形
成装置を使用する場合、昼休みなどの必ず未使用となる
時間帯があり、このような場合、従来の技術では例え未
使用となる時間帯が明確であったとしても一定時間未使
用状態が継続するか、オペレータが直接操作しなければ
節電モードへ切り換えることはできなかった。また、節
電を効果的に行うために未使用となるとすぐに節電モー
ドへ入るように設定すると未使用時間が比較的長いユー
ザに対しては効果があるが、通常のユーザの場合頻繁に
節電モードへ入ってしまって実用的ではない。さらに、
節電モードへ入ってから比較的短時間後再度この画像形
成装置を使用しなければならない事態になった時、節電
モードへ入った際にヒータへの通電を切ってしまってい
るか、または節電モードにおける定着用の制御温度が低
温度であるため、節電モードへ入ってわずかの時間で温
度が大きく低下してしまい、使用可能状態になるために
は長い間待たなければならないという欠点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、明確に未使用となる時間帯に対して
予め節電モードへ入る時刻と節電モードを終了する時刻
とを設定できる画像形成装置を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、節電モードへ入って
も段階的に制御温度を低下させて節電モードへ入ってか
ら比較的短時間後再度この画像形成装置を使用しなけれ
ばならない時に素早く制御温度を通常の定着温度に回復
できるようにした画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、画像形成装置の構成を以下のようにし
た。即ち、時間を計時する時計手段と、記録紙上に形成
された画像を加熱して定着する定着手段と、時計手段お
よび熱定着手段を含む装置全体を制御する制御部とを有
し、前記熱定着手段による電力の消費を抑制するための
節電モードを備えた画像形成装置において、節電モード
を設定する際に前記制御部に対し節電モード開始時刻と
節電モード終了時刻を設定する手段を具備することを要
旨とするものである。
【0008】また、この画像形成装置において、節電モ
ードにて節電を開始すると段階的に熱定着温度を低下さ
せる手段を具備することを特徴とするものである。
【0009】同様に、上記画像形成装置において、節電
モードにて節電を終了するまでに通常の定着温度になる
ように段階的に熱定着温度を上昇させる手段を具備する
ことを特徴とするものである。
【0010】さらに、これら画像形成装置において、各
段階における制御温度の間の変化分を前記制御部に設定
する手段と、その段階における制御温度の継続時間を前
記制御部に設定する手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、節電モードの開始時刻と終
了時刻を予め設定しておくことができるので、昼休みな
どの明らかに未使用となる時間帯には節電モードへ切り
換えることができる。節電モードを予め設定しておく
と、開始時刻になると自動的に節電モードになり、終了
時刻になると自動的に節電モードから通常の定着温度制
御に戻る。
【0012】また、この場合、節電モードに入っても急
激に制御温度を低下させることなく段階的に下げてゆく
ので、節電モードへ入ってから比較的短時間後再度この
画像形成装置を使用しなければならなくなったとき、素
早く制御温度を通常の定着温度に回復できる。
【0013】同様に、節電モードの終了時刻になると通
常の定着温度制御に戻るが、終了時刻になるまでに段階
的に制御温度を上昇させてゆくので、この間にこの画像
形成装置を使用しなければならなくなったとき、素早く
制御温度を通常の定着温度にすることができる。
【0014】さらに、段階的温度制御を行う場合、各段
階における制御温度とその次の制御温度の間の変化分
と、その段階における制御温度の継続時間とを設定して
おくだけで自動的に節電モードにおける定着温度制御が
行われる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の画像形成装置の実施例の操作
部の概略平面図である。また、図2は、本発明の画像形
成装置の実施例の概略正面図である。図1において、こ
の画像形成装置の操作パネルには、LCD(Liquid Crys
