JPH06102794A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06102794A
JPH06102794A JP4255008A JP25500892A JPH06102794A JP H06102794 A JPH06102794 A JP H06102794A JP 4255008 A JP4255008 A JP 4255008A JP 25500892 A JP25500892 A JP 25500892A JP H06102794 A JPH06102794 A JP H06102794A
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JP
Japan
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image forming
fixing
current
roller
unit
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Pending
Application number
JP4255008A
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English (en)
Inventor
Makoto Yamauchi
真 山内
Tomoyuki Asada
智幸 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4255008A priority Critical patent/JPH06102794A/ja
Publication of JPH06102794A publication Critical patent/JPH06102794A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発熱体の発熱量を電流制御によって達成し、全
体の電流量を増加することなく、電源投入直後から画像
形成可能となるまでの定着装置の加熱時間の短縮化を図
り、また、多数枚連続複写時の定着ローラと加圧ローラ
の温度上昇を抑制して画像形成媒体の変形を抑えること
を目的とする。 【構成】この発明は、ヒータランプ60を内蔵するヒュ
ーザローラ61の表面温度を検知するサーミスタ64の
検知に基づいてヒータランプ60をオン−オフし、電源
投入直後から定着可能温度になるまでと、ヒューザロー
ラ61の表面を定着可能温度の範囲に保持する時と、多
数枚連続複写時の予め設定された枚数以上になった時の
それぞれに応じてヒータランプ60への供給電流を制御
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば定着装置を
用いる電子複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機などの画像形成装置では、感
光体ドラムに原稿に対応する潜像を形成し、この潜像に
現像器でトナーを付与することにより顕像化し、この顕
像化されたトナー像を転写装置を用いて用紙上に転写
し、この後、定着装置を用いて用紙上のトナー像を定着
するようになっている。
【0003】上記定着装置は、ヒータランプ(発熱体)
を内蔵した定着ローラと別の加圧ローラとをかみ合わせ
て加圧し、それらのローラで加熱かつ加圧されることに
より、上記トナー像を用紙に定着するようになってい
る。
【0004】このような、電子複写機では、電源投入の
直後、予め設定された定着可能温度に達するまで定着装
置を連続的に加熱(ウォーミングアップ)し、定着可能
温度に達したことを検出すると複写動作可能とし、オペ
レータの操作があれば画像形成動作を開始している。こ
のように、定着可能温度に達するまでは複写動作ができ
ないので、この加熱時間(ウォーミングアップ)の短縮
化が望まれている。
【0005】この対応策として、例えばヒータランプの
熱出力の大きいものに変更して加熱する方法が考えられ
る。しかしながら、複写動作のときには露光ランプ等に
も電流が流れるので、ヒーターランプを熱出力の大きい
ものに変更すると全体の電流量が増加し、一般の電気配
線の電流容量(例えば15アンペア)を越えるため別途
配線が必要となり、これでは実用的でない。
【0006】従来のヒータランプは900W/100V
の定格のものを使用している。このヒータランプには電
流(交流実効値)9A(アンペア)が流れているが、実
質的に電子複写機全体の電流容量を考慮する(露光ラン
プ等の電流)とヒータランプには電流(交流実効値)9
Aを流すのが限度である。
【0007】また、連続して多数枚の複写をした際、定
着ローラが一定温度(例えば、200±3度)に制御さ
れていても定着ローラと加圧ローラの持つ熱量は、複写
