JP2007024055A - 吸気装置のレゾネータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明が解決しようとする課題は、レゾネータの容積低下の不具合を解消した吸気装置のレゾネータを提供することにある。
【解決手段】
内燃機関1の吸気通路の一部を構成する吸気ダクト32に連通管33を介してレゾネータ本体31が連通された吸気装置のレゾネータ30において、前記吸気ダクト32と連通管33とレゾネータ本体31とに囲まれた部分に、内燃機関本体1へレゾネータを取付けるための固定部34が少なくとも1個設けられたことを特徴とする吸気装置のレゾネータ30である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関の吸気装置に付設されるレゾネータに関するものである。
特許文献1には、内燃機関の吸気通路の一部を構成する吸気ダクトに連通管を介して、レゾネータが連通された構造が開示されている。
特開2001−59456号公報
特許文献1の従来技術では、内燃機関にレゾネータを取付けるための固定部の位置が考慮されていないので、吸気ダクトやレゾネータ、特にレゾネータの容積が大幅に削減される不具合があった。また、オイルフィラーキャップ周辺の上方または外方空間が有効に活用されておらず、レゾネータの容積が大幅に削減される不具合があった。本発明は、このような不具合を解消した吸気装置のレゾネータを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、内燃機関の吸気通路の一部を構成する吸気ダクトに連通管を介してレゾネータ本体が連通された吸気装置のレゾネータにおいて、オイルフィラーキャップ周辺の上方または外方空間迄、前記レゾネータ本体が拡張し、前記レゾネータ本体の拡張部に、該レゾネータ本体上方または外方空間から前記オイルフィラーキャップの上部または外方空間に連通する開口部が形成されたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、前記レゾネータ本体の拡張部と前記吸気ダクトとは一体に連結されたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、前記レゾネータ本体の上面部または外面部に、他部材が着脱自在に装着され、該他部材には、前記レゾネータ本体拡張部の開口部に嵌脱自在に挿入される筒状部が一体に形成されたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、前記レゾネータ本体拡張部の裏面には、内燃機関本体に当接する緩衝部材が設けられたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、内燃機関に装着される点火プラグ上方に位置して、前記レゾネータ本体に水浸入防止部が設けられたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、前記レゾネータ本体の少なくとも一部が排気マニホールドの上方に配置され、該排気マニホールドの上方に位置する前記レゾネータ本体の表面に遮熱部材が設けられたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明においては、オイルフィラーキャップ周辺の上方または外方空間迄、前記レゾネータ本体が拡張されて、拡張部が形成されているので、フィラーキャップ周辺の上方または外方空間が、レゾネータ本体の拡張に有効に利用されているので、レゾネータ本体の容量の減少を避けることが可能であるとともに、内燃機関を収納する空間をコンパクトに形成することが可能となる。
また、請求項2記載の発明においては、レゾネータ本体の拡張部と吸気ダクトが一体化されるため、レゾネータ本体は吸気ダクトにより補強、補剛される。
さらに、請求項3記載の発明においては、レゾネータ本体の上面部または外面部に着脱自在に装着される他部材には、レゾネータ本体拡張部の開口部に嵌脱自在に挿入される筒状部が一体に形成されているため、前記レゾネータ本体に対する前記他部材の取付け位置決めが容易となり、しかも、前記筒状部でもって他部材が補強、補剛され、その結果、他部材の振動が抑制される。