tal Display)表示部1が配設されており、各種の操作キ
ーにより設定されたものがこのLCD表示部1に表示さ
れる。画像形成の枚数などはテンキー2により設定さ
れ、このテンキー2により設定された枚数を変更すると
きなどはクリアキー3によりLCD表示部1に表示され
枚数を消去して行う。倍率などはキー4により設定され
る。キー4aは等倍、キー4bは定型拡大、およびキー
4cは定型縮小を行う場合に使用される。画像形成を行
う場合の各種のモード設定はモード設定キー5により行
われる。このモード設定キー5を押し、つぎにテンキー
2の数字5を押し、再度モード設定キー5押すと設定モ
ードになり、LCD表示部1に入力すべきモードが表示
される。LCD表示部1には、例えばカセット選定モー
ドや手差しモードや標準モードなどの各種のモードが表
示でき、ズームキー6aを押すことにより順次つぎのモ
ード画面がLCD表示部1に表示され、ズームキー6b
を押すことにより逆にそのモードの前のモード画面が逐
次表示される。従って、ズームキー6aまたはズームキ
ー6bによりLCD表示部1に入力すべきモード画面を
表示し、モード設定キー5を押すとそのモードが設定さ
れる。節電モードは節電キー7を押すことにより従来の
節電モードを設定できるが本発明による節電モード即ち
節電モード開始および終了時刻の設定や段階的温度制御
の設定は後述するようにモード設定キー5を用いて行
う。このようにして画像形成のための条件が設定されて
スタートキー8を押すと画像形成動作が開始され画像形
成が実行される。画像形成動作の途中で、例えば複数枚
設定していて途中で画像形成動作を終了させたいときは
ストップキー9を押せばそれ以後の画像形成は停止す
る。また、リセットキー10は枚数のクリアのみでなく
LCD表示部1に表示されている条件の全てをクリアす
るときに用いられ、このリセットキー10を押して条件
の設定をし直す。
【0016】図2は、本発明の画像形成装置の実施例の
概略正面図を示す図であり、この画像形成装置は電子写
真方式による複写装置の例である。図2において、符号
11は、像が形成されるセレンなどからなる感光体であ
り、この感光体11の周囲には、この感光体11に高電
圧を印加して帯電させる帯電器12、光学系からの光像
が投影される露光部(矢印で示す)13、この露光部1
3にて形成された静電潜像を顕像化する現像器14、こ
の現像器14にて顕像化されたトナー像を記録紙Pに転
写する際に背面から高電圧を印加する転写チャージャ1
5、転写後の感光体11から記録紙Pを分離する分離チ
ャージャ16、転写後の感光体11上の残トナーを清掃
するクリーニング器17、および除電用ランプ18が配
設されている。そして、記録紙Pは給紙カセット19内
に収納されており、必要に応じて給紙ローラ20により
給紙され、レジストローラ21にて光学系の動きや感光
体11の画像先端とのタイミングを合わせて給紙され搬
送される。記録紙Pは搬送されながら上記のように転写
チャージャ15にて背面から高電圧を印加され感光体1
1からトナー像が転写される。表面にトナー像が形成さ
れた記録紙Pは分離チャージャ16により感光体11か
ら分離され、さらに搬送部22によって搬送されて定着
ユニット23にてトナー像が定着されて排紙ローラ24
a、24bにより排紙トレー24に排出される。記録紙
Pのサイズは記録紙サイズを検知するためのセンサSに
よって検出される。
【0017】また、上記光学系は、被複写物である原稿
が載置される原稿台の下に、原稿に対して光を照射する
ための光源ランプ25と、原稿画像からの反射光を感光
体11の露光部13に導くための第1ミラー26a,第
2ミラー26b,第3ミラー26c,および第4ミラー
26dと、この光路の途中に設けられた集光レンズ27
とから構成されており、露光部13に光像を投影して感
光体11上に静電潜像を形成する。また、光源ランプ2
5と第1ミラー26aは第1ミラー台28に配設されて
おり、第2ミラー26bおよび第3ミラー26cは第2
ミラー台29に設置されている。この第1ミラー台28
に配設されている光源ランプ25と第1ミラー26a
は、基準位置であるホームポジションから移動を開始
し、走査を行って原稿の画像を読み取る。そして、この
複写装置本体の制御を行うCPUなどを含む制御部30
が設けられており、この制御部30には時間を計測する
時計的手段をも併せ持っている。
