JP3186906B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3186906B2 JP15754393A JP15754393A JP3186906B2 JP 3186906 B2 JP3186906 B2 JP 3186906B2 JP 15754393 A JP15754393 A JP 15754393A JP 15754393 A JP15754393 A JP 15754393A JP 3186906 B2 JP3186906 B2 JP 3186906B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザープリンタ、複
写機、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる、転
写材上の可視画像を熱定着させるヒートローラ式の定着
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置では、一様帯電され
た感光体に露光手段にてオリジナル画像の光像を照射し
て潜像を形成し、現像手段によって感光体上の当該潜像
を可視像化し、この可視像化されたトナー像を転写材上
に転写し、定着装置を用いて転写材上の可視画像を定着
させている。
【0003】このような画像形成装置に用いられる定着
装置は、定着ローラとこれに圧接される加圧ローラとか
らなり、定着ローラを内蔵ヒータの発熱により加熱し、
これらローラ間にトナー像の形成された転写材を通過さ
せることにより、転写材に必要な熱量を与えて当該トナ
ー像を熱定着させるようになっている。必要な熱量を与
えるにあたり、定着ローラと加圧ローラとは圧接して、
その圧接部にニップを形成し、当該ニップを介して熱が
ローラから転写材に移る。単位時間当たりのコピー枚数
が多くなるにつれ、転写材がローラ圧接部を通過する時
間は短くなるので、圧接力を高くしてニップ幅、即ちロ
ーラの周方向での接触長さを長くし、ローラと転写材と
の接触域を広げることで必要な熱量移転を確保すること
が行われる。
【0004】ヒータを内蔵する定着ローラは、例えばア
ルミニウムや鉄等の芯金上にテフロンや薄肉シリコーン
ゴム等の層が設けられた剛体ローラとなっており、当該
層に接する温度センサにより定着ローラの表面温度が検
知され、温度制御回路によって定着ローラ内のヒータを
ON/OFFすることにより当該定着ローラを定着設定
温度に維持するようになっている。一方、加圧ローラ
は、鉄やステンレス等の金属芯金の上に、厚肉のシリコ
ーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性を有し且つ離型性のよ
い弾性体層を形成している。
【0005】しかしながら、このように定着ローラにの
みヒータを内蔵した構成の定着装置にあっては、プリン
ト可能な待機状態にまで定着ローラが加温されるにあた
り、電源スイッチのONとともに定着ローラが回転する
とともにヒータがONとなり、定着ローラが待機状態の
設定温度に達した後に定着ローラの回転が停止して、そ
の後ヒータのON/OFF制御が行われるが、定着ロー
ラの回転に伴い加圧ローラも加圧状態で回転駆動され、
この状態は定着ローラが設定温度に達するまで続く。そ
のため、定着ローラから加圧ローラへの熱移動が起こ
り、設定温度に達するまでの時間、所謂ウォームアップ
時間が長くなる。
【0006】そこで加圧ローラにもヒータを内蔵して定
着設定温度に到達するまでの時間を短縮するとともに、
各ローラの温度むらを少なくして、更に常に最適な温度
制御を行いうるように、特開昭61−134775号公
報において、定着ローラと加圧ローラの両方にヒータを
内蔵させ、しかもそれぞれのローラの温度制御を独立可
能に行うことが開示されている。
【0007】このように両ローラにヒータを内蔵する構
成は、ウォームアップ時間の短縮に役立つだけでなく、
カラー画像形成の定着に貢献する。カラー画像の場合に
は転写材上に複数色のトナーが厚く重なっているため
に、トナー像に面する定着ローラ側からのみの加熱では
トナー全体が溶けきらず、トナー像の下層トナーと転写
