JPH05273813A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05273813A
JPH05273813A JP4072019A JP7201992A JPH05273813A JP H05273813 A JPH05273813 A JP H05273813A JP 4072019 A JP4072019 A JP 4072019A JP 7201992 A JP7201992 A JP 7201992A JP H05273813 A JPH05273813 A JP H05273813A
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JP4072019A
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Inventor
Yukihiro Nezu
幸宏 根津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予熱状態から複写動作を開始する場合のオペ
レータによる操作を減少し、オペレータの作業負担を少
くすることのできる画像形成装置を提供する。 【構成】 原稿台近傍に設けられ原稿台を閉塞する第1
の位置と原稿台を開放する第2の位置との間で回動自在
な原稿台カバーと、この原稿台カバーが回動されたこと
を検知する検知手段と、所定量の電力を消費して画像を
被画像形成材上に定着する定着手段と、この定着手段の
消費電力量を前記所定量よりも少なくして予熱状態に設
定する設定手段と、この設定手段により前記定着手段が
予熱状態に設定されているとき、前記検知手段により前
記原稿台カバーが回動されたことが検知されると、前記
定着手段の予熱状態を解除し、前記定着手段が前記所定
量の電力を消費するように制御する制御手段とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿の画像に対応する画
像を例えば紙などの被画像形成材上に形成する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子複写機においては、複写機が
複写可能な状態(レディ状態)にされてから所定の時間
内に複写動作が行われない場合に、定着装置に加える電
力を制限して定着装置を予熱状態に保つことによって複
写動作を行っていない場合の複写機の電力消費量を抑え
るようにしたものがある(特開昭56−38068号公
報参照)。
【0003】ここで予熱状態になっている前記従来の電
子複写機を用いて原稿の複写を行う場合の動作について
説明する。まず、オペレータが電子複写機の表面パネル
上に設けられている予熱状態解除のためのスイッチを投
入する(特開昭56−38068号公報の例では、予熱
状態解除のためのスイッチは複写動作の開始を指示する
ためのプリントスイッチに兼用されているので、オペレ
ータはプリントスイッチを投入する)。予熱状態解除の
ためのスイッチが投入されると前記定着装置のウォーム
アップが開示される。そして定着装置が定着可能な温度
に達すると、電子複写機は複写可能な状態(レディ状
態)となり、この状態においてオペレータが原稿を原稿
台上にセットして、表面パネル上に設けられている複写
開始を指示するためのスイッチを投入することによっ
て、原稿の画像の複写が行われる。
【0004】しかしながら従来の電子複写機において、
予熱状態から複写を行うためには、上述したように複写
開始スイッチを投入する前に予熱状態解除スイッチを投
入して予熱状態を解除しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
電子複写機においては、電子複写機が予熱状態にある場
合には、オペレータは予熱状態解除スイッチを投入して
予熱状態を解除してから複写開始スイッチを投入しなけ
ればならず、操作が面倒であるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、複写動作を実行する前に
必ず原稿台カバーを開放しなければならないことに着目
して、原稿が原稿台カバーが開放されたことを検知しこ
れに同期して予熱状態の解除を自動的に行うことによっ
て、複写動作を実行する場合のオペレータによる操作を
減少し、オペレータの作業負担を少くすることのできる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、原稿を載置する原稿台と、
この原稿台近傍に設けられ、前記原稿台を閉塞する第1
の位置と前記原稿台を開放する第2の位置との間で回動
自在に支持された原稿台カバーと、この原稿台カバーが