【0018】図1に示す操作部から画像形成(複写)条
件が設定されると上記図2に示す複写装置により画像が
形成される。
【0019】図3は、本発明の画像形成装置において節
電モードを設定するときのフローチャートを示す図であ
る。このフローチャートおよび図1を用いて節電モード
の設定動作を説明する。まず、節電モードの設定を開始
する(ステップ300 )ためにモード設定キー5、テンキ
ー2の数字5、再度モード設定キー5を押す。すると設
定モードになりLCD表示部1にあるモードが表示され
るので、ズームキー6aまたはズームキー6bを用いて
LCD表示部1に節電モード画面を表示させ、再びモー
ド設定キー5を押すと節電モードが上記装置本体の制御
部30に設定される。節電モード設定になると最初に、
テンキー2を用いて節電モード開始時刻の設定(ステッ
プ301 )を行う。例えば昼休み開始時間である12:00 を
入力しモード設定キー5を押すと節電モード開始時刻の
設定は完了する。節電モード開始時刻の設定が完了する
と自動的に節電モード終了時刻の設定画面に切り換わる
ので、同様にして例えば昼休み終了時間である13:00 を
入力しモード設定キー5を押すことにより節電モード終
了時刻の設定(ステップ302 )を完了する。この時点で
リセットキー10が押されると節電モード開始時刻と終
了時刻はキャンセル(YES) となり、再度設定し直すこと
ができる。キャンセルでない(NO)の場合(ステップ303
)、続けて各段階での定着温度の制御温度の間の変化
分温度を入力する画面に自動的に切り換わるので、例え
ば15℃ずつ段階的に温度を低下させる場合にはテンキ
ー2を用いて15を入力しモード設定キー5を押すこと
により変化分温度の入力(ステップ304 )を完了する。
ここで、低下温度の変化分として0℃を入力すると節電
モードに切り換わった際に段階的な制御温度の低下をせ
ずに一挙に定着ユニット23への電源供給を停止しヒー
タへの通電をストップする従来の節電モードと同様の動
作となる。次に、各段階での制御温度の継続時間の入力
(ステップ305 )を行う。変化分温度の入力が完了する
と自動的に各段階での継続時間の入力画面に切り換わる
ので、例えば2分もしくは3分などをテンキー2を用い
て入力しモード設定キー5を押すことにより継続時間の
入力を完了する。このようにして節電モード設定が終了
(ステップ306 )して、節電モード開始時刻、節電モー
ド終了時刻、段階的制御温度の間の変化分温度、および
各段階での制御温度の継続時間が上記装置本体の制御部
30に設定される。
【0020】なお、これらをそれぞれ設定しておいて、
節電モードの開始時刻と終了時刻だけを変更したいとき
には、モード設定キー5により節電モード設定画面にし
ておいて上記ステップ303 のようにリセットキー10を
押すことにより開始時刻と終了時刻の設定をやり直すこ
とができる。
【0021】また、このようにしてそれぞれを設定する
ので、これらの入力が完了した時点で全段階が終了する
のに必要な時間が次の式により算出される。 各段階の時間の総和={通常状態での定着制御温度/各
段階での制御温度の変化分}×(各段階の継続時間) ステップ305 の継続時間の設定は節電モード開始時刻と
終了時刻の差には無関係に行われる。従って、各段階の
時間の総和が開始時刻と終了時刻の差より大きければ終
了時刻に達した時点で節電モードは中止して通常の定着
温度制御モードへ切り換わる。逆に、各段階の時間の総
和が上記差より小さければ、最終的には一旦定着ユニッ
ト23への電源供給が停止されることになる。
【0022】図4は、このようにして設定された節電モ
ードの例の温度制御の推移を示す図である。図4におい
て、縦軸は定着ユニット23の制御温度、および横軸は
時間を示す。通常の定着温度制御は定着ローラ表面の温
度が150℃〜200℃程度に設定されており、設定さ
れた温度を維持するように制御されている。図4では2
00℃程度に設定されている例を示している。そして、
節電モードの開始時刻t1 になると制御温度は段階的降
下制御中となり、各段階での制御温度の変化分s、各段
階の継続時間tで200℃から段階的に低下してゆくこ
とを示している。その結果、時刻t2 で一旦0℃まで降
下しヒータへの通電が停止される。そして、時刻t3 に
節電モードの終了時刻になると、この時刻t3 の時点か
