JP2012207658A - 自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュールは、ランナー部と、吸気ポートに取り付けられるマウント部と、シリンダーヘッドのインジェクタ側のエッジに取り付けられた補強ブラケットと、を有し、補強ブラケットは、エッジに密着するボディーと、ボディーの両端及び中央部それぞれに形成された結合孔を有するマウンティングプレートと、両端及び中央のマウンティングプレートの間に形成されてランナー連結部を支持する支持プレートと、を有し、締結手段を用いてエンジン組立ライン以前の工程においてマウント部に取り付けられることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、シリンダーヘッドの一側面に、燃焼室に空気を供給するための吸気マニホールドモジュールが設けられる。
即ち、シリンダーヘッドにおいて、インジェクタと吸気マニホールドモジュールとは互いに隣接した位置に設けられている。
この時、吸気マニホールドモジュール(正確にはマウント部)がインジェクタと衝突してインジェクタが損傷すると、燃料が漏れ火災発生の原因となる。
補強ブラケットをエンジン組立工程において取り付ける場合、組立時間の延長により製造原価の上昇が発生するという問題点を抱えるだけでなく、図19に示すように、エンジン組立工程では既にホースおよびワイヤリングなどの管状部品Pが組み立てられているため、補強ブラケットの干渉によって管状部品Pが破損することがあるという問題が発生する。
ここで本発明は、両側マウンティングプレートに設けられた結合孔に溶接溝が形成され、ブッシングが溶接溝と溶接される。
また本発明は、把持片の端部が結合突起に形成された把持溝に挿入される。
また本発明の締結手段は、ランナー連結部に、ランナー連結部と支持プレートとの間に間隙を形成する取り付け面が突出形成されることを特徴とする。
また、補強ブラケットを投入するための資材が省略される効果を有する。
更に、補強ブラケット装着時に管状部品が破損されるのを防止する効果を有する。
図1は、本発明の第1実施形態による自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュールを示す斜視図である。
気ポートに連結されるようにシリンダーヘッド20に取り付けられたマウント部12、及びマウント部12の前方上部のエッジ部分(シリンダーヘッド20に取り付けられたインジェクタ70側のエッジ部分)を覆う形態で取り付けられた金属材質の補強ブラケット30を有する。
即ち、補強ブラケット30を吸気マニホールドモジュール10に取り付け(S1)、補強ブラケット30が設けられた吸気マニホールドモジュール10を準備する(S2)。
その後、吸気マニホールドモジュール10をエンジン組立ラインに移送してエンジン組立工程を遂行する。
この時、補強ブラケット30は多様な締結手段を利用して結合される。
エンジン組み立て後、シリンダーヘッド20に形成されたスタッドボルト21がブッシング40に挿入される位置に吸気マニホールドモジュール10を密着させた後、スタッドボルト孔12aにスタッドボルト21が挿入されて螺結され、スタッドボルト孔12aを除いた残りのボルト孔には別途のボルトBが挿入されて螺結される。
したがって、破損したマウント部12がインジェクタ70に衝突しなくなるのでインジェクタ70の破損が防止され、燃料漏れによる火災を防止できる。
即ち、結合孔(31a、32a)の内周面とブッシング40の外周面との間には1〜2mmの間隙(C1)が存在する。
ュール10のマウント部12に取り付けられる。
結合孔12dにベンディング端部34cを挿入した後、プレスベンディング装備のベンディングツールT1を欠切部34bに引き入れてベンディング端部34cをベンディング(bending)することによって、補強ブラケット30をマウント部12に取り付ける。
これによって、拡張端部12e’が結合孔33bの外側部に係止固定され、補強ブラケット30がマウント部12に取り付けられる。
この時、把持片83に作用する弾性復原力によって結合突起12eが強く把持されることにより、ボタンワッシャ80の離脱が防止される。
これによって、補強ブラケット30がマウント部12に安定して取り付けられる。
把持溝12e’’に把持片83が係止されることによって、ボタンワッシャ80はより強く結合突起12eに締結され、補強ブラケット30がより堅固で安定に保持される。
ストッパー12fは支持プレート33から水平に突出形成され、支持プレート33の上端に密着することによって、支持プレート33の上方への移動を制限する。これによって補強ブラケット30の取り付け作業中の揺動が防止される。
ランナー連結部12bと支持プレート33との間、及びマウント部12の前方のエッジ面とこれに対応する補強ブラケット30のボディーとの間には、各々、取り付け面12gの突出厚さに相当する間隙(C2、C3)が形成される。
補強ブラケット30がマウント部12の前方及び両側面のエッジを全体的に囲むことによって、補強ブラケット30によるマウント部12の剛性補強効果がより向上する。
11 ランナー部
12 マウント部
12a スタッドボルト孔
12b ランナー連結部
12c 係止突起
12c’ 係止顎
12d 結合孔
12e 結合突起
12e’ 拡張端部
12e’’ 把持溝
12f ストッパー
12g 取り付け面
20 シリンダーヘッド
21 スタッドボルト
30 補強ブラケット
31 両側マウンティングプレート
31a 結合孔
32 中央マウンティングプレート
32a 結合孔
33 支持プレート
33a 係止孔
33b 結合孔
34 結合片
34a 射出物流入孔
34b 欠切部
34c ベンディング端部
35 延長部
36 マウンティングプレート
40 ブッシング
41 フランジ
50 ナット
60 燃料レール
70 インジェクタ
80 ボタンワッシャ
81 隆起部
82 結合孔
83 把持片
C1、C2、C3 間隙
T1 ベンディングツール
T2 ホットステーキングツール
T2a 成形溝
Claims (18)
- ランナーが形成されたランナー部と、
前記ランナー部と連結され、シリンダーヘッドの吸気ポートに取り付けられるマウント部と、
前記マウント部において、前記シリンダーヘッドに設けられたインジェクタ側のエッジに取り付けられた補強ブラケットと、を有し、
前記補強ブラケットは、締結手段を用い、エンジン組立ライン以前の工程において前記マウント部に取り付けられることを特徴とする自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記補強ブラケットは、前記マウント部のエッジに密着するボディーの両側及び中央部それぞれに、結合孔が形成された両側マウンティングプレート及び中央部マウンティングプレートを有し、前記両側マウンティングプレート及び前記中央部マウンティングプレートの間には、マウント部のランナー連結部を支持する支持プレートが形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記両側マウンティングプレートに設けられた結合孔に圧入されて固定されたブッシングを有し、
前記ブッシングを前記マウント部に形成されたスタッドボルト孔に圧入し、前記補強ブラケットを固定する手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記両側マウンティングプレートに設けられた結合孔に溶接溝が形成され、前記ブッシングが前記溶接溝と溶接されることを特徴とする請求項3に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記ブッシングの上端に形成されるフランジを有し、
前記ブッシングが、前記両側マウンティングプレートの結合孔を通じて前記マウント部に形成されたスタッドボルト孔に圧入され、前記フランジが前記両側マウンティングプレートを押さえることによって、前記補強ブラケットを固定する手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記両側マウンティングプレートの結合孔の内周面と前記ブッシングの外周面との間に間隙が存在することを特徴とする請求項5に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記ランナー連結部に形成される係止突起と、前記ランナー連結部を支持し前記支持プレートに形成される係止孔と、を有し、
前記係止突起が前記係止孔に挿入されて、前記補強ブラケットを係止する手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記係止孔と前記係止突起は2対で形成され、両側の前記係止突起に設けられた係止顎が、相互に反対方向を向いて突出形成されることを特徴とする請求項7に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記両側マウンティングプレートに、端部が下方に曲折されて延長形成された結合片を有し、
インサート成形によって前記結合片の端部を前記マウント部に埋めこんで、前記補強ブラケットを前記マウント部に取り付ける手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記結合片の端部に、インサート成形時に溶融樹脂が流入される射出物流入孔が形成されることを特徴とする請求項9に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、
前記両側マウンティングプレートに、端部が下方に折り曲げられて延長形成された前記結合片と、
前記結合片の端部に、相互に分離するように形成された2個のベンディング端部と、を有し、
前記ベンディング端部を前記マウント部に形成された結合孔に挿入した後、両側に広げられた形状にベンディングして、前記補強ブラケットを前記マウント部に取り付ける手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記締結手段は、前記支持プレートに形成された結合孔と、
前記ランナー連結部に形成された結合突起と、を有し、
前記結合突起が前記結合孔に挿入され、ホットステーキングされることによって、前記補強ブラケットを、前記マウント部に取り付ける手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記締結手段は、
前記支持プレートに形成された結合孔と、
前記ランナー連結部に形成された結合突起と、
前記結合突起に取り付けられるように形成されるボタンワッシャと、を有し、
前記結合突起を前記結合孔に挿入し、前記結合突起に前記ボタンワッシャが取り付けることによって前記補強ブラケットを前記マウント部に取り付ける手段であることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。 - 前記ボタンワッシャは、一側面に突出した隆起部の中央に結合孔が形成され、前記隆起部が円周方向に一定間隔ごとに切開され、多数の把持片が形成された構造からなることを特徴とする請求項13に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記把持片の端部が前記結合突起に形成された把持溝に挿入されることを特徴とする請求項14に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記ランナー連結部に、前記支持プレートの上端に密着して、前記補強ブラケットの上向き動きを制限するストッパーを有することを特徴とする請求項7、12、13の何れか1項に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 前記締結手段は、前記ランナー連結部に、前記ランナー連結部と前記支持プレートとの間に間隙を形成する取り付け面が突出形成されることを特徴とする請求項2に記載の自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュール。
- 補強ブラケットが吸気マニホールドモジュールに取り付けられるステップと、
補強ブラケットを備える吸気マニホールドモジュールが備えられるステッと、
前記吸気マニホールドモジュールに管状部品を組み立てるステップと、
前記吸気マニホールドモジュールをエンジン組立ラインに移送するステップと、
を含むことを特徴とする自動車燃料漏れ防止用吸気マニホールドモジュールの製造方法。
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