前記第1の位置から第2の位置へ回動されたことを検知
する検知手段と、前記原稿の画像を被画像形成材上に形
成する画像形成手段と、所定量の電力を消費して前記画
像形成手段により形成された画像を被画像形成材上に定
着する定着手段と、この定着手段の消費電力量を前記所
定量よりも少なくして予熱状態に設定する設定手段と、
この設定手段により前記定着手段が予熱状態に設定され
ているとき、前記検知手段により前記原稿台カバーが前
記第1の位置から第2の位置へ回動されたことが検知さ
れると、前記定着手段の予熱状態を解除し、前記定着手
段が前記所定量の電力を消費するように制御する制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0008】また本発明の画像形成装置は、原稿を載置
する原稿台と、この原稿台近傍に設けられ、前記原稿台
を閉塞する第1の位置と前記原稿台を開放する第2の位
置との間で回動自在に支持された原稿台カバーと、この
原稿台カバーが前記第1の位置から第2の位置へ回動さ
れたことを検知する検知手段と、前記原稿の画像を被画
像形成材上に形成する画像形成手段と、所定量の電力を
消費して前記画像形成手段により形成された画像を被画
像形成材上に定着する定着手段と、この定着手段の消費
電力量を前記所定量よりも少なくして予熱状態に設定す
る設定手段と、この設定手段により前記定着手段が予熱
状態に設定されているとき、前記検知手段により前記原
稿台カバーが前記第1の位置から第2の位置へ回動され
たことが検知されると、前記定着手段の予熱状態を解除
し、前記定着手段が前記所定量の電力を消費するように
制御するとともに、この状態において所定時間以内に何
の操作もなされなかったとき再び前記定着手段を予熱状
態に設定するように制御する制御手段装置とを具備する
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】設定手段によって予熱状態に設定されている時
には、定着手段は定着動作に必要とされる量未満の電力
量を消費している。この状態において、原稿台上に原稿
が載置されたことが原稿検知手段により検知されると、
制御手段の制御により予熱状態が解除され、定着手段は
定着動作を行うのに必要な電力量を消費するようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置を複写機に適用
した一実施例について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0011】図1及び図2は本実施例の複写機を概略的
に示すもので、図1は複写機の内部構成図、図2は複写
機の外観図である。複写機本体1の上面には、原稿Gを
支承する原稿台(透明ガラス)2が固定され、この原稿
台2上に原稿Gを密着するべく押さえる原稿台カバー1
aが原稿台2に対して開閉自在に取り付けられている。
原稿台カバー1aの取付部付近には、原稿台カバー1a
の開閉状態を検知する後述するカバー検知スイッチ3の
アクチュエータ3dが設けられている。また、この原稿
台2には原稿Gのセット基準となる固定スケール2aが
設けられている。
【0012】上記原稿台2に載置された原稿Gは、露光
ランプ4、ミラー5、6、7からなる光学系が原稿台2
の下面に沿って矢印a方向に往復動されることにより露
光走査される。この場合、ミラー6、7は光路長を保持
するよう、ミラー5の移動速度の1/2の移動速度にて
移動される。上記光学系の走査による原稿Gからの反射
光、つまり露光ランプ4の光照射による原稿Gからの反
射光は上記ミラー5、6、7によって反射された後、変
倍用レンズブロック8を通り、さらにミラー9によって
反射されて感光体ドラム10の表面に結像される。
【0013】上記感光体ドラム10は図示矢印c方向に
回転され、まず、帯電用帯電器11によって表面が帯電
される。この後、露光部Phにおいて原稿Gの画像がス
リット露光されることにより、感光体ドラム10表面に
静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器12に
よってトナーが付着されることにより可視像化される。
一方、被画像形成材としての用紙Pは、上段給紙カセ
ット13もしくは下段給紙カセット14から、送出ロー
ラ15もしくは16によって一枚ずつ取出され、この取
出された用紙Pは用紙案内路17もしくは18を通っ
て、レジストローラ対19へ案内され、このレジストロ
ーラ対19によって転写部へ送られる。
【0014】ここで、上記給紙カセット13、14は本
体1の右側下端部に着脱自在に設けられており、後述す
る操作パネル30においていずれか一方が選択できる。
また、原稿Gのサイズ検知が行われた場合には、この結