らヒータへの通電を開始し通常の定着温度制御の状態に
なるように装置本体の制御部30が制御する。この図4
に示す例は上記各段階の時間の総和が節電モード開始時
刻t1 と終了時刻t3 の差より小さい場合である。
【0023】装置本体の制御部30による節電モードお
けるそれぞれの制御温度は、図5に示す節電モードフラ
グ値に基づいて行われる。図5において、フラグ値が0
は節電モードに切り換わっていない状態、つまり通常状
態の定着温度制御が行われている状態を示し、フラグ値
が1は節電モードに切り換わったが、継続時間tの設定
がされていない状態、フラグ値が2は節電モードに切り
換わり、制御温度の変化分sおよび継続時間tの設定が
なされていて段階的温度降下制御中の状態を示してい
る。
【0024】装置本体の制御部30が節電モードへ移行
するためには、図6に示す節電モード判断のためのフロ
ーチャートにより判定しなければならない。図6におい
て、節電モードの状態判断を開始(ステップ600 )す
る。まず、節電モードフラグ値が0か否かを判断(ステ
ップ601 )する。判断の結果、フラグ値が0でない(NO)
場合は、つぎの節電モードを中断するか否かを判断(ス
テップ602 )する。このステップ601 でフラグ値が0で
ある(YES) 場合は現時刻が節電モード開始時刻を過ぎて
いるか否かを判断(ステップ603 )する。また、上記ス
テップ602 で節電モードを中断しない(NO)場合もこのス
テップ603 を実行する。上記ステップ602で節電モード
を中断する(YES) 場合は節電モードフラグ値を0にする
(ステップ606 )。さらに、上記ステップ603 で未だ節
電モード開始時刻になっていない(YES) 場合も節電モー
ドフラグ値は0である(ステップ606 )。上記ステップ
603で節電モード開始時刻になっている(NO)場合は現時
刻が節電モード終了時刻に達しているか否かを判断(ス
テップ604 )する。判断の結果、節電モード終了時刻に
達している(YES) 場合は節電モードフラグ値を0にする
(ステップ606 )。逆に、節電モード終了時刻に達して
いない(NO)場合は再度節電モードフラグ値が0でないか
の確認(ステップ605 )をする。確認の結果、節電モー
ドフラグ値が0になっている(YES) 場合はステップ606
に進む。また、節電モードフラグ値が0になっていない
(NO)場合は節電モードフラグ値が1であると判定(ステ
ップ607)して節電モード判断を終了(ステップ608 )
して節電モードにおける温度調整制御に進む。後述する
が図7のステップ702 に達していることとなる。なお、
上記ステップ606 で節電モードフラグ値0が立った場合
は、いずれの場合も節電モードに入らない。
【0025】図7は、本発明の画像形成装置による節電
モードにおける温度調整制御のフローチャートを示す図
である。なお、図7においては温度調整制御を温調制御
と略記してある。装置本体の制御部30は設定された節
電モード開始時刻、終了時刻、制御温度の変化分s、お
よび各段階の継続時間tに基づいてこのフローチャート
に従って定着温度調整制御を行う。図7において、定着
温度の調整制御を開始(ステップ700 )する。まず、節
電モードフラグ値が0か否かを判断(ステップ701 )す
る。判断の結果、節電モードフラグ値が0でない(NO)場
合は、つぎの節電モードフラグ値が1か否かを判断(ス
テップ702 )する。また、このステップ701 で節電モー
ドフラグ値が0である(YES) 場合は節電モードに入らず
に通常の定着温度調整制御を制御温度として(ステップ
703 )、定着ヒータのON/OFF制御を行う(ステップ709
)。さらに、上記ステップ702 で節電モードフラグ値
が1である(YES) 場合は制御温度の変化分sが0と設定
されているか否か判断(ステップ704 )する。判断の結
果、変化分sが0と設定されている(YES) 場合は、段階
的に温度低下させることなく定着ヒータへの電源供給を
停止(ステップ711 )する。また、この判断の結果、変
化分sが0と設定されていない(NO)場合は、節電モード
フラグ値を2と判定(ステップ710 )してステップ706
へ進む。そして、上記ステップ702 で節電モードフラグ
値が1でない(NO)場合は、節電モードフラグ値が2の場
合であり、その時の制御温度の継続時間tが終了したか
