JP2012144354A - 用紙折り装置 - Google Patents

用紙折り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012144354A
JP2012144354A JP2011005223A JP2011005223A JP2012144354A JP 2012144354 A JP2012144354 A JP 2012144354A JP 2011005223 A JP2011005223 A JP 2011005223A JP 2011005223 A JP2011005223 A JP 2011005223A JP 2012144354 A JP2012144354 A JP 2012144354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
folding
press
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011005223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5664965B2 (ja
Inventor
Kota Nakajima
宏太 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011005223A priority Critical patent/JP5664965B2/ja
Publication of JP2012144354A publication Critical patent/JP2012144354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5664965B2 publication Critical patent/JP5664965B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】折りが施された用紙に皺が生じるのを抑制できる用紙折り装置を提供する。
【解決手段】用紙面を先端で押圧し、用紙に折りを施す用紙折り部に向けて用紙を押し込むブレード部材203と、用紙折り部に配置されブレード部材203によって用紙折り部に押し込まれた用紙を挟み込む挟み込み部材220,225とを備え、挟み込み部材220,225で用紙を挟み込むことで用紙に対し折り処理を行う用紙折り装置300において、用紙の後端部を押さえる後端部押さえ部材218と、ブレード部材203によって用紙折り部に用紙を押し込ませ、用紙の後端部を後端部押さえ部材218で押さえさせた状態でブレード部材203をさらに用紙押し込み方向下流側に移動させた後に、挟み込み部材220,225で用紙を挟み込む制御を行う制御手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に折り処理を行う用紙折り装置に関するものである。
この種の用紙折り装置として、画像形成装置で画像形成がなされた後の用紙に対し折り処理を行うものが知られている。特許文献1に記載の用紙折り装置は、用紙面の折り位置を用紙面に対して直角に先端で押すブレード部材であるプッシュブレードと、ブッシュブレードの移動経路を挟んで対向するように配置され用紙を挟み込んで押圧する挟み込み部材であるプレス板とを備えている。用紙面をプッシュブレードによって用紙折り部まで押し込み、プレス板を待機位置から用紙折り部に向けて移動させる。そして、前記折り位置の両側面をプレス板で挟み込み押圧することで用紙に折りが施される。
しかしながら、用紙が撓んだ状態でプレス板に挟み込まれて折りが施されると、用紙の撓みによって皺が発生するといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、折りが施された用紙に皺が生じるのを抑制できる用紙折り装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙面を先端で押圧し、用紙に折りを施す用紙折り部に向けて用紙を押し込むブレード部材と、前記用紙折り部に配置され前記ブレード部材によって該用紙折り部に押し込まれた用紙を挟み込む挟み込み部材とを備え、前記挟み込み部材で用紙を挟み込むことで用紙に対し折り処理を行う用紙折り装置において、用紙の後端部を押さえる後端部押さえ部材と、前記ブレード部材によって前記用紙折り部に用紙を押し込ませ、該用紙の後端部を前記後端部押さえ部材で押さえさせた状態で前記ブレード部材をさらに用紙押し込み方向下流側に移動させた後に、前記挟み込み部材で用紙を挟み込む制御を行う制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙折り装置において、上記ブレード部材を低速で移動させて用紙面に当接させ所定位置まで用紙を押した後、前記ブレード部材の速度を上げて移動させ用紙を上記用紙折り部に押し込む制御を上記制御手段で行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の用紙折り装置において、上記挟み込み部材で用紙を折る際に、上記ブレード部材を用紙折り部から退避させる制御を上記制御手段で行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の用紙折り装置において、上記挟み込み部材により折りが施された用紙を上記ブレード部材で押して上記用紙折り部から排紙する制御を上記制御手段で行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の用紙折り装置において、上記用紙折り部よりも用紙搬送方向上流側に設けられ上記ブレード部材によって上記用紙折り部に押し込まれる用紙を待機させる用紙待機部と、前記用紙待機部に待機させた用紙の先端と後端とを揃える揃え手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の用紙折り装置において、上記揃え手段は、用紙先端を揃える用紙先端揃え機構と用紙後端揃え機構とからなり、前記用紙先端揃え機構と前記後端揃え機構それぞれに、用紙の先端または後端に接触して揃える揃え部材が回転可能な回転体に複数設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の用紙折り装置において、上記ブレード部材によって上記用紙折り部に押し込まれる用紙をガイドする湾曲した湾曲ガイド部と、前記ブレード部材で用紙を前記用紙折り部に押し込む前に、前記湾曲ガイド部に向かって用紙を押させる押さえ手段とを有することを特徴とするものである。