さらに、請求項4記載の発明においては、レゾネータ本体拡張部の裏面に、内燃機関に当接しうる緩衝部材が取付けられているため、この緩衝部材の弾性によってレゾネータ本体拡張部と内燃機関との干渉音が防止される。そして、レゾネータ本体拡張部側に緩衝部材が設けられているため、内燃機関からの熱影響も少なく、緩衝部材が剥落しにくい。
さらにまた、請求項5記載の発明においては、点火プラグの上方に位置したレゾネータ本体の水浸入防止部が設けられているため、点火プラグへの水浸入を未然に阻止することが可能となる。
しかも、請求項6記載の発明においては、排気マニホールドの上方に配置されたレゾネータ本体の少なくとも一部の表面が遮熱部材で覆われているため、このレゾネータ本体の一部表面が加熱されることが回避され、該レゾネータ本体の熱変形が未然に阻止される。
以下、図1ないし図22に図示された本発明に係る一実施の形態について説明する。
本発明が適用される図2、図8、図9および図10に図示される内燃機関1は、図示されないクランク軸を車巾方向に向けて図示されない自動車に搭載され、すなわち通称、横置に搭載され、図8、図9および図10に図示されるように、該内燃機関1のシリンダヘッド2の上面にヘッドカバー3が結合され、図10に図示されるように、前記シリンダヘッド2の前面にインジェクターベース4が一体に結合され、このインジェクターベース4の前面にインテークマニホールド5が一体に結合されている。
なお、本実施の形態では、上下、前後、左右は、自動車の前進方向を前とし、この前進方向を基準として左方を左方、右方を右方とし、自動車の上下方向を上下方向としている。
また、図10に一部図示されるように、インテークマニホールド5の左端面(紙面奥側面)にスロットルバルブボディ6が一体に結合され、このスロットルバルブボディ6の左端に図1に図示されるように、合成樹脂製の吸気連結管7を介してエアクリーナ8のエアクリーナカバー9に連結されて、インテークマニホールド5は合成樹脂製のエアクリーナ8内のクリーンサイドに連通され、このエアクリーナ8内には図示されないエアクリーナエレメントが内臓され、エアクリーナカバー9に一体結合されたエアクリーナケース10内のダストサイドと連通する連通管11は、比較的軟質の合成樹脂製管接手12を介してレゾネータ30の吸気ダクト32の下流端に連結され、このレゾネータ30は熱可塑性樹脂であるポリプロピレン製であり、吸気ダクト32の上流端は比較的軟質の合成樹脂製連通管13を介して空気取入れダクト14に連結されており、前方から後方に向う空気が、空気取入れダクト14の開口部14aより空気取入れダクト14内に取入れられた後、連通管13、吸気ダクト32、管接手12および連通管11を介してエアクリーナ8内に吸入され、エアクリーナ8内でダストが除去された清浄空気は、エアクリーナ8から吸気連結管7、スロットルバルブボディ6、インテークマニホールド5およびインジェクターベース4を介して図8に図示のシリンダヘッド2に導かれ、シリンダヘッド2内で吸気ポート15および吸気弁16を介して、シリンダヘッド2と図示されないシリンダブロックとで囲まれた燃焼室17に吸入されるようになっている。
さらに、図示されない冷却水通路部材(ウォータパッセージ)に、ボルト18aによってパワーステアリングポンプ18が、一体に結合され、このパワーステアリングポンプ18の回転軸18bに一体に、パワーステアリングプーリ19が嵌着され、このパワーステアリングプーリ19と、発電機、オイルポンプ等の他のプーリ24とアイドラプーリ20と、図示されないクランク軸に連結されたドライプーリとに、無端ベルト21が架渡されており、内燃機関1が運転状態になると、パワーステアリングポンプ18は、回転駆動されるようになっている。
次に、図5および図11ないし図15を参照してレゾネータ30について説明する。