否かを判断(ステップ705 )する。判断の結果、継続時
間が終了している(YES) 場合は現制御温度から制御温度
の変化分sを減算して次の制御温度とする(ステップ70
6)。この判断の結果、継続時間が終了していない(NO)
場合は、その時の制御温度を維持するべく定着ヒータの
ON/OFF制御を行う(ステップ709 )。そして、上記ステ
ップ706 の結果、次の制御温度が0℃以下になったか否
かを判断(ステップ707 )する。判断の結果、次の制御
温度が0℃以下になった(YES) 場合は上記ステップ711
に進み定着ヒータへの電源供給を停止する。また、この
判断の結果、次の制御温度が0℃以下になっていない(N
O)場合は継続時間tをタイマーにセット(ステップ708
)し定着ヒータのON/OFF制御を行う(ステップ709
)。このステップ705 からステップ709 を所定の回数
繰り返して通常の定着温度から段階的に制御温度を低下
させてゆく。このようにして段階的に制御温度を低下さ
せていつて上記ステップ707 で次の制御温度が0℃以下
になる(図4における時刻t2)と定着ヒータへの電源
供給を停止(ステップ711 )し、次の制御温度が0℃以
下にならない場合はそのまま温度調整制御を終了(ステ
ップ712 )する。予め設定された節電モード時間帯が終
了すると節電モードフラグ値が0となるため、図4に示
すように、定着制御温度は通常の温度調整温度に切り換
わり節電モードを終了する。
【0026】次に、第2実施例について説明する。上記
実施例は、節電モードに切り換わった後、段階的に定着
制御温度を低下させていったが、この実施例では図8に
示すように上記実施例に加えて節電モードが終了する時
刻までに段階的に定着制御温度を上昇させる制御を行う
ようにしたものである。図8は節電モードにおける温度
制御の推移を示す図であり、図9は装置本体の制御部3
0による節電モードおけるそれぞれの制御温度が行われ
る節電モードフラグ値を示す図である。また、図10は
装置本体の制御部30が節電モードにおいてどの状態を
実行するかを判断のためのフローチャートであり、図1
1は節電モードにおける定着温度調整制御のフローチャ
ートであり、図12は制御温度設定の手順を説明するた
めのフローチャートである。節電モードにおける設定事
項は段階的に制御温度を低下させる場合と上昇させる場
合とで制御温度の変化分や各段階の継続時間を変える場
合以外は基本的には上記実施例の図3に示す手順と同じ
である。
【0027】この場合、制御温度の変化分に対して各段
階の継続時間で十分に温度上昇が可能であれば、入力が
完了した時点で全段階が終了するのに必要な時間が次の
式により算出される。 各段階の時間の総和={通常状態での定着制御温度/各
段階での制御温度の変化分}×(各段階の継続時間)×
2 段階的温度上昇開始時刻=節電モード終了時刻−(各段
階の時間の総和/2) 段階的温度上昇開始時刻になると予め設定された各段階
の継続時間をもって定着温度上昇制御を段階的に行って
節電モード終了時刻になると同時に画像形成装置が使用
可能となる。
【0028】図8は、節電モードにおける温度制御の推
移を示す図である。図8において、縦軸は定着ユニット
23の制御温度、および横軸は時間を示す。図8では通
常の定着温度制御として200℃程度に設定されている
例を示している。そして、節電モードの開始時刻t1 に
なると制御温度は段階的降下制御中となり、各段階での
制御温度の変化分S、各段階の継続時間Tで200℃か
ら段階的に低下してゆく。その結果、時刻t2 で一旦0
℃まで降下しヒータへの通電が停止される。つぎに、時
刻t3 になると制御温度は段階的上昇制御中となり、降
下する場合と同様各段階での制御温度の変化分S、各段
階の継続時間Tで段階的に上昇し時刻t4 に節電モード
の終了時刻になる時点で通常の定着温度制御の状態にな
るように装置本体の制御部30が制御する。
【0029】装置本体の制御部30による節電モードお
けるそれぞれの制御温度は、図9に示す節電モードフラ
グ値に基づいて行われる。図9において、フラグ値が0
は節電モードに切り換わっていない状態(つまり通常状
態)、フラグ値1は節電モード節電モードに切り換わり
段階的温度降下制御中の状態、フラグ値2は段階的温度
降下が終了し定着ヒータへの電源供給が停止している状
態、フラグ値3は段階的温度上昇制御中の状態を示して
いる。