材との間で接着が起こらず、したがって、各色トナーの
混色が得られずに理想的な発色が得られないおそれがあ
る。これを回避するには、ローラの温度を上げるか、ロ
ーラニップ間を転写材がゆっくり通過して、所定の熱量
を得るようにすることが考えられるが、カラー画像の場
合には、モノクロ画像に比べて、トナーの定着温度幅が
狭いためにローラの温度を上げることに制約があり、ま
た転写材の送りを遅くすることは、大量のコピーを必要
とする場合に支障がある。これらに対して、それぞれの
内蔵ヒータにより定着ローラ、加圧ローラを加熱する上
記構成の場合には、加圧ローラ側の熱量不足なく、転写
材の両面を加熱でき、トナー像全体が完全に溶かされ、
理想的な発色が実現し、トナー像は転写材上に完全に定
着される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらカラー画
像の場合には、トナーの定着温度幅が狭いだけでなく、
離型性が悪いので、定着ローラを中厚肉のシリコーンゴ
ム等の弾性体とし、加圧ローラについてもなるべくゴム
厚を薄く抑えることが考慮される。ある種のカラー画像
形成装置の場合、定着ローラのゴム厚が2.5mmで内
蔵ヒータが650W仕様、加圧ローラのゴム厚が4mm
で内蔵ヒータが400W仕様となっているが、このよう
な構成のもとでは、定着ローラと加圧ローラのそれぞれ
の温度上昇率が異なり、芯金温度上昇とウォームアップ
時間とを考慮すると、加圧ローラの温度は定着ローラの
温度よりもかなり低くなる。このような温度差の下で定
着動作を行うべくローラ対を回転させると、高温の定着
ローラは低温の加圧ローラに熱を奪われて温度が下が
り、加圧ローラは定着ローラからの熱を受けて温度上昇
し、温度差の小さくなってある状態で熱バランスがとれ
て安定となる。熱バランスのとれたローラ対で良好な定
着を実現するためには、かなり温度低下した定着ローラ
の温度でもって通紙時の設定温度とせざるをえず、これ
はとりもなおさず待機時での定着ローラの設定温度を高
めにしておかなければならないことを意味する。また図
6に示されるように、加圧ローラの設定温度が待機時と
通紙時とで同じ温度(ST2 ' ) である場合には、たと
え特開昭61−134775号公報に開示されるように
定着、加圧それぞれのローラの温度制御を独立に行うと
しても、連続コピーをしたり、より多くの熱量を必要と
する厚手の転写材や大サイズの転写材に対する場合に
は、待機時の温度に下がるまでは加熱されないこととな
り、変温幅ΔT1 が大きく、転写材裏面側からの熱量供
給が不足し、良好な定着性が確保されないこととなる。
カラー画像の場合には、光沢性が低下して見栄えの悪い
画像になってしまう。
【0009】通紙時の転写材への熱量移動に伴う温度低
下を防止するために、例えば、特開昭63−15516
7号公報に、転写材がローラ対の入口側に移送されたと
き、転写材検知手段から検知信号が制御手段に送られ、
制御手段ではこの検知信号に基づき加熱手段を一定時間
強制的に動作させて、一定時間経過後には加熱手段を温
度検知手段からの検知信号に基づいて行うことが開示さ
れている。このような提案技術を上記両ローラにそれぞ
れヒータを内蔵させる構成に適用した場合、定着ローラ
側のヒータを一定時間強制的に動作させると、通紙時設
定温度の制御幅を越える高い温度に定着ローラがなるお
それがあり、また加圧ローラの温度落ち込みを防ぐこと
ができない。加圧ローラ側のヒータを一定時間強制的に
動作させる場合には、加圧ローラの温度低下を遅らせる
ことはできるが、温度落ち込みの大きさを変えることは
できないので、連続コピーの程度等によっては良好な定
着性が依然確保されない。
【0010】また電気・電子装置を作動させる電力は、
予め決められた100V、15A等といった所定の電源
容量内におさめる必要がある。画像形成装置、特にカラ
ー画像形成装置のための現行の各種部材・手段について
は、例えば、露光手段の原稿照明ランプに200W、定
着装置のハロゲンヒータに800W,装置作動上の電気
部品を動作させるための電気に700Wを必要とし、総
計1700Wとなって全ての部材又は手段を同時に作動
させた場合には、上記100V、15A、即ち1500
Wの電源容量内におさめられなくなる。したがって、所
定の電源容量を越えないような作動制御が必要となる。
【0011】それ故、本発明は、上記の問題点を解決す
るとともに消費電力を満足できる範囲に温度制御すべ
く、加圧ローラの温度低下による定着性の防止して且つ
消費電力を予め定められた標準的電源容量内に収めるこ
とができる定着装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明にし
たがい、露光手段によってオリジナル画像を照明して得
られる当該画像の光像に基づいて形成される転写材上の
可視画像に対向する側に位置する定着ローラと、当該定
着ローラに圧接する加圧ローラとの間に転写材を通紙し
て転写材上の可視画像を定着させる定着装置において、
定着ローラと加圧ローラのそれぞれに温度センサ及び異
なる消費電力のヒータが配設され、これらが相互に独立
に制御され、加熱ローラの設定温度よりも低めに設定さ
れた加圧ローラの制御温度が待機時より通紙時の方が高
く、通紙時の加圧ローラ温度が加熱ローラの温度に近づ
くこと、及び露光手段が作動中は定着ローラと加圧ロー
ラのそれぞれのヒータが同時に点灯しないように制御さ
れることの2点の構成によって、解決される。
【0013】露光手段が作動中の定着ローラの温度制御
が、加圧ローラの温度制御よりも優先されていれば、好
適である。
【0014】露光手段が作動している間、定着ローラと
加圧ローラのそれぞれのヒータのON/OFF切り替え
が禁止されるように制御されているのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下に、本発明を、図面に基づく実施例にし
たがい、詳細に説明する。
【0016】図1に本発明に係る定着装置を詳細に示
す。加圧ローラ2(下ローラ)は、不図示の駆動装置に
よって駆動される定着ローラ1(下ローラ)に圧接して
従動回転するようになっており、両ローラ1、2間をト
ナー像の転写された転写材が図の右側から通過すること
により、加熱、加圧されてトナー像が熱定着されるよう
になっている。定着ローラ1の排紙側には転写材の当該
ローラへの巻きつきを防止する分離爪7が設けられ、そ
の下方にはガイド部材があって、定着した転写材を排紙
ローラ15、16へ案内する。定着ローラの周囲には、
ローラ表面を清掃するためのクリーニングローラ3、こ
れに付着した廃トナーを掻き取るためのスクリーパ4、
オフセットを防止するためのオフセット防止液塗布フェ
ルト5、余分な防止液を拭き取るためのブレード6が配
置されている。
【0017】アルミニウム芯金の上に全厚が約1.5m
mの高離型性シリコーンゴムが被覆された定着ローラ1
は、その軸中心部に設けられた第1ヒータ11(上ヒー
タ、650W)によって加熱されるようになっている。
定着ローラ1の表面温度は、その表面に接触するように
配設された第1サーミスタ21によって検知されるよう
になっている。また鉄芯金の上にHTV(高温加硫型)
シリコーンゴムが被覆され、さらにPFAチューブ(テ
フロンチューブ)が被覆された加圧ローラ2は、その軸
中心部に設けられた第2ヒータ12(下ヒータ、400
W)によって加熱されるようになっている。加圧ローラ
2のゴム層の厚みは約4mmである。加圧ローラ2の表
面温度は、その表面に接触するように配設された第2サ
ーミスタ22によって検知されるようになっている。通
紙する転写材に必要な熱量を供給できるように定着ロー
ラ1と加圧ローラ2の間のニップ幅は可変であり、それ
故、両ローラ間の中心距離は変動し、それに伴い、周囲
に配設された部材が揺動する。
【0018】上記のような構成の定着装置において、画
像形成装置自体の電源スイッチがONされると、装置全
体の制御を行うCPUは、第1ヒータ11、第2ヒータ
12をONさせて定着ローラ1及び加圧ローラ2の加熱
を開始するとともに、不図示のローラ駆動装置をONさ
せて定着ローラ1を回転駆動する。このとき、定着ロー
ラ1に圧接されている加圧ローラ2も同時に回転する。
そして定着ローラ1の温度は、第1サーミスタ21及び
これに接続する不図示の第1温度検知回路によって検知
され、その検知信号がCPUへ送られる。CPUでは、
第1温度検知回路からの検知信号により、定着ローラ1
の温度が所定温度ST1 ' (定着ローラの待機温度、例
えば170℃)に達したか否かを判断し、ST1 ' に達
するとローラ駆動装置をOFFさせて定着ローラ1の回
転を停止させるとともに、第1ヒータ11、第2ヒータ
12をOFFして、表示パネル上に定着準備完了表示を
行う。この時の加圧ローラ2の表面温度はST2 ' (加
圧ローラの待機温度、例えば120℃)である。これ以
後、定着ローラ1の温度は、第1温度検知回路の出力信
号に基づくCPUからの制御信号に応じて不図示の第1
ヒータ制御回路が動作し、第1ヒータ11への供給電力
が制御されることにより、待機温度域ST1' ±αに維
持される。また加圧ローラ2の温度は、不図示の第2温
度検知回路の出力信号に基づくCPUからの制御信号に
応じて不図示の第2ヒータ制御回路が動作し、第2ヒー
タ12への供給電力が制御されることにより、待機温度
域ST2 ' ±βに維持される。これらの制御は独立して
行われる。
【0019】このような待機状態からコピープロセスの
指令が出されると、ローラ駆動装置によって定着ローラ
1は回転駆動し、加圧ローラ2は連れ回る。同時に加圧
ローラ2の設定温度がより高温のST2 に切り替えられ
て第2ヒータ制御回路が動作し、第2サーミスタ22に
接続する第2温度検知回路の出力信号に基づくCPUか
らの制御信号に応じて、第2ヒータ12への供給電力が
制御されることとなる。両ローラの回転により、定着ロ
ーラ1は加圧ローラ2に熱を奪われST1 ' から降下
し、加圧ローラ2は定着ローラ1から熱を受けるととも
に第2ヒータ12によって加熱されてST2 ' から上昇
する。図2に示されるように、定着ローラ1がST
1 で、加圧ローラがST2 になった時点で熱バランスが
とれ、コピープロセス中は、この状態が維持される。コ
ピーが終了して待機時になると、ローラは回転を中止
し、同時に加圧ローラ2の設定温度がより低温のS
2 ' に切り替えられるので、定着ローラ1の温度もS
1 ' に戻る。
【0020】ここで加圧ローラの設定温度が待機時のS
2 ' から通紙時のST2 に切り換わった際の加圧ロー
ラの温度推移に注目すると、図3に示されるように、コ
ピープロセス中は加圧ローラがST2 の一定幅で温度制
御されるので、その変温幅はΔT2 であり、温度切り替
えをしない場合(図6)に比べて、その幅は小さい。し
たがって、連続通紙時の定着性のばらつき、あるいは光
沢度のばらつきは小さくなる。例えば、上記した図1の
定着装置で、加圧ローラの線速が180mm/sで、S
2 ' =120℃、ST2 =140℃、定着ローラのS
1 ' =170℃、ST1 =160℃とする場合、90
kg紙/A3サイズを連続50枚通紙させると、ΔT1
=33℃、ΔT2 =17℃となる。
【0021】以上では定着ローラと加圧ローラの関係を
中心に説明したが、上述のように、画像形成装置を作動
させる電力は、予め決められた所定の電源容量内におさ
めなければならない。したがって、この所定の電源容量
を越えないような作動制御について、以下に説明する。
【0022】画像形成装置自体の電源スイッチがONと
なり、定着ローラの温度が待機温度ST1 ' に達すると
表示パネル上に定着準備完了の表示がなされるが、この
レディ状態後でのコピープロセスにおける作動制御は、
図4に示されるように、露光ランプが点灯されている場
合には、定着ローラ(上ローラ)の温度制御が加圧ロー
ラ(下ローラ)の温度制御よりも優先される。これは定
着性を決定する因子である定着ローラ温度と加圧ローラ
温度とを比べると、転写材のトナー像の形成された面に
対向する定着ローラの温度の方が影響度が高いためであ
る。上記した図1の定着装置での実験によれば、定着ロ
ーラの温度変化ΔT=3℃における定着性の変化は、加
圧ローラの温度変化約10℃分に相当した。定着ローラ
温度制御を優先させることにより、より定着熱量変化の
少ない、安定した熱量供給を行うことが可能である。
【0023】露光ランプと定着ローラ及び加圧ローラの
タイミングチャートを図5に示す。この図から露光ラン
プ点灯中には、各ローラのヒータのON/OFF切り替
えを行わないことが理解されよう。これは、露光ランプ
点灯中にヒータのON/OFF切り替えを行うと、画像
へノイズの影響が生じてしまうおそれがあるので、これ
を防止するためのものである。
【0024】
【発明の効果】請求項1の定着装置においては、加熱ロ
ーラの設定温度よりも低めに設定された加圧ローラの制
御温度が待機時より通紙時の方が高く、通紙時の加圧ロ
ーラ温度が加熱ローラの温度に近づいており、且つ露光
手段が作動中は定着ローラと加圧ローラのそれぞれのヒ
ータが同時に点灯しないように制御されているので、定
着ローラ温度の低下による定着性の低下、光沢性の低下
を防止するとともに、消費電力を満足できる範囲に抑え
ることができる。
【0025】請求項2の定着装置においては、露光手段
が作動中の定着ローラの温度制御が、加圧ローラの温度
制御よりも優先されているので、請求項1の効果に加え
て、光沢変動のない良好な定着画像を得ることができ
る。
【0026】請求項3の定着装置においては、露光手段
が作動している間、定着ローラと加圧ローラのそれぞれ
のヒータのON/OFF切り替えが禁止されるように制
御されるので、請求項1の効果に加えて、ノイズの発生
を防止して、ムラのない良好な定着画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の概略図である。
【図2】温度特性を説明するグラフである。
【図3】加圧ローラの設定温度が待機時と通紙時で異な
る場合の温度特性を説明するグラフである。
【図4】定着準備完了後の本発明の作動制御を説明する
フローチャートである。
【図5】定着準備完了後の本発明の作動制御を説明する
タイミングチャートである。
【図6】加圧ローラの設定温度が待機時と通紙時で同じ
場合の温度特性を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 11 定着ローラ用ヒータ 12 加圧ローラ用ヒータ 21 第1サーミスタ 22 第2サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−176078(JP,A) 特開 平3−87891(JP,A) 特開 昭59−28178(JP,A) 特開 昭56−27181(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 303 G03G 15/20 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光手段によってオリジナル画像を照明
    して得られる当該画像の光像に基づいて形成される転写
    材上の可視画像に対向する側に位置する定着ローラと、
    当該定着ローラに圧接する加圧ローラとの間に転写材を
    通紙して転写材上の可視画像を定着させる定着装置にお
    いて、定着ローラと加圧ローラのそれぞれに温度センサ
    及び異なる消費電力のヒータが配設され、これらが相互
    に独立に制御され、加熱ローラの設定温度よりも低めに
    設定された加圧ローラの制御温度が待機時より通紙時の
    方が高く、通紙時の加圧ローラ温度が加熱ローラの温度
    に近づくこと、及び露光手段が作動中は定着ローラと加
    圧ローラのそれぞれのヒータが同時に点灯しないように
    制御されることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 露光手段が作動中の定着ローラの温度制
    御が、加圧ローラの温度制御よりも優先されることを特
    徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 露光手段が作動している間、定着ローラ
    と加圧ローラのそれぞれのヒータのON/OFF切り替
    えが禁止されるように制御されることを特徴とする請求
    項1に記載の定着装置。
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