を開始した時に比べて大きくなってしまう。このため用
紙に与える加熱量が大きくなり、排出された用紙の温度
上昇や大きく変形つまりカールしてしまうという問題が
あった。
【0008】この対応策として、例えば連続複写100
枚を越えた時点で定着ローラの制御温度を低くする(例
えば、200度から180度)方法が考えられる。しか
しながら、定着ローラの温度を下げるとトナーオフセッ
トの増加、クリーニング部材のショートライフ等を発生
させてしまうという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、電源投入後に定着装置が定着可能温度に達する
までは複写動作ができないので、定着装置が予め設定さ
れた定着可能温度に達するまでの時間(ウォーミングア
ップ)が長いという問題があり、この解決のためにヒー
タランプ(発熱体)の熱出力を高くすると、電子複写機
全体の電流量を増加させてしまうという問題があった。
この発明は、発熱体の発熱量を電流制御によって達成す
ることができることを目的とする。
【0010】しかも、この発明は、全体の電流量を増加
することなく、電源投入直後から画像形成可能となるま
での定着装置の加熱時間の短縮化を図れることができる
ことを目的とする。また、多数枚連続複写時には、定着
ローラと加圧ローラの温度が上昇して、排出される用紙
が大きく変形してしまうという問題があった。この発明
は、多数枚連続複写時の定着ローラと加圧ローラの温度
上昇を抑制して画像形成媒体の変形を抑えることができ
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、画像情報に応じた現像剤像を画像形成媒体上に付与
する付与手段と、この付与手段による画像形成媒体を搬
送する搬送手段と、発熱体を内蔵する定着ローラと、こ
の定着ローラとの間に画像形成媒体を挟持する加圧ロー
ラとを有し、上記搬送手段により搬送される画像形成媒
体に対して加圧、加熱することにより、画像形成媒体上
の現像剤を画像形成媒体に定着させる定着手段と、上記
定着ローラの表面温度を検知する検知手段と、電源を投
入する電源投入手段と、この電源投入手段による電源投
入に応じて、上記検知手段で検知される上記定着ローラ
の表面温度を予め設定された定着可能温度範囲に設定保
持するため、上記発熱体の発熱量を制御するように発熱
体への電流供給量を制御する電流制御手段とから構成さ
れている。
【0012】この発明の画像形成装置は、画像情報に応
じた現像剤像を画像形成媒体上に付与する付与手段と、
この付与手段による画像形成媒体を搬送する搬送手段
と、発熱体を内蔵する定着ローラと、この定着ローラと
の間に画像形成媒体を挟持する加圧ローラとを有し、上
記搬送手段により搬送される画像形成媒体に対して加
圧、加熱することにより、画像形成媒体上の現像剤を画
像形成媒体に定着させる定着手段と、上記定着ローラの
表面温度を検知する検知手段と、電源を投入する電源投
入手段と、この電源投入手段による電源投入から上記検
知手段の検知結果により上記定着ローラの表面温度が定
着可能温度に達するまで、上記発熱体に第1の電流を供
給する第1の電流供給手段と、この第1の電流供給手段
で上記定着ローラの表面温度が定着可能温度に達した
後、上記定着ローラの表面温度を予め設定された定着可
能温度範囲に保持するために上記第1の電流供給手段の
供給電流より少ない第2の電流を上記発熱体に供給する
第2の電流供給手段とから構成されている。
【0013】この発明の画像形成装置は、画像情報に応
じた現像剤像を画像形成媒体上に付与する付与手段と、
この付与手段による画像形成媒体を搬送する搬送手段
と、発熱体を内蔵する定着ローラと、この定着ローラと
の間に画像形成媒体を挟持する加圧ローラとを有し、上
記搬送手段により搬送される画像形成媒体に対して加
圧、加熱することにより、画像形成媒体上の現像剤を画
像形成媒体に定着させる定着手段と、上記定着ローラの
表面温度を検知する検知手段と、この検知手段で検知さ
れる上記定着ローラの表面温度を予め設定された定着可
能温度範囲に保持するための第1の電流を上記発熱体に
供給する第1の電流供給手段と、連続複写枚数が予め設
定された枚数以上になった際、上記第1の電流の値より
低い値の第2の電流を上記発熱体に供給する第2の電流
供給手段とから構成されている。
【0014】
【作用】この発明は、電源投入に応じて定着ローラの表
面温度を予め設定された定着可能温度範囲に設定保持す
るため、発熱体の発熱量を制御するように発熱体への電
流供給量を制御するようにしたものである。
【0015】この発明は、電源投入から定着ローラの表
面温度が定着可能温度に達するまでは発熱体に第1の電
流を供給し、この第1の電流によって定着ローラの表面
温度が定着可能温度に達した後、定着ローラの表面温度