果を参照して原稿Gのサイズに合った大きさの用紙が格
納されている給紙カセットが選択される。
【0015】上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯
電器20と感光体ドラム10との間で感光体ドラム10
の表面と密着され、上記帯電器20の作用により感光体
ドラム上のトナー像が転写される。この転写された用紙
Pは、剥離用帯電器21の作用で感光体ドラム10から
剥離され、搬送ベルト22によってその終端部に設けら
れた定着器としての定着ローラ対23に搬送される。こ
の定着ローラ対23は、定着ヒータ23cが内蔵された
熱ローラ23aとプレスローラ23bと、前記熱ローラ
の表面温度を検知するサーミスタ23fとからなる。前
記定着ローラ対23の熱ローラ23a、プレスローラ2
3bには、用紙Pが巻き付かないように剥離爪23d、
23eがそれぞれ設けられている。そして、ここを通過
することにより転写像が定着され、定着後の用紙Pは、
排紙ローラ対24によって本体1外のトレイ25に排出
される。
【0016】また、転写後の感光体ドラム10はクリー
ナ27で表面の残留トナーが除去され、さらに除電ラン
プ28によって残像が消去されることにより、初期状態
に復帰される。なお、装置本体内の前記定着ローラ対2
3上方には、装置本体内の温度上昇を防止するため、装
置本体内の熱気を帯びた空気を排出するための冷却ファ
ン29が設けられている。
【0017】図3は本体1内に設けられた操作パネル3
0を示すものである。この操作パネル30上には複写開
始を指令する複写キー30aと、複写枚数の設定などを
行うテンキー30bと、パワーセーブモードの入/切を
行うパワーセーブモード切換キー30c等の各種キーが
設けられている。さらに操作パネル30上には、各部の
動作状態を表示する表示部30dと、複写機本体1の設
定状態などが文字等によって表示される、例えば液晶ド
ットマトリクスパネルからなるディスプレイ30eが設
けられている。ここで、前記表示部30dには、複写機
がウォーミングアップ状態にあることを示すウエイトL
ED301と、複写可能な状態(レディ状態)にあるこ
とを示すレディLED302と、パワーセーブモードに
入っていることを示すパワーセーブLED303とが設
けられている。
【0018】ここで前記カバー検知スイッチ3は、図4
に示すように発光素子3a、受光素子3bからなるフォ
トインタラプタ型のスイッチである。カバー検知スイッ
チ3は、原稿台カバー1aの開閉に連動して揺動される
アクチュエータ3dの有無を検知することによって、原
稿台カバー1aの開閉を検知するものである。ここで、
原稿台カバー1aが原稿台2に対して閉じた位置が第1
の位置、原稿台カバー1aが原稿台2に対して開放した
位置が第2の位置である。
【0019】図5は全体的な制御回路を示すものであ
る。メインCPU71は、操作パネル30および各種ス
イッチセンサ、例えば前記カバー検知スイッチ3などの
入力機器47からの入力を検知し、前記各種帯電器を駆
動する高圧トランス41、前記光学系を駆動するための
パルスモータ42、前記除電ランプ28、前記定着ロー
ラ対23の定着ヒータ23c、前記露光ランプ4、およ
びパルスモータ42等の各種モータを制御して前述の複
写動作を行うものである。
【0020】メインCPU40にはサブCPU43が接
続されており、上記パルスモータ42は、パルスモータ
ドライバ44を介してサブCPU43により制御され
る。また、露光ランプ4はランプレギュレータ45を介
してメインCPU40によって制御される。定着ローラ
対23の定着ヒータ23cはサーミスタ23fからの出
力を参照してヒータ制御部46を介してメインCPU4
0で制御される。
【0021】続いて、本実施例の複写機の前述した定着
ローラ対23の構成について詳述する。前述したように
本実施例の複写機の定着ローラ対23は熱ローラ23a
と、プレスローラ23bと、定着ヒータ23cとサーミ
スタ23fとによって構成されている。定着ヒータ23
cは900Wの赤外線ヒータからなっており、この定着
ヒータ23cへの電源の供給を入/切することによっ
て、熱ローラ23aの表面温度を一定にするように制御
されている。すなわち、熱ローラ23aに設けられてい
るサーミスタ23fが熱ローラ23aの表面温度を常に
検知しており、熱ローラ23aの表面温度が設定値より
低下したことが検知されると定着ヒータ23cへの電源
を供給して熱ローラ23aの表面温度を上昇させる。ま
た、熱ローラ23aの表面温度が設定値より上昇したこ
とが検知されると定着ヒータ23cへの電源の供給を停
止して、熱ローラ23aの表面温度を低下させる。この
熱ローラ23aの表面温度は、例えば、複写機が複写可