本発明においては、ブレード部材によって用紙折り部に押し込まれた用紙の後端部を後端部押さえ部材で押さえた状態で、ブレード部材をさらに用紙押し込み方向下流側に向けて移動させる。これにより、ブレード部材により用紙が引っ張られ用紙の撓みを低減させることができる。よって、用紙が撓んだ状態で挟み込み部材により折りが施される場合よりも、用紙の撓みが低減する分、挟み込み部材で用紙に折りを施した際に皺が生じるのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、折りが施された用紙に皺が生じるのを抑制できるという優れた効果がある。
シートがプレス部に搬送されてから排紙されるまでの過程を示す図。 本実施形態に係るシート後処理装置の概略構成図。 プレス部を用紙搬送方向下流側から見た場合のシートまたはシート束を折るプレス機構に関する図。 折りブレードを上から見た図。 折りブレードを搬送方向から正面に見た図。 折りブレードがプレス部に搬送中、動作速度が変化する実施例について説明する図。 2つの折りブレードの動作説明に用いるプレス部を上から見た図。 2つの折りブレードの動作説明に用いるプレス部を搬送方向正面から見た図。 2つの折りブレードを上から見た図。 2つの折りブレードを搬送方向から正面に見た図。 2つの折りブレードの動作フローについて説明する図。 折りブレードの排紙動作について説明する図。 排紙動作フローについて説明する図。 湾曲ガイド部を装置側面方向から見た図。 湾曲ガイド部における揃え部材を1つの端部揃え機構に2つ設けた場合の図。 中折りユニットに搬送されたシートを揃える揃え部材の動作フローについて説明する図。 シートを湾曲ガイド部に向かって押さえる押さえ部材がない場合のシートの状態図。 シートを湾曲ガイド部に向かって押さえる押さえ部材を設けた場合のシートの状態図。 シートを湾曲ガイド部材に向かって押さえる押さえ部材を側面から見た図。 押さえ部材によりシートを湾曲ガイド部方向に押さえさせてシートを折る動作フローについて説明する図。
図2は本実施形態に係る、用紙であるシートPに折り処理を施す用紙折り装置である中折りユニット300を備えるシート後処理装置100の概略構成図である。シート後処理装置100は、図示しない画像形成装置の側方に設置されており、シート後処理装置100の側壁に設けられた受入口80から画像形成装置により画像形成されたシートPを装置内に受け入れ、中綴じユニット200でシートPの束であるシート束を中綴じしたり、折りユニット300でシートPやシート束に折り処理を施したりするものである。
シート後処理装置100内には、受入口80を通して装置内にシートPを導き入れる導入経路1と、シートPを排紙トレイ22へ搬送するための搬送経路2と、シートPを中間積載するための搬送経路3と、搬送経路3でシート長センター部が中綴じされたシート束をシート折り部へと搬送するための搬送経路4とが形成されている。
導入経路1の受入口80付近には、入口ローラ対10と入口センサ13とが配置されおり、入口センサ13によってシートPが受入口80からシート後処理装置100内に搬入されたことを検知し、入口ローラ対10によってシートPを導入経路1のシート搬送方向下流側に向けて搬送する。
導入経路1の入口ローラ対10よりもシート搬送方向下流側には、シートPに孔をあけるシート穿孔ユニット200が配置されており、さらにシート穿孔ユニット200よりもシート搬送方向下流側には搬送ローラ対11と搬送ローラ対12とが配置され、これらを経てシートPは導入経路1から搬送経路3に搬送される。なお、搬送ローラ対12は図示しないシフト機構によってシート後処理装置100内で上下方向に一定量移動可能になっている。
また、導入経路1の搬送ローラ対11よりもシート搬送方向下流側には、シートPの搬送先を搬送経路2または搬送経路3に切り換える分岐爪20が設けられている。搬送経路2は導入経路1を搬送されるシートPを排紙トレイ22へ搬送するための経路であり、導入経路1から分岐爪20で進行方向を変えられたシートPが搬送経路2を通り、搬送経路2のシート搬送方向下流側終端部分に設けられた排出ローラ21によって排出口81から排紙トレイ22へと搬送される。
搬送経路3には排紙ローラ33や従動ローラ31や排紙センサ35などが配置されており、ソートモード時は、導入経路1の搬送ローラ対12が、図示しない駆動手段によりシフト機構によってシートPを挾持搬送中に下方(搬送方向と直角方向)に一定量移動することにより、搬送ローラ対12に挾持されているシートPの位置も下方に一定量シフトする。これにより、導入経路1から搬送経路3にシートPが導かれ、そのシートPが排紙ローラ33と従動ローラ31とによって挾持搬送されることにより、シートPが排出口82から排紙トレイ32に排出され順次スタックされていく。
なお、従動ローラ31は排紙ローラ33に対して接離するように揺動可能に設けられており、排紙ローラ33に対する従動ローラ31の接離動作で、排紙ローラ33と従動ローラ31とでシートPを挟持し搬送して排紙トレイ32に排出可能な閉状態と、排紙ローラ33と従動ローラ31とでシートPを挟持しない開状態とを、選択的に取り得るようになっている。導入経路1の搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作によって導入経路1から搬送経路3にシートPを導くときには排紙ローラ33と従動ローラ31とを離間させて開状態としておき、搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作が完了した後、排紙ローラ33と従動ローラ31とを接触させて閉状態としシートPを排紙ローラ33と従動ローラ31とで挟持搬送し排出口82から排紙トレイ32にシートPを排出させる。
シート後処理装置100の排出口82が形成された側壁の排出口82上方付近には、排紙トレイ32上にスタックされたシートPの表面中央付近位置に先端部が接するように、前記側壁に取り付けられた根元部分を中心に回動自在なフィラー34が設けられている。フィラー34の根元部分付近には、フィラー34の先端部の高さ位置を検知する上面検知センサ(図示しない)があり、上面検知センサの検知結果に基づいて排紙トレイ32上にスタックされたシートPの積載高さを検知している。
排紙トレイ32上の堆積枚数の増大によりシートPの積載高さが高くなり、フィラー34が上に向かって回動して上面検知センサがONされると、シート後処理装置100に設けられた図示しない制御部が排紙トレイ32を上下動させる駆動手段(図示しない)を制御して、排紙トレイ32を下降させる。排紙トレイ32が下降し、それに連動してフィラー34が下に向かって回動すると上面検知センサがOFFされ、前記制御部が前記駆動手段を制御して排紙トレイ32の下降を停止させる。このような動作を繰り返し行い、排紙トレイ32が規定のトレイ満杯高さまで達すると、シート後処理装置100の制御部から画像形成装置に停止信号を出し、画像形成装置での画像形成動作を停止させる。