【0030】装置本体の制御部30が節電モードにおけ
る定着温度調整制御を実行するためには図10に示すフ
ローチャートでどの段階にあるかを判定しなければなら
ない。図10において、節電モードの状態判断を開始
(ステップ100 )する。まず、節電モードフラグ値が0
か否かを判断(ステップ101 )する。判断の結果、フラ
グ値が0でない(NO)場合は、つぎの節電モードを中断す
るか否かを判断(ステップ102 )する。このステップ10
1 でフラグ値が0である(YES) 場合は現時刻が節電モー
ド開始時刻つまり段階的温度降下開始時刻前か否かを判
断(ステップ103)する。また、上記ステップ102 で節
電モードを中断しない(NO)場合もこのステップ103 を実
行する。上記ステップ102 で節電モードを中断する(YE
S) 場合は節電モードフラグ値を0にする(ステップ109
)。上記ステップ103 での判断の結果、段階的温度降
下開始時刻前(YES) 場合はステップ109 であり、段階的
温度降下開始時刻を過ぎている(NO)場合は、つぎに段階
的温度上昇開始時刻前か否かを判断(ステップ104 )す
る。判断の結果、段階的温度上昇開始時刻前(YES) 場合
は節電モードフラグ値が2であるか否かを判定(ステッ
プ105 )する。節電モードフラグ値が2でない(NO)場合
は節電モードフラグ値が1であると判定(ステップ106
)し、節電モードフラグ値が2である(YES) 場合はそ
のまま節電モードフラグ値が2であると判定する。さら
に、上記ステップ104 での判断の結果、段階的温度上昇
開始時刻を過ぎている(NO)場合は、つぎに節電モードフ
ラグ値が0になっているか否かを確認(ステップ107 )
し、節電モードフラグ値が0になっていない(NO)場合
は、節電モードフラグ値が3であると判定(ステップ10
8 )する。ここで、節電モードフラグ値が0になってい
る(YES) 場合はステップ109 である。このようにして節
電モードの状態判断を終了(ステップ110 )する。
【0031】この節電モードの状態判断に基づいて定着
温度調整制御が行われる。図11は、本発明の画像形成
装置による節電モードにおける温度調整制御のフローチ
ャートを示す図である。なお、図11においては温度調
整制御を温調制御と略記してある。装置本体の制御部3
0は設定された節電モード開始時刻、終了時刻、制御温
度の変化分S、および各段階の継続時間Tに基づいてこ
のフローチャートに従って定着温度調整制御を行う。図
11において、定着温度の調整制御を開始(ステップ20
0 )する。まず、節電モードフラグ値が1かつ制御温度
の変化分Sが0であるか否かを判断(ステップ201 )す
る。判断の結果、YES の場合は段階的温度降下制御をし
ない場合なので節電モードフラグ値を2(ステップ211
)として定着ヒータの電源供給を停止するステップ207
に進む。また、上記ステップ201での判断の結果、NOの
場合は、節電モードフラグ値が3かつ制御温度の変化分
Sが0であるか否かを判断(ステップ202 )する。判断
の結果、YES の場合は段階的温度上昇制御が終了してい
る場合なので節電モードフラグ値を0(ステップ209 )
として制御温度を通常の温度調整温度(ステップ210 )
にして定着ヒータのON/OFF制御(ステップ208 )を行
う。さらに、上記ステップ202 での判断の結果、NOの場
合は、中断などで節電モードフラグ値が0となっていな
いか確認(ステップ203 )する。確認の結果、0となっ
ている(YES) の場合はステップ210 に進む。そして、こ
のステップ203 での判断の結果がNOの場合は、節電モー
ドフラグ値が2となっていないか判断(ステップ204 )
する。判断の結果、2となっている(YES) の場合は段階
的温度降下制御が終り、段階的温度上昇制御の開始前な
ので定着ヒータの電源供給を停止するステップ207 に進
む。そして、このステップ204 での判断の結果がNOの場
合は、節電モードフラグ値が1または3であって段階的
温度制御を行っている場合なので制御温度の設定(ステ
ップ205 )を行う。
【0032】制御温度の設定は図12に示すフローチャ
ートに従って行われる。制御温度の設定(ステップ205
)を行うとその制御温度での継続時間Tが終了したか
否かを判断(ステップ251 )する。判断の結果、終了し