能な状態(レディ状態)にあるときは200℃、複写機
が複写動作を行っているときは203℃、複写機が後述
するパワーセーブ状態にあるときは150℃になるよう
に設定されている。上記定着ヒータ23cの制御は前記
ヒータ制御部82によって行われる。
【0022】さて、本実施例の複写機は、前述の操作パ
ネル30上に設けられているパワーセーブモード切換キ
ー30cを投入することによって、複写をしていない状
態の時の消費電力を低減させる機能が設けられている。
以下にこのパワーセーブ機能について説明する。操作パ
ネル30上のパワーセーブモード切換キー30cが投入
されると、メインCPU40の制御により操作パネル3
0上の表示部30dに設けられているパワーセーブLE
D303が点灯され、このパワーセーブLED303以
外の全てのLEDが消灯され、ディスプレイ30eの表
示も消去されるとともに、パワーセーブモード切換キー
30c以外の各種キーからの入力の受付が禁止される。
この状態はパワーセーブモードが解除されるまで維持さ
れる。また、パワーセーブモード切換キー30cが投入
されてパワーセーブモードに入ると、メインCPU40
がヒータ制御部46を介して前記定着ローラ対23の定
着ヒータ23cへの電源の供給を停止することによっ
て、定着ローラ対23の熱ローラ23aの表面温度が1
50℃に低下させられる。ここで、前述したようにサー
ミスタ23fが熱ローラ23aの表面温度を常に検知し
ており、この検知結果をもとに定着ヒータ23cへの電
源の供給が行われるので、パワーセーブモード時の熱ロ
ーラ23aの表面温度は150℃に保たれる。ただし、
パワーセーブモード時の定着ヒータ23cへの電源の供
給時間は、レディ時もしくは複写動作時に比べて短くて
すむため、消費電力量は少くてすむ。
【0023】次に、パワーセーブモードを解除する方法
について説明する。パワーセーブLED303が点灯さ
れ、複写機がパワーセーブモードにある時に、前記パワ
ーセーブモード切換キー30cが再び投入されると、パ
ワーセーブモードが解除される。このとき、まず前記操
作パネル30の表示部30d上のパワーセーブLED3
03が消灯され、ウォーミングアップ状態にあることを
示すウエイトLED301が点滅する。なお、この時点
では操作パネル30上に設けられている全てのキーから
の入力を受け付けない。そして、前記定着ローラ対23
の定着ヒータ23cへ電源を供給することによって、熱
ローラ23aのヒートアップがなされる。そして熱ロー
ラ23aのヒートアップが完了すると、(即ち、熱ロー
ラ23aの表面温度がレディ状態における設定温度であ
る200℃に達したことがサーミスタ23fにより検知
されると)、表示部30d上のウエイトLED301が
消灯され、レディLED302が点灯される。また、デ
ィスプレイ30eには「コピーできます」等の、複写機
がレディ状態にあることを示す表示が表示される。
【0024】ところで、本実施例の複写機においては、
前述のパワーセーブモード中に、閉じられていた原稿台
カバー1aが開放されると、自動的に複写可能な状態に
することができる。以下、この方法について説明する。
【0025】複写機がパワーセーブモードにある場合、
前記カバー検知スイッチ3が原稿台カバー1aが開いた
ことを検知すると、前記操作パネル30の表示部30d
上のパワーセーブLED303が点灯したまま、ウエイ
トLED301が点滅される。また、これと同時に定着
ローラ対23の熱ローラ23aのヒートアップが開始さ
れる。そして熱ローラ23aのヒートアップが完了する
と、表示部30d上のウエイトLED302が消灯さ
れ、パワーセーブモードに入る前の複写機の設定に対応
して表示部30d上のLEDが点灯される。またディス
プレイ30eには「コピーできます」等の複写機がレデ
ィ状態にあることを示す表示が表示される。このときパ
ワーセーブLED303は点灯したままで、複写機がパ
ワーセーブモードになっていることを示している。そし
て、オペレータが原稿台カバー1aを閉じて操作パネル
30上のテンキー30b等から複写枚数等の入力を行っ
た後複写キー30aを投入することによって原稿台2上
の原稿Gの複写が行われる。オペレータにより設定され
た複写動作が終了した後、所定時間(30秒)以内に再
び複写キー30aが投入されるか、もしくは一旦原稿台
カバー1aが開けられて新たな原稿Gが原稿台2上にセ
ットされるかしなければ、操作パネル30の表示部30
d上のパワーセーブLED301を除く全てのLED
と、ディスプレイ30e上の表示とが消去され、これと
同時に定着ローラ対23の定着ヒータ23cへの電源の
供給が停止されて、複写機は再びパワーセーブ状態にな
る。
【0026】上記動作の制御について図6及び図7に示