また、搬送経路3にはステイプルトレイ36と叩きローラ30が配置され、搬送経路3の終端位置には紙面と直交する方向へ進退するステイプラ41が配置されている。さらに紙面と直交する方向に進退してステイプルトレイ36上のシートPの整合を行うジョガーフェンス37,38などを有する。
導入経路1から搬送経路3に搬送されてきたシートPは、ステイプルトレイ36上に導かれ、ジョガーフェンス37,38により幅方向位置が揃えられる。また、叩きローラ30が、図中反時計回りに振り子運動を行ってシート上面に当接することで、シートPをステイプラ41側にスイッチバックさせ基準フェンス39,40にシート後端を突き当ててシートPの縦方向位置を揃える。このようにして幅方向位置と縦方向位置とが揃えられたシートPは、端綴じモード時にステイプラ41がシートPの紙面と直交する方向に移動してシート束の下縁部の適所をステイプルすることにより綴じられる。その後、従動ローラ31と排紙ローラ33とによってシート束を挟持搬送することでシート束が排紙トレイ32上に排出される。
中綴じモードでは、シートPの幅方向位置や縦方向位置を揃えステイプルが完了した後に、クランプ可動フェンス120,121によってシート後端部が挟持される。また、基準フェンス39,40は、シート搬送の邪魔とならないように、シートPの幅方向の幅よりも外側の位置に待避する。
クランプ可動フェンス120,121は、側板外に配置されたクランプ縦軸106に取り付けられており、湾曲した搬送経路4に沿って縦方向及び横方向に移動する。なお、クランプ可動フェンス120,121の縦方向の移動はクランプ縦軸106に沿って移動し、クランプ可動フェンス120,121の横方向の移動は搬送経路4と同一の軌道であり装置側板に形成されたガイドレール110に沿って移動する。このようにクランプ可動フェンス120,121が移動することで、クランプ可動フェンス120,121にシート後端部を挟持されたシートPは、搬送経路4(ガイドレール110)の軌道に沿ってシートサイズに対応した所定位置まで搬送され、シート長センター部の適所をステイプラ41によりステイプルされることにより中綴じされる。なお、シートサイズに対応した所定位置とは、クランプ可動フェンスホームポジションセンサ49の位置から所定パルス送られた位置である。
中綴じされたシートPは、クランプ可動フェンス120,121により搬送経路4を下方へ搬送され、シート長センター部が搬送経路4中に設けられた折りブレード203の位置になるところでシートPの搬送が停止し、折り工程へ移行する。なお、シートPの停止位置は、シートPの搬送経路4内で下側に位置する側の端部を折り位置センサ50で検知し、シートサイズに対応した所定パルス送られた位置である。
折り位置に停止したシートPのシート長センター部を折りブレード203により、プレス部へ導入する。プレス部に導入されたシート長センター部を可動プレス板220により、上からプレスすることによってシートPは中折りされる。中折りをされたシートPは、排紙ローラ232,233によって中綴じトレイ62上に排紙される。
中綴じトレイ62に排出されたシートPは、シート押さえ部材60に取り付けられたシート押さえコロ61によって押さえられ、折られたシートPが膨らんで次に排出されるシート排出の邪魔にならない機構になっている。
なお、本実施形態においては、シート穿孔ユニット200と、搬送経路4を有する中折りユニット300とが、着脱可能な構成となっており、使用者のニーズに応じたシート後処理装置100の提供が可能となる構成となっている。
次に、シートPやシート束に施される折り処理について詳しく説明する。なお、シートPを1枚だけ折る場合と、シートPを複数枚束ねたシート束を折る場合とで同一の折り処理が行われるので、以下の説明で適宜シートPをシート束に置き換えることができる。
図1はシートPがプレス部に搬送されてから排紙されるまでの過程を示す図である。
図1(a)に示すようにプレス部は、折りブレード203、湾曲ガイド部217a,217b、後端部プレス部材218、可動プレス板220、固定プレス板225及びプレス検知センサ219などから構成されている。プレス部に搬送されてきたシートPは、図1(b)に示すように折りブレード203によってシート長センター部を押されてプレス部のプレス位置まで搬送され、湾曲ガイド部217a,217bに沿って滑らかに折られる。滑らかに折られることで撓んだシートPが図1(c)に示すように折りブレード203によってプレス位置まで搬送されると、プレス位置にシートPが搬送されたことをプレス検知センサ219によって検知される。その後、図1(d)に示すように、後端部プレス部材218によってシートPの後端部を押さえる。そして、後端部プレス部材218によってシートPの後端部を押さえた状態で、折りブレード203が排紙方向に移動してシートPの撓んだ状態を低減させる動作を行い、可動プレス板220が移動して固定プレス板225とシートPを挟み込むことによってシートPを折る。プレスが完了すると、図1(e)に示すように可動プレス板220及び後端部プレス部材218は待機位置に移動し、折りブレード203はシートPを排紙ローラ232,233に送った後、図1(f)に示すように、次のシートPの搬送に備えるためホームポジションに戻る。
図3はプレス部を用紙搬送方向下流側から見た場合のシートPまたはシート束を折るプレス機構に関する図であり、2つのプレス機構を設けてシートPを折る機構となっており、シートPの中央部から幅方向端部に向かって可動プレス板220a,220bにより押圧してプレスしていく仕組みとなっている。
シートPの中央部のプレス部は常に下方向に圧力がかかった状態であり、シートPの幅方向端部のプレス部はバネ221a、221bなどにより上に引っ張られた状態になっている。
プレス待機の場合には、図3(a)に示すように可動プレス板220a,220bに設けられたコロ252a,252bにプレス圧解除カム251a,251bが挿入されることで、可動プレス板220a,220bはシートPが搬送できるような位置で常に折れる状態を保っている。
そして、図3(b)に示すように、プレス圧解除カム251a,251bが可動プレス板220a,220bのコロ252a,252bから外れることにより、可動プレス板220a,220bがシート中央部を折る。
その後、図3(c)に示すように、プレスガイドローラ250a,250bの移動によって可動プレス板220a,220bがシートPの折り目に沿って揺動することで、シートPの中央部から幅方向端部に向かって折り動作が行われる。
可動プレス板220a,220bによってシートPの幅方向端部まで折った後、シートPの排紙動作を行うため、図3(d)に示すように、プレスガイドローラ250a,250bが待機位置に戻り、可動プレス板220a,220bのコロ252a,252bにプレス圧解除カム251a,251bが挿入され、可動プレス板220a,220bは待機状態に戻る。これにより、シートPに対する可動プレス板220a,220bの圧が解除されて、折られたシートPは排紙される。