レゾネータ30は、熱可塑性合成樹脂をブロー成形により生産されたもので、吸気系に発生する吸気騒音を消音する役を果す中空状のレゾネータ本体31と、吸気通路の一部を構成する吸気ダクト32と、レゾネータ本体31および吸気ダクト32の内部空間を連通する連通管33とよりなり、レゾネータ本体31は、図5に図示されるように、点線で囲まれた主要部31aと、2点鎖線で囲まれた拡張部31bとからなり、主要部31a内部空間と拡張部31bの内部空間31bとは、図5、図15に図示されるように、連通部31c、31iを介して相互に連通されている。
また、レゾネータ本体31には、図5、図11ないし図13に図示されるように、5個所にて、上下壁部が相互に一体に結合された結合部34が形成され、この5個の結合部34の内、3個の結合部34a、34b、34cには、ボルト貫通孔35a、35b、35cが形成されており、このボルト貫通孔35a、35b、35cには、図2に図示されるインジェクターベース4から上方へ突出したボルト4a、4bと、インテークマニホールド5と一体のステイ5aから上方へ突出したボルト5bが下方から上方へ向けて貫通し、このボルト4a、4b、5bに螺合緊締される図示されないナットによって、レゾネータ30のレゾネータ本体31は、インジェクターベース4、インテークマニホールド5を介して、内燃機関1のシリンダヘッド2に一体に装着されるようになっている。
そして、結合部34aは、請求項1に記載されているように、レゾネータ30におけるレゾネータ本体31と吸気ダクト32と連通管33とに囲まれており、内燃機関1の本体の一部を構成するシリンダヘッド2にレゾネータ30を取付けるための固定部の役を果している。
さらに、図5において、レゾネータ本体31の主要部31aの上方壁には、後方両側寄りに位置して、図7、図12および図15に図示の如く、凹部31dが形成され、この凹部上面に、請求項2の係止部材受け部であるクリップ受け部36が一体に結合されている。
前記クリップ受け部36は、図7に図示されるように、側面視で無端矩形状に形成された金属部片37と、この金属部片37の下部に一体に溶融結合されたポリプロピレン製の脚片38と、金属部片37の上面に形成された図示されない正方形開口に弾性的に嵌脱自在に嵌合しうる合成樹脂製の受け片39(図18ないし図20参照)とよりなり、クリップ受け部36は、レゾネータ30がブロー成形の際に、予じめ雌型の内面に配置され、ブロー成形時には、ポリプロピレン製レゾネータ30と、同材質のポリプロピレン製脚片38とが一体に溶融接合されるようになっている。
そして、図18ないし図20に図示される受け片39は、金属部片37の上面の正方形開口より広い頂部39aと、該正方形開口よりやや狭い首部39bと、係合部39cと、首部39bおよび係合部39cを相互に弾性的に連結する弯曲連結部39dとよりなり、頂部39aと首部39bとには、請求項2の係止部材である樹脂製クリップ40(図21および図22参照)の軸部40aの下端の係止突片40bが通過しうる程度の径の大径孔39eが形成され、結合部39cには、クリップ40の軸部40aが貫通しうる小径孔39fと、クリップ40の係止突片40bの両側面40cより僅かに広い扁平孔39gと、クリップ40の係止突片40bの頂面40dが係合しうる弯曲溝39hとが形成されている。
なお、図21および図22において、クリップ40の軸部40aの頂端に、頭部40eが一体に結合され、この頭部40eの頂面には係合溝40fが形成されている。
図5において、レゾネータ30のレゾネータ本体31の上方壁の略左右中央の前後部には、図7、図12および図13に図示されるように、凹部31eが形成され、この凹部31eには、合成樹脂製(金属の場合はクリップ受け部36と同様に構成すればよい)、ガイドピン41の基部41aがレゾネータ30のブロー成形時に一体に結合されている。
また、レゾネータ本体31と吸気ダクト32とは、連通管33でもって相互に一体に結合されているだけでなく、レゾネータ本体31の主要部31aの前部と吸気ダクト32とは連結部31fでもって相互に一体に結合されるとともに、レゾネータ本体31の拡張部31bと吸気ダクト32とは、請求項5における連結部31gでもって相互に一体に結合されている。