したフローチャートを参照して詳細に説明する。まず、
メインCPU40は操作パネル30上でパワーセーブモ
ード切換キー30cが投入されたかどうかを判断し(ス
テップ1)、パワーセーブモード切換キー30cが投入
されたと判断すれば操作パネル30の表示器30c上の
パワーセーブLED303を点灯し、表示器30c上の
他のLEDを消灯する(ステップ2)。またこれと同時
に、ディスプレイ30e上の表示も消去する。続いてメ
インCPU40はヒータ制御部46を通して定着ヒータ
23cの制御を行い、定着ヒータ23cへの電源の供給
を停止することによって、熱ローラ23aの表面温度を
150℃に低下させる(ステップ3)。次にメインCP
U40はカバー検知スイッチ3からの出力を参照するこ
とによって、原稿台カバー1aが開放されたかどうかを
判断する(ステップ4)。ここで、原稿台カバー1aが
開放されたと判断した場合、メインCPU40は操作パ
ネル30の表示部30d上のウエイトLED301を点
滅させる(ステップ5)。このときパワーセーブLED
303は点灯したままである。そしてヒータ制御部46
を介して定着ヒータ23cを制御することによって、定
着ヒータ23cへの電源供給を開始して(ステップ
6)、熱ローラ23aの表面温度が所定温度(200
℃)に達するまで定着ヒータ23cのウォームアップを
行う(ステップ7)。定着ヒータ23cのウォームアッ
プが完了すると、操作パネル30上の表示部30dのウ
エイトLED301を消灯させ、レディLED302を
点灯させる。同時にディスプレイ30e上に「コピーで
きます」と表示させる(ステップ8)。
【0027】次にメインCPU40は操作パネル30上
の各種キーのうちの何らかのキーが投入されたかどうか
を判断し(ステップ9)、30秒間のうちにどのキーも
投入されない場合には(ステップ10)、前述のステッ
プに戻り、再び複写機をパワーセーブ状態にする。前記
ステップ9において、何らかのキー投入がなされれば、
投入されたキーの種類に対応する処理を実行し(ステッ
プ11)、その処理を終了するとそれから30秒の間に
何らかのキー投入がなされたかどうかを判断する(ステ
ップ9、10)。ここでステップ9において操作パネル
30上の複写キー30aが投入されたとすると、露光ラ
ンプ4が点灯されて原稿Gの露光走査を開始し、前述し
たようなプロセスによって原稿Gの複写が行われる。
【0028】さて、前記ステップ4にてメインCPU4
0が、原稿台カバー1aが開放されていないと判断した
場合、続いて、操作パネル30からの入力を参照するこ
とによって、パワーセーブモード切換キー30cが再び
投入されたかどうか判断する(ステップ12)。このス
テップ12においてパワーセーブモード切換キー30c
が投入されなかった場合再びステップ4に戻って原稿台
カバー1aが開放されたかどうかを判断する。すなわ
ち、メインCPU40は、閉じられていた原稿台カバー
1aが開放される、もしくはパワーセーブモード切換キ
ー30cが再び投入される、というどちらかの事象が発
生するまでステップ4、ステップ12の制御を繰り返し
て行うことになる。
【0029】ステップ12においてパワーセーブモード
切換キー30cが投入されたと判断した場合には、メイ
ンCPU40はパワーセーブモードが解除されたと判断
し、操作パネル30の表示部30d上のパワーセーブL
ED303を消灯し、ウエイトLED301を点滅させ
る(ステップ13)。そして、ヒータ制御部46を介し
て定着ヒータ23cを制御することによって、定着ヒー
タ23cへの電源供給を開始し(ステップ14)、定着
ローラ対23の熱ローラ23aの表面温度が所定温度
(200℃)に達するまで定着ヒータ23cのウォーム
アップを行う(ステップ15)。定着ヒータ23cのウ
ォームアップが完了すると、操作パネル30上の表示部
30dのウエイトLED301を消灯して、レディLE
D302を点灯させる。同時にディスプレイ30e上に
「コピーできます」と表示させる(ステップ16)。以
上の処理により複写機はパワーセーブモードからレディ
状態に戻る。
【0030】以上説明したように本実施例の複写機はパ
ワーセーブモードに切換えることが可能であり、パワー
セーブモードにあるときは操作パネル30上の各種LE
D表示等が消灯され、また定着ローラ対23の熱ローラ
23aの表面温度が低くされるために、消費電力が少な
くてすみ非常に経済的である。
【0031】さらに、パワーセーブモードにある時に原
稿台カバー1aが開放されたことが検知されると、一時
的にパワーセーブ状態が解除されて自動的に定着ローラ
23cのウォームアップが開始され、複写可能な状態に
することができる。そのため、原稿Gの複写を行うに当