図4は折りブレードを上から見た図であり、図5は折りブレードを搬送方向から正面に見た図である。
プレス部で用紙に折りを行う際に、シートPの後端部を図1に示す後端部プレス部材218によって押さえた状態で、折りブレード203を搬送方向下流側へ移動させシートPの折り目を搬送方向下流側へ押すことにより、シートPの撓みを低減させている。
折りブレード203は、折りブレード203が固定されたベルト261を駆動源262で動作させることにより搬送方向下流側や搬送方向上流側へ移動させることができる。
また、折りブレード203の長手方向両端には強度を上げるため軸260a,260bが設けられており、折りブレード203によってシートPの折り部を搬送方向下流側へ押してシートPを引っ張った状態のまま上から、可動プレス板220a,220bによってシートPの折り目をプレスして折る構成になっている。
折りブレード203によってシートPの折り部を搬送方向下流側へ押してシートPを引っ張った状態のまま上から、可動プレス板220a,220bによってシートPの折り目をプレスして折ることで、シートPが引っ張られている際にシートPに折り代ができるため、折る際にはスムーズな折りが可能となるほか、シートPの撓みを低減できることで、折りを施した際にシートPに生じる皺を低減させることができる。
図6は折りブレードがプレス部に搬送中、動作速度が変化する実施例について説明する図である。
シートPが中折りユニット300に搬送されたことを、位置センサ50(図1参照)にて検知したら(S1でY)、折りブレード203を低速で移動させる制御を行う(S2)。これは、シートPが折られる瞬間に早い速度で押し出すと、厚紙などのシートPの状態によっては皺になる。そのため、ゆっくり押し出すことで皺を低減できる効果がある。次に、変速センサ222(図1参照)によってシートPを検知すると(S3でYES)、折りブレード203を高速で移動させる制御を行う(S4)。プレス動作が完了したことを検知すると(S5でY)、折りブレード203はそのまま高速で搬送方向下流側へ移動し(S6)、シートPの排紙処理を行う。排紙処理動作を行ったことを、プレス検知センサ219(図1参照)で検知すると(S7でY)、折りブレード203をホームポジションに向かって高速で搬送方向上流側に移動させる制御を行う(S8)。
図7は2つの折りブレード203a,203bの動作の説明に用いるプレス部を上から見た図であり、図8は2つの折りブレード203a,203bの動作の説明に用いるプレス部を搬送方向正面から見た図である。図9は2つの折りブレード203a,203bを上から見た図であり、図10は2つの折りブレード203a,203bを搬送方向から正面に見た図である。
折りブレード203a,203bは、折りブレード203a,203bが固定されたベルト261a,261bを駆動源262a,262bで動作させることにより搬送方向下流側や搬送方向上流側へ移動させることができ、駆動源262a,262bによって同じ動作をする構成になっている。
図7(a)に示すように折りブレード203a,203bによってプレス部に搬送されたシートPは、後端部プレス部材218によって後端部が押さえられ、シートPの端部が折りブレード203a,203bにより引っ張られた状態で、図8(a)に示すように2つの可動プレス板220a,220bのプレス圧解除カム251a,251bが可動プレス板220a,220bに設けられたコロ252a、252bから外れることにより、可動プレス板220a,220bによりシート中央部が折られる。
その後、図7(b)に示すように折りブレード203a,203bは可動プレス板220a,220bと後端部プレス部材218との間に一次退避する動作を行うとともに、図8(b)に示すように、プレスガイドローラ250a,250bがシートPの折り目の方向に移動することで、可動プレス板220a,220bによりシートPの折り目が中央部から幅方向端部に向かってプレスされる。
可動プレス板220a,220bは、シートPの中央部から幅方向端部に向かって折り目に沿って折り動作を行う。そのため、折りブレード203a,203bが面していないシート中央付近から先に可動プレス板220a,220bによって折られる。
また、可動プレス板220a,220bがシートPの中央部から幅方向端部に揺動して折り動作を行っているときに、折りブレード203a,203bを可動プレス板220a,220bと後端部プレス部材218との間に折りブレード203a,203bを一次的に退避させることで、折りブレード203a,203bを挟んだ状態のままでシートPの折り目が可動プレス板220a,220bで折られるのを回避している。これにより、折りブレード203a,203bを挟んだ状態のままでシートPの折り目を可動プレス板220a,220bで折る場合よりも、強い折りを施すことができるため、シートPの折り高さを低減させることができる。
そして、可動プレス板220a,220bがシートPの折り目に沿って揺動し折り動作が完了すると、後端部プレス部材218をシート端部から離間させて圧を解除し、図8(c)に示すようにプレス圧解除カム251a,251bを可動プレス板220a,220bのコロ252a,252bに挿入して、シートPに対する可動プレス板220a,220bの圧力を解除し、図7(c)に示すように折りブレード203a,203bを再度、搬送方向下流側に向かって移動させる。
図11は図7、図9、図10に示した2つの折りブレードの動作フローについて説明する図である。
2つの折りブレード203a,203bは、上述したように同じ動作を行う仕組みになっており、折りブレード203a,203bを搬送方向下流側に移動させてプレス部にシートPを搬送させる(S1)。プレス部にシートPが搬送されたかをプレス検知センサ219で確認を行い、搬送完了していない場合は完了するまで検知する(S2でN)。プレス部にシートPが搬送されたことをプレス検知センサ219で検知すると(S2でY)、シート中央部を可動プレス板220によってプレスを行う(S3)。可動プレス板220は、シートPの中央部から幅方向端部に向かって揺動し折り動作を行うため(S4)、この時、折りブレード203a,203bを可動プレス板220と後端部プレス部材218との間に退避する動作を行う(S5)。可動プレス板220によるシートPの折りが完了したことを検知すると(S6)、折りブレード203a,203bは排紙ローラ232,233にシートPを送りだすため、搬送方向に移動する(S7)。
図12は折りブレード203の排紙動作について説明する図であり、図13は排紙動作フローについて説明する図である。