さらに、レゾネータ本体31の拡張部31bの下方位置したヘッドカバー3には、図8に図示されるように、オイルフィラー開口3aが形成され、このオイルフィラー開口3aにオイルフィラーキャップ22が着脱自在に嵌装されるようになっている。そして、このオイルフィラー開口3aの直上に位置してレゾネータ本体31の拡張部31bには、図5、図8および図14に図示されるように、この拡張部31bの上下空間を連通する開口31hが形成され、この拡張部31bの右側部(図5では左側部)には、図8に図示されるように、ヘッドカバー3およびシリンダヘッド2貫通してその先端電極が燃焼室17に露出する点火プラグユニット23を覆う請求項8における水浸入防止部たる水浸入防止庇42(図5に図示されている)が一体に形成されており、水浸入防止庇42に降りかかった水は、図5の矢印で示されるように前方に進んだ後、切欠き部42aから右方へ流れるようになっている。
さらにまた、図5において、レゾネータ本体31の開口31hの左右両側に位置して、点線で図示されるように、ゴム、軟質合成樹脂等からなる緩衝部材43(請求項7記載参照)がレゾネータ本体31の下面に一体に装着され、レゾネータ本体31の下面とヘッドカバー3の頂面とが当接しうるようになっている。
しかも、図8に図示されるように、レゾネータ本体31の拡張部31bの後部には、断熱材からなる遮熱カバー44(請求項9の遮熱部材に対応する)が一体に装着されている。
レゾネータ30の説明に続き、レゾネータ30の上方において、該レゾネータ30に着脱自在に装着されるエンジンカバー45について説明する。
この化粧板の役を果すエンジンカバー45は、請求項2における他部材に相当するものであって、これ以外に、防水板、ラジエータの放熱板等がある。
図6に図示されるエンジンカバー45は、レゾネータ30におけるレゾネータ本体31の主要部31aの上面を全て覆うとともに、拡張部31bの左側後部を除いた部分の上面を覆い、図8に図示されるように、レゾネータ本体31の開口31hに所定の間隔を存して先細のオイル供給用筒状部46が形成され、オイル供給用筒状部46の下端開口46aは、フィラーキャップ22が通過することができるような寸法に設定されている。
また、エンジンカバー45には、図7の左側部(車体右側部)に図示されるように、レゾネータ30のレゾネータ本体31におけるクリップ受け部36に嵌装された受け片39に係脱自在に係止しうるクリップ40の頭部40eを受け入れる凹部45aが形成されるとともに、その中心に、クリップ40の軸部40aが貫通しうる孔と、この孔の周縁に直径方向に位置してクリップ40の係止突片40bが通過しうる切欠きとが形成されており、エンジンカバー45の孔と切欠きとにクリップ40の軸部40aと係止突片40bが貫通しうるようになっている。そして、クリップ40の軸部40aと係止突片40bがエンジンカバー45の凹部45aを貫通した後、クリップ40をいずれかの方向へ僅かに旋回させることにより、クリップ40の係止突片40bがエンジンカバー45の凹部45aに係合されて脱落できないようになっている。
さらにエンジンカバー45には、図7の右側部(車体左側部)に図示されるように、レゾネータ30のレゾネータ本体31におけるガイドピン41の直上に位置して、筒状受け部45bが形成され、この筒状受け部45bの下端から内方へ弯曲した鍔部45cに、ゴムの如き弾性に富んだガイド受け片47が嵌装されており、エンジンカバー45をレゾネータ30のレゾネータ本体31に装着するに際しては、レゾネータ本体31の凹部31eに設けられたガイドピン41の軸41bに、エンジンカバー45の筒状受け部45bに設けられたガイド受け片47の孔を当てがい、エンジンカバー45を強く押し付けると、ガイド受け片47がガイドピン41の軸41bに嵌合しうるので、レゾネータ本体31に対するエンジンカバー45の位置決めが正確になされ、エンジンカバー45の凹部45aを貫通したクリップ40の係止突片40bがレゾネータ本体31のクリップ受け部36における受け片39の大径孔39eを容易に貫通することができるようになっている。