たってパワーセーブモードをいちいち解除する必要がな
いためにオペレータの操作を低減させることができる。
【0032】また、前述したようにパワーセーブモード
が選択されているときに原稿台カバー1aが開放された
ことが検知されると、一時的にパワーセーブ状態が解除
されて複写可能な状態になるが、このとき、所定時間の
間に操作パネル上で何のキー操作もなされなかった場
合、再びパワーセーブ状態に戻る。すなわち、ひとたび
パワーセーブモードが選択されていれば、複写が終了し
た時点でオペレータがいちいちパワーセーブモードに戻
す必要がない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像形成装
置は、画像形成動作を行わない時の定着ローラ対(定着
手段)の熱ローラの消費電力量を抑えるためのパワーセ
ーブモード(予熱状態)に切換えることができ、このパ
ワーセーブモードにあるときに原稿台カバーが開放され
たことが検知されると、画像形成動作可能な状態にする
ための定着ローラ対の熱ローラのウォームアップが自動
的に開始される。これによってパワーセーブモードを解
除するための特別な操作を必要とすることがなく、オペ
レータの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の複写機の内部構成の概略図である。
【図2】本実施例の複写機の外観斜視図である。
【図3】本実施例の複写機の操作パネルの外観図であ
る。
【図4】本実施例の原稿台カバーの動作の概略説明図で
ある。
【図5】本実施例の複写機の制御系の概略ブロック図で
ある。
【図6】本実施例の複写機のパワーセーブモードにおけ
る制御の流れを示すフローチャート(1)である。
【図7】本実施例の複写機のパワーセーブモードにおけ
る制御の流れを示すフローチャート(2)である。
【符号の説明】
1…複写機本体 1a…原稿台カバー 2…原稿台 3…カバー検知スイッチ 23c…熱ローラ 23f…サーミスタ 30…操作パネル 30c…パワーセーブモード切換キー 40…メインCPU 46…ヒータ制御部 301…ウエイトLED 302…レディLED 303…パワーセーブLED

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台近傍に設けられ、前記原稿台を閉塞する第1
    の位置と前記原稿台を開放する第2の位置との間で回動
    自在に支持された原稿台カバーと、 この原稿台カバーが前記第1の位置から第2の位置へ回
    動されたことを検知する検知手段と、 前記原稿の画像を被画像形成材上に形成する画像形成手
    段と、 所定量の電力を消費して前記画像形成手段により形成さ
    れた画像を被画像形成材上に定着する定着手段と、 この定着手段の消費電力量を前記所定量よりも少なくし
    て予熱状態に設定する設定手段と、 この設定手段により前記定着手段が予熱状態に設定され
    ているとき、前記検知手段により前記原稿台カバーが前
    記第1の位置から第2の位置へ回動されたことが検知さ
    れると、前記定着手段の予熱状態を解除し、前記定着手
    段が前記所定量の電力を消費するように制御する制御手
    段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台近傍に設けられ、前記原稿台を閉塞する第1
    の位置と前記原稿台を開放する第2の位置との間で回動
    自在に支持された原稿台カバーと、 この原稿台カバーが前記第1の位置から第2の位置へ回
    動されたことを検知する検知手段と、 前記原稿の画像を被画像形成材上に形成する画像形成手
    段と、 所定量の電力を消費して前記画像形成手段により形成さ
    れた画像を被画像形成材上に定着する定着手段と、 この定着手段の消費電力量を前記所定量よりも少なくし
    て予熱状態に設定する設定手段と、 この設定手段により前記定着手段が予熱状態に設定され
    ているとき、前記検知手段により前記原稿台カバーが前
    記第1の位置から第2の位置へ回動されたことが検知さ
    れると、前記定着手段の予熱状態を解除し、前記定着手
    段が前記所定量の電力を消費するように制御するととも
    に、この状態において所定時間以内に何の操作もなされ
    なかったとき再び前記定着手段を予熱状態に設定するよ
    うに制御する制御手段装置とを具備することを特徴とす
    る画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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