図12(a)に示すように、可動プレス板220によりシートPがプレスされた後(図13のS1)、折りブレード203は搬送方向下流側に移動してシートPを排紙する排紙処理動作を行う。この際、図12(b)に示すように、折りブレード203はシートPに挟まれた状態で搬送方向に向かって移動する(図13のS2)。そして、図12(c)に示すように、シートPがプレス検知センサ219にて検知が終了するまで排紙動作を行う(図13のS3)。プレス検知センサ219で検知が終了する位置までシートPが搬送されると、図12(d)に示すように、排紙ガイド板208に沿ってシートPが排紙される。また、シートPが排紙されると、折りブレード203は次のシートPの搬送に備えるため、搬送方向とは反対方向に移動してホームポジションに戻る(図13のS4)。
図14は湾曲ガイド部217a,217bを装置側面方向から見た図について説明する図である。なお、図14においては図1などに示した可動プレス板220や固定プレス板225や後端部プレス部材218などのプレス部に設けられた各部材の図示を省略している。湾曲ガイド部材217a,217b近傍には、複数のローラによって回転可能に張架されたベルトの表面に設けられベルト273a,273bの回転に伴って移動可能であり、中折りユニット300に送られてきたシートPの端部位置を揃える揃え部材272a,272bを備えた端部揃え機構270a,270bが配設されている。
折りブレード203によってシートPをプレス部に搬送する際に、折りブレード203が搬送中にずれることでシートPの中心位置で押さえることがでず、左右対称で折りができなくなる。そこで、シートPの端部位置を揃え得る揃え部材272a,272bが上下方向から湾曲ガイド部217a,217bに沿って同時に移動し、シートPの上部と下部との位置を補正することで、折りブレード203がシートPの中心位置を確実に捕らえることが可能となる。また、揃え部材272a,272bは、中折りユニット300のプレス部にシートPを搬送する際は同じ動作を行うが、シートPが中折りユニット300に搬送される前は異なる動作をする。
装置本体から中折りユニット300に搬送されるシートPの情報が送られると、図14(a)に示すように、揃え部材272bはシートPのサイズに応じた位置に移動してシートPを受け入れる。一方、揃え部材272aは、シート搬送の妨げにならないホームポジションに位置する。図14(b)に示すように、中折りユニット300にシートPが搬送されると、揃え部材272aがシートPのサイズに応じた所定の位置まで移動する。折りブレード203によってシートPをプレス部に搬送する際に、図14(c)に示すように、揃え部材272a,272bは同時に移動して排紙動作が完了するまで動作する。シートPの排紙が完了すると、図14(d)に示すように、揃え部材272a,272bはホームポジションセンサ271a,271bによって検知される位置まで移動し、次のシートPの搬送に備える。
図15は湾曲ガイド部における揃え部材を1つの端部揃え機構に2つ設けた場合の図である。なお、図15においては図1などに示した可動プレス板220や固定プレス板225や後端部プレス部材218などのプレス部に設けられた各部材の図示を省略している。
湾曲ガイド部217a近傍に設けられた端部揃え機構270aには、ベルト273aの表面に対称の位置関係で揃え部材272aと揃え部材272a’とが設けられており、湾曲ガイド部217b近傍に設けられた端部揃え機構270bには、ベルト273bの表面に対称の位置関係で揃え部材272bと揃え部材272b’とが設けられている。すなわち、端部揃え機構270a,270bそれぞれに用紙の端部を揃える揃え部材が2つずつ設けられており、ベルト273a,273bが半周回転すると対称の位置関係にある揃え部材の互いの位置が入れ替わるように構成されている。1部目のシートPを揃え部材272a,272bで搬送したと同時に、揃え部材272a,272b’の対称の位置にある揃え部材272a’,272b’が次のシートPを待ち構えている。これにより、ベルト273a,273bを回転させて揃え部材272a,272bや揃え部材272a’,272b’を移動させる際の稼動量が、ベルト273a,273bを1回転させて揃え部材272a,272bだけで揃える場合よりも半分になるので、省エネルギー化を図ることができる。
装置本体から中折りユニット300に搬送されるシートPのシートサイズなどの情報が送られると、図15(a)に示すように、揃え部材272bはシートPのサイズに応じた位置に移動してシートPを受け入れる。図15(b)に示すように、中折りユニット300にシートPが搬送されると、揃え部材272aがシートPのサイズに応じた所定の位置まで移動する。折りブレード203によってシートPをプレス部に搬送する際に、図15(c)に示すように、揃え部材272a,272bは同時に移動して排紙動作が完了するまで動作する。シートPの排紙が完了すると、図15(d)に示すように、揃え部材272a’,272b’はホームポジションセンサ271a,271bによって検知される位置まで移動し、ホームポジションセンサ271a,271bによって揃え部材272a’,272b’が検知されると、揃え部材272a,272は停止し、折りブレード203はホームポジションに戻って、次のシートPの搬送に備える。このとき、揃え部材272a,272bは搬送経路内で停止しているが、シートPの妨げにならない位置にあり、搬送されると揃え部材272a’,272b’が同じ動作を行う仕組みになっている。
図16は、中折りユニット300に搬送されたシートPまたはシート束を揃える揃え部材の動作フローについて説明する図である。
折り動作が選択され開始されると、装置本体からシートサイズの情報を受ける(S1)。ここでは、シートPのサイズ情報を受けることで、揃え部材272a,272bがシートサイズにあわせた動作を行う仕組みになっている。次に、揃え部材272a,272bがホームポジションにあるのか確認をする。なお、揃え部材272a,272bのホームポジションは、シートPの搬送の妨げにならないよう搬送経路の外側に位置している。揃え部材272a,272bがホームポジションにない場合は(S2でN)、揃え部材272a,272bをホームポジションの位置に移動させる(S3)。揃え部材272bはシートPが中折りユニット300に搬送される前に、予め装置本体から受けたシートサイズの情報を基に、ホームポジションから所定位置まで移動し、シートPを受け入れるため停止する(S4)。シートPが中折りユニット300に搬送されたことを検知すると(S5でY)、揃え部材272aはホームポジションからシートサイズに応じた位置に移動し停止する(S6)。このとき、折りブレード203が移動しだすまで揃え部材272a,272bはシートサイズに応じた所定の位置で待機し、折りブレード203が移動したのを検知すると(S7でY)、折りブレード203が移動するのと同時に、搬送方向に向かって揃え部材272a,272bが移動する(S8)。シートPがプレス部まで搬送され到達したことをプレス検知センサ219で検知すると(S9でY)、揃え部材272a,272bの動作を停止させ、折りブレード203が排紙動作を行うまで揃え部材272a,272bを待機させる(S10)。折りブレード203によるシートPの排紙が完了すると(S11でY)、揃え部材272a,272bは搬送方向に向かって再び移動し(S12)、揃え部材272a,272bと対称の位置にある揃え部材272a’,272b’がホームポジションまで移動してホームポジションの位置にあるのが検知されると(S13でY)、揃え部材271,272の移動を停止させ(S14)、一連の制御を終了する。