てない(NO)の場合は引き続きその制御温度での定着ヒー
タのON/OFF制御(ステップ208 )を行う。逆に、終了し
ている(YES) の場合は、つぎに節電モードフラグ値が1
であるか否かを判断(ステップ252 )する。判断の結
果、節電モードフラグ値が1である(YES) の場合は、段
階的温度降下制御中であり、現制御温度から変化分Sを
減算して次の制御温度とする(ステップ253 )。そし
て、次の制御温度が0℃以下になったか否かを判断(ス
テップ254 )する。判断の結果、なっていない(NO)の場
合は継続時間Tをタイマにセット(ステップ255 )し、
次の制御温度での定着ヒータのON/OFF制御(ステップ20
8 )を行う。ステップ251 〜ステップ253 からステップ
255 およびステップ208 を繰り返していって、このステ
ップ254 での判断の結果、次の制御温度が0℃以下にな
った(YES) の場合は、段階的温度降下制御が終了(ステ
ップ256 )する。従って、図11において、ステップ20
6 で節電モードフラグ値が2となり定着ヒータの電源供
給を停止( ステップ207 ) する。また、上記ステップ25
2 での判断の結果、節電モードフラグ値が1でない(NO)
の場合は3の場合である。この場合は段階的温度上昇制
御中であり、現制御温度に変化分Sを加算して次の制御
温度とする(ステップ257 )。そして、次の制御温度が
通常の温度調整温度以上になったか否かを判断(ステッ
プ258 )する。判断の結果、なっていない(NO)の場合は
継続時間Tをタイマにセット(ステップ255 )し、次の
制御温度での定着ヒータのON/OFF制御(ステップ208 )
を行う。このステップ251 〜ステップ257 からステップ
255 およびステップ208 を繰り返していって、このステ
ップ258 での判断の結果、次の制御温度が通常の温度調
整温度以上になった(YES) の場合は、段階的温度上昇制
御が終了した場合であって通常節電モード終了時刻とな
って節電モードフラグ値が0(ステップ259 )となり、
以後は制御温度を通常の温度調整温度として(ステップ
260 )定着ヒータのON/OFF制御(ステップ208 )を行
う。このようにして図11に示す温度調整制御を終了
(ステップ212)する。
【0033】なお、段階的温度降下制御中に段階的温度
上昇制御開始時間になった場合は、節電モードフラグ値
が2の状態、つまり定着ヒータへの電源供給が停止され
る前に上記ステップ251 〜ステップ257 からステップ25
5 およびステップ208 の状態になり段階的温度上昇制御
となる。
【0034】さらに、本実施例では、従来の節電モード
も使用可能であるため、予め設定された時間操作パネル
が操作されないときにも自動的に節電モードに切り換わ
り、また、手動操作でも節電キー7を押すことにより節
電モードに切り換えることができる。従って、予め使用
しない時間帯がはっきりしているときは上記の本実施例
により節電モードに切り換えることにより、従来の節電
モード切り換え制御よりも設定時間を大きくとることが
できる。これらにより、効果的な節電モードの活用と、
節電モードに切り換わった後に再度使用する場合に素早
く定着温度の回復を達成することが期待できる。
【0035】なお、上記実施例では、画像形成装置とし
て電子写真方式の複写装置の例で説明したが、これに限
定されるものではなく定着温度の制御を行い節電モード
を有するものであれば、本発明は適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、明らかに使用しない時間帯が存在する場
合、効果的な節電対策が可能となり、節電モードに切り
換わっても段階的温度降下制御を行うので、節電モード
に入って短時間後に再度装置を使用する必要が生じて
も、節電モードに移行した時間から再度使用する時間の
差に応じて素早い定着温度の復帰が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施例の操作部の概略
平面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の実施例の概略正面図で
ある。
【図3】本発明の画像形成装置において節電モードを設
定するときのフローチャートを示す図である。
【図4】本発明による節電モードの例の温度制御の推移
を示す図である。