を予め設定された定着可能温度範囲に保持するために第
1の電流より少ない第2の電流を上記発熱体に供給する
ようにしたものである。
【0016】この発明は、検知手段で検知される定着ロ
ーラの表面温度を予め設定された定着可能温度範囲に保
持するために第1の電流を供給し、連続複写枚数が予め
設定された枚数以上になった際、第1の電流の値より低
い値の第2の電流を供給するようにしたものである。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0018】図1はこの発明の画像形成装置としての複
写機の内部構成を示すものである。すなわち、1は複写
機本体であり、この本体1の上面には原稿を支承する原
稿台(透明ガラス)2が固定されている。この原稿台2
には原稿のセット基準となる固定スケール21 が設けら
れ、さらに、原稿台2の近傍には開閉自在の原稿カバー
1 が設けられている。
【0019】そして、上記原稿台2に載置された原稿
は、露光ランプ4、ミラー5、6、7からなる走査系が
原稿台2の下面に沿って矢印a方向に往復動することに
より、その往復時に露光走査されるようになっている。
この場合、ミラ−6、7は光路長を保持するようにミラ
−5の1/2の速度にて移動する。上記走査系の走査に
よる原稿からの反射光、つまり露光ランプ4の光照射に
よる原稿からの反射光は、上記ミラ−5、6、7によっ
て反射された後変倍用レンズブロック8を通り、更にミ
ラ−91 、92 、93 によって反射されて感光体ドラム
10に導かれ、原稿の像が感光体ドラム10の表面に結
像されるようになっている。上記露光ランプ4、ミラー
5、6、7、変倍用レンズブロック8、ミラ−91、9
2 、93 によって光学系3が構成されている。
【0020】上記感光体ドラム10は図示矢印b方向に
回転し、先ず、帯電用帯電器11によって表面が帯電さ
れ、しかる後、画像が露光部Phでスリット露光される
ことにより、表面に静電潜像が形成される。この静電潜
像は現像器12によってトナーが付着されることにより
可視像化される。前記現像器12は、複写機本体1に対
して着脱自在とされている。
【0021】一方、用紙(画像形成媒体)は、選択され
た上段給紙カセット131 、あるいは下段給紙カセット
132 から送出ローラ141 、142 およびロ−ラ対1
1、 152 によって一枚ずつ取出され、用紙案内路
161 、162 を通ってレジストローラ対17へ案内さ
れ、このレジストローラ対17によって転写部へ案内さ
れるようになっている。ここで、上記給紙カセット13
1 、132 は、本体1の右側下端部に着脱自在に設けら
れており、図示しない操作パネルにおいていずれか一方
が選択できるようになっている。
【0022】また、上記各給紙カセット131 、132
は、それぞれカセットサイズ検知スイッチ501 、50
2 によってカセットサイズが検知されるようになってい
る。このカセットサイズ検知スイッチ501 、502
サイズの異なるカセットの挿入に応じてオン−オフされ
る複数のマイクロスイッチにより構成されている。さら
に、前記給紙カセット131 の上面部には、手差しガイ
ド13aが設けられており、この手差しガイド13aを
介して手差し挿入された用紙は、送出ローラ14aによ
って前記ローラ対151 に導かれ、この後、給紙カセッ
ト131 から給紙された用紙と同様に搬送されるように
なっている。
【0023】一方、転写部に送られた用紙は、転写用帯
電器18の部分で感光体ドラム10の表面と密着するこ
とにより、上記帯電器18の作用で感光体ドラム10上
のトナー像が転写される。この転写された用紙Pは、剥
離用帯電器19の作用で感光体ドラム10から静電的に
剥離されて搬送ベルト20で搬送され、その終端部に設
けられた定着装置21へ送られ、ここを通過することに
より転写像が定着される。
【0024】そして、定着後の用紙は、送出ローラ対2
2によって本体1外のトレイ25に排出されるようにな
っている。また、転写後の感光体ドラム10は、クリー
ナ26で表面の残留トナーが除去され、さらに除電ラン
プ27によって残像が消去されることにより、初期状態
に戻るようになっている。
【0025】なお、29は本体1内の温度上昇を防止す
るための冷却ファンである。また、前記露光ランプ4、
ミラー5は第1キャリッジ411 に設けられ、ミラー
6、7は第2キャリッジ412 に設けられ、ミラー
1 、92 は第3キャリッジ413に設けられている。
【0026】定着装置21は、図2に示すように構成さ
れている。すなわち、発熱体としてのヒータランプ(ハ
ロゲンランプ)60を内蔵するヒューザローラ(定着ロ
ーラ)61、このヒューザローラ61とともに回転し、
上記ヒューザローラ61をスプリング62による一定圧
力で加圧するプレスローラ(加圧ローラ:ゴムローラ)
63、上記ヒューザローラ61の表面温度を検知するサ
ーミスタ(検知手段)64、上記ヒューザローラ61の
表面をクリーニングするクリーニングフェルトローラ6
5、上記ヒューザローラ61、プレスローラ63とによ
り定着が行なわれた用紙をヒューザローラ61から剥が
す剥離爪66、およびこの剥離爪66によって剥がされ
た用紙の搬送を検知するスイッチ67によって構成され
ている。次に、第1の実施例について説明する。
【0027】図3は、定着装置21におけるヒータラン
プ60の交流電流制御回路の概略構成を示すものであ
る。すなわち、マイクロコンピュータ71は、ヒータラ
ンプの電流を制御するものである。このマイクロコンピ
ュータ71には、サーミスタ64の抵抗値変化に応じて
ヒューザローラ61の温度を検知して制御する温度制御
部72、複写枚数等を入力する入力部と複写枚数等を表
示する表示部とからなる操作部73、およびヒータラン
プ60の交流電流を制御する交流電流制御部74が接続
されている。
【0028】マイクロコンピュータ71には、図示しな
い主制御部を介して電源スイッチからのオン信号が供給
されている。また、第1の実施例に使用するヒータラン
プ60は、従来使用していたヒータランプより熱出力の
高いものを使用する。例えば、従来900W/100V
であったものに対して1300W/100Vのものを使
用する。
【0029】マイクロコンピュータ71は、電源スイッ
チからのオン信号と温度制御部72からの温度制御信号
とに応じて、ヒータランプ60の点灯を指示する2種類
のヒータオン信号S1,S2を交流電流制御部74へ出
力するようになっている。
【0030】すなわち、マイクロコンピュータ71は、
電源スイッチのオン信号と温度制御部72の温度制御信
号とからヒューザローラ61の表面温度が予め設定され
た定着可能温度に達するまでの間(ウォーミングアッ
プ)、ヒータオン信号S1を出力し、ヒューザローラ6
1の表面温度が定着可能温度に達した後から電源オフや
ジャム異常等が供給されるまで、温度制御部72からの
温度制御信号に応じてヒータオン信号S2を出力する。
【0031】温度制御部72は、サーミスタ64の抵抗
値変化によりヒューザローラ61の表面温度を検知し、
この検知温度に応じてヒータランプ60のオン、オフを
制御するための温度制御信号をマイクロコンピュータ7
1へ出力する。
【0032】交流電流制御部74は、D/Aコンバータ
75、ドライバ76、トライアック77、および交流電
源78とから構成され、マイクロコンピュータ71から
のデジタル信号をD/Aコンバータ75がアナログ信号
に変換し、このアナログ信号によりドライバ76はトラ
イアック77を用いて交流電源78の電流を制御する。
次に、上記のような構成において、図4に示すフローチ
ャートを参照しつつ動作を説明する。
【0033】例えば今、図示しない電源スイッチがオン
されると、そのオン信号がマイクロコンピュータ71に
供給される。すると、マイクロコンピュータ71は、ヒ
ータオン信号S1を出力する。このヒータオン信号S1
は、D/Aコンバータ75に供給される。D/Aコンバ
ータ75は、入力されたヒータオン信号S1のデジタル
信号をアナログ信号に変換し、ドライバ76に出力す
る。
【0034】ドライバ76は、入力されるアナログ信号
によりトライアック77を用いて交流電源78の電流を
制御する。例えば、ヒータランプ60が1300W/1
00Vで交流電源78から供給される電圧100Vのと
き、ヒータオン信号S1が入力された交流電流制御部7
4によりヒータランプ60は、電流(交流実効値)13
Aで制御されてオンとなる。こうして、13Aで電流制
御されたヒータランプ60によってヒューザローラ61
が急速に加熱される。
【0035】マイクロコンピュータ71は、サーミスタ
64の検知温度に応じた温度制御部72からの温度制御
信号により、加熱されるヒューザローラ61が定着可能
温度(例えば、200度)に到達したことを確認したと
き、ヒータオン信号S1をオフにしてヒータランプ60
を消灯してウォーミングアップを終了し、操作部73に
複写動作可能の表示をする。これでスタンバイ(複写待
機)に移行し、操作部73からの入力指示により複写動
作が開始される。
【0036】また、マイクロコンピュータ71は、スタ
ンバイ移行にともなって温度制御部72からの温度制御
信号に応じたヒータランプ60の点灯指示をヒータオン
信号S2に切換える。すなわち、マイクロコンピュータ
71は、温度制御部72からの温度制御信号により、ヒ
ューザローラ61の表面温度が定着可能温度の設定範囲
より下がったことを確認するとヒータオン信号S2を交
流電流制御部74に出力する。
【0037】このとき、ヒータオン信号S2が入力され
た交流電流制御部74によりヒータランプ60は、電流
(交流実効値)9Aで制御されてオンとなる。今度は、
9Aで電流制御されたヒータランプ60によって再びヒ
ューザローラ61が加熱される。
【0038】このようにマイクロコンピュータ71から
のヒータオン信号S2により点灯される間のヒータラン
プ60は従来と同じ9Aで電流制御されるので、複写動
作で露光ランプ等に電流が流れても複写機全体の電流量
は従来と変わることなく実行させることができる。
【0039】マイクロコンピュータ71は、ヒューザロ
ーラ61が定着可能温度の設定範囲より上になるとヒー
タオン信号S2をオフにしてヒータランプ60を消灯す
る。こうして、ヒューザローラ61の表面温度が定着可
能温度の設定範囲に保たれる。
【0040】なお、ヒータランプ60の交流電流制御回
路は、図5に示すように交流電流制御部を、調整抵抗、
ドライバ、サイリスタ、および交流電源で構成しても良
い。要は、ヒータランプの出力を電流制御できれば良
い。
【0041】以上説明したように第1の実施例によれ
ば、電源投入直後から定着装置内の定着ローラの表面温
度が定着可能温度に達するまで、定着装置内のヒータラ
ンプを高熱出力(電流実効値13A)にして定着ローラ
を加熱し、定着装置の温度上昇を速くすることにより、
電源投入後の定着装置が予め設定された定着可能温度に
達するまでの時間(ウォーミングアップ)を短縮するこ
とができる。
【0042】また、複写動作時は、ヒータランプの熱出
力を低く(電流実効値9A)して定着ローラを加熱する
ようにしたので、複写動作時の複写機全体の電流量は従
来と変わりなく実行することができる。
【0043】さらに、ヒータランプをウォーミングアッ
プ時以外は、定格(1300W/100V)より低い出
力(電流実効値9A)で使用するのでヒータランプの寿
命が長くなる。次に、第2の実施例について説明する。
第1の実施例で示した構成において、図6に示すフロー
チャートを参照しつつ動作を説明する。
【0044】まず、ウォーミングアップを終了してスタ
ンバイに移行した状態においてマイクロコンピュータ7
1は、温度制御部72からの温度制御信号により予め設
定された温度範囲(例えば、200度±3度)にヒータ
オン信号S2をオン、オフすることによってヒータラン
プ60の点灯のオン、オフを制御し、ヒューザローラ6
1の表面温度を一定の範囲内に保っている。ヒータオン
信号S2によるヒータランプ60の点灯時の電流は9A
である。マイクロコンピュータ71は、操作部73の入
力部から複写枚数の指示が入力され、その枚数が例えば
100枚以上のときに以下の制御を行う。
【0045】マイクロコンピュータ71は、複写動作が
開始されて100枚目まで温度制御部72からの温度制
御信号に応じてヒータオン信号S2を交流電流制御部7
4に出力する。交流電流制御部74は、ヒータオン信号
S2により9Aで電流制御してヒータランプ60をオン
とする。
【0046】次に、複写枚数が連続100枚を越えた時
点でマイクロコンピュータ71は、温度制御部72から
の温度制御信号に応じてヒータオン信号S3を交流電流
制御部74に出力する。交流電流制御部74は、ヒータ
オン信号S3により8Aで電流制御してヒータランプ6
0をオンとする。
【0047】上記により、ヒータランプ60の熱出力が
弱くなるのでヒューザローラ61の表面温度の上昇が遅
くなる。この場合でも、サーミスタ64と温度制御部7
2からのフィードバック機構によりヒューザローラ61
の表面温度は予め設定された温度範囲内に制御される。
【0048】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、多数枚の連続複写時において予め設定された枚数以
上は、電流制御を用いてヒータランプの熱出力を低くす
ることにより、定着ローラと加圧ローラの温度上昇を抑
制して用紙(画像形成媒体)の変形を抑えることができ
る。
【0049】なお、第2実施例では、ヒータランプ60
が1300W/100Vで説明したが、従来の900W
/100Vでも良い。要は、予め設定した枚数以上の多
数枚複写時に、ヒータランプの熱出力を低くできれば良
い。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
発熱体の発熱量を電流制御によって達成することができ
る画像形成装置を提供することができる。
【0051】しかも、この発明は、全体の電流量を増加
することなく、電源投入直後から画像形成可能となるま
での定着装置の加熱時間の短縮化を図れることができる
画像形成装置を提供することができる。
【0052】この発明は、多数枚連続複写時の定着ロー
ラと加圧ローラの温度上昇を抑制して画像形成媒体の変
形を抑えることができる画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における複写機の全体の構成