図17はシートPを湾曲ガイド部217a,217bに向かって押さえる押さえ部材がない場合のシートP又はシート束の状態図であり、図18はシートPを湾曲ガイド部217a,217bに向かって押さえる押さえ部材276を設けた場合のシートP又はシート束の状態図であり、図19は押さえ部材276を側面から見た図である。なお、図17及び図18においては図1などに示した可動プレス板220や固定プレス板225や後端部プレス部材218などのプレス部に設けられた各部材の図示を省略している。
シートPまたはシート束を折りブレード203にてプレス部に搬送する際における説明をする。
図17に示すように、シートPに対向する壁部材277と湾曲ガイド部217a,217bとの距離は、シートPの搬送される仕様の最大幅で固定された状態である。そのため、搬送されたシートPが少ない場合、図17(a)に示すように湾曲ガイド部にシートPが差し掛かると、図17(b)に示すようにシートPが折りブレード203によりプレス部に向かって押し込まれることで、搬送中にシートPの搬送方向端部を揃える揃え部材272a,272bがシートPの搬送方向端面に接することができず機能しなくなる。
すると、シートPの上方と下方との長さが対称でなくなる可能性があるため、シートPを折った際にシートPの長さが異なることがある。
一方、図18(a)に示すように、折りブレード203がシートPを押し出す前に押さえ部材276が湾曲ガイド部方向に移動することで、中折りユニット300に搬送されたシートPの厚みや枚数によることなく、図18(b)に示すようにシートPが折りブレード203によりプレス部に向かって押し込まれた際に、揃え部材272a,272bがシートPの搬送方向端面に接して機能することができる。これにより、シートPの上方と下方との長さを対称にすることができるので、折り精度が悪化するのを抑制することができる。
図19に示すように、押さえ部材276の短手方向中央部には、揃え部材272a,272bが移動できる開口が長手方向に延びて形成されている。また、押さえ部材276の長手方向中央部には、折りブレード203a,203bが移動できる開口が形成されている。押さえ部材276をこのような構成にすることで、押さえ部材276によりシートPを湾曲ガイド部方向に押さえた状態で、揃え部材272a,272bや折りブレード203a,203bを自由に移動させることができる。
図20は押さえ部材276によりシートPを湾曲ガイド部方向に押さえさせてシートPを折る動作フローについて説明する図である。
装置本体から中折りユニット300に搬送されるシートPの枚数や厚みなどの情報を受ける(S1)。これはシートPの枚数や厚みによって決められた移動量で押さえ部材276が移動することで、シート束の上方が垂れるのを抑える制御を行っている。シートPが中折りユニット300に搬送され、中折りユニット300にシートPが搬送されたのを検知すると(S2)、押さえ部材276が湾曲ガイド部方向に所定位置まで移動して停止する(S3)。プレスが完了するまで押さえ部材276は停止しプレスが完了すると(S4でY)、押さえ部材206は退避する動作を行いホームポジションで停止して、次のシートPの搬送に備える(S5)。
以上、本実施形態によれば、用紙であるシートPのシート面を先端で押圧し、シートPに折りを施す用紙折り部であるプレス部に向けてシートPを押し込むブレード部材である折りブレード203と、プレス部に配置され折りブレード203によってプレス部に押し込まれたシートPを挟み込む挟み込み部材である可動プレス板220及び固定プレス板225とを備え、可動プレス板220と固定プレス板25とでシートPを挟み込むことでシートPに対し折り処理を行う用紙折り装置である中折りユニット300において、シートPの後端部を押さえる後端部押さえ部材である後端部プレス部材218と、折りブレード203によってプレス部にシートPを押し込ませ、そのシートPの後端部を後端部プレス部材218で押さえさせた状態で折りブレード203をさらに用紙押し込み方向下流側である搬送方向下流側に移動させた後に、可動プレス板220と固定プレス板225でシートPを挟み込む制御を行う制御手段である制御部とを有する。これにより、折りブレード203によってシートPの折り部を搬送方向下流側へ押してシートPを引っ張った状態のまま上から、可動プレス板220によってシートPの折り目をプレスして折ることで、シートPが引っ張られている際にシートPに折り代ができるため、折る際にはスムーズな折りが可能となるほか、シートPの撓みを低減できることで、折りを施した際にシートPに生じる皺を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、折りブレード203を低速で移動させてシート面に当接させ所定位置までシートPを押した後、折りブレード203の速度を上げて移動させシートPをプレス部に押し込む制御を制御部で行うことで、折りブレード203が厚紙等を押し出す際にゆっくり押し出すことで、シートPを傷つけることなく折り位置に搬送することができる。
また、本実施形態によれば、上記挟み込み部材でシートPを折る際に、上記ブレード部材をプレス部から退避させる制御を上記制御部で行うことで、折りブレード203がプレス部と後端部プレス部材218との間に移動し退避することで、可動プレス板220と固定プレス板225とで折りブレード203を挟むことなく折りが可能となり、シートPの折りを強くすることができる。