さらにまた、エンジンカバー45には、その外周縁に沿って下方へ指向した周壁部48が形成され、その内の右側の周壁部48aには、図9に図示されるように、パワーステアリングプーリ19の外周に沿い所定の間隔を存して円弧状切欠き部48bが形成されている。
また、図6において、点線の2重の同心円で画かれた突起49が、図17に図示されるように設けられ、この突起49にゴム、軟質合成樹脂等からなる当接片50が嵌装されており、この当接片50は図16に図示されるように、エンジンカバー45が下方へ変形した際に、パワーステアリングポンプ18を装着するためのボルト18aの頭部に当接しうるようになっている。
図1ないし図22に図示の実施形態は、前述したように構成されているので、下記のような効果が奏せられる。
レゾネータ30のレゾネータ本体31と吸気ダクト32と連通管33とは、それぞれ中空に形成され、レゾネータ本体31と吸気ダクト32と連通管33とに囲まれた結合部34aでは、これらの上壁部(または外壁部)と下壁部(または内壁部)とが相互に重ね合わされて、1枚の壁部となっているので、レゾネータ30の容量が減少することが避けられる。
また、レゾネータ30のレゾネータ本体31の上壁部と下壁部との一体形成により、強度、剛性が高められた3個の結合部34a、34b、34cにおいて、インジェクターベース4より上方へ突出したボルト4a、4b、4cがレゾネータ30のボルト貫通孔35a、35b、35cを貫通し、このボルト貫通孔35a、35b、35cに螺合緊締された図示されないナットによりレゾネータ30がインジェクターベース4を介して内燃機関1の本体に容易にかつ正確な位置関係で強固に装着されうる。
さらに、クリップ受け部36の金属部片37の下方基部が、レゾネータ30と同材質のポリプロピレン製の脚片38に、予め一体に溶融結合され、この脚片38が、レゾネータ30のブロー成形時に、レゾネータ30と一体に溶融接合されているため、金属部片37はレゾネータ30のレゾネータ本体31に強固に固着される。しかも、金属部片37は強度、剛性の高い金属製であり、また、エンジンカバー45を貫通したクリップ40は合成樹脂製の受け片39を介して金属部片37に装着されるため、エンジンカバー45はレゾネータ30のレゾネータ本体31に対し取付け精度が高い状態でしっかりと取付けられうる。
さらにまた、オイルフィラーキャップ22周辺の上方までレゾネータ本体31が拡張されて拡張部31bが形成されているため、オイルフィラーキャップ22の上方空間が、レゾネータ本体31の拡張に有効に利用され、レゾネータ本体31の厚さが薄くなる結果、内燃機関1全体がコンパクトのエンジンルームに収納されうる。
しかも、レゾネータ本体31の拡張部31bは、連結部31gを介して吸気ダクト32に一体に結合されているため、レゾネータ本体31の強度、剛性が大幅に向上する。
また、レゾネータ本体31の上面に着脱自在に装着されるエンジンカバー45には、レゾネータ本体31の拡張部31bの開口31hに嵌合しうるオイル供給用筒状部46が一体に形成されているため、レゾネータ本体31に対しエンジンカバー45の取付け位置合せが容易となり、しかも、オイル供給用筒状部46でもってエンジンカバー45の強度、剛性が増大するため、エンジンカバー45の振動が抑制される。
さらに、レゾネータ本体31の開口31hの左右両側下面に緩衝部材43が接着剤等で貼着されているので、レゾネータ本体31が安定してヘッドカバー3の上面に当接でき、この緩衝部材43の弾性によってレゾネータ拡張部31bとヘッドカバー3との干渉音が防止される。
そして、ヘッドカバー3より低温のレゾネータ本体31に緩衝部材43が貼着されているので、緩衝部材43はレゾネータ本体31の下面から剥れ落ちにくい。
さらにまた、点火プラグユニット23の上方に位置して、レゾネータ本体31に水浸入防止庇42が形成されているため、雨水のような水が点火プラグユニット23に浸入しにくい。そして、レゾネータ拡張部31bに水浸入防止庇42が一体に形成されているので、レゾネータ拡張部31bの剛性も向上している。
しかも、図8に図示されるように、シリンダヘッド2より後方に延出したエキゾーストマニホールド25に近いエキゾースト拡張部31の後部表面に遮熱カバー44が設けられているため、このエキゾースト拡張部31の加熱が回避され、エキゾースト拡張部31の熱による変形が未然に防止される。
また、エンジンカバー45をレゾネータ30に装着するに際しては、レゾネータ本体31の凹部31eに一体に埋込まれたガイドピン41の軸41bに、エンジンカバー45の筒状受け部45bと一体のガイド受け部47の孔を当てがい、エンジンカバー45を下方へ押圧すれば、エンジンカバー45がレゾネータ本体31に容易に仮止めされる。そしてガイドピン41は2個あるため、レゾネータ本体31に対するエンジンカバー45の位置合せが確実となる。
その後、クリップ40を下方へ押下げて、クリップ40の軸部40aおよび係止突片40bを受け片39に対して容易に貫通させることができ、エンジンカバー45をレゾネータ本体31に簡単にかつ確実、強固に取付けることができる。
また、図17に図示されるように、エンジンカバー45の下面から突出した突起49に、弾性に富んだ当接片50が嵌装され、エンジンカバー45がレゾネータ30に装着された状態において、図9および図16に図示されるように、この当接片50に所定の距離を存してパワーステアリングポンプ18のボルト18aが配置されているので、エンジンカバー45が下方へ押下げられ、下方へ弯曲することがあっても、当接片50がボルト18aに当接し、それ以上、エンジンカバー45が下方へ弯曲することがないので、エンジンカバー45がパワーステアリングポンプ18やパワーステアリングプーリ19、特にプーリ19に巻付けられた無端ベルト21に接触することがなく、エンジンカバー45、パワーステアリングポンプ18およびパワーステアリングプーリ19、さらにプーリ19に巻付けられた無端ベルト21が摩擦や衝突による損傷が未然に阻止される。
さらに、エンジンカバー45に隣接したパワーステアリングプーリ19の近くに、ボルト18aと突起49および当接片50とが配置されているので、エンジンカバー45にかかる応力が低減され、しかも突起49および当接片50は短かくて足りる。
さらにまた、パワーステアリングポンプ18をインジェクターベース4に強固に固定するボルト18aにエンジンカバー45からの荷重を負担させるようにしたため、パワーステアリングポンプ18本体に大きな荷重をかけないようにすることができる。
しかも、弾性に富んだ当接片50が突起49に嵌装されているため、突起49がボルト18aに当接した際に、当接片50によって衝撃や振動が吸収されて緩和される。
また、オイルフィラーキャップ22が嵌装されているヘッドカバー3の開口3aに、エンジンカバー45のオイル供給用筒状部46の下端開口46aが接近しているため、オイル供給用筒状部46が内燃機関1へのオイル供給のためのガイドとなり、しかも、レゾネータ本体31の開口31hがオイルで汚染されるのが避けられる。
前記実施形態では、内燃機関1の上方にレゾネータ30が配設されているが、内燃機関1の前後左右側方にレゾネータ30が配設されていてもよく、この場合、前記実施形態における上、下は、外、内または、表、裏を意味している。
前記実施形態では、レゾネータ30を内燃機関1に装着するためのボルト貫通孔35は3個であったが、2個または4個以上であってもよい。
また、レゾネータ本体31にエンジンカバー45を係止するためのクリップ受け部36およびクリップ40はそれぞれ2個であったが、1個または3個以上であってもよい。
さらに、左右に4個配設された点火プラグユニット23の内、左端とこれに隣接した点火プラグユニット23とをレゾネータ拡張部31bで上方を覆い、右から2番目の点火プラグユニット23を水浸入防止庇42で覆っているが、水浸入防止庇42を右方へ延長して、右端の点火プラグユニット23を覆うようにしてもよい。
本発明に係るレゾネータを備えた吸気装置の全体斜視図である。 図1に図示の吸気装置を装着する内燃機関の概略平面図である。 図2に図示の内燃機関に、レゾネータを装着した状態の概略平面図である。 図3に図示の内燃機関に、エンジンカバーを装着した状態の概略平面図である。 レゾネータの平面図である。 エンジンカバーの平面図である。 レゾネータにエンジンカバーを装着した状態における図5のXII−XII線に沿い裁断した要部拡大断面図である。 ヘッドカバーにレゾネータおよびエンジンカバーを順次装着した状態において、オイル供給用筒状部の中心を通り前後面に沿って裁断した要部拡大断面図である。 内燃機関1の右側要部拡大側面図である。 図9にて、パワーステアリングポンプ、アイドラプーリ、無端ベルトおよびプーリを取外した状態の右側要部拡大側面図である。 図5のXI−XI線に沿い裁断したレゾネータの断面図である。 図5のXII−XII線に沿い裁断したレゾネータの断面図である。 図5のXIII−XIII線に沿い裁断したレゾネータの断面図である。 図5のXIV−XIV線に沿い裁断したレゾネータの断面図である。 図5のXV−XV線に沿い裁断したレゾネータの断面図である。 エンジンカバーとパワーステアリングポンプとの相対関係を図示した斜視図である。 エンジンカバーに当接片を装着した状態の断面図である。 受け片の平面図である。 図18のXIX−XIX線に沿い裁断した受け片の断面図である。 図18の側面図である。 クリップの正面図である。 クリップの側面図である。
符号の説明
1…内燃機関、2…シリンダヘッド、3…ヘッドカバー、4…インジェクターベース、5…インテークマニホールド、6…スロットルバルブボディ、7…吸気連結管、8…エアクリーナ、9…エアクリーナカバー、10…エアクリーナケース、11…連通管、12…管接手、13…連通管、14…空気取入れダクト、15…吸気ポート、16…吸気弁、17…燃焼室、18…パワーステアリングポンプ、19…パワーステアリングプーリ、20…アイドラプーリ、21…無端ベルト、22…オイルフィラーキャップ、23…点火プラグユニット、24…プーリ、25…エキゾーストマニホールド、
30…レゾネータ、31…レゾネータ本体、32…吸気ダクト、33…連通管、34…結合部、35…ボルト貫通孔、36…クリップ受け部、37…金属部片、38…脚片、39…受け片、40…クリップ、41…ガイドピン、42…水浸入防止庇、43…緩衝部材、44…遮熱カバー、
45…エンジンカバー、46…オイル供給用筒状部、47…ガイド受け片、48…周壁部、49…突起、50…当接片。

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路の一部を構成する吸気ダクトに連通管を介してレゾネータ本体が連通された吸気装置のレゾネータにおいて、
    オイルフィラーキャップ周辺の上方または外方空間迄、前記レゾネータ本体が拡張し、 前記レゾネータ本体の拡張部に、該レゾネータ本体上方または外方空間から前記オイルフィラーキャップの上部または外方空間に連通する開口部が形成されたことを特徴とする吸気装置のレゾネータ。
  2. 前記レゾネータ本体の拡張部と前記吸気ダクトとは一体に連結されたことを特徴とする請求項1記載の吸気装置のレゾネータ。
  3. 前記レゾネータ本体の上面部または外面部に、他部材が着脱自在に装着され、
    該他部材には、前記レゾネータ本体拡張部の開口部に嵌脱自在に挿入される筒状部が一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の吸気装置のレゾネータ。
  4. 前記レゾネータ本体拡張部の裏面には、内燃機関本体に当接する緩衝部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸気装置のレゾネータ。
  5. 内燃機関に装着される点火プラグ上方に位置して、前記レゾネータ本体に水浸入防止部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸気装置のレゾネータ。
  6. 前記レゾネータ本体の少なくとも一部が排気マニホールドの上方に配置され、
    該排気マニホールドの上方に位置する前記レゾネータ本体の表面に遮熱部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸気装置のレゾネータ。
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