を示す断面図。
【図2】図1の定着装置の構成を示す断面図。
【図3】交流電流制御回路の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】交流電流制御回路の他の例を示す図。
【図6】第2の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
21…定着装置、60…ヒータランプ(発熱体)、61
…ヒューザローラ(定着ローラ)、63…プレスローラ
(加圧ローラ)、64…サーミスタ(検知手段)、71
…マイクロコンピュータ、72…温度制御部、73…操
作部、75…D/Aコンバータ、76…ドライバ、77
…トライアック、78…交流電源。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じた現像剤像を画像形成媒
    体上に付与する付与手段と、 この付与手段による画像形成媒体を搬送する搬送手段
    と、 発熱体を内蔵する定着ローラと、この定着ローラとの間
    に画像形成媒体を挟持する加圧ローラとを有し、上記搬
    送手段により搬送される画像形成媒体に対して加圧、加
    熱することにより、画像形成媒体上の現像剤を画像形成
    媒体に定着させる定着手段と、 上記定着ローラの表面温度を検知する検知手段と、 電源を投入する電源投入手段と、 この電源投入手段による電源投入に応じて、上記検知手
    段で検知される上記定着ローラの表面温度を予め設定さ
    れた定着可能温度範囲に設定保持するため、上記発熱体
    の発熱量を制御するように発熱体への電流供給量を制御
    する電流制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像情報に応じた現像剤像を画像形成媒
    体上に付与する付与手段と、 この付与手段による画像形成媒体を搬送する搬送手段
    と、 発熱体を内蔵する定着ローラと、この定着ローラとの間
    に画像形成媒体を挟持する加圧ローラとを有し、上記搬
    送手段により搬送される画像形成媒体に対して加圧、加
    熱することにより、画像形成媒体上の現像剤を画像形成
    媒体に定着させる定着手段と、 上記定着ローラの表面温度を検知する検知手段と、 電源を投入する電源投入手段と、 この電源投入手段による電源投入から上記検知手段の検
    知結果により上記定着ローラの表面温度が定着可能温度
    に達するまで、上記発熱体に第1の電流を供給する第1
    の電流供給手段と、 この第1の電流供給手段で上記定着ローラの表面温度が
    定着可能温度に達した後、上記定着ローラの表面温度を
    予め設定された定着可能温度範囲に保持するために上記
    第1の電流供給手段の供給電流より少ない第2の電流を
    上記発熱体に供給する第2の電流供給手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像情報に応じた現像剤像を画像形成媒
    体上に付与する付与手段と、 この付与手段による画像形成媒体を搬送する搬送手段
    と、 発熱体を内蔵する定着ローラと、この定着ローラとの間
    に画像形成媒体を挟持する加圧ローラとを有し、上記搬
    送手段により搬送される画像形成媒体に対して加圧、加
    熱することにより、画像形成媒体上の現像剤を画像形成
    媒体に定着させる定着手段と、 上記定着ローラの表面温度を検知する検知手段と、 この検知手段で検知される上記定着ローラの表面温度を
    予め設定された定着可能温度範囲に保持するための第1
    の電流を上記発熱体に供給する第1の電流供給手段と、 連続複写枚数が予め設定された枚数以上になった際、上
    記第1の電流の値より低い値の第2の電流を上記発熱体
    に供給する第2の電流供給手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP4255008A 1992-09-24 1992-09-24 画像形成装置 Pending JPH06102794A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6580883B2 (en) * 2000-11-24 2003-06-17 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6580883B2 (en) * 2000-11-24 2003-06-17 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

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