また、本実施形態によれば、可動プレス板220及び固定プレス板225により折りが施されたシートPを折りブレード203で押してプレス部から排紙する制御を制御部で行うことで、排紙ローラを使用することなくシートPの排紙が可能となるため、排紙機構が削減され、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、プレス部よりも用紙搬送方向上流側に設けられ折りブレード203によってプレス部に押し込まれるシートPを待機させる用紙待機部である搬送経路4と、搬送経路4に待機させたシートPの先端と後端とを揃える揃え手段とを有することで、搬送方向に対するシートPの先端と後端とを揃えることで、常に紙端重ね折り位置を一致させることができ、折り精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、前記揃え手段は、シートPの先端を揃える用紙先端揃え機構である端部揃え機構270aと用紙後端揃え機構である端部揃え機構270bとからなり、端部揃え機構270aと端部揃え機構270bそれぞれに、シートPの先端または後端に接触して揃える揃え部材272a,272a’または揃え部材272b,272b’が回転可能な回転体であるベルト273a,273bに複数設けられていることで、1つの端部揃え機構に揃え部材が1つの場合と比較して、ベルト273a,273bの回転させて揃え部材を移動させる際の稼動量を低減できるため、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、折りブレード203によってプレス部に押し込まれるシートPをガイドする湾曲した湾曲ガイド部217a,217bと、折りブレード203でシートPをプレス部に押し込む前に、湾曲ガイド部217a,217bに向かってシートPを押させる押さえ手段である押させ部材276とを有することで、プレス部に搬送する前にシートPの上方が搬送中に垂れて、折りブレード203で押し出す際にシートPの折り中心位置がずれるのを抑制することができる。
1 導入経路
2 搬送経路
3 搬送経路
4 搬送経路
10 入口ローラ対
11 搬送ローラ対
12 搬送ローラ対
13 入口センサ
20 分岐爪
21 排出ローラ
22 排紙トレイ
30 叩きローラ
31 従動ローラ
32 排紙トレイ
33 排紙ローラ
34 フィラー
35 排紙センサ
36 ステイプルトレイ
37 ジョガーフェンス
38 ジョガーフェンス
39 基準フェンス
40 基準フェンス
41 ステイプラ
49 クランプ可動フェンスホームポジションセンサ
50 位置センサ
60 シート押さえ部材
61 シート押さえコロ
62 中綴じトレイ
80 受入口
81 排出口
82 排出口
100 シート後処理装置
106 クランプ縦軸
110 ガイドレール
120 クランプ可動フェンス
121 クランプ可動フェンス
200 シート穿孔ユニット
203 折りブレード
203a 折りブレード
203b 折りブレード
206 押さえ部材
208 排紙ガイド板
217 湾曲ガイド部
217a 湾曲ガイド部
217b 湾曲ガイド部
218 後端部プレス部材
219 プレス検知センサ
220 可動プレス板
220a 可動プレス板
220b 可動プレス板
221a バネ
222 変速センサ
225 固定プレス板
232 排紙ローラ
233 排紙ローラ
250a プレスガイドローラ
250b プレスガイドローラ
251a プレス圧解除カム
251b プレス圧解除カム
252a コロ
252b コロ
260a 軸
260b 軸
261 ベルト
261a ベルト
261b ベルト
262 駆動源
262a 駆動源
262b 駆動源
270a 端部揃え機構
270b 端部揃え機構
271a ホームポジションセンサ
271b ホームポジションセンサ
272a 揃え部材
272b 揃え部材
272a’ 揃え部材
272b’ 揃え部材
276 押さえ部材
277 壁部材
300 中折りユニット
特開2010−6602号公報

Claims (7)

  1. 用紙面を先端で押圧し、用紙に折りを施す用紙折り部に向けて用紙を押し込むブレード部材と、
    前記用紙折り部に配置され前記ブレード部材によって該用紙折り部に押し込まれた用紙を挟み込む挟み込み部材とを備え、
    前記挟み込み部材で用紙を挟み込むことで用紙に対し折り処理を行う用紙折り装置において、
    用紙の後端部を押さえる後端部押さえ部材と、
    前記ブレード部材によって前記用紙折り部に用紙を押し込ませ、該用紙の後端部を前記後端部押さえ部材で押さえさせた状態で前記ブレード部材をさらに用紙押し込み方向下流側に移動させた後に、前記挟み込み部材で用紙を挟み込む制御を行う制御手段とを有することを特徴とする用紙折り装置。
  2. 請求項1の用紙折り装置において、
    上記ブレード部材を低速で移動させて用紙面に当接させ所定位置まで用紙を押した後、前記ブレード部材の速度を上げて移動させ用紙を上記用紙折り部に押し込む制御を上記制御手段で行うことを特徴とする用紙折り装置。
  3. 請求項1または2の用紙折り装置において、
    上記挟み込み部材で用紙を折る際に、上記ブレード部材を用紙折り部から退避させる制御を上記制御手段で行うことを特徴とする用紙折り装置。
  4. 請求項1、2または3の用紙折り装置において、
    上記挟み込み部材により折りが施された用紙を上記ブレード部材で押して上記用紙折り部から排紙する制御を上記制御手段で行うことを特徴とする用紙折り装置。
  5. 請求項1、2、3または4の用紙折り装置において、
    上記用紙折り部よりも用紙搬送方向上流側に設けられ上記ブレード部材によって上記用紙折り部に押し込まれる用紙を待機させる用紙待機部と、
    前記用紙待機部に待機させた用紙の先端と後端とを揃える揃え手段とを有することを特徴とする用紙折り装置。
  6. 請求項5の用紙折り装置において、
    上記揃え手段は、用紙先端を揃える用紙先端揃え機構と用紙後端揃え機構とからなり、前記用紙先端揃え機構と前記後端揃え機構それぞれに、用紙の先端または後端に接触して揃える揃え部材が回転可能な回転体に複数設けられていることを特徴とする用紙折り装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の用紙折り装置において、
    上記ブレード部材によって上記用紙折り部に押し込まれる用紙をガイドする湾曲した湾曲ガイド部と、
    前記ブレード部材で用紙を前記用紙折り部に押し込む前に、前記湾曲ガイド部に向かって用紙を押させる押さえ手段とを有することを特徴とする用紙折り装置。
JP2011005223A 2011-01-13 2011-01-13 用紙折り装置 Expired - Fee Related JP5664965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011005223A JP5664965B2 (ja) 2011-01-13 2011-01-13 用紙折り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011005223A JP5664965B2 (ja) 2011-01-13 2011-01-13 用紙折り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012144354A true JP2012144354A (ja) 2012-08-02
