JPH0333782A

JPH0333782A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0333782A
Application number: JP1168039A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Tanabe; 雅俊田辺
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-06-29
Filing date: 1989-06-29
Publication date: 1991-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、トナー画像を記録材に加熱定着する画像形成
装置に関するもので、とくに、その定着装置の改良に関
するものである。

［従来の技術］従来、この種の装置に用いられている定着装置は、所定
の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を有して該加
熱ローラに圧接する加圧ローラとによって、未定着のト
ナー画像が形成された記録材を挟持搬送しつつ加熱する
熱ローラ定着方式が多用されている。

しかし、この熱ローラ定着方式では、第１に、所定温度
に立ち上げるまでの時間（画像形成作ｌＩＪ禁止の時間
）、いわゆる、ウェイトタイムが必要であり、第２に、
熱容量が必要なため、比較的大きな電力が必要であり、
第３に、回転ローラで、ローラ温度が高温のため、耐熱
特殊軸受が必要であり、第４に、ローラに直接手が触れ
る構成となり、危険があったり、保護部材が必要であり
、第５に、ローラ定温度および曲率により、記録部材が
巻き付いてジャム発生の原因となるなどの欠点があった
。

そこで、最近、上記の欠点を解消するものとして、記録
材上に顕画材を顕画像に形成する画像形成手段と、記録
材の搬送方法と垂直方向に固定支持された線状加熱体に
対向圧接して定着フィルムを介して前記記録材を該加熱
体に密着させる加圧部材とにより、顕画像を加熱定着す
る定着手段を有する画像形成装置が提案されている。

そして、この提案されている画像形成装置の定着装置に
おいては、その加熱体の温度制御は、該加熱体に設けら
れた温度センナと画像形成装置本体のマイクロコンピュ
ータとおなび加熱体駆動回路により行なわれている。ま
た該加熱体は、供給記録材の最大幅に応じた幅の加熱部
に加熱することにより、最大幅以下の各種サイズの記録
材にトナー像を定着させることで、所望の定着画像が供
給される。

［発明が解決しようとする課題］近年、画像形成装置の小型化、ハンディ−化が進むにつ
れ、装置全体の省消費電力化が必須となっており、とく
に、定着器等の消費電力の大きい箇所は消費電力を抑え
るのが重要な課題となっている。しかしながら、前述の
提案されている定着装置では、トナー画像を定着する記
録材のサイズ幅および画像幅にかわらず、常に記録材の
最大幅の加熱体に加熱しており、記録材のサイズ幅およ
び画像幅が最大幅より小さい場合、記録材のない不必要
な部分または画像のない不必要な部分まで加熱している
ための、電力の無駄が多いという問題点があった。

本発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
である。すなわち、本発明は、記録材のない部分や画像
のない部分などの不必要な加熱をすることなく、線状加
熱体を必要最小の範囲に限定して加熱するようにして、
不必要な加熱１１力を抑えることができる定着装置を有
する画像形成装置をｌ是供することを目的とするもので
ある。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために、本発明は、記録材上に顕画
材を顕画像に形成する画像形成手段と、記録材の搬送方
向と垂直方向に固定支持された線状加熱体に対向圧接し
てフィルムを介して前記記録材を該加熱体に密着させる
加圧部材とにより、顕画像を加熱定着する定着手段を有
する画像形成装置において、該加熱体の加熱範囲を変化
させて制御するようにした制御手段を備えているものと
した。

［作　　　用］本発明によれば、制御手段により、線状加熱体が必要な
範囲に限定して加熱するので、不必要な加熱電力を１〔
０えることができる。

［実　施　例］第１図は本発明の一実施例を示している。

第１図において、１は原稿照明ランプ、２は原稿台ガラ
ス、３は原稿台カバー、４は現像器、５は転写分１１’
！ＩＦ電器、６は感光ドラム、７は定着装置である。

すなわち、画面を下にして原稿ガラス台２に載置された
原稿は原稿照明ランプ１になって照射され、その反射光
像は感光ドラム６上に静電画像を形成する。この静電画
像（静電潜像）は現像器４により、加熱で軟化溶融する
樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。そして、
転写分離体電器５により、トナー像は記録紙上に転写そ
れ、定着装置７から、加熱定着処理された後に排出され
る。

第２図は第１図の定着装置７を拡大して示している。

第２図において、１２は装置に固定支持された低熱容量
線状加熱体であり、アルミナ基板１３上に抵抗材料１４
を塗工したもので、長手方向両端から通電される。通電
は直流電源のパルス状波形で、温度センサ１０とＭＰＬ
１１９（第４図参照）によりコントロールされた所望の
温度およびエネルギー放出量に応じたパルスを、そのパ
ルス幅を変化させて与えている。

このように、エネルギー、温度制御された前記線状加熱
体１２に当接して、図中、矢印の方向に定着フィルム９
は移動し、駆動ローラ８と、従動ローラ１１による駆動
とテンションにより矢印の方向に皺なく移動することに
より、記録紙１６のトナー像１５が定着される。

なお１７は加圧部材としての加圧ローラで、シリコンゴ
ム等の離型性のよいゴム弾性層を有している。

第３図は操作パネルの説明図であり、第４図は前記線状
加熱体１２の制御回路のブロック図である。

そして、第３図において、１８は後述する操作パネル、
第４図において、１９はＭＰＵ。

２０はデコーダ、２１はメモリである。

すなわち、１８は記録紙のサイズを選択する操作パネル
で、ここで人力された信号はＭＰｔＪ１９に取り込まれ
る。ＭＰＵ１９はサイズ幅に応じたデコード信号をデコ
ーダ２０に送り、デコードされた信号はサイズ幅に対応
した位置のアルミナ基板１３の入力端子に接続された駆
動回路を駆動する。また操作パネル１８にて原稿サイズ
と原稿に対する所望の倍率を人力すると、ＭＰｔＪ　１
９にて画像幅を演算し、その画像幅以上で最小幅となる
サイズ幅に対応したデコード信号をデコーダ２０に送り
、前記と同様に、サイズ幅に対応した該加熱体１２の駆
動を行なう。このようにして、記録紙１６のサイズ幅、
画像範囲の幅に応じた該加熱体１２の範囲で、トナー画
像の定着を行なうことにより、該加熱体１２の不必要な
電力を抑制することができる。

このように、第１に、記録紙１６のサイズを選択する手
段、選択された記録紙１６の幅に応じた部分のみ低熱容
量線状加熱体１２を駆動する制御手段を設けることによ
り、記録紙１６以外の部分の不必要な加熱電力を抑える
ことができる。第２に、画像を形成するため、原稿サイ
ズを設定する手段、画像の倍率を設定する手段、前記原
稿サイズと設定倍率により画像範囲を算出する手段を有
し、前記画像範囲の幅に応じた部分のみ低熱容量線状加
熱体１２を駆動する制御手段を設けることにより、前記
第１に述べたものと同様に、不必要な電力を抑えること
ができる。第３に、該加熱体１２において、記録紙１６
の搬送方向に対する記録紙１６の幅に対応した位置に入
力端子を設け、記録紙１６の幅に対応した範囲で該加熱
体１２を駆動することにより、記録紙１６のサイズ以外
の部分の不必要な加熱電力を抑えることができる。

なお−［記以外の実施例としては、記録材のサイズの選
択の手段を、操作パネル１８の入力で行なうのみならず
、フォトセンサ等を用いた原稿サイズ検知手段による自
動記録サイズ選択、また前記サイズ検知手段による原稿
サイズに対して、操作パネル上での倍率設定を行ない、
その設定倍率に応じた記録材を選択する自動記録材サイ
ズ選択により、記録材幅を設定し、それに対応した線状
加熱体の加熱範囲を制御することにも応用できる。また
該加熱体においては、サイズ幅に応じた入力端子を設け
る代りに、サイズ幅に応じた複数個の抵抗材料の塗工を
行なったアルミナ基板を用いることも可能である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、設定された記録
材のサイズ幅、画像幅に応じて線状加熱体の加熱部分の
輻を切換えできるように制御することにより、該加熱体
の不必要な部分の加熱を行なわずに済むため、電力の消
費量を最小限に抑えることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は断面
側面図、第２図は第１図の定着装置の拡大断面側面図、
第３図は操作パネルの説明図、第４図は制御回路のブロ
ック図である。７・・・定着装置　　　８・・・駆動ローラ９・・・定
着フィルム　１ｏ・・・温度センサ１１・・・従動ロー
ラ　１２・・・低熱容量線状加熱体１３・・・アルミナ
基板　１４・・・抵抗材料１６・・・記録紙　　　　１
７・・・加圧ローラ１８・・・操作パネル　　１９・・
・ＭＰＵ２０・・・デコーダ

Claims

【特許請求の範囲】１　記録材上に顕画材を顕画像に形成する画像形成手段
と、記録材の搬送方向と垂直方向に固定支持された線状
加熱体に対向圧接して定着フィルムを介して前記記録材
を該加熱体に密着させる加圧部材とにより、顕画像を加
熱定着する定着手段を有する画像形成装置において、該
加熱体の加熱範囲を変化させて制御するようにした制御
手段を備えていることを特徴とする画像形成装置２　記録材のサイズを設定する手段を有し、選択された
記録材の幅に応じた部分のみ線状加熱体を駆動するよう
にした制御手段を備えている請求項１記載の画像形成装
置３　画像を形成するための原稿サイズを設定する手段と
、画像の倍率を設定する手段と、前記原稿サイズと設定
倍率とにより画像範囲を算出する手段とを有し、かつ、
前記画像範囲の幅に応じた部分のみ線状加熱体を駆動す
るようにした制御手段を備えている請求項１記載の画像
形成装置４　線状加熱体において、記録材の搬送方向に対する該
記録材の幅に対応した位置に入力端子を有し、該記録材
の幅に対応した範囲で前記加熱体が駆動されるようにし
ている請求項１記載の画像形成装置