【図5】節電モードおける節電モードフラグ値を示す図
である。
【図6】節電モード判断のためのフローチャートを示す
図である。
【図7】本発明の画像形成装置による節電モードにおけ
る温度調整制御のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明による節電モードの他の例の温度制御の
推移を示す図である。
【図9】第2実施例の節電モードおける節電モードフラ
グ値を示す図である。
【図10】第2実施例の節電モード判断のためのフロー
チャートを示す図である。
【図11】本発明の画像形成装置による節電モードにお
ける温度調整制御のフローチャートを示す図である。
【図12】制御温度の設定を行うフローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
1 LCD表示部 2 テンキー 3 クリアキー 4 倍率設定キー 5 モード設定キー 6 ズームキー 7 節電キー 8 スタートキー 9 ストップキー 10 リセットキー 11 感光体 12 帯電器 13 露光部 14 現像器 15 転写チャージャ 16 分離チャージャ 17 クリーニング器 18 除電用ランプ 19 給紙カセット 20 給紙ローラ 21 レジストローラ 22 搬送部 23 定着ユニット 24 排紙トレー 25 光源ランプ 26 ミラー 27 集光レンズ 28 第1ミラー台 29 第2ミラー台 30 装置本体の制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間を計時する時計手段と、記録紙上に
    形成された画像を加熱して定着する定着手段と、時計手
    段および熱定着手段を含む装置全体を制御する制御部と
    を有し、前記熱定着手段による電力の消費を抑制するた
    めの節電モードを備えた画像形成装置において、節電モ
    ードを設定する際に前記制御部に対し節電モード開始時
    刻と節電モード終了時刻を設定する手段を具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、節電モードにて節電
    を開始すると段階的に熱定着温度を低下させる手段を具
    備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、節電モードにて節電
    を終了するまでに通常の定着温度になるように段階的に
    熱定着温度を上昇させる手段を具備することを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、各段階にお
    ける制御温度の間の変化分を前記制御部に設定する手段
    と、その段階における制御温度の継続時間を前記制御部
    に設定する手段とを具備することを特徴とする画像形成
    装置。
JP6017277A 1994-02-14 1994-02-14 画像形成装置 Pending JPH07225535A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392615B1 (en) 1997-12-29 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Drive apparatus and method of light emission element array
JP2010064362A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Oki Data Corp 画像形成装置
US11926133B2 (en) 2021-12-24 2024-03-12 Ricoh Company, Ltd. Sheet laminator, image forming apparatus, and image forming system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010064362A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Oki Data Corp 画像形成装置
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