JP5664965B2 JP5664965B2 (ja) 2015-02-04

Family

ID=46788350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011005223A Expired - Fee Related JP5664965B2 (ja) 2011-01-13 2011-01-13 用紙折り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5664965B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076903A (ja) * 2012-09-18 2014-05-01 Ricoh Co Ltd シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法
JP2015042584A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社リコー シート処理装置、画像形成システム及びシート束の背面形成方法
JP2016074489A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 富士ゼロックス株式会社 用紙処理装置、画像形成システム、および、押圧部材対
US9387643B2 (en) 2012-12-28 2016-07-12 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing apparatus and image processing system

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145632A (en) * 1975-04-30 1976-12-14 Bielomatik Leuze & Co Folding apparatus
JPS62136478A (ja) * 1985-12-04 1987-06-19 Komori Printing Mach Co Ltd 折機のチヨツパ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145632A (en) * 1975-04-30 1976-12-14 Bielomatik Leuze & Co Folding apparatus
JPS62136478A (ja) * 1985-12-04 1987-06-19 Komori Printing Mach Co Ltd 折機のチヨツパ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076903A (ja) * 2012-09-18 2014-05-01 Ricoh Co Ltd シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法
US9387643B2 (en) 2012-12-28 2016-07-12 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing apparatus and image processing system
JP2015042584A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社リコー シート処理装置、画像形成システム及びシート束の背面形成方法
JP2016074489A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 富士ゼロックス株式会社 用紙処理装置、画像形成システム、および、押圧部材対

Also Published As

Publication number Publication date
JP5664965B2 (ja) 2015-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5817809B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP2013234068A (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP5561597B2 (ja) 用紙折り装置
JP5545530B2 (ja) 用紙後処理装置
JP6079258B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP5772084B2 (ja) 用紙後処理装置と画像形成装置
JP2014076903A (ja) シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法
JP5664965B2 (ja) 用紙折り装置
US20140062003A1 (en) Sheet processing apparatus, method for using the same image and image forming system
JP5669011B2 (ja) 用紙後処理装置
JP4209249B2 (ja) 用紙積載装置、用紙処理装置および画像形成システム
JP4204906B2 (ja) シート加工装置
JP5871173B2 (ja) シート後処理装置、及び画像形成装置
JP5522536B2 (ja) 用紙折り装置
JP2012246083A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP5533075B2 (ja) シート処理装置、画像形成装置、画像形成システム
JP2004106990A (ja) 用紙折り装置、用紙処理装置および画像形成システム
JP5879835B2 (ja) シート折り装置及び画像形成システム
JP4184639B2 (ja) 用紙処理装置
JP5821448B2 (ja) 用紙後処理装置および画像形成装置
JP5569356B2 (ja) 用紙処理装置
JP6167545B2 (ja) 画像形成装置
JP5765614B2 (ja) 冊子成形装置及び用紙後処理装置
JP5699667B2 (ja) 用紙後処理装置、及び画像形成システム
JP6032542B2 (ja) シート折り装置、及びシート後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141127